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Nihonjin no 「Ibunka eno tekiou doka katei」 no hikaku syakai shinrigakuteki kenkyu : 「Bunkateki doka kunren ho」 no kaihatsu o mezashite : taikokuni okeru jirei(2)

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Academic year: 2021

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(1)■ 慶 應 義 塾 大 学 産 業 研 究 所 社 会 心 理学 研 究班 モ ノグ ラ フ/No.10. E日本 人 の 「 異 文 化 へ の 適 応 ・同 化 過 程. 」の. 比較 社会 心 理学 的研 究 「文 化 的 同 化 訓 練 法 」(Culture. Assimilator)の. 開 発 を め ざ し て :タ イ 国 に お け る 事 例(2). I.は II.調 III.単. じめ に. 29. 査 の 目的 と方 法. 29. 純 集 計 に よ る結 果 と 考 察. 30. 1.回. 答 者 の 人 口学 的 ・社 会 学 的 構 造. 30. 2.現. 地生活の実態. 32. 3.赴. 任前の状況. 35. 4.現. 地 経 験 に 対 す る評 価. 38. 5.. IV.む. タ イ人 に 対 す る心 理 的 距 離. 41. 6.タ. イ人 に 対 す る イ メー ジ. 43. 7.タ. イ人 の 判 断 や 行 動 に 対 す る予 測. 49. すび. 58. 資 料(現 地 滞 在 日本 人 用 質 問 紙). ■ 執 筆/ 高 根 定信. ・ 萩原. 59. 滋. ・南. 隆男. ・ 佐野勝男.

(2) 本 稿 は , 下 記 の メ ンバ ーに よ る 『日本 人 の 「異 文 化 へ の 適 応 ・同 化 過 程 」 の 比 較 社 会 心 理 学 的 研 究 』 プ ロ ジ ェ ク トか ら の 報 告(第2報)で 《 日本 人 の (Culture. あ り, 『組 織 行 動 研 究 ・第3号. 「異 文 化 へ の 適 応 ・同 化 過 程 」 の 比 較 社 会 心 理 学 的 研 究−. Assimilator)の. 』 所 載 の 第1報. 「文 化 的 同 化 訓 練 法 」. 開 発 を め ざ して : タ イ 国 に お け る 事 例(1)−. 》 に 続 くもの で あ る. 。. プ ロ ジ ェ ク ト ・メ ン バ ー. 佐 野 勝 男*・ 尚 根 定 信 ・萩 原. 滋 ・南. 隆 男 ・若 林. 満 ・槙 田. 仁 ・関 本 昌秀 ・石 田英 夫 ・二. 瓶 恭 光 ・鳥 居 泰 彦 ・小 林 規 威 〈*印. は プ ロ ジ ェ ク ト主 幹 〉. 本 プ ロ ジ ェ ク トの 企 図 ・推 進 に あ た り, 『エ ッ ソ学 際 研 究 助 成 金 』(昭 和53年 度)お. よ び 『文. 部 省 科 学 研 究 費 』(昭 和53年 度)の 援 助 を 受 け た 。 記 して 謝 意 を 表 します 。. 本 稿 に報 告 した タイ 国 に おけ る 調査 は , 多 くの 方 々の援 助 と 協 力 な しに は成 し遂 げ られ る も の で は な か った 。. 「質 問 紙 」 の作 成 に あた っ て は, と くに, 下 記 の方 々か ら助 言 と 協 力を 得 た 。 記 して 感 謝 中 しあ げ ま す 。. 質 問 紙 作 成 協 力 者(順 高 木 広 義(ス. コ ソ ン=マ ツ ダ)・ 三 浦 清 彦(ト. 不 同 ・敬 称 略). ヨ タ=タ イ ラ ン ド)・ 飯 島 誠 之(ト. ヨ タ=タ イ ラ ン ド)・. 宮 本 正 弘(東 京 銀 行)・ 加 藤 正 雄(UEI=日. 立)・ 浅 尾 吉昭(タ イ三 井物 産)・ 国 富. 組)'前. イ 大 丸)・W=Wichiarajote(ラ. 田 正 道(タ. H=Bamrungsuk(チ. イ 大 林 組)・ 秦. 悌 之(タ. ュ ラ ロ ン コ ン 大 学)・P=Saihoo(チ. 勲(タ イ大 林. ム カ ム ヘ ン大 学)・. ュ ラ ロ ン コ ン 大 学). 「調 査 」 の 実 施 に あ た っ て は , と くに , 下 記 の 方 々の 協 力 を 得 た 。 記 して 感 謝 申 し あ げ ま す 。. 調 査 協 力 者(順 不 同 ・敬 称 略) 永 田 正 夫(タ イ=ホ ン ダ)・ 小 池 一 也(タ イ=ホ ン ダ)・ 武 田 和 夫(タ イ 国 大 正火 災)・ 湯 沢 省三(電 源 開 発)・ 金 森 秀 夫(盤 谷 日本 人 商工 会 議所)・ 島村 野 々 山 忠 致(日. 本 大 使 館)・V=Rachanee(チ. 一(タ イ大 丸)・高 木. ュ ラ ロ ン コ ン 大 学). 亮(東 食 タ イ支 店)・.

(3) 一一一一 日 本 人 の 「異 文化 へ の 適 応 ・同 化 過 程 」 研 究 プ ロ ジ ェ ク トー 一 一 一. 日本製 品 の 氾濫 は 大 変 に 目立 ち, 自国 の経 済 を 日. 1. は. じ. 29. め. 本 に 支 配 され そ うだ とい う危 機 感 が タイ の人 々 の. に. 間 に 生 じた と して も, そ れ は無 理 か らぬ と ころ で あ ろ う。 現 在 , タ イに お け る 日本 の投 資 残 高 は ア. す る 日本 企 業 の数 は 大 幅 に 増 加 した 。 そ して海 外. 戦 後 日本 経 済 の飛 躍 的 発 展 と と もに海 外 に進 出. メ リカを 抜 い て 第1位 に な って い るほか , 貿 易面 で も輸 出 ・輸 人 と も 日本 が 最 大 の シ ェア を 占 め て. に 出 て現 地 の人hと 協 働 す る 日本 人 が ふ え る につ. い る。 タ イ経 済 の 対 日依 存 の度 合 は, 実際 , 極 め. れ , 両 者 の 間 の軋 轢 もまた 次hと 表 面 化 しは じめ. て大 きい の で あ る。. た の で あ る。 そ う した 文 化 摩 擦 に はふ た つ の側 面. タ イに 滞 在 す る 日本 人 の 大 多 数 は バ ソ コ ックに. が あ る よ うに思 わ れ る。 ひ とつ は両 老 の利 害 の対. 居 住 して い る。 日本 人 在 住 者 で組 織 す るパ ン コ ツ. 立 に基 づ く 厂事 実 上 の摩 擦 」 で あ り, も うひ とつ. ク 日本 人 会 の 会 員 数 は平 生2,400名程 度 で あ るが ,. は相 互 の文 化 の違 いに 起 因 す る 「認 識 上 の摩 擦 」. 会 員 に な って い な い 老 も含 め る と タ イ に は常 時. で あ る。 前 者 が 主 に 政 治 や 経 済 にか か わ る問 題 と. 3,000名を越 す 日本 人 が 滞 在 して い る と言 わ れ る。. す る と, 後 老 はむ しろ心 理 学 の寄 与 す べ き問 題 と. そ の 大 部 分 を 日本 の企 業 か ら派 遣 され て い る人 々. 言 え よ う。. とそ の 家 族 が 占 め て い るわ け で あ る。. 私 た ち は海 外 で 働 く 日本 人 と現 地 の入 々 との対. 今 回 の 質 問紙 調 査 は そ うした 日本 人派 遣 社員 が. 人 関 係 に焦 点 を合 わ せ , 相 手 文 化 の 理 解 不 足 か ら. ど の よ うな 準 備 を し, どの よ うな任 務 を 帯 び て赴. 生 じ る不 必要 な摩 擦 の事 例 を収 集 ・分 析 し, そ れ. 任 し, 現 地 で どの よ うな活 動 を し,現 地 で の経 験. らを解 消 す る のに 役 立 つ 訓 練 方 法(culture. を ど の よ うに 評 価 して い るか とい った 実態 の解 明. assi-. milator)を 開 発す る こ とを最 終 的 な研 究 目標 と し て い る。 しか し, そ の前 に, 海 外 の 日本 人 が現 地 で どの よ うな生 活 を送 り, 現 地 の文 化 に どの よ う に適 応 して い るの か を し っか り と把握 して お く必 要 が あ る。 本 研 究 の 目的 , 課 題 , 理 論 的 背 景 な ど につ い て は本 誌 前 号(第3号)で. 詳 し く紹 介 した 。. と と もに , タ イ人 に 対 す る態 度 ・心理 的距 離 ・イ メ ー ジ, さ ま ざ まな場 面 に お け る タイ人 の行 動 予 側 な どを 通 じて 彼 らが タ イ人 を どの よ うに捉 え て い るか も併 せ て理 解 す る こ とを 目的 と して い る。 同 時 に , 日本 人 の 回答 と対 照 す る 目的 で, タ イ 人 従 業 員 に も質 問紙 を配 付 した。 日本 人 が もつ タ. 今 回 は 最 初 の 研 究 対 象 で あ る タ イ国 で 行 った 質 問. イ人 の イ メー ジ と タ イ人 が もつ 日本 入 の イ メー ジ. 紙 調 査 に つ い て報 告 す る。. とを 比 較 対照 す る と と もに, さ ま ざ まな場 面 に お. II 調 査 の 目 的 と 方 法. け る タ イ人 の 行動 を 日本 人 が 予 測 す るわ け で あ る が , そ れ が タ イ人 自身 の 回答 と どの程 度 適 合す る か も見 よ うと した の で あ る。 日本 人 回答 者 に は も ち ろ ん 日本語 の質 問 紙 を用 いた 。 タ イ人 回 答 者 に. 日本 企 業 は 世界 各 地 に 進 出 して い るわ け で あ る. は そ の一 部 を タイ語 に翻 訳 した もの を使 用 した 。. が , そ れ に 伴 な う文 化 摩 擦 は東 南 ア ジ ア諸 国 , 特. 日本 語 版 の質 問 紙 の 中か ら必 要 な項 目を まず 英 訳. に タ イ国 で しぼ しば 表 面 化 して い る。 昭 和47年 末. し, さ らにそ れ を タ イ語 に 翻 訳 した ので あ る。 そ. の 「日貨 排 斥 運 動 」, 昭和50年 初頭 の 田 中 首相(当. の際 に厳 密 な再 翻 訳(back-translation)の. 時)訪. は と られ て い ない が , 英 語 か らタ イ語 へ の 翻 訳 は. タ イの 際 の 「反 日デモ 」, そ し て 最 近 に い. 手続 き. た って も 日系 企 業 に 対 す る脅 迫 や 現 地 人 従 業 員 の. タ イ人 の研 究 協 力者2名 が 別 々に 行 い , そ の結 果. ス トラ イキ の 模 様 な どが しぼ しば 日本 の 新 聞 紙 面. に 大 き な違 いは 認 め られ な か った 。. を 賑 わ して い る。. さ て, これ まで タ イ人 に 対 す る イ メー ジ, タ イ. 実 際 に タ イに 滞 在 して み る と一 般 の 人hに 反 日. 人 の行 動 予 測 な ど 「タ イ人 」 とい う言 葉 を使 って. 的 感 情 が 浸 透 して い るわ け で は な い こ とが よ くわ. きた が , 今 回 の調 査 で は 実 際 に は 「一 般 タ イ人」. か る。 しか し, 自動 車 や電 気 製 品 を は じめ とす る. と 「華 僑 系 タ イ人 」 とを 分 け て 回答 し て も ら っ.

