• Tidak ada hasil yang ditemukan

PDF 検査案内書 - かずさdna研究所

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2024

Membagikan "PDF 検査案内書 - かずさdna研究所"

Copied!
5
0
0

Teks penuh

(1)

1 / 5

Ver 2

検査案内書

(アラジール症候群遺伝子検査)

使用開始日 2022 年 4 月 1 日

管理者(発行者) 糸賀 栄 印

精度管理責任者 細川 淳一 印

(2)

2 / 5

改訂履歴一覧表

No. 改訂内容 Ver. 使用開始日 作成者 承認者 1 新規作成 1 2020/4/1 細川淳一 糸賀 栄 2 書式変更 2 2022/4/1 細川淳一 糸賀栄 3

4 5 6 7

(3)

3 / 5

検査項目: 「 アラジール症候群 」

検査名: 【 アラジール症候群遺伝子検査 】

概略

アラジール症候群は、小葉間胆管減少症による慢性胆汁うっ滞に特徴的な 肝外症状 を伴う、遺伝性肝内胆汁うっ滞症である。従来の臨床症状による診断では、「肝臓、顔貌、

心血管、眼球、椎体の全てに異常が見られる場合を完全型ア ラジール症候群、肝臓を含 めて上記の3症状を伴う場合を不完全型アラジール症候群」という。近年は、これらの 臨床症状を全ては満たさないが、特有の遺伝子 異常を伴う場合も本症として報告されて いる。原因遺伝子としてJAG1が1997年に、Notch2が2006年 に、それぞれ発見され、

現在ではJAG1の異常によるアラジール症候群1型とNotch2によるアラジール症候群2 型が区別されるようになった。

本検査はJAG1,NOTCH2遺伝子のタンパク質コード領域エクソンとその両端のスプライ

ス部位領域を、次世代シークエンサーで解析し、主に検出されたアレル頻度 0.1%以下 の稀なバリアントについて報告する。ただしNOTCH2には相同領域があるため、現在の短 鎖リード型次世代シーケンサーでの解析では正確に解析できない可能性がある。短鎖リ ード型次世代シーケンサーのデータの補完が必要な場合は、サンガー法によるキャピラ リーシーケンサーでの解析を行う。なお大規模欠失・挿入等のコピー数変化や大規模な ゲノム構造変化に関しては高精度での検出が短鎖リード型の次世代シーケンサーでは困 難なため、報告対象としない。体細胞モザイクについてはバリアントコーラーで検出で きたものに関しては報告するが、バリアントコーラーで検出できなかったものに関して は報告しない。

(1) 検査方法

血液から回収したゲノムDNAから、該当する検査対象遺伝子のたんぱく質コード 領域エクソンとそのイントロン境界部分をハイブリダイゼーションあるいは酵素的 増量法(polymerase chain reaction法、PCR法と略)により濃縮し、次世代シーケ ンサーあるいはキャピラリーシーケンサーによる遺伝子配列決定を行い、検査対象 遺伝子のたんぱく質コード領域における低出現頻度の塩基配列変化の有無を検出す る。原則血液のみの受け入れとするが、やむを得ない場合は調整されたDNAも受け 入れる。この場合は個々の事例により判断するものとする。

(2) 基準値及び判定基準

国際的に用いられているヒトゲノムリファレンス配列との比較から、低出現頻度変異 の有無を判定する。

(4)

4 / 5

(3) 医療機関に緊急報告を行うこととする検査値の範囲

特になし。本検査は緊急性を要するものではありません。

(4) 検査に要する日数

検体が本所に届いた日から60営業日以内。

(5) 測定を委託する場合にあっては、実際に測定を行う衛生検査所の名称

測定の委託はありません。

(6) 検体の採取条件

医療機関にて検査の目的や限界について十分に説明し、本検査の申し込みの意思 を確認する。

(7) 検体の採取容器

弊所発行の匿名化ID記載ラベルが貼付された採血管1本

(真空密封型採血管EDTA-2K(またはNa)顆粒)

