問題解決的な指導法を軸にした指導案
5 楽しい学級や学校をつくる(3年 p.32-35 )
『えがおいっぱい』
◎主題名:「楽しい学級や学校をつくること」
内容項目:(C- 15 よりよい学校生活,集団生活の充実)
◎ねらい
互いに思いやり,明るさや活気あふれる楽しい学級や学校をみんなで協力し合ってつくること ができるようになる。
・互いに思いやり,明るさや活気あふれる楽しい学級をみんなで協力し合ってつくることの大切さ がわかる。(道徳的価値の理解)
・楽しい学級をつくるためには,どのようなことが大事なのかを,友だちといろいろな意見を交流 しながら考える。(多面的・多角的に考える)
・楽しい学級をみんなで協力し合ってつくることで,クラスの一員として学校生活をおくり,さら に充実した学校を築くために主体的に関わろうとする。(自分の生き方に結びつけて考える)
◎授業展開の工夫
●導入【自分事としてとらえさせる問い,考えたくなるような問いをつくる】
「みんなで楽しい学級をつくっていくためには,わたしたち一人ひとりがどうすればよいか考え てみよう。」と学習課題を投げかける。児童一人ひとりが「楽しい学級」を望み,同時にあるべき学 級の姿も思い描いているものである。誰もが自分事として考えることができるよう,学級の実態に応 じて児童の指名の順序などを工夫する。
●展開【対話的に学び,多面的・多角的に考える】
あおいさんのクラスでは何が問題になっているのか,その問題はどのようにすれば解決するのか を考えることにより,本時で育成する資質・能力への道筋をつけることができる。
<ジャンプ>(話し合い活動)
自分の学級での「笑顔いっぱいになるための方法』を多面的・多角的に考えさせる。
●終末【よりよい生き方へ考えを深める】
「学級目標がどうしてあるのか,考えてみましょう。」と問うことにより,これが学年目標,学 校教育目標へとつながり,充実した学校生活へと自分の生き方へ反映して,さらにはよりよい生き方 へと考えを深めさせたい。
◎評価と方法について
○他者の考えや感じ方も理解し,自分の考えや感じ方を補ったり,深めたりしながら楽しい学級 や学校をつくることの重要性を理解できる。(ワークシートの記述)短期の評価
○楽しい学級や学校をつくるとはどういうことなのか,そのためにはどうしたらよいかを考え,具 体的に行動することができる。 (授業後の行動や発言)長期の評価
◎指導展開例(問題解決的な学習を主軸)
展 開
( 後 段)
・主体的・対話的 で 深 い 学 び へ 導 く。
・学習課題の解決 を図る。
□あおいさんはどんな人でしょう。
・ふだんから周りの友だちが何をしてい るか見ている人。
・自分の考えをきちんと持ち,それをみ んなの前で発表できる人。
◎4 3年2組のよいところはどこでしょ う。中心発問
・みんなが,思っていることを言い合え るところ。
・もっといいクラスをつくろうとする気 持ちがあるところ。
・みんなの顔の絵を貼ってまとまったと ころ。
ジャンプ(話し合い活動)
クラスの一員として,自分たちが笑顔いっ ぱいになるための方法を考えてみましょ う。
・自分は~ができるので,みんなのため に~をしたいと思います。
・わたしは○○さんといっしょに,~を したいと思います。
・一人ひとりが楽しいと思 え,このクラスでよかった と思えるクラスであること を理解させる。
・学級の一人ひとりが認め られ,よさがいかされてい ることに気づかせる。
☆自分の意見を述べること だけではなく,友だちの意 見を聞くことができたか。
発言や記述から,道徳的価 値の理解(よりよい学校生 活・集団生活の充実)が深 まっているか。
終 末
・ 本 時 で の 学 習 を,今後の自分の 生き方にどのよう につなげるか考え る。
5 学級目標がどうしてあるのか,考えて みましょう。
・自分にできること,友だちと協力して できることを考えて,みんなと仲良くし ていくため。
・どうしようかまよったときに,何をす るのか教えてくれる。
・学級目標は,学年・学校 教育目標へとつながり,充 実した学校生活へと自分の 生き方へ反映して,さらに よりよい生き方へと考えを 深めさせる。