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栄養科学から食品機能論・味覚 分子論への推移をめぐる一考察

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(1)

ビタミン B1発見 100 周年 祝典・記念シンポジウム

鈴木梅太郎博士  

記念シンポジウム

はじめに――鈴木梅太郎博士が説く食の重要性 鈴木博士ゆかりの文献を読むと,ビタミンB1発見(1)

の背後に,食に関して基本的なお考えがあったことに気 付く.それは「……吾々がどうして生きてゐるか,又ど うしたら健康を保ち天賦の能力を充分に發揮することが 出来るかと云ふことは人生最大の問題であるに拘はら ず,これを考慮するものが存外少なく,寧ろ食物などに 頓着しないことを誇りとして居るものが多いことは遺憾 の至りである」(原文のまま)の一文に凝縮されてい る(2).これこそビタミン発見の原点であり,現代栄養科 学誕生の基盤であったと思える.その一方で,鈴木博士 は同世代の池田菊苗博士による旨味物質グルタミン酸ナ トリウムの発見を「うま味の仕事は当方でやるべき性質 のもの,洒落ではないがうまく4 4 4やられた」と讃え(3),味 覚のことにも強い関心を抱いておられたのである.

鈴木門下に櫻井芳人博士という栄養科学者がおられ た.戦後,東京大学の食糧化学講座(現在は清水誠教授 担当)の実質的初代教授を務められ,「私の研究室は食 べ物の研究室である.食べ物はうまいことが第一条件で ある」と述べて(4),食品の色・味・匂いの化学的究明を 開始した.筆者が味覚の分子論を専攻したモチベーショ ンの1つである.

鈴木梅太郎博士をルーツとする栄養科学と池田菊苗博 士をルーツとする嗜好(おいしさ)科学を2大潮流とす る日本の食品研究は,それぞれの立場から 食 の重要 性を説くものであるが,その後,独創的展開の道を辿る ことになる.

食品機能論の登場

前世紀も終わろうとする頃,滋養豊富で風味絶佳の食 品の洪水の中にあった社会に,食の乱れが原因の生活習 慣病問題が浮上した.学術面からのその対応に大学も動 きだした.文部省重点領域による大型研究の活動(代表 者・藤巻正生先生,千葉英雄先生,そして荒井綜一先 生)がその一例である.筆者は当時,研究班の事務局も 兼務していた.研究班では,食品には従来の栄養面での 働き(一次機能),感覚面での働き(二次機能)に加え,

生活習慣病のリスクを軽減する生理面での働き(三次機 能)があることを解析研究から示し,三次機能を強化し た新食品,つまり機能性食品を創出し得ることを開発研 究から示した.食品機能論(図

1

)の登場である(5).厚 生省(当時)はこれを特定保健用食品制度として施行し た.こうした学術・行政の状況を (6)は「日本は 食と医の境界に踏み込む」という題名でリリースしてく

農芸化学の伝統と先端生命科学の進展

栄養科学から食品機能論・味覚 分子論への推移をめぐる一考察

阿部啓子

東京大学名誉教授・東京大学大学院農学生命科学研究科

(2)

れた.この中にある “physiologically functional food” は 初めて活字になった生理機能性食品の英訳である.こう して “functional food”  は国際語として広く世界各国で 使われるようになった. のこの記事は,古来の

「医食同源」の経験則が科学的エビデンスに裏打ちされ て再現したことを示す記念碑とさえいわれている.その 具体例は,特定保健用食品の第一号として認可された低 アレルゲン米であるといえよう.

機能性食品ゲノミクス

昨今,機能性食品および 非栄養性 機能性成分であ るポリフェノールなどが次々と開発されている.この中 で世界的に強調されるのは,機能性の科学的エビデンス の確認である.その有効な方法として浮上したのが DNAマイクロアレイを用いたゲノミクス,とくにトラ ンスクリプトミクスである(図

2

.これは,食品の抗 脂質代謝異常,抗肥満,抗酸化といったアンチエイジン グ機能を,摂取した生体の中で起こる遺伝子発現シグネ チャーの変動から読み取ろうという先端科学技術であ る(7)

東京大学に2003年,NPOイルシージャパン寄付講座

「機能性食品ゲノミクス」(現在・中井雄治特任准教授担 当)が開設された.この中で筆者らは,民間企業とのコ ラボレーションによって,最近5年間で約40報の機能性 食品ゲノミクスの報文をインパクトの高い国際誌に発表 している.ここでは,その中からユニークなものを紹介 する.

