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第 14 章 点検・評価

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第 14 章 点検・評価

【到達目標】

本学においては、学校教育法、同施行規則の改正により、認証評価を受けることが義務 化される以前から、自己点検・自己評価委員会を組織し、本学の教育・研究水準の維持・

向上に努めており、認証評価が義務化された段階で、認証評価機関を大学基準協会とした ところである。既に 2006(平成 18)年度認証評価並びに正会員としての加盟判定審査を受 け、2007(平成 19)年 3 月に、大学基準に適合し、正会員としての加盟判定審査に合格で あるとの評価を受けた。

この度の認証評価以前は、自己点検・自己評価は文字通り「自己」の範囲での活用が主 であったが、これを機に、評価結果を広く社会に公開し、積極的に学外からの意見に耳を 傾けるとともに、主体的に本学の状況について説明責任を果たすべく方策を展開すること により、本学の社会的ステータスを高め、今後ともその姿勢を貫くこととしている。

(a)自己点検・評価

【現状】

a) 自己点検・評価を恒常的に行うためのシステムの内容とその活動上の有効性

1992(平成 4)年 11 月に弘前学院大学・弘前学院短期大学自己点検・自己評価準備委員 会を設立、1993(平成 5)年 4 月に正式に委員会を発足、1994(平成 6)年 3 月学内用報告 書を作成して委員会を解散。同年 5 月、外部公表のための報告書作成のため新たに委員会 を発足、1996(平成 8)年 12 月「弘前学院大学・弘前学院短期大学―現状と課題―」を作 成した。

この後、1999(平成 11)年度の短期大学生活福祉学科の大学社会福祉学部への改組を経 て、2001(平成 13)年 10 月改めて自己点検・自己評価委員会を組織し、2002(平成 14)

年 3 月報告書を作成した。

2004(平成 16)年度には、国の法律改正を受けて認証評価を受ける体制を整えることと し、国の定める認証評価機関のうち、本学が受けるべき認証評価機関を大学基準協会とす ることを決定した。2006(平成 18)年度の加盟判定審査・認証評価申請を行うこととし、

2005(平成 17)年度中に学内の自己点検・評価を行い、報告書を作成した。

2006(平成 18)年 4 月に認証評価及び加盟判定審査を申請、同年 10 月の実地視察を経て、

2007(平成 19)年 3 月末日に「大学基準協会の大学基準に適合し、正会員への加盟・登録 を承認」されたところである。

評価結果は新聞紙上に掲載され、また、大学基準協会から冊子として公表されたところ であるが、本学独自の方針として、これをホームページ上に掲載して社会に公表したとこ ろである。

自己点検・評価委員会は、「弘前学院大学自己点検・自己評価委員会規程」に基づいて組

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織され、学長を委員長として、宗教主任、各学部長、各研究科長、図書館長、事務長、そ の他の委員から成る。2009(平成 21)年度より同規程第 8 条(幹事)に基づいて、幹事と して副委員長(教員 1 名)を委員会の構成員に加え、2010(平成 22)年度大学認証評 価申請に向けて学内の体制を整えた。

委員会は、定められた項目について点検・評価を行うものとし、点検評価の対象となる 事項、評価結果の公表方法、活用方法を審議することとしている。また、委員会は具体的 な実施について実施委員会を設けてこれに委託することができることとするが、最終的な 責任は委員会が持つこととしている。

b) 自己点検・評価の結果を基礎に、将来の充実に向けた改善・改革を行うための制度システムの内容 とその活動上の有効性

「弘前学院大学自己点検・自己評価委員会規程」は、委員会の任務として「委員会は、

点検・評価の対象とすべき事項、評価結果の公表方法及び評価結果の活用方法について、

審議するものとする。」と定めており、自己点検・評価を基に改善・改革を行うための基幹 的機関となることを定めている。

【点検評価】

2007(平成 19)年 3 月に公表された認証評価、加盟判定審査においては、入学者の確保、

大学全体としての共通的な基礎教育の充実、シラバスの改善、FDへの取り組みなどにつ いて、また、施設設備については校舎のバリアフリー化への対応、電子機器の充実、自己 点検については資料の杜撰さ、財務関係の諸課題が指摘されたところである。すでに、こ の 2 年間で改善され、また、改善の方向性を見出して取り組みを始めたものもあるが、な お、引き続き取り組みを進めるべきものも明らかになってきている。

