教師によって自己開示される個人情報に関する研究（2）

(1)

教蠧毒によって馨己騰示される磐大鷺…譲1こ臠する瞬究《欝 3§

教師によって自己開示される個人情報に関する研究（2）

一致緬の個人情報と児童のスクール・モラールの関連を中心に一

飛田

^{操（教育心遅学）}

河野義章（東京学芸大学）

闘題

登校捲否と1呼ばれる子どもはあいかわらず増えつづけ，統計にあらわれない潜在的な認分を考えあわせれば，学校生活への懸力を失っている子どもたちは，かなりな数になると予想される。飛懇

・滝野は，教懸の麺大鷲報の麗示の灘面から子どもたちの学校嫌いを改善するアプ賞一チを考えて

いる。

自己瞬承（s磁磁scios蟹e）の縁語を窮めて使ったのは，Jo雛鍵6＆L薦akow（懇懇）であ

り，馨避醗彗示と精神的健康との漢き連に興味がもたれた。自己騰示の最も包含的定義は，「自己に関連する新奇な，通常はプライベートな情報を，一人あるいはそれ以上の纏巻に．正しく，議実に，意選的に伝達する言語行動」である（Fi鎌εr．至§84）。

この定義は，これまでの醗究者が溺継てきた定義を整理したものであるが，纏かな点で趨々の醗究の実体とそぐわない点もある。そこで，瞬味な書葉を鬻ぎ落とせば，農己に臠する椿報を伝達す

る，ことが申心機念になる。

安藤（総懸）は，欝己麗示の機能として，繊感精表鐵．12趨己瞬確靴，麟社会的妥当化，鱒報醗機能，纈社会的コント欝一ル，そして，織幾密化，

プライバシーの調整・の六つをあげている。麟の三つは纒入内蔀の遍程において重要な役麟を果たす機能であり，J o雛arδ以降，臨床心理学や発達心蓬学の領域で麗心がもたれてきた。これに対し，残りの三つは対人灘係において重要な役割を果たすとされている。これに絶しては主として社会心遅学の領域で麟究が進められてきた。飛懇・

海野が教室の申での懇入構報の雛示に縫心を払っているのは，憑人椿報の開示の祷っ教麟と晃童・

生後の繋人縫係の調整機能に注醸しているからで

ある。

心身発達醗究会・翻醗グループ（i蟹3）は，小学校に入学したばかりのi年生の教室で，登校して

きた晃童に「はい・いいえ．で答えられる簡単な質翼を教轟に投げかけてもらい，その反感を分析している。魑人差が大きく，8週餐蒙こなっても教轟に麟して義務的な応答しかできな墾子どもの存在を瞬らかにしている。教麟に麟する霧密乾が進んでいないことや，教編i書こ麟する潜在的な警戒心がとけていないことが原濃と思われるが，その賜も，授業はどんどん進行しているのである．教緬と子どもの対人関係の調整が急速になされなければ，魑強は手につかないであろう。

中村（欝紡）は二人の人聡の関｛系が親密になるきっかけを椿愛的翻藻と行動的翻癒から擬えている。講者では根手に対する魅力が増すこと，後者では社会的報互鐸醗が活発になることで，煢煢騰示はその一形態，としている。また，飛鐙（羅鱗中〉は，賜穫iとの鷺係にしろ，異性との灘孫にしろ，競密な蝦人聞孫には，共通に，「甦己竸承」を中心とした「コミュニケーシ叢ン」の次元と，特定の，あるいはさまざまな領域において「…緒に膏動ずる」ことに代表されるi』共行動．iの改元とが独立なかたちで存在していることを示唆している。

これに麗達して，叢銀・湾野は，娃会的穏互控購の深まむが魅力の増大を便し，それにより親密さが塔すのではないかと考えている。また，娃会的帽夏作矯は，其行動の次元に属する纒人的な一接触行動」と，コミュニケーションの次元に属する纒人蟻報の「§己雛示行動」によって綻進されるものと考えている。

子どもは教晦と一緒に遊んだむ，スポーツをしたり，難強をしたむ，とき姦こ縁懸参事の権談をする。これらを接纏行動と尊ぶ。蟻学年の児童にとってはこうした薩接的な接触行動が，教鰍こ蝿する霧密鑑の大事な契機であると考えられる。…

緒に行動することが親麹動機を満廷させるのである。ところが，学年が進むにつれて，接触行動の役鶴は穣対的に減少し，高学隼では穆手のことを

(2)

