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2018 年度複素関数 複素関数演習期末試験問題 - 明治大学

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(1)

2018

年度 複素関数

,

複素関数演習 期末試験問題

2019年1月30日(水曜) 9:30〜11:30施行 担当 桂田 祐史 ノート等持ち込み禁止,解答用紙(2)のみ提出 問7は必ず解答せよ。それ以外の問から5つを選択して(全部で6つの問に)解答せよ。各問の解答の順番は 自由である(ただし1つの問の解答は一箇所にまとめて書くこと)

1. z= 3−√

3iに対し、1

z,z の極形式,z6,zの平方根, Logz を求めよ(極形式以外はa+biあるいは aあるいはbi(a, b∈R), いずれかの形に表せ)。結果のみで良い。

問2. (1) f(z) = sinz (z∈C) とするとき以下の問に答えよ。(a)f(x+yi) (x, y∈R) の実部・虚部 u(x, y),

v(x, y) を求め、それらを偏微分して Cauchy-Riemann 方程式が成り立つことを確かめよ。(2) g(z) = (z)2

(z∈C) で定義される関数g は正則でないことを示せ。

問3. (1)冪級数f(z) =

n=1

nznの収束半径と和を求めよ。(2)

n=1

n

(z−1 2

)3n

を変数zについての冪級数 とみなしたときの収束半径を求めよ。

4. 複素数の範囲で以下の方程式を解け。 (1)z8+ 1 = 0 (2) sinz=i

5. 関数f(z) := z2+ 1

(z+ 1)(2z−1) について、以下のものを求めよ。

(1) 0 のまわりの Taylor 展開 (2) 1/2 < |z| < 1 における Laurent 展開 (3) 1 < |z| < + における Laurent展開

6. f(z) =zcosπz

sinπz とするとき、以下の問に答えよ。

(1) f の極とその位数を求めよ。 (2)

|z|=52

z2f(z)dz を求めよ。

7. 次の定積分の値を求めよ。 (1)I =

−∞

dx

(x2+ 1) (x4+ 1) (2) J =

0

cosx (x2+ 1)3 dx 8. 以下の(a)(e)から1つの命題を選んで証明せよ。

(a) Cの領域で定義された正則関数f の絶対値 |f|が定数関数ならば、f 自身が定数関数である。

(b) Weierstrass M-test (定理をきちんと書くこと)

(c) 複素関数PQが点cを含むある開集合Ωで正則であり、cPk位の零点であるとき、cf := Q の高々k 位の極である。 P

(d) cが複素関数f の高々k 位の極であるとき、Res(f;c) = 1

(k−1)! lim

zc

( d dz

)k1[

(z−c)kf(z) ]

.

(e) P(z) Q(z) z の複素係数多項式で、f(z) = Q(z)

P(z), degP(z) degQ(z) + 2, (∀x R) P(x) ̸= 0 満たすならば、

−∞f(x)dx= 2πi

cfの極 Imc>0

Res (f;c).

(2)

詳しい解答を書く余裕がなく、ほとんど結果のみに近いです。すみません。

問1 1 z = 1

3 ·1 +i

2 =

3 6 +

3

6 i, z=

6eiπ4, z6 = 216i,

zの平方根=±31/4

(√2 2 + 2

2

√ 2

22

2 i

)

=±

(√2 6 + 2

3

2

√ 2

62 3

2 i

)

=±

6 +

3

2

6−√

3

2 i

, Logz= 1

2log 6−π 4i.

問2 (1)

u(x, y) = sinxcoshy, v(x, y) = cosxsinhy.

これから

ux = cosxcoshy, uy = sinxsinhy, vx =sinxsinhy, vy = cosxcoshy であるから確かにux =vy,uy =−vx が成り立っている。

(2) f(z) = (z)2 であるから

f(x+yi) = (x−yi)2 =x22xyi+ (iy)2 =x2−y22xyi.

ゆえにf の実部・虚部はそれぞれ

u(x, y) =x2−y2, v(x, y) =2xy.

ゆえに

ux= 2x, uy =2y, vx=2y, vy =2x.

(x, y) = (0,0)以外では、Cauchy-Riemann方程式ux=vy,uy =−vx を満たさない。ゆえに f は正則関 数ではない。

問3

(1) 収束半径は1.

n=1

nzn= z (z−1)2. (2) ζ =(z1

2

)3

とおくと、|ζ|<1ならば収束、|ζ|>1ならば発散する。

|ζ|<1 z−1

2

<1 ⇔ |z−1|<2.

|ζ|>1 z−1

2

>1 ⇔ |z−1|>2.

