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常染色体優性多発性嚢胞腎遺伝子検査

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Academic year: 2024

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Ver 7

検査案内書

常染色体優性多発性嚢胞腎遺伝子検査

【非保険検査】

使用開始日 2023 年 4 月 1 日

管理者(発行者) 糸賀 栄

精度管理責任者 細川 淳一

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改訂履歴一覧表

No. 改訂内容 Ver. 使用開始日 作成者 承認者 1 新規作成 1 2018/2/27 小原 收 森 千恵 2 概略の修正(報告対象の明文化) 2 2019/4/1 細川淳一 糸賀栄 3 検査名の変更 3 2020/11/25 細川淳一 糸賀栄

4 Intron領域追加 4 2021/6/30 細川淳一 糸賀栄

5 書式変更 5 2022/4/1 細川淳一 糸賀栄 6 領域追加 6 2022/11/24 細川淳一 糸賀栄

7 (11)検査依頼書の記載項目の変更 7 2023/4/1 森 千恵 糸賀栄

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検査項目: 「 常染色体優性多発性嚢胞腎 」

検査名: 【 常染色体優性多発性嚢胞腎遺伝子検査 】

概略

進行性腎不全の原因の一つに多発性嚢胞腎(polycystic kidney disease; PKD)があ る。多発性嚢胞腎は遺伝性疾患で、常染色体優性多発性嚢胞腎(autosomal dominant polycystic kidney disease; ADPKD)と常染色体劣性多発性嚢胞腎(autosomal Recessive Polycystic Kidney Disease:ARPKD)に分類される。ADPKDについては、病因遺伝子とし てPKD1遺伝子とPKD2遺伝子とが同定されている。ADPKDの場合、遺伝子変異の約85%

はPKD1遺伝子が原因であり、約15%はPKD2遺伝子が原因である。ARPKDの原因遺伝子 にはPKHD1が同定されている。

多発性嚢胞腎は通常、超音波検査などによって両側腎臓に多発する嚢胞を確認するこ とで診断されるが、家族歴のない場合や腎臓や肝臓移植の家族内ドナー検索などの状況 では遺伝子検査は重要な役割を果たす。また遺伝子検査により早期確定診断を行うこと ができれば、早期治療を行うことや適切な経過観察を行うメリットも生じる。

本検査では機能異常をきたすPKD1, PKD2遺伝子のバリアントの検出を行う。本検査 はタンパク質コード領域エクソンとその両端のスプライス部位領域を、次世代シークエ ンサーで解析し、主に検出されたアレル頻度 0.1%以下の稀なバリアント、バリアント について報告する。短鎖リード型次世代シーケンサーのデータの補完が必要な場合は、

サンガー法によるキャピラリーシーケンサーでの解析を行う。なお大規模欠失・挿入等 のコピー数変化や大規模なゲノム構造変化に関しては高精度での検出が短鎖リード型の 次世代シーケンサーでは困難なため、報告対象としない。体細胞モザイクについてはバ リアントコーラーで検出できたものに関しては報告するが、バリアントコーラーで検出 できなかったものに関しては報告しない。また上記領域に加え、下記の領域も解析に追 加する。

遺伝子名 position(hg38) HGVS.c PKD1 chr16:2097825-

2097843

c.10167+25_10167+43delGGCTGGGCTGGGGGTCCTG(NM_00 1009944.3)

PKD1 chr16:2102272 c.9202-16G>A(NM_001009944.3) PKD2 chr4:88019399 c.596-59A>G(NM_000297.4)

(1) 検査方法

血液から回収したゲノムDNAから、該当する検査対象遺伝子のたんぱく質コード 領域エクソンとそのイントロン境界部分をハイブリダイゼーションあるいは酵素的

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増量法(polymerase chain reaction法、PCR法と略)により濃縮し、次世代シーケ ンサーによる遺伝子配列決定を行い、検査対象遺伝子変異の有無を検出する。PKD1 に関しては相同配列を持つ偽遺伝子が存在するため、一度ゲノムからPKD1特異的な primerでlong PCR(exon1,exon2-12,exon13-21,exon22-34)を行ってから次世代シー クエンサーの系に移行する。原則血液のみの受け入れとするが、やむを得ない場合 は調整されたDNAも受け入れる。この場合は個々の事例により判断するものとす る。

(2) 基準値及び判定基準

国際的に用いられているヒトゲノムリファレンス配列との比較から、低出現頻度変異 の有無を判定する。

(3) 医療機関に緊急報告を行うこととする検査値の範囲

特になし。本検査は緊急性を要するものではありません。

(4) 検査に要する日数

検体が本所に届いた日から60営業日以内。

(5) 測定を委託する場合にあっては、実際に測定を行う衛生検査所の名称

測定の委託はありません。

(6) 検体の採取条件

医療機関にて検査の目的や限界について十分に説明し、本検査の申し込みの意思 を確認する。

(7) 検体の採取容器

弊所発行の匿名化ID記載ラベルが貼付された採血管1本

(真空密封型採血管EDTA-2K(またはNa)顆粒)

(8) 検体の採取量

血液1mL以上を採血する。

(9) 検体の保存条件

採血後は、速やかに冷蔵または凍結保管する。

(10) 検体の提出条件

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上記(7)、(8)、(9)を満たす検体について、箱に入れて室温にて本所に発送する

(必要に応じて、保冷剤の同梱も可)。発送日の翌日に到着することを原則とする。

(11) 検査依頼書及び検体のラベルの記載項目

検体貼付ラベルには匿名化IDならびに検体管理用IDを記載する。

検査依頼書は、当検査室指定の様式を使用する。主な記載項目を以下に示す。

・匿名化ID

・希望する検査項目(疾患名、検査コード番号、検体数)

・医療機関情報

・ガイドライン遵守の確認

・請求書送付先情報

(12) 検体を医療機関から衛生検査所(他の衛生検査所に測定を依頼する場合に あたっては、当該衛生検査所等)まで搬送するのに要する時間

発送日の翌日到着を原則とする。

土日祝日は受付け不可なので、医療機関には十分な注意を促す。

(13) 免責事項

なし

(14) 検査のお申し込み、お問い合わせ

公益財団法人かずさDNA研究所 遺伝子検査室 (かずさ遺伝子検査室)

〒292-0818 千葉県木更津市かずさ鎌足2丁目5-23 https://www.kazusa.or.jp/genetest/index.html

E-mail : [email protected]

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