4き福島大学教官実践醗究紀要第2§号よく難っている，あるいは鷺られているという気持ちが，親密牝の要國になると予灘される。

では，なぜ懸人鋳鞍の嚢己麗示が，あるいは，

懸人精鞍を受容することが，鰻密髭を促す婦人魅力の増趣につながるのであろうか。D鍵鎗ε3＆

C鼓鑪盤（欝聾〉は，農温購示にかかわり二つの対人境界を考えている。…っは．二者境界と辱ばれ，開示内容が，受け手以外の第三者に罹れないための饑えである。第二の境界は自己境界と辱ばれる。これが破られないよ1うにする書こは甕巳麗示を揮さえ．逆に自￡罷示が進展すればこの境算は弱いものになる。蝿人騰｛系を幾密にする1こは，こ

こでいう脅己境界をできるだけ醜すことが有効な手段と考えられる。

一人の教縣が纒大鷺報を麗示することは，教轟という職業的ステレオタイプのバ弩ヤーに風穴をあけることになむ，子どもたちはその穴から入む込むことにより，教緬という仮面の背後に隠されているその教締懸人の人となりにふれることができることになる。そこから，鰐話の糸舞が生まれ，瞬示の内容がさらに深化し，蝿人認難がよ鯵鐙しくなる。霞己開示の返幸灘乍編が穫継、て，逆に子どもの鰯の§温境界が弱いものになれば，教錘

は．一今時の子どもは」，といった言葉を畦かなくなり．ほんとうに…人ひとりを大切にした教育が難待できる。

第i報（飛懇・河野，欝鱒）において，垂奪生よりも§年生の方が，また，男子よむも女子の方が，握任教麟の鰹入構鞍の受容が高いことが瞬らか書こされた。また，撞任教懸との接雛行動の鐵童は，§無生よ鯵も4奪生の方が，そして，男子よ

りも女子の方が高いことが瞬らかにされた。

そこで，本輻告では，第i鞍で擾いきれなかった点を含めて，以下の事項を検討する。

i 教麟との接触頻度に学奪差，晃童の性差，

教麟の雛差がみられるか。

2 教舖の§己覇示した鰻人情鞍の受容に学年差．晃童の性差，教麟の性差がみられるか。

3 学校が好きか鎌iいかの灘穫：であるスクール・モラールに学年差，難童の性差，教麟の性

差がみられるか。

違教麟の麗示した魑人構報の受容量長び教錘との接触頻度はスクール・モラールと関連が

あるかゆ

緯鱗年無縁方法

質馨紙の構成

魔羅紙は，撞任教麟の撰人勝報の受容に麗する 24項目（飛霧・滝野，欝鱒），撞任教麟との騒人的な接触経験に絶する欝項醤（飛墾・滝野，欝鱒〉，

および，スクール・モラールに麗する欝項欝が含まれている。このスクール・モラール尺度は，倉智・松鐵（茎留§）から抜粋した2§項目からなり，

一はい一．1？」，「いいえ．の3件法での遽答を求めている（表2）。

講萱頬象と譲壷方浅

登市内の3っの小学校の違算生欝クラスと§葺三生憩クラスの計2§クラスの箆童を薄象として．放課後，クラス毎に集羅で質問緩を実旛した。ここでは，転入髭童等を除いた総2名のデータを分新に弔いた。なお，この調査薄象者は，飛躍・湾聾

（欝鱒）と属一である。

結桑撥鬢教簿について

4年生の欝クラスのうち，男雛教舖が握任するクラスは3クラス，女性教轟の撰任は7クラスであった。一方，6隼生では．男雛教締が5クラスを，女性教錘が§クラスを撞狂していた。また，

その教麟が挺任してi葎目のクラスが，4年生で

3クラス，§奪生で2クラスあむ，撞任して2年目のクラスが，蓬隼生で5クラス，6葦生で8ク

ラスあった。4奪生のうちの2クラスは，その教騒の挺任が2奪震の甕童と．蓬鐸目の箆童とが混在していた。縷答考の内談を表iに示した。

表葉撞妊教舞の牲溺にみた譲盃繋豪者の内訳

4奪生 6奪生

男子女子男子女子

男雛教輝

女難教麟

63 鰺

i慧鰺7

§8 篠

欝3 8暴

数字は人数

(3)

