音楽科の授業構成に関する一考察

(1)

難髪藻野：舞楽科の授業構寂に駕する一考察 ⁵⁵

音楽科の授業構成に関する一考察

一「変奏曲雄の授業プランを中心に一

白石昌子暗渠リズム）

はじめに

離々の授業をどのように纏織するか，これは，

われわれ教露華にとって｛男実な靉靆である毒こんな時，「こうすればうまくいく」的なハウツーがあれば，どんな1こ髄かるかと誰しも想うことであろう。

事業，ヂ教育披衝」を求める教締達の声は，ここ数年，熱立って高まって来ている。

しかしここで，教育妓葬墨と1ま｛響かを充分1二考えておく必要があるのではなかろうか自教締として本巣1こ必要なのは，ちょっとした謹二i夫とも喬えるような小手先の技衛ではなく，飯に授業琶慰ことれば，授業の内容そのものを検討するカ，それを子ども1こ伝え霧・る形で薬嚢織する方法など、といった，

もっと本質的な｛察分慕かかわっての技緯蓄であると

懇、われる。

特に音楽科においては，精練教育という難的のもとに，「愛好する勢鋳」「表貌する毒び」ヂ感嚢」

などの懇度的な馨標が掲げられてきた。しかしその反藏，こうした態度的な馨標を達成するために緩醗される具｛本姦肇な餐毒導内容について見れ1ま，そ

こには轟二楽にお縁る膨大な知識，技能寿㍉姦片的，

こま馨れに蔓べ立てられている。また実課の授業においては，教える内容が，音楽から歌詞へと移郵），歌の歌詞内容があたかも国語にお1する詩の解轡ぐの援1業のよう1こ展遜される。

さらに音楽は．教騨の実技技能麟が葬常に強調される教科・である。これ1ま言い替えると，授業の繊密が単純1こ教麟の音楽的力量の有無に帰されてしまう亀縷を1まらむということである。そしてその廼1長として，いわを鋳る名入芸套勺な授業寿ぐもて1まやきれる綜果になる。しかし，教癖が求めるのは，

そのような○○先生にしかできない授業ではなく，

誰にでも実義擁能な授1業であり，ひいてはそグ）ような授業を警分で組織する方法，すなわち授業構薮1の方舞各を知ることである

誰にでも実践でき，しかもねらった成果をあげ

得るような授業とは，一運本どのようなものであろうか。筆者はこのような聡題を，授業の達成基準を轡毒確1こするという視点から考えてきた｛注i）。

ここで言う達絞基準とは，子どもが学びとる内容について，纏をどこまでというように瞬轍こ示すという意瞭を含んでいる。こうした視点から音楽の授業を考えると，それは教えるべき内容と教える手だてが確立されたものでなくてはならないというこ損こなる。音楽科においてこの講者は，どのように考えればよいのであろうか。

本稿は，…つの授業プランを検討することによって，一一｝1遠の鵜題にアプ環一チする。ここでとり

あげた授業プランは，このような鶏題について

「変奏襲を教える授業」という其体的な影で提示しているものである。本誌1の難的は，この授業プランの優れた特質を轡1ら力彗こすることを通して，

音楽科における授業横議を考えるための観点を導き超すことである。

なお，このヂ変奏麟」の授業プランは，吉灘が立案し，それを出中が中学隻を穀象に，若干手を癒えてつく絵かえたものであり，現実に霧度が実践されている。その内容と実践結果は資料iにあ

げた通号である 1注2）。

亙楽曲教材中心の授業の問題性

このヂ変奏麟」の授業の優れた特質とは縛であろうか。この靉靆について聡らかにするため，まず｛慈来の一般的な才受業をと鯵あげ、そこでの羅題性を考察したい。ここでは比較を容易にするため，

変奏麟であるシューベルトのピアノ五重奏麟ヂます」の第欝1楽章1の授業をとりあげる。これ1まノ参学蓋奪生の共通教誘であり，次にあげる聾標は，この楽麟による授業で，逓鴬掲げられる暴標の一網である13，勲i4マ4尋8）。

ア．ピアノ五重奏麟の演奏形慧を理解させ，それぞれの楽器の特徴を感じとり，調麹のとれ

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弱鰹鳥大学教蕎案践羅究紀要窮ii号

た演奏の美しさを味わわせる。

イ．主題旋律をおぼえ，主題の変建を聴きとり変奏灘の美しさを感じとらせる。

ウ．シューベルトの穂の作品にも議しませる。

ここでまず気づくことは，この授業における篶標内容の多掻牲である。筆者が傍線を引いたもの

がこの授業での鮨導内容である。一つの授業の中で，演奏形態の理解に始まりシューベルトに至るまで，音楽における実にさまざまなレベルの内容が掲げられて静る。これら一つひとつの海容について，それぞれ子ども達が学習しなくてはならないことを数え土1ずると，それは癩楽な数になることは容易に予想がつく。薙かに「ます」を聴く時，

あらかむめこれらすべての内容を遷解していた方が，より妹わい深い鑑賞が達成できるかもしれない。しかし，小学校五年生の子ども達に，わずかな授業時潮数でこれらの内容を，すべて学習させることが薄能であろうか。筆者は，それがいわばつまみぐ騨的に，各々の内容を皮趨的に懸れて終るだけの授業1こなってしまうのではないかと騨う亀倶を持つのである。

このことは，弩標のイに掲げられている変奏についての海容からも瞬かである。ここで子ども達に要求されているのは，i）主題簾律を覚える2）

主題の変牝を聴きとる31変貌の美しさを憾むるという三つのことである。

ところで三つ碧の「変奏麟の美しさ蒸とは舞であろうか。これを変奏麟という形式ゆえにかもし艶される美しさと考えれば，この美しさとは，変奏慈の持つ独§の性格に襲来するといえる。「あ

る主題なり楽句なりを変髭させるということは，

作麟技法の基本的なものの一つであるが，この手本去を萎｝板に掲げ，その癒羨鐸豪を徹底的1こねらったものが変奏形式である。ここでは反復のたびに，

主題が変奏されて嬉蕪をつくりあげることになる」

（i，P窪94，〉というのが変奏醜形i式である。すると，ヂ主題を変化させるという手法を絹い，撲復の度にそこ1こさまざまな対日察ミをく弩広げる垂1縫さ」が変奏麟の蜜…しさであるということができよう。

