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(1)

- R2 特別支援教育 1 - 特 別 支 援 教 育

1 国における特別支援教育の充実

特別支援教育は、障がいのある子どもの自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援す るという視点に立ち、子ども一人一人の教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、生 活や学習上の困難を改善又は克服するため、適切な指導及び必要な支援を行うものであ る。

また、発達障がいのある子どもも含めて、障がいにより特別な支援を必要とする子どもが 在籍する全ての学校において実施されるものである。

本年7月には、国が設置している「新しい時代の特別支援教育の在り方に関する有識者 会議」の「これまでの議論の整理」において、高等学校における特別支援教育について、

通級による指導の充実やその指導体制、指導方法の確立など、特別支援教育コーディネー ターや通級による指導の担当教員を中心に、学校全体で特別支援教育の充実に取り組むこ とや特別支援学校と連携していくことの重要性が示された。また、発達障がい等のある生 徒の中には、大学進学や企業に就職するものの、環境に馴染めなかったり、周りとの関係 構築がうまくいかなかったりして、中途退学や退職し、そのまま社会から孤立してしまう 生徒もいる。そのため、高等学校段階で自分の得意なことや苦手なことなどの自己理解を 促し、対処法を学びながら自信を高めるような指導や支援の充実や、卒業後の進路先に、

必要な支援の内容や環境整備についての情報を引き継ぐための関係機関との連携促進が必 要である。

さらには、本人や保護者が障がいの可能性に気が付いていない場合もあることから、気 になる生徒の実態把握を行い、本人等の意向も踏まえつつ、卒業後を見据えた必要な支援 につないでいく支援体制の構築が重視されるなど、高等学校における特別支援教育の役割 は一層大きくなっている。

2 本道の後期中等教育における特別支援教育の現状

(1) 令和2年度「教育上特別な支援を必要としている生徒の状況及び支援の状況の把握」

の調査結果(道教委)

令和2年度の調査結果によると、教育上特別な支援を必要とする生徒の割合は、令和 元年度に比べ、第1学年は 0.4 ポイント、第2・3・4学年は、0.1 ポイントの増加と なった。

*1:全日制、定時制それぞれを1校とカウントしている。

*2:全日制の第1学年は 192 校、第2・3学年 195 校、定時制は 32 校を分母としている。

*3:人数の割合は、調査時点の在籍者数を分母としている。

調査対象学年 学校数*1(割合*2) 人数(割合*3) R2 R1 H30 R2 R1 H30 第1学年 100 校

(44.6%)

85 校

(37.9%)

88 校 (39.1%)

363 人

(1.4%)

276 人

(1.0%)

278 人 (1.0%) 第2・3・4学年 129 校

(56.8%)

127 校

(56.2%)

117 校 (50.4%)

565 人

(1.1%)

530 人

(1.0%)

490 人 (0.9%)

(2)

- R2 特別支援教育 2 -

(2) 令和元年度「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒等に関す る調査」の結果(道教委)

質問事項 回 答 割合*

校内委員会において、特別な教育的 支援が必要と判断した理由

知的な遅れはないが、発達の状態による学習面や行動面の困難がある。 62.3%

知的な遅れによる学習上又は生活上の困難がある。 22.1%

個別の教育支援計画の活用状況

校内での支援の充実を図るため、校内委員会やケース会議において活用して いる。

43.4%

進級時の引継ぎに活用している。 32.7%

成長の状況を整理するため、指導計画に基づく指導や支援の結果を記録し、

通知表等の評価に活用している。

19.9%

* 各学校の校内委員会において、特別な教育的支援が必要と判断した生徒数に対する割合

3 道教委における特別な支援を必要とする生徒への支援

(1) 「高等学校における特別支援教育支援員配置事業」による支援員の配置

今年度は 13 校(岩見沢東高校、千歳北陽高校、江別高校、恵庭南高校(定時制)、小 樽桜陽高校、追分高校、名寄高校、旭川北高校(定時制)、訓子府高校、帯広柏葉高校、

