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2016年度 上智大学経済学部経営学科 網倉ゼミナール 卒業論文

「ママ会」の開催場所の違いと ママ友の親密度について

上智大学経済学部経営学科4年 A1342837 高野奈々 2017年1月15日

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I. はじめに

思えば、自身の幼少期から大学生である今現在に至るまで、母親同士が集まってお しゃべりを楽しむ、いわゆる「ママ会」に自身の母親も頻繁に参加する姿を目にして きた。特に自身の小学校時代を振り返ると、同級生とその母親が複数組自宅に招かれ 開催されていた印象である。しかしながら近年、母親たちのライフスタイルは多様化 が進んでいる。家庭と仕事を両立することが当たり前になりつつあるという背景か ら、誰かしらの家庭で招き招かれる形態は勿論、家庭外で集まり開催される形態の

「ママ会」も増えたように感じる。実際に、Google Trendsによる2004年~2015年 における「ママ会」会場を検索するアクセスは右肩上がりで、約6倍にも増加してい る。このことから「ママ会」と一言でいえど、その形態も幅が広がっているのではな いだろうかと、ふと気になったことが卒業論文の研究初期段階における動機である。

家庭に招く形式の「ママ会」も今なお残っているであろうということは予想できる が、特に外出先での「ママ会」の実態はどのようなものか。母親たちはいかに開催場 所を選び、その違いはいかなるものなのか。本研究では、あくまでも今現在における

「ママ会」のスタイルや母親コミュニティといった“構図”を調査・理解することが 目的であり、母親たちの会話の内容を調査するものではない。本研究を通じて、母親 たちのコミュニティの今後の在り方を読み取ることができるのではないだろうか。

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目次

I. はじめに II. 前提定義

Ⅱ‐ⅰ「ママ会」とは

Ⅱ‐ⅱ「ママ会」の概要 III. 仮説設定

Ⅲ‐ⅰ 本調査における問題提議

Ⅲ‐ⅱ 仮説設定 IV. 検証・考察

Ⅳ‐ⅰ 検証➀

Ⅳ‐ⅲ 検証➁ V. 結論

VI. おわりに

○参考文献

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II. 前提定義

Ⅱ‐ⅰ 「ママ会」とは

子どもを持つ2名以上の母親の集まり。「ママ友会」とも呼ばれる。ここでいう“ママ 友とは子供を持つお母さん同士の友達のことで、赤ちゃん・幼児といった小さな子供を持つ お母さん同士を意味することが多い。公園デビューや子供が保育園・幼稚園に通うことをキ ッカケにママ友が出来、ママ友の輪が広がる。(日本俗語辞書より)”と一般的に認知されて いる。本研究では、一貫して「ママ会」と称する。また、「ママ会」の参加目的としては以 下の例が挙げられるものの、自身の考えとして、嫌々ながら周囲との付き合い上参加すると の参加に消極的な母親も一定数いると推測する。

【ママ会への参加目的】

・息抜き・リフレッシュ

・周囲との情報交換

・おしゃべり

・付き合い上…..?(消極的)

Ⅱ‐ⅱ 「ママ会」の概要

「ママ会」たるものが近年においても、子どもを持つ母親たちにとって一般的なもので あることを示す為、以下の通り概要を記載する。

➀「ママ会」への参加経験

株式会社大広が行った調査(2012)によると、0~6 歳の子どもを持つ母親の約 80%が

「ママ会」への参加経験を持つ。

図1 ママ会への参加有無

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※➀のデータにおける調査概要 調査方法:インターネット調査 調査対象者:株式会社 ミリオネット

「聞かせてダイレクト会員」の全国の子育て中のママ(末子年齢が0~6歳) サンプル数:138

調査実施期間:2012.03.02~07

➁「ママ友」の人数

リビングくらし HOU研究所の調査(2015)によると、幼稚園・保育園児の母親のママ友 の人数は以下の通りであり、平均して7.35人である。この結果は2014年における同条件の データと比較してもほぼ一致している。