このように考えると，薦の羅標にお1ナる三つの内容は，段蔭的な性格を持つ。つま享）子ども達は，

まず「主題旋律を覚え」，それをもとにヂ主題の変跳をききとる」ことによって，ヂ変奏麹の美しさを憾むる」よう要求されている。最後の変奏麟の美しさは，変奏麟の特徴，すなわち主題の変化

1987隼3月

をききとってこそ感じられるものである。換言すれ1ま，変費二をききとること毒焔軽確にできれ1求できるほど，変奏麟の美しさをより敏感に感じることが慮来ると言える。

「ます」に驚わる多様な内容を展翳しな1ナればならない授業において，この「変｛ヒをききとる」

という蔀分1ま，どのような指導になるであろうか。

その部分の無言導緩絹を発てみよう（3，費．i尋勃。

「ます」の豊麗の蔀分・藷に合わせて歌・ンた尊し・玄題旋籍を聡確にだけを聴（。て髄かせる。とらえらおたか。

「ます」を全漣通して咳章に椴落があ鯨う磯吟羅雄疑し

騒ぎ．いくつ今無分1二｝二妾楽にも溝箏ようなとくとらえること秀ま公署らむるか蕗きとる心ころオごあることを建解さできた寿㍉あいま

習勤

顛教籍の

詳導^芋

査瀬

せ乱響、カ・せ傷いな羅合は再び璽

嘆奏の燐禽誰で手をあ霧かせ確かめる．

させ，教練ましるしを緩書していく．

き、変奏臨二ついて鯉鐸喝つの藻懲二ついて今まし再び全農通して穂き，で聴いた感．蓼を議し合っどのように変免していデおき，こ流擦ま騰きなくか聴きとる。舎沸それぞれの変舞こ一

疑注意して髄，かせる。

これによると教輝が行うのは，主題とそれぞれの変奏との題の溺れ彗を捜せと揚示することだけである。それがわからない時には，蓄再らかの手だてを矯いるわけでもなく，もう…一度レコードをかけて麟を聴かせるだけである。変奏という内容1こついての蓄義導1ま，このよう1こして華冬わる。この一一

連の指導で，集たして蕩達したような変奏魏の美しさを感じることが達成されるだろうか。

音楽科教奮は，音楽の美しさを味わえるような音楽控を培うことによって，豊かな椿操の脅威を図るものと一般に言われている。しかし，』爵楽の美しさ，癒自さへの理解は，郷題馨のように露標に掲げているだけでは，決して実理するものではない。これは，音楽を美しい，姦白いと感じるようになれるために1ま響覇が必要なのか，またそれはどのようにすれば習得できるのかという立場に立って授業の内容を考え，訂錘してこそ，はむめて意舞朱のある§標になる。響灘えば，変奏縫が美しいとわかるためには，羨遷したように変奏麟そのもの1こついて教える必要が生むるのである。

しかしこの授業においては，変奏麟の萢にも教える内容が毒ほどあるのは，先程みた通りである。

これでは変奏醜の詣導にかける時鵜はほとんどな静といってよい。このように従来の授業は，たくさんの内容の学習が，結局演舞的なものに終わってしまうという亀険をはらんでいるといえる。

(3)

熱奏墨子：憲楽税ダ）授業購威に幾する一考察 57

この問題の原醤は，一つの楽麟を教えるという考え方で授業を構成していくこと1こ求めることができる。舞！来の音楽の授業1ま，「○○の麟を教える」§的で構成されていた。つまりそれぞれの楽懸は，教育内容であ箱，教材でもあった。それに録し吉鐙の提示した「変奏麟」の授業は，変奏藏

という音楽影式を内容としてとりあげ，それを中

・むに構成されている。この垂受業の§的は，「変奏懸の概念を習得し，その具｛奉的成果として露分で変奏麟をつくること」（翼，勲捻密なのである。

従来の楽懸を羨提とした授業を楽醜教麺中心の授業とするとうこの乎受業は，教育内容を麟提とした教育内容中心の授業と呼ぶことができる。これは，音楽科における教誘と教鳶内容を挺擬し，そこから』音楽の授業を鷺直そうという考え方に立饗

している。次章では，音楽科における教毒内容と教材の問題に験れ，さらにその視点からこの「変奏麟」の授業の優れた特質について述べる。

豆音楽科における教育内容砺究の意義

1．教育内容と教韓の匿劉

爵楽科にお曇る教官内容と教誘の区溺を最擁に提案したのは千歳である。鍔かを教えるたダ）の素読を教紡と考えると，繭章で違べた「ます」の授業は，怯す」という楽麟が教掃であり，この楽麟から麺出されたさまざまな内容が教育内容になるという馨式を持つ。この場合麹出された教育内容は，その楽臨に緩定された内容である。すなわ

ち音楽についての一般的内容ではなく，その襲の持つ特徴に羅定された懸犠的内容になる。そのため，このやり方でそれぞれ犠の楽麟から播超した孝文毒内容は，互いに灘麸藝を多妻ち得ない．つまり，

Aの楽麟から紬墨した内容と，βの楽麟から魏鐵した内容とは，それぞれが懸幾釣であるが櫓えに，

その鷺孫が霧薄になる。教育内容と教樗の髭篭彗は，

楽麟教材中心の授業にお終るこのような翼題を解決すると害う意嫁を込めて提案されたのである。

ここでの教奮内容とは，上遠したような懸濁的なもので1まなく，その教季等をその教科たらしめている本質的・基本的な概念や法難であり，より一般的なものを指す．これに縁して教韓とは，この教育内容を子ども達が学習しうるかたちに具体鈍したものである（涯3）。このような教鳶内容・教材論をふまえて，モ成は，音楽科にお1ナる教育内

容を次グ）ように規定している。

ヂ音楽1こお縁る基本的要素的なもの，それ1まメ寝ディーや調，郷ち様々な音繕や旋法を含めた…一定の音の穣互関係の綴織体や，拍や拍子を蕾めたリズム，ハーモニーや多声姓，形式，音色，ダイナミックス，テンポ等である。二音楽の本質について，それはこれまでのき楽美学爾究の成果を蓬偏