(8) 検体の採取量

血液1mL以上を採血する。

(9) 検体の保存条件

採血後は、速やかに冷蔵または凍結保管する。

(10) 検体の提出条件

上記(7)、(8)、(9)を満たす検体について、箱に入れて室温にて本所に発送する

(必要に応じて、保冷剤の同梱も可)。発送日の翌日に到着することを原則とする。

(11) 検査依頼書及び検体のラベルの記載項目

検体貼付ラベルには匿名化IDならびに検体管理用IDを記載する。

検査依頼書は、当検査室指定の様式を使用する。主な記載項目を以下に示す。

・匿名化ID

・希望する検査項目(疾患名、検査コード番号、検体数)

・医療機関情報

・遺伝カウンセリングを担当する臨床遺伝専門医

・請求書送付先情報

(5)

5 / 5

(12) 検体を医療機関から衛生検査所(他の衛生検査所に測定を依頼する場合に あたっては、当該衛生検査所等)まで搬送するのに要する時間

発送日の翌日到着を原則とする。

土日祝日は受付け不可なので、医療機関には十分な注意を促す。

(13) 免責事項

なし

(14) 検査のお申し込み、お問い合わせ

公益財団法人かずさDNA研究所 遺伝子検査室 (かずさ遺伝子検査室)

〒292-0818 千葉県木更津市かずさ鎌足2丁目5-23 https://www.kazusa.or.jp/genetest/index.html

E-mail : [email protected]

Referensi

Dokumen terkait

この連載を始めた時点では、全部で10回くらいで物語 の完結を考えておりましたが、実際に書き始めてみます と、あのことにもこのことにも触れた方がいいだろうと いうことになり、その結果、完結までには最初の予測よ りも多くの回数を費やすことになりそうです。 前回述べましたように、レーダーバーグによって大腸 菌K-12株で遺伝的組換えが発見されたことにより、多く

エピジェネティクス epigenetics という語を耳に されたことがあるでしょうか?これは、エピ 後天的 なとか付加的なという語 とジェネティクス 遺伝学 を合わせた造語であり、「DNAの塩基配列の変異を 伴わないで生ずる遺伝子の発現調節の変化の仕組みを 解析する遺伝学」を指します。これまでの「メンデル 型の遺伝学」はDNAの塩基配列の変化や差異を対象

* 新年にあたって 早いもので、このニュースレターの発行を開始し てからもう2年が経過し、今号は第25号になりまし た。この間、当研究所で定期的に行なわれている各 種の催し物の開催予定や結果の報告記事、それぞれ の研究部の最前線で活躍している研究者による研究 の概要、当研究所の施設や設備の紹介、その時々に 注目されている科学上のトピックスの解説などを載

かずさDNA研究所ニュースレター 第44号 2011年8月9日 財団法人 かずさDNA研究所 http://www.kazusa.or.jp/ 〒292-0818 千葉県木更津市かずさ鎌足2-6-7 TEL : 0438-52-3956 FAX : 0438-52-3901 モザイクはローマの遺跡やヨーロッパ各地の教会、あ

かずさDNA研究所ニュースレター 第42号 2011年6月8日 財団法人 かずさDNA研究所 http://www.kazusa.or.jp/ 〒292-0818 千葉県木更津市かずさ鎌足2-6-7 TEL : 0438-52-3956 FAX : 0438-52-3901 毎日の食卓に並ぶ料理の原材料となる作物は非常に多

年始のご挨拶 明けましておめでとうございます。 このニュースレターは2008年1月に第1号を発刊しまし たので、今号で第37号を迎えることになります。当研究 所は千葉県からの財政的な援助を中心に、研究所におけ るさまざまな研究活動の運営をすべて公的資金で賄って おりますので、研究所の運営につきましてはできるだけ 透明性を高くすることを心がけております。この方針の

臨床研究が診断目的としては利用できないという閉塞状況が存在していたが、その 状況を本研究所が大きく変えつつある。新生児スクリーニングを含めて千葉県内外 の医療機関とのネットワークを強化しつつ、臨床的遺伝子検査を継続的に安定した 公益的検査事業として実施できる体制構築をすすめる。 ②千葉県がんセンター等県内医療機関との協働事業

臨床研究が診断目的としては利用できないという閉塞状況が存在している。この状 況を改善するために、千葉県内外の医療機関とのネットワークを構築しつつ、臨床 的遺伝子検査を継続的に安定した公益的検査事業として実施する。 ②千葉県がんセンター等県内医療機関との協働事業 千葉県がんセンター、千葉県こども病院、千葉大学医学部附属病院、ちば県民保