(4) so. 表1回. た 。 もち ろん そ の 区 分 は 法 律 的 な 根 拠 を もつ もの で は な く, また ア メ リカに お け る白 人 と黒 入 の よ. 日本 人 回 答 者. 不. 結 婚 す る ケー ス も多 く, 混 血 した 者 も含 め る と華. (171:). 人. (4社). 明 (総. 占 め る と言 わ れ る。 タイ 人 と. 」 告. 言 ・ 卜). 40数 彡1≒ 村二. 名 二 名. 人. 法. 名. めた ので あ る。 現 在 タ イ の華 僑 の数 は 約300万 で , 人 口の 約10%を. 地. 名. れ , あ え て両 者 を分 け て 日本 人 回 答 者 に判 断 を求. 現. 名. 製. (3社). 名. 別 され て認 識 され て い る の で は な い か と考 え ら. 織). 設. 名. 建. 名. お り, そ の行 動 様 式 , 価 値 観 , イ メー ジ な ど も区. な. 6 一1 5 一3 一 -←. ど(5組. 務. 4. 公. 2 3. (7社). 系 タ イ人 の職 業 領域 は か な りは っき りと分 化 して. 3 1. (4ネ1二). 輸. 5. ネヒ. サ ー ビ スi運. 0 1. 百再. い 。 しか し タ イ社 会 に お い て は 一般 タイ 人 と華 僑. 1 1. うに 両 者 の 外 見 が 著 し く異 な って い るわ け で もな. 答 者 の所 属 企 業 別 内 訳. タイ人 回答者. 僑 系 タ イ人 の 割 合 は も っ と高 くな る で あ ろ う。 本 社. (2社). 6名. ら華 僑 の手 に委 ね られ て お り, 一 方 軍 人 や 官 吏 な. サ ー ビ ス 運 輸. (1社). 8名. ど は華 僑 系 以 外 の タ イ人 に よ っ て独 占 さ れ て い. 製. 造. (6社). 95名. る。 官 吏 は , 華 僑 を 政 治 的 権 力 の枠 に 入 れ , 政 治. 現. 人. (2社). 31名. 11社. 140名. 誌 前号(第3号)で. 報 告 した 通 り, タ イ経 済 は専. 商. 地. 法. 的 保 護 , 特 権 を 提 供 し, そ の 見 返 りと して経 済 活 動 か らの 利 益 の 配 分 を 受 け て い る。 一 方 , タ イの 就業 人 口の80%以. 上 を 占 め る農 民 は 自 らの価 値 か. ら, 経 済 的 保 護 老 と して華 僑 を み て お り, 官 吏 と 華 僑 の場 合 と, 同様 , 両 老 の利 害 関 係 が 一 致 して 共 生 関 係 が 生 じて い る。 イ ン ドネ シ アや マ レー シ アな ど とは 異 な り, タ イで は 華 僑 の現 地 融 和 が さ した る軋 轢 を 生 む こ とな く円 滑 に 進 ん で きた の で あ る。. (総 計). れ た。 従 って, タ イ人 回 答 者 の丁 度 半 数 に あた る 70名 が 「華 僑 系 タ イ人 」,残 りの 半 数 が. 「一 般 タ. イ人 」 と分 類 され た こ とに な る。 本 稿 で は 各 質 問 項 目に 対 す る 日本 人 回 答 の反 応 の単 純 集 計 を 中 心 に, タイ に在 住 す る 日本 人 の 実 態 や 「一般 タ イ人」 及 び 「 華 僑 系 タイ人 」 に対 す る態 度 や イ メー ジな どを描 き 出 してみ た い。 ま. 今 回 は 現地 の 日本 人社 員131名 と タイ人 従 業 員 140名 の 回答 が 分 析 に用 い られ た 。 そ の企 業 別 内 訳 は表1に 示 され る。 な お質 問 紙 の配 布 に際 して 統 一 され た 方 法 や サ ンプ リング の手 続 きは と られ て い な い。 タ イ国 政 府 奨 学 生 と してチ ュラ ロ ンコ. た, タイ人 回答 者 の結 果 も必 要 に応 じて 引用 して い く こ とに す る。 な お質 問 項 目の構 成 に つ い て は 日本 語 版 の質 問 紙 が 資 料 と して 本 論 文 末 尾 に 掲 載 され て い るの で , そ れ を適 宣 参照 され た い。. ン大 学 に 留 学 中 の高 根 定 信 が 知 り合 い の 日本 人 派. III. 遣 社 員 や 彼 らを 通 じて そ の 同 僚 や 友 人 に質 問紙 を. 単 純 集 計 に よ る結 果 と考 察. 配 布 した もの で あ る。 また タ イ人従 業員 に対 して は , 各 企 業 の 労 務担 当老 を通 じて 間接 的 に質 問 紙 を配 布 ・回収 した 。 回収 率 は 日本 人 約75%, 人約80%で. タイ. あ った 。 この他 に 日本 人 派 遣 社 員 に 同. 1・ 回答 者 の 人 口学 的 ・社 会 学 的 構 造. 行 した 主 婦23名 , タ イ人 と結 婚 して い る 日本 人 女. まず 日本 人 回 答 者131名 の年 齢 , 結 婚 歴 , 学 歴 , 専 攻 に 関 す る分 布 を 見 て み よ う(図1参 照)。 年 齢. 性9名 か ら も回 答 を 得 て い るが , そ れ らは 今 回 の. に つ い て は30代 ,40代 の い わ ゆ る働 き盛 りの 中堅. 分 析 に は 含 まれ て いな い 。 また タ イ人 回 答 者140. 層 が 回 答 者 の80%以. 名 の うち, 純 粋 の 華 僑21名 , タ イ人 の血 が 少 し混. る。海 外派 遣 に際 して は, 健 康 で新 しい環 境 へ の. じ った 華僑49名 が 含 まれ て お り, 彼 らは一 括 して. 適 応 力 が あ り, しか もか な りの業 務 経 験 の あ る こ. 「華 僑 系 タ イ人 」, 残 りは 「…般 タイ人 」 と分類 さ. とが要 求 され る の で, ど う して も こ の年 齢 層 が ψ. 一f: を 占め て い る こ とが わ か.

(5) 一. 年. 齢匿. 口本 人 の 「異 文 化 へ の 適 応 ・同 化 過 程 」 研 究 プ ロ ジ ェ ク ト ー 一. 31. 亜 二1圖. 30イ 覧 (63). 一. 結婚・同居 匯1轡. 学 歴[動. L託女 昏. 一. の ,. L短. 専. 大 学. 大(3). ,.(48). 一 騨)士. 攻. (124). 家 族 と同 居. 図1. (111). (102). 」一 一_蝉. 亟. 斈一(・i4)『 一. ■ 蟹墜璽. 一. ,_T. 劉. 回 答 者 の 人 口学 的 ・社 会 学 的 構 造. 核 とな らざ るを 得 な いの で あ ろ う。50代 の 回 答 者. は13%,13∼15才. は 企 業 の トヅプ ・ク ラス か 極 め て 長 期 に 渡 る滞 在. 供 を もって い る場 合 に は86%の. の場 合 に は46%,16才. 以 上 の子. 回 答 者 が そ の子 供. 者 のい ず れ か で あ る。 次 に 回 答 者 を 未 婚 ・既 婚 別. と離 れ て 暮 ら して い る。 また 子 供 を 同行 す るか 否. に 分 け る と,20代 の回 答 者 の 割 合 が 少 な い こ と も. か の判 断 は子 供 の性 別 に も左 右 され る。 特 に 中 学. あ って , 独 身 者 は 全 体 の5%に. あ た る7名 の み で. 以 上 の年 齢 の場 合 に は , 男 子 は 日本 で の教 育 を 受. が既 に 結婚 して い るわ け で. け させ るが , 女 子 は 両 親 と と もに 現 地 に 残 る こ と. あ るが , そ の うち単 身 赴 任 は13名 にす ぎず , 回 答. が 多 い ら しい 。 バ ンコ ッ クに は 日本 人 学 校 の他 に. 者 の大 半 が 家 族 と と もに 現地 滞 在 して い る こ とが わ か る。単 身赴 任 を して い る者 の 中 に は50代 の 回. 英 語 で 授 業 の 行 わ れ る国 際 学 校(international school)が あ るが , そ の高 等 部 に 在i籍す る 日本 人. 答 者 が 多 く含 まれ て い る。 これ は 子供 が 高 等学 校. の 大 半 は 女 子 生 徒 で あ った 。 学 齢 期 の子 供 を もつ. あ った 。 残 りの124名. に 入 る よ うな年 齢 に達 す る と母 親 と と もに 帰 国 す. 日本 人 家 庭 を 訪 れ る と, い ず れ もそ の 教 育 問 題 に. る ケ ー スが 多 い た め で は な い か と思 わ れ る。. 頭 を 悩 め て い る様 子 が よ くわ か る。. 悩 み の ひ とつ は 子 女 の 教 育 問 題 だ , と言 え るで あ. タ イに 限 らず 海 外 に派 遣 され る 日本 人 の 最 大 の. そ れ で は 次 に 回 答 者 の 学 歴 と専 攻 に 注 目 して み よ う。 や は り大 学 卒 業 以 上 の 学 歴 を もつ 者 が 回 答. ろ う。 日本 に お い て も帰 国 子 女 の 教 育機 関 へ の受. 者 全 体 の83%を. け 入 れ 問題 が真 剣 に討 議 され る よ うに な りつ つ あ るが, まだ そ の対 策 は不 充 分 で あ る。 子 供 が学 齢. 海 外 派 遣 社 員 の 高 学 歴 化 の 傾 向 が うか が わ れ る。 一 方 , 専 攻 に つ い て は , 経 済 , 法 律 , 商 学 な どの. 期 に達 した た め に帰 国 を希 望 す る ケー ス は極 め て. 社 会 科 学 系 ,工 学 , 農 学 な どの 自然 科 学 系 が ほ ぼ. 多 い。 バ ン コ ッ クに は 日本 人学 校 が あ り, 中学 ま. 同 じ割 合 を 占 め て お り, い わ ゆ る語 学 の ス ペ シ ャ. で の教 育 を 日本 語 で受 け る こ とが で き る。 しか し. リス トは 予 想 よ りもは るか に少 な か った。 大学 時. 日本 の受 験 競 争 に備 え るた あ早 目に子 供 を帰 国 さ. 代 に タイ語 を専 攻 した 者 は4名 だ け で あ る。. せ よ う とす る傾 向が 強 い よ うで あ る。 子 供 が い る. 各 回 答 者 の調 査時 点 で の在 タイ期 閊 の分 布 は 図 2に 示 され る。10ケ 月 を ひ とつ の単 位 と して分 布. 日本 人 滞 在 者 の うち子 供 を 現 地 に 同行 せ ず 日本 に 残 して お く割 合 は, 子 供 の年 齢 が 高 くな るほ ど大. 占 め て お り, タ イ国 に つ い て も,. き くな って い る。9才 以 下 の年 齢 の子 供 を も って. を 作 る と,20∼29ケ 月 を ピー ク とす る 山型 の パ タ ー ンが あ らわ れ る。 日本 企 業 か ら タイ に派 遣 され. い る回 答 者 の うち子 供 を 日本 に 残 して い るの は3. る社 員 の場 合 に は大 体3年 か ら4年 ぐ らい滞 在 し. %に す ぎ な いが , 子 供 の年 齢 が10∼12才 の場 合 に. て 帰 国す る ケー ス が 多 い と言 わ れ るが , 今 回 の サ.