阿寒高校、別海高校、月形高校)を配置校として指定した。

(2) 特別支援教育スーパーバイザー等(SV、PT)の派遣

道教委は、教育上特別な支援を必要とする生徒が在籍する 学校に、各教育局に配置し ている特別支援教育スーパーバイザー(SV)、又は「特別支援教育パートナー・ティー チャー(PT)派遣事業」により特別支援学校の教員を派遣している。

ア 支援内容

対象となる生徒の状況の把握、管理職等との協議や当該生徒への対応方法等への助 言、個別の指導計画の作成についての校内研修会等の実施などを行っている。

イ 派遣状況

令和元年度は、教育上特別な支援を必要とする生徒が在籍する 学校 134 校に派遣を 行い、派遣回数はのべ 280 回であった。今年度は、146 校へ派遣する予定である。

ウ 教員の資質・能力の向上

道教委では、全ての教職員が、特別支援教育に関する知識や理解を深めるとともに、

具体的かつ実践的な指導や支援の方法等を習得できるよう、「校内研修プログラム」、

「支援体制づくり取組事例集」等の資料を作成・公表するとともに、活用を促進し、

教職員の専門性の向上を図っている。

また、各管内での特別支援教育基本セミナーや、特別支援教育センターでの高等学 校の教員を対象とする講座を開催するとともに、内容の充実を図るなど、研修会を 通 して、教職員の専門性の向上に向けた取組を行っている。

さらに、今年度から「経験の浅い教員の専門性向上に係る支援体制等構築研究事業」

に取り組み、大学や福祉・医療等関係機関と連携し、教員養成段階から初任段階まで を見据えた支援体制や、経験の浅い教員に対する支援体制を構築することにより、発 達障がいの可能性のある児童生徒等に対する指導の充実を図り、可能な限り発達障 が いのある児童生徒等と発達障がいのない児童生徒等がともに教育を受けられるインク ルーシブ教育システムの構築を目指すこととしている。

(3)

- R2 特別支援教育 3 - 4 高等学校における「通級による指導」

高 等 学 校 等 の 通 常 の 学 級 に 在 籍 し て い る 障 が い の あ る 生 徒 に 対 し て 、各 教 科 等 の 大 部 分 の 授 業 を 通 常 の 学 級 で 行 い な が ら 、一 部 の 授 業 に つ い て 当 該 生 徒 の 障 が い の 状 況 に 応 じ た 特 別 の 指 導 を 特 別 の 場 で 行 う 教 育 形 態 で あ る 通 級 に よ る 指 導 は 、学 校 教 育 法 施 行 規 則 の 改 正 に よ り 平 成 30 年 4 月 か ら 実 施 で き る こ と と な っ て い る 。 通 級 に よ る 指 導 は 、障 が い に よ る 学 習 上 や 生 活 上 の 困 難 を も つ 生 徒 に 対 し 、そ の 改 善・克 服 を 目 的 に 、特 別 の 教 育 課 程 を 編 成 し て 個 別 の 指 導 を 行 う も の で あ り 、障 が い に 応 じ た よ り き め 細 か な 指 導・支 援 が 可 能 に な る こ と 、自 立 や 社 会 参 加 を 図 る た め に 必 要 な 能 力 の 育 成 や 、 通 常 の 学 級 に お け る 授 業 の 理 解 促 進 な ど に つ な が る こ と が 期 待 さ れ て い る 。

道 教 委 で は 、新 入 生 や 保 護 者 が 通 級 に よ る 指 導 に つ い て 理 解 を 深 め る こ と が で き る よ う リ ー フ レ ッ ト を 作 成 し 、各 学 校 に 配 付 す る と と も に 、高 校 教 育 課 の ウ ェ ブ ペ ー ジ に 掲 載 し て い る 。各 高 等 学 校 に お い て は 、制 度 に 対 す る 理 解 を 一 層 深 め 、通 級 に よ る 指 導 を 必 要 と す る 生 徒 に 対 し て 適 切 に 対 応 す る こ と が 必 要 で あ る 。

