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個人情報保護のため, 生徒観は省略しています。

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Academic year: 2023

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第1学年○組 美術科学習指導案

指導者 ○○ ○○

1 題 材 「遊び心を形にしよう」

2 指導観

○ 新素材の開発や加工技術の発展により,日々の生活で使用する日用品や生活用品などの機能性 は飛躍的に向上してい る 。しかし,私たちはた だ 便利さだけで心が満た さ れるわけではない。

ユーモアを感じたり心を癒したりする,使って楽しめるものを求める思いは万古不変である。

本題材は,張子による玩具を制作する活動を通して,触れて感じる形や素材の心地よさ,見た り聴いたりして感じる仕掛けのたのしさなどを,造形要素と関連付けて表現させることをねらい とする。学習内容としては,博多張子の歴史と魅力,郷土玩具の地域性,張子の制作工程,プロ トタイプ(試作)の重要性,「遊び」の造形要素,玩具としての機能性と造形美などがある。本 題材は,日本古来より親しまれてきた郷土玩具である博多張子を着想の起点とする。プログラミ ングされた機械による大量生産品ではなく,人の手によって作りだされる素朴な造形美や郷愁感 は,作り手が作品に込めた願い,美意識,幸福感などが,形,色彩,素材や仕掛けの構造といっ た造形要素によって表現されていることを捉えさせる上で,恰好の教材である。また,郷土の伝 統や文化に触れさせることは,その時代に生きた人々の美意識や創造的な精神などを感じ取らせ ることにも通じる。これは,美術文化に対する見方や感じ方を深めさせる上で大変意義深い。

○ 本学級の生徒は,これまでにスケッチ作品やコラージュ作品といった平面作品の制作,色の基 礎や文字のデザインについて学習している。事前調査では,「家の中に伝統工芸品がある」と答 えた生徒は64.1%で,内容については「陶器」「焼物」が多く64%,「こけし」や「だるま」など の郷土玩具に相当するものは36%にとどまった。また,「これまでに制作した立体作品」につい て問うと,粘土による立体制作が97.4%であるのに対し,紙を貼り合わせる張子の制作を経験し た生徒は43.6%であった。このことから,生徒は,日常生活で郷土玩具を見たり触れたりする機 会が少ない現状が窺える。さらに,「起き上がりこぼしの玩具としてのよさ」を問うたところ,「

倒れず何度も起き上がるところ」という起き上がりこぼし特有の動きの構造について答えた生徒 が61.5%だったのに対し「丸い形がかわいらしい」「表面がつるつるしている」といった形や質 感,「倒れた時に音が鳴る仕掛け」「起き上がる縁起のよさ」といった造形的な視点でよさを捉え た生徒はそれぞれ7.6%程度と少ない結果となった。以上を踏まえて本題材では,張子に使用さ れる和紙の質感や軽さ,遊びの仕掛けなどを造形要素として捉えさせるために,実際に触ったり 試したりしながら身体の諸感覚を働かせて発想活動に取り組ませる工夫が必要であると考える。

○ 本題材の指導にあたっては,素材に見たり触れたりしながら身体全体で思考し,粘り強く試行 できるようにしたい。そのためにまず,学習課題をつかませる。ここでは,日本の郷土玩具が地 域の自然素材を用いて作られ,現在でも継承されていることの貴重さに気付かせるために,実物 を提示して重さや触り心地,制作方法を問う。次に,作品の構想を練らせる。ここでは,生徒の 自由な発想を促すために,「粘土による試作(手で考える)」「マインドマップで目的・対象を定 める(書いて考える)」「アイデアスケッチをする(描いて考える)」の三つの着想方法を示し,

それぞれの思考内容と手順を記録させる。また,作品の構想を深めさせるために,記録した思考 内容を交流する場を設ける。その際「遊び」の造形要素を交流の視点として示し,具体性に乏し い着想方法についてアドバイスし合うよう促す。さらに,作品を制作させる。ここでは,制作工 程を後に振り返させるために,毎時間の作品を画像で記録させる。その際,制作工程で使用した 素材の特徴について問う。最後に,完成した作品を相互鑑賞させる。ここでは,張子の作品が飾 られる場所や展示方法をイメージしやすくさせるために,展示場所の画像素材に作品の画像を合 成してプレゼンテーションさせ,現存の博多張子との差別化のポイント(作品の魅力)を問う。