(6) 32. 人. ,._SC. 25. 2U. 15. 10. 5. 月 月且. 0 ∼9. ∼19. ∼29. ∼39. ∼49. ∼59. ∼69. 調 査時 点 で の滞r}明 問(単. 図2. ∼89. ∼99. 100∼. 巳. 位::月). 回答者の滞在期間の分布. ンプル の 中 に は そ れ 以 上 の期 間滞 在 して い る者 が か な り含 まれ て い る。100ケ. ∼79. 「対 外 的 な仕 事 」, 「内 部 管 理 的 な仕 事 」 の順 に な. 月 以上 の長 期 滞 在 者. って い る。 技 術 指 導 的 な 仕 事 の 比 重 が 大 きい のは. に は, 日本 企 業 か ら派 遣 され た の で は な く, 自分. 開 発 途 上 国 へ の 派遣 社 員 に特 徴 的 な こ との よ うに. で小 さ な商 社 を経 営 して 日本 と の貿 易 を行 って い. 思 わ れ る。 お そ らく西 欧 諸 国 へ の 派 遣 社 員 とは そ. る よ うな人 が 多 い。. の 業 務 内 容 を か な り異 に して い る の で あ ろ う。. 2.現. で は , か れ ら日本 入現 地 派遣 員 の 同 じ職 場 で の. 地生活の実態. 協 同(働)者 , 業 務上 の取 引相 手 , そ して仕 事 を離 タ イに 滞 在 す る 日本 人 は 職 場 あ るい は そ れ 以外 の場 に お い て どの よ うな 生 活 を 営 ん で い るの で あ. れ て交 際 して い る友 入 に は どの よ うな人 々が 多 い. ろ うか 。 まず そ の 耒 務 内 容 を 見 て み よ う。 今 回 の. 僑 系 タ イ人 ,_.タ. 調 査 で は 「営 業 ・外 商 な ど対 外 的 な仕 事 」, 「経 理 ・事 務 な ど内部 管 理 的 な仕 事 」, 「技 術 指 導 な ど専. った 結 果 が図4に 示 され る。 同 じ職 場 で 働 く協 同. 門的 な仕 事 」, 「そ れ 以 外 の仕 事 」 の うちい ず れ の. で 華僑 系 タ イ人 ,日本 人 の順 に な って い るが ,業 務. 比 重 が最 も大 きい か とい う形 で 回 答 者 に 判 断 を 求. 上 の 取 引 相 手 に 関 して は この 順序 が全 く逆 転 して. めた 。 そ の結 果 は 図3に 示 され て い るが , 「技 術. い る。 す な わ ち 対 外 的 な 接触 相手 とな る の は 日本. 指 導 的 な仕 事 」 に 携 わ る老 が 最 も 多 く, 次 い で. 人 が 最 も多 く, 次 い で華 僑 系 タイ人 , そ して一 般. 匹 轡 ㈹1一 一 図3. の で あ ろ うか 。 そ のそ れ ぞ れ に つ い て 日本 人 , 華 イ人 が 何 人 い るか 答xて. もら. (働)者 に は 一 般 タ イ人 が 数 の 上 で 最 も多 く, 次 い. ⊥ 騨 現地 での業務 内容. 剄. ↓. (5).

(7) 一一一 一日 本 人 の 「異 文 化 へ の 適 応 ・同 化 過 程 」 研 究 プ ロ ジ ェ ク トー 一一. 0. 1∼4. ・ 本 人[(29). 5∼9. (44). 協 同 者. 華僑系タイ人 匚. 塑 ■. 匚塑. (30).]. ! ' '. (45)一. (25)」 一. 一(35)]. ”. ユ. (3・). 一」 一(・7>一. ∼7. ・ 糧[. 一 一. 9 9. '. ”nJXタ イ入. 10∼. 1 一 週 卩. r ' '. 33. (59)_]. 8∼39. .(29)二[ニ. 40∼. 1三]…. ー(62). 三(41)_]. 上. 業務相手. ・1鰤 タイ人 匚 二1… 繭). 搬 タイ人. 匚. 二(5$)『 4 ∼. 1. _。. 10∼. 9 3 (. 匚. L(22)】. 5∼9. 圭_.(33)上. 鵜 系タイ人匚二 一一 タ杁. (51). _1一.. 翠. ﹁. 人. }. の }α. ﹂. o. 匚. 人. 本. 口. 友. (34)二1. ._.L一(47). (68). J. 一 一_..一 璽 一_一 一_一 」 図4現. 二(・. (41) (33>. 1. ぎ 〉. L可. 到. .」」墅 回. 地 で の 接触 相 手. タ イ人 の 順 に な って い る。 次 に ,仕 事 を離 れ て の. 費 や して い るの か , また 同 行 す るめ は 日本 人 か タ. 友 人 の 数 を 見 る とや は り日本 人 が圧 倒 的 に多 く,. イ人 か とい った 質 問 項 目を設 け た の で あ るが(本. 華僑 系 タ イ人 ,一 般 タイ 人 の 友 人 の数 は それ に比 べ る とは るか は 少 な くな って い る。 日本 人 の友 人. 論 文 末尾 資料 参照), そ の内f1が あ ま り に も細 か. が ひ と りもい な い と答 え た 回答 者 は全 体 の11%に. とが 多 か った 。 た だ ,現 地 人 よ りもや は り日本 人. す ぎ た らし く この項 目は無 回答 の ま ま残 され る こ. あ た る14名 にす ぎ な い が, 回答 者 の半 数 以 上 が 華. と一 緒 に 余暇 をす ごす 傾 向 は 明確 に あ らわ れ て い. 僑 系 タイ人 や 一 般 タ イ人 の友 人 が ひ と りもい な い. た 。 余 暇 のす ご し方 に関 して は, 現 地 赴 任 後 の タ. と答 え て い る。 ど うや ら同 じ職 場 に は 一 般 タ イ人. イ 国内 の旅 行 経 験 も尋 ね られ て い る。 「有 名 な 観. の数 が多 いが , 業 務 上 の取 引 と な る と華 僑 系 タ イ. 光 地 ・保 養 地 」, 「外 国 人 の め った に 訪 れ な い 旧 跡. 人 や 日本 人 を相 手 に す る こ と の方 が 多 く, さ らに. 地 ・秘 地 」, 「奥 深 い 山 村 漁 村 な ど僻 地 」 の そ れ ぞ. 仕 事 を離 れ て の交 際 相 手 に な る とそ の 殆 どが 同 じ. れ に 団体 あ るい は個 人 で何 回旅 行 した経 験 が あ る. 日本 人 に 限 られ て くる よ うで あ る。 仕 事 上 の つ き. か を尋 ね た の で あ る。 これ もや や細 か す ぎて 答 え. あい と プ ラ イベ ー トな つ きあ い とで は そ の 相 手 が. に くい質 問 で あ った らしい が, 秘 地 や 僻 地 は と も. は っ き と り違 って くる らしい 。. か く, 大 多 数 の滞 在 老 が 有 名観 光 地 を何 度 も訪 れ. 現 地 滞 在 者 が 休 日や 余 暇 を どの よ うな 相 手 と ど. て い る こ とがわ か った 。 これ は 自分 や 家 族 の楽 し. の よ うに 過 ご して い るか を 調 べ る た め に, ゴル. み の た め だ け で は な く, 日本 か らの訪 問 客 を 観 光. フ, テ ニ ス, さ ま ざ まな 場所 で の 食事 な ど15の 事. 地 に案 内す る機 会 が意 外 に多 い た め で は な い か と. 態 を 設 定 し, そ の そ れ ぞ れ に 月平 均 何 時 間 ぐ らい. 思 わ れ る。.