これまで、委員会は報告書の発行を以てその業務の大半を終えた観を否めないが、2006

(平成 18)年度の認証評価はこの意識を大きく変える契機となっているものと考えられた。

この機運を維持するため、2007(平成 19)年には同年 5 月 1 日の状況を基に自己点検・

評価を行い、その成果をホームページ上に公表した。更に、この度、2009(平成 21)年 5 月 1 日の状況を基に自己点検・評価を行って 2 度目の認証評価を受けることとしたもので あり、前回認証評価時に比し、改善のスピードは必ずしも速くはないが、確実にその歩み を進めていると評価することができ、委員会の有効性は堅持されていると考える。

【改善方策】

点検・評価委員会は、点検・評価報告書を作成することが本務ではなく、委員会として 下した評価及び改善方策を提言、実施させる機関に成長するよう、自ら努力する必要があ る。このため、引き続きそのあり方を検討する必要があるが、当面、現行の業務を継続す ることにより、学内の改善に努めることが肝要と考えている。

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(b)自己点検・評価に対する学外者による検証

a) 自己点検・評価結果の客観性・妥当性を確保するための措置の適切性

【現状】

大学基準協会は、2006(平成 18)年 4 月に提出した本学の自己点検・評価報告書を審査 し、更に、同年 10 月には、評価委員を本学に派遣して実地調査を実施、文書による自己点 検・評価の報告の客観性、妥当性を審査した。特に、完成途上にある看護学部や、報告書 に不十分な大学院文学研究科の状況については、細かな質疑応答を通じて報告書の不備を 補完するなど、また、財務状況については、時を改めてヒアリングを実施いただくなどの 検証を行っていただいた。

引き続き、2007(平成 19)年度には自己点検・評価を本学ホームページ上に公開したほ か、2009(平成 21)年 5 月 1 日の状況を基に評価を受けることとした。

【点検評価】

内部検証では指摘し得ない部分を明らかにすることは、学外者による検証を待たなくて は容易にはできないことである。この度、認証評価をパスし、大学基準協会正会員資格を 得たことは、大学としてのステータスを高めたものであり、この事実を尊重するとともに、

内容の充実に努めてきた。

この間、看護学部の完成を見、各学部のカリキュラムの改善を行うなど、特にソフト面 での改善が進んだことは大きな成果である。

【改善方策】

時代の流れを分析し、先手を打って大学を改革する必要がある。そのためには情報を収 集し、分析し、対応策を考え、実行することが不可欠である。学外者の指摘の客観性を尊 重し、今後も外部評価を継続することとしている。

このためには、自己点検・評価委員会の意向を受けて具体的な改革に取り組むことがで きる、独立した部署(教学、事務合同)の創設が今後検討される必要があろう。

(c)大学に対する指摘事項及び勧告などに対する対応

a) 文部科学省からの指摘事項および大学基準協会からの勧告などに対する対応

【現状】

文部科学省からの指摘事項に対しては、学長、学部長を中心に速やかに対応しており、

改善のために常に努力している。

また、大学基準協会からの「助言」や「勧告」に対しても、学内であらためて点検・評 価を実施し、対応計画を検討することとしている。特に「勧告」については、遅滞なく対 応が求められていることもあり、改善状況を報告しながら対応している。

大学基準協会による 2006(平成 18)年度加盟判定審査及び認証評価を受けた際に指摘され た事項と、それに対する取り組みは以下のとおりである。

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【点検評価及び改善方策】

≪助言事項≫

1 教育内容・方法(1)教育方法等

1)文学部では一年間に履修登録できる単位数の上限が60単位であり、社会福祉学部では 履修登録単位数の上限が設定されていないので、改善が望まれる。

≪助言を受けた事項への対応等≫

社会福祉学部の授業科目の履修及び単位の修得については、学生便覧に本学に4年以上在学 し、基礎教育科目6単位、社会福祉学支援科目4分野52単位、社会福祉専門教育科目4分野72単 位以上修得を卒業要件としており、社会福祉学部の履修登録単位数の上限を示して学生に説 明している。(学生便覧56頁に記載)

≪助言事項≫

1 教育内容・方法(1)教育方法等

2)文学部ならびに社会福祉学部では、FD活動への取り組み、授業評価への取り組みが十 分とは言えない。教員に授業評価の結果をフィードバックする等の改善が必要である。

