Chugoku ote IT kigyo Asha ga rishokuritsu no takai kankyo no naka de, ikinokoru moderu ni tsuite no kenkyu
Teks penuh
(2) 慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程 学位論文(. 2014. 年度). 論文題名. 中国大手 IT 企業 A 社が離職率の高い環境の中で、生き残るモデルについての研究. 学籍番号. 主. 査. 大藪 毅. 副. 査. 大林. 厚臣. 副. 査. 坂爪. 裕. 副. 査. 81331148. 氏. 名. 馬. 暁晨.
(3) 論 文 要 旨. 所属ゼミ. 大藪 毅 研究会. 学籍番号. 81331148. 氏名. 馬暁晨. (論文題名) 中国大手 IT 企業 A 社が離職率の高い環境の中で、生き残るモデルについての研究 (内容の要旨) 私は中国大連の出身で、大連交通大学で日本語+ソフトウェアを専門にして勉強した。 四年生の時、企業 A でインターンしていた友達からよく文句を受けた。残業が多いのに、 給料が低かったとか、福利厚生があまり充実しなかった、大好きな先輩が何人も離職した とか雑談の話の中では、 「そんな企業なら、なぜまだまだ大勢の人が入りたい?高い離職率 は企業にとって相当やばいじゃないか」と私は疑問を持っていた。一方、企業 A は大連で は、リーダー企業として、業績をちゃんと出せることは極めて不思議と思って、興味を持 つようになった。 大連では IT 企業が多くて、中国のシリコンだと呼ばれている。その中では、企業 A はリ ーダー企業として、業界内で極めて活躍している。IT 業界では人材流失はどの企業にとっ て難問である。このせいで、破綻したまで中小企業が多かった。もちろん、企業 A が同じ 問題を直面しているが、企業が自分なり、特別なモデルを構築していて、高い回転率で優 秀な社員を維持できて、高いパフォーマンスを保っている。このモデルを研究したい。 今、大連の IT 企業は人材流失が極めて問題として悩んでいる。そのせいで、破綻した企 業もちょこちょこ見られる。もし、企業 A の成功の DNA を発見したら、別の企業に応用で きると、企業にはもちろん大連の経済にとっても朗報である。極めて意義が大きいだと考 えている。 今回の論文の研究は事例研究となっている。研究範囲は企業内部市場と企業外部市場二 つがある。内部労働市場としてはもちろん企業 A 社のことである。外部労働市場としては 中国遼寧省大連市を絞る。なぜならば、大連市は中国の IT 業界では極めて代表的な都市だ と言われている。 また、今までの IT 企業人材流出問題についての研究はほぼ人材流出を防ぐ手法の研究で あるが、私は企業 A 社成功もモデル全体の視点で問題を取り扱う。事例研究の中では、イ ンターンビューを行って、こんな結論が出てきた。企業 A 社が成功したモデルは、人材採 用のモデルである。企業 A 社が教育機関を自分で持っている。企業と学校の協力で、常に 優秀な人材を確保できる。また、入社した社員を早く段階分けて育成することを通じて、 有能な人を管理職まで行かせるが、仕事が出来ない人に対して、さっさと辞めさせる。そ の分を新しい社員をどんどん募集している。ついに企業内部の労働者と管理者の割合のバ ランスちゃんと取っている。このモデルを通じて、高い離職率をわりに、いいパフォーマ ンスを保っている。.
(4) 目次 緒論 ......................................................................................................................................... 3 第 1 章 大連 IT 企業の業界研究 ............................................................................................. 3 第 1 節 世界の IT 産業 ........................................................................................................ 3 ①国別情報サービス市場................................................................................................. 3 ②IT 新興国の状況と日本からの海外アウトソーシング(オフショア開発)の状況 .... 4 第 2 節 中国の IT 産業 ...................................................................................................... 5 ①現状 .............................................................................................................................. 5 ②問題点 .......................................................................................................................... 6 第 3 節 大連 IT 産業 .......................................................................................................... 7 ①大連市の場所 ............................................................................................................... 7 ②大連情報サービス産業の成長と対日オフショアリングの比重の高さ........................ 8 ③地域再生への地方政府のイニシアチブ ....................................................................... 9 ④大連ソフトウェアパークの概況 .................................................................................. 9 第二章 大連 IT 人材市場の課題 .......................................................................................... 11 第 1 節 現状と課題 ..........................................................................................................11 第 2 節 流動性の分析 ...................................................................................................... 12 ①マクロ(市場環境レベル) ....................................................................................... 12 ②ミドル(企業レベル)............................................................................................... 12 ③ミクロ(社員個人レベル) ....................................................................................... 13 第三章 企業 A についての研究 ........................................................................................... 14 第 1 節 企業 A の紹介 ........................................................................................................ 14 ①A の立地、や従業員数、業務内容などの紹介 ........................................................... 14 ②企業 A のビジョン、使命、価値観の紹介 ................................................................. 16 第 2 節 企業 A の研究意義 ................................................................................................ 16 第 3 節 企業 A の矛盾点 .................................................................................................. 17 第四章 企業 A のモデルについての研究 ............................................................................ 20 第 1 節 仮説 .................................................................................................................... 20 第2節 検証方法(インタビュー)と内容 ..................................................................... 21 結論 ....................................................................................................................................... 33 付録 ....................................................................................................................................... 34 参考文献 ............................................................................................................................... 51 謝 辞 ................................................................................................................................... 52. 緒論 私は中国大連の出身で、大連交通大学で日本語+ソフトウェアを専門にして勉強した。.
(5) 四年生の時、企業 A でインターンしていた友達からよく文句を受けた。残業が多いのに、 給料が低かったとか、福利厚生があまり充実しなかった、大好きな先輩が何人も離職し たとか雑談の話の中では、「そんな企業なら、なぜまだまだ大勢の人が入りたい?高い 離職率は企業にとって相当やばいじゃないか」と私は疑問を持っていた。一方、企業 A は大連では、リーダー企業として、業績をちゃんと出せることは極めて不思議と思って、 興味を持つようになった。 大連では IT 企業が多くて、中国のシリコンだと呼ばれている。その中では、企業 A はリーダー企業として、業界内で極めて活躍している。IT 業界では人材流失はどの企 業にとって難問である。このせいで、破綻したまで中小企業が多かった。もちろん、企 業 A が同じ問題を直面しているが、企業が自分なり、特別なモデルを構築していて、高 い回転率で優秀な社員を維持できて、高いパフォーマンスを保っている。このモデルを 研究したい。 今、大連の IT 企業は人材流失が極めて問題として悩んでいる。そのせいで、破綻し た企業もちょこちょこ見られる。もし、企業 A の成功の DNA を発見したら、別の企業に 応用できると、企業にはもちろん大連の経済にとっても朗報である。極めて意義が大き いだと考えている。 今回の論文の研究は事例研究となっている。研究範囲は企業内部市場と企業外部市場 二つがある。内部労働市場としてはもちろん企業 A 社のことである。外部労働市場とし ては中国遼寧省大連市を絞る。なぜならば、大連市は中国の IT 業界では極めて代表的 な都市だと言われている。 また、今までの IT 企業人材流出問題についての研究はほぼ人材流出を防ぐ手法の研 究であるが、私は企業 A 社成功もモデル全体の視点で問題を取り扱う。事例研究の中で は、インターンビューを行って、こんな結論が出てきた。企業 A 社が成功したモデルは、 人材採用のモデルである。企業 A 社が教育機関を自分で持っている。企業と学校の協力 で、常に優秀な人材を確保できる。また、入社した社員を早く段階分けて育成すること を通じて、有能な人を管理職まで行かせるが、仕事が出来ない人に対して、さっさと辞 めさせる。その分を新しい社員をどんどん募集している。ついに企業内部の労働者と管 理者の割合のバランスちゃんと取っている。このモデルを通じて、高い離職率をわりに、 いいパフォーマンスを保っている。. 2.