5 高等学校における通級による指導の実践例

(1) A校における自立活動(通級による指導)の内容の決定と評価の実際 ア 指導の流れ

A校における通級による指導のプロセスは、次のとおりである。

1年次 4月~ 通級による指導の希望確認、生徒の実態把握、校内体制整備、合 理的配慮の実施

2年次

4月~ 生徒の実態把握(面談や発達検査など)、通級による指導を実施、

校内体制整備

5月~ 個別の教育支援計画及び個別の指導計画、自立活動の指導項目と 内容の策定

6月~ 上記の内容を本人、保護者、担任などへの提案

学期ごと 個別の指導計画、自立活動の指導項目と内容の評価、改善 年度末 個別の教育支援計画、個別の指導計画、指導要録の評価

3年次 6月~ 通級による指導の実施、個別の指導計画、自立活動の指導項目と 内容の策定、評価

イ 生徒の実態把握

生徒の実態把握は、諸検査、行動観察、生徒本人との面接や、保護者及び医療、福祉な どの関係者との面談、構造化面接(※あらかじめ決められた質問項目に沿って質問しなが ら行われる面接)などが考えられる。これらを実施することで障がいの状況、発達や経験 の程度、興味・関心、生活や学習環境などの実態を的確に把握し、個別の教育支援計画や 個別の指導計画の策定とその評価、改善を行う。

ウ 個別の教育支援計画の策定及び支援と評価

個別の教育支援計画は、生徒の実態把握に基づき、関係機関との緊密な連携を図り、長 期的な視点に立った支援を行うための計画である。

計画の策定に当たっては、本人の現在の状況や本人・保護者の願いを踏まえるとともに、

自立活動(通級による指導)の学習や他機関での支援の成果が、進学先、就労先等でも生 かされ、その後の生活においても活用できるようにすることに留意して、支援の目標を設 定し、適切な時期ごとに評価する。

(4)

- R2 特別支援教育 4 - <個別の教育支援計画の例>

支援の長期目標 自己理解を深め、進路の自己実現を図る。

長期目標の設定理由 本人が、進路に対して具体的な自分の考えをもっており、通級による指導を含む学校生活 全体で学習した成果を生かして進路実現を図りたいと希望しているため。

支援の短期目標 必要な支援内容 関係機関・支援者(連絡先) 評価・課題

正 し い 方 略 を 選 択 す る こ と で 課 題 を 解 決 できる。

通級による指導

●北海道A高等学校

・学級担任 〇〇 〇〇、

・通級による指導の担当者 △△ △△

課 題 に 取 り 組 む 前 に 、 目 的 や 方 略 な ど を 、 自 身 の 得 意 、 不 得 意 な 方 法 と と も に 、 把 握 さ せ た 。 い く つ か の 課 題 遂 行 後 に 、 目 的 や 方 略 ど お り に で き た 理 由 や 、 失 敗 し た 理 由 を 言 語 化 さ せ た と こ ろ 、 課 題 遂 行 の 注 意 点 や ふ さ わ し い 手 順 に 気 付 き 、 次 の 課 題に活かそうとすることができた。

エ 個別の指導計画の策定及び指導と評価

個別の指導計画は、実態把握から考えられた課題を整理し、単元や学期、学年ごとに目 標を設定し評価する。個別の教育支援計画を参考にして、新たに長期目標を設定し、その 目標を達成するための短期目標として設定する場合や、個別の教育支援計画の目標を達成 するための短期目標として設定する場合などがある。複数の目標が設定された場合は、各 目標が相互に関連付けられているかという視点をもつ必要がある。

次に、個別の教育支援計画と個別の指導計画の各目標をもとに、通級による指導の中心 である自立活動の指導区分と項目を選定し、それらを相互に関連付けて具体的な指導内容 を決定し、個別の指導計画に記載する。

