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数学Ⅱ・数学 B

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Academic year: 2023

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1/2 第 1 回 2月センター試験本番レベル模試[数学Ⅱ・数学B]講評

Ⅰ.全体概況

 今回の第 1 回 2 月センター試験本番レベル模試の 数学Ⅱ・B の平均点は 35.3 点。受験はしたが,数 学Ⅱ・B は思うように点が取れなかったという人も 多かったと思われる。だからといって,「目標得点 を下げる」=「志望校を下げる」と考えてはいけな い。基本を確実に理解して題意をつかみ,素直に解 いていけば高得点をとることは十分可能である。セ ンター試験本番レベル模試は合格か不合格かを判断 する模試ではない。これから何をすればよいかの指 針を与えるための模試である。思ったよりも点が取 れなかった人は素直に自分の勉強不足を認め,今日 から計画的に勉強してほしい。ある程度は取れたと 思う人も,自分の弱点を探し出して,さらに自分の 実力を高めてほしい。

Ⅱ.大問別分析

第 1 問〔1〕 指数・対数関数(15 点)

指数法則,および指数法則から導かれる対数 の性質の理解を深めておこう。

 置き換えにより指数関数を含む不等式の解につい て考える問題である。平均点は 6.9 点(得点率 45.8

%)であった。

 ⑴は,置き換えた文字の変域を調べる問題。問わ れていなくても,文字を置き換えた場合には,元の 文字との対応を最初に調べる習慣をつけておくこ と。

 ⑵は,指数関数を含む不等式を 2 次不等式に置き 換えて解く問題である。設問エ~カでは,指数法則 を用いた式変形を行うが,このぐらいの計算は手早 くできなければならない。指数法則,および指数法 則から導かれる対数の性質については,式変形の中 で適用できるように理解を深めておこう。

第 1 問〔2〕 三角関数(15 点)

三角関数を含む連立方程式が解をもつ条件を しっかりと理解しよう。

 三角関数を含む連立方程式の解に関する問題であ る。平均点は 6.2 点(得点率 41.2%)であった。

 ⑴は,三角関数を含む方程式を合成を利用して解 く問題。三角関数の合成については,基本計算の 1 つとして確実にできるように,しっかりと計算練習 をしておくこと。

 ⑵設問ノ~ヒは,連立方程式が解をもつための条 件を求める問題で,式の形から何となく sin2θ+ cos2θ=1 を思い浮かべて正解を得た人もいるので はないだろうか。間違った人も含め,あいまいなま まの理解で解いた人も,解答解説に考え方を丁寧に 説明してあるので,この機会に理解をしっかりと深 めておこう。設問フ~ホは,設問ノ~ヒの等式から a の値を求められれば,式の形から 2 倍角の公式を 用いることは容易に見抜けるであろう。三角関数の 加法定理から導出されるさまざまな公式は,どの導 出過程を理解した上で覚えるようにしよう。

各分野の基本を完全に理解,定着させよう。

数学Ⅱ・数学 B 数学Ⅱ・数学 B

0  20  40  60  80  100

大問別得点率(%)

第 1 問〔1〕

第 1 問〔2〕

第 2 問 第 3 問 第 4 問

 41.2

 38.0  19.8

 45.8  35.7 20

15 10 5 0 25

(%)

得点率(%)

~10 ~20 ~30 ~40 ~50 ~60 ~70 ~80 ~90 ~100 平均 35.3%

得点分布 数学Ⅱ・B

(2)

2/2 第 1 回 2月センター試験本番レベル模試[数学Ⅱ・数学B]講評

第 2 問 微分法・積分法(30 点)

方程式の解と関数のグラフの交点の対応を双 方言い換えられるようになろう。

 ⑴は,曲線と直線で囲まれた図形の面積に関する 問題,⑵は,2 線分の長さの差の関数に関する問題 である。平均点は 10.7 点(得点率 35.7%)であっ た。

 設問ア,イ設問エ~ケは,それぞれ接線,法線

(接点で接線に直交する直線)の方程式を求める問 題。間違えた人は,傾きと通る点から直線の方程式 として理解しておこう。

 ⑴設問コ~シは,曲線と直線で囲まれた図形の面 積に関する問題で,計算量も少ない基本問題である から,間違えた人は,積分による面積の求め方を しっかりと振り返っておこう。