(6) 第 1 章 大連 IT 企業の業界研究 第 1 節 世界の IT 産業 ①国別情報サービス市場 世界の情報サービス市場は、世界情報サービス産業機構(WITSA)の「Digital Planet」 によると、2013 年の世界 ICT 市場は 4 兆 6800 億ドルに達する見込みである。国別のシ ェアは、欧州 25.4%、アメリカ 26.9%、中国 11.8%、日本 8.8%となっている。[図表 1]。. [図表 1] 世界の情報サービス市場(2013 年見込み) ※資料:Digital Planet (WITSA)。 世界の情報サービス市場は年々拡大を続けている。アメリカ、EU、日本など IT 先進 国のみならず、インド、中国、東南アジア、南米などの IT 新興国の発展も注目される。 世界市場の成長率は 2009 年 3.5%(対前年比)とやや前年より落ち込みんたが、2013 年まで年々高まっていく予測があり、特にアジア地域の発展が大きいことを示している。 [図表 2] 世界の ICT 産業の売上高の推移(2003-13 年). ※資料:Digital Planet (WITSA) 3.
(7) ②IT 新興国の状況と日本からの海外アウトソーシング(オフショア開発)の状況 中国やインドなどこれから IT 立国を目指す国々では、海外からソフトウェア開発業 務を請け負う「オフショア開発」を積極的に実施している。 オフショア開発では、多 くの場合は賃金格差によるコスト削減を目的としている。しかし、中国やインドの技術 者のレベルが世界基準になっていくとともに、発注側(日本側)と受注側(インド、中 国) でスキルレベルが逆転することもありえる。中国やインドの IT 業界の指導層は、 シリコンバレーなどで鍛えられた人材が多く、非常に高い IT スキルを持っている人材 も多くいる。 むしろ中国やインドにいる優秀な多くの IT エンジニアのパワーを今後ど う活用していくかが課題にもなっている。 [図表 3] 日本におけるオフショアの将来推計(推計基準ベース). ※出所:JISA,JEITA,JPSA「2005 年コンピュータソフトウェア分野における海外取引お よび外国人就労等に関する実態調査」、IPA「IT 人材白書 2012」 ⅰ「ブリッジ SE」というチャンス。国際派が求められている。 高度な IT 技術者を中心とする人材不足は、日本に限らずアメリカや EU 諸国でも問題 となり、国際的な労働移動による労働市場のグローバル化が進行している。 特にイン ド、シンガポール、中国、韓国などアジア各国では、国家政策として IT 技術者の育成 に取り組み、システム工学やコンピューター工学など専門的な IT 教育を受けた人材を 急激に増やした。 かつては、アメリカ西海岸や日本に人材を送り込むケースが多かっ たのであるが、最近では、受注した案件を自国で開発する形態が多くなっている。 ア ジア各国でも、日本語のわかる SE の養成にも積極的に取り組んでいる。 こうした動きを受け、日本では e-Japan 構想により高度 IT 関連技術者の積極的な受 入れを図り、情報処理技術者試験制度と各国の IT 資格制度との相互認証を進めている。 4.
(8) ⅱ世界の IT 人材 世界各国の IT 企業で働く IT エンジニアは中国とインドがそれぞれ 140 万人を超えて いる。一方、今や IT は企業活動の根幹ともなり、IT 企業以外にも多くの IT エンジニ アが働いている。特にアメリカでは 230 万人を超えている。日本では今後は優れた IT を提供することにくわえ、IT を活用する側にも優秀な IT エンジニアがいて企業のビジ ネスモデル改革や新たなビジネス市場の創造が期待されている。[図表 4] [図表 4]IT サービス企業技術者数とユーザー企業技術者数(2009 年). 資料:IPA「グローバル化を支える IT 人材確保・育成施策に関する調査」. 第 2 節 中国の IT 産業 ①現状 中国IT産業の現状は、大きくも強くもなく、今後どのようにして、強くなっていく か悩んでいる。2006 年のGDP成長率の予想は、米国は 3.2%を達成、日本は 2%以下、 西欧は 1.9%、中国は 8.5%であった。これから見ると、米国以外で、世界が最も注目 するのは中国である。短期の経済成長を見るだけではなく、さらにその長期の成長に対 する展望です。2008 年のオリンピック開催時、中国の経済総量は、イギリスに追いつ き、次のオリンピック時にはドイツを上回り、さらに二回のオリンピックを過ぎた後に は日本を上回ることができるかもしれない。10 年後に、中国は世界第二位の大経済強 国になると予想される。中国の高速な経済成長速度は、市場での重要性を体現している だけでなく、同時に、中国を重要な製造・販売業者にならせる。また、中国の人材数は、 ヨーロッパと米国の和を上回る。人材が増えると同時に、中国の労働力コストは、ヨー ロッパや米国に比較して低い。2005~2009 年の 5 年間の世界各国のIT投資の年成長 率調査データは、 米国は 5%、 西欧は 6%を切らない、日本は 1%~2%の間、 中国は 13.3% であることを明示している。全世界のIT設備プロバイダーは、中国の大量ニーズに興 味を持ち、中国は最大のIT市場になると予測する。将来性は、非常に楽観的である。 5.
(9) しかし、具体的に中国のITの現状と動向を研究すると、以下のような問題が存在する ことがわかる。 ②問題点 第一:中国の直面するチャンスと挑戦 中国は、インターネットビジネスの分野で、ブロードバンド、インターネットユーザ ー、IT投資と通信の投資の成長速度は非常に速い。しかし、中国は、まだ1つの貧し い発展途上国で、中国のIT投資は全世界の 3%(中国のGDPは全世界のGDPの 4% を占める)で、2009 年に、この数字は 4%になり、その中の通信投資は全世界の 6%を 占める。これは、中国電信事業の発展がGDPの成長より早いことを示している。また、 中国モバイルユーザーの増加は、21%である。そのため、時が経つにつれ、中国はモバ イル通信の分野で先進的な国家のひとつになるかもしれない。 発展途上国のため、中国は各種の挑戦に直面している。それは 2005 年のIT投資が 明らかに示している。中国のソフトウェア分野の投資は、全てのIT支出の 11%しか 占めない。大部分のIT支出は、パソコン、サーバーなどのハードウエアの設備の購入 であるが、米国と日本のIT支出は主にソフトウェアとサービスが占めている。 中国は、サービスとソフトウェアの分野での挑戦に直面している。中国は、決してI T人材が足りないのでなく、インフラが不足しているのである。いわゆるインフラ、米 国の例によれば、彼らは方法と思想を開発し、それを利用して人材を育成訓練している。 中国で不足しているのは、このような方法である。ソフトウェアの分野で、中国は特に 国内のソフトウェア産業を発展させなければならない。今のソフトウェア産業は、多く の領域で、全てを外国企業からコントロールされる。中国にもいくつかの固有のソフト ウェア企業があるが、非常に少ない。 第二:挑戦に直面し、中国はどのようにすべきか 中国IT産業は、成長と需要の予想を満たしたいならば、さらに多くの分野に投資す ることが必要である。しかし、これらの投資政策を決定する過程は、非常に複雑である。 これらの投資は、インフラ、新しい応用と産業自身の業務応用などのいくつかの分野を 覆うべきである。中国は、さらによいIT産業を作り上げ、この産業をグローバル化の 競争に参入させなければならない。このようにして、この業界の企業と取引先とを次第 に発展させ、同時に、製品の品質改善をさせることができる。 第三:文化の問題を克服する 中国自身は、非常に革新的な文化を持っており、中国の文化は世界でさらに広範に受 け入れられている。ここで話題にする文化の問題は、たとえばどのように国民全体に教 育を普及させ、非識字者をなくすかを指す。同時に中国東、西部の収入面の格差を克服 し、挑戦に対応する領域である。 外国人から見ると、これらの問題は中国が長い間安定していたことに影響するものな 6.