大豆タンパク質

不二製油(株)との共同研究で,分離大豆タンパク質 

(SPI) の投与は肥満を軽減し,コレステロール値を低減 するが,それぞれの現象の背後でPPAR (peroxisome 

proliferator-activated receptor) シグナリング系遺伝子 のダウンレギュレーション(↓)およびCyp 7a1(低減 したコレステロールを補完するための律速酵素)の遺伝 子のアップレギュレーション(↑)が観察された(8)

セサミン

サントリー(株)と共同で,ゴマのリグナンであるセサ ミンの投与で脂肪酸合成関連遺伝子↓,

β

 酸化系酵素遺 伝子↑,アルデヒド脱水系酵素遺伝子↑の変動を観察 し,この機能性食品成分の抗肥満・アルコール代謝促進 などの効果を裏づけることができた(9)

フルクトオリゴ糖 FOS

明治(株)などとの共同研究で, が生 産するFOSは腸管免疫を担当するパイエル板の機能を 活性化するが,その背後に免疫応答関連15遺伝子↑,

細胞成長関連8遺伝子↑,DNA/RNAプロセシング関連 6遺伝子↑などの有意な変動があることを見いだし た(10)

プロアントシアニジン

キッコーマン(株)と共同で,ブドウ種子などに存在す るフラバノール縮合タンニンであるこの物質がアテロー ム性の動脈硬化,胃潰瘍,白内障などを軽減する効果を 示すが,その背後にステロイルCoAデサチュラーゼ-1 遺伝子の有意の発現低下があることを突き止めた(11)

水素水

電解水素を含有する飲料のメーカー MiZ(株)との共 同研究で,この水を摂取したラットの肝臓で抗酸化効果 を示すことが判明したが,肝臓全RNAのゲノミクスと クラスター解析から,通常水摂取の場合と比較して,遺 伝子発現プロファイルは有意に異なることが観測され,

図1食品機能の類型と機能性食品の位置づけ

図2機能性食品研究の方法論

(3)

水素が体内に吸収されて一定の生理機能を現出している と推定した(12)

ココア

森永製菓(株)と共同して,ココアの摂取による白色脂 肪 組 織 で のPPAR

γ

 遺 伝 子↓,SREBP-1c遺 伝 子↓,

UCP(脱共役タンパク質)遺伝子↑という変動を観測 し,ココア分を多く含むチョコレートの示す抗肥満効果 をゲノミクスから説明し得た(13)

ロイヤルゼリー RJ

アピ(株)との共同研究で,蜂蜜から得られるRJの老 化抑制マウス(雌性)への投与はプロコラーゲン1-a1の 合成を介する骨形成の促進に有効なことを遺伝子発現変 動レベルで裏づけた(14)

トマトおよびパプリカ

カゴメ(株)との共同研究では,丸ごと食品について も,そのトータルの生理機能を予測し得ることができ た.すなわち,実験動物にトマトあるいはパプリカその ものを与えるだけで体重が有意に減少する.その理由 は,遺伝子発現から,肝臓の中では糖代謝と脂質代謝系 が大きく影響を受けるからであることがわかった(15)

メープルシロップ

神奈川科学技術アカデミーと共同で,カナダ産メープ ルシロップを投与したラットでは肝臓障害バイオマー カー ASTおよびLDHのレベルが低下するが,その背後 に肝臓でのセリン/スレオニン脱水素酵素などのアンモ ニア産生酵素の遺伝子↓の機構があることを検証し た(16)

サラシア

富士フイルム(株)と共同で,サラシア抽出物のラット への投与は腸管免疫活性化関連遺伝子の変動を誘起する ことを認めた(17)

ターメリック精油

(株)カネカと共同して,ハーブ用ターメリック精油の 投与によって糖新生関連遺伝子↓,解糖系酵素関連遺伝 子↑,脂肪酸合成関連遺伝子↑,

β

-酸化酵素関連遺伝子

↑,コレステロール合成関連遺伝子↑の発現変動を観察 した(18)

パーシモン表皮

東洋食品研究所と共同で,柿皮抽出物の投与で糖新生 関連遺伝子↓,解糖系酵素関連遺伝子↑,脂肪酸合成関 連遺伝子↑,

β

-酸化酵素関連遺伝子↓の発現変動を観察 し,この抽出物の摂取がインスリン分泌を促進する現象 を説明した(19)

リナロール

さらにユニークなのは,長谷川香料(株)との共同研究 で,( )-(−)-リナロールという芳香成分を嗅がせただ けで動物の拘束ストレスが解消されることを遺伝子レベ ルで示した(20).すなわち,拘束ストレスを与えると,

血液のDNAマイクロアレイ解析で,有意にアップ・ダ ウン変動する遺伝子群が計測されるが,2時間の拘束動 物にこのアロマの匂いを嗅がせると,拘束前と同じレベ ルに遺伝子発現が戻るのである(図

3

.この研究は,

米国のメディアでも大きく取り上げられた.

