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Academic year: 2024

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特別活動

特別活動の教育課程の編成 特別活動の構成

特別活動は、従来、「ホームルーム活動」「生徒会活動」「クラブ活動」及び「学校行事」

で構成されていたが、この度の改訂により、「クラブ活動」が廃止され、「ホームルーム 活動」「生徒会活動」「学校行事」により構成されることとなった。

Ⅲ編成上の留意点

特別活動については、指導上極めて弾力的な取扱いが可能であり、学校の創意工夫の 余地の広い教育活動である。したがって、各学校においては、自校の教育目標との関連 を図りながら、学校、地域、生徒などの実態に即した具体的な特別活動の指導の重点を 定めて教育課程上の位置付けを明確にし、各学校の特色を生かした特別活動の目標を設 定して、創意工夫を発揮しながら豊かな教育活動を進めることができるよう教育課程の

編成に努めることが必要である。

|特別活動の授業時数 アホームルーム活動

ホームルーム活動は、人間としての在り方生き方に関する教育において、中核的な 役割を果たすことが期待されていることからも、「原則として年間35単位時間以上とす

る」ことが必要である。

これは、年間35単位時間という授業時数を最低限確保するとともに、ホームルーム 活動の充実を図るため、さらに必要に応じて年間35単位時間を超えて授業時数を配当 できることを示すものであり、学校や地域、生徒の実態や発達段階等に応じて、年間 35単位時間以上の授業時数を適切に定めることが肝要である。

また、ホームルーム活動については、特定の学期又は期間に行うことができる各教 科・科目などの授業と異なり、年間35週行うことを標準として、毎週実施することが 必要である。

このことは、ホームルーム活動が、生徒の学校生活への適応や人間関係の形成、健 全な生活態度の育成などに資する活動であり、これらのねらいを達成するためには、

教師と生徒の人間関係と信頼関係を築く場や機会を十分に確保し、生徒の学校生活へ の適応とその生活の充実・向上を図ることの大切さを踏まえたものである。

イ生徒会活動と学校行事

生徒会活動と学校行事については、課程・学科等によって教育活動の展開が多様で あることから、これまでと同じく「学校の実態に応じて、それぞれ適切な授業時数を 充てる」ことが必要である。

その際、生徒会活動については、生徒の自主性、社会性の伸長に深く結びつく活動 であり、教師の適切な指導の下に、ホームルーム活動との関連も図I)つつ、活動に必 要な場と機会を年間を通じて計画的に確保することが大切である。

また、学校行事は、体験的な活動を通して、特別活動の目標を達成していく学校全

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-117-

−H13特別活動 1−

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体の教育活動であることから、各教科・科目との関連を図りつつ、創意工夫を発揮し

て適切な授業時数を充てることが肝要である。

2指導計画の作成

(1)指導計画の作成に当たっての配慮事項

指導計画の作成に当たっては、まず、各学校の教育目標や指導の重点を生かした特別 活動の全体構想を明確にすることが必要であり、各学校においては、この全体榊想に基 づいて、特別活動と各教科・科目や総合的な学習の時間との関連、特別活動の各内容相 互の関連、学年間の関連などを図り、特別活動の全体計画を立案することが大切である。

その際、学校の創意工夫を生かすとともに、学校の実態や生徒の発達段階及び特性等 を考慮し、教師の適切な指導の下に、生徒による自主的、実践的な活動が助長されるよ うにすることが重要である。また、ボランティア活動や就業体験など、勤労にかかわる 体験的な活動の機会をできるだけ取り入れるとともに、家庭や地域の人々との連携、社 会教育施設等の活用を工夫するなど、豊かな教育活動が展開されるよう配慮することが 大切である。

(2)第1学年「ホームルーム活動」の指導計画(例)