 ⑵は,2 線分の長さの差の関数 h(a)に関する問 題で,設問ト~ヘは,h(a)=k を満たす正の数 a が ただ一つとなる k の条件を求める問題である。これ は,3 次方程式の実数解がただ一つである k の条件 を求める問題であるが,y=h(a)のグラフと直線 y=k の共有点として捉えることに帰着できたかが ポイント。方程式の解と関数のグラフの交点の対応 を双方に言い換えられるように理解を深めておこ う。

第 3 問 数列(20 点)

数列の構造を具体的に書き並べて考える習慣 を付けよう。

 等差数列の一般項と和,および分数の数列を部分 分数に分けて和を考える問題である。平均点は 7.6 点(得点率 38.0%)であった。

 ⑴は,等差数列の一般項と和,および数列の項が 正となる最小の項を求める問題。いずれも基本問題 であるが,等差数列については,初項に公差を何回 加えたかといった構造をしっかりと押さえておくこ と。

 ⑵設問ケ,コは,数列の項が負となる自然数 n について考える問題で,数列{an}の項の値の符号か ら丁寧に考察できたかがポイント。設問サ~ソは,

部分分数分解により数列の和を考える問題で,実際 に項を書き出してみて,どの項が打ち消し合うかを 確認した上で計算を進めるとよいだろう。

 数列は,その構造を正確に把握することが極めて 重要である。公式を丸暗記するのではなく,数列を

書き並べて構造を考える習慣をぜひ身に付けてほし い。

第 4 問 ベクトル(20 点)

2 直線の交点の位置ベクトルを求める考え方 を理解しておこう。

 平面における分点の位置ベクトル,2 直線の交点 の位置ベクトル,内積などの条件が与えられた点の 位置の決定などが主なテーマの問題である。平均点 は 4.0 点(得点率 19.8%)であった。

 ⑴は,2 直線の交点の位置ベクトルを求める問 題。間違えた人は,点の位置ベクトルを 2 通りで表 現してパラメータを決定する方法について,しっか りと振り返っておこう。

 ⑵は,内積などの条件から点の位置を決定し,さ らに四角形の形状・面積について考える問題。設問 ソ~トでは,点 F の位置の決定を行うが,条件ⅱ の左辺の内積を計算しようとした際,OF=ka+lb をいきなり代入した人はいないだろうか。漠然と計 算するのではなく,どのように計算すると計算量を 減らせるかを考えながら計算する習慣を身に付けて いこう。

Ⅲ.学習アドバイス

◆基本の理解と定着を

 受験勉強を始めたばかりかもしれないが,基本的 な問題で点を落とさないようにしておこう。基本問 題が 1 題でも出来ていなければ,まずは基本的な問 題や知識の理解と定着を徹底すべきである。数学の 問題は大問の中で,基本→応用の流れになっている ので,高得点を取るために基本の完全定着は必須で ある。

◆「丸暗記型の学習」になっている生徒は要 注意

 機械的に答えを出せる設問までで止まってしま い,実際に自分で図やグラフを描いて設定を読み取 るような問題になると途端に出来なくなる傾向があ る人は要注意だ。早急に学習の仕方を改善する必要 がある。具体的には,「答えが出ればいい」という 発想を捨て,「なぜそうなるのか」を徹底して追究 してほしい。授業の受け方も違ってくるはずだ。

Referensi

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Ⅲ ■出題のねらい 前半はNOとNO の性質や生成反応に関する問題,後半はNO とN O の平衡に関するい ずれも基礎的な問題です。本学の入試にもたびたび登場しています。 ■採点講評 全体的にはよくできていましたので,受験者のみなさんがよく勉強していることが分かりま した。 つの化学反応を記述する問題のうち,NOの生成反応の方はほとんどの答案が正答で

注:こちらの採点基準にある^の記号はべき数を表しています。例:10^-3は0.001の事です。 ア 3点 1点×3 それぞれ解答とおり。()が無くても可。 イ 2点 解答のとおり。COOHの表記でも正解とする。 ウ 2点 解答のとおり。分子式なのでアルファベットの順番は問わない。分子式を構造式で書いていた場合あってい れば1点減点 エ 2点 1点×2