教辮によってき己麗示される懸人構鞭に麗する暴究轡 ^壕i

鹸人驚i鰻について

撞鐘教舗の懸人椿鞍受容に絶する蟹項目のうち．いくつの項醤について秤難っている」と罎答したかを，懇入構報受容の捲標とし，この平均麺を表2の上灘こ示した。この懸人憶報受容数の麟数変換蓮に頬して，学奪×発董の牲×撞任教轟の牲の3要麹分激分損を行った（表3〉。その結果，学奪，晃童の盤，そして，縫任教麟の牲のすべての主効果が奮意となむ（各々，｝7q。6姻藍玉7・36・β ぐ曇醗；F q，緬｝瓢蓬3．2マ，ρぐ軽艇；F q．鶴｝二露．欝．鐙ぐ轟醗），4葺三生よ遭）も6筆生のほうが，

男子よむも女子が，そして，握涯が女性のときよむも男雛のときのほうが，晃童はよむ多くの教騒の纒入構報を受容していることが示された。また，学隼と握涯教舗の牲のあいだの交互作購幾果

も有意となって澱む（刃（笠，s4轟》篇8峰マ，芦ぐ§蕊），

特に握任が女難教締のときの藁年生の懸人嬉報受容数が少ないことが承されている。

醒人的接触につ熱て

握1｛壬教懸との懲人的接舷経験1こ関するi3項裟のうち，いくつの項目に釜児童が薪経験あむ」と麟答

しているかを，纒人的接触経験頻度の捲標とし，

その平均値を表2の下1鄭に示した。この魑の対数変換櫨に麟して．学奪×児童の牲×纏縫教締の盤の3要露分散分析を行った（表3）。

表4 教締鍵にみたスクール・モラールの平均

逢奪

6奪

男子女子男子女子

男性教舗器．誌 26．2§

女性教麟 26．鱒解．雛

2珪．6？ 25．4§

24．鰺 2§、5§

裏2 纏縫教簿の牲募彗にみた鰯入籍鞭・縫人的接舷の平均

珪奪

6年

男子女子

^{男子女子} 懸人騰輻

男雛教練女雛教懸

纒人的接態男性教麟女性教懸

§、2蓬 8．i2 嵯．4義 5．騒

5．§3 6．鱒 6．生2 6．8§

6．36 9．i茎 6．（）§ 7、63

4．82 5、麟

5．2蓼 5．｛｝§

その結果，学奪の主効粂と．晃童の牲の主効果だけが有意となり（各々，Fq，§雛盤麗 68，ρ〈、鍛遣（里。§目玉｝鰐．82，β＜燐）・6奪生

よ鯵も4無生の縁うが，そして，男子よりも女子のほうが，有意に多く握狂教轟との鱗人的な接触を経験していた。ここでは，挺麺教饒の性に臆するすべての主効果，交互作霧効果は奮意にはなっていない。

表3 縷入構i鞍・愚人朗接触1こ麟する分鼓募翫の詩集（ぎ髄〉

変動覆懸人籏報繕人的接触

学奪晃童の鮭握任教舗の性学隼×児童の雛学奪×擾任教舗の性晃童の牲×鐙任教締の牲

学奪×彊重め牲×撞鐘教錘の盤

鷲．講料琳

43．27＊幸＊ヰ

鰺．欝料緋

§、§§

8．違マ毒纏

§．57 軽．蟹

3嫁．68魑纏 7．82纏

§．§2

2、総

§、38 2、32

§．3珪

スクール・モラールについて

スクール・モラール2§項襲への評定短の合計を算出し．表4にその平均短を示した。この髄の対数変換纏に薄して，学隼×発童の性

×挺任教麟の性の3要霞分散分辮を行った

（表5）。その結果，学奪の主効果，および，晃童の盤の主効桑が有意となり（各々，ダ（玉、書棚擁マ．鴨，Pぐ§鰍ダ〔互，灘）算甑藪〆・§5）・

男子よむも女子のほうが，そして，§隼生よりも尊年生の縁うが，それぞれ有意にスクール・モラールが高いことが瞬らかになった。

また，学奪×担狂教饒の性の交互作耀魏果も有意となっておむ（刃q，齢｝瓢5．§Lρぐ§

5），男性教瞬が糧任の場合には，逢奪生と6 年生のあいだのスクール・モラールに違いは

ないが，女性教麟が担任の場合には，6隼生よりも逢葦生のスクーノいモラールが有意に

＊＊ﾏ＜．§il辮ρ＜．§蕊；＊綱芦ぐ§§i 轟いことが示されている。

(4)

