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(1)

財務会計論 A

スタッフ・ドラフト「財務諸表の表示」

6 月 14 日担当班

杉江・松山・横山・山下(補佐)

1

はじめに

報告者:山下知晃(D1)

2

前回の復習

財務諸表の目的

財務諸表の表示の一般特性

財務諸表の構成

財政状態計算書

※前回はこれらの内容について詳細な報告が 行われた。

3

前回の復習

• Due process(

正規の手続き

)

• Faithful Representation(

忠実な表現

)

→マネジメント・アプローチ

→分解と一体性(分解と一体性は前回の報告 スライド

62)

→True and Fair View Over‐ride

4

本日の内容

※前回に引き続いて、今回は主として以下の内 容が扱われる。

包括利益計算書

キャッシュフロー計算書

持分変動計算書

注記

5

本日の内容

※財務諸表の新様式

(

続き

)

→分解と一体性

包括利益計算書

(

当期利益と包括利益の両 方を開示、リサイクリング

)

機能別

/

性質別分類

※注記→経営者の見積もりや判断等に関する 情報の開示⇒上記の分解

(disaggregation)

と 相俟って、開示される情報量が非常に多く なっている。

6

(2)

財務会計論 A Staff Draft

報告者:杉江一晃 徳賀研究室修士1回生

目次

1. 包括利益計算書 1. 包括利益計算書の開示 2. 収益・費用項目の分解

3. 包括利益計算書で表示される情報 4. 包括利益の区分

1. 純利益

2. その他の包括利益

2. キャッシュフロー計算書 1. キャッシュフロー計算書の表示

2. キャッシュフロー計算書で表示される情報 3. キャッシュフローの分解

1 .包括利益計算書

1.1包括利益計算書の開示(135~139)① 基本的事項:

135.包括利益計算書は、会計期間内に生じた、企業 の所有者としての所有者による投資、または分配に よる変動以外の源による、企業の純資産の認識さ れた変動に関する情報をすべて表示しなくてはなら ない。

136

収益・費用項目

その他包括利益 純利益

1.1

包括利益計算書の開示

(135~139)

137. 報告主体は純利益を構成するすべての収益、

費用の項目を財政状態計算書の関連する資産また は負債の区分と一致し、かつキャッシュフロー計算 書で関連するキャッシュフローと一致するセクション、

カテゴリー、とサブカテゴリーに区分しなくてはならな い。財政状態計算書の資産または負債に関連しな い収益または費用項目は収益、費用、またはキャッ シュフローを生み出す活動に一致させ、区分しなく てはならない。

1.2

収益・費用項目の分類(

140~149

)①

分類の目的:

140.

1.企業活動の理解

2.将来キャッシュフローの金額、時期、不確実性の査定

→これらに有益な情報とする為に、各セクション、各カテゴリー 内で機能別に分類しなくてはならない。

(3)

1.2

収益・費用項目の分類(

140~149

)②

機能別分類と性質別分類:

機能別分類:

141.機能別分類は収益と費用項目を、それらが生み出された商品 の販売、研究と開発、製造、マーケティング、ビジネス開発及び管 理へ分類することを含む。製造業とサービス業を同時に提供する 企業については、機能別分類は製造業とサービス業間の分類をも 含む。

性質別分類:

142.機能別グループ内での性質による分類は例えば売上原価の全 コストを材料費、労務費、運搬費、エネルギー費に分類することを 含む。機能別グループ内での性質による分類は、例えば販売によ る収益を卸売によるものと小売によるものへの分解をも含む。

1.2

収益・費用項目の分類(

140~149

)③

機能別分類と性質別分類:

148.機能別分類が財務指標の使用者にとって企業活 動の理解また、将来キャッシュフローの金額、時期、

そして不確実性の理解に寄与しないのであれば、収 益と費用項目を機能別に分類しなくてもよい。その ような場合、企業は収益と費用の項目を性質別に 分類し、その情報を包括利益計算書に表示しなくて はならない。

1.2

収益・費用項目の分類(

140~149

)④

セグメントがある場合:

