On Study
Interface.
システム に関する研 究 一航海計画遂行の支援 ―
岩崎寛希 * 丁田慎―郎 **
of a General Voyage Support Systenl with Conversational
… Support ofAccomplishment of a Voyage Plan―
Hiroki IWASAKI, Shinichiro
CHODAAbstract
The watch for deck officers is considered to be
oneof their most important tasks during
avoyage. Additional work, for example charting and monitoring, must not prevent them from devoting themselves
totheir watch.
To savetime,
we haveformed
anintegrated
voyagesupport system with
a voiceactivated interface mechanism. As
aresult, using the support system will
enable the officers to get
neededinformation without the distraction of using a
mouseor key board while
onwatch.
Key words:conversational interface,
voyagesupport
system1.は
じめに今 日の 日本 では、海運の支 えな しではその経済は た ちゆかない ことは明 白であ る。 なぜ な ら、一回に 大量の物資 をロー コス ト輸送 出来 る船 は、 日本経済 に欠 かせ ないか らである。 しか し、その船 の安全航 行 を担 う船員 の供給や、船員の質の確保 は、邦人の 新規雇 いれ の絞込みや、職業 としての 船員
"の
イメー ジの低 下で、難 しくなってきてい るのではない か。
一方 、船の航海 当直現場では、夜間は操舵手 と2 人1組で通常の昼間 は1人で行われ てい る と聞いて い る。 この航海 当直 中で一番重要な業務は見張 りで
ある。 見張 りか ら得 られ る他船 の状況や、風潮流の 影響、航海標識 の確認 な どの情報が航海の安全 に と
つて不可欠だか らである。
以上の二つの事象 を結び付 けて考 えた とき、 この 見 張 りを第 一 とす る現 場 の航 海 当直 者 に人 数 を 配 置 で きな くな った。 また、配置で きた として も、
航海 当直者 が高齢化 し、若年層 で未 だ海技が熟達 し ていない等 の問題 が生 じてきた時、航海 当直を支援 す る仕組みが必要 になるもの と思われ る。 その支援 システムが持 ち うる要件 としては、見張 り位置を離 れ ることな く、必要 な情報 を必要 なだけ、 しか も手
・ 商船学科 押研 究生 2005年 9月9日 受付
2
独立行政法人国立高等専門学校機構大島商船高等専門学校紀要
第38号 (2005) 続 きな しで提 示 して くれ る もので あ る と考 える。そ
こで本研 究 で は、会 話イ ンター フェー スをソフ ト的 に作成 し、航 海 当直 を総 合的 に支援 す る システム を 作 成 して みた。
2.船
員の推移2.1外
航 船 員の移 行本研 究 で は 、助 っ 人 とい う補 充 の効 く外航 船 舶 に 対 して 、補充 の効 か な い とされ る内航船舶 を支援 す る もの と した。 こ こに、外航船 員数の移行 を図1に グラフに した。(昭和
49年
か ら平成13年
の統 計 で 船 員需給 総 合調 査結 果 報 告書 によ る)日本人外航船 員の移行
^く 嘔︶ 魯
S49 S55 s60 H2 H7 H̀o H:: H12 H13 年代
ロ ーー
=
\
目 \
ヽ
tl nnnnn
図
1