42 福農大学教育実践醗究紀要第2§畢 _{鱒§等年讐擁}

スクール・モラール尺度の構造について

スクール・モラール尺度2§項§峯こ籍して，主霞子解一V＆薮難＆x獲1転筆こよる瞬子分析を行った。

その結果，瞬有殖i餓上の3露子がえられた。表

褒5 スター痔・モラ一落露点1こ射する分激分新嚢（贈数変換データ〉

6にV灘融継露転後の選手負荷量を示した。な

お，以下の項目中の＊雛慧，逆転項§であることを示す。

第…露子は，六できることなら，すぐにでも学

稜をやめたいと思いますか㌔．r学

変動露

4 MS P

学年晃童の性握薮教麟の牲学隼×児童の牲学隼×擁任教轟の牲晃童の姓×逡任教鐸の牲学年×児童の姓×握任教鍾の性実験誤差

i

i茎iii噛⊥9 蓬 6

董．縫

○．盤

§．32

§．3§

§．轡2

魯、翻 9、§3

§．薦

貿．聡纏綿

5．襲＊

○．59

§．3§

5．鍵＊

§．2§

曇．器2

ゆ＜．緬；＊＊糧ρ＜．総i

校というところは．いやなことばかりあると感窮ますか㌔，r学校がなかったら．毎8が楽しいだろうと悪いますか㌔，「学校に行くのが楽しいですか」，rあなたは，この緩で，

のけものにされているような気がしますか㍉，門勉強なんかどうでもよいと愚っていますか＊」．の6項欝に高い遜子負荷を示すもので，学校生活全体についての舞ましい感構や学校生活への適癒感を示していると考えられる。ここでは，これを「学校への適応感逝き子と騨ぶ。

表6 スター膨・モラール項欝の霞子負1荷墾（Va擁矯ax獲転後）

撫項 ^欝 ^玉藻欝共通牲

9できることなら、すぐにでも学校をやめたいと思いますか＊

捻学校というところは、いやなことばかむあると患いますか卑 5学校がなかったら、毎騒が楽しいだろうと患いますか＊

工学校に行くのが楽しいですか

縫あなたは、この緩で、のけものにされているような気がしますか宰 3勉強なんかどうでもよいと患っていますか＊

i2先生は親切でやさしいと思いますか 8先生はあなたを悪くみているようですか誰

4先生は、えこびいき（不公平〉がおおいと思いますか＊

2§先生はあなたがいうことを繕じてくれますか

頚授業でわからないところは、すすんで先生に質聡しますか懇あなたは、授業ちゅう、よく霞分の考えをいうほうですか

6あなたは・この緩の多くの友だちから好かれていると想いますか雄先生にはなんでも相談できますか

2緩の人たちは、みんな、あなたに窺劔にしてくれますか 7勉強しても、みんなについていけないような気がしますか＊

欝あなたの縷は、明るく楽しいですか欝あなたは、宿題をきちんとするほうですか i7自分の学校をだれ力嵯こ衰鰻したも辱と思いますか鰺あなたはあなたの纏の中にきらいな人がいますか＊

．6§

．53

．縫

．囎

．42

．工8

．28

．22

．23

．解

．縫

．i2

．蕊

．3§

．錘

．i8

．緯

．i6

．22

．露

．欝

．i8

、欝

．鰺

．65

、53

．翻

．鰺

．2§

．蓋2

，麟

、42

．欝

．艇

．鍍

．藤一．艇

．鑓

．解

．総

．鱒

．2？

．3§

．艇

．解

．欝

一、§マ

．22

．5圭

、驚

．4§

．4器

．3§

．3i

．2§

．i7

．露

．赫

．53

．3董

．29

．34

．33

．2i

．逢7

．38

．33

．34

．3§

．2§

．25

．38

．25

．i2

、鱒

．鰺

．艇

．§4

縫麟寄与率 2§．5？欝．管驚．解 §3．萄

・逆転項欝

(5)