(8) 34. 仕 事 上 の必 要 か ら接 触 す る場 合 は と もか く,現. 本 人 は どの程 度 タ イ語 が で き るか少 し詳 し く調 べ. 地 の 日本 人 が プ ラ イベ ー トに 交 際 す る相 手 は 同 じ. て み る こ とに した。 しか し調 査 の 制約 上 各 回答 老. 日本 人 に 限 られ て し ま う傾 向 の あ る こ とは 前 に述 べ た 通 りで あ る。 あ るい は言 葉 の問 題 が そ の原 因. に タ イ語 の テ ス トをす るの は不 可 能 な の で, 難 易. の ひ とつ に な って い るの か も しれ な い。 職 場 で使. の程 度 タイ語 で 行 う こ とが で きるか 自己 評 定 して. 度 の異 な る10の 事 態 を設 定 し, そ のそ れ ぞ れ を ど. わ れ る言語 と して は や は り タイ語 の割 合 が最 も高. も らい, それ に よ って各 回答 者 の タイ語 能 力 を測. く, 次 い で英 語 , 日本語 の 順 に な って い る。 職 場. 定 した 。 「で き ない 」, 「まあ まあ で き る」, 「よ く. を離 れ た時 に は不 自由 な タイ語 あ る い は英 語 で は. で き る」 の3件 法 に基 づ く結 果 は 図5に. な く, 日本 語 の通 じる相 手 と話 した い とい う欲 求. る。. が プ ライ ベ ー トな場 面 で の 日本 人 同志 の交 際 を強. 示 され. 簡 単 な買 物 を した り, 雇 い入 に 用 件 を 伝 え るな. め て い る のか も しれ な い。 現 地 の人 々 と充 分 な 意. ど 日常 生 活 に必 要 な用 を タ イ語 で 足 す こ とが で き. 思 の疎 通 を はか り円滑 な対 人 関 係 を結 ぶ た め に は. な い と した 人 は ご くわ ず か で あ るが , そ れ 以 上 の. ど う して も コ ミ ュニ ケ ー シ ョ ンの手段 と して の 現. タ イ語 能 力 を もつ 人 も また 極 め て 少 な い よ うで あ. 地 語 の修 得 が 必 要 と な ろ う。 日本 人 派遣 社 員 の 現. る。 回 答 老 の 半 数 以 上 が , タイ 人 と不 便 な く会話. 地 適 応 を 考 え る うえ で 言 葉 の問 題 は 極 め て重 要 な. を した り, 電 話 で 業 務 上 の交 渉 を す る こ とが で き. 要 因 とな るは ず で あ る。 そ こで タ イに滞 在 す る 日. な い と答}て い る。 しか し,30%近. A… で き ない. タイ語使用の領域. B… まあ まあ で き る. くの 人 が そ う. C… よ くで き る. 1)町で簡単な買物ができる A(3)B(76)一. 2)鐓. 灘. 3)難. 靉. 鬻. 雛. 豁 繼. 『『. 身近なA(8)二. B(?2)二. 二. 一c墜. ⊥. と不便C .A(70). 、. B(38). C(23)]. 、. ・)電 話で業務に関して交渉できる 匚 5)欝. コ. C(51)'」. A(73)一二. 工. ,. 三 「二 唖1τlrll⑱ll]. テレビのニユースが埋解匚 _二=二. 6)タ 樽. 嚇. 二A(99)二 二1三 ニ ニ コr噛 、. 書 きがで きる. a_tTA(101)=三. コ'副. γr二1二]B(19)C(11) 、. 7)纛 論. 8黼. 灣. の見出し麟. 9鷙 難. 芸響. ㈲. できる. 匸. 匚. A(105 ). _一__。. 10)灘 轟. 譫 単な黝 相'C二. 焉響. 一..!-B(16JC(10). 一.一A(109).一_.一. 一『. 書のC_. _一_一. …{爾. 冖}…. 「 A(121). 巳 ●. ユ. 『 … 鹵 誌. 副. 司. 厨 司. 」阻 @). 図5. タ イ語 能 力 の 自己 評 定.

(9) 一一… 日 本 人 の 「異 文 化 へ の 適 応 ・同 化 過 程 」 研 究 プ ロ ジ. ェク ト. 35. した 川 を タ イ語 で 足 す こ とが 「まあ まあ で き る」. 本 人 の 方 が タ イ 人 に 対 して 好 意 的 で 現 地 へ の 適 応. と答 え て い る し,20%近. も 良 い , とr=i'えそ うで あ る 。. くの人 が 「よ くで き る」. と答 え て い るの で, 現 地 の 日本 人 の タイ語 の会 話 能 力 が それ ほ ど低 い とは言 え な い。 そ う した 会 話. 3.赴. 任前の状況. 能 力 は さて お き, タイ語 の読 み書 き とな る と, し. 前 節 で は タ イに滞 在 す る 日本 人 が現 地 で どの よ. か し, そ れ が で き る人 の数 は も っ と 限 ら れ て く. うな 生活 を送 って い るか を み た わ け で あ るが, こ. る。 回 答 者 の4分 の3以 上 が タイ文 字 の読 み 書 き. こで は少 し時 間 を溯 って, 彼 らが タイ に赴 任 す る. が で き ない とF=7x.てい る し, 相 手 に あ わ せ て 手 紙. 前 の こ とを調 べ てみ よ う(図6参 照)。 今 回 の調 査. を 書 い た り, 業 務 内 容 に つ い て 正 式 な 報 告 書 を 書. の 回答 者 に は, 現 地 採 用 の者 や 商 社 な どか ら出 向. け る人 は 全 体 の10%に. して い る者 も多 少 含 まれ て い るが , そ の大 多 数 は. もみ た な い 。 新 聞 の 見 出 し. を 理 解 ぐき る と答 え た 人 もせ い ぜ い17%程. 度であ. 本 社 派 遣 とい う形 で 赴 任 して い る。 タ イに 赴 任 す. る。 タ イ語 で 日常 の 用 を 足 せ な い 人 は 少 な い が ,. る前 の 業 務 内 容 を 見 る と, 営 業 関 係 の 仕 事 を して. 支 障 の な い 会 話 の で き る人 は 半 数 以 下 , そ して タ. い た 者 が 最 も多 く全 体 の56%を. イ語 の 読 み 書 きが ど うや らで き るの は10%租. 度と. 関 係 の仕 事 に つ い て い た 者 が 多 く, 経 理 な どの 事. い うの が タ イに 滞 在 す る 日本 人 の タ イ語 能 力 の 実. 務 関 係 を 専 門 に して い た 者 は比 較 的 少 な か った 。. 状 で あ ろ う。 会 話 能 力 は 比 較 的 高 い の に , 読 み 書. また タ イに 赴 任 す る前 に 海 外 との 取 引 に 関連 す る. きの 能 力 が極 め て 低 い とい うこ とが 日本 人 の タイ. 事 業 部 門 に い た 者 とそ うで な い 者 とは 同数 に な っ. 語 能 力 の特 徴 とな って い る。 これ は 大 多 数 の 人 々. て い るが, 他 に タイ 以外 の 国か らタ イ に転 勤 して. が正 式 な タイ語 の教 育 を受 け て お らず , 現 地 で 実. き た 老 が12名 今 回 の サ ンプ ル に含 まれ て いた 。 タ. 戦 的 な形 で タ イ語 を覚 え て い った た め で あ ろ うと. イ 以外 の 国 で生 活 した 経 験 の あ る老 は38名 で 全 回. 思 わ れ る。 た と えば ア メ リカ に滞 在 す る 日本 人 社. 答 者 の29%に. 員 を考 ,'2.た 場 合 , アル フ ァベ ヅ トの 読 み 書 きが で. 者 は タ イで の生 活 が は じめ て の海 外 経 験 と い うこ. 占め,次いで製造. あた る。 従 って, 残 りの71%の 回 答. き な い入 を 想 像 す る のは 難 しい 。 先 進 諸 国 へ 派 遣. とに な り, 現 地 滞 在 者 の 大 部 分 が 海 外 生 活 経験 の. され る場 合 と開 発 途 上 国 へ 派 遣 され る 場 合 と で. 乏 しい 人 た ちに よ って構 成 され て い る こ とが示 唆. は , 日本 人 の 現 地 語 修 得 の パ ター ンは 随 分 と違 っ. され る。 以 前 に も海 外 で 生活 した こ との あ る人 た. て い るの で は な い か と思 わ れ る の で あ る。. ち の滞 在 先 を見 る と, や は り東 南 ア ジア 諸 国 が最. 当 然 の こ とな が ら タイ 語能 力 と現 地 滞 在 期 間 と の 問 に は 高 い 相 関 関 係 が あ り, タイ に長 くい る人. な る。 諸 国 を渡 り歩 い て い る よ うな人 もな いわ け. ほ ど タイ語 が うま くな る傾 向 が認 め られ た 。 こ の. で は な いが , そ の数 は極 め て少 な い。 タ イ に入 国. 他 , 現 地 で の業 務 内 容 に よ って タ イ語 能 力 に 違 い. す る の に必 要 な: ヴ ィザ には , 普 通 の いわ ゆ る 「テ. の生 まれ て い る こ と もわ か った 。 一般 に , 内 部 管. ン,一}, ラ リー ・ヴ ィザ 」 の他 に, 更 新 が 容 易 な. も多 く, 次 い で北 米 ,東 ア ジア, ア フ リカの順 と. of Investment)特. rB. 理 的 な仕 事 に 従 事 して い る 日本 人 の タ イ語 能 力 は. OI(Board. 高 く, 技 術 指導 的 な 仕 事 に 携 わ って い る 日本 人 の. 別 ヴ ィザ 」,更 新 の必. 要 の な い 「パ ー マ ネ ン ト ・ヴ ィザ 」 な どが あ るが. タ イ語 能 力 は 低 い よ うで あ る。 対 外 的 な仕 事 を し. 今 回 の 回 答 者 が どの よ うな 種 類 の ヴ ィザ で 入 国 し. て い る 日本 人 に つ い て は, タイ語 の う まい人 とへ. て い るか の 内訳 は 図6に 示 さ れ る通 りで あ る。 タ. た な 人 とは っ き りと分 か れ る傾 向 が認 め られ る。. イ 政 府 の 方針 に よ り外 国籍 の 者 が タイ で就 業 す る. も っぱ ら日本 人業 老 を相 手 に して い る者 と タイ人. の に さ ま ざ ま な条 件 が課 せ られ る よ うに な って き. を取 引 相 手 と して い る者 が い るた め に こ う した 結. て お り, 例}ぽ. パ ー マ ネ ン ト ・ヴ ィザ を取 得 す る. 果 が 生 じ るの で あ ろ うか。 全 体 に タイ語 が よ くで. の は 以前 よ りもは るか に難 し くな っ て い る のが 現. き る 日本 人 ほ ど タイ人 の友 人 も多 く職 場 で の対 人. 状 で あ る。. 関 係 に も満 足 を覚 え て お り, タイ に再 び来 る こ と. そ れ で は タ イへ の赴 任 が 決 定 した 時 に , この 人. を希 望 す る割 合 も高 い。 や は り タイ語 ので き る 日. た ちは ど の よ うな 気 持 を い だ き, どの よ うな 準 備.