≪助言を受けた事項への対応等≫

授業の評価結果をフィードバックして指導に生かして行くことは極めて大切であり、教授会 終了後の時間を利用してFDを全体の研修会に位置づけ、事例報告を用いて協議を進めてい る。(自己点検・評価報告書93頁 及び学生便覧54頁に記載)

≪助言事項≫

1 教育内容・方法(1)教育方法等

3)文学部並びに社会福祉学部では、シラバスの記入項目は統一されているものの、内容 が簡略であるとともに記述の精粗がみられ改善が望まれる。また、看護学部は学 年 進行中であるためか、シラバスでは授業の目的または行動目標、テーマが記載されて いない科目が多く見受けられる。しかし、尐なくとも1年次の科目においてはどの教 科も記載する必要がある。

≪助言を受けた事項への対応等≫

シラバスに目的・内容について、授業の実施状況を振り返って工夫し、より効果が上が るよう授業改善と結び続けて記載するよう努めている。(自己点検・評価報告書93頁及び 学生便覧54頁に記載)

≪助言事項≫

1 教育内容・方法(1)教育方法等

1)教育・研究指導は指導教員個人に委ねられ、組織的な試みが認められないので、改善 が望まれる。(社会福祉学研究科)

1 教育内容・方法(2)教育研究交流

1)他大学の研究科等との研究交流が不活発であるので改善が望まれる。(社会福祉学研 究科)

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≪助言を受けた事項への対応等≫

教育・研究指導は指導教員個人のみでなく、複数の方と研究交流を意識して取り組むこと で視野が広がりより深い研究に結びつくと考えられるのであり、他大学との研究交流につい て、今以上に改善に向けて努力する必要がある。

教育研究交流については、本大学は海外研修と語学留学をとおして学生達にアメリカの文 化を体験する機会を提供し、多くの学生が学んできた。Wisconsin大学La Crosse校との姉妹校協 定書調印後は相互に学生が訪問して毎年語学研修・留学を進めている。(自己点検・評価報告 書57頁及び95頁に記載)

校との姉妹校協定書調印後は相互に学生が訪問して毎年語学研修・留学を進めている。

自己点検・評価報告書(案)P57 P95

≪助言事項≫

2 学生の受け入れ

1)文学部の過去5年の入学定員に対する入学者数比率の平均が1.00を満たしておらず、

在籍学生数も収容定員を満たしていない。また、今年度は社会福祉学部でも在籍 学 生数は収容定員を満たしていない。そのため、大学全体でも在籍学生数は収容定員を 満たしていない。したがって、学生の受け入れのため一層の努力が必要である。

2)アドミッションポリシーにあたるものが『大学案内』『学生募集要項』に記載されて いないので、改善が望まれる。

≪助言を受けた事項への対応等≫

在籍学生数が定員に満たしていないので、一層の努力が必要であり、『大学案内』等の記載と 高等学校訪問で学生募集要項を示し、担当者に直接アドミッションポリシーについても説明し 理解を図っている。

学生募集関係資料に基づき志望学科と入試形態等を、高校に本大学教員を派遣して説明 している。

≪助言事項≫

3 学生生活

1)ハラスメント全般に対する規程の整備および一層の広報活動が望まれる。

≪助言を受けた事項への対応等≫

弘前学院大学ハラスメント全般に対する規程を整備して遵守をお願いしてきた。今後ハラ スメント委員会を検討し、事例を協議していきたい。また、学生に対してはオフィスアワー、

チューター制度があり、気軽に教官室を訪問できるようにしている。(自己点検・報告書17 1頁、172頁、177頁に記載)

≪助言事項≫

4 研究環境

1)社会福祉学部の専任教員の週当たりのコマ数が10コマを超える教員がいることは適 切な対応が必要である。

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≪助言を受けた事項への対応等≫

専任教員の週当たりの授業時数については、 専門性を十分考慮すること。併せて非常勤 講師についても予算の範囲内で活用する。 (自己点検・評価報告書199頁に記載)

≪助言事項≫

5 教員組織

1)文学部英語・英米文学科は、大学設置基準上必要専任教員数は充足しているが、専門 科目を担当する教授が1人不足しているので改善が望まれる。

2)社会福祉学部では、専任教員16人中61歳以上の教員が7人を占めており、年齢構成のバ ランスを欠いている。また、学年進行中のためやむを得ないが、看護学部も同様にバ ランスを欠いており、今後の教員採用の歳に年齢構成を考慮した計画的な人事が望ま れる。