(10) のかを心配するが、この問題は解決しにくくない。中国自身で努力すること以外に、促 進、管理する全世界的ないくつかの機関、例えば世界貿易組織、APEC、およびその たの二国間と多国間貿易組織などがある。 第 3 節 大連 IT 産業 ①大連市の場所 大連市(だいれんし、中国語:大连市、英語:Dalian)は、中華人民共和国遼寧省の南 部に位置する地級市である(地区クラスの市)。経済的重要性から省クラスの自主権を もつ副省級市にも指定されている。大連市総人口は約 600 万人超える。 (市区人口は 211 万、都市的地域の人口は 325 万人であり、遼寧省では省都の瀋陽市に次ぐ大都市である。 ⅰ地理 大連市はアジア大陸の東海岸に位置し、中国東北遼東半島の最南端にあり、東経 120 度 58 分~123 度 31 分、北緯 38 度 43 分~40 度 10 分に跨り、この緯度付近には日本の 仙台市、アメリカ合衆国のサンフランシスコ市、ワシントン D.C.、ギリシャのアテネ 市がある。東は黄海、西は渤海、南は山東半島と海を隔てて向かい合い、北は広大な東 北平野に隣り合っている。大連は東北、華北、華東地域が世界各地と繋がる海上の門口 であり、最も重要な港、貿易、工業、観光都市である。 ⅱ面積と地形 大連市の総面積は 12,574 平方キロであり、うち旧市街区の面積は 2,415 平方キロで ある。山地や丘陵が多く、平野や低地が少なく、地形は北から南へ傾き、北は広く、南 は狭くなっている。地勢は中央から南東と北西部にある黄海と渤海へ傾き、黄海への斜 面は長く緩やかである。長白山のある千山山脈は旧市街区を貫いており、地形の殆どは 山地や緩やかな低い丘陵であり、平野と低地は河川の水が海へ流れ込むところ及び山裾 の谷地に点在するだけで、至るところでカルスト地形が目に付き、カルスト地形と海食 地形が比較的に多い。. 7.
(11) ②大連情報サービス産業の成長と対日オフショアリングの比重の高さ 大連の情報サービス産業はものすごい勢いで伸びている。2011 年にはこの産業の中 国全体の 3.8%の売り上げ、7.6%の輸出を担っている。特徴は対日オフショアリング の比重の高さである。中国全体のソフトウェア,情報サービス産業は輸出比率が 13% くらいで,その内日本向けの比率は,計算によっていろいろ違うのですが,一番数値が 高い統計を見てもせいぜい6割である。 大連ソフトウェア・情報サービス産業の成長. 出所:大連軟件和服務外包発展研究院編[2012]より 大連と中国におけるソフトウェア・情報サービス産業売上高の仕向け別割合. 出所:大連軟件和服務外包発展研究院編[2012]より 8.
(12) しかし大連市の場合は,輸出比率が 22%,その内 90%以上が日本向けの輸出になっ ているわけである。これが特徴である。しかもこれは直接の売上である。大連市の企業 が日本から仕事を貰って,それをまた下請けに出している場合があるわけである。そう すると当然,国内向けとされている仕事の中にも,実は日本向けの仕事が入っている。 ③地域再生への地方政府のイニシアチブ ソフトウェア情報サービス産業が興されたのが 1990 年代であった。1990 年代,南巡 講話の後,中国が開発開放に向かっていく中で,東北地方は経済停滞に悩まされていた。 東北地方といえば鉱産資源,鉄鋼業,造船業,重機械工業等々である。これらは当時中 国では不調であった。国有企業改革もまだ進んでいなかった。そういう中でどうやって 産業を興したらいいのかということに悩んでいたわけである。 当時大連市では市政府がこういうことを考えた。これからは市場経済だから,世界の 潮流を読んで自分のところの比較優位を活かそう。大連の優位とは何だと。大連という のは海辺にあって気候が良い。実は大気汚染もそんなに酷くない。中国の大都市の大気 汚染ワーストランキングをつくると上から五十何番目ぐらいであある。街も綺麗で,日 本で言うと横浜,神戸的なところがある。しかも外に開放されているので外国の文化も 入って来る。ロシア人が保養に来ますし,日本から貿易に来る。大学もある。すると, 若者が喜んでやって来るわけである。この人達に仕事をつくろうと,それから産業発展 が環境汚染に繋がらないようにしないといけない。それには情報サービスがいいのでは ないかということを考えたわけである。 当時の市長は薄煕来さんであった。この方は最近になって問題を起こし,逮捕された。 その後,2000 年代に市長になったのが夏徳仁さん,この方はうちの会計大学院と提携 している東北財経大学の先生だった方である。中国では市長が変わると政策も変わって しまうことが少なくないのですが,情報サービス業の振興政策は薄煕来が始めた政策が ずっと今の市長に至るまで継続されている。そして市政府には大学の先生出身の人間が 多数登用された。そして大連市情報産業局,大連ソフトウェア産業協会というのをつく って,徹底的に専門的な政策を推し進めようとしたわけである。つまり情報サービス産 業をつくる上で政府は権力による断固たる支持を提供したということである。 ④大連ソフトウェアパークの概況 大連ソフトウェアパーク(だいれん-ソフトウェアパーク 中文表記:大連軟件園)は 英語略字から DLSP とも呼ばれ、中華人民共和国遼寧省大連市の西郊外の学園地区に、 1998 年 6 月に創設された IT 関係を中心にした工業地域である。広い意味での大連ハイ テクゾーンの一部でもある。大連ソフトウェアパークの完成が近づき、2003 年 6 月に 大連市は「旅順南路ソフトウェア産業帯」構想を発表し、旅順南路の小平島と呼ばれる 9.
(13) 地域から西へ、黄泥村までを含め、また「大連ソフトウェアパーク 2 期」 (総面積 12 平 方キロ)の開工式を行なった。日本・欧米・中国の IT 関係の会社が多く集積する場所 だが、特に日本から受注した ITO 業務や BPO 業務が多いのが特徴である。大連ソフトウ ェアパークは中国に 11 か所ある「国家ソフトウェア産業基地」の 1 つで、また「ソフ トウェア輸出基地」の 1 つでもあるが、大連市はその中でも唯一の「ソフトウェア産業 模範都市」である。現在、大連ソフトウェアパークに進出している企業数は約 400 社で あるが、そのうち「フォーチュン」誌のグローバル・トップ 500 企業が 32 社を占めて いる。 大連市における大連ソフトウェアパークの地理的位置. 大連ソフトウェアパーク(遠く黄海を望む) 大連ソフトウェアパーク建物群の模型図. 10.
(14) 第二章 大連 IT 人材市場の課題 第 1 節 現状と課題 大連 IT 市場では、労働市場の供給がうまくマッチしていない。一方、IT 産業の各個 段階の必要される人材が不足ですが、IT 人材の就職難や離職率が高いなどの問題もあ る。流動率が高いのが大連 IT 市場の特徴である。近年、マッチング理論という枠組み を用いて、就職活動をはじめとした様々な探索がマクロ経済学のモデルに組み入れられ つつある。 ピーター・ダイアモンド、デール・モーテンセン、クリストファー・ピサ リデスの 3 人はマッチング理論の功績を称えられ 2010 年のノーベル経済学賞を受賞し た。労働経済学でのマッチングのモデルでは、2 つのタイプの探索が相互作用する。す なわち、新しい仕事の形成は、労働者の探索における意思決定と、会社の求人を出す意 思決定との 2 つに依存するとしている。これも高い流動率の原因の一つだと考えている。 一方、高い流動率イーコル技術や知識の伝送である。ちなみに現在、中国の IT 人材の 平均流動率は 20%~25%である。大連 IT 産業は特に日本から受注した ITO 業務や BPO 業務が多くて、製品のライフサークルが短くて、技術の発展が早くて、従業員の若年化 などで、流動率が高いと言われている。企業側が見れば、人材の流出問題が非常に深刻 である。なぜならば、人材の流出によって、産業チェーンが不完全になってしている。 また、新しい産業チェーンを再建するためには、人、もの、カネなどの資本を投資しな ければならない。このコストは決して小さい数字ではない。企業であろうか個人であろ うか負担になるわけである。中国の求人サイト 51JOB の調査によりますと、73%の IT 社員が離職したい意欲があった。23%の人はどちらも言えない状態であった。離職しな い人はわずか 4%であった。離職の原因の中では、個人のキャリアアップと給料や福利 への不満が要因である。 2012 年度 IT 者離職の原因調査. 2012年度IT者離職の原因調査 給料や福利への不満 個人のキャリアアップ 企業業績が良くない ストレス メンーバの異動 不景気 人間関係が難しい 0%. 5%. 10%. 15%. 出所:51JOB[2012 年度 IT 者離職の原因調査]より 11. 20%. 25%. 30%. 35%.