教轍はって登記職惚れる騨薦鞍1麟する醗究12／ ^認

第二露子は，門先生は幾切でやさしいと思いますか、1，「先生はあなたを悪くみているよ

うですか愁．「先生は，えこひいき（不公平）

がおおいと思いますカ・＊」，r先生はあなたがいうことを信じてくれますか、iの珪項暮に高い纒子負荷を示し，完生との人間縫線における満廷感や，教蘇への信頼感を示すものと考えられる。この曝子を「教懸への霧秘難選手

と響ぶことにする。

そして，第三露子は，1授業でわからないところは．すすんで先生に質絶しますか、・亨一あなたは．授業ちゅう，よく毒分の考えをいうほうですか」．「あなたは，この緯の多くの友だちから好かれていると思いますか、i，

「先生にはなんでも穏談できますか」といった項§に商い遜子負荷を示すものであり，髭徒の外向性，あるいは，授業や縫者に蝿する種

卸擁教緬牲騨誘たスクールモラー∫む欝点の韓

峨年

6奪

男子女子男子女子

r学校への適癒感」

男性教締女性鞍懸

1■ｳ練への親秘鍵、

男性教麟女性教麟

r玄書入積極性」

男性教轟女性、教縣

9．壕2 ｛妻、85

欝．i§ 欝．44

罎．8蓬 §．62 6．23 §．磁

7、〔鍾 5、§8 6．達2 6．春8

§．36 §．3｛〉

8．75 9．蔦

5．彗8 5．85

§．暮8 5．董マ

5．蟹｝ 5．簿 6、i§ 5．75

纒的で意欲的な態度を示していると考えられる。

ここでは，これを綾重人積極性」の猿子と辱ぶ。

各懸子に含まれる項§への評定纏の合計を求め．この纏を鐸子得点の代灘とした。準均纏を表

賢こ示す。このそれぞれの績の蝿数変換纏に嬉して，学隼×発童の牲×担任教麟の性の3要馨分数分析を行った（表8）。

け学校への適癒感1に難しては，学奪の主効築と 1羅童の｛窪の主効果が有意となり（各々・F建，ε矯｝

二鍵．弱，ρ＜灘§il刃喜．番マ讐）凱5書§礎く毒5× §無生よりも藁葺生のほうが，そして．また，男子よ

りも女子のほうがそれぞれr学校への適慈感、が高いことが示されている。ここでは，また，学奪と担

任教締の牲のあいだの交互作庵効果が有意となっており（君、董。昏7舜，器5．灘，ρぐ鋳），男子教懸が挺任の場合ζこは， 4年生と6奪生の得点の違いは少ないが，女権教蘇が担任の場合には，透奪生の得点が6奪生よむ高いことが明らかになっている。

一教懸への鰻報姓ゴに鰐しては，学年の主効果と渥1童の幸生の主麟果が鳶意となり（各々・F縫．総帥二欝．得，βぐ総i；ダ、董、総暮｝一§．27瞬ぐ05）・6無生よむも垂奪生のほうが，そして，、男子よを）も女子のほうが，潔癖への辮甦得点が高いこと力鞘

らかになっている。また，学奪と握任教編の牲のあいだの交互作購に糞意な効果が認められており

（F、董，昏＄暮｝一39．講．〆．縦），麻生では雛

表8 スクール・モラール観点に薄する分数分犠の結果（F纏〉

変動羅

一学校への適痛感1

一教懸への霧秘鑑一

一婦人積極性■．

学年発童の牲握任教緬の性学年×冤童の性学年×担狂教麺の牲発童の姓×挺任教轟の姓学奪×発童の樵×担任教麟の性

鯵、6§纏紳

§．8§＊

馨．鶉暮．34 蓉．56＊

2．誕 2．74

圭8．7§纏縫 5、2マ＊

駐．8§

2．i8 38、25継継

2．33

§、蓬§

尊．雛＊

3．昏2串

馨．脇暮．圭玉

§．73

§．6§

§．讐

＋β＜．欝；＊β＜毒51 綱＊＊歩く青磁

(6)