図3拘束ストレスを2時間与えて 変動した遺伝子発現はさらに2時間 リナロールを嗅がせると元の発現レ ベルに戻る

(4)

味覚分子論への転進

さて,鈴木梅太郎先生,ならびにその門下の櫻井先生 が述べていたように,食品にとって おいしさ ,とく に味は非常に重要なファクターである.筆者も,嗜好特 性が 食 の最大の特徴であろうと思っている.そこ で,食品機能の研究から味覚の研究に軸足を移した.従 来,味覚の研究者のほとんどは口腔・神経生理学者だっ たが,筆者は味覚の研究を農芸化学の視点から眺め,

おいしい とはどういうことなのかを物質科学と生体 科学を融合させて解き明かすことが最も大事だろうと考 えた.

食べ物の中にある物質が味を呈するのは,舌上の味蕾 でその物質が受け取られるからである.しかも,甘味,

旨味,苦味,酸味,塩味はそれぞれ別々の味蕾細胞に受 け取られる.つまり,5つの味の受容体はそれぞれ別々 の細胞に発現している.この中で,甘味の感覚は人類に とって最もファミリアーなものであり,さまざまな甘味 物質が開発されているが,甘味受容体はたった1種類な のである(21).研究では,ケーススタディーとして,甘 味を与える物質(外来)と,その受容体(内生)が遭遇 する事象の分子レベルでの解明が必要だと思っている.

筆者らは,ユニークな甘味物質として,熱帯植物果実 に含まれている,酸味を甘味に変えるタンパク質(ネオ クリンと命名)を用いてみた.まず,その構造をX線解 析した後,甘味受容体とのドッキングモデルをシミュ レートし,どのように甘味受容体と結合して味のシグナ

ルを発信するかを明らかにした(22).最近,同様のタン パク質であるミラクリンおよび人工甘味料がヒト甘味受 容体とどのようにドッキングするかのモデル(図

4

)を 提示した(23)

味蕾でキャッチされた食品の味は,最終的には脳で どんな味 かが判断される.では,感覚シグナルがど のように神経を伝わって脳に達するのだろうか.しか も,重要なことは,それぞれの味がどのような道筋で脳 に伝導されるかという点である.その伝導路について も,小麦胚芽レクチンという神経間を動くトレーサーを 動物に適用して解明した.その結果,甘味,旨味,苦 味,酸味が,すべて別々の神経細胞によって伝達される ことを推定した.

食べ物に含まれる味のシグナルは味神経を伝わって脳 に達し,そこで味が認知されて初めておいしい/まずい,

好き/嫌い,食べる/食べないという私たちの摂食行動を 生み出す.知りたいことは,この物質がどういう摂食行 動を起こさせるのか,体にとってどうなのかという点 で,こういうシステムを簡略化したようなモデル動物,

とくにメダカやゼブラフィッシュを使って,入口と出口 の関連を調べていく研究を行なっている.

さらに,この5つの味が別々の細胞で受容されてお り,しかも10日に1回ターンオーバーするようである.

しかし,どうしてこのような細胞が次から次に生まれて くるのだろうかというメカニズムはわかっていなかっ た.ごく最近,ある転写因子Skn-1a (Pou2f3) をノック アウトしたところ,甘味:旨味:苦味:酸味:塩味はそ れぞれ同数で味蕾の細胞に存在するが,これをノックア ウトしたマウスは甘味と旨味と苦味の細胞が1つ残らず なくなり,全部酸味に移っていることがわかった(24). このような動物をつくれば,実際に味を感じると体に とってどういうことが起こるのかということを示唆する モデル動物になると思っている.

また,味を感じる細胞は,口の中だけでなく消化管に もある(25).これは,食べた物を消化吸収するために,

味を感じる細胞がどのように信号を送っているかという 

“gut-brain axis” の研究になろう.

おわりに――これからの食品機能学

想えば,鈴木梅太郎先生をルーツとする栄養の研究 と,池田菊苗先生をルーツとする嗜好(おいしさ)の研 究に,20世紀後半,病気予防という生理面での機能の 研究が加わり,トライアングルとして発展を遂げてき た.ところが,栄養,感性,生理調節はばらばらではな 図4ミラクリンおよび人工甘味料とヒト甘味受容体 hT1R2-

hT1R3 との結合モデル

ATD : アミノ末端ドメイン,CRD : システイン高含有ドメイン,

TMD : 膜貫通ドメイン

(5)

く,匂いがストレスを軽減するように,また味が消化管 で感知されるように,密接に連動しているはずである.