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学期

単元(項目) 折灘項目 折導のねらい 予定時数 留意RIF項

74 12 12 41

1適性の理 解と進路憎 2主体的な報の活用 進路の選択 決定と将米 設ilf

ボランティア 活助の意義の 理解

l自己理解と職 業i{Mべ

2ライフプラン の作成と進路計 画の立案

lボランティア 活ⅡU】の意義につ いての意見交換 2可能な活動機 会についての話 3学校行事実施し合い にかかわる事前 指導

・希釧する進路とのUU迎において、

自己の性格、職業的な能力・適性、

興味・関心等について理解を深め

・将来の生き方や生活について資料させる。

を錐に考えさせるとともに、先蝦 の鮒話を聞いて、進路希望を実現 するための課題と課題解決の方策 などについて考察させる。

・ボランティア梢神の涌鍵を図り、

121発的を参加への意欲を商めると ともに、ボランティア活動の方法 等についての啓発を図る゜

・学校内や地域等における可能な活 動機会について考えさせる。

・学校行事としてのボランティア活 動の目的を理解させるとともに実 施に当たっての留意耶項を周知微 底する。

・進路指灘室や図嘗室 を活用し、十分な資 料を用意するととも に、諸検杢結果の活 用等を図る゜

・学習用ワークシート を邸iiiして記入さ せ、自己評価や進路 相談の資料として活 用する。

・身近な体験鎖をも に討論を行うとと に、地域住民から 校生のポランティ活動への期待につい

とも高ア

てアンケート調充を 行うなどして、実践 意欲を喚起する

・健康で安全な活動の 実施に配窓する。

7M皿

社会生活にお ける役削の自 己責任の意識 の涌養

1』l〔団生活・社 会生活における ルールやマナー についての考察 2社会生活と自 己責任について の考察

・社会雌活上のルールやモラルの意 鍵について考えさせる。

・正義感や公正さをⅢんじる心、目 らを徹しつつ、他を思いやる心の 大切ざについて理解させる。

・社会生活における自己責任の在り 方について、身近な11Ⅱ皿を通して 考察させ、自由と責任、権利と義 務などの関連について考えるため の雅礎的な力を養う。

・新聞及びビデオの資 科に基づき、ディベ ートを行い、活発な 意見交換を行わせる。

・携帯Ⅲ話の使用や乗 車マナー等の身近な 話題も取り入れ、生 徒の意識を喚起する。

・ディベート時の状況 を観察法により評価 し遥総合的な評価に 生かす。

−H13特別活動 2−

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評価のエ夫

評価の基本的な考え

特別活動の評価については、「生徒のよい点や進歩の状況などを積極的に評価するとと もに、指導の過程や成果を客観的に評価し、生徒の自己理解と意欲の向上を図I)、また 指導の改善・充実に生かすこと」が必要である。

これは、各教科・科目とも共通するものであるが、このことを踏まえ、特に、特別活 動においては、次の事項等に留意して評価することが大切である。

ア個々の生徒の活動状況とその成長・発達の評価

評価において、最も大切なことは、生徒一人一人のよさや可能性を生かし、自ら学 び自ら考える力や、自らを律しつつ他人とともに協調できる豊かな人間性や社会性な

ど生きる力を育成するという視点から評価を進めていくことである。

そのためには、生徒が自己の活動や生き方をしっかり振り返り、新たな目標や課題 をもてるよう、指導の成果だけでなく指導の過程における生徒の努力や意欲などを積 極的に取り上げたり、生徒のよさを多面的・総合的に評価できるよう協力体制を確立 することが大切である。

また、生徒の自己評価や相互評価等の活用を図るなどして、生徒の活動意欲を喚起 する評価の方法を一層工夫することが重要である。

イ生徒の集団の状況とその発達の評価

「望ましい集団活動」は特別活動を成り立たせる基本的な条件であり、それはまた、

特別活動の実践の過程を通して形成・発展されていくものである。その意味から特別 活動においては、生徒の自主的・実践的な活動を通して「望ましい集団活動」を育成

することが直接的な目標になる。

したがって、特別活動を通して、生徒の集団が発達し、より望ましい状態になって

いく過程及びその姿を評価することは、特別活動の成果を評価することであるととも に、特別活動における指導の反省や改善に結びつくことから重要である。

ウ指導体制等の評価

特別活動は、学校全体や学年で取組が進められることに留意し、ホームルーム活動 など指導する各内容について、全教職員が評価の観点や方法、資料の収集などについ て共通理解を図るとともに、評価にかかわる協力体制を整え、評価に関する情報等を 教師間で共有して、学校全体で的確な評価を行うシステムを確立することが必要であ

る。

このようなことから、年度当初に特別活動の各内容ごとに評価の規準を設定し、そ れらに照らして以後の生徒の活動状況をとらえることはもとより、指導体制の在り方 などについても積極的に評価することを通して、教師が指導の過程や方法について反 省し、より効果的な指導が行えるよう学校全体で評価の在り方について工夫・改善を

図っていくことが大切である。

こうした評価を推進するに当たっては、指導計画の評価、指導方法の評価、指導内 容の発展性や他の教育活動との関連性の評価、家庭や地域等との連携についての評価

などの視点を、評価の計画に具体的に位置づけていくことが大切である。

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−H13特別活動 3−

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(2)

評価方法の例

評価に当たっては、生徒の自己評価や相互評価を活用するなど、その内容や方法を

工夫することが大切である。

①学校行事における生徒の自己評価(例)

活動を振り返って

年組番氏名 活動名学校祭

役割

【4大変よくできた3できた2あまりできなかった1できなかった】

1自主的に取り組めたか。

(4.3.2.1)(感想)

2協調性をもって、取り組めたか。

(4.3.2.1)(感想)

3創意工夫して取り組めたか。

(4.3.2.1)(感想)

4.......

