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長 野 県 美 ヶ 原 道 祖 神 祭 り の 様 子

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Academic year: 2023

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(1)

祭 り 開 始 前

二〇 一四 年九 月二 十七 日土 曜日

︑神 聖な る道 祖神 まつ りは

︑長 野県 美ヶ 原温 泉で 開催 され た︒ 時刻 は十 八時

︒日 も暮 れて これ から 行わ れる 式に ふさ わし い暗 闇に 辺り は包 まれ た︒ いざ れか ら撮 影し に行 こう と︑ 旅館 を出 た︒ その だっ た︒ オイ サッ

⁝オ イサ ッ⁝ 暗闇 から 若い 男性 達の 雄叫 びに も似 た掛 声が 聞こ えた

﹁え っ⁝ 何⁝ 何か 聞こ える

⁝﹂ 驚き と戸 惑い

︑そ して 祭り への 期待 が入 混じ った 声で

︑取 材班 の林 さん は言 った

﹁も しか して

︑あ れじ ゃな い? あれ あれ

!﹂ と︑ 指を 指す やい なや

︑声 の方 向へ 走り 去る

右手 にカ メラ を握 りし めて いる あた り︑ 取材 とし ての 意識 は高 いよ うだ った

林さ んに 続い て行 くと

︑〝 その

〟大 きさ に驚 いた

︒私 が絶 句し てい る間 にも

︑オ イサ オイ とい う声 は︑ 暗闇 を進 んで いく

︒声 の主 はお 神輿

︑い わば ご神 体を 担い でい る男 性達 によ もの であ った が︑ 男性 達が 大き いの では ない

その ご神 体の 大き さに 圧倒 され たの だ︒ 長さ 一六

〇セ ンチ

︑重 さ九

〇キ ロの 男根 の形 をし 道祖 神が

︑目 の前 を通 り過 ぎて いく

︒ど うや ら本 格的 に祭 りが 始ま る一 九時 まで に︑ 一度 を周 るら しい

︒時 刻は 一八 時十 分︒ 私た ちは の場 を後 にし

︑屋 台が ある 神社 へ向 かう こと にし た︒ 神社 には 露店 が︑ ほん の少 しだ け並 んで いた

きの こ汁

︑ふ るま い酒

︑福 引︒ 地元 の人 々で わっ てお り︑ 子供 も多 い︒ きの こ汁 とい うの は︑ また

︑ご 神体 を象 徴し てい るか のよ うな

︑い ゆる

〝そ れ〟 っぽ いも のだ なと 思わ ずに はい れな い︒ 味は

︑し ょう ゆベ ース の出 汁に

︑ぬ るっ とし たな めこ のよ うな きの こが ふん だん に入

 

 

 

(2)

てい た︒ 配布 して いる のは 地元 の女 性達 で︑ 性は 福引 担当 なの を見 ると

︑何 か意 図を 感じ ざる を得 ない

 

り 開 始

各旅 館を 周る 男根 形ご 神体 は︑ 観光 客の 性を 乗せ

︑除 災招 福・ 子孫 繁栄 を祈 願す る︒ のた め︑ 祭り の時 は男 性よ りも 女性 の方 が観 光客 とし て多 い︒ そし て︑ 日本 人だ けで なく 国人 観光 客が 多い のも

︑こ の祭 りの 特徴 だ︒

﹁私 行っ てく るね

そう 言っ た林 さん の後 ろ姿 を忘 れる こと はな いだ ろう

ゆっ くり とし た歩 みで ご神 体に 向か う林 ん︒ 林さ んは

︑ま さに 清純 を絵 に描 いた かの うな 人で

︑男 性器 と結 びつ ける こと が難 しい では なく

︑そ もそ もで きな い人 だ︒ この 祭り 性的 な意 味を 持っ てい ない にし ても

︑そ のあ りに 不釣 り合 いな 光景 は︑ 反対 に官 能さ が感 じら れ︑ 私は 生唾 を飲 んだ

ご神 体を 担い でい る男 性達 は︑ ジェ ント ルマ ンの 如く

︑優 しい 手つ きで 林さ んを 誘っ た︒

ご神 体に 結ば れた 手綱 をき つく 握り しめ

︑そ の瞬 間を いま かと 待っ てい る林 さん は︑ まさ 今初 体験 を向 かえ よう とし てい る︒

﹁よ し︑ お前 ら小 刻み に行 くぞ

!﹂ その 掛け 声と とも に︑ ご神 体︑ そし て男 根を 象っ た道 祖神 に乗 って いる 林さ んが 揺れ 始め る︒ 最初 は目 を瞑 り︑ 激し さを 堪え るよ うに して いた 林さ んだ が︑ 次第 に慣 れて きた のか みを 浮か べ始 めた

︒そ の姿 は︑ 颯爽 と馬 を乗 りこ なす 騎手 のよ うで

︑こ のま まご 神体 と共 どこ かへ 駆け てい って しま いそ うだ った

十秒 ほど だっ ただ ろう か︒ 激し く︑ そし て小 刻み に揺 れ︑ 前後 運動 をし てい たご 神体

︑林 んは

︑男 性達 によ って その 動き を止 めた

︒ご 体か ら降 りた 林さ んは ふら ふら して おり

︑激 さと 初め ての 体験 に足 がお ぼつ かな いよ うだ た︒ 乗っ た女 性が もら うこ との でき る子 宝飴

︵こ れも 男性 器を 象っ てい る︶ を手 にす ると

︑お 子を 与え られ た子 供の よう には しゃ ぎ喜 んで る︒ 私は その 姿を 見て

︑背 徳感

︑そ して 罪悪 を覚 えた のだ った

道祖神を知る

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