このことは,近未来の第3世代の統合食品機能学・食品 機能産業の出現を示唆している.

鈴木梅太郎博士直伝の農学生命科学的 食と健康 の 研究は,物証を重視する現代栄養科学の発展の基礎と なった.そこから,栄養素とは別の,病気の予防に寄与 する 非栄養性機能成分 というアンチテーゼが生ま れ,機能性食品の科学と,関連産業の国際的展開が始 まった.機能性食品の研究に,ゲノミクス(遺伝子科 学)が導入され,テーラーメード食品(仕立てられた食 品)がつくられる可能性も出てきた.その一方で,嗜好

(おいしさ)を重視する日本の食品科学は,味覚・嗅覚 の先端研究でも世界のトップに躍り出た.そして近い将 来,上述したように,栄養科学,食品機能学,感性科学 を統合させた第3世代の食と生命科学が,各国に誕生す ると期待されるのである.

最後に一言付け加える.筆者は昨年夏,皇居の吹上御 所に天皇皇后両陛下を訪ね,1時間半に及ぶ御懇談の栄 を賜った.ここでは,皇后陛下は天皇陛下の健康に意を 注がれて食品機能論に,生物学者の天皇陛下は味覚分子 論に,それぞれ大変なご関心を示された.しかも,その ルーツが鈴木梅太郎博士であることに話が及ぶと,「博 士はどこに留学されていたのですか」というご下問も頂 戴した.そして,両陛下とも,農芸化学という基礎から 応用に至る幅広い学問の伝統にご興味を抱かれ,新たな 息吹きにご期待を寄せられた.農芸化学の面目躍如と 思っている.同時に,その旗幟をいっそう鮮明にするこ とが問われているようにも感じられた.

謝辞:筆者は本会会長・東京大学教授の太田明徳先生の命を拝して「鈴 木梅太郎博士ビタミンB1発見100周年祝賀事業」実行委員長を務め,記 念シンポジウムでの講演の栄を得た.その課程で終始ご指導賜った実行 委員会顧問・東京農業大学客員教授荒井綜一先生にこの場を借りて深謝 する次第である.

文献

  1)  U.  Suzuki,  T.  Shimamura  &  S.  Okada : ., 43,  89 (1912).

  2)  鈴木梅太郎,井上兼雄: 新訂榮養讀本 ,日本評論社,

1941, p. 3.

  3)  芝 哲夫:日本味と匂学会誌,15, 139 (2008).

  4)  櫻井芳人: 日本の食糧 ,真珠社,1966, p. 108.

  5)  荒井綜一(監修): 機能性食品の研究 ,学会出版セン

ター,1995.

  6)  D. Swinbanks & J. OʼBrien : , 364, 180 (1993).

  7)  M. Müller & S. Kersten : , 4, 314 (2003).

  8)  N. Tachibana, I. Matsumoto, K. Fukui, S. Arai, H. Kato,  K. Abe & K. Takamatsu : , 53, 4253 

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  9)  N.  Tsuruoka,  A.  Kidokoro,  I.  Matsumoto,  K.  Abe  &  Y. 

Kiso : , 69, 179 (2005).

  10)  T.  Fukasawa  : , 55,  3174 

(2007).

  11)  A.  Sano,  R.  Uchida,  M.  Saito,  N.  Shioya,  Y.  Komori,  Y. 

Tho  &  N.  Hashizume : , 53,  174 

(2007).

  12)  Y.  Nakai,  B.  Sato,  S.  Ushiama,  S.  Okada,  K.  Abe  &  S. 

Arai : , 75, 774 (2011).

  13)  N. Matsui, R. Ito, E. Nishimura, M. Yoshikawa, M. Kato,  M.  Kamei,  H.  Shibata,  I.  Matsumoto,  K.  Abe  &  S. 

Hashizume : , 21, 594 (2005).

  14)  Y.  Narita  : ,  70,  2508 

(2006).

  15)  K.  Aizawa,  T.  Matsumoto,  T.  Inakuma,  T.  Ishijima,  Y. 

Nakai,  K.  Abe  &  F.  Amano : , 57,  10964 (2009).

  16)  Y. Watanabe, A. Kamei, F. Shinozaki, T. Ishijima, K. Iida,  Y.  Nakai,  S.  Arai  &  K.  Abe :

,75, 2408 (2011).