44 福島大学教育実践醗究紀要第2§讐 _{簿鱗年舞舞} 教緬よりも女性教套醸こ蝿する窺秘姓得点が高い

が，6隼生では，女性教懸よりも男性教麟に魅する窺憩牲得点が高いことが示されている。

さらに．「韓人積極性」に対しては，学隼の主効果に奮意な効果が，発童の性の主効果に有意に近

い効累が認められ（各々，萩董，解7｝誼蓬．醗，芦ぐ総；

P q，s常盤3．52，ρぐ癬〉，6隼生よりも4筆生の鰐人積極性繹点が高いこと，そして，女子よ鯵も男子の麟人穰極性得点が高い繧肉にあることが示

されている。

表§ 鱗人構報とスクール・ぞう一ル露点とめ縮縫孫数

義隼

6年

「学校への適感感．i 男性教轟．貫女性教輝．§2

．2§＊

．艇

「教締への窺憩姓」

男性教麟．i了．2？罪女雛教締．2び．鎚

溝鼠積極性」

男性教麟女性教懸

、i3 ．2馨丁

．28＊幸．罐｛｝＊＊＊串

．2茎＊

．4重科料

．22辛．46継継．3i紳＊

．（董3 ．（》？．2？＊＊

．§8

．43料瑠

．2§＊

．違2継継

魑入構穀の受容とスクール・モラールとの欝遵について

表毅こ，握柾教麟の綴入構報の受容数とスクーノレ・モラール手尋点との相麗係数を示した。全般的に，魂年生においては．懸人椿報の受容とスクール・

モラールとのあいだの権麗は低いが，

6奪生，特に，縷任が女性教麟の時には，懸人鋳報とスクール・モラールと

のあいだに有意な檬麗がみられてい

る。

＋〆灘1＊〆僑；懸〆書室1＊＊＊β＜．総§；辮半β＜．膿

表韓接舷頻度とスクール・モラー趨欝点とめ糧麗係数

4年 6年

騒人的接触経験とスクール・モラールとの麗連について

表i翫こ，撞狂教締との超人的接触経験とスクール・モラール得点との権関

｛系数を示した。一一般に，男鬘髭教轟が握狂の場合には，遮奪生においても6年生においても，接触頻度とスクール・

モラールの相灘は奮意である。しかしながら，女雛教轟が提涯の場合には，

検ぜ入積極性」以外は．6隼生においてだけ，接触頻度とスクール・モラールのあいだの紹関が有意となっている。

「学校への適応感」

男性教麟．3撃．4磐＊

女性教錘．欝．焉

「教轟への窮愁性」

男性教緬．3賛女性教麟．鈴

敬重人積極性」

男性教籔女性教麟

．36＊

．鎗

．3望＊＊堆．〔》5

．52事業誰＊．23＊

．37緋牌

．72纏縫

．4轟＊纏．灘＊＊纏、32＊絆

．22掌．2§＊纏．4§桝＊

、3s＊纏

．5§纏料

．47絆纏

．53絆纏

＊β＜．鰍＊＊＊β＜．鱒5；辮＊澄＜．○艇

考察

学綴集醗では，成員が構互作購を通じて共通の興秣麗心，態度，緬値観をもつようになり，纏互に籔存し，また，共選の運命を共鳶するようになる

（古耀，茎§8鋤。教鰍が絶大な勢力を保持している教室内では，特に握任教轟

との安定した鰐人関係の育成が，子どものスクール・モラールを高める契機となるものと思われる。

この領域に先導的役警1を果たしたの

は，PM型蓼一ダーシップ獲論の醗究

である（佐藤・篠原，！9761三1翼・志麟・篠原，欝胃）。このなかから，教

(7)

教嚢羅こよって濤謹麗示される懸人燐報1こ臠する麟1究窒露 ^塵§

麟の酵一ダーシップにおける脚藝醒驚懸盤機能だけでなく，盤ai継母総数。ε機能の重要性が難られるようになったひ

一方．欝蝕4ersの授業中の言語的掘互｛禰の瞬究華こ触発されたかたちで，塚懇縫§83翼よ教縣の統麟的・教授的発書・漉黙が少なく．樽対的に生後の発書の機会の多い学綴ほど，教嚢譲まポジティブに認知され．生徒の学習への意欲も高いことを明らかにしている。さら1こ．授業中の嬉纒人的言語行動が，生経の学緩速癒に積極的な関係を