144.Topic280によりセグメント情報の開示を要求され

る一つ以上の報告義務のあるセグメントを持つ企業 は性質によって分類した各セグメントの費用または 収益をセグメント注記で開示しなくてはならない。企 業は性質別情報が将来キャッシュフローの金額、時 期、不確実性を評価する際、また企業活動の理解 に有益かをセグメントごとに決定しなくてはならない。

結果的に、セグメント注記で開示される性質別情報 はセグメント毎に異なってもよい。[FASBのみ]

1.3

包括利益計算書で表示される情報

150~156

)①

純利益の区分:

150.112段落で要求されるセクション、カテゴリーとサ ブカテゴリーの小計に加えて、包括利益計算書の純 利益の区分は、もし適用できるのなら、報告期間内 の次の金額を表す表示科目を含めなくてはならない。

a. 収益

b.営業財務活動前の営業活動から得られる損益 c.純損益

d1.少数持分 2.親会社の所有者 に帰属する純損益

1.3

包括利益計算書で表示される情報

150~156

)②

その他包括利益の区分:

151.以下の項目の金額を表示しなければならない a.その他包括利益の各項目

b.その他包括利益の合計額

1.3

包括利益計算書で表示される情報

150~156

)②

+

α

IASB

151.最低限以下の項目の金額を表示しなければなら ない

a. 他のIFRSに従い、以下のようにグループ分けされた 包括利益計算書の項目

a. 特定の事象が発生した後に損益に振り替えられ る項目

b. 後に損益に組み替えられない項目 b. その他包括利益の合計

(4)

1.3

包括利益計算書で表示される情報

150~156

)③

152. 企業は

1.包括利益の合計(純利益とその他包括利益小計の 合計)

2. 1.被支配持分 2.親会社の所有者

に帰属する包括利益の合計額を表示しなければな らない

153. 企業の財務業績の理解に有益ならば、追加的な 項目、見出し、小計を開示してもよい

1.3

包括利益計算書で表示される情報

150~156

)④

異常、あるいは稀にしか起こらない事象または取引の 取り扱い:

155.企業は影響力のある異常、あるいは稀にしか起 こらない事象または取引を区別して開示しなくては ならない。異常または稀にしか起こらない 事象また は取引は適切なセクション、カテゴリー、サブカテゴ リー内で区別して表示されなくてはならない。各々の 異常あるいは稀にしか起こらない事象または取引と その財務的影響は包括利益計算書内または財務 諸表の注記によって開示されなくてはならない。

1.3

包括利益計算書で表示される情報

150~156

)⑤

156.企業はいかなる収益、費用項目も包括利益計算 書でも注記でも、異常項目として記載してはならな い

1.4.

包括利益計算書の区分(

157~167

)①

純利益の区分:

157. 企業はほかの規則の指導で要求または認可し ている場合を除き、報告期間内のすべての収益と 費用を純利益で認識しなくてはならない

158

1.誤謬の修正

2.会計方針の変更による影響額

例外

1.4.1

包括利益計算書の区分(

157~167

)②

その他包括利益の区分:

159.

a.負債性証券の満期保有カテゴリーから売却可能カテゴリー への変換によって生じる未実現の保有損益

b.売却可能証券の未実現保有損益

c. 年金、またはその他の退職後給付に関連する損益(定期的 な従業員給付費用の純額の構成要素に直ちに反映されるも のではないもの)

d.キャッシュフローのヘッジ手段として組成されまた適格とされ たデリバティブにかかわる損益(効果的な部分)

e.為替換算調整勘定

1.4.2

包括利益計算書の区分(

157~167

)③

所得税(160~162):

160.企業は再分類調整額を含む、その他包括利益の

各項目に関連する法人税の金額を包括利益計算書 上か、または注記によって開示しなくてはならない。

所得税の表示方法:

161.その他包括利益の各項目を 1.税効果考慮後の金額

2.税効果考慮前の金額で表示し、税効果額の合計を 単一の金額で表示する

(5)

1.4.1

包括利益計算書の区分(

157~167

)④

再分類調整(164~167):

164. 企業はその他包括利益の各項目に関する再分 類調整額を開示しなくてはならない

再分類調整(リサイクリング)とは?