<個別の指導計画の例>

長期目標(個別の教育支援計画) 自己理解を深め、進路の自己実現を図る。

今年度の短期目標 指導の手立て・配慮事項

正 し い 方 略 を 選 択 す る こ と で 課 題 を 解 決 で きる。

生徒の興味関心が高い課題を設定し、以下のことを目標達成の手立ての中心として指 導する。

・課題に取り組む前に、教師と課題を解決するための方略を 言語化するなどして確かめ、

計画について理解を深めさせる。

・課題終了後に課題を円滑に終了させることができた理由を確かめ、ものごとの遂行に はふさわしい方略や手順があることを理解させる。

<自立活動の指導内容と評価>

健 康 の 保 持 心 理 的 な 安 定 人 間 関 係 の 形 成 環 境 の 把 握 身 体 の 動 き コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン (4)健康状態の 維

持・改善

(2) 状 況 の 理 解 と変化への対応

(4) 感 覚 を 総 合 的 に 活 用 し た 周 囲の状況の把握 (5)認知や行動の 手 掛 か り と な る 概念の形成

(1)姿勢と運動・動 作の基本的技能

(3) 言 語 の 形 成 と 活用

指導内容

課題に取り組む前に、どのよう な方略があるのか、どの方略を選 択 す る の か を 理 由 と と も に 確 認 させることで、ものごとの遂行に は 最 適 な 方 略 が あ る こ と に 気 付 かせる。

課題の終了後に、なぜ円滑に終 了 す る こ と が で き た の か を 確 か めさせることで、ものごとに取り 組 む に は 最 適 な 方 略 が あ る こ と に気付かせる。

姿 勢 制 御 な ど を 目 的 と し た 身 体 の 協 調 運 動 に 取 り 組 ま せ る。

指 導 場 面 課題に取り組む前 課題が終了した後 課題に取り組む前 指導や支援の手立てやねらいを、具体的に記述する。

支 援 計 画 の 長 期 目 標 を 達 成 す る た め の 目 標 と し て、指導や支援の手立てや指導内容を端的に記述 する。

在 学 期 間 な ど の 長 期 的 な 視 点 の 目 標 を 生徒の実態を考慮して設定する。

生徒に複数の支援者がある場合は追加して記入する。

(5)

- R2 特別支援教育 5 -

評価

課題に取り組む前に、目的や方 略 な ど を そ れ ぞ れ 明 ら か に し た 上で取り組ませた。目的や方略な どを明確に把握することで、課題 の 注 意 点 や ふ さ わ し い 手 順 に 気 付き、遂行できた。

課題を振り返り、目的や方略ど おりにできた理由や、失敗した理 由 な ど を 正 し く 言 語 化 す る こ と ができた。

身 体 の ボ デ ィ イ メ ー ジ の 把 握や、バランスの向上をねらい とした簡単な運動に取り組み、

得意、不得意な運動の方向など を理解できた。

【短期目標の評価と次年度への引継ぎ】

課題に取り組む前に、目的や方略などを、自身の得意、不得意な方法とともに、把握させた上 で取り組ませた。い くつかの課題遂行後に、目的や方略 どおりにできた理由や、失敗した理由を言語化させたところ、課題遂行の注意点 やふさわしい手順に気付き、次の課題に活かそうとすることができた。

オ 指導例

自立活動の指導に当たっては、学習上又は生活上において、理解や適応の困難さを示し ている事象を直接指導する観点だけではなく、困難の原因として考えられる生徒の、状況 の認知の仕方、環境の設定状態などを多面的に把握して指導や支援を実施する必要がある。

A高校では、本人の興味関心が強いものづくりなどの課題に取り組むことを主たる活動 の内容としている。課題の解決を通じて、誤りを適切に修正する経験をさせたり、手順を 変えたときの状況の変化や自分の立てた方略と結果が異なった原因などに気付き、理解す るよう促したりすることで、日常の生活における困難さを理解して適応すること(汎化)

をねらいとしている。また、理解や適応のためにはホームルーム担任をはじめとする関係 職員との連携や指導、支援の一本化が必要不可欠である。

<自立活動学習指導案>

短期目標 正しい方略を選択することで課題を解決できる。

自立活動の項目 1 健康の保持(4)、2 心理的な安定(2)、4 環境の把握(4)・(5)

5 身体の動き(1)、6 コミュニケーション(3)