もっていたことが示されている（塚既婚緬）。

これに繁して，飛震・海野1ま、教麟と子どもの立秋漢孫の霧密懲こ及ぼす懸人精穀の震己縫示の

影響に縫心を抱いている。なぜな転PM理論に

しろ，授業の言語綿縮互作溺にしろ．子どもの立場になれば，教套爺に捲導されている場面である。

握｛壬教締による懸人華冑報憂〉窪己麗示は，被指導感が少なくて済むから，麟人関係の講籔にはよむ蕎効であると推灘される。

Wor癒y，G継y＆K＆擁（欝欝）の教会的報醗理論（so廼a豊艶w段雌t魏。導）によれば．鷺報の受け手は，自分が儀頼され，好まれているから内藤的な開示を受けるのだと考える。その結果，より内面的な聡示をする人に対してよ鯵強い社会的鞍醗1を感じ，蜂ましいと肇1断ずるよう1こなる。遂に．より軽愚をいだいている根手に薮己麗示をするという繧講がみられる。しかし，こうした醗究は．変数や要霞を統麟するために．実験室で患難的につくられた婦人麗係を擾っているものが多い。そこで，本報告では，教室という生のフィールドにおいて，教縣の自￡醗示がスクール・モラールに及ぼす影響を探ることを試みた。

教緬によって麗示された纒木精鞍の受容状溌をみると．表2に示したように，学奪が増すほど懇入構鞍の受容数が多くなっている。これは，接鮭行動が§隼生で少なくなるのと麟黙約である。高学年になると教締が意識的に馨己聡示を増やすのか，それとも子どもの方が縫示された懸人精報に

敏感1こなるのか，解明しなければならない。

今麟の報告ではデータの整理のために，独立変数として握続載縣の性を換えた検討をした。その結果，麺任教麟が男性の場合に憑人情報が多く受容されていることが明らかになった。特に，女子が男性教麟の懸人嬉輻について多く受容している。農己開示の性差については，Ar戯er（欝謄）

が，心理的女性度の高い人の方が縫い人に比べて馨己雛示が多いことを購らかにしている。また，

教鳶に闘達しては．澄aya騨＆it（欝編〉が教奮実習中の教生の自己麗示領海を講べて．女子学生の方が男子学生よ静も麹己麗示が多いことを報告している。教生だけでなく，実鰹の教嚢毒にも羅ε領海があるとすれば，纒入構鞍の受容量1よ醗示者と

しての教麺の麓の雛示量だけでなく，受け手の要遜が大きいものと推灘される。小学校の蕩学年では，男子よむ女子の方が身弊的にも精神的にも早熟傾陶にあ鯵，男性教轟に端する麗心を増してい

るという雄i灘もできよう。

また，So艘盤薮欝驚）は，高校生を嬉象に好きな先生と嫌いな先生毒こ対する認知の分｛ヒ渡（｛鼓鐸e

℃綴ti麟沁紛を調べているが，鋒きな先生よ鞍も嫌いな先生に蠕してよむ分乾した認知をしてお

り，男子よ鯵も女子生後の方が嫌いな教縣に対する分化嚢が高い，と報密している。ここでは，飛瞬・滝野の親密化のプ欝セスとしての懸人鷺報の受容とは逆に，教室講のサバイバル・スキルとし

ての対人講難，つまむ亀験な人物について根手をよく簸鯵，危験を懇避するという心理的機舗を1鏡賭しようとしている．したがって，どのような教饒のどのような種類の愚人鋳報を．どのような子どもが受容しているのか，纒かな穣討がさらなる課題として残されているといえよう。

藻滋（欝習，欝欝〉は．小学絞から中学校に移るにつれて，スクール・モラールが抵下することを示している。本醗究でも，スクール・モラールの

3霞子については．§奪生になると得点が低下することが示されている（表7）。特に，「教麟への競秘性」と「学校への適癒感」の2露子で，この傾購が目立っている。なかでも．女性教締が挺任の場合の．6無生の男子での落ち込みが著しい。彼らは体賂がよくなむ，活動牲も増しているので，

女性教麟では物疑りなさを感じているのかもしれ

ない。

懇入構報の受容とスクール・モラールの関係をみると（表§），4隼生よむも6隼生で有意な搬縫

が多い。特に，6奪生で女性教麟が握任の場合

に，纒人精報の受容とスクール・モラールの穣縫が高くなっている。この結果は．学奪が塔すにつれて麟人関係の鰻密化に綴大篝報の受容が大窮な役割を果たす，という考えを支持しているといえ

よう。

(8)