→当期純利益への計上の要件を満たした時点でその 他の包括利益から当期純利益への振替が行われ、

この振替が再分類調整、又はリサイクリングといわ れる

1.4.1

包括利益計算書の区分(

157~167

)⑤

165.そのほかのIFRSsは以前その他包括利益にて認識された 金額の再分類をするのか又はするとすればいつかを明細に 記している。そのような再分類はIFRS draftでは再分類調整 項目とされている。再分類調整項目は、その調整額が損益 に再分類される期の関連するその他包括利益の構成要素に 含められる。これらの金額は当期または前期の未実現利益 としてその他包括利益に認識されてよい。それらの未実現利 益は包括利益全体で二重計上されるのを回避するために実 現利益が損益に組み換えられた時はその他包括利益から 控除されなくてはならない。

1.4.1

包括利益計算書の区分(

157~167

)⑥

リサイクリングの起こる例:

166.再分類調整額は例えば、海外営業の処分(IAS21 を参照)、またはヘッジされた将来取引が損益に影 響を与えるとき(キャッシュフローヘッジにかかわる IAS39の100段落を参照)に問題となる。[IASBのみ;

IAS1.95修正]

1.4.1

包括利益計算書の区分(

157~167

)⑦

計算式:

当期包括利益=当期純利益+当期に認識されたその他の 包括利益(Other Comprehensive Income) ―当期中にその他 の包括利益から当期利益に組替調整(リサイクル)された額

キャッシュフロー計算書

2.1

キャッシュフロー計算書の表示(

168~169

168.キャッシュフロー計算書はキャッシュの受入額と支出額を 財政状態計算書と包括利益計算書に関連する形で報告期 間内のキャッシュの変動に関する情報を表示しなくてはなら ない。

169.キャッシュフロー計算書でのキャッシュの期首合計額と期 末合計額は財政状態計算書の現金項目と同額でなくてはな らない(117と118段落を参照)

(6)

2.2

キャッシュフロー計算書で開示される情報

170~176

)①

170. 企業はキャッシュフロー計算書で現金受入額の 総額と支出額の総額を(a)財政状態計算書の関連 する資産、負債、又は純資産の分類(b)包括利益 計算書の関連する収益、費用項目と一致するセク ションとカテゴリーに表示しなくてはならない。財政 状態計算書と包括利益計算書の営業財務カテゴ リーの金額に関連するキャッシュフローはキャッシュ フロー計算書では営業カテゴリーに表示されなくて はならない。

2.2

キャッシュフロー計算書で表示される情報

170~176

)②

現金を伴わない取引:

174.企業は、もし可能であるのなら、現金の使用を伴 わない取引をそれらに関するすべての情報を提供 する形でキャッシュフロー計算書の補完として開示 しなくてはならず、それら取引は以下を含む:

a)企業の資本構成への影響

(b)企業の資産構成への影響

2.2

キャッシュフロー計算書で表示される情報

170~176

)③

174. (a)の例:転換型社債

仕分

(借)転換社債 100 (貸)資本金 50

株式払込剰余金 50 キャッシュフローを生じさせずに資本構成の変化が生

じている

2.3

キャッシュフローの分解

177.企業はキャッシュフロー計算書のキャッシュフ

ローは企業がいかにキャッシュを生み出し、または 消費しているのかについて有益な情報を提供する ために、キャッシュフロー計算書のキャッシュフロー を受入額と支出額の種類ごとに分類しなくてはなら ない。

Staff Draft paras.179‐222

報告者:松山祐香利 徳賀研究室修士1回生

35 36

現金収入と現金支出

179. キャッシュフローは収益と費用の性質を反 映して、営業活動、投資活動、財務活動の3 つの分類に分けられる

181.現金収支については、資産、負債、あるい は株式の性質を反映させなければならない 183.企業は毎期、発生するとは期待されない

キャッシュフローを分解する必要がある

(例:裁判費用、退職金の支払、保険金精算

による収入)

(7)