図2 ママ友の人数

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③「ママ会」の開催頻度

➁と同調査における母親同士での食事の頻度は月に 1 回程度が最も多く、平均して年 12.2回開催されている。また、「ママ会」の開催時間帯は午前10時~午後2時の日中帯が多 い事もこのアンケート調査で示されていた。

図3 ママ友と食事をすることがありますか。

※②,及び③のデータにおける調査概要 調査方法:WEBアンケート

調査対象者:全国あんふぁん読者、あんふぁんぷらす読者、あんふぁんWebユーザー サンプル数:1000

調査期間:2015.05.07~31

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III. 仮説設定

Ⅲ‐ⅰ 本調査における問題提議

近年より一層「女性のライフスタイルの変革」や、「仕事と家庭の両立」が謳われてい る。子どもを育てながらも働き続ける女性が増え、以前よりも時間に追われて忙しい。そう した社会環境の中でも、大多数の母親たちが比較的頻繁に、「ママ会」に参加していること は分かった。こうしたこれまでに記述した前提定義に対し、「ママ会」の現在の構図、スタ イルはどのようなものであるか?について仮説を立て、検証をこれから行っていきたい。ま た、「ママ会」の開催場所と母親同士の会話の様子の比較を通じて、母親の集合体、コミュ ニティの相違についても仮説検証・考察をしていく。本研究では、自身の2つの仮説の検証 を行う。以降、ママ友を自宅に招いて行う「ママ会」については「おうちママ会」と表現す る。

Ⅲ‐ⅱ 仮説設定

仮説➀:「ママ会」の開催は、家庭よりも家庭外での開催が主流である。

自身の「ママ会」というものが外出先で多く開催されるように変化して生きているのでは ないか?との問いを解決するためにこの仮説を設定したい。本論文の初めの部分にも記述

したが、Google Trendsによる2004年~2015年における「ママ会」会場を検索するアクセ

スは右肩上がりであり、そのアクセス件数は約6倍にも増加している。また、仕事と家庭を 両立するママたちが以前よりも増えているという背景がある。

仮説➁:「ママ会」の開催場所(おうちママ会は除く)の違いは母親同士の親密度によるもの である。

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「ママ会」開催場所の選び方には規則的なものがあるのではないか?との問いを解決する ためにこの仮説を設定する。以前よりも SNS や LINE といったツールが普及したことに よって、互いに連絡を取りやすくなっただけでなく、ママ友個々人同士が親密度を把握しや すくなったのではないかと考える。その為、互いに相手のママ友との親密度を意識しながら 心を開ける相手とそうでない相手で「ママ会」の場所選びに影響を及ぼすのではないだろう か。

IV. 検証・考察

Ⅳ‐ⅰ 検証➀

仮説➀:「ママ会」の開催は、家庭よりも家庭外での開催が主流である。

【検証方法:検証➀】

ある女性会に関するwebアンケートのデータから、子どもを持つ女性のサンプルだけを ピックアップした。そこからママ友たちがどこで集まっているのかを集計しなおしたグラ フを独自に作成し、データの比較を行う。

【検証➀の結果】

図4 ママ友と集まる場所(複数回答可)

n 数 居酒 屋・

バル

レスト ラン

カフェ ファミ レス

自宅・

友人 宅

ホテル・

高級レスト ラン

カラ オケ

その他

全体 532 19.5 21.97 21.69 15.98 15.07 2.58 3.12 0.1 乳児ママ 67 28.4 40.3 65.7 38.8 47.8 4.5 7.5 0 幼稚園

ママ

62 46.8 48.4 45.2 24.2 30.6 1.6 6.5 0

保育園 ママ

90 36.7 57.8 54.5 37.8 47.8 2.2 6.7 1.1 働くママ 167 64.7 50.9 42.5 43.7 21 10.2 10.2 0 専業主婦 146 46.6 54.1 40.4 38.4 25.3 11 4.8 0

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※働くママ・専業主婦は小学生以上の子どもを持つ母親を指している。

