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2019 年度 最終 1 月 京大本番レベル模試
日本史・採点基準
Ⅰ
古代,中世,近代の史料問題(1点×20=20点)*許容解など B
(8) 「簡潔に記せ」。「参勤交代による」に加点。「参勤交代」など語句のみの表記は×。
(12) (い)「簡潔に記せ」。「(天保の)薪水給与令を出した」「異国船打払令〔無二念打払令〕を緩和した」に加点。
C
(17) 「簡潔に説明せよ」。「ソ連と国交を開いた」「日ソ基本条約を締結した」に加点。
Ⅱ
原始~近代の総合問題(1点×20=20点)*許容解など
空欄補充問題。「最も適当な語句を記せ。」という指示が明示されているため,原則別解なし。
Ⅲ
A古代仏教史(飛鳥・奈良) B鎌倉時代の訴訟裁判 C山東省に対する日本の動向(1点×30=30点)*許容解など
ア~ソは空欄補充問題。「最も適当な語句を記せ。」という指示が明示されているため,原則別解なし。
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Ⅳ
10世紀と12世紀の東アジア情勢と日本,織豊政権期から江戸時代にかけての大坂の歴史(15点×2=30点)
◆論述問題・共通の基準◆
1.採点基準においては加点要素を,3点のものは太字・アミカケ☐☐で,2点のものは二重線□□で,1点のものは下 線□□で,それぞれ示している。採点に際しては常に前後の文脈に留意する(◎で示した事項,< >)内に示した事 項に内容が反していないかを確認する)。例外的対応などについては※で示してある。
2.歴史用語等(太字で表示)についての誤字,漢字で記すべき語句のひらがな・カタカナ表記は,それが加点要素に直 接関係する場合,漢字1文字分につき1点減点とするが,脱字,当て字のある歴史用語等の表記は,非加点。同一語 句・文字がくりかえし誤っている場合は,それぞれを減点の対象とするのではなく,まとめて1点減点とする。加点 要素とは直接関係しない箇所に誤字があった場合,減点しない。
3.設問によっては加点要素の合計が配点を超えている場合がある。ただし,各問とも配点を満点としてこれを超える得 点は与えない。
◆採点基準上の記号◆
1.◎ …前提条件 (例)「◎アメリカ」
「a 第一次世界大戦に参戦した」
→答案例「イギリスは第一次世界大戦に参戦した」
◎の内容と整合性がないため非加点
※◎の内容は答案上に明示されていなくても良い
2.< >…前提条件 (例)「a <首相の>浜口雄幸」
→答案例「浜口雄幸蔵相」
< >の内容と整合性がないため非加点
※< >の内容は答案上に明示されていなくても良い
3.〔 〕…別表現 (例)「a 益田〔天草四郎〕時貞」→「益田時貞」と「天草四郎時貞」
4.( )…省略可能箇所 (例)「a 遙任(国司)」 →「遙任」と「遙任国司」
3 (1) 10世紀と12世紀の東アジア情勢と日本
◆加点要素の合計16点→15点満点◆
◎10世紀
a <中国では>唐が滅んで五代十国を経て宋〔北宋〕に代わった ………3点以内
b <中国東北部では>渤海が滅んで契丹〔遼〕に代わった ………2点以内
c <朝鮮半島では>新羅が滅んで高麗に代わった ………2点以内
◎10世紀以降における東アジア各国との関係
d どの国とも国交を開かなかった ………1点以内
※「宋とは国交を開かなかった」など,単一の事例の紹介は非加点
e <民間で>日宋貿易が行われた/宋〔北宋/南宋〕との私貿易が行われた ………1点以内
f 高麗との私貿易が行われた ………1点以内
◎10世紀の民衆政策
g 海外渡航を禁止したが僧の巡礼は許可されることもあった ………2点以内
※「奝然が巡礼を認められた」など,単なる事例の紹介は非加点
◎12世紀
h 金の圧迫をうけた宋〔北宋〕が南宋となった ………2点以内
◎平清盛
i 大輪田泊を修築した ………2点以内
(2) 織豊政権期から江戸時代にかけての大坂の歴史
◆加点要素の合計16点→15点満点◆
◎織豊政権期
a 石山戦争がおこった ………1点以内
b 織田信長が石山本願寺を屈服させた/顕如が石山本願寺を退いた ………2点以内
c 豊臣秀吉が大坂城を築いた ………2点以内
◎江戸時代(17世紀前半)
d 大坂の役〔大坂夏の陣〕がおこった ………1点以内
e <江戸幕府によって>豊臣秀頼が滅ぼされた ………1点以内
f <江戸幕府によって>大坂町奉行や大坂城代がおかれた ………2点以内
◎江戸時代(17世紀後半)の大坂
g 河村瑞賢が西廻り海運を整備した ………2点以内
h <物資の>集散地になった ………1点以内
◎大名の大坂における経済活動
i 蔵屋敷をおいて蔵元・掛屋をもちいた ………2点以内 j 蔵物〔蔵米/年貢米〕を販売して貨幣を得た ………2点以内