37

純額によるキャッシュフローの表示

1

85. 純額ベースでキャッシュフロー計算書に示 す項目

a. 当該企業よりもむしろ当該キャッシュフロー が顧客の活動を反映しているような、顧客の 代理としての現金収支

(例:投資会社が保有する顧客の資金)

b. 回転率が早い、総額が大きい、あるいは満 期が短い項目

(例:短期的な投資の購入または売却)

188. 金融業を営む企業は、定期預金の預り入 れおよび払い戻し、他の金融機関での口座 の開設および預金の引出しについても表示

38

顧客から回収され、政府当局に納付され る税金としてのキャッシュフロー 189. 企業の収益の一部ではない政府当局の代

理として回収した税金および手数料はキャッ シュフロー計算書において別途記載する。た だし、税金および手数料に企業の収益が含ま れる場合、顧客からの現金の一部とし、政府 への納付額はキャッシュアウトフロー全体の 一部として含まれる。

39

預金業務を行う企業の キャッシュフロー

190. 企業のキャッシュインフローまたはキャッシュアウ トフローとして表示するが、顧客との取引など、一部 は除外する。

a.顧客の預金口座への利息の記帳 b.顧客の預金口座からの手数料控除

c.ローン支払いのために顧客の預金額から銀行への 金額移動

191. 商業銀行においては顧客との取引において、銀 行の現金残高が変動しないキャッシュフローが存在 する。しかし、これらもキャッシュインフローまたは キャッシュアウトフローとして、キャッシュフロー計算

書に表示されなければならない。 40

キャッシュフローの直接法での表記

192. キャッシュフローの表示に直接法を用いる 場合は、現金収入の総額と現金支出の総額 の両方の情報を必要とする。直接的に会計 記録から得るか、あるいは資産と負債の変動

(売掛金の変動など)を分析して間接的に得 ることになる

41

外国通貨のキャッシュフロー

193. 外国通貨でのキャッシュフローまたは海外 子会社(194)のキャッシュフローは、発生した 日付の為替レートで報告通貨単位に再測定 する

195. 実際の相場に近い為替レートを利用して 再測定を行ってもよい(加重平均交換レート など)

196. 外国通貨で保有する現金に対する為替相 場変動の影響は期首と期末で分けて表示

42

子会社およびその他事業における 所有権の変更

[IASB

のみ

]

197.企業は子会社または他の事業の支配力獲得ある いはその遺失について、以下の項目を開示する a.支払われた、あるいは受け取った対価の総額 b.対価の内、現金から成る部分

c.支配力を獲得したあるいは遺失した子会社または他 の事業における現金の金額

d.個々の区分に集約された、支配力を獲得したあるい は遺失した子会社または他の事業における現金を 除いた資産および負債の金額[IAS 7.40]

198. これらのキャッシュフローと本来の事業活動から 生じたキャッシュフローとは区分して表示[IAS7.41]

199. これらの取引から生じた現金は純額で表示[IAS 7.42]

(8)

43

持分変動計算書の表示①

200. 持分変動計算書には期中における全ての 持分の変動を表記する

201. 持分変動計算書には以下の情報を含める a.持分の各構成要素に関しての期首から期末

までの帳簿価額の変動

b.持分の各構成に関して、トピック250に従って 認識される遡及適用または修正

c.親会社所有者と支配力のない所有権に帰属 する総額と区別して表示される当期の包括利 益の合計額

44

持分変動計算書の表示②

203.持分変動計算書か注記のどちらかで、項目ごとに その他包括利益の分析を表示する。さらには期中 の株主への配当として認識される配当金の金額と、

一株あたり配当金の金額を表示する(204)

[IASBのみ]

205. 会計方針の変更に影響する遡及的な調整、ある いは遡及的な誤謬を集約する修正再表示を要請し ている。ただし、この調整は持分の別の区分でも行 うことができる(IFRSに準拠するなど)。[IASBのみ;

IAS 1.110]

[サブトピックス250-10 では会計原則の変更に影響す る遡及調整の指針を規定している]

45

財務諸表の注記 ー 構造 [IASB のみ ]