3)社会福祉学部では実習支援に実習助手を配置しているものの、TAを二人支援職員とし ている。TAは本来、大学院学生の教育の一環として位置づけるものであり、実習教育 上の指導者として位置づけるのは無理があると言わざるを得ない。

≪助言を受けた事項への対応等≫

教員は専門性、年齢等考慮して、大学設置基準上充足するように配置すべきと考えており、

引き続き検討が必要である。尐人数教育でできるだけ個別のニーズに対応できるように努力 する。現在、TAはお願いしていない。文学部は現在1件の昇格人事を勧めている。また、40 歳台後半の准教授が数名いるので業績作りに励み、昇格することを強く勧めている。この問 題はやがて解消する見込みである。(自己点検・評価報告書238頁に記載)

≪助言事項≫

6 施設・設備

1)パソコン端末の数が尐なく、利用時間に制限があり、接続速度が遅いなど、情報機器 の配置が十分とは言えない。特に看護学部では液晶プロジェクター常設の教室が3室 しかなく、共有パソコンの台数が尐ない。また、学生の自習室がないなども早急な対 応が必要である。

2)バリアフリー環境が整っていないので、障がいを持つ学生の学修機会の保証のために 早急な改善が望まれる。

≪助言を受けた事項への対応等≫

障害を有する学生が数名おり、バリアフリーの視点から、学習環境としての施設設備を 点検し整備する必要がある。パソコンの台数、学生の自習室など学習環境を整えていきた い。予算上のこともあるので早急に検討が必要である。

≪助言事項≫

7 図書・電子媒体等

1)図書館の開館時間が短く、夜間学ぶ大学院学生の利用が困難である。また、休暇期間 中は夜間開館しておらず、社会人の大学院学生の利用は難しいので改善が望まれる。

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2)図書館の蔵書数が尐なく、収納可能図書数にも制限があるので、改善が望まれる。

≪助言を受けた事項への対応等≫

図書館の開館時間を検討し、夜間を含み、さらに長い時間学生・教職員が利用できるように 検討していく必要がある。

蔵書数については希望をとるなどして新しい蔵書を増やしていきたい。

≪助言事項≫

8 管理運営

1)学長、理事長の役割分担、各会議体の役割分担を規程上明確にすることが望まれる。

2)学長の選任は「弘前学院大学組織運営規程」で「学長の選任は、理事会が行う」と規 定されているのみであるので、学長選出の手続きを規程上明確にする必要がある。

≪助言を受けた事項への対応等≫

学長の選任、手続き等は理事会が行い、選考の経緯並びに結果について大学に報告され る。学長、理事長の役割分担についても同様である。

≪助言事項≫

9 情報公開・説明責任

1)過去2回実施の自己点検・評価をもとにした点検・評価報告書は学内への配布にとど まっており、学外には公表されていないので、積極的な情報公開が必要である。

2)入試結果など情報公開の請求への対応について、個人情報保護に十分留意しつつも、

積極的に情報を公開する体制作りが望まれる。

≪助言を受けた事項への対応等≫

自己点検・評価等学外には公表していないので、個人情報保護に十分留意しつつ、積極的に 情報を公開する体制づくりを整えていきたい。

≪勧告事項≫

1 財務

1)入学者数が定員割れの現状にあることもあって、法人運営のために多額の借入金が あり、長期的な返済債務を負うことになった。また、定員の確保も困難な状況が続 くなかで、2005(平成 17)年度の決算書において、繰越支払資金の増加を目標にし ているものの、その減尐は止まっていない。財務比率も 2003(平成 15)・2004(平 成 16)年度の寄附金の出入りに関する動向を除いて悪化しており、2004(平成 16)

年度から総負債額がその他の固定資産と流動資産の合計金額を上回り、2005(平成 17)年度も拡大している。借入金の返済計画も長期返済により単年度負担を小さく しているが、財源は定員の確保による学生生徒等納付金や経費の抑制などに依拠し ている。そのため、引き続き、学生確保に対する継続的な努力を行うとともに、借 入金返済計画や財務改善計画を遂行して財務改善を図られたい。