して，生成と消滅緊張と緩和，いわば人賜の存姦や実在そのものの反酸といえる」｛9，勲磐。

さら1こ彼1ま，潤えば，基本的要素的なものとしてのリズムが，音楽の本質としての生成や消滅，緊張と緩報を具体牝しているという具合いに，この癖者の音楽の中での鷺｛系をとらえている（9，P．尋）。

以しが妾楽の教育内容であるとして，次に教材と教樗の条件について以ギのように続けている。

ヂ教材は以上の教育内容を，子どもたちが理解したり表現したり，またそれら教畜内容の艶握を駆使して新しいものを｛す韓趨1えたり翻ったりする，

そのような学習活動を篠介するものである。異郷的にいって主としてそれは一つのまとまった音楽作品である。そこで「教材の条件」という場合，

それは音楽の教育内容を子どもたちが学習できるように，また音楽の本質を音楽の基本的1萬牲との縫孫で豊かに具現化したものが教耕董びにその条件であるといってよかろう。」（9，勲尋）

以、とのように教育内容，教紡を規定した後，音楽科の授業構成を考えると，それは従来の楽麟教

季書中むの季受業を書髯球1する道毒簿の逆をたどること1こ

なる。すなわち，一つの楽麟からさまざまな内容を摘幽するのではなく，一つの教育内容をめぐって，さまざまな教紡を請いて授業を構成する遵が絹けてくるのである。舞えば，ジーつ一…つの楽薮を教える」という伝統的な授業観のもとには，

ヂ変奏麟を教える」という授業撰銭は生まれない。

しかし，一穫：ヂ変奏麟」という教育内容をとりあげれば，変奏を教えるの1こふさわしい楽麟その纏を教季虜遍発して，変奏麟を中心とした授業構成をすることも雇能なわけである。つまり，教育内容と教誘のとらえ方によって，授業はまるで違う方陶をもつといえるのである。

このような教麿内容を中心とした授業権威の手 1縫について，吉鐙は次のように定式化している。

罫教育内容の決定→教育内容の羅究外教馨の選訳醐発→教材の展鰻形式の決定」IM，P．鰺§／こ

こで取弩しげた「変奏麟」のプランもこのような

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§8 懸轟大学教育叢叢醗究紀要第ii号

手続きによゲぐ｛念城されたものである。

2∫変奏曲」の授業構成の特質

ここで「変奏蕪」のプランについて，1二記の一連の手纈を考察してみたい。まず．変奏藤という教畜内容であるが，これは言うまでもなく姦1楽形式の一一つである。ヂ音楽形式というのは楽麟に耕する懸々人の好みとはまったく独立して存在する音楽の客観的な構造であり，澄史の中で理論銘され｛奉系費1されてきたものの一つである。このことはそれがどの子1こも謎鱗霰されうる薄霧詠窪を柔奉った内容であることを示している。」！8，狂i春夢）と吉鑓が述べるように，教育内容は誰もが認めるような客観性をもつ必要がある。

これに越し，ヂ変奏麹の美しさ」は教育内容にな琴得るだろうか。講章で這べたように，音楽においては，奨iしさ，麹毒さ，楽しさなどは，

それをかもしだしている畜楽の要素，纒えばリズ

ム，メ覆デーイー，ノ・一モ二一などを実一現した多義果

なのである．それゆえ，ここで教蕎内容にな舞得るのは，美しさをず乍穆超す畜：楽の基本熱蓼要素のあり方である。これ1ま言い替えると，音楽科で教え得るのは，』音楽1こお鍍る音そのものであり，それは客観的な性質を持つが掬えに，どの子どもにも，

達滅することができる海容にな彗得るということである。その疑i果として，授業構繊1グ）、二番嚢の墨続きである教育内容の覇究が可能になる。

そこで1ま，設定された教育内容について，教えたい概念・法難1が検言言されることになる。吉霧は，

欝得する内容である変奏慈の凝念を，次のように

まとめている級嬢，P．i嚢嚢）。

！勤音楽に変化をつけておもしろさを出す方法として変奏という形式がある。、このお｛フしろさ1ま．

蕪全体が変賛していくのに，その籔に一定のバルスが存姦三していることからくる。

② 変奏慈はもとになる篶単な鋭匙と，それを変建させたいくつかの変奏からなる．

麟変奏は航題の鷹藝をそのままのこして．その纏の姓馨を変化させたものである。

さらに，これらの概念を翼得するために三つの援路を設けており，各段繕での馨標と学習活動は，

次表のように綴織きれている（M，P．i警§）。

音楽において概念を獲得した状態とは，「変奏麟は，○○である」とことばで遠べることができるよう1二なることでは決してない。霧浮嚢釣1こ鴛わ

捻87奪3月

∬ご感

羅譜

．潔醐㎜

凱

ヨ_{1三題と変奏グ）羅巨}

f峯を感韓譲辱にとi

i

ちえ⇔1． 1

．＿嘉

1唆難」鑛

念を費i握、する．、

i

I

轡葺．

1

廃蚕・つ罎

一

変奏を嫉，藩司

っている基本的な旋律をと・

変奏する、

4 身近な懸の変奏をきいてi 重信欝繕勤

，，論，，薪☆

1嚢鑓鷲易える・

1簸勧ノ駆ン鞭って…

／票懸名をあてる。

1変奏鵡」をつくる、、

逆

3の、跡種．のハターンを績み会わせて．変奏を慶…域1さ．

身す

6

一

れるこの授業グン溌習総勤のいちばん中むとなる意識妻霧蓑受藩では，尋つの学曇裂孟動が緯織されて爆＞る。

ここ容ま変雛鑑をききわけ，さ碗こ糞分で霧を操作することによ・、ンて変奏の仕組みがわか勢，その泰吉渠嚢分で賛三れるよう1こなることが意図され，そのことがすなわち，変『奏慈の概念を鑓握、す一ることなのである。そしてこうした1擦魏のために，実に多様な教韓が絹意されているのである。