207. 注記では、以下のことを行う

a.パラグラフ 212−219に基づいて、財務諸表作成ある いは利用される特定の会計方針の基礎についての 情報を提示する

b.IFRSによって要請されているが、財務諸表の本体で は表示されない情報の開示

c.財務諸表の中では表示されていないが、それらを理 解するのに関連する情報の提供[IAS 1.112]

208. 企業は可能な限り、体系的に注記を表示する。好 ましい場合には項目の順序を入れ替えたり、財務情 報作成の基礎あるいは特定の会計方針に関する情 報を提供する注記を表示する[IAS 1.113]. [IAS 1.114][IAS 1.115][IAS 1.116]

46

会計方針の開示①

[IASB

のみ、

パラグラフ

212

213

を除く

]

212. 重要な会計方針の要約の中で、財務諸表作成に 利用した測定基礎を開示する

[IFRSの場合]

重要な会計方針の要約において、財務諸表作成に 利用した測定基礎および財務諸表の理解に関連す る他の会計方針

213. 企業が財務諸表作成に利用した測定基礎は財 務諸表利用者の便益に多大な影響を与えるため、

その測定基礎を財務諸表利用者に伝えることは重 要である

47

会計方針の開示②

[IASB

のみ、

パラグラフ

212

213

を除く

]

217. 重要な会計方針あるいはその他の注記の要約に おいて、見積もりを含むものを除き(パラグラフ 218 参照)、経営陣が会計方針の適用の仮定を作成する 判断と、財務諸表上で認識される金額に大幅な影 響を及ぼすような判断を公表する[IAS 1.122][IAS 1.123 修正項目含む]

219. このような開示の一部は他のIFRSの要請を受け る場合がある。たとえばIAS 27号「連結および個別 財務諸表」では、実質的に議決権を一定量保有して いるのに、その所有権が、相手側の企業への支配 力とはならない理由を開示しなければならない。

[IAS 1.124]

48

見積もりの不確実性の原因

[IASB

のみ

]

220. 翌会計年度中に資産並びに負債の帳簿価額の 重要な調整を行わなければならなくなるような重 要なリスクをともなう、将来についての仮定や期末 における見積もりの不確実性の主な原因について の情報を開示する。

a.それらの資産および負債の性質

b.それらの資産と負債の期末における帳簿価額[IAS 1.125]

222. 開示された見積もりの不確実性の原因は、経営 者が見積もりを決定する際に、最も難しく主観的で 複雑な判断を行わなければならないからである

(9)

Staff Draft paras.223‐269

報告者:横山夏子 藤井研究室修士1回生

49

見積りの不確実性に関する情報源

( IASB のみ)

• 224

経営陣が行う将来と他の見積りの不確実 性に関する情報源に基づく判断

(財務諸表利用者の理解のための開示)

• (a)

仮定または他の見積りの不確実性の特性

• (b)

帳簿価額の感応度

• (c)

解消が予想される不確実性及びその帰結

• (d)

不確実性が未解消の場合、変更の説明

• 225

この

IFRS

はパラグラフ

220

における経営 者による予算・予想情報の開示要求ではない

50

見積りの不確実性に関する情報源

( IASB のみ)

• 226

仮定から生じうる影響の程度

or

見積り の不確実性に関する他の情報源の開示が実 務上不可能な場合

企業は帳簿価額への重要な調整が必要とな りうることを開示

特定の仮定に影響を受ける資産

or

負債(また は、種類)の性質と帳簿価額を開示

51

見積りの不確実性に関する情報源

( IASB のみ)

• 223

帳簿価格

(

公正価値

)

を著しく変更する重 要なリスクがある資産・負債→パラグラフ220 の開示不要

• 227

経営陣が行う企業の会計方針適用の手 続きの特定の判断に関する開示

(パラグラフ

217

→見積りの不確実性に関する情報源の開示

(パラグラフ

220

)とは無関係〔

IAS 1. 132

52

見積りの不確実性に関する情報源

(IASBのみ)