図5 ママ友と集まる場所(図4)の割合

※図4及び5におけるデータの概要 調査方法:WEBアンケート

調査対象者:30~40代女性 サンプル数:532

調査期間:2016.02.26~03.02

【検証➀の考察】

自宅・友人宅で開催することは15%と全体の5分の1であり、必ずしもママ同士の集ま りとは考えにくい居酒屋・バルでの集まりを除いたとしても外出先での「ママ会」は多く行 われている。このことから、仮説➀の検証結果としては外出先での「ママ会」は主流である といえるだろう。また、全体ではレストランが最も高いポイントであったが、子どもの成長 過程の違いによって、「ママ会」の会場として選ばれやすい場所に違いが生じていた。例え ば小学生以上の子どもを持つママ友たちは、居酒屋での集まりの指数が他ステータスより も高い点や、子どもを預けていない乳児を持つママ友たちは、気軽に済ませられるカフェの 指数が高かった。これらは、子どもが学校や習い事等による子どもの自宅滞在時間の違いに よる可能性も考えられるのではないだろうかと考える。

19.5

21.97

21.69 15.98

15.07

2.58 3.12

居酒屋・バル レストラン カフェ ファミレス 自宅・友人宅

ホテル・高級レストラン カラオケ

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Ⅳ‐ⅲ 検証➁

仮説➁:「ママ会」の開催場所(おうちママ会は除く)の違いは母親同士の親密度によるもの である。

仮説➁の検証を行うに当たり、ママたちへのインタビューを行った。それに加えて、実際 に「ママ会」の様子・場面を観察する「場面観察方式」の調査を追加で行った。各調査の概 要と検証結果は以下の通りである。

【検証方法ⅰ:検証➁‐ⅰ】

調査方法:インタビュー方式

調査対象者:30~40 代女性、「ママ会」経験者、私の周囲(アルバイト先や母親の繋がり)に 居る乳児~大学生の子どもを持つ母親、

サンプル数:10

調査期間:2016.12.25~2017.01.05

【インタビュー内容】

Q1.「ママ会」への参加経験はありますか。

Q2.自身が、仲が良いと感じるママ友は何人中何人ほどですか?

Q3.「ママ会」を行う際はどこで行いますか?(複数回答可)

Q4.Q2を基に「ママ会」の開催の予定合わせはどのくらい前に行いますか。また、どのく らいの時間を要しますか?

Q5.Q2で答えた仲の良いママ友とそうではないママ友とでは、「ママ会」を行う場所は異

なりますか?それはどのように異なりますか?

Q6.「ママ会」の開催場所を決めるに当たって、ママ友との親密度の違いは考慮しますか?

それはどのような考慮をしますか?

【検証➁‐ⅰの結果】

Q1.参加経験あり(100%)

Q2.3割(ママ友9~10人中3人程度)、3人1組ではなく1対1で会う機会が多い。

Q3.ショッピングモール内のレストラン街、

駅前の個人経営レストラン、

ファミリーレストラン、

喫茶店型カフェ(星野珈琲、コメダ珈琲)、

カフェ(タリーズ、スターバックス)

コンビニエンスストアやスーパーマーケットのイートインコーナー

Q4.前日~1か月前

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11 最短1時間~1週間(アンケートを取ることも) Q5.異なる(100%)

・仲の良いママ友:「気軽な仲だからこそお金を掛けたくない」「安く・近く・手軽に」

「次官の制限がない(長く居座れる)」「飲み物のおかわりサービスがあるところ(ドリン クバーや2杯目がお得等)」「クーポンやポイントカードが貯まる」等

・距離のあるママ友:「1000円以内程度のランチ」「少しきちんとしているところ(ラン チ内容が魅力的)」「多少の遠出も許容範囲内」「これまでそのメンバーで行った事のな いところ」等

Q6.考慮する(100%)

「仲の良いママ友との「ママ会」はそれほど場所選びに時間や労力を割かない。」「距離 感のあるママ友との「ママ会」は立地(家からの遠さ)や開催場所を意識する」「親密度の 高いママとは集まる場所は既にほぼ大体決まっている」「親密度の低いママ友との「マ マ会」ではなるべく幹事のような役割は避ける」「ネットの口コミや違うコミュニティ のママ友とのオススメ「ママ会」スポットを事前に調べてストックしておく」