日本 人外航船 員の移行これか ら見て も分かるよ うに、近年の 日本人船員 は、昭和
49年
に約57000人
居た にも関わ らず、時代の変化 と同時 に平成2年には
10100人
と減 少 し、更 には平成13年
には1万を切 り4200人
とな った。 この
20年
間でおよそ20分
の1に減少 して いる。 しか しなが ら、 日本の物資を輸出入する ための経済支配船 の数はあま り変化がな く、 しか も・隻に乗 り組み有資格船員の最低数は、条約で規制 を受 ける。そ うなる と、 日本人船員の激変"は裏返 す とコス トの対策 と して外国人船員が助 っ人として 大量に送 り込 まれて いることとな って いる ことが分 かる。
2.2
内航船 員の移行次 に内航船員数の推移 を図2にグラフに した。(昭
和
49年
か ら平成13年
の統 計で船 員需給 総 合 調査 結 果 報告 書 によ る)内航船 員の移行
∞
∞
∞
00
ハ
∞
∞
00
∞
︵く
︶α 8
S49 S55 S60 H2 H7 H!o H!l H12 H10
年代
図
2
内航 船 員 の移 行や は り年 々減 少傾 向 にあるの は明 らか だ と言え る。
が しか し、そ の減 少 は
30年
で4割減 とそ の減 少勾 配 が緩 い。 だか らと 言って 良 いので はな く、内航船 は法 律等 によ って外 国 人船 員を雇 えな いので、 コス ト対 策 的な 人 員削減 の 手 は使 えな い。そ の代わ り、船 員 ・人の任 務 の内容や 任 務 の時 間数 を増や しなが ら雇 い続 けて いる もの と考 え られ る。 つ ま リシ ング ル ワ ッチ の機 会 が増 え 、時 間数 が延 びて いる ことが 想像 で き る。
2.3
日本 人船 員 の年 齢構 成次 に、 日本 人船 員 の年 齢 構 成 を図3にグ ラフに し た。
顔 の制
□
臓)■繊労B・旧串 ホ労情ペース(平成9年麹
図
3
日本 人船員の年齢構成これか ら見て も分かるよ うに明 らかに船員の高年
齢 化 の現実 が見受 け られ る。 この よ うな ま まで は、
若年 層へ の技 術 や 知識 の移 転 等 に も問題 が起 こって いるので はな いか と懸 念 され る。
このよ うに
1.で
も述 べ たが 、助 っ人 の効 く外航 船 舶 よ りも、助 っ人 と して補 充の効か な い内航船 舶 の 方に航 海 当直 の 支援 を 具体 的 に行 う必 要が あ る と 考 え る。3.航
海 支援 システ ムの構成 と内容3.1
総合 的航海 支援 システ ムの構成 図総 合的航 海 支援 システム の構 成 図 を図4に示す 。 図4での 「大島 丸デ ー タ処 理サ ー バー
Jと
は、 大島 丸 の運航 状態 (船速 、船位 、針路 、操 舵 角 、外 力等 の航 海情 報 と主機 回転数 、 主機 系温度 、圧 力、等 の 機 関情 報)が
デ ジタル値 で集約 され るサ ー バー で あ る。 こ こか ら必 要なデ ジタル情 報 をI ヽNを
介 して受け取 る ことで大島丸の運航状態 を毎秒毎 にオ ンラ イ ンでつかむ ことがで きる。 このデー タ処理サーバ ー の情 報 は「ハ ブ」を介 して「チ ャー トシステム」と
「音声インターフェースシステム」に送 られる。
「チ ャー トシステム」とは、その名の通 り、本船が 航海 して いる水域 のチ ャー ト(海図)と船 の針路 、変 針点、航跡 をパ ソコン画面 上に表示す る、いわ ば電 子海図のよ うな もので、船 の進行 に合わせて 自動で 次のチ ャー トに切替え、必要であれ ばチ ャー トを拡 大 。縮小、上下左右 にず らして表示す る こともでき る。 また、 このチ ャー トシステムは、音声 または リ モ コンで要求 した情報 もパ ソコン画面上に表示する ことがで きる。チ ャー トシステムの元 となる海図は、
デ ジタイザー という機械 を使用 して実際の海図 をプ ロッ トし、そのデ ジタイザーか らの情報を利用 して 作成 され る。
ハブ
声受信機
″
′
7