• 228

他の

IFRS

で公開すべき仮定

• IAS 37

特定の状況下で引当金分類に影響

する主な将来事象

• IFRS 7

企業が金融資産または金融負債の

公正価値の見積もりに使用した重要な仮定

• IAS 16

企業が有形固定資産の再測定項目

の公正価値の見積もりに用いる重要な仮定

IAS 1. 133

53

資本① (IASB のみ )

• 229・230 資本管理に関する開示

• (財務諸表利用者が評価に利用可能な情報)

• (a)資本の管理の目的、方針、および手続に関す る質的情報

• (b)資本に関する量的データの要約

• (c) (a)(b)に関して前期からの変動額と変更事項

• (d)・(e)自己資本規制に従っているか否か、

• 従わない場合その結果〔IAS 1. 135〕

54

(10)

資本② (IASB のみ )

• 231

自己資本規制に関して

開示が有用な情報を提供しない、あるいは企 業の財務諸表利用者の理解を歪ませるとき

• (

例 複合企業

)

→企業は情報を区分して開示〔

IAS 1. 136

55

持分金融商品に分類された売却権付 金融証券 [IASB のみ ]

• 232

売却権付金融商品=持分金融商品

• (a)

持分分類額に関する質的データの概要

• (b)

前期からのすべての変化

証券の償還または買い戻しの義務を管理す るための目的、方針、および手続

• (c) (d)

金融商品の償還または買戻しの予想

COF

と、それをどのように決定したかの情報

IAS 1. 136A

56

再測定情報①

• 233

再測定に関する情報→注記

収入・支出項目の再測定要素をわけて表示

セクション、カテゴリー、サブカテゴリー、勘定 項目の包括利益計算書との首尾一貫した説明

• 241

パラグラフ

33-36

に従い再測定に関わる 注記で開示されたすべての比較情報を開示

• 242

文中の再測定情報に記載された質的情 報を注記に含む

(

繰り返しは不要

)

57

再測定情報②

• 234

再測定額=包括利益と認識された額で、

資産

or

負債の帳簿価額の純額の増加

or

減少 させる以下の結果

• (a)(b)

時価

or

現在価値の変化(または実現)、

見積もり変更

• (c)

資産または負債の帳簿価額測定に用いら れた見積もり・方法の変更

58

再測定情報③

• 235 ≠売上総利益、マーケットメーキング

• 236 ≠収益、費用の当初認識、

• =当期の収益、費用の調整

• 237 ≠部分的実現、決済

• 238 再測定の例

• a.公正価値の変化

• b.資産の減損(棚卸資産の減損含む)

• c.有形固定資産売却による売却益・売却損

• d.売掛金の純実現可能価額の推測方法の変更

59

再測定情報④

• 239

再測定額に含まれないもの

• a.

時間経過による資産

or

負債の帳簿価額変更

• b.

規則的な会計上の配分

• c.

引当金の当初認識

• 240

再測定の影響の分離が実務上不可能

→企業は再測定の一部として、再測定の影響 でない部分を含む

60

(11)

資産と負債の変化の分析①

• 243

経営陣が当期の財政状態の変化の理 解に重要と見なしている資産または負債の勘 定項目(または勘定項目のグループ)の残高 の変化分析を開示

61

資産と負債の変化の分析②

• 244 経営陣の判断基準

• (a)総資産と総負債の期首・期末勘定項目残高

• (b) 収益・費用とCFに関わる勘定項目残高変化

• (c)勘定科目を通じた活動と収益、費用、CFへの 影響

• (d) 資産or負債測定の不確実性レベル測定に仮

定または修正が用いられたか否か

• (e)リスクのエクスポージャー

• (f) 財務諸表利用者の意思決定に影響を及ぼしう

るその他すべての経済事象または取引

62

資産と負債の変化の分析③

• 245

法令の他のガイダンス:特定の資産と 負債の期首と期末の残高の調整が必要

資産と負債の変化分析の開示に関連する要 求は、上記において要求された調整にとって 代わるものではない

法令のほかのガイダンスで必要であるすべて の調整は、パラグラフ

246-254

に従うべき

63

資産と負債の変化の分析④

• 246 パラグラフ243により企業は以下をそれぞ れ別々に認識、表示

• CIF・COFによる変化、経常的かつ慣例の非現

金取引による変化、経常的でも慣例でもない非 現金取引による変化、会計的配分、引当金によ る変化、再測定によるその他の変化

• 247・248 勘定項目がパラグラフ246の変化の

一つ以上に影響を受けている場合、それぞれの 変化を明確に認識、区別して表示

64

資産と負債の変化の分析⑤

• 249

資産または負債の勘定項目の変化分 析に

CIF

COF

の変化を含むことは実務上不 可能かもしれない

• 250

キャッシュフロー計算書

(

パラグラフ

155,158)