(10) 36. 採. 用. 型. 態. ヴ ィザ の 種 類. 「. [二 塑. 本社派遣 (107)]1穐1幽. 旦. L現 地 採用(7). テ ・ポ ラ リー(・6). ・・1響1). 砺. 属. 部. 署. '1:r,i (73). [:1壷こJs.業 関驫 ; 邑.(58). 海. 外. 経. 験. 滞 在 先(の べ50人). [三. 二-_と. 海外 事業 非 関 連部 門. (58). 不朋 一. 配. [頭[.. ﹁. 容. 造 製. 内. }. 務. の ⑫. ユ. 業. 一 靴. 翌 三 司. 一(93). C二轟 響 ヨ 「 証 謳躯 プ遷 臆 匕 矯 L南(1) 図6. L南 く2). タ イに 赴 任 す る前 の状 況. を した のか を 次 に 見 て み よ う。 赴 任 前 の気 持 につ. み な らず 他 の 国へ の派 遣 を希 望 す る傾 向が 見 られ. い て は 「行 きた い 国 だ った」, 「い や だ な と 思 っ. る。 また 「タ イ は行 きた い 国 だ った 」 とF一 ;xた51. た 」, 「決 定 を 意 外 だ と思 った」, 「期 待 よ り心 配 の. 名 の80%以 上 が 北 米 へ の派 遣 を希 望 してい る。 逆. 方 が 大 きか った」, 「立 派 な 業 績 を あ げ よ う と思 っ. に 「タ イ は行 きた い 国 で は なか った 」 と答 え た 者. た 」, 「日本 的 社 会 に い や け が さ して い た」 の6項. は タ イ 以外 へ の 国 に行 くこ とに も消 極 的 な 態 度 を. 目を 設 け , そ の そ れ ぞ れ が各 回答 老 の気 持 に どの. 示 して い る。 ど うや ら海 外 に 出た い と希 望 す る老. 程 度 あ て は ま るか を 「い いx」 , 「少 し そ う 思 っ. の多 くは タ イへ の赴 任 決 定 を 歓 迎 し, タ イに 行 き. た」, 「そ う思 った」 の3件 法 で判 断 し て も ら っ. た くな い老 は 日本 で 生 活 す る こ とを 第 一 一に 希 望 し. た。 そ の結 果 は 図7に 示 され るが, 全 体 に タイへ. て い る よ うで あ る。. の赴 任 に対 して否 定 的 な感 情 を も った 人 よ り もむ しろ肯 定的 な感 情 を も った 人 の割 合 の方 が は るか. 「タ イ赴 任 の決 定 を 意 外 だ と思 った」 と答xた 者 は 全体 の21%,. 「少 しそ う思 った」 と答 え た の. に 大 き くな って い る こ とが 目立 つ 。 「タ イは 行 き. もや は り21%,. た い 国 で は なか った 」 と答 えた のは 全 体 の13%,. の 方 が 大 きか った」 と答 え た者 は16%,. 「タイへ の赴 任 を いや だ と思 った 」 と答 え た の は 全 体 の8%に. 「タ イ赴 任 に 関 して期 待 よ り心 配. う思 った」 と答 え た 老 は31%を. 「少 しそ. 占 め て い る。 や は. す ぎ な い。 もち ろん こ う した 回 答 に. り, こ こで も全 回答 者 の半 数 以上 が タ イへ の赴 任. は 「ホ ンネ」 よ りも 「タ テ マエ 」 の方 が 強 く反 映. 決 定 を 当 然 の こ と と受 け とめ, む しろ楽 観 的 な見. され る もので あ り, タ イへ の 赴 任 に 対 す る積 極 的. 通 しを も って いた こ とがわ か る。 た だ し 「立 派 な. な態 度 を 示 す 回 答 も多 少 割 引 い て 考 え る必 要 が あ. 業 績 を あ げ よ う」 と積 極 的 に思 った 者 の割 合 は17. ろ う。 「日本 的 社 会 に い や け が さ して い た」 と答. %程 度 で, 大 部 分 の回 答: 者 が そ れ ほ ど気 負 った 気. えた 老 は 少 な い が , そ う答 え た 者 の 多 くは タイ の. 持 で タイ に赴 任 し よ う と した わ け で は ない こ とも.

(11) 一一 一 … 日 本 人 の 「異 文 化 へ の 適 応 ・同 化 過 程 」 研 究 プ ロ ジ ェ ク トー. タイ赴任前の気持. 1)行きた咽 だ・た. A… いいえ. [A(17). B… 少 しそう思った. 一[一.._一B(59). 37. C… そう思った. 」. C(・ ・L_.刀. 1ff. ・)い やだな・と思・た. 匚 二1=二. 一 一A(76)二ll三 二 匸11虹. 二=1呵. ”. ・)決 定を意外だと思・た[. 一.A(68). B(28)C(28)一. 口. 、. 、. ,. ・)鰍 り柵 の方が大きか・た[-≦. 箜L. 三1 1. ,'. __L.B(41)上 !. 』釦. .. ρ. /'. ・)立派な業績 をあげようと思・た 匚. 一A(58)一. 一_⊥.…. ・(45)__C(2・L 丶丶. ・)・ 欄 会に嘲 がさし ていた[二1二 図7. 三 ∬ ∬1亡. 匝. 謳 口. A… ほとん どしなか った. B… あ ま り しなか っ た. C… まあまあやった. D… か な りや っ た. 一一. 一 『 噛 「曽 一. 匚. 画. タイに赴任 す る前 の気持. タイ赴 任前の詰準備. 1)タ イ語 を勉 強 し た. 二. 一}. 一一 τ一 馳『 一 」 一 一 ←, 一. 一. マー 一. B(14)IC(14)圖. A(95). 「 『二.「. 、 、. 、. 、、. 丶. 、. ・)会 杜などの研修会に出た. 匚二. 「 冖 一. 韈 蹴. ヒ. 一 匚A(47)[重. 験者に糸 躑. を尋ねた[A(・. ・). 5)旅 行柵. クを読んでみたC(軌. ・)多 ; 嬲 黜. C(43) ..,L」 、 覧. ⊥. ぞ. 歪 ㌧. 、 、 、. 巳 隔. 司 亅 1 ■. ・9).」. _製 胆. 轡 匚二1ニコ 趣 ) .ヨ ≧ : 墜1蘇 図8. 1 噛. φ' ,'. ”. B(24)上. 」尋. 麕 事. 一.L。.。.・ 七 ; 三丁二; 二57/'i. 了鶩 二二 二C(45)二 藁. 、 、. 」 し し. 1・(・3)⊥r璽 剛. 『. ,” ,'. 4)前任灘. 、. A(1・3). 皿 ー. 驪. ξ. し し 1. 亅. コ 】. 鋤. タ イに赴任 す る前 の準備(事 前学 習). 示 され て い る。 で は, タ イへ の赴 任 が 決 定 した 後 , こ の人 た ち. グ ラ ムを受 け た 経 験 の あ る人 もや は り少 ない 。 お そ ら く海 外 派 遣 に際 して の準 備 不 足 は , 個 人 よ り. は タ イ で の 生 活 に 向 け て どの 程 度 の 準 備 を 出 発. もそ の人 が 属 す る会 社 の施 策 に 問 題 が あ るの で あ. 前 に した ので あ ろ うか 。 そ うした 事 前 学 習 の 実 状. ろ う。 前 任 者 に 経 験 談 を 尋 ね た り, 旅 行 ガ イ ドブ. は図8に 示 され る通 りで あ る。 タ イ語 の 勉 強 を し. ヅ クを 読 ん だ り, 業 務 内 容 に 関 す る専 門 の 文 献 を. た り, 研 修 会 に 出て 勉 強 した 人 は ご くわ ず か しか. 読 む な ど個 人 的 に で き る範 囲 で の 事 前 学 習 を して. い な い。 タ イに 限 らず 海 外 生 活 に 関 す る研 修 プ ロ. い る人 は そ れ ほ ど少 な くは な い の で あ る。 しか.