3 目 標

○ 張子の形や色彩,和紙の材質,動きの構造などの効果を理解するとともに,材料や用具の生か し方などを身に付け,意図に応じて工夫して表すことができる。

○ 使う目的や条件などを基に,使用するものの気持ちから主題を生み出し,遊び心をくすぐる仕 掛けや愛着につながる作用を考えて表現の構想を練ることができる。

○ 玩具の造形や構造,またそれらに込められた願いを形にすることに意義を見出し,使用する者 を喜ばせるための表現活動に取り組もうとする。

個人情報保護のため,

生徒観は省略しています。

(2)

4 計 画(9時間)

次 配時 学習活動・内容 主な手だて(○) 評価の観点

一 1 1 学習課題をつかむ。

・博多張子の歴史と魅力 ・日本の郷土玩具の地域性 ・手作業による造形の価値

○ 日 本 の 郷 土 玩 具 が , 地 域 特 有 の 自 然 素 材 を 用 い て 作 ら れ , 現 在 で も 継 承 さ れ て い る こ と の 貴 重 さ に 気 付 か せ る た め に , 実 物 を 提 示 し て 重 さ や 触 り 心 地 , 制 作 方 法を問う。

態:郷 土工 芸品 であ る 博 多張 子 に つい て , 形 や色 , 素 材感 か ら そ の独 自 性 を捉 え , 伝 統工 芸 の 保全 の 観 点 から 玩 具 とし て の 新 たな 提 案 に取 り 組 もうとしている。

二 3

本 時

2 作品の構想を練る。

( 1 ) ~ ( 2 ) 直 感 に 従 っ て 着想を得る。

・郷土玩具の種類 (祈りの玩具)

(からくり玩具)

(自然玩具)

・張子の制作工程

・プロトタイプ(試作)の 重要性

(3) 着想を基に発想を膨ら ませ,構想を練る。

・他者の構想プロセス

・「遊び」の造形要素 【形】愛着ある形や表情 アンバランスさ等 【色】目的に即した柄,

カムフラージュ等 【機能】動く,音が鳴る等

○ 生 徒 の 自 由 な 発 想 を 促 す ために,「粘土による試作(

手 で 考 え る )」「 マ イ ン ド マ ッ プ で 目 的 ・ 対 象 を 定 め る

( 書 い て 考 え る )」「 ア イ デ ア ス ケ ッ チ を す る ( 描 い て 考える)」三つの着想方法を 示 し , そ れ ぞ れ の 思 考 内 容 と手順を記録させる。

○ 作 品 の 構 想 を 深 め さ せ る た め に , 記 録 し た 思 考 内 容 を 交 流 す る 場 を 設 け る 。 そ の 際 「 遊 び 」 の 造 形 要 素 ( 形 , 色 , 機 能 ) を 交 流 の 視 点 と し て 示 し , 具 体 性 に 乏 し い 着 想 方 法 に つ い て ア ド バイスし合うよう促す。

知:郷 土玩 具の 特徴 か ら ,地 域 性 や玩 具 の 種 類の 整 合 性を つ か むことができる。

思:造 形要 素の 視点 で 作 品の 玩 具 的魅 力 を 分 析し , 作 品イ メ ー ジ をこ と ば や図 , 試 作 品で 表 現 する こ と ができる。

三 4 3 作品を制作する。

(1) 粘土で作品を造る。

・油粘土による造形方法

(2) 和紙を貼る。

・和紙の柔軟性

(3)~(4)色を塗る。

・絵の具による混色の幅

○ 張 子 の 制 作 工 程 を 後 に 振 り 返 ら せ る た め に , 毎 時 間 毎 の 作 品 を 画 像 で 記 録 さ せ る。その際「粘土」「和紙」

「 絵 の 具 」 の 三 つ の 工 程 で そ れ ぞ れ の 素 材 の 特 徴 に つ いて問う。

知:構 想し たイ メー ジ を 基に , 粘 土の 可 塑 性 ,和 紙 の 柔軟 性 , 絵 の具 の 再 現性 を 生 か して 張 子 を造 る こ とができる。

四 1 4 完成した作品を相互鑑賞 する。

・玩具としての機能性と造 形美

・地域の工芸品としての独 自性

○ 作 品 の 展 示 方 法 を イ メ ー ジ し や す く さ せ る た め に , 展 示 の 想 定 場 所 の 画 像 素 材 に 作 品 の 画 像 を 合 成 し て プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン さ せ , 現 存 の 博 多 張 子 と の 差 別 化 の ポ イ ン ト ( 作 品 の 魅 力 ) を 問う。

