長野 県の 中央 部に 位置 する 安曇 野︒ アル プス の近 くに 位置 して おり
︑澄 んだ 空気 が魅 力の 地域 だ︒ ア ルプ スか らの 澄ん だ水 に よっ て作 られ る山 葵は 生 産量 日本 一を 誇る
︒ 安曇 野の もう 一つ の特 徴と して
︑道 祖神 が ある
︒こ こに は︑ 無数 の道 祖神 が密 集し て存 在し てお り︑ 道の いた ると ころ でそ の姿 を確 認す るこ とが 可能 だ︒ 安曇 野の 道祖 神は 一般 に言 われ る道 祖神 と意 味 を同 じく する 為︑ 何か 特 別と いう わけ では ない
︒し かし
︑安 曇野 の歴 史か ら︑ 安曇 野と 道祖 神の 関係 を 覗く こと が出 来る
︒
第一 の祈 願は 五穀 豊穣 だ︒ 安曇 野の 地域 は 特殊 な地 形に あり
︑長 らく 不作 を強 いら れて いた
︒﹁ 複合 扇状 地﹂ と呼 ばれ る地 形だ
︒扇 状 地と は川 から 流れ てく る砂 利な どが 流れ 着 き︑ それ が溜 まっ てい き︑ 扇型 の土 地を 作り 上げ る事 だ︒ 共に 流れ た水 はそ の場 で地 中に 染み 込ん でし まう 場合 が多 く︑ 豊富 な様 に見 える 水は 田園 に届 くこ とな く消 えて しま うの だ︒ 江戸 時代 から 現在 にか け︑ 用水 路等 の整 備 や工 事が 行わ れ︑ 農作 の為 の水 は確 保さ れた が︑ それ まで は︑ その 地形 によ る水 不足 はも ちろ ん︑ 様々 な自 然災 害も 時折 手伝 い︑ 不作 に見 舞わ れる こと は珍 しく なか った のだ
︒ そこ で登 場す るの が︑ 豊作 を願 った 道祖 神 とい うこ とだ
︒そ れぞ れの 集落 に一 つと いっ た具 合で 建て られ
︑そ れぞ れの 場所 での 繁栄 を願 って いっ た︒ もち ろん
︑一 番有 名で ある 子孫 繁栄 を願 っ
外国 語学 科 国際 文化 交流 学科 4年
萩 原 愛 実
安 曇 野 と 道 祖 神 の 関 係
アルプスの 安曇野 ふもと 願いの 数々
長野県 安曇野
た道 祖神 の数 も多 い︒ 文字 通り
︑そ の地 域で の子 宝を 願っ たも のだ が︑ 劣悪 な農 作の 状況 や自 然災 害に よる 被害 など を思 うと
︑人 手の 増え る事 はあ りが たく
︑そ のた めに 子供 が欲 しい と願 うも ので あっ たの だろ う︒ 様々 な願 いが 存在 する が︑ その どれ にも 共 通し て﹁ 村の 繁栄 のた め﹂ とい った 目的 が存 在す る︒ 安曇 野に 存在 する 村︑ 集落
︑そ のど れも があ やか った 道祖 神と は︑ 安曇 野の 自然 との 闘い の跡 なの かも しれ ない
︒ 道祖神を知る