以灘，この妻受業の特質として漣べたことをまとめると次の3点になる。

L教育内容として音楽の形式という客観的事項をとりあげている．

乞｝1の教蕎内容は，常に帝楽にお捗る轟という客嚢疑的要素1こついて教えるよう展欝董されている、、

そのための多様な教鯵が矯意され，機能している。

3．薫記の二点によって，概念の獲得のためにいくつかの妻愛濃を設定することが薄能になっている、

璽変奏曲の教育内容とその意義

…変奏懸」を教えること，換露すればド変奏懸」

について知ることは，子どもにとってどのような意義を持つだろうか。ここでこの授業プランのテーマ撫捧について考察を傭えてみたい印

筆者1まこのアランを，本学学生一1クラス1こ録して婁残した。婦象の学生は．磁年度「…鍛教育ゼ

ミ」｛2i名）と「どアノ」嬢（｝名中6名欠霧）の受

(5)

磁石皇子：唐楽科グ）授業購威に鷺する…考察 59

嚢薄者である。｛以評，蒲者をAクラス，季幾者を鯵クラスとする、）この学生達に変奏麟の授業を始める前，次のような質翼を行った．

i．変奏麟について知っていることを叢騨で下さい。1 …2．これから弾く獲麟について，変奏！麟／だi 』と思うものに○をつ掃，そう思った至墾裁を書いて下さい曇

i 2 i

｛ 2 4 i ヨ 2番羅の質隙こは，i「森のかっこう鳥｛譜携

め雌2ヂエコセイズ／譜縄2）」3ジ変奏麟1譜溺3）」塁「ヘンデル鐸鏤骨ラバンド（議綱籌略㌔

の淫齢を繕い，Aのクラスに慧全慈，βのクラスには，3を除いた3麟を薦かせた。

これは授業を行う蕩の，変奏麟についての建解度を控握するのが第一の馨的であったが，1まからずも後に運べるような興瞭深い鶏題点をいくつか提示してくれる結果が得られた。

まず，結崇は次の通りである、最辮の質鶏に耕して，わからないと答えたものは勇名中3§名，もとのものを変えたものと静う記遠はi5名にみられる。この学生達が「変える」要素としてあげていたのは，調，リズム，拍子，音の長さ，感じ，音調などである。

しかし，わからな静と答えた講名も2名を除いて2の繋累1には答えている。その結果は次の通りである。表申の数字が，その麟を変奏麟であると思った者の数を派している。

麟名 λクラス ^{B クラス}

森のかっこう鳥 ⁱ² ⁱ⁸

エコセイズ ^暮 5

変奏麟課題 ⁸ ^＊

サラバンド i2 ig

が屡糖されている。そのためこの麟を変奏麟と考えた・轟の墨墾綴には，中潮部で麟の感じが皿章宏するというものと．縁葺舞舞部1こ叢華辱のメ蒐コディーに｛以たものが怨てくるというものとの二1通鯵ある。この海老には，変奏についての次のようなイメージ

を読み取ることができる。つまり，繭者1まジ澄きの感じが変わる」ということを，また季愛書はさら1こ全く変わるわけではなく「はじめと似ており，なおかつ変わっている」という墨墾解をしているとい

うこと毒ごできる。

このよう1こ学生達は，変奏蕪とは「縄かが変わるものだ」というイメージを持ち，どれが変奏麟かと縫われれば，…一つの麟の中で「変わる慰む」

を追いかけることによってそれを醤籔1していると叢言うことズ罫できる。

変奏麟の概念をもたないこの学生達と．この授業プラン1こよって変奏麹の授業をうけた中学生との欝繋こ，畜楽のきき方のi奮でどのような差方書生まれるであろうか。

変奏（麟）という概念を獲得した子どもが，纏の襲にあらわれる変奏の技法に気づいた纒をとりあ1ず．それ1こついて春霞らはン欠のよう1こ透べてい

る。仔変奏臨の指導のあと，2か縁懸ど置いて，

ベートーヴェンの第九交響麟第濯楽章の金蝿と鑑賞を垂受業で行った。その時は変奏については全く懸由れな参ったのだが，およそ6割の薩鍾達が，鑑賞蠹毒のメモ1こ，第1穫楽章の主題ゐご変奏されているところに興轟奉を持った轟，記載していた。 1中略／

このことは瞬時に，たとえ媛罫変奏垂ζいった手法の掘重縫鉱楽慈をとらえる一視点とな．りえるこ

とを立証するものではなかろうか。1傍線筆者懇

これらの考が変奏麟であると思った遷虫としてあげたのは「途中で○○が変わった感馨がした」

というものが粍溺釣に多い。つまり，最劔の質弱でわからないと答えた春の申にも，「変奏」という葭葉の語感も手伝ってか，「懸の纏かがかわる」

という漠然としたイメージがあるのだわかる。このことについて，「森のかっこう鳥講を哲獣ことぎ）

あげてみたい。

「森のかっこう、鴫」が変奏麟であると考えた煮が全捧で31／名もいるのは涯l lに蕪いする。この麟はA8A影式の麟であ琴，変奏魏ではない。しかしBの鄭分で，Aのモティーフである一新降綬三度

（i4，P．i§7／

この部分は，羨達した大学生にむ謬る音楽の聴

き方と土ヒベて，4藝常に薬嚢拳才柔い。一一努力寸，どれゐぐ

変奏かと舞1われて，漠然とF変わる感じゴを蕪の中に聴いているのに対し，一度，変奏の概念を獲籍した中学生は，纏の麟にみられる変奏手法を指摘しているのである．しかも，第九の墾楽章においてこのことに気づくと言うことは，この懸を構成1する重要な要素の一一点つを難き取ったとも言えるのである。

このように変奏という概念の獲得は，一つの楽

罫麹を議悪くi鶏…の「きき方」のき董得1こ通じる。しかも，

変奏という手法は音楽において重要な位置をしめる。なぜなら，変奏という箏法は，変奏蕪形式の

(6)

鋪篠島大学軟膏実践礁究紀要第簸号

中だけに現れるものではないからである。以一下の引矯はそのことについて遜べられている。「独立した形式構成の要素としての変奏以外にも，変奏という手法雄：つねに鐸藝〉られるばかりでなく，広義に解験した場合，変奏は音楽のもっとも重要な要素であるといえる。潤えば，拳拳屯な2部形式の歌蕪においても，最初の小楽節をくり返す時1こはそこに変牝を与えるのが通常であって，これを変奏と解釈することができる。」（7，碧．薮38）変奏の手法をこのように広義に解釈した時，変奏を教える意義は，飛躍的に握太する。つまり，広義の変奏という手法をききとることができるようになった時，その音楽はきき手にとって，漠然とした