8クラス全員が責任をもって取り組んだか。

(4.3.2.1)(感想)

9クラスは、組織的・計画的に取り組んだフ

(4.3.2.1)(感想)

10活動を通して、クラスのまとまりはでき7

(4.3.2.1)(感想)

組織的・計画的に取り組んだか。

クラスのまとまりはできたか。

「I10io00l0iolJ

-G1■■ログ一

一印一

○・.氏牢瓜0-JDlUun、一ン一●.)(|ダーコーの一』二’(|)一・一(〃》一 や二一生一

先一

r0o0Q0QB-60-SⅡ■0■OSIのB■

感想(よかったこと、苦労したこと)

-----●-●●●●●●。●。 ̄ ̄。。 ̄ ̄ ̄- ̄ ̄---- ̄■●●■ ̄。。●●。●●⑪●●ヤヰ●●凸●⑤■の■■の⑩●。。 ̄ ̄●

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②ホームルーム活動における生徒の相互評価(例)

プ活動を振返って

()班へ年組()班 グル

進路の選択・決定 活動名

【4 大変よくできた3できた2あまりできなかった1できなかった】

・十分な調査が行われていたか。

(4.3.2.1)(感想)

・発表では適切な資料が使われていたか。

(4.3.2.1)(感想)

・発表の方法に工夫がなされていたか。

(4.3.2.1)(感想)

・グループ全員が協力していたか。

(4.3.2.1)(感想)

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−H13特別活動 4−

(5)

4特別活動と総合的な学習の時間

問1特別活動と総合的な学習の時間の実施に当たり、留意すべき点は何か。

総合的な学習の時間は、生徒に自ら学び自ら考える力などの「生きる力」をはぐくむ ことを目的に、知の総合化の視点を重視し、既存の教科・科目、特別活動等の枠を超え た横断的・総合的な学習を実施できるようにするために創設されたものである。総合的 な学習の時間での指導に当たっては、課題設定能力や問題解決能力、総合的な思考力・

判断力や応用力・実践力などを育成する学校全体の取組が求められる。

特別活動は、望ましい集団活動や体験活動への主体的な取組を通して、生徒の全人的 な成長をねらいとする教育活動という特質を持っており、そこには、「なすことによって 学ぶ」という特質に示されるように、自他の生活を豊かにしようとする自主的・実践的 な活動を通し、自己と他者、社会とのかかわりを深め、自己実現の力を高めるという固 有性がある。

同時に、特別活動は、学校生活における基本的な人間関係形成の場であり、また、多 彩な活動の展開を通して生活に潤いを与える時間でもあり、学校生活を成り立たせる基 盤でもある。

したがって、特別活動と総合的な学習の時間の実施に当たっては、それぞれの目標や ねらいの相違など、固有性を踏まえて指導計画を作成することが重要である。

問2従来、特別活動で行っていた活動を総合的な学習の時間の活動として実施する ことは可能か。

特別活動と総合的な学習の時間は、それぞれ、異なった目標やねらいを持っているこ とから、これまで特別活動の中で行われてきた活動をそのままの形で総合的な学習の時 間で実施することは望ましくない。

しかし、特別活動や総合的な学習の時間においては、各教科・科目で学んだことを活 用し、現在及び将来の問題についての解決を図り、生活の場面に実践的に生かすことを 特色としているなど、相互に関連する部分もあることから、実際の指導に当たっては、

従来、特別活動で行ってきた活動を総合的な学習の時間として実施することも考えられ

る。

その際には、総合的な学習の時間のねらいや各学校における教育課程上の位置付け等 を十分に踏まえ、活動内容の再検討や再構成を行うことが大切である。

また、総合的な学習の時間における体験的な学習、問題解決的な学習などの経験が特 別活動の活動場面で生かされ、他方、特別活動で実践的、体験的に学んだことが総合的 な学習の時間により現実的な意味を与え、充実させるという相互補完的で、相互還流的 な関係(次頁の図参照)になるような工夫が必要である。

−H13特別活動 5−121

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図総合的な学習の時間と特別活動の相互補完・相互環流の概念図

<活動場面で生かされる> (飴的曲辮の鋼における;

~…字間鱗.=

鷲(殉ft

l-獅鶴曰}聯 》■□■■口碑□■■■■■辨

知》〉〉調溌撲

蝋口辨〈繊 一率へ発生」へ知

字間劇IHI

鮭〃i自慰' 総台79ウ葱学習のムヲ禍グ

再構成 再検討

再再 再構成 成討

。望ましい集団活動

・自主的・実践的な活動

・横断的・総合的な学習

・興味・関心等に基づく

再検討

学習

W:十溌窒難的鱗繊攝}…lY孔:汗舛=辞:群:…1ア…r爽騏:rぶ::評

(個性露:主徳性;i>社会性と

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綱繊に〃ける 綱繊に潴胱6…

奥馳.:1$Hi9h鰯! <学習に現実的な意味を与える>

-122-

−H13特別活動 6−

Referensi

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