態:伝 統工 芸品 は, 技 術 だけ で な く, 作 り 手 の願 い や 思い な ど も 継承 さ れ てい る こ と を捉 え , 自然 や 手 作 りを 愛 好 しよ う と している。

【 学 習 課 題 】 福 岡 の 郷 土 玩 具 で あ る 博 多 張 子 の 特 徴 を 生 か し た,遊び心くすぐる作品を提案しよう。

(3)

5 本 時 令和4年11月10日(木) 第4校時 計画 第二次の2 美術室にて

(1) 主 眼

○ 「遊び心をくすぐる」仕組みについて意見を交流する活動を通して,作品の魅力を「形」「

色」「仕掛け」の視点で分析し,それらをアイデアとして効果的に反映させることができる。

(2) 準 備

①張子の参考作品 ②張子の参考作品の掲示資料 ③試作用粘土 ④アイデアシート

⑤造形要素の視点で改善した参考作品

(3) 過 程 Ⅰ…コンフリクト Ⅱ…内化 Ⅲ…外化(内化2) Ⅳ…リフレクション 学習活動・内容 準備 段階 主な手だて(○)と評価(◇) 形態 配時 1 参 考 作 品を 基 に , 玩 具 的 魅

力を分析する。

・玩具的魅力

2 作 品 の 玩具 的 魅 力 を 自 分 な りに整理する。

・作品の玩具的魅力とその根 拠

・「遊び」の造形要素

【形】愛着ある形や表情,

アンバランスさ等

【色】目的に即した柄,

カムフラージュ等 【機能】動く,音が鳴る等 3 ア イ デ アシ ー ト , 試 作 品 を

基 に ,「 遊 び 心 を く す ぐ る 」 た め の 仕 組 み に つ い て 意 見 交 流する。

・ テー マ と 「 遊び 」 の 造 形 要 素との整合性

4 交 流 活 動で 出 た 意 見 を 整 理 して本時の学習を振り返る。

・「 遊 び 」 の 造 形 要 素 の バ ラ ンス

・「遊び心」の演出の多様性

○ 自分 のア イ デア が, 玩具 とし て「 遊 び心 をく す ぐ る」 仕 組み に な って い る かを 自問 させ る た めに , 参考 作 品 を提 示 し 玩具 とし て魅 力 的 に感 じ る部 分 と その 理 由 を問 う。

また ,後 に 提示 する 「形 」「色」「機 能」 の 三つ の 交 流の 視 点の 伏 線 とな る よ う, 多様 な意見を出させて板書にて整理する。

○ 「遊 び心 を くす ぐる 」仕 組み (= 「 遊び

」の 造 形 要素 ) を掴 ま せ るた め に ,導 入で 提示 し た 参考 作 品, 板 書 に着 目 さ せ, 全て が「 形」「 色」「 機 能」 に 分類 され る ことを 示す。

○ 自分 の作 品 の玩 具的 魅力 を全 体で 共 有さ せる た め に, ア イデ ア シ ート の 作 品画 像に 印をつけるよう指示する。

○ 互い の作 品 構想 につ いて 議論 を深 め させ るた め に ,試 作 品, マ イ ンド マ ッ プ, アイ デア ス ケ ッチ な どの 思 考 内容 に つ いて ,造 形要 素 の 具体 性 に乏 し い 項目 に つ いて は,

アド バ イ スし 合 うよ う 促 す。 そ の 際, アイ デア シ ー トと 試 作品 を 合 わせ て 交 流さ せ,

その場で修正や試行をするよう促す。

○ 本制 作に 向 けて ,交 流で 出た 意見 を 整理 させ る た めに , アイ デ ア シー ト 上 の班 員か らの 大 切 にし た いア ド バ イス に 印 をつ ける よう促す。

○ 次時 以降 に 繋が る見 通し とし て捉 え させ るた め に ,交 流 によ っ て 「遊 び 心 」の 演出 がよ り 具 体的 に なっ た 生 徒を 指 名 し, 発表 させる。

◇ 「遊 び心 を くす ぐる 」郷 土玩 具と し て,

遊べ る と いう 機 能的 側 面 だけ で な く, 飾る など の 工 芸的 側 面で 作 品 を捉 え , それ らを

「形」「色」「機 能 」の 要 素か ら ア イデア を整 理 し ,こ と ばや 図 , 試作 品 で 表現 する ことができたか。

〈試作品・アイデアシート分析・様相観察〉

一斉

↓ 一斉

小集団

一斉

↓ 個

10

10

20

10 めあて

「 遊 び 心 を く す ぐ る 」 作品の個性を磨こう。

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