「感じ」としてで1まなく，醗吾嚢な影をその構成懸において浮き彫りにして現れることが予想されるからである。

郵実践結集と今後の課題

このような授業プランがその立案者以外の煮にとって意味を持つのは，それを実践した結果，立案者の意緩したと講じ結果が得られた時である。

音楽は，はじめにも述べたように，特に教紳の音楽的力量が鶏題にされる教科である。そこで…つのプランが飽の教鰍ことっても誉劾な授業案として機能するためには，どのような条群が必要になるのか鶏らかにする必要がある。次にこの霧題について，「変奏麟」のプランを筆者が実践した結果を述べながら，考察していくことにする。

まず，感懲襟の活覇としての擬題1，2／資料i参難のこと）の解答結果は次の通号である。

翼題 i 悶題 2 クラス

I麹酸 A B ^汽 B

ちょうちょう

Lラキラ墾

增@ かれﾔいくつ

碧2i蓼倉

22倉ii §倉02i

§参02塁

この結果の中で特に碧だつのは，聡題2すなわちヂキラキラ星変奏麹」の第八変奏を，ずべての学生が「赤いくつ」の変奏だと思ったことである。

この活嚢は申感性的段階の申に位置づけられているが，ここで言う感性的段賠とは学習者1こどのようなことを簸侍するのであろうか。

これについて吉滋は次のように遽べている。

臼この驚題を）鷺違えることは，変奏という擬念

書987年3月

を理解させることにとってはむしろ好都合である。

！中略）答え1こ納得できない子どもがいてもよい．

ヂ変奏するとこんなに変わるんだ」ということがわかればよいからである。」（8，P湿縫／つまり，

この後結は「こんなに変わるのか」という意外姓も含めて，主題と変奏の鷺｛系を感じる段購といえる。つまり，舞1題玉で1ま，主題と変奏は｛以ているということを感じ，溺題2ではそれとは遵に，変奏の仕方によって1よまるで違う麟のように顯こえることがあるということを感じればよいのである。

「変奏慈」の概念の艶握は，次の意識的段踏にお葬る活璽敏こよって達i威されるよう意図される。

ここで5種類のパターンを使って変奏をつくる活動が縫織されるが，実践を行った懇懇として，実際に露分の力で音を操作するこの活動は，変奏という凝念を摺擬するために，もっとも適燐な活動であると想われた。これは，簿がどう変われば変奏になり，変えた結集，主題の感じはどのように変住するのかということを，5つの方法をモデルと

して実際に行う活動である。この5つのモデヌレは，

簡単すぎてたいくつに感じた学生もいたようだが，

ある学生達にとっては，葬常に基本納なものを提示するこの段羅：が有交書であった。そうした看たち

にとっては，これが後の習熟の段踏での変奏麟づくりのための足がかりの役弩を充分に果たし得て

いる建主蔓）。

最終的にはヂ変奏麹」をつくるという活動でこの授業プランは終わるわけであるが，その実践結果は次の通事）である。

変奏として完成しているもの

楽譜のミスはあるが変奏になっているもの変奏とはいえない変靴を付擁したもの

蕊門3

i 3 3

諺

2継

違§

ここ1こ至る麟にある，いろいろな懸の変奏をき穂く1海難は，学生達にとって，変奏の可能性を広げるという意轟泰を持っているようである。蛋麺えば譜翻5の「バッハ嵐ちょうちょ」は，その羨にいろ

いろなスタイルの「ちょうちょの変奏」を聴いたこと1こよって｛薮まれたということが，容易に推察できる。つま馨，意識的段踏で移った基本の5つのパターンによる変奏は，学生の能力に応じてこのように窪きお1こ発展し得るということである。

以上のような実践奉課を得て，この授業の鎌勺は達成された。これは，この授業プランが勉の教麟によっても実践できる条件を繕えていたという

(7)

熱そ…轟一野：巻楽科｛陰授業撰銭に黙1する一一考察 6i

ことである。その条件とは，擁を難標に，どのような教軽を使って，どのような活嚢を行うかが鵜確であると誓玉うことに弛ならな峯㌔このことカご可能になるのは，この授業の特質として二章で遠べ

た三点に起閣している。つまり，客観的な内容が，

音という客観的な事象によって，段賠を追って濃霧1されることである。この点が一つの妻受業を，複数の教騨の共有の財産として髄纏のあるものにする条件と害えるであろう。

一方こうした条件は瞬時に，一一入の教纈が授業を購戯する時の方略としても機能する。従来音楽科は，教締の音楽的力量が授業の成否にかかわって鶏題にされてきた。この力量とは潤えば，ヂただひとつの素季孝力・ら十も春もの教摩オをひきだすこ

とのできる」ようなカなのである（4，P2麟。

しかし孝文舞嚢として本玉釜1こ壷i・要なのは，一一つの授

業を推滲出すために，どのような素材を選び，どのような視点から「十も脊もの教梅をひきだす」

のかという秀才去を知肇っていることであ弩，これこそが教纈にとって必要な力量といえるのではないだろうか。そして音楽釣力量は授業構成を藩提に論じてこそ意翼未のあるものになる。つまり，上述

した条鐸は，問題を単純に教麟の音楽的力量に解漉するのではなく，梅に鶴かって教鑛が綻をみがけばよいのかということを親らかにしてくれるといえるであろう。

おわりに

数年繭，ある小学校の先生がいみじくも言われた次のような謡が，筆者に1ま忘れられない。それ

は，「算婁交であれ轄f教番著書をi頁から最季麦の要ミま

でやれば，i年の終わり1こは，子ども達が確かに褒｝かできるようになっていると思えるようになるのだが，音楽の場合は事精が違う」という内容の

ものである。これ1こ繕して，罫それはあなたに力量がないからです。やり方が悪いんですよ」とい

う返答を自震をもって返すことが誰にできるであろうか。ここで隷むた授業アプ冒一チの方法が，

音楽の授業のすべてであるとは，もちろん思っていなも㌔教顛が露分の・むから愛している歌を，生経と共に精いっぱい歌うという授業もあるのが当然である。しかし筆者はこの小論が，上のような疑翼をもちつつ巽3々の実践を行っている教錘達に