【検証➁‐ⅰの考察】

検証結果より、仲の良いママ友とそうではない一定の距離感を感じているママ友と では、「ママ会」の開催場所選びに意識の差があることは確実であると考えられる。こ のことから今回の調査における検証➁‐ⅰでは、仮説➁は一部正しいと判断する。検証 結果より、親密度の高低だけが場所選びの基準となるわけではないようである。仲の良 いママ友とならば行くが、距離のあるママ友との「ママ会」会場には選ばない場所はあ ったとしても、親密度の違いがありながらも共通して「ママ会」会場として選ばれる場 所もある為である。インタビューを進める中では、仲の良いママ友には共通事項がある ことも今回の調査で分かった。それは、比較的近所に住んでいるママ同士であること、

また子どもの幼稚園や小学校を介してできたママ友で、中学生以上の子どもを持つ母 親たちにとっては 5 年以上の親交がある関係性があるということだ。こうした共通事 項を前提に親密度の高いママ友同士では、長年「ママ会」として集まる場所が、ファミ リーレストラン、カフェ、イートインスペースの3か所程度であり、カフェならこの場 所というように彼女らの中での定番行きつけスポットが決まっているようである。私 自身にとっては意外なことであったのだが、行きつけ定番スポットの中でも、ママたち にはスーパーのイートインスペースが比較的魅力が大きく、利用頻度も高いらしい。イ ンタビューをしたあるママ(小学生1人、中学生1人)の一例を挙げると、大型スーパー に併設している外食店舗やお惣菜コーナー、手作りパン販売コーナーを活用し、手軽な ランチでもカフェタイムでもママ友同士の都合に合わせて集まっているそうだ。この 手軽な「ママ会」を終えて解散したのちには、家庭で必要な買い物もそこで済ませるこ とができるという点でも利便性が高く互いに都合がよいのではないだろうか。

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【検証方法ⅱ:検証➁‐ⅱ】

調査方法:場面観察方式

調査対象者:カフェを利用している親密度の高そうな女性2人組。30~40代女性。

サンプル数:2組

調査日:2016.12.26 午前10時半~午後1時

午前11時までモーニングサービスを行っているコメダ珈琲に実際に赴き、2組の「ママ 会」の様子を観察した。ちなみにあくまでもこの検証は仮説に対する検証ではなく、実際の

「ママ会」の構図を見てみたいと感じた私自身の追加検証である。確認していた項目は以下 の通りである。

【チェック項目】

⑴ママのステータス(どの年齢の子どもがいるようであるのか)

⑵滞在時間

⑶会話をリードするのはどちらか(話し役、聞き役)

⑷ママ同士でお会計の声掛けをどちらが行うのか

【検証結果➁‐ⅱ】

・1組目:

⑴幼稚園あるいは保育園の子どもを持つ30代女性A,B

⑵約1時間半~(自身が来店した際から居た)

⑶話し役:ママA(上座)、聞き役:ママB(下座)

基本はママAが自分の家庭の話をしており、ママBが相槌を打つ。

⑷ママAがママBにそろそろ…と声を掛ける。

・2組目:

⑴高校生&大学生の子どもを持つ女性40代後半女性C,D)

⑵約2時間

⑶話し役:ママC(上座)、ママD(下座)

ママCもママDも基本的には対等な関係相に見える。互いにほぼ同じくらいの割合で自 分の話をしていた。しかし、ママCの方がママDに対してアドバイスや意見を言ってい る様子が多く見受けられた。

⑷ママCがDとひとしきり話し終わって、切り出す。ママCが二人分の代金の計算をし始 める。

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【検証➁‐ⅱの考察】

観察できた「ママ会」は2組であったが、ママたちの会話の構図、おしゃべりがひとし きり終了した後のお会計までの流れには共通点がいくつかあった。その中でも特に興味 深かった点が、お会計をする前のおしゃべりとの区切りとして、お手洗いにどちらか或い は両社が必ず行く、というものである。しかも今までおしゃべりをけん引していたママA やママ Cが先に立ち上がり、戻ってくると2人分のお会計を卓上で計算を始める。そし てママ A,C がレジにてお支払いをし、仲良く店舗を出ていくという一連の流れが出来上 がっていた。今回の調査ではママ友同士の役割についてそれ以上深める事ができなかっ たが、こうしたママ A,Ⅽのような女性は、周囲から頼られるような存在であり、自らマ マ友に連絡を取る、「ママ会」の約束を取り付けるといった行動も自然と積極的に行って いるのではないかと予測する。