ゆえに|z−1|<2ならば収束、|z−1|>2ならば発散。したがって収束半径は2.

(3)

問4

(1) 1 の8乗根、つまり z8 = 1 = 1·e の解は、(a) 指数形式を利用すると、ei(π8+k2π8 ) = ei(2k+1)π8 (k= 0,1, . . . ,7)であるから、

z=eiπ8, ei3π8 , ei5π8 , ei7π8 , ei9π8 , ei11π8 , ei13π8 , ei15π8 . これらは、以下に示すように√

を使って具体的に書けるけれど、少し面倒である。

(b)代数的に解くのもあまり簡単ではないが、8乗根は、4乗根の平方根であることを用いると少し見通し が良い。X=z2 とおくと、

z8+ 1 =X4+ 1 = (

X2+

2X+ 1 ) (

X2−√

2X+ 1 )

.

であるから、

z2 =X = −√ 2±√

2i

2 ,

2±√ 2i

2 .

z2 =

2 + 2i

2 の解は、x2−y2 =

2

2 , 2xy=

2

2 を解いて、次のように求まる。

z=±

√ 2 +

2 +√ 2−√

2i

2 .

z2 =

2−√ 2i

2 の解は、その共役複素数であるので、

z=±

√2 + 2

2−√ 2i

2 .

z2 = −√ 2 +

2i

2 の解は、x2−y2 =22, 2xy =

2

2 を解いて、次のように求める。

z=±

√2−√ 2 +√

2 + 2i

2 .

z2 = −√ 2−√

2i

2 の解は、その共役複素数であるので、

z=±

√2−√ 2

2 + 2i

2 .

ゆえに1 の8乗根は

z=±

√ 2 +

2 +√ 2−√

2i

2

√ 2 +

2√ 2−√

2i

2

√ 2−√

2 +√ 2 +

2i

2

√ 2−√

2√ 2 +

2i

2 .

(2) sinz =i eiz2ieiz =i X− 1

X =2 X2+ 2X−1 = 0 X =1±√

2 eiz = 1±√ 2 = (

21)ei0, (

2 + 1)e (∃n∈Z) iz = log(

21) +2, log(

2 + 1) +i(2n+ 1)π (∃n∈Z) z= 2nπ−ilog(

21), (2n+ 1)π−ilog( 2 + 1).

問5

f(z) = z2+ 1

(z+ 1)(2z−1) = 1 22

3 · 1 z+ 1+5

6 · 1 2z−1. (1)

1 1 +z =

n=0

(1)nzn (収束 ⇔ |z|<1),

(4)

1

2z−1 =

n=0

2nzn (収束 ⇔ |z|<1/2), であるから|z|<1/2 で

f(z) = 1 2 2

3

n=0

(1)nzn5 6

n=0

2nzn

= 1 2 2

3 5 6 +

n=1

(

2

3(1)n5 6 ·2n

)

zn=1 +

n=1

2(1)n15·2n1

3 zn

(2) |z|>1/2

1

2z−1 = 1 2 1

1 1 2z

=

n=1

1 2n

1 zn

であるから1/2<|z|<f(z) = 1

2 2 3

n=0

(1)nzn+5 6

n=1

1 2n

1 zn =1

6 2 3

n=1

(1)nzn+5 6

n=1

1 2n

1 zn. (3) |z|>1の時

1 z+ 1 = 1

1 1 +1z = 1

z

n=0

(

1 z

)n

=

n=1

(1)n1 1 zn であるから、|z|>1 の時

f(z) = 1 2 2

3

n=1

(1)n1 1 zn +5

6

n=1

1 2n

1 zn = 1

2 +

n=1

(2

3(1)n+ 5 6·2n

) 1 zn.

問6

(1) n∈Z\ {0} が極で、すべて位数は1.

(2)

Res(

z2f(z); 0)

= 0, Res(

z2f(z);±1)

= ±1

π , Res(

z2f(z);±2)

= ±8 π ,

|z|=52

z2f(z)dz= 0.

問7 (1)

I =

−∞

dx

(x2+ 1)(x4+ 1) = π 2 Res (f;i) =−i

4, Res (

f;±1 +i

2 )

= 1 4

2. であるから

I = 2πi (

Res(f;i) + Res (

f;1 +i

2 )

+ Res (

f;1 +i

2 ))

= 2πi·−i 4 = π

2. (2)

J =

0

cosx

(x2+ 1)3dx= 7π 16e. J = 1

2Im (

2πiRes

( eiz (z2+ 1)3;i

))

= 1 2Im

(

2πi·−7i 16e

)

= 7π 16e.

Referensi

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