とって，一・つのヒントになれ1ぎと顯うのである。

注 i この威累は，文献8に詳しい。

2 文戴8，勲99一驚8と鋤較された糖。また，このブラン1こ｛吏警護されている楽麟楽譜は， 5，ii，i3 にあげた通弓である。

3 教育内容と教季オを罷撰することについては， 2，

費．2驚，勤，｝〉．｛溝，ii，P毒6などで，その意義が漣べられている。

墨こうした学生三里グ）｛筆つた変奏難1ま，基本のノ｛ターンを逡、実に達成することによって｛㌻られているものが多い。譜擁護を参難。

穏罵文献

i．捧翅癒寸志「音楽の基礎」岩波新書欝殿 2．藤岡鑑騰「教縁講繊の蓬誌と方法」教藩学講塵 7 学習覇究鍾 ig？6

3．後藤重巒勉纏ヂ改爵小学校学習詣導要頻の展疑音楽税纐」絹絵遜書鯵77

4．鯵光「音楽教奮しろうと論」一ツ橋書嘉 ig7塁 5．三宅榛名鐸麟融本のうたの変奏麟集」カワイ鐵蔽欝8i

ε．小覇一鄭練i「音楽金繰ピアノ独奏名麹集祷級纒」新興楽譜患蔽縫鷺8§

7．壷楽之友鍾編「繧準音楽詳典」音楽之友姓 i弱6

8．千成竣夫編著「達成嚢標を醗確にした音楽科授業改造大鷺」墾治験書 ig82

9．干絞俊夫八木影一吉鑓孝「音楽科の授業構戒に関する…試論」教授学の探求篤3号菱大教育学離篶85

鎗．柴羅義松ヂ現代の教授学」霧治選書 i弱7 i！．高本東六，獅本吉数共著「ピアノのための基礎ハーモニーとリズム」音楽之友社鎗77

㌶．姦材泰錐「教授過程の基礎理誰」講座・黎本の教育6 新難水患飯釜澹聡

捻．保溺蕉纏ヂ雛雰のうたピアノ変奏麟集」音楽之友鏡 i§83

i4．春霞孝出申文ギ教鳶内容を中心とした音楽科の授業に縛する実践的藩究」癌短大学教奮実験

憂葺究憲彗嚢野i号豊§86

(8)

鑓篠島メぐ挙教轡実践講究紀要第銀簪

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(9)

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欝考フランソワ・グ蒐コリューという人

知っている

1ま．いろんな懸をヒfアノでショノ鴫

懸もアレンジ硝鋸驚ン嵐にとか，ベートーベン嵐にとか，バ・、ハ嵐にとかに藤き変えた｝縫分感じが違うことを1レコードを畠しています。きょう 1ま．その樗耳から一蕪聴きましょう彗感じさせる麓の露よ，ビート鋤ズのrイエス1ための導入

タディ」，そ縫揚バン脚鋼である．

いています。元の鰍変え磁を1 …、1麟続けてかけてみます。 1 き

雛〕 i

毎羅㌻乳を飲んでいる人は多い甚音楽を変貌と悪います。集乳1まそのままでも

させることができると飲めますが，撫．亙1されていろいろ

いうことをな食贔にな転3，昧わ碁も変わって理解させるき求す。さて，どんなものに簾玉二ための導入されるでしょう毒㌔知って舞逸るもである♂変^{のをあげて一軒さい。}

葵」という葭葉よ弩も一

まき

「纏王」とチまゑ

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いう葭葉のi カがイメー

達成痩

ジ換蓮力が強いと思わ

れる。

騰題il

キ乳がいろいろなもの1二簾、影さ一聯凝毯は，

れるように，音楽も簾i1されると教室で授業違った賑わいにな導ます。これかを宥ったたら翼く密楽はある春冬な旋律を濾め，ア，イ，

肥したものです。どんな旋律を藤ウ，工魯懸亜乏したものでし素うか。は，あらか

◎次の牢から選んでください。蓼めピアノァ．ち塞うちょうて誰蝉いてテ 4．キラキラ星！盛藝Cグ）うた）一プ1こ緑礬ウ．わかれしておいた。

エ．舞いく）そして，ま

◎みんなの意髭を酷しあい，どうずそれらをしてそう思ったのか話しあって藻かせた後年みまし塞う。 Fキラキラ

◎もとの旋彿と毅一￡されたものを星の主題に綾1すて鐸轟いてみましょう、よる変奏蓑錘涯もとになっているダ濯ま第主変奏をだった。一録費したものを幾かせた。

象振論季菱，主題一第i変奏を続けて示し，正餐イを確認した。

醐題2〕

次1二麹く爵楽も官名な旋律を籐浬1したものです尋もとになっている妾楽1‡雪再でしょう。

◎縫題iと嗣じ麟の中から選んでください。

ア。ちょうちょうイ．キラキラ鍵ウ．わかれエ．養いくつ

◎みんなの意冤を継しあい，どうしてそう思ったのか話しあってみましネう。

◎もと1こなっている旋律と纏工されたものを続けて縫いてみましよつ9

もとになっているのはだった壽

「まとめ

i 瞬建議…律でも擁蓬1の葦土方を 1変えると違った味わいになりi⁝ iます。蒋楽の場合，簾、至1するヨ l l変隻させる）こと，またそi

鵬題蓋3 と講じ手蟻で，今度は，

筆8変奏を糊かせる。

討講ではエの意鷺を妾

ちあげた。

短講）

麗麗1，2

ヂ）あた馨は，

懲懲辱段踏であり，まちがうのは厳然である。

二懸題とも猛讐である必要韓：ない。

問題iは，

薦挙にわかる学習者も多いが，麗題2は，エと答える学習養が多い。

むしろ，このように麗違えることによって，

「変奏するとこんなに変わるのだ」

と意磐性を持てばよ静．

羅題i，2 の参擁によって，感性釣殿籍の慕一擦は十分達威されてい趨ると考えら 1ま，まとめれる｛主題を読み進めと変奏の観る中で確認念は鐙握さ

(10)