(15) 第 2 節 流動性の分析 流動性が高い理由を三つの面から分析する。 ①マクロ(市場環境レベル) Ⅰ、同業の競争が激しい 大連では、人材の需要が伸びって、企業側は競争優位を獲得するためには、競争力が ある給料や多彩のキャリアアッププラン及び優れていた企業文化などをアピールして、 他社から人材を誘致してしまう。 Ⅱ、IT 人材の供給がアンバランス 中国は広い。地域の格差は極めて高いと言われている。つまり、人材の供給がアンバ ランス状況になっている。このように、ある特定のエリアでは、市場が変わってくる。 もちろん人材の選択もと共に変わってくる。 Ⅲ、生活レベルの影響もある 社会経済の発展につれて、物価上昇とインフレーションなどの現象が発生している。 つまり、人々の生活コストが増加している。日本向けソフトウェアのアウトソーシング 従事者が生活するためには、IT 職を辞めって高い処遇な仕事をしているケースも多い。 ②ミドル(企業レベル) Ⅰ、給料福利の競争力がない IT 企業間の競争が激しい。調査によりますと、社員の離職の要因は給料や福利への 不満である。この業界では、人材流出の要因も他社から高い条件が提供してくれるので ある。アダムスの公平理論(注1)によって、同業ではもし他人より給料が極めて低い と、不満が出やすいので、離職の傾向が出てくる。 大連では、日本から受注した ITO 業務や BPO 業務が多い企業が多い。その中では、中 小企業の割合が極めて高い。そのため、業務能力や市場開拓の能力やリスク管理が不十 分で、社員から見れば不安が出てきて、自分のキャリアに適しないと判断して、離職し てしまう場合もある。 Ⅲ、コミュニケーションメカニズムが不完備 現在、日本向けオプションの中では、業績管理を行う時、完備なコミュニケーション メカニズムがない。社員が仕事の中で発見した不足や未来の可能性が良く分からない。 一旦業績が下がった時、社員は自分の不足を認めるより、いつも先輩や上司が悪いと思 って、人間関係の問題と認識して、離職してしまいる。. 12.
(16) Ⅳ、企業文化が不重視 IT 中小企業が企業文化の建設が足らない。社員が日本向けオプションの仕事では、 外部環境や制度に不満して、お客さんと摩擦してしまうとこによって、企業への満足度 が下がり、やる気が下がって、離職してしまう。 Ⅴ、メンバーの異動が頻繁 日本向けオプションの仕事八―ムごとにプロジェクトを行う。チームの中で、社員同 士が仲良くて、長い時間をかけて、チームワークを訓練する。企業内、メンバーの異動 が頻繁すると、社員は新しいメンバーと長時間をかけて信頼関係を構築する必要がある。 これも業務にも影響するわけである。企業へのロイヤリティも下がりかもしれない。 ③ミクロ(社員個人レベル) Ⅰ、給料福利への不満 社員はもし自分が頑張っても給料があまり高くなければ、不満を貯まって、離職にな ることが当然である。 Ⅱ、個人キャリアアップのため 多くの中小企業で成長してきた人は、将来もっと成長できる環境がほしいとしたら、 元会社を辞めるのがありえる。 Ⅲ、ストレスが貯めっている 日本向けオプション仕事の更新が早い。社員が残業して新しい知識とかを習う必要が ある。これは体力のチャレンジだけではなくて、社員さんの心にも非常に大きに影響す る。もしいつも疲れの状態であれば、離職になる人も多い。. 13.
(17) 第三章 企業 A についての研究 第 1 節 企業 A の紹介 ①A の立地、や従業員数、業務内容などの紹介 企業 A グループ 瀋陽本社・開発センター. 企業 A グループ 大連開発センター. A 社は中国最大の IT ソリューション·サービスプロバイダーである。A は 1991 年、中 国東北大学において創設された。従業員は 20,000 名余りになる。中国国内に大規模ソ フトウェア研究・開発拠点 6 ヶ所、エリア本部 8 ヶ所を展開している。また、国内 40 余りの都市にマーケティング及びサービスネットワークを構築し、大連、南海、成都、 瀋陽に企業 A の情報学院 3 校、バイオ医学·情報エンジニアリング学院 1 校を設立して いる。さらに、アメリカ、日本、ヨーロッパ、中東に現地法人を開設している。 ソフトウェア技術をコアコンピタンスとする A はソフトウェアとサービスの一体化、 ソフトウェアと製造の一体化、技術と業界マネジメント能力の一体化を通じ、業種別ソ 14.
(18) リューションとプロダクトエンジニアリングソリューション及びこれらに関連するソ フトウェア製品とプラットフォーム、サービスを提供している。 A 社は各業種のお客様向けに、安全で高信頼性、高品質で拡張可能な業種別ソリュー ションを提供し、お客様が情報化管理の成功例を実践できるようにサポートし、お客様 のニーズに応えている。A 社の業種別ソリューションは通信、エネルギー、金融、社会 保障、製造業、商業貿易流通業、医療衛生、教育、交通などの分野に提供している。 プロダクトエンジニアリングソリューション分野において、A 社の組込みソフトウェ アは、世界の著名なメーカー様のデジタル家電製品、モバイル端末、車載関連システム、 IT 製品などの多くの製品に使用されている。A 社は世界中にお客様と提携している。 自社ブランドの医療製品分野において、中国の知的財産権を取得した CT、MRI、デジ タルレントゲン撮影機、カラー超音波、バイオケミストリー·アナライザー、放射線治 療設備、PET などの医療製品の研究開発に取り組んだ。このうち、国内で初めて CT の 開発に成功したことが契機として、中国は CT を生産可能な世界有数の国となった。A 社の医療製品は、中国の 32 の省、市、自治区で販売されているほか、アメリカ、イタ リア、ロシア、ブラジル、パキスタン及び東ヨーロッパ、中東、アフリカなどの世界の 60 の国と地域で機器の提供を行っている。 自社ブランドの情報セキュリティ製品分野において、A は FW、NISG、SOC、IPS 、IDS、 NTARS、NTPG、VPN 及びセキュリティサービス、セキュリティ・インテグレーションサ ービスなどの全面的な情報セキュリティ・トータルソリューションを提供し、9 年連続 で中国の情報セキュリティ市場におけるトップクラスの位置を維持している。A 社 NetEye は FW、SOC、IDS の市場シェアが中国で唯一、ベスト 3 入りしている専門性の高 いセキュリティブランドである。金融、通信、政府、電力、エネルギー、社会保障、交 通、教育、航空等各業界で広く使用されている。 A 社はサービス分野において、アプリケーション開発とメンテナンス、ERP 導入及び 業務コンサルティング、検証サービス·性能エンジニアリングサービス、ソフトウェア のグローバル化と現地化サービス、IT インフラサービス、ビジネスプロセスアウトソ ーシング(BPO)、IT 教育・トレーニングなどのサービス業務を提供している。 A 社はビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)において、日本、韓国、欧米などの 海外及び国内市場向けに、多言語、多種類のワンストップ BPO サービスを提供している。 これらのサービスは、コールセンター、ヘルプデスク、アプリケーションシステムサポ ートなどの Front Office アウトソーシングサービスに加えて、HR アウトソーシング、 F&A アウトソーシングなどの Back-office アウトソーシングサービスを含み、IT、教育、 政府、通信、インターネット、製造、消費財などの多数の業界と分野に関わっている。 お客様は世界トップ 500 社にランクインしている大手企業を含め、 計 40 社余りに上る。 今や、東北アジア地域の業界内で有名なサービスプロバイダーとして広く認知されてい る。 15.