/ 90
チャート システム
支援データ
く
>
音声インターフェースシステム
″
′ ノ
′
′
′ ′
′′
移 ︲´″″´ ヽ″′/
/ ′ ル だ
′︐ 可〆/
図
4
総合的航海支援システムの構成図メ
4 独立行政法人国立高等専門学校機構大島商船高等専門学校紀要
第38号 (2005)
「音声イ ンター フェー スシステム」は、 こち らが音 声(音声が だ め な場 合 は リモ コ ン)で要求 した情 報 を 音声認 識 した後 、そ れ が プ ログ ラム に入 力 され た 言 葉(こち らが 入 力 した 言葉)であれ ば音 声 イ ン ター フ ェー ス シ ステム はそ の情 報 を音 声で知 らせ て くれ る もので ある。 音 声 イ ンター フェー スに送 られ た情報 はチ ャー トシステム に表示 され る。また 、「太島 丸デ ー タ処 理サ ーバ ー」 とは、 大島丸 の現 在 の表 示す る ときに も必 要 にな るた め 、チ ャー トシ ステ ム と音声 イ ンター フェー ス間 に も
LANケ
ー ブル が接 続 され 、「支援 デー タ」が行 き来で きるよ うにな って いる。
図4の総 合 的航 海 支援 シ ステム を見 る と、デー タ 処理サ ーバー を除 いて パ ソコ ンは2台必 要 にな る こ とが わ か る。 こ こで 、「チ ャー トシステ ム 」 と 「音 声 インター フェー スシ ステ ム」 の機 能 を ‐緒 に して
・台のパ ソコ ンにすれ ば手間が省 ける し、省 スペー スにな るので はな いか?」 と考えたが 、1台で2つの 役割 を こなそ うとす る と、サ ー バー とパ ソコ ンの間 で 大量 の情 報が行 き来す る ことにな り、 パ ソコ ンが 停 止、すなわ ち フ リー ズ して しま うた め 、 この よ う に2台に分 けて シ ステム が構成 され た。
3.2
チ ャー トシステ ムの流れ 図次 に、図5のチ ャー トシステムの流れ図 を説明す る。チ ャー トシステムが起動枷a‖ )して、まず、日付 と時刻 とで名付 け られた ロ グデー ター フ ァイルがオ ープ ンされる。次に、それか ら大島丸の船 型データ が読み込 まれ る。次 に、情報源で ある大島丸デー タ サー バー との ソケ ッ ト (ヽ■ぃo(・
kl)を
オー プ ン し て情報が供給で きるよ うにす る。最後 に、音声イン ター フェー スとの ソケ ッ ト (ヽ■18x k 2)を オー プ ンに してチ ャー トシ ステム と音声 インター フェー ス にデー タが供給 出来るよ うにす る。以 上の段階 を踏 んで、チ ャー トシステムの各機能が出来 るよ うにな る。黒の破線で囲 まれて いる部分 は、その機能 を使 いたいという依頼がなけれ ば動作 しな いイベ ン トトリブン的な機能 である。
… … Fom:則
・・・・・・・・・・・¨現在の日付、時刻を使つて ファイル名を自動的にふつてくれる
大島丸の船型データが入つている
,-'-.-Winsockl
l馴 可
L̲̲̲̲̲―
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 』 図5
フ ロー チ ャー ト3.3
航 海 中 の実 際 のチ ャー トシステ ム図6のチ ャー トシ ステム につ いて 説 明す る。 チ ャー トよ りL側の表 示 は 、左か ら緯 度 、経 度 、舵 角 、Cl)1) 翼 角OHにr、 Cl)1)翼角RGl、 2段目で 、自船 の針 路 、 船 速u、 船 速v、 風 向 、風 速 、
BT翼
角OКkl、 1う1`翼角RcJである。変針ボ タ ンは、チ ャー ト上での変 針点 1.5ケーブル前か ら警告が出て、押す ことによ って変針点が ズレて いくよ うにな って いる。次 のチ ャー トボ タンは、何 らかの理 由でチ ャー ト交換が さ れなか った とき、手動で交換 出来 る。チ ャー ト上で
大島丸データ サーバー と のソ ケッ ト オープン