での

CF

の流入額と流出額を相殺決 済する基準は

CF

の変化分析の開示に適用

65

資産と負債の変化の分析⑥

• 251

変化分析の理解に関する質的情報

• 252

前期との比較情報の開示

• 253

254

特定の資産または負債の勘定項 目の変化分析は特定の資産または負債の関 連した注記で開示

• 255

現金、短期投資、ファイナンス・リースと 負債に属する各勘定項目

[IASB

のみ

]

の勘定 項目の変化分析は単一の注記に記載

66

(12)

その他の開示①

256 注記に営業循環を記述

257 一般的利用不可の現金、短期投資の額と理由

258 例・両替コントロール、海外送金税など

259 未使用借入限度枠と借入枠使用に関する制限

260 配当に関して、以下を注記に開示

(a)財務諸表発行承認前に提案or発表された、当期 に所有者に分配されると認識されていない配当額

(b)未認識累積優先配当額[IASBのみ]

67

その他の開示②

• 261

財務諸表とともに発表された情報の中 に以下の事項が開示されていない場合、以 下を開示

• (a)

企業の本籍地と法的形式

• (b)企業の事業活動の詳細

• (c)

親会社とグループの親会社の名称

• (d)

有限存続会社の場合、存続期間に関する 情報

[IASB

のみ

IAS 1.138]

68

セグメント別財務報告の必要条件

( FASB のみ)

262 注記に報告セグメントの収入・支出の性質情報

263264 各セグメントの純損益、営業損益、営業資 産、営業負債、営業CFを開示、またそれらと同様に 重要な追加的測定を表示可能

265 報告セグメントの営業損益、営業資産、営業負 債、営業CFの合計額は統合された合計に一致

266 分割報告できない事業セグメント情報

267 最高業務意思決定者に定期的に提供される場 合のみ、セグメントの負債の測定額

69

効力を発する日付と移行

会計基準改正における発効日

• 2013

1

1

日以降

公表日と発効日の間の期間は準備期間

• 268

企業はガイダンスを会計期間の開始日 またはその後

(

公開後の採用日

)

において適 用(公表された後に日付挿入)

• 269

最初の適用日付は企業がガイダンスを 最初に適用した会計期間の開始日

70

論点の整理

報告者:山下知晃(D1)

71

論点の整理①

※分解と一体性

• 「分解と一体性」にもとづく財務諸表の新様式。

• 機能別分類/性質別分類

• 特別(異常)項目の廃止(経営者の裁量への懸念) (par.156)

• 注記情報→経営者の判断や見積もりに関する 詳細な情報を開示することが求められている。

72

(13)

論点の整理②

包括利益計算書

→純利益/包括利益の並列開示(リサイクリング)

→「包括利益一元化」ではないが…(藤井[2007]第6章,  本講義第二回目のレジュメも参照)

→収益費用観(純利益)⇒資産負債観(包括利益)

73

参考文献

広瀬義州・徳賀芳弘・内藤文雄[2010]『英和和英 IFRS会計用語辞典』中央経済社。

橋本尚・山田善隆[2010]『IFRS会計学基本テキスト 第2版』中央経済社。

藤井秀樹[2007]『制度変化の会計学』中央経済社

107‐161ページ。

矢野貴詳[2011]「財務諸表の表示プロジェクトの進捗

と今後の見込

み」『企業会計』第63巻第1号,121‐126ページ。

和久友子[2009]「財務諸表の表示」『税経通信』20098月臨時増刊号,6978ページ。

74

Referensi

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