(19) A 社は「ビヨンドテクノロジー」を企業の経営理念及びブランドメッセージとしてい る。ソフトウェア技術を核心とする A 社は、オープンイノベーション、卓越した運営マ ネジメント、人的資源開発などの戦略の実施を通じて、企業のコアコンピタンスを全面 的に確立し、お客様と社会的価値を創造することで、技術的価値を実現している。 A 社は社会、お客様、株主、社員から最も尊敬される企業を目指している。組織とプ ロセスの継続的改善を通じて、管理能力と社員の競争力を向上させ、アライアンスやオ ープンイノベーションに取り組み、A 社を世界的に優れた IT ソリューション·サービス プロバイダーに成長させる。 ②企業 A のビジョン、使命、価値観の紹介 ⅰビジョン A 社は社会、お客様、株主、社員から最も尊敬される企業を目指している。社会責任 を自覚し、法律、規律を守り、環境保護に配慮し、企業の成長と社会発展との調和を求 めている。お客様のニーズと投資を尊重し、イノベーションを通じてプロセスを改善、 社員の育成に努め、お客様の価値を創造する。企業の業績向上に努め、株主に長期的な 利益をもたらす。社員の個性を尊重し、社員の競争力を高め、快適な職場環境を創造す るために投資し、社員の貢献に対して合理的な報酬を提供している。 ⅱ企業の使命 組織とプロセスの継続的改善を通じて、管理能力と社員の競争力を向上させ、アライ アンスやオープンイノベーションに取り組み、A 社を世界的に優れた IT ソリューショ ン·サービスプロバイダーに成長させる。 ⅲ企業の価値観 シンプル(Simplicity) 責任(Accountability) 協力(Collaboration) 尊重(Respect) 誠実(Integrity) 第 2 節 企業 A の研究意義 将来、大連の IT 産業がもっと発展させると見込みである。2015 年まで、大連の IT 産業規模が 1500 億元を超えると予測している。輸出額が 50 億ドルに達すると言われて いる。また、IT 関係の従業員数も 20 万人になると予測している。さらにそれは GDP を 占める割合も大きくなって、中国では最も重要な開発地となるかもしれない。国内外で は、注目されるのを目指している。この戦略目標を達するためには、人材に関する問題 の解決が重要である。今現在、大連市では、IT 人材を育成している機関が 100 個ほど ある。育成された人は年間 4 万人ほどいる。企業 A 社は大連ではリーディング企業とし 16.
(20) て活躍している。企業 A 社についての研究は大連 IT 産業の発展につながると考えてい る。 第 3 節 企業 A の矛盾点 ①離職率が高いがいいパフォーマンスが維持できている 人材の流失を直面しているが、企業 A 社が高い回転率で優秀な社員数を維持できて、 高いパフォーマンスを保っている。それはなぜ企業 A 社ができるか?企業 A 社の成功要 因は研究したい。まずは企業 A の矛盾点を具体的に見てみよう。 中国の求人サイトの調査によって、2013 年度中国 IT 業界の平均離職率 16.2%であっ たが、2013 年度企業 A 社の平均離職率 37.4%であった。なんと平均より 2 倍以上に上 回っていた。具体のデータは以下の図になる。. 企業 A 社の離職率. 勤務期間別. >10年 8-10年 5-8年 3-5年 2-3年 1-2年 <1年 0.00%. 5.00%. 10.00%. 15.00%. 20.00%. 25.00%. 30.00%. 一方企業 A 社は離職率が高いが、いいパフォーマンスができている。 具体的の指標が以下の図になる。. 17. 35.00%.
(21) ⅰ企業 A 社の指標変化図. 図のように、企業 A 社にとって、2008 年と 2009 年が二つの転換点だと言われている が、ではそのころ何を起きたのか確認しよう。 2008 年 企業 A 社の全体上場計画が完成した。世界的に優れた IT ソリューション·サービス プロバイダーを目指す未来発展戦略を発表した。中国のソフトウェア企業として初め て SEI PCMM ML3 認定を取得した。ソフトウェアパーク(大連沙河口パーク)と南京研 究開発拠点が完成し稼動開始した。 2009 年 ヨーロッパ子会社を設立しました。自社は 3 つの旗艦となる新製品を世界で発売し た。上海ソフトウェア研究開発拠点の基礎を作っていた。広州、天津ソフトウェア研 究開発拠点を相次いで着工した。企業 A 社はフィンランドの Sesca と株式買収につい て合意し、Sesca のハイエンドスマートフォンソフトウェア開発事業を買収した。 ⅱ「2013 グローバルアウトソーシング 100」(注 2)賞を受けた 【2013 年 6 月 6 日、中国・瀋陽】国際アウトソーシング専門家協会(IAOP)はこの ほど、「2013 グローバルアウトソーシング 100」ランキングを発表し、中国をリード する IT ソリューションとサービスプロバイダーである企業 A 社が連続して 7 回目の ランクインを果たし、総合ランキングの第 27 位にランキングすると同時に、 「自動車 業界ベストアウトソーシングサービス企業 TOP5」 、メディカルヘルス業界 TOP10 企業 など 8 つの部門別ランキングにもノミネートされた。 ②教育面が良いと見えるが、高い離職率と矛盾 事実としては、企業 A 社が教育の面が三つの特徴がある。一つ目は企業 A 社が教育機 関、大学を持っている。二番目は、企業 A 社が充実な実訓プログラムを学生さんに提供 18.
(22) している。三つ目は企業 A 社が質の高いインターンシップ機会を提供している。以上の 特徴から見ると、企業 A 社が非常に教育に力を入れていると感じられるが、ではなぜ高 い離職率になってしまうのか、それは矛盾ではないかと考えている。その穴を研究した い。. 19.
(23) 第四章 企業 A のモデルについての研究 第 1 節 仮説 一般企業のモデル. 企業 A のモデル. 企業側は人材に投資して、長く働けさ. 高い回転率で人材を取って、必要な時必. せることによって、会社に貢献しても. 要な技能だけを取って、会社の成長を求. らいます。. めます。(拿来主義). 企業 A 社モデル成功要因の仮説:採用部分と教育手法に秘密がある。 Ⅰ採用時: 給料が低いのに、常にやる気がある人が取れる。やる気がポインだと考えている。 Ⅱ採用後(短期内) : 優勝劣敗法則の活用であること。短期でステップを分けて人材を育成すること。 内部構成(管理者と労働者)のバランスがいいと測定している。 今から、IT 業界特性、企業内部の面から、仮説の由来を説明する。 ⅰIT 業界特性1. 結論:IT 企業側は一定のレベルの技能がある人を採用すればいいである。 IT 業界特性2(ソフトウェアの開発を例として). 20.
(24) 結論:IT 業界では、プロジェクトを単位にする。また、プロジェクトの期間に対して、 一人当たり仕事する期間が一定である。 仮説:他の企業は入社後の社員教育をメインにするが、企業 A 社が入社前の教育に投資 している。社員の定着性を高めるより、人材を集めるのに力を入れている。結果、常に やる気がある人が取れる。これも企業 A 社の勝ちポイントだと考えている。 ⅱ企業内部の労働市場. 仮説:管理者と労働者を優勝劣敗法則で早期に分ける。 企業 A 社が社員を大きく二つの種類を分けている。管理者対象と労働者対象である。 管理者対象に対して、高い給料また経営の核に触る機会を提供するなど手段で人材を確 保する。労働者対象に対して、有能な社員を早期に見つけて育てるが、仕事できない人 の分は、高い回転率でどんどん新しい社員を募集している。 第2節 検証方法(インタビュー)と内容 仮説: Ⅰ採用時、企業 A 社はやる気がある人が常に取れます。 検証内容: ①学校のほうの紹介。 ②企業と学校の協力関係と施策(ポイント) ③人材募集の手段?基準?数? 手段:インタービュー、HP ①学校の紹介 企業 A 社が大連企業 A 情報学院、成都企業 A 情報学院、南海企業 A 情報学院三つの学 校を持っている。今回のケースは大連市を絞りたいので、大連企業 A 情報学院を中心に 資料を収集する。 大連企業 A 情報学院は国家教育部の認可を得て設立され、コンピュータサイエンス& テクノロジー学部、情報技術とビジネス管理学部、組込みシステムエンジニア学部、デ 21.