音声イ ン タ ーフェース と のソ ケッ ト オープン
大島丸データサーバーからのデータ受信
CP嘔角 A印86
0‐角 P0
チ ャー ト撒 面 │
ヽ
ヽ
鰤 Ю
V
L
Ъ
― ‑49嘉256
y
Ilatt r.小 ←
lv
tmscbr+--- rl,F
FiE:-.lore'
Wfiz ll$ 07;mrtc
ETA O*,-or n' タイムヒヌトリー 触襲に側目
タイムとストリー〔
'●
l r7
日
6チ
ャートシステムの日面 の説明は図6の通 りである。続 いて 下側であるが、左側か らチ ャー トの拡大縮 小ボタン、 上 下左右ボタ ン、デ フォル トボタンで ク リアーである。そ して、
ズ レ、 ログ、日 ■、修 正コー ス、残航である。 タイ ム ヒス トリーは入港操船時 に使 うものである。また、
印刷 系は航跡 とタイム ヒス トリーが出来 る。
4.支
援 システムの検証本支援 システムの効果 を検証す るために、
8月
5〜7日に本校練習船 「大島丸」を使用 し、山口県周 防大島町、小松港よ り同県 下関港 までの往復 に本支 援 システム を搭載 して調査 を行 った。往時の航海で はシステム を作動 させ、複時の航海ではシステムを 停止させて、それぞれの検 討及び比較 を行 った。 ま た、その航海 中における1等航海士の
90分
の当直 を対象 として、航海 当直中における作業内容 を分析 した。 また、同航海士がシステムか らの音声情報 を得た内容 の頻度 も調査 した。
4.1
大島丸での実証風景その1実際の大島丸での実証風景を写真1に示す。 この
写真
1
音声ィ ンター フェース写真は、音声イ ンター フェー ス側である。 この位置 は、チ ャー トテーブル を使用 している。 ビデオカ メ
ヽ 1
I
L
膳
F
6 独立行政法人国立高等専 門学校機構大島商船高等専門学校紀要
第38号 (2005)
ラは、航海 当直の風 景を残 してお く為 に撮影 した。
航海土が、情報 を支援 して もらうとき も、 こち らの パソコンで、音声または、 リモコンか らとなる。ボ ックスの上に乗 って いる、黒 いボールが リモ コン時 の感受部である。
4.2
大島丸での実証風景その 2実際の大島丸での実証風 景を写真2に示す。
写真2は、チ ャー トシステム側である。 この位置 は、航海士が当直 に
tつ
位 置の傍 に置 くよ う設置 し てある。写真
2
チ ャー トシステム5.シ
ステムの使用効果5.1
システム を用いてな い場合検証航海の結果であるが、まず、 システム を用 い ていな い場合の当直状況 を図7に示す。仕事 内容 は、
航海見張 り、 レー ダー見張 り、チ ャー トワー ク、そ の他で仕事分け してある。時間は、
8:00〜 10
1等航海士の当直状況(システムなし)
レーダー見張リ チヤートワーク 仕事内容(800〜1030)
図
7
当直状況:30で
あ る。 図7の結 果 は、航 海見 張 りに67
分 、 レー ダー 見張 りに3分、チ ャー トワー クに
12
分 、そ の他 に8分費や した結 果 とな った。
次 に、 仕事 内容 は図7と同様 で時 間が
11:30〜
13:00ま
で の 当直状況 を図8に示す 。1等 航海士の 当直状況(システムなし) 90
8︒
70
60
50
40
00
20
10
0
︵後
︶巨 世
「
l l t目
90 80 Ю 60 50 40
∞ 2︒ 10 0
︵よ
︶E 奮
航海見張り レーダー見張リ チヤートワーク 仕事内容(1130〜1300)
図
8
当直 状況図8の結 果 は航 海 見張 りに 船 分 、レー ダー見張 り に9分、チ ャー トワー クに
15分
、そ の他 に16分
費や した結 果 とな った。
5.2
システ ム を使 用 した場合次 に、 シ ステ ム を使 用 した場 合 の結 果 を図9に示 す 。 仕事 内容 は 、図7及び 図8と同様 で あ る。 当直 時 間 は、
8:30〜 10:00ま
で で あ る。1等航海士の当直状況(システム使用)
―
航 海 見 張 り レーダー見張リ チヤートワーク 仕事内害(8:30〜 10:00)