本時の目標 ・自分の身体の状況や運動の目的を理解し、身体の協調を目的とした運動ができる。

・課題解決(工業製品の設計)の遂行に対して、具体的な目的をもち取り組むことができる。

主な指導内容

・主に姿勢制御の向上を目的とした協調運動の指導(サイドブリッジやバードドックなど)

・自分で考えた課題への方略を言語化させ、その方略に沿って課題を遂行させる。

・課題(工業製品の設計)が方略のとおりにできた要因に気付 かせ、それを言語化させること で、ものごとの遂行には適切な手順があることを知らせる。

・課題の解決に困難が生じた場合には、別の方略を考えさせたり、手順を変え たりすることで、

対応できることに気付かせる。

・学習したことを汎化することで、日常生活などに適切に対応しようとする意欲をもたせる。

展開 学習内容 指導上の留意点

導入 10分

■健康状況や学校生活を振り返り、教師に伝える。

■運動メニューを確認し、教師の指示で運動に取り組む。

■生活の適応状況や覚醒レベルの把握。

■運動の終了後に、得意や不得意を確認 す る こ と で 自 身 の 身 体 の 状 況 を 把 握 させる。運動を継続することで、状況 の認知が変化する可能性を知らせる。

展開 35分

■CAD上での設計の進捗状況を確認する。

■設計に必要な時間や注意事項を把握し、完成をイメージし ながら、設計の方略を考え、言語化することで理解を深め る。

■理解を深めた方略で設計に取り組む。

■設計が方略どおりにできた要因を考え、言語化することで 適切な方略について理解を深める。

■教師による評価を知る。

■授業の全体を通して、本人の実行機能 や複雑性注意、学習と記憶、言語など の認知状況について把握する。

■課題の解決に困難が生じた場合には、

別の方略で解決できる可能性や、手順 を変えさせることで、対応できること に気付かせる。

まとめ 5分

■学習を振り返り、日常生活に汎化できることに気が付く。

■次回の学習内容(設計データの出力)や日時の確認と挨拶。 ■次回の学習内容や日時の確認と挨拶。

実施した手立てや指導や支援の内容と、どのような生徒の変容があったのかを具体 的に記述する。

(6)

- R2 特別支援教育 6 - (2) B校における通級による指導例

ア 通級による指導の実施に向けたプロセス

B校では、通級による指導を実施する予定であり、「実態把握」、「自立活動の導入方 法の検討」、「対象生徒の決定」など次のとおり計画している。また、実態把握に使用 したものを資料1~4に示す。

時 期 場 面 1 年生 2・3年生

入学前~ 事前ガイダンス等 ・出身中学校、関係機関との連携 前 期

(4月~9 月)

(10 月~3月)

入学式

職員会議 ・個別相談(希望者のみ)

・生徒情報の周知(1 学年より)

2年生…科目選択時に説明 3年生…放課後等に聞き取り 実態把握

◇アセスメント(校内委員会)

◇困り感チェックシート※資料1・2

◇教員チェックリスト※資料3・4

◇TKS テストバッテリー M2+(1 年生全員)

◇実態把握に関わる情報交換(職員会議等)

・ ※ 科 目選 択 で S S T(ソ ー シ ャ ル スキ ル ト レ ー ニ ン グ)に 関 す る 学 習 希 望 者 を調査

・身に付けたい力及び活動内容の希望等 を共有

授業内(TT)での指導等 ~通年

◇自立活動内容 6 区分 27 項目とリンクをしている教科内での展開 学校設定科目での全体指導及び展開指導

受講の意思確認

・本 人 ~ 個別面談 ・保護者 ~ 承諾書

※必要に応じて個別面談

A 授業内での展開による指導

(教育課程の一部に替える形)

指導開始の判断(校内委員会)

職員会議(対象生徒の決定)

個別面談(実施の意思確認、活動内 容の確認・検討)

↓ ↓ 生徒及び保護者 ※生徒及び保護者 が希望 が希望しない場合

通級による指導の開始

B 放課後活動による指導

(教育課程に加える形)

指導開始の判断(校内委員会)

職員会議(対象生徒の決定)

個 別 面 談 ( 実 施 の 意 思 確 認 、 活 動 内 容の確認・検討)