Ⅴ. 結論

前章の仮説➀➁の検証➀➁より、以下の2点が検証された。

➀「ママ会」の開催は、家庭よりも家庭外での開催が主流である。

➁「ママ会」の開催場所(おうちママ会は除く)は母親同士の親密度によって選ばれない場所 はあるが、親密度に関わらず重複して選ばれることもある。

➁については、親密度が場所選びに影響を及ぼし、親密度の高いママ友同士ではスーパー マーケットのようによりラフで体裁を気にしない場所選びが行われていた。しかしながら、

一定の距離感のあるママ友とはそういった場所は選ばれず、しっかりとしたレストラン等 を選んでいた。これらを踏まえると、親密度による違いは、「ママ会」会場として選ぶ場所 というよりも、場所の選び方であると考えられる。親密度の高い「ママ会」では、その時々 のお財布事情や「ママ会」後の予定や都合といった『目的<個人都合』が優先されるといっ た構図があり、場所選びを短時間のスパンで行いママ友同士互いに折り合いのつく場所で 開催されている。その一方、親密度の低いお付き合い「ママ会」では日にちを設定した後に 相手の好みや都合を考慮するといった目的(コミュニティ)別にニーズを計って場所選びを 慎重に行っているようであった。

また今回調査を深めることはできなかったが、追加検証の結果より。主な話し手となりお 会計を取り持つような「ママ会」の流れを握っている側のママが「ママ会」の隠れ主催者と なって周囲に積極的に「ママ会」の誘いをかけているのではないかと予想する。

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Ⅵ. おわりに

今回の調査を進め執筆していくにあたり、まずは仮説設定をしっかりと行い検証を進め ていくプロセスの難しさを改めて痛感した。特に、仮説を立てるという部分において、本当 に筋の通った仮説を立てられているのかと再度自分自身に問い返してみても、仮説検証の 浅さが感じられた。未だに自信はなく、反省すべき点が多いなというのが正直なところであ る。また、サンプル集めという点においても苦戦した。自ら能動的に動いて周囲に協力を仰 ぎ、調査を進めていくことは手探り且つ時間を要するものであった。

自分自身、この2年間で指導教官でもある網倉先生が常に問いかけていた、「本当にそう なのか」、「思い込みではないのか」といった思考力を鍛えるようなお言葉を、自分のものに することは正直できなかった。しかし、少しでも目の前の事象や文章に対して、常に疑いの 目を持つ意識が生まれたことが自身の変化だったと思っている。「思考力を鍛える」という 点について、今後社会人生活の中でも常に忘れず意識し続けていきたい。そして、ゼミ生と して何も貢献できなかったけれど、いつも温かく受け入れて助けて頂き、先生には本当にお 世話になりました。ありがとうございました。この場を借りて、お礼を申し上げます。

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○参考文献

日本俗語辞書『ママ友(ままとも)』

http://zokugo-dict.com/31ma/mama-tomo.htm

リビングくらしHOU研究所『幼稚園児&保育園児ママ「ママ友」』,2014/2015 全国 2014

http://www.kurashihow.co.jp/admin/wp-

content/uploads/2015/05/a21099e03b961527fc381c0c868f61cf.pdf 2015

http://www.kurashihow.co.jp/admin/wp-

content/uploads/2016/01/c49fbe41b3a265c36e1c3a457958f3b8.pdf

株式会社大広/総務局広報部「ちび・ファミラボ」

『ちび・ファミぷちリサーチ 第2弾 「ママ会調査」その実態と本音に迫る!』,2012,6 月13日

https://www.daiko.co.jp/dwp/wp-

content/uploads/2014/02/dd23023078575fea72679bce3db3b044.pdf

株式会社バルクマーケティングリサーチ事業『女子会に関する調査』,2016,3月 https://www.vlcank.com/mr/report/097/

Referensi

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