図
9
当直状況図9の結果は、航海 見張 りに
79分
、 レー ダー見張 りに3分、チ ャー トワー クに8分、その他 に0分
90 80 70
∞
∞
∞ 20 Ю
︒
︵よ
︶E 奮
航 海 見 張 り その 他
という結果 とな った。
8%)等
の情報依頼が順 に多 くな った。次 に
14:00〜 15:30ま
での当直状況 を図10に
示す。1等 航 海士の 当直状況 (3時 間のまとめ)
1等航海士の当直状況(システム使用)
―
‐
航 海 見張 リ レーダー見張 リ チヤニ トワー ク ―その他 仕 事 内容(1400〜1530)
^ま
︶
奮 ︵S
︶ф 扁
図
10
当直状 況o
図
10の
結 果 は、航 海 見張 りに88分
、 レー ダー 見張 りに3分、チ ャー トワー クに9分、そ の他 に 5 分 とい う結 果 とな った。5.3
システムの使用効果次 に、システム を使用 した結果 と使用 していない 結果 を、
3時
間のまとめ と して比較を した。行 きの 航海 と帰 りの航海 と違 いはあるが、その結果 を図11、 図
12に
示す。1∞
図
11と
図12の
結果よ り、共 に赤色の グラフの航海見張 りに費や した時間が飛びぬけて多い ことが
80
分かる。 しか し、 不使用時 に比べ ると約
20%、
時60
よ
間 に して約
40分
も航海見張 りに専念できて いる こ湮 とが分かる。今回、 レー ダ見張 りやチ ャー トワー ク
を代替できるシステムの作成が 目標であっただけに、
20
航海見張 り専念の
40分
増が、 システムの使用効果と考えてよい。
。
6.音
声 ログデー タの内訳本 システムを用いて音声で どのよ うな情報提供 を 得たのかの頻度 も、同時 に調査 を行 った。その結果
を図
13に
示す。調査の結果、チ ャー トワー クに関す る音声情報では、
予定 コー スか らの偏位
(25%)、
次の予定 コー ス(2 0%)、 次の変針点 にのせ るための修 正 コー ス (1当直 中の仕 事 の割 合
図
11
システ ム 不使 用1等 航海士の当直状況(3時 間のまとめ)
当直 中 の仕 事の劇 合
図
12
システム使 用65
―
︲ 日 3 目 w
7 口
航 海 見 張 リ レー ダー 見 張 リ チ ャー トワー ク その 他
84︻
9
4︻
一航 海 見 張 リ レー ダー見 張 リ チャー トヮー ク その 他
8 独立行政法人国立高等専門学校機構大島商船高等専門学校紀要
第38号 (2005)
ズレ修 正コース 星 E離 針路 残航 ETA 速 力 風 向・風違 潮流
︵ 回
︶ 無 回
つ ま りこの ことよ り、システムを用いないときは、
偏位 、次の針路 、修 正コー ス、な どを調べ にチ ャー トテー ブルに行 き、 又レー ダ直面か ら得て いた もの と言えな くな い。
即 ち、航海 当直にお いて、チ ャー ト関連の情報が 随時的確 に、支援 されれ ばよ り航海当直 に専念でき るとい うことになる。
7. 終わ りに
本 システムで は、現在の ところ航海 スケ ジュール の保持 に関する情報提供のみ となっている。今後は、
航海中に出会 う他船 との衝突危険及び、避航操船 に 関す る支援情報 も音声イ ンター フェー スを介 し、提 供す るもの と出来るよ うに改善 した いと考 える。
8.謝
辞本研究 を進めるにあた り、本校練習船 大島丸船長 の、安尾英昭氏 、機関長の寺井征三氏 、
・等航海士 の藤井敬治氏、
・等機関士の古賀英 司氏、甲板長の 近江徹 正氏 、操機長 の高峯満氏 、操舵手の松嶋光男 氏、操機手の酒井充好氏、甲板員の大官見肇氏 には、
音 声情報 内容
日
13
音声ログデータ多 くの議論そ して多大なる助言を頂き、本研究の完 成度 をあげる ことがで きた。
又、
5年
生の川本周平君の協 力がなけれ ば この シス テムの完成 はなかった。皆 さんに、感謝の意 を称 し た い。なお、本研究 は平成
16年
度の科学研究補助 金 にて成 し得た ことを付 記す る。