(25) ジタルアート学部、英語学部、日本語学部、基礎教育学部、科学研究管理及び研究生学 部、国際教育学院、再教育学院など 10 の教学機関が設けられ、一般全日制大学・短大教 育、成人大学教育、大学教育課程独学試験及び留学生教育など様々な方式による教育を 行っており、さらに東北大学と提携し大学院生への教育も行っています。現在の在校生 総数は 14,000 人余りである。 同学院は美しい海浜都市・大連にあり、敷地面積は 58.5 万平米、総建築面積 30.3 万平 米を有している。大連企業 A 情報学院はオーストラリアのアデレード大学、スウィンバ ーン大学、イギリスのレディング大学、ティーサイド大学、アメリカのジョージア大学、 ロシアの極東国立技術水産大学、東シベリア科学技術大学、日本の京都情報大学院大学、 韓国の建国大学及び青江文化産業大学など海外 40 数校の大学と提携し、様々な形式の 国際協力による学校教育を行っている。 大連企業 A 情報学院. ②企業と学校の協力関係と施策(大連企業 A 情報学院に基づいた) ⅰ学校・企業が協力の重要性とモデル 学校・企業が大学生の教育過程に共同に参加し、企業が必要とする IT アウトソーシ ング人材の育成を共同に完成することは、大学コンピューター学科教育のモデルチェン ジにおける重要な一歩である。これから大連企業 A 情報学院、コンピュータサイエンス &テクノロジー学部が行っている専攻共同建設、特定テーマ実践特訓クラスの二つの人 材育成モデルにおける実践に基づき、学校・企業が如何に合作して、ソフトウェア人材 育成モデルの改革、工程実践過程体系の構築、更「双師型」教師チームの建設、ソフト ウェア人材育成水準管理の強化などの問題を解決し、企業が必要とする IT アウトソー シング人材を養うかについて論じる。 2012 年全世界の IT 産業の成長率は低くなっていますが、中国は依然と 16.5%の成長 率を維持した。全世界の ITO 業務の成長率が 0.56%であることに比べ、中国の ITO 業 務の成長率は 18%に達した。2012 年末まで、中国のアウトソーシングの研修を受けた 22.
(26) 人は 129.3 万人で、合計従業人数は 428.9 万に達し、その中で大学生が占める割合は 70%であった。しかし、この膨大な数字に背後で、中国のアウトソーシング業務は様々 な問題点を抱えており、主な問題点は人材の欠乏で、コア問題は国際化、標準化、規範 化したアウトソーシング人材の欠乏である。 51JOB、ChinaHR、知連招聘などの有名な求人サイトの統計データによると、2013 年 の IT アウトソーシングエンジニアの需要量は 299332 人で、その中でも需要量の最も 大きかった七種のエンジニアは、需要量の大きい順で C/C + +、JAVA、ソフトウェアテ ストエンジニア、技術サポート、組み込み開発 NET、Android で、全体的需要量の 81% を占める 243259 人であった。 このデータが示すように、ソフトアウトソーシング企業の人材の需要量は非常に大き いである。現在、国内には大量の初級レベルの人材資源があるが、基礎知識、言語技能、 サービス交付能力などを基本的な素質、及び実践能力と問題解決能力、プロジェクトマ ネジメント能力、国際経験と文化相似性などの実際の操作能力といった方面では、依然 と外国の先進的なアウトソーシング企業とは格差がある。もう一方で、国内の IT サー ビス会社の規模が国外の先進企業に劣っており、交付能力、サービスレベル、専門的な 業界知識などの方面でも、格差がある。そのため、将来的にみると、国内企業はプロジ ェクトマネジメント経験を速く増やし、西方業務の流れをよく覚え、人的資源管理を強 化し、人材に対する吸収力を高め、企業の規模を拡大させ、国際影響力を高める必要が ある。そのため、「人材育成、フラットフォームサービス、システム構築」三つの方面 から入手し、ソフトアウトソーシング人材の標準化、フラットフォーム化、システム化、 専門化、及び差別化建設を共同に完成して、持続可能なアウトソーシング人材供給シス テムの構築を急がないといけない。 中国のアウトソーシング産業が抱えている人材不足、人材断層、人材産業チェーン体 系が整っていないなどの問題を解決するために、2013 年に国家アウトソーシング人的 資源研究所と中国アウトソーシング学校企業連盟が「中国アウトソーシング人材礎石プ ロジェクト」を起動し、国内のアウトソーシングが抱えている人材問題を解決すると公 布した。ISCC(国際アウトソーシング人的資源標準体系)を駆動とし、国家アウトソー シング人材支援フラットフォームを核心として、高質量産業の需用に相応しい人材の育 成を規範化し、中国アウトソーシング人材のクラウド工程を構築し、3 年間に渡って、 20 個の区域人材支援フラットフォーム、100 個の人材育成示範基地と 500 個の学校企業 合作基地を建設し、10000 人のハイエンド人材と 100 万人の標準化アウトソーシング従 業員を養い、持続可能なアウトソーシング人材供給チェーン体系を構築し、中国のアウ トソーシング産業のモデルチェンジを促すべきである。 ⅱ学校・企業が協力のモデルとポイント 学校・企業がソフトアウトソーシング人材育成の実践過程において、如何に応用型の 人才育成を核心とし、教育理念を改め、良好なソフトアウトソーシング工程の素質とソ 23.
(27) フトアウトソーシング工程における実践力、及びソフトアウトソーシングプロジェクト のマネジメント能力と協調性などを備えた人材を育成し、ソフトアウトソーシング産業 の発展需用に満たせるかは、現在解決しないといけない現実問題となっている。 (一)学校・企業の多方面の合作により、ソフトアウトソーシング人材育成モデルを共 に建立する 学校・企業の多方面の合作により、ソフトアウトソーシング人材育成モデルを共に建 立するためには、正しい学校・企業の合作理念を樹立する必要がある。つまり、学校・ 企業の合作は企業、学校、学生の「ウィン・ウィン・ウィン」を実現すべきである。そ して、学校側はソフトアウトソーシング企業の実際の需用に相応しく、時代と共に発展 していく理念を樹立し、学校・企業の合作の重要な意義に対する認識を正しくするべき である。アウトソーシング企業は将来的な利益に着目し、学校とウィンウィンの関係を 保ち、企業の需用に満足する人材が絶えないよう確保すべきである。現在は多くの大学 で様々な学校・企業合作モデルを導入しているが、その種類は大きく次のように分けら れる。 1、特定課題実践特訓班:元教育計画は変わらず、夏休みと暇な時間を利用して、集中 的な特訓を行う。 2、組み込み式の課程変更:教育計画を修訂し、元の授業に代わって、アウトソーシン グ関連の専門的な授業を取り入れる。 3、学科の共同建設:人材育成方案を共同に制定し、共同に育成し、統一的な就職を促 し。 4:アウトソーシング学院の共同建設:学科の共同建設、特定課題に対する特訓、課程 変更などを含む全面的な合作を行い、学校と企業がそれぞれに専門的な実体を成立し、 共同に人材を育成する。 (二) 学校・企業が学科を共同に建設する人材育成モデルの実践 学校・企業が学科を共同に建設し、企業の需用に相応しいアウトソーシング人材の育 成方案共同に制定し、育成計画の実施に共同に参加し、人材育成を前の3年は学校で、 最後の1年を企業で完成し、卒業後には統一的に合作企業に就職する「3 + 1」の人材 育成モデルを実践する。主な改革措置は以下の通りである。 1、学校と企業が人材育成計画と実施方法を共同に制定する。具体的にはアウトソーシ ング企業に対する調査結果と国家アウトソーシング人的資源研究院によるアウトソー シング人材育成体系に関する研究成果を参考にし、アウトソーシング人材の需用の特徴 及びソフトウェア人材の知識構造、企業の求人条件に基づいて、合作企業と一緒に企業 の需用に適合したアウトソーシング人材育成方案と計画を制定する。 2、学校と企業がアウトソーシング人材の実践課程システムを共同に構築し、工程実践 能力に関する教育を強化する。アウトソーシング人材育成実践課程システムの建設はソ フトアウトソーシング人材の知識構造に適合すべきであり、学校内外の訓練と実習時間 24.