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≪勧告を受けた事項への対応等≫

「学生確保に対する継続的な努力および借入金返済計画や改善計画を図られたい」との指 摘事項に対し、年度ごとに点検評価を行い、次の通り改善を図り実施した。

1 2007(平成 19)年度

「財政改善第 1 次 3 ケ年計画」を策定し実施した。又、スクールハウスは、平成 21 年度 に売却した。

「財政改善第 1 次 3 ケ年計画」実施期間 2007(平成 19)年度~2009(平成 21)年度 重点方策

1) 増収計画

①看護学部第 3 年次 60 名、第 4 年次 60 名の合計 120 名の学生数が増員となること により、学納金収入の増収が見込まれる。

②平成 21 年度から看護学部補助対象となり、その増収が見込まれる。

③文学授業料を平成 20 年度に 3 万円、21 年度に 3 万円の合計 6 万円を値上げする。

④特別補助獲得の強化による増収を図る。

⑤創立 120 年記念募金の強化による増収を図る

⑥弘前学院球技場ならびにスクールハウスの売却による増収を図る。

2) 経費削減計画

①退職者の補充抑制ならびに新規採用の抑制による人件費削減を図る。

②契約教員の本俸を 10%削減する。

③弘前学院卒業生に対する「入学金」全額免除制度を半額免除に改正する。

④社会福祉学部教員研究費を各職位とも 9%削減する。

⑤大学院教員手当を 30%削減する。

⑥中学校高等学校経常費について、生徒人員分経常費配分を厳守する。

3) 学生生徒定員確保対策の強化

①大学学生定員確保計画の策定と実施 ②中学高等学校定員確保計画の策定と実施

2 2008(平成 20)年度

「財政改善第 1 次 3 ケ年計画」に引き続き、「財政改善第 1 次追加計画」を策定し実施し た。「財政改善第 1 次 3 ケ年計画」による文学部の授業料値上げや、看護学部 4 年次 60 名 の学生数増により納付金収入は増収になったものの、平成 20 年度以前の入学者の減尐に加 え、更に 2008 年度も減尐したため、前年度の納付金収入を上回ることはできなかった。

「財政改善第 1 次追加計画」実施期間 2008(平成 20)年度~2012(平成 24)年度 5 年間

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334 1) 給料の削減実施

①弘前学院理事長・弘前学院大学学長・聖愛中学高等学校校長・聖愛中学校高等学 校副校長

②聖愛中学高等学校教員・実習助手・外国人教員 給料月額の 5%

3 2009(平成 21)年度

「財政改善第 1 次追加計画」に引き続き、「財政改善第 2 次追加計画」を策定し実施した。

大学は近年の入学者減尐により、2009 年度も納付金収入は前年度を上回ることは出来なか った。しかし、高等学校は授業料を引き下げしたことにより、入学者が増えた。また、中 学校も完成年次以降も生徒数増となり、学生生徒納付金収入は増収となる見込みである。

「財政改善第 2 次追加計画」実施期間 2009(平成 21)年度~2012(平成 24)年度 4 年間 1) 給料の削減実施

①期 間 2009(平成 21)年度~2012(平成 24)年度 4 ケ年間

②削減額等 行政・技能職員給料削減・大学教員俸給削減・非常勤教員手当削減 給料月額 5%

2) 高等学校校納金引下げ(2009 年度入学生より適用) 年間 10 万円 近隣の私立高等学校に並みに引き下げることにより、入学者増を図った。

4 2010(平成 22)年度は、「財政改善第 1 次追加計画」に引き続き、「財政改善第 2 次 3 ケ 年計画」が、理事会で承認され、実施することとなった。

実施期間 2010(平成 22)年度~2012(平成 24)年度 3 年間 1) 給料の削減実施

①期 間 2010(平成 22)年度~2012(平成 24)年度 3 ケ年間 ②削減額等 全教職員の給料・俸給月額の給料月額 5%削減 非常勤教員手当 5%削減

管理職手当 3%削減

≪勧告事項≫

2 情報公開・説明責任

1)財務情報に関しては、財務三表は教職員をはじめ学校関係者に適切な方法によって 公開すべきであり、単に公開するだけではなく説明責任を認識することも同時に重要であ る。ホームページによる公開も視野に入れ早急に対応されたい。

≪勧告を受けた事項への対応等≫

財務情報の公開に関しては、事業計画書、財産目録、貸借対照表、収支計算書、事業報

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告書等を理事・評議員には配布し、教職員には公開掲示するほか、在学生・保護者・学校 関係者には学内広報誌と一緒に配布している。また、世間一般からの開示請求があれば随 時対応する態勢を整えている。また、ホームページによる公開については、2010(平成 22)

年度より本学ホームページへの掲載を行う予定であり、それに向けた準備を進めている。

(自己点検・評価報告書第 15 章及び大学基礎データ表 48 に記載)

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