  17)  Y.  Oda,  F.  Ueda,  A.  Kamei,  C.  Kakinuma  &  K.  Abe :    37, 31 (2011).

  18)  S. Honda, F. Aoki, H. Tanaka, H. Kishida, T. Nishiyama,  S.  Okada,  I.  Matsumoto,  K.  Abe  &  T.  Mae :

54, 9055 (2006).

  19)  R. Izuchi, Y. Nakai, H. Takahashi, S. Ushiama, S. Okada,  T.  Misaka  &  K.  Abe : 59,  3320 

(2011).

  20)  A.  Nakamura,  S.  Fujiwara,  I.  Matsumoto  &  K.  Abe : , 57, 5480 (2009).

  21)  J. Chandrashekar, M. A. Hoon, N. J. Ryba & C. S. Zuker :   , 444, 288 (2006).

  22)  A. Shimizu-Ibuka, Y. Morita, T. Terada, T. Asakura, K. 

Nakajima, S. Iwata, T. Misaka, H. Sorimachi, S. Arai & K. 

Abe : , 359, 148 (2006).

  23)  A. Koizumi, A. Tsuchiya, K. Nakajima, K. Ito, T. Terada,  A. Shimizu-Ibuka, L. Briand, T. Asakura, T. Misaka & K. 

Abe : , 108, 16819 (2011).

  24)  I. Matsumoto, M. Ohmoto, M. Narukawa, Y. Yoshihara & 

K. Abe : , 14, 685 (2011).

  25)  R. F. Margolskee, J. Dyer, Z. Kokrashvili, K. S. Salmon, E. 

Ilegems, K. Daly, E. L. Maillet, Y. Ninomiya, B. Mosinger 

& S. P. Shirazi-Beechey : , 104

15075 (2007).

(6)

鈴木梅太郎博士ビタミンB1発見100周年祝典・記念シンポジウム当日のプログラム 祝典

司会:西山 真(日本農芸化学会理事,東京大学教授)

13 : 00 〜13 : 10

開会の辞(会長挨拶) ……… 本会会長・東京大学大学院教授 太田明徳 13 : 10 〜13 : 20

座長:太田明徳

挨拶  ……… 東京大学副学長 清水孝雄 挨拶  ……… 東京大学大学院農学生命科学研究科長/農学部長 長澤寛道 13 : 20 〜14 : 00

座長:村田幸作(本会副会長・京都大学大学院教授)

祝辞  ……… 東京農業大学学長・理事長 大澤貫寿 祝辞  ……… 静岡県牧之原市長 西原茂樹 祝辞  ……… 日本化学会会長 岩澤康裕 祝辞  ……… 日本薬学会副会頭 富岡 清 祝辞  ……… 日本ビタミン学会常任理事 阿部皓一 祝辞  ……… 理化学研究所理事長・ノーベル化学賞受賞者 野依良治

―10分 休憩―

記念シンポジウム「農芸化学の伝統と先端生命科学の進展」

司会:西山 真 14 : 10 〜14 : 45

座長:荒井綜一(元本会会長・東京農業大学客員教授)

1. はじめに―栄養科学から食品機能論・味覚分子論への推移を辿って ……… 本会監事・東京大学大学院特任教授 阿部啓子 14 : 45 〜15 : 20

座長:吉川博文(本会理事・東京農業大学教授)

2. 新時代の脂溶性ビタミン研究 ……… 東京大学教授 加藤茂明 15 : 20 〜15 : 55

座長:長澤寛道

3. 健康をまもるABCタンパク質―ビタミンとトランスポーター  ……… 京都大学大学院教授 植田和光

―10分 休憩―

16 : 05 〜16 : 40

座長:日高真誠(本会理事,東京大学大学院准教授)

4. 鈴木梅太郎研究室を引き継いで,広がる生物化学―匂い・フェロモンの生命科学 …… 本会理事・東京大学大学院教授 東原和成 16 : 40 〜17 : 15

座長:吉田 稔(理化学研究所主任研究員)

5. 理研時代の鈴木梅太郎博士 ……… 理化学研究所和光研究所長 小川智也 17 : 15 〜17 : 50

座長:安部康久(本会監事・月桂冠(株)特別顧問)

6. 微生物が支えるビタミン類の工業生産 ……… 前本会会長・京都学園大学教授・東レ(株)先端融合研究所長 清水 昌 17 : 50 〜18 : 00

閉会の辞  ……… 本会副会長・協和発酵キリン(株)代表取締役社長 松田 譲

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