鱗纏島大学教奢実践購究紀要第鍛募

れによってできたものを変奏といいます。そ穀に対してもと1こなっている叢i…律を裏三題といいます。

鷺題に鐵た懸は

を主題にした変奏です。

￡鑑賞2）

ヂキラキラ星」醤1とても篶単な旋律です炉，これを主題にしてたくさんの変奏を作り，一つプ）麹1こまとめた入がいます．モーツァルトです。その麹を縫いてみましょう最辮に主題が愚だあと次から次へ変奏がでてきます。あのヂ赤いくつゴに継ていた変奏は，舞誉めの変奏として撫でくるでしょうか。

◎憲題，第i変奏，第2変奏，一とつながっていきます。

一つの変奏蒼おわったら鉛筆でチェックしていき家しょう。

主題璽，2，3，4，5，幾

7，8，9，ig，難，至2，i3，

i巻，i5，i6，i7，璽8，ig．2暮

◎この懸について鑑生の説覇を舞いてメモしておきましょう。

していった。れている泥

fキラキラチェックが星変奏懸雄 8で豊まつ

を主題からていれば主第8変奏ま題と変奏とで禰かせるを聲§係づけ主題，i，て潤いてい 2，3と静ると考えらうようにチれる。

エフタさせ

る。

継署コ

⁝

笈癸獲」嬬

構威威は鷹題

とi2の変奏からなっている」

錨ように，叢祠

^栓灘を羅

ｩせてもよ題があってそのあとにいくつ ^いgl かの変奏が続き，それで一つの変奏懸の定農にまとまっているものを変義を確認す奏麟といいます。多くの鐸麟家 ^る。

が変奏麟を作っています。

変奏麟主題一第璽変奏一案2変奏一第3変奏…

舞麟名麟名

誕鰯鐸懸者は，

「モーツァルト」麟名は1キラキラ量の主題による建の変奏懸」構

一コメント

・鑑賞i以外は，プリントに載せ，各察に翫録した。

・隠題iの量三塞率1ま，およそ覆｝％｛44人中35入）であった、

・鷺題2の亙当率は，およそ璽％（麟人中鰺人〉であった。

分姦は次の通りリ

ア．（），イ．i8，ウ．｛），エ．ig，

わからない 7，

捻87年3海

エの支持老ヂ）解答理蜜は，やはり，其通1二煙調であることと，簸教ヌのC参9薩『Gの音進蕎1カご1韓じであるというものであった。

それ麺録し，イの支蓄寺者の選童窪罷こは，次のようなものがあった。

塗レミ導アソまでは工贋醗であるが，それ以後が違う。エはソドミィドとあがって行くのにこの葭はそうなっていない。」

「エで曇ま｛撰すぎている。変えたこと1二ならない。」

なお，このクラスで1ま，莚当を示した後，工麦1持｝者からヂなぜ『だ，おかしい」と攻撃を受容た。主題一算8変奏と続けたテープを流1しても，それは理経葺こならないとし

て．おさまらない癖そこで急遽，蒸飯に，第8変奏とヂキラキラ墨」の主題，およびヂ青いくつ」の旋律を書き，

第8変奏のアウトラインが「「キラキラ星」の蓑i律と…一致することを説聡して，ようやく納得してもらった。

・翼題3の猛当事は，およそ毅％縫8人），次いで多かったのは，第7変奏だとした勝人であった。

第2時鰻

（まず，舞毫習1麹を歌う．》

総彗舞〕

この醤幸羅麹ま，「キラキラ星変灘麹3 のモーッァノレトのまねをして，「ちょうちょう」の変奏懸を葦乍ってみましょう｛五線紙を醍｛重〉。モーツァルトみたいに葬れるわけないと患うかもしれませんが，ノ｛ターン

を覚えれば，変奏襲は意外に篶単にできますのきょうは，そのパターンを5つ練饗してみましょう。

◎まず，蓋題「ちょうちょう」の最鱒の藻分は，こうなっています（叛書きしてある以下の楽譜を承

す。）

◎それでは，変奏のノぐターンiを練習してみましょう。

ノ《ターンi：音符をより総かい春符に分ける／以下の楽譜とともに菱更書》

議

◎ン欠に，音符の長さを纏』重して，

リズムを変えてみます、

パターン2：リズムを変える！無様に板裏）

講考

玉線紙がいき渡るあいだ，fちょうちょう」をピアノで奏

した。

1ちょうちょう」の旋律は，4小節分，あらか蓼め藪書しておくとよい。

パターン1

−5までは黒娠でi小簾のみや弩方を説賭しながら示し，

あとは，各自に楽譜を完成させた。

完載する楽譜は，必ずしも全員・一致しなくてよい／コメ

，ント参難｝。

達成度

バターンi ，

2で，ヂリズムを変える」変奏の控握。

(11)

嚢辱愚子：妾楽科の授業構絞に絶する一考察弱

◎土グ）蒼や筆の帝を搭のてきて，

襲に簸尊の嵜を入れてみ豪しよ

γ t つ弓

ノ｛ターン3：貧青りの音をノ、れる 1講書撫こ轍書）

《》少しむずかしくな弓ます。拍子を変えます。鐸分の獲拍子を縷分の三類子にしてみましょう。

いろいろなやり万があ静ますがここでは，こういう癒にしてみましょう。まずi小簾を二等分します。羅璽分音符方寸二二つグ）ところは，二分音符と懇分畜符｛こしましょう。そうするとこうな蓼ます（以下の楽譜のi掛簾分を戦いながら娠毒）．次の二二分音符1ま，｛重点二分音符に変えましようにこも羅蒙にして娠謝・、

そういう騰にしていくと．三隷予に変脅してしまいます！ビアノで，療慈と三三オ白子にしたものを，各魂小簾襲いて示す）。やってみましょう。

ノ｛ターン藁二ま麹子を変える慧貢1 鎌に線書）

各パターン「メヨディとも．作威一に簸鯵を縛穏を匿いつ隷る雲変た後，歌い奏の甕握。

ながらピアノで難いて確認し，4 小節とも飯書してから次のパター

遡

◎矢蔓講1こしてみます。む一ダかしくここでマ維彦えることはありま重ん。ミとの謝〉綱とラ1こフラットをつけると，実査議して弾いたになり象す。これは弛の麟でものは「キラ裁総ことです。もとの講のミとキラ星」と