(28) を確保し、実践能力と工程能力、実用的外国語能力、総合的な素質の育成を強化する外 に、実践教育を改革し、人材育成と企業における実習、訓練、実践の結合を推進させま す。学校と企業は全体的な教育課程をつなぎ、企業の求人需用に相応しい実践段階、つ まり基礎実践、技術実践、総合実践、革新実践の四つの段階を構築した。(図が示す通 り)。 図. 学校・企業による実践過程システムの共同建設. 実践過程. 実践システム. 軍事技能訓練. 基礎実践段階. 大学物理実験 電子技術実験 C 言語プログラム設計 JAVA プログラム設計実験 ソフトウェア工程導論実験 データ構造実験 コンピューター構造原理実験 ソフトウェアテスト実験. 技術実践段階. 対象向けの分析と設計実験 ソフトウェアプロジェクトマネジメント実験 JAVA ウェブ開発技術実験及びカリキュラムデザイン JAVA EE フレームワーク実験及びカリキュラムデザイン Oracle データベース応用実験 ソフトインターフェース設計実験 移動システム開発実験 ソフトウェアツール実践 ソフトウェアプロジェクト実訓練. 総合実践段階. ソフトウェアテスト実訓練 企業掛け合い研修 総合プロジェクト訓練 IT 職業素質訓練 IT ドキュメント規範化訓練 企業実習 卒業設計 興味グループ活動. 革新実践段階. 学科試合 学術講演 大学生実践革新チーム 25.
(29) 3、学校と企業が育成計画を共同に実施し、企業が人材育成に全段階に参加する 学校と企業が四年間に渡るアウトソーシング人材育成過程に共同に参加し、 企業の ベテランのエンジニアが毎学期に一つの専門技能科目の授業を担う以外に、全ての独立 したカリキュラムデザインの実践教育に責任をとり、ソフトエンジニアリング実践能力 の訓練を強化する。訓練時は、実際のプロジェクトに基づき、企業のソフトウェア開発 過程管理の具体的な要求通りに、実践教育訓練の任務を完成する。ソフトアウトソーシ ングの異文化交流、ソフトウェアデザイン規範、標準、ツール及び文書書き、就職指導、 ソフトウェア業界の関連法律、ソフトウェア業界従業員職業道徳規範など、企業の求人 に関わるカリキュラムは、企業のエンジニアが学校で授業を行い、学生に対する統一的 な管理を行う。学校側は学生が在学する3年間の専攻及び基礎課程の教育と管理を行う。 最後の一年間は、学生全員がアウトソーシング企業にて「専攻実訓練、実習、及び卒業 設計」などの実践的なことを完成し、企業のエンジニアたちの指導をもらう。卒業設計 は学校と企業の先生の両方の指導下で完成するが、企業のエンジニアは技術指導を担い、 学校の先生は論文の格式などについての指導を行う。最後には学校に戻り、学校と企業 の先生からなった答弁委員会の卒業答弁を受ける。 (三) 学校・企業の合作による「特定課題実践」特訓班の人材育成モデル実践 ソフトアウトソーシング専攻の人材育成には時間がかかり、企業が人材を用いるため には4年間を待たないといけないので、人材に対する即需用を満たすことができない。 この問題を解決するために、企業との合作による「特定課題実践」特訓班の人材育成モ デルを取り入れ、大学三年生の学生を対象に、自由に志願する形で、各種の「特定課題 実践」班を開設した。元々の育成計画を変えず、週末と夏休みの時間を利用して、当時 のアウトソーシング企業の需用に基づき、集中的な訓練を行う。一般的に訓練期間は2 ヶ月から3ヶ月にわたり、訓練の要求、内容、及び訓練用の PPT などを企業が提供する。 そして、企業のエンジニア、または該当能力を持つ大学の先生が学校で「特定課題実践」 班を担い、学生に対する訓練を行う。訓練が終わったら、訓練を受けた学生は単位を交 換する方式で、最後の一年間は合作企業で専攻の実訓練、実習、卒業設計を完成します。 最終的には学生の能力に対して審査を行い、合格した学生は合作企業に残るか、外のア ウトソーシング企業に推薦されるようになる。このようなモデルは様々なアウトソーシ ング企業が注文を取った時の大量な求人需用を満たすことができる。そして、関連知識 に対する短期的な強化を通じて、企業の求人需用を満たす一方で、学生の就職問題も解 決することができるので、比較的にいい学校・企業の合作による人材育成モデルだと言 えるのである。 ⅲ 学校と企業の合作によるソフトアウトソーシング人材の質の保障と建設 (一) 学校・企業が優秀な「双師型」教師チームを共同に建設し、ソフトアウトソーシ ング実践能力の教育を確保する 学科の共同建設による人材育成モデルの実践の中で、企業の需用に相応しいアウトソ 26.
(30) ーシング人材を養うが、人材の質が肝心であり、優秀な「双師型」の教師チームを建設 するのは基本的な保障である。教育とプロジェクト開発の両方に強い教師チームの建設 は、学科の共同建設人材育成モデルを実施する上での難点である。大学の教師が企業の プロジェクト開発に参加するのは、教師の実践、科学研究、革新能力を高める重要な一 環であるが、その時に、如何に企業の情報秘密の安全を確保するのかが難しいところで ある。一方で、企業のエンジニアが学校の授業に参加する時、企業のソフト開発におけ る最先端の技術を学校に持っていけるか否かにより、アウトソーシング人材育成の成敗 が決まる。アウトソーシング人材育成の質を保障するために、学校・企業の合作実践に おいて相応する改革を行った。 1.「双師型」チームの建設を強化し、教師の実践と研究能力を高める 企業での勤務経験とプロジェクト開発経験を有する大学の先生は少なく、アウトソー シング人材を育成するためには、学校から定期的に教師を企業の最前線に派遣し、鍛え させ、企業の実際のプロジェクト開発に参加させ、教師のプロジェクト開発技術を高め、 エンジニアリングプロジェクトにおける実践の経験を増やすべきである。同時に、企業 のエンジニアと一緒に、学生がソフトアウトソーシングプロジェクトと卒業設計を完成 するように導くべきである。そのために、2011 年から今まで、コンピュータサイエン ス&テクノロジー学部では教師を対象に事前研修を行い、毎学期に一名の教師を関連ア ウトソーシング企業に派遣して鍛えさせ、合計 26 名の教師が NIIT、Tata Group(中国) などの企業の課程及びプロジェクト訓練を受けてきた。同時に、科学研究プロジェクト、 大学生革新訓練指導プロジェクトなどを通じて、教師の実践能力と革新的な思考能力を 養ってきた。企業側から社員を大学に派遣し、人材育成課程に参加するためには、大学 の授業環境、授業の特徴、授業の流れに慣れてから、授業を進めるスキルを高めた上で、 実際のソフトプログラム開発における経験を理解しやすく、学生に伝える必要がある。 学校と企業が合作してから、合作企業の中から、優秀なソフト開発エンジニアを選び、 大学の兼職教員として、人材の共同育成に参加させ、より穏やかな企業兼職教師チーム を建設するべきである。 2.学校・企業による「双師型」チームの共同建設に関する政策保障制度と評価制度を 定める 「双師型」チームの建設は若い教師の更なる努力を必要とする。そのため、教師は昇 進が影響されないように保障する同時に、教師が研修に参加し、企業で働く時の仕事量 の計算をしっかりとし、アウトソーシング人材の育成特徴に相応しい教師考課制度と人 材招聘制度を制定し、保障と激励のメカニズムを建立すべきである。それで、定期的に 教師を合作企業に派遣して鍛えさせ、企業のソフト開発及びプロジェクト決策コンサル ティングに参加させて、教師が安心して、企業で鍛え、学生の卒業設計を指導するよう に導くべきである。同時に、企業側も学校で兼職しているエンジニアの為に保障制度を 建立するべきである。企業のエンジニアが大学に入り、人材を育成する仕事に参加して、 27.