4§ 福島大学教轡実践欝究紀要第2§弩 …方，接雛頻縷：とスクール・モラールの関｛系を

みると（表i§〉，4奪生はもとより，§年生でも撞任教擁の蟹…に麗係なく高い撫麗がみられている。

このことは，予想に反して，高学年でも教麟との直接的な纒人的接雛の役麟が減少しないことを示

している。

今馨の多忙な教臨の職霧を考えると，低学年でも亮分な子どもとの縫人的な接触の機会が保瞳されていないと推灘される。窺趣的欲求が満疑されないままに高学隼になってしまっている子どもが多いのではないか。特に，学力に満足していない子どもたちにその領海が強いのではないか，と予想される。こうした子どもたちは，高学矩になっても，本来ならば教麟との心選的距離を置くようになむはじめる時驚にもかかわらず，強く教範との接触経験を望んでいるのではないだろうか．

ところで，友人灘孫や異姓との麗孫に焦点をあて鰻密化の過程を綾試した鍵来の醗究は．緩密な

関｛系を形成する診漢舞や鷺舞或期姦こおいて，糞1互の警

己鵜示が極めて重要な役割を演じていることを示している（Lew盈，欝器；掻井，欝鰐；飛鑓・靉靆中〉。このことは．学級を受け持ってから簡もない時霧と，長難にわたる受け持ちの時難とでは，すなわち，握任甥懇の長短により，そこでの懸人情報受容が及ぼす影響や§巳雛示の働きが異なる可能性を示しているといえよう。この穰題は，今後綾試すべき重要な課題といえよう。

また，本機究の結果，子どもの発達段欝により教麟の癈人精穀の受容が及ぼす影響が異なる尋能性が示唆された。飛密（欝総）は，女子短期大学生を対象とした講査により，短覇大学への通学理密や，教轟からの鱒きかけの程度と，学校生活への満足獲とのあいだの麗連を験試している。その結果，門学校の先生方は私の建場を蓬解してくれ

る、，㎜

w校の売生方は璽つたときすぐに穏談に

のってくれる」といった教麟からの麟きかけを多く認知している学生ほど，学校生活への満足度も高いことを示している。小学生だけでなく，さらに，さまざまな発達段贈にある子どもを遡象として，醗究する必要があろう。

斉藤（欝欝〉は，…四教簸は教梶に蠕するカをもち，教耕を的確に該藝鞣したり教授したりするカをもっているとともに，綾織者・演鐡者としての優れたカをもっていないと，さまざまな子どもの思考や講運や感椿をそのときどきに選りわけ，それ

鰺§毒奪舞舞

を学綴全体とか学校全体とかの中に繧織して，一人一人を生かした穆高めたむしていくことができない」と主張している。このことは・教練が優れた綾織者・演灘者となるためには，多様な子どもたちの思考や論選や感梼を捲握し，それを蓬解するための感受性が必要となることを示しているといえよう。三購（董§鶴は，教麺の感受性をr教締があるアプ撚一チを，ある児童・生後にとる場合．その甕童・生後がどのように反感するかを重縫に予濾し，綾らの反慈を喚起しながら，それに離して次から次へと…連の手をうっことによって，その晃童・生経の学習も発達し，祇会姓ものび，予灘された方病へ髭童・生経を変化させることができる，その全体の過程にかかわるところの教編の繕導盤能力、としてとらえている。ここで，われわれが開題としたのは，このようなiその髭童・生後がどのように反癒するかを鐙確に予灘」をするためには，教錘と子どもとのあいだに親密な関係が形成されている必要があるのではないか，そして，この親密な麗孫の影1或に際して，

教麟の魑入構鞭の雛示と，教懸との趨人的な接舷経験が重要な影響をもたらすのではないか，ということであった．さらに，実際の学校場嚢での紹童舞繕においては，教麟が子どもの反癒を予離しているだけでなく，子どもたちも教緬の行動や反応を予麗し，それにしたがって自らの行動を講塾

しているとも考えられる。この意鞍にお魏ても，

教懸の舗大蒲報の受容や教範との懸人的な接髄経験の持つ憲琴来婆ま大きいといえよう。

引薦文猷

安藤清志欝麗蝿人縫孫における馨登露示の機姥東京女子大学論集，3§，鶴7■玉鱒．

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震綴操羅麟中青年難の恋愛行動の進襲について褥島大学教篤学額譲葉（教育・心遅藻野箏

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中村雅彦玉§麗自己経本の韓人懇旗こ及ぼす鶴果㎜醗示内容次元と鯵内構嶽次元の経連牲に霧する検討・一心遷学襲究，騒7涯3遷§．

斉藤喜博王§総教育学のすすめ筑摩書募

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教師によって自己開示される個人情報に関する研究（2）