↓ ↓ 生徒及び保護者 ※生徒及び 保護者 が希望 が希望しない場合

通級による指導の 開始

C 全体指導で 経過観察

・ UD(ユ ニ バ ー サ ル デ ザ イ ン ) 化 授業

・教科内での全体 授業

資料1 生徒による困り感チェックリスト (一部抜粋)→Link ワークシートへ

通級による指導の対象

言語障がい、自閉症、情緒障がい、弱視、難聴、学習障がい 注意欠陥多動性障がい、肢体不自由、病弱及び身体虚弱

( )

(7)

- R2 特別支援教育 7 -

資料2 困り感チェックシート調査結果(一部抜粋)→Link ワークシートへ

資料3 学習のつまずき対策チェックシート(一部抜粋)→Link ワークシートへ 学習のつまずき対策チェックシート(教師用)

困り感チェックシート調査結果(生徒用)

資料1の調査結果を分析したもの。資料1の質問項目を「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」、

「計算する」、「推論する」の6分野に分けて整理した。該当項目の「よくあてはまる」から 順に3・2・1・0の数値を当てはめ、その割合を表した。この資料に基づき、生徒個々や 学級、学年単位での困り感を分析し職員全体で情報共有を行った。

資料1で調査した生徒の困り感に対して、各教員がどのように対策しているかを調べたも の。結果は、全教職員に周知し、共有を図った。

(8)

- R2 特別支援教育 8 - 資料4 学習対策シート(一部抜粋)→Link ワークシートへ

イ 今後の展望

B 校 で は 、 今 後 、 把 握 し た 状 況 を 基 に 、 個 別 の 学 習 支 援 が 必 要 な 生 徒 対 し 、 本 人 ・ 保 護 者 の 同 意 を 得 て 、 個 別 の 自 立 活 動 の 場 を 試 行 的 に 設 け る 予 定 で あ る 。

ま た 、 発 達 障 が い や そ の 他 の 疾 患 の あ る 生 徒 、 過 去 に 特 別 支 援 学 級 に 在 籍 し て い た 生 徒 や 、 不 登 校 の 経 験 が あ る 生 徒 も 多 く 在 籍 し て い る こ と か ら 、 学 習 面 及 び 行 動 面 の 支 援 を 必 要 と し て い る 。 少 数 の 生 徒 を 対 象 と し た 個 別 の 指 導 だ け で は 、 全 校 生 徒 の 多 岐 に わ た る 課 題 を 解 決 す る こ と は 難 し い と 考 え ら れ る 。 そ の た め 、 学 習 面 の 課 題 解 決 に 向 け て 、 1 年 次 に 全 て の 生 徒 を 対 象 に 、義 務 教 育 段 階 の 学 び 直 し の 学 習 を 中 心 と し た 、学 校 設 定 科 目「 カ ル チ ベ ー シ ョ ン 」 を 設 定 し て い る 。 こ の 科 目 は 、 生 徒 の 実 態 に 合 わ せ な が ら 、 教 科 等 横 断 的 に 基 礎 的 ・ 基 本 的 事 項 を 中 心 に 取 り 組 む 内 容 で あ る 。 行 動 面 の 課 題 解 決 に 向 け て は 、実 態 把 握 を 行 い 、各 教 科 の 学 習 内 容 に 加 え て 、 SS(ソ ー シ ャ ル ス キ ル )や C S(コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ス キ ル ) な ど の 内 容 も 、今 後 、 取 り 入 れ る こ と と し て い る 。 個 別 の 通 級 に よ る 指 導 と 、 各 教 科 等 に お け る 学 校 全 体 で の 指 導 の 両 面 か ら 生 徒 を 支 援 し て い く 予 定 で あ る 。

学習対策シート(教師用結果)

資料3の調査結果を分析したもの。「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」、「計算する」、「推論 する」の6分野とユニバーサルデザインの取組に分けて教職員による、学習 のつまずき対策 の実施状況を整理した。教職員のつまずき対策の実施状況によって、色分けして表示し、職 員全体で情報共有、改善に努めている。

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