(31) 慣れるには時間がかかるはずである。人材の育成は、ソフト製品の開発とは違う。企業 側は高校に入るエンジニアの利益を考え、合理的な激励の保障制度を建立し、彼らが企 業の「予備従業員」を養う仕事に全力を注ぐようにすべきである。 (二) 学校・企業が実践大要を共同に制定し、実践基地を共同に建設し、実訓練と実践 のために環境保障を提供する 学校と企業の合作によるアウトソーシング人材育成の質を保障するために、共同に制 定した育成計画を実行し、共同に建立した育成方案を実施し、実践課程の教育システム に立った教育任務を完成する。学校と企業は交流を深め、実践教育大要を共同に制定し、 「授業内の実験、集中的なカリキュラムデザイン、独立した実践課程、総合的なプロジ ェクト実践、大学生革新訓練、プロジェクト開発訓練及び卒業設計」などの実践過程を 通じて、実現させる。一方で、実践教育能力を強化するための環境建設を完成するため に、学内の実践教育環境と条件建設を改善する外に、学外の実践基地を開拓すべきであ る。コンピュータサイエンス&テクノロジー学部はそれぞれに IBM、企業 A を始めとす る多くの企業と学外の実践教育実習基地を建設し、 「学科の共同建設」、 「特定課題実践」 の二種の人材育成モデル下における学生が、最後の一年間に実訓、実習、卒業設計を行 うために、環境的保障を提供した。 (三) 学校と企業が教育質を監視する保障システムを共同に建設し、人材育成の質を維 持する 学校・企業の合作によるアウトソーシング人材の育成が成功できるか、持続可能な発 展が遂げられるのか否かは、様々要素により決まる。そのためには完璧な人材育成質を 監視する保障システムを構築し、養った人材が企業の需用に適合するように確保し、 「卒 業=就職」を実現するべきである。質の監視保障システムは以下の二つの部分に分けら れる。一つ目は在学期間内における教育質の監視保障で、二つ目は企業での実習期間内 における教育質の監視保障です。(図が示す通り) 图. 学校・企業の教育質監視保障システム共同建設. 学校と企業が教育質を監視する保障システムを共同に建設する 学内の教育質を監視/教育 交流と反映. 企業の教育質監視センタ. 監督センター. ー. 学 内 学 内 学 内 教 育 教 育 実 訓 企 業 教 育 教 育 実 訓 の 専 の 監 の 同 質 を 質 を 練 の の 専 質 を 質 を 練 の 門 家 督 さ 業 が 評 価 評 価 流 れ 門 家 評 価 評 価 考 課 が 授 ん が 授 業 す る す る を メ が 授 す る す る 結 果 業 を 授 業 を 傍 ( 学 ( 自 モ す 業 を ( 学 ( 自 を 記 傍 聴 を 傍 聴 す 生). 分 で る. 傍 聴 生). 分 で 録 す. する. 聴 す る. 評 価. する. 評 価 る. る. する) 28. する.
(32) 学生(在学の学習期間) 学校の教師. 学生(在学の学習期間) 交流と反映. 企業のエンジニア. 教育質に対する監視保障は学校、企業、学生、この三つの方面に関わってきる。合作 企業と共同に、学生を中心に、教育質の上昇を核心に、学生の実践能力の上昇を主題に、 革新意識の育成を目標とする教育質の保障監視システムを制定し、学生が学内での理論 教育と実践教育を受けるにしろ、企業で実習及び卒業設計を行うにしろ、よりよい質的 保障と監視を受けるように確保すべきである。 ⅳ校企合作软件外包紧缺人才培养实践成效 (一) 学校・企業の合作による学科の共同建設方案を実施する上での肝心は、企業 A の エンジニアが毎年ソフト人材の育成に参加し、入学時は企業の経営層が学校にきてキャ リア計画と入学教育を行うことである。在学期間中には、企業のエンジニアがアウトソ ーシング総合素質及び文書作文、アウトソーシング学科英語と異文化交流、ソフトアウ トソーシングプロジェクト管理という三つの専門科目と、C 言語カリキュラムデザイン、 ウェブカリキュラムデザイン、java カリキュラムデザイン、データベースカリキュラ ムデザイン、JAVAWEB カリキュラムデザインという五つの実践科目を担う。最後の一年 には全員が企業 A で CMMI 理論と実践、JAVA 企業クラス B/S 開発、JAVA 企業クラス C/S 開発、JAVA に基づいた総合実訓という四つ実践科目の訓練、及び企業実習と卒業設計 という二つの総合的な訓練を完成する。 (二) 訓練を受けた学生は各種の大会に参加し、優秀な成績を収めた 学校・企業の合作によるソフトアウトソーシング人材の育成の効果は、学生達が各種 の大会に参加するように激励することで検証することができます。2011 年以来、ソフ トウェア学院の訓練を受けた学生は三回の中国大学生アウトソーシング革新創業大会 に参加し、その中の 15 人が全国団体二等賞、三等賞を受賞した。そして、二回の「藍 橋杯」全国ソフトウェア専門人材設計と創業大会に参加し、10 人が全国一等賞、二等 賞、三等賞を受賞した。全国の「挑戦杯」、 「中国ソフトウェア杯」 、 「全国ソフトウェア 学科人材設計と開発大会」に参加し、39 人が国家クラス、省クラスの各種の賞を受賞 した。そして、学院の革新サークル活動に積極的に参加し、大学生の革新活動センター フラットフォームを通じて、一つの省クラス重点、五つの省クラス一般、多くの学校ク ラスの革新活動実践プロジェクトを獲得した。 (三) 訓練を受けた学生が企業で一年間の実習を通じて、企業に好評される 訓練を受けた学生は最後の一年間は全員がアウトソーシング企業で実習、実訓、及び 卒業設計を完成し、企業から高く評価されました。大連 B ソフトウェア株式有限会社は 該当会社で実習した 13 名の企業 A 社のソフトウェア学院の学生に対して、実訓の質、 協調性、専門知識、主動性、勤勉さ、仕事効率、学習能力、研修効果、規律制度、出勤、 革新などの 11 項目の考課を行った結果、4名に優秀、9名には良好という評価をつけ た。大連 C ソフトウェアテストセンターは該当センターで実習した4名の学生に対して、 29.
Dokumen terkait
bahwa untuk menyikapi perkembangan dinamika kondisi faktual di tingkat Desa dalam rangka menjamin hak masyarakat untuk memperoleh kesempatan yang sama
Berbeda dengan nelayan kabupaten Cilacap, nelayan di PPSC biasa menggolongkan musim penangkapan menjadi tiga yaitu: musim puncak terjadi pada bulan Juli sampai dengan bulan
Setelah Indonesia memproklamasikan kemerdekaannya pada tanggal 17 Agustus 1945, para pemimpin Indonesia sangat menyadari pentingnya untuk melakukan perubahan secara mendasar
Mempertahankan image dari bahasa sumber (bsu) dalam menerjemahkan metafora adalah untuk menyampaikan makna yang sama kepada para pembaca di bahasa sasaran (bsa), sedangkan
Skripsi yang berjudul “Pera Perempuan Pengrajin Bambu Dalam Meningkatkan Ekonomi Keluarga Dengan Memanfaatkan Potensi Sumber daya Alam Lokal” (Studi di Desa Timbang Lawan,
Studi pemberdayaan masyarakat in! difokuskan di Kelurahan Kampung Dalam Kecamatan Senapelan Kota Pekanbaru. Dipilihnya daerah Kelurahan Kampung dalam ini sebagai pusat
Oleh karena itu pada perencanaan pelaksanaan program/kegiatan tahun 2019, perlu dilakukan mendasar terhadap program-program yang akan dilaksanakan dan substansi
Menangani pengoptimalan Sumberdaya Manusia dan Organisasi berperan pula dalam segala hal yang berkaitan dengan pembinaan member baru SEG UNPAD mulai dari persiapan masuknya