(12) 38. し, 会 社 側 で研 修 会 を催 した りす る こ とは 稀 で あ. され て い るか を 見 てみ よ う(図9参. り,体 系 的 な事 前 訓 練 を し よ うに もそ のた め の方. お よ び 「住 宅 」 に関 して は, 日本 に い た 頃 の方 が. 法 の な い のが 現 状 と言 え よ う。 本 研 究 が そ う した. 良 か った と評 価 す る人 もな いわ け で は ない が , 大. 訓 練 方 法 の開 発 を 最 終 的 な 目標 と して い る所 以 で. 部 分 の回 答 者 が タ イに 赴 任 して か らの 方 が 良 くな. 照)。 「給 与 」. あ る。 赴 任 先 に つ い て の 情 報 を 個 人 的 に 収 集 す る. った と答 え て い る。 物 価 高 ,住 宅難 の 日本 の 現 状. 努 力を して い る人 は 少 な くな い と して も, そ うし. を 考 え れ ば , これ は 当 然 の結 果 と言aる. であろ. た 方 法 に は 限 界 が あ る。 個 人 の 努 力 に 依 存 す るだ. う。 日本 に比 べれ ば タイ の物 価 ,特 に 人件 費 は極. け で は な く, 派 遣 員 を 送 り出 す組 織 の 側 で も事 前. め て 安 く, 現地 の 日本 人 の 殆 どは メ イ ドを雇 って. 学 習 に 関 して何 らか の 対策 を 講 ず る べ き で あ ろ. 家 事 を させ る よ うな生 活 を して い る。 そ うした面. う。 い ず れ に しろ, か な りの割 合 の 日本 人 が全 く. で は確 か に恵 まれ て い る のだ が , しか し 「教 育3. 何 の 準 備 もす る こ とな く タイ に赴 任 して い る こ と. 境 」, 「衛 生 ・治 安 」 とい う点 に な る と現 地 生 活 は 一様に低い評価を受けてい る 。 日本 に い た 頃 よ り も 「衛 生 ・治 安 」 が 良 くな った と評 価 して い る者. は 明 らか で あ り, 事 前 学 習 が不 足 して い る現 状 は 否 定 で き な い。. は 皆 無 だ し, 「教 育 環 境 」 が 良 くな った と答vii , た. 4・ 現 地 経 験 に対 す る評 価. 者 も ご くわ ず か で あ る。 銃 機 の統 制 が厳 し く, 警 タ イに 滞 在 して い る 日本 人 が現 地 で どの よ うな 生 活 を 営 み , また 赴 任 前 に どの よ うな 気 持 を い だ. 察 な どの組 織 が 充 実 して い る 日本 に比 べ れ ば確 か. き, ど の よ うな 準 備 を して い た の か。 そ うした 実. ど行 き 届 い た管 理 が な さ れ て い な い の は事 実 で あ. 態 を これ まで 明 らか に して きた わ け で あ るが, 次. る。 ま た前 に も述 べ た 通 り学 齢 期 の子 供 を もつ 日. に 現地 で の滞 在 経 験 を彼 らが どの よ うに評 価 して. 本 人 家 族 は み な 子供 の 教育 に頭 を悩 め て お り,現. い るか を調 べ て み る こ とにす る。 まず , 日本 に い た頃 と比 べ て, 現 地 で の 「給 与 」, 「住 宅 事情 」,. 地 の 「教 育 環 境 」 に対 す る低 い評 価 もや は り当然. 「教 育 環 境 」, 「衛 生 ・治 安 状 態 」, 「職 場 で の対 人. が や や 良 くな った と答 え た7名 は , 受 験 戦 争 が な. 関 係 」, 「職 場 外 で の対 人 関 係 」 が どの よ うに 評 価. い こ とや 国際 的 感 覚 を養 え る点 を 評 価 した ので あ. に タ イの 治安 は悪 い し, 衛 生 とい う点 で も 日本 ほ. の こ と と言 え よ う。 日本 に い た 頃 よ りも教 育 環 境. A… 現 在の方がよい. 比 較事項. B… 現在の方がやや良い. D… 日本にいた頃の方がやや良かった 1)給 与(収. 2)住. C… 変 らない. E… 日本 にいた頃の方が良かった. 匚 麺 ニ コ こごこ 画 一 フ 「叫 圃 σ). 入). 宅 匚. 一_.A(47).一. ….∴. 」(・?)._一. 」 、C(17)一..D(10)IE(16). 3)教育環境. ⑱陣 晦 叫 二 二塑. 一L_一. E(114). 4)衛 生 ・治安. 5)職場で の対 人関係. 6嬲 外での対人臨. …・(概_..』. .,. 墮 しllヨ 塑1籌 遊『 芝 藝9 區1. B(20) 図9. C(30)一. 一D(31). 日本に いた 頃 と の比 較. E(41).

(13) 一. 日本 人 の 「異 文化 へ の 適 応 ・同化 過 程 」研 究 プ ロジ ェ ク トー 一. ろ うか 。. 39. タ イ人 の 労働 意 欲 ・志 気 , 作 業 能 率 , 職 務 に関 す. 「給 与 」 や 「住 宅 」 とい う物 質 的 な 面 で は 現地. る信 頼 性 , そ して タ イ国 で の生 活 環 境 につ い て,. 生 活 の 方 が 高 く評 価 され , 「教 育 環 境 」 や 「衛 生 ・治 安 」 とい う社 会 的 な 面 で は 日本 の 生 活 の 方 が. た 」, 「思 った よ りよ り悪 か った 」, 「思 った 通 り悪. 一 様 に 高 く評 価 され て い るわ け で あ るが , 「対 人. か った 」 のい ず れ か を 選 ん で 回 答 して も らった 結. 関 係 」 に つ い て は 現 地 生 活 に 対 す る評 価 が 分 か れ. 果 が 図10に 示 され て い る。 「一 般 市 民 の 日本 人 に. る よ うで あ る。 日本 に い た 頃 よ りも 「良 くな った 」. 対 す る態 度 」, 「タ イ人 従 業 員 の 日本 人 に 対 す る態. とい う回 答 よ りも 「悪 くな った 」 とい う回 答 の 割. 度 」, 「タ イ国 で の生 活 環 境 」 の3項. 合 の方 が 幾 分 高 い が ,「職 場 で の対 人 関 係 」に つ い. 期 待 以 上 あ る いは 期 待 通 りに 良 か った とい う評 価. て は 「日本 に い た 頃 と変 わ らな い 」 とい う回 答 が. が 大 勢 を 占め て い るが , タ イ人 従 業 員 の 「労 働 意. 最 も多 くな って い る。 生 活 の 他 の 側 面 よ りも対 人. 欲 ・志 気 」, 「作 業 能 率 」, 「職 務 に 関 す る信 頼 性 」. 関 係 に 関 す る評 価 に 個 人 差 が あ らわ れ や す い よ う. の3項. に 思 わ れ る。 タ イ語 能 力 の高 い 人 ほ ど現 地 で の 対. 通 りに 悪 か った とい う評 価 の 方 が 多 くな って い る. 人 関 係 を 高 く評 価 す る傾 向 の あ る こ とは 前 に 述 べ. こ とが わ か る。 友 好 的 で は あ るが 日本 人 ほ ど勤 勉. た 通 りで あ る。 この他 , 「職 場 で の 対 人 関 係 」 と. で は な い とい う点 に 現 地 の 日本 人 の タ イ人 に 対 す. 「思 った よ りよ り良 か った 」, 「思 った 通 り良 か っ. 「職 場 外 で の対 人 関 係 」 とを 比 べ る と, 職 場 を 離. 目に つ い ては. 目に つ い て は ,逆 に 期 待 以 上 あ るい は 期 待. る評 価 が 集 約 され よ うか 。. れ て の対 人 関 係 に 対 す る評 価 の方 が バ ラ ツ キが 大. タ イ国 で の 生 活 環 境 に 関 して は , 「思 った よ り. き くな って お り, 「職 場 外 で の 対 人 関 係 」 が 「日. よ り良 か った 」 とい う評 価 が 最 も多 く, 「思 った. 本 に い た 頃 と変 わ らな い 」 とい う評 価 は そ れ ほ ど. よ りよ り悪 か った 」 とい う評 価 が 最 も少 な くな っ. 多 くない こ と も図9に 示 され て い る。. て い るが , そ れ だ か らとい って 現 地 の 日本 人 の多 くがrな. そ れ で は 次 に ,日本 で の生 活 との比 較 で は な く,. るべ く長 くタ イで 暮 らした い 」 と思 って. 赴 任 前 に 予 想 した 現 地 生 活 と比 べ て 実 際 の 現 地 生. い るわ け で は な い らしい 。 現 地 の 日本 人 が どの 程. 活 が どの よ うに 評 価 され て い るか を 見 て み よ う。 一 般 市 民 や タ イ人 従 業 員 の 日本 人 に 対 す る態 度 ,. 度 日本 に 帰 りた い と思 って い るか を 調 べ た 結果 が. 事. A… 思 っ た よ りよ り良 か った. B… 思 っ た とお り良 か うた. C… 思 っ た よ りよ り悪 か った. D… 思 っ た とお り悪 か っ た. 項. ・ 一般 市民 の 日本 人 に対 す る態度. 図11に 示 され て い る。 や は り 「な るべ く早 く帰 国. 匚. A(G9)二 二=二[二. タイ人従業員の 日本入に対する態度 匚. 工. 1. タイ人の作業能率. 図10. 、' 、 t. 巨 司 黶 [=. ,'. 口 ;. 矼=二 亜 ∬ 丁 三二 二D(50⊂ 二π1⊥二]. 。 5. タイ国での生活環境. 飼 :コ. 亜1丁`二D(43)二. /. 匚調]画. タイ人の職務に関する信頼性. 凱]. A(48)丁ll二B(48)]∫ A(20)〔棄. タイ 人 の労 働 意欲 ・志気. 曝 ≧ コ11朔. 、 rr 、、 ・. ℃ 二C(43)コ. A(58). 一, 9 ノ. 」D(39「=仁. B(29)_.C(13).ID(21)一]. タ イ赴 任 前 の 「期 待 」 と赴 任 後 の 「現 実 」 との一 致 ・不 一・ 致. コ. 匿.

(14) 40. A… す ぐ帰国 したい. B… な るべ ぐ早 く糧国 したい. C… な るべ く長 く タイ で暮 ら し たいD…. 一 生 タイ で暮 ら した い. 區匸 三 「1二1予 魎二ll二 こτ 工 面一 『. ↑]. L._n(3). 図11冂. した い 」 とい う回 答 が 最 も多 く, 全 体 の66%に た る86名 が そ う答 え て い る 。 しか し131名 は. 本 へ の 帰 国 願iJrj. あ. が , そ の割 合 は 内 部 管 理 的 な 仕 事 を して い る人 た. 中28名. ち の間 で は71%,. 厂な る べ く長 く タ イ で 暮 ら した い 」 と答 え て い. 対 外 的 な 仕 事 を して い る人 た ち. の間 で は65%程 度 で あ る。. る し ,「一 生 タ イ で 暮 ら し 癒 い 」 と答 え た 者 も3名. どの程 度 日本 に帰 りた いか で は な く, も う… 度. ほ ど含 まれ て い た。 現 地 で の業 務 内 容 に よ って こ. 海 外 へ 赴 任 す るな らば どの地 域 へ 行 きた いか とい. うした 帰 国願 望 の強 さ に違 い が生 まれ て い る よ う. う質 問 も今 回 の調 査 項 目に 含 まれ て い る。 タ イを. で あ る 。 技 術 指 導 を 主 た る 業 務 と し て い る 日本 人. 含 む 世 界 の10地 域 のそ れ ぞ れ に 「行 きた い 」, 「行. の 帰 国 願 望 が 最 も強 く, そ の90%が. 日本 へ す ぐ,. きた くない 」 の2件 法 で 答 え て も らった 結 果 が 図. あ る い は な る べ く早 く帰 る こ と を 希 望 し て い る. 12に 示 され て い る。 無 回 答 が 少 し多 す ぎ るが , 日. 国. A… 行 き たい. アラブ諸国. A. B… 行 きた くな い. _B(96)一__一. 一. 亀 覧. イン陣. 鏘. 撫. 區. し _.…B(89). ア フ リカ. [_一. 韓国・n7;fd'ど 東アジア諸国 匚. (29)」 '. '. 一i(34). 一A(15)」 _._B(86)_一 、、. 一一]. 一 一f_(30)] ,. ■亜llllL.. B(G4). (31)二 】. 、. タ欄. 備. アジア諸国. 匚A(40). 一一B(67)T一. もう渡 タイ. 中 献. 北. オース トラリア. 匚. [. A(62) _ニ. 一, ∴. ….鰍. (27)]. B(35). (34). i. ]. 一__i_1_.B(41). …工. 妬. .。.A(78)一.。_い(25). 匚. A(84) 図12行. 二 」. (28)… 一 一一1一 一 一 一一一 一 一」 、. ・一・・パ. 一一(24)一]. ¥_一,.一 一(59). 匚. 米. 、. 一三 三「. きたい国 ・行 きた くない国. 、. B(べL画. 三」.

