採点基準 数学(文系)
【共通事項】
1.約分の未了,根号内の整理不備は1点減点 2.分母の有理化の不備については減点なし 3.別解の配点は解答の配点に準ずる
【文系】(100点満点)
第1問(30点満点)
(1) (配点11点)
x=1,cのときに, APQ= 1 ABC
△ 4△ となる等式を2つ立てて8点(各4点) 答えに3点
(2) (配点19点)
余弦定理を用いてPQ2をxと∠BACを用いて表して4点
上記のPQ2の式をxについて平方完成して6点
xの変域を述べ,さらにPQ2がx=2で最小値をとることを述べて3点 cos∠BACをaで表して3点
PQの最小値をaで表して3点
第2問(35点満点)
(1) (配点18点)
Y >0を述べて2点
円Cの方程式を立て,Cが原点O ( , )0 0 を通る条件を述べて2点 Y >0のもとでC上のすべての点がy≤1を満たす条件を述べて5点 上記の条件を根号を含まない形に同値変形できて3点
通過範囲D1の不等式,図示,面積に6点(各2点) (2) (配点17点)
D1,D2の第1象限内にある部分が直線y=xについて対称であることを述べて4点
直線y=xと放物線 x
y −
= 1 2
2 の第1象限での交点のx座標を求めて4点 Sを求める定積分の式に3点
Sを求める計算と答えに6点
第3問(35点満点)
(1) (配点11点)
3枚のカードの取り出し方の総数を求めて2点 Aの得点がkとなる場合の数を求めて3点
上記に対し,Aが勝者となるBのカードの取り出し方が何通りあるかを求めて3点 答えに3点
(2) (配点24点)
Aが勝者になる確率Pを(1)の答えの和で表して4点
Aが得点kをとり,Bが勝者となる確率をk n, で表して4点 Bが勝者になる確率Qを上記の和で表して4点
Q−Pをnで表して8点 答えに4点
採点基準 数学(理系)
【共通事項】
1.約分の未了,根号内の整理不備は1点減点 2.分母の有理化の不備については減点なし 3.別解の配点は解答の配点に準ずる
【理系】(250点満点)
第1問(50点満点)
(1) (配点20点)
Pの座標を
(
p, 1−p2)
のようにおけて4点円Cの方程式を求めて8点
円C0とCの方程式からx2 +y2を消去して4点 答えに4点
(2) (配点30点)
原点から直線PRに下ろした垂線の長さをpで表して7点 線分PRの長さをpで表して7点
上記の関数の正しい微分と増減に12点 答えに4点
第2問(50点満点)
(1) (配点18点)
角の大きさの設定の下でOB1⋅OA1 = −cosC,OC1⋅OA1 = −cosBを求めて6点
OA1
v⋅ の計算中のb c, を正弦定理を用いて消去して6点 証明の結論の式をB+C=π−Aから導いて6点
(2) (配点32点)
1 1
OA
,
OBv⋅ =0 v⋅ =0であることを述べて5点
1 1
OA
,
OBv⋅ v ⋅ を内積を含まない式でそれぞれ表して5点 上記の2つから連立方程式を解く方針に5点
( )
B=π− C+A を用いた式変形に6点 x= aの残りの証明に 6点
y= bの証明に5点
第3問(50点満点)
(1) (配点13点)
数学的帰納法を用いる証明の方針に3点 n=3での成立を示して3点
n=kでの成立の仮定のもと,n= +k 1での成立を示して7点 (2) (配点37点)
, ( , )
a b
m+ + =n 1 p m−n=p a >b≥0 a+ =b n のように設定して5点 上記の設定のもと,m n, それぞれをpの累乗の式の和・差の形で表した式に5点
a,b
p p の偶奇での場合分けに4点
paが偶数,pbが奇数のとき,p=2であることを示して4点 paが偶数,pbが奇数のとき,b=0,a =nであることを示して6点 paが偶数,pbが奇数のとき,n=3以外は不適であることを示して5点 paが偶数,pbが奇数のときのp m n, , の組に4点
pbが偶数,paが奇数のときはp m n, , の組がないことを述べて4点
第4問(50点満点)
(1) (配点35点)
3枚のカードの取り出し方の総数を求めて5点 X <Yをx y, の式に言い換えて5点
条件を満たすx y, を図示して10点
題意を満たすx y z, , の組の個数をk n, で表して10点 答えに5点
(2) (配点15点)
事象Akをz=kかつX< Yと定めたとき,各Akが互いに排反であることを述べて3点 確率pを上記のAkの確率の和として表して6点
答えに6点
第5問(50点満点)
(1) (配点16点)
点P,Qの座標をtで表して4点
直線OPが曲線Cの接線になる場合を考え,このときのPのy座標を求めて8点 答えに4点
(2) (配点17点)
Tを求める定積分の式に6点
(
tt xdy tt e dyy)
− −
∫
1 ,∫
1 に各3点上記の式を符号変化の追える式に直して5点 Sの増減を調べて3点
答えに4点