「拍チを変える」変奏の艶握。

ラを変えればいいヂ）です、｛亀 ^{「チュ一号} の慈の溺をピアノで弾いて承 ^{フプ」であ}

す）。る。また，ギ講子を変

パターン5：ミとうにフラソト逆の耀としえる」変奏をつ諺て短調にすて「赤いく ^{σ）甕握。こ} る｛難撫こ板謝つ」を弾いこまでで，

て示した。主な変奏の

撫一延方を艶握。

一コメント

・2時張餐は，五線紙にパターンi−5を書き蟹めていき，

プ琴ントを各露が完成するかたちをとった。

・各ノ｛ターンごと1二，時疑を｛蓋き，鶴舞1巡室見をしながら楽譜ぴ〉書き方を書意導した。

・当然で1読るが，パターンi−3窟よ，できる変奏が……

逓勢ではない。たとえば，パターン3を擁に考えても

雛新のように鱒遜聲もできる。パターンごとの約束さえ違えな1孝れば，どの春を変牝させるか，どんな音を入れ

るかは，各難の好みに任せた。

榮三時艱

糠ず殿習懸を歌曇 ^i備考 ^達繊度

〔鑑賞i〕

薦の時霧撫こ，変奏の誓懇方パターンを練碧してみましたね癖変奏麟は，そういうノ｛ターンをいろいろ繰み合わせて舞られています。

さて，きょうは，仕緩みがわかったところで，ある麟の変奏を擬越て漂麟をあてるクイズをやってみましょう轟みんな一度は，傷いた弩，激った婆したことのある藏ばか穿）だと思いますよ。

◎それでは，第i蕩．まずはノ墾手調べ，驚単な変奏から静さま篤わかったら，題名をどうぞ。

｛「つきダ）第7変奏をピアノで弾く）

（「つき」のメ饗ディーを小さく歌いながら，箒i変奏をもう一度弾く）

◎第2翼。ヒント，もうそろそろよく歌われるシーズンです。

／「お迂犠の第3変奏をピアノで弾○

◎第3覇。この歌はみんなあま鯵歌ったことがないかもしれませんが，驚いたことはあると思います。

ぜ鉄道畷歌3の第i変奏をピアノで葬⇔

◎箒4霧。来掌羅になると多分歌うこと1二一一一。

1「ほたるの尭」の纂2変奏をピァノで弾く）

◎第§鷺。そろそろ，当てにく鷲題になります崇よく短って静る麟なのですが一…。

（F毒とんほしの第2変奏をピァノで聾く）

◎さて，来週は難末テストです。

累々と鰯末テスト黙題をやってみましょう。次に弾く懸は，答

えを震いません．誓え碁期末テストに書いてください。友達と磁議しあって構いません。名感

けて離家テスト五点鷺題。全員

フゲ董i点獲雪辱しよう。

／「ト灘イカ」の第璽変奏を弾⇔

ギどこかで驚いたような…」と善いながら題名を悪い墨せない隻綻グ）アンコールに誓えてどの麟も二三度繰合返

した。

「券トンボ濃の第2変奏は，右手メ竈ディーの音域が広く．

また漂麹のメ覆ディーが主に左手メ誓ディーライン上にも現れるた

・め，なかなか分か弩にくい。2ラ 3度弾いて分からな静

パターン練習で変奏の遍程を意識したことにより，主題のメ壼ディーをとらえやすくなっている帯

(12)

弱蕊島大学教奮実践簸究紀要第鍛弩

念のため，講じ慈の飽の変奏も輩いてみよう。

！「ト資イカ」の第3変奏を弾

く）

ξ鑑賞2〕

さて，こグ〉魏の変奏懸パターンを糞…つたプリントを戯してくださいqきょうのこの垂麦の時鐸轟茎ま，ちょうちょうを余蘊，変奏してオ耳パジナル変奏懸を馨ってみよう。その離に，蕩尽東六という人がおもしろいFちょうちょう変奏麹」を舞っているのでちょっと耳を纏縫てください。

このノ震ま，ちょうちょうを，ショノ｛ンヲモーツァ蔦ト嵐1ことカ），

ポ饗ネーズ，タンゴ騰にとかに変奏しています。そξ今中から，霧歪蛋垂か弾いてみ豪す。

《》まず，ショノ｛ン滋から。叢季変がすてきです。

lVar．5ショノ｛ン屡｛こ」をピアノで弾く）

◎では，モーツァルト。ノくターン 3のように，纏かい蘇りの音を入れています。

！「写寂r．3モーツァヌレトのツタイルでを弾く）

◎次に短調変奏の決定蔽，ベートーヴェン1二いきますウ

（「Var．4ベートーヴェン痴態を弾く）

◎タッタカタッタッタッタッの琴ズムに波饗してください。

ポ輝ネーズのリズムによる変奏です。

（「V＆r．8ポ實ネーズ」を弾く／

◎最後におし中れなルンバです。

！「Var．｛努シンノ寸，ビギン」を弾く）

纒飼

それでは，今のような変奏も参考にしながら，ちょうちょうの変奏を完成させてみよう。

生鍵iだ多い一ときは，分か辱やすい変奏グ）方も弾くとよ糖

集徒のリクエストに。癒じるのもよ

い自

変奏の幾芳

．を艶握した上で，醤熟の段懸こ移貧するための参考になればよい。

できた霧墨が変奏麟になっていれ

・艇懸巡撹ば，変奏麟

・ピアノやの概念が把歌で．変握されてい奏を確認ると考えらしていく。れる。

この時無難は，変奏麟グ）発表であるが，その変奏麟は，顛末テスト内に1完成させた。工女1眞二その顛末テスト肉の変奏葭に関する課題を鼓せる．

瞬題3 次の霧いに答えなだら，キラキラ昆の変奏慈を舞三弓ましょう豊

ぐ参考＞キラキラ塗療縷原蕪楽譜・省略闘いi 省略難い2 憲略

醜い3 全数，変奏してみよう。優秀霧島は嬉〜5つ集めて，「鮒中2年生氏表によるキラキラ星変奏蕊」と題してあらためて発表します。鰯性的な変奏甦iをず㌻ろうノ

煮線譜・憲略購い4 先黎の授業で難いた変奏慈は，元は簿という露でしょう。

答えだった。

「ち墨うちょう」リズム変奏麹よ鯵〜

Vaf．5 シ芸ノ罵ン繊

農本東六鐸臨

音楽科の授業構成に関する一考察