(15) 一 一日 本 人 のr異. 文: 化 へ の 適 応 ・同 化 過 程 」 研 究 プaジ. 本 人 の西 欧 志 向 の 傾 向 は や は り明確 に あ らわ れ て. 表2本. い る。 ヨー ロ ヅパ の 人気 が最 も高 く, 次 い で オ ー. 要. 望. ェ ク トー 一. 41. 社 に対 す るilsh一 事. 項. 平均順位. ス トラ リア, 北 米 , 中 南 米 の 順 に な って お り, こ 1.現. 地 の 会 社 の 状 況 を も っ と勘 案 して ほ しい. 2.40. 方 が 「行 きた くな い」 とい う回 答 よ りも多 くな っ. 2.現. 地 の 生 活 待 遇 を 改 善 して ほ しい. 2.74. て い る。 ア ラ ブ, ア フ リカ, ア ジア な どの 非西 欧. 3.派. 遣 員の 人 選 の 方 法 を 改 善 して ほ し. 諸 国 に つ い て は, や は り 「行 きた くな い」 とい う. 4.. れ ら4地 域 に 関 して は 「行 きた い」 とい う回答 の. 回 答 の 方 が 多 い。 そ の 中 で は ア ラ ブ諸 国 の 人気 が 最 も低 く, 「行 き た い」 と答 え た の は わず か6名. い. 2.97. 「子 女 教 育 」 問 題 に も っ と力 を 入 れ て ほ しい. 3.13. 5, 帰 国 後 の ポ ス トの 保 障 を も っ と改 善 して ほ しい. 3.54. だ け で あ った 。 南 ア ジ ア, ア フ リカ, 東 ア ジ ア, タイ 以外 の東 南 ア ジ ア諸 国, そ して タ イ とい う順 に 「行 きた い」 とい う回答 の割 合 がふ え て い る。. わ か る。 「子 女 教 育 の問 題 に対 す る考 慮 」 とい う. タ イ は, 西 欧 諸 国 や 中 南 米 諸 国 よ りは人 気 が な い. 項 目に対 す る要 望 の順 位 が 意 外 に 低 か った が , こ. が , 他 の ア ジ ア諸 国 よ りは 人 気 が あ る わ け で あ. れ は学 齢 期 の子 供 の な い回 答 老 が か な り含 まれ て. り, タ イに 滞 在 した 経 験 に よ って 特 に タ イだ け は. い た た め で は な い か と思 わ れ る。 あ るい は タ テマ. 行 きた くな い とい う形 の態 度 変 容 が 起 きた とは 考. ヱ上 , ペ ラ イベ ー トな 問 題 よ りも, 企 業 経 営 に 関. え に くい 。 もち ろ ん タ イに 滞 在 した 経 験 の な い 日. す る問 題 を優 先 させ た た め で あ ろ うか 。 い ず れ に. 本 人 が こ うした 調 査 項 目に どの よ うに反 応 す るか. し ろ子 女 教 育 の問 題 は 企 業 の レベ ル で は な く, む. が わ か らな い の で 明確 な結 論 を下 す こ とは で きな. しろ国 家 の レベ ル で 対 処 す べ き課 題 と言 え よ う。. い が , 現地 に滞 在 した こ とに よ りタ イ に対 す る態 5.タ. 度 が極 端 に悪 化 した 形 跡 は認 め られ な い。. イ 人 に 対 す る心 理 的距 離. タイ に滞 在 す る 日本 人 の 多 くが企 業 組 織 の… 員 と して派 遣 さ れ て い る 以上 , 彼 らの現 地 適 応 は個. タ イ文 化 あ るい は タ イ とい う国 に対 す る評 価 と タ イ入 に対 す る評 価 とは 必ず し も同 じ よ う うな傾. 人 の資 質 だけ で は な く, 彼 らの 属す る組 織 の対 現. 向 を示 す とは限 らな い。 これ か ら先 は タイ 国 あ る. 地 施 策 に も大 き く影 響 され る は ず で あ る。 そ こ. い は タイ文 化 とい った 抽 象 的 な存 在 で は な く, よ. で, タ イ に滞 在 す る 日本 人 が 現 地 生 活 を ど の よ う. り具 体 的 な タイ人 とい う存 在 に 焦 点 を 合 わ せ た 分. に評 価 して い るか で は な く, 彼 らが 日本 の本 社 に. 析 結 果 を報 告 して い く。 まず 現 地 の 日本 人 が 「一 一. 対 して 何 を 望 ん で い るか も調 べ て み る こ と に し. 般 タ イ人 」 や 「華 僑 系 タイ人 」 の もの の考 え方 を. た 。この点 に 関 して は ,「帰 国後 の ポ ス トの保 障 」,. どの程 度 理 解 で き る と思 って い るか を 直 截 に 尋 ね. 「派 遣 員 の人 選 方 法 の改 善 」, 「子 女 教 育 問 題 に 対. た 結 果 を と りあ げ て み よ う(図13参 照)。 「非 常 に. す る考 慮 」, 「現 地 の 生 活 待 遇 の 改 善 」, 「現 地 の 会. か け は な れ て い て 理 解 しづ らい」, 「少 しか け は な. 社 の 状 況 に 対 す る理 解 」 の5項. れ て い て や や 理 解 しづ らい 」, 「少 し身 近 に 感 じ ら. 目を設 け , 要 望 の. 強 い もの か ら順 位 をつ け て も ら った。 表2に. は各. れ や や 理 解 しや す い」, 「非 常 に 身 近 に 感 じ られ 理. 項 目に対 す る要 望 の 順位 を平 均 した 結 果 が示 され. 解 しや す い」 の4つ の選 択 肢 の うち の い ず れ か ひ. て い る。 本 社 に 対 して何 を最 も強 く望 むか は 回答. とつ を選 ぶ とい う形 で 判断 が求 め られ た わ け で あ. 者 に よ ってか な り違 って くるが , 全 体 と して み れ. る が, 一…般 タイ人 に つ い て は 「や や理 解 しづ ら. ば 「現 地 の会 社 の状 況 を も っ と勘 案 して ほ しい」. い」, 華 僑 系 タ イ人 に つ い て は 「や や理 解 しやす. とい う要 望 が 最 も強 い。 次 いで 「現 地 の生 活 待 遇. い」 とい う回答 が最 も多 くな って い る。 現 地 の 日. を 改 善 して ほ しい」 とい う要 望 が き て お り, や は. 本 人 は 「一 般 タイ人 」 よ りも 「華 僑 系 タ イ人 」 の. り公 私 に渡 る現 実 の生 活 に 直 結 した 要 望 の 方 が. 方 が 自分 た ち に近 く, そ の考 え方 を 理 解 しや す い. 「帰 国後 の ポ ス トの保 障 」 あ るい は 「派 遣 員 の人 選 方 法 の改 善 」 な どよ りも強 くな って い る こ とが. と考}て い る こ とが わ か る。 次 に , ボ ー ガ ダ ス の社 会 的 距 離 尺 度. (social.

(16) 42. A… 非 常 に か け は なれ て い て 理 解 しづ ら いB… C… 少 し身 近 に 感 じられ や や 理 解 しや すい. 少 しか け は なれ てい て や や理 解 しづ らい. D… 非 常 に 身 近 に 感 じられ 理 解 しや す い. 一 般タイ人. 匚『魎 二王1二 こ■唖1二.岬..⊥ 一 適L回 囗 b. 華僑系 タイ人. 匚画⊂r三 魎 三 二 工7こll重壷二匚下 回] 図13. 「… 般 タ イ人 」 お よび 「華 僑 系 タ イ人 」 との 思 考 類 似 度. 結婚の相 手. A… 賛成. B… 反 対. 1冂}一 丁 司 男性 ・専 門 業 ・自由業. ∫. じ∵ : 女性. H(89). 匚A(32)」. 匹 互L二. 「1司. 二 二 一二 こB(IOEi)_. A(9). 二 伺. B(107). 司. ・専 門 業 ・ ド1由業. 匚zA(37)TI__=. 女 性 ・会 社 員. B(蕾ど.『. 匚.巫iLL. ㎜“. B(92). 回. ・熟 練 :]二. ①. ⋮蝕. 女 性. 巫 厂 廷 図14. … 一.lllL.… 一一B(97). 晶. 匚. タ イ人 との 結 婚 に 対 す る許 容 度. distance scale)を 採 用 し, 各種 職 業 の タ イ人 男性. 的 地 位 が 高 い ほ ど 自分 の 家 族 が そ の 相 手 と結婚 す. 及 び 女 性 と 自分 の 家 族 が結 婚 す る こ とを認 め るか. る こ とに 賛 成 す る割 合 が ふxて い る。 「熟 練 工」. とい う形 で タ イ人 との心 理 的 距 離 を測 った 結 果 を. よ りも 「会 社 員 」, そ して 「会 社 員 」 よ り も 「: 専. 見 て み よ う(図14参 照)。*. 門 業 ・自由業 」 の 相 手 との結 婚 に 賛成 す る割 合 が. まず , タ イ人 男性 との結 婚 よ り も タイ人 女 性 と の結 婚 を認 め る割 合 の高 い こ とがわ か る。 これ は. 高 くな って い る。 しか し, 最 も許 容 度 の高 い 「専. タイ人 女 性 の方 が タイ人 男性 よ り も高 く評 価 され. それ に賛 成 した の は131名. て い る とい う こ とよ りは , む しろ 国際 結 婚 の場 合. す ぎ な い。 全 体 と してみ れ ば , タ イ人 との結 婚 に. に は, 外 国人 女 性 との結 婚 の方 が 許 容 しや す い と. 対 す る 日本 人 回 答: 者 の許 容 度 は 極 め て低 い と言 わ. い う一 般 的 傾 向 を 反 映 して い るの か も しれ な い 。. ざ るを 得 ない 。 だ が , タ イに い る 日本 人 が 特 に タ. また , タ イ人 との 結 婚 に 賛 成 す る割 合 は そ の 職 業. イ人 との結 婚 に 反 対 して い るわ け で は な い の で あ. の 社 会 的 地 位 に よ って 多 少 影 響 され る こ と も示 さ. る。10年 以 上 も前 の も ので は あ るが , 日本 人 が タ. れ て い る。 当 然 の こ とな が ら, 相 手 の 職 業 の 社 会. イ人 との結 婚 に 賛 成 す る割 合 は11%程. *. 門業 ・自由業 の タ イ人 女 性 」 との結 婚 に して も, 中37名 でわ ず か28%に. 度 とい う調. なお, 組み合わせが煩雑にな りすぎ るので, この 項 目に関 して は 「一 般 タ イ人 」 と 「華僑 系 タ イ人 」 の 区別 が な されていない。.

(17) 一 一 日 本 人 の 「異 文 化 へ の 適 応 ・同 化 過 程 」 研 究 プ ロ ジ. ェ ク トー ・一一. 43. 査 結果 が報 告 され て い る。*異 人 種 との社 会 的 距. 上 も前 の もの で あ り, また 調 査 デ ザ イ ンも全 く異. 離 を測 る項 目の 中 で は, 結 婚 が最 も許 容 す る こ と. な って い る の で, そ う した 結 論 を 早 急 に 下 す のが. の難 しい対 人 関 係 の様 式 で あ り, そ の調 査 で 最 も. 危 険 で あ る こ とは言 うま で もな い。 タ イに 滞 在 し. 許 容度 の高 か った イ ギ リス人 相 手 の場 合 で さ},. た経 験 に よ って タイ 人 に対 す る態 度 や イ メー ジが. そ の結 婚 に賛 成 した 日本 人 の割 合 は13.4%ど. どの よ うに変 わ る か の解 明は 私 た ち の今 後 の研 究. まり. で あ った ら しい。 そ う した 過 去 の調 査 結 果 を 考}. 課 題 と して残 され て い る。. 併 せ れ ば, タ イ に滞 在 す る 日本 人 が タ イ人 に 対 し. 6.タ. て特 に否 定 的 な感 情 を も っ て い るわ け では な い こ. I共 通性. 一 一 一. ︻. 一 ﹁. ﹁. 一. 一 一. [. 一. 一. 一. [. 一. 一. 一. [. 一. 冖. 一. 一. ﹁. 一. 一. 一. 一. 一. 一. ﹁. [. 一. 一 一. 一. 一. 一. 一. 一. ﹁. 一. 一. 一. 一. ﹁. 一. 一 一. 一. 一. 一. [. [. 一. 一 . 一. 一 一. .. 一 一. .. 一. 一. 一 }. 一. 一 . 一. }. 一. [,. 一 . 一. 謝捫嫻枷謝㈱慨捌悦. ﹁. 一. 一. 鬻 靄 翻 翻 端 艫 纓 雅 藷 膓 諞瑠 欝 騰 蠶 攜 瓣. 一. 一 ︻. 一. ﹁ ﹁. 一. ッ クス(昭 和42年)。. VI. 瀰 藩 繼 麗 嬲 濡 瀰 蠶 瀰 鍛 臈緞 緞 鬻 謖 駕 毅. V. 備㎜軅脚鵬㎜謝鯤嬲謝腰幟餅㎜魏囎励㎜鵬鉚鰯謝諤. 一. 一 ﹁. 一. , 「偏 見 の構 造 一 日本 人 の 人 種 観 」,NHKブ. 粥 ﹂⑳麗 駕 鑑 禦 灘 讃 繼 側瓣 粥齲 纒 瀬 濡 瀰 搬. 皿. 溜 溜 瀰 鬻 鬻 臑 灘 鑑 蠶 瓣 膃艦 器 緞 蠶 温 粥. 一. 膿 擺 濡 繼 潟 鯣 麗 旙 鵬 旙 ㎜鬻 濫 驪 蜷 謬 詔. ﹁. 一 洋 ・米 山 俊 直. 現 地 の 日本 入 は タ イ人 に 対 して どの よ うな イ メ. 一 般 タ イ人 」 に 対 す る イ メー ジ :因 子 負 荷行 列. 一. 一. 我妻. 繼 嬲 驪 爛 襯 纜 謝 駕 濫 纒 魍緇 端 欝 爾 繼 蠶. LI. 一. *. 表3「. ﹁. 責 勤 信 き 正 規 工 慎 利 協 あ つ親 近 面 本 学威 礼能 地 偏 従 勉 禁 競 忍 首 義 個 個 謙 理. 蝋 靉直 旺D 諜 驪 辮順 擁 靉. とが 示 唆 され る。 も っ と も我 妻 らの 調 査 は10年 以. イ人 に対 す る イ メ ー ジ.

(18) 44. 一 ジ を も っ て い る の で あ ろ うか 。 こ こ で はSD. を考 慮 して,33対 のSD項. (Semantic. る。 日本 人 回答 者 は そ の33対 のSD項. Differential)法. に よ っ て測 定 され た. 「一 般 タ イ 人 」 及 び 「華 僑 系 タ イ 人 」 に 対 す る イ メ ー ジ を と り あ げ る こ とに す る 。SD法. 目を 選 定 し た の で あ 目を 呈 示 さ. れ , 「一 般 タ イ人 」 及 びri華 僑 系 タ イ人 」 が そ れ. は イメー. ぞ れ の形 容詞 対 の どち らに近 いか を7段 階 の尺 度. ジ 測 定 に よ く使 わ れ る 手 法 で , 回 答 者 は 対 極 的 な. で判 断 す る よ う求 め られ た 。 また , タ イ人 回 答 者. 意 味 を もつ 形 容 詞 対 を 呈 示 され , 特 定 の概 念 が そ. につ い ては 同様 の方 法 で 日本 人 に 対 す る イ メー ジ. のい ず れ に 近 い か を 何 段 階 か の 尺 度 で 判 断 す る よ. を測 定 す る と ともに , 華 僑 系 の タ イ人 回 答 者 に は. う求 め られ る 。 文 献 に み られ る タ イ 人 の 国 民 性 の. 「一 般 タイ人 」, そ れ 以 外 の タ イ人 回答 者 に は 「華. ス テ レオ タ イ プ 的 特 徴 に つ い て は 本 誌 前 号(第3. 僑 系 タ イ人」 に つ い て 同 様 の 判 断 を 求 め て い る。. 号)で. 詳 述 した 。 今 回 は そ う した 文献 調 査 の結 果. 目の 相 互 関連 を 見 て み よ う。. r華 僑 系 タ イ人 」 に対 す る イ メ・ 一ジ :因子 負 荷 行 列 V. VI. 一 一L共 麗. ﹁ 一. 一. 54 1. 一. 4 5 0. 一. 一. 1 2 2. 一. 68 0 一. 1 3 0. 一 ︻. 一. 72 0 一. 41 2. 34 0. 39 0. 92 3. 8 8 05 21. 一. 一. 57 2. 8 31. 一. 一. 45 3. 一. 一. 20 6. ﹁. 一. 1 5 6. 一. 一. 一. 5 07. 99 5. 一. 7 00. 24 5. 一. 05 5 7 00 0 0 1. 61 1. 一. 37 99 0 2. 5 02. 一. 一. 一. 2 00. 一. 一. 一. 2 8 0 2 02. 一. 一. 一. 一. 68 3. 一. 一. 77 1. 一. 86 0. 13 5. 一. 39 3. 一. 41 0. 一. 7 36 1 00. 7 26. 一 }. 一 一 一. 一 一. 一. 72 0. 一. 22 4 64 1. 6 17. 一. 07 0 56 1. 31 3. 一. 65 2. 8 15. 一. 3 18. 謡. 硬. 一. 一. 18 2 18 2. 04 2. 一. 65 0. 5 34. [. 5 08. 紡. 一 一 一 一 一 一. [. 一. 8 30. 93 2. 一. 54 0. 00 0. 一. 00 1. 02 0. }. 16 1. ︻. 一. 35 0. 73 0. 98 0. 一. 71 0. 一. 30 0. 3 02 1 33. 0 33 [. 8 37. 調た. 6 31. 強則耐. 麟 餅 螂 田 麟 跚 覦 靭 蹣 謝 妬 魏 螂 餅 蹴 ㎝ 鰯 謝 蹴姻 鰯 跏 姐 鰯 螂 脳 謝 斬 謝 鯲 謝 嬲盥. 一. 25 2. 45 53 2 4. 3 35. ﹁ } 一一 一 一 一 一. 一. 一. 52 0. 0 07. [. 17 2. 0 43. ﹁. 71 1. 6 47. 80 1 2 32 2 1 1. 45 0. 7 49 一. 2 50. 尾蜜. m 脳 鵬 塒 蹲 跚 塒 嬲 ㎜ 卿鵬 魄 鰯 ㎜ 謝 鵬 鵬 鵬 ㈱ 鰤 鰯 鵬 蜘 ㎝ ㎜ m 刎 謝㎜ ㎜ 鵬 鰯妍. 一. 一. 4 7 2. 一. 53 1. 一. 一. 11 0. 58 1. 31 1. 一. 57 0. 7 62 9 59. 1 63. ぐ 鑑 韈 無遜他臨 一勘∵ 紮 欲性慧. 姦. 鷹 饗 羅 潔 臑 課 濕 鏃 謖 泌 剏驪 欝 鶸 潔 湍 謖. 皿. 鵬謝 鬻 蹴 驪 識 嶽 課 鬻 幡鬻 蠍讒 認 麗 鬻 鑑 蠕. : 皿. 工 0 67. ∵. 讐 恥 歴 質力 人 光. 提. ⋮る る 直 い い 勉 る ん 的 い 視 視 的 的 視 的 的 い い 貫 い み き い い 的 的 む い 切 い 順 い. SD鶏. 一信 工 正 義 礼 勤 責 き 個 競 学 本 能 個 威 謙 利 偏 面 首 慎 地 勉 規 忍 禁 理 協 あ 親 近 従 つ. 鞭 鳶. 表4. まず33対 のSD項.

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