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翻訳中国語の「在」と「着(著)」

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翻訳中国語の「在」と「着(著)」

パリ第7大学 徐     丹

長 尾 光 之 訳

 ここに翻訳紹介するのは『中国語文』1992年第6期(総231期)に掲載されたパリ第7 大学,徐丹氏の論文である。本論文は中国語の基本的文法機能語である「在」と「着」に ついて,現代語理論研究の成果を踏まえたうえ,歴史文法・方言資料と関連させながらそ の来源を説いている。歴史文法と方言資料の部分はややおおまかで今後精密化が求められ るとはいえ,研究分野が細分化され,歴史文法と現代語理論研究がなかなか結びつきがた いという昨今,その研究態度は意欲的と言える。本稿の最も大きな特徴は現代語において,

「V在」と「V着」が相補分布を示していることを発見し,その史的道筋を推察している ことである。

0.はじめに

 中国語では「在」は動詞であり,介詞でもある。

「在」が介詞となるとき,動詞の前に置かれるし,

動詞の後にも置かれる。本稿では介詞「在」が動 詞の後に置かれる場合(「V在」と書く)に関す

る問題について探る。われわれは「V在」と「V着」

には緊密な関係があり,「V在」と「在・…  V」

は意味上は関連があるが,歴史文法から見ると関 連はそれほど緊密ではないことを知っている。

 本稿の仮説は:「V在」と「V着」はともに「V 着+場所語」の文型から派生したもので,「着」

は「付着」の意味をそなえた空間的意味を伝える 動詞である,ということである。「在」はこの文 型にいたる以前は引き続いて動詞であった。「着

(著)」は「付着」の意味の実詞から,徐々に「持 続状態」をあらわす時間助詞に変化していった。

「在」と「著」は「V+場所語」の句型のなかで 混用され,一時期(六朝後期)争ったのち「V在」

は徐々に「V着」に交替し,同時に「著」の「付着」

の意味をも継承した。

 第1節でわれわれは歴史文法の面から「V著

(着)」を探り,さらに「V在」がどのように徐々 に「V著」に交替していったかを論ずる。第2節 ではいくつかの方言資料を引用して「V著」と「V 在」が各方言の変化の中では平行性を備えておら ず,Vの後にどの字が用いられるかには偶然性が あるけれども,「在/著」があい通じるのは必然 的現象であることを指摘する。第3節は本稿討論

上の重点である。われわれは,現代北京語では「V 在」と「V着」は相補分布を示していることを見 よう。現代中国語(北方語)は現実には2つの「着」

がある。「着1」は動作の持続をあらわし,「着2」

は状態の持続をあらわす。われわれの述べる機能 の相補は「V在」と「V着2」の機能相補を指す。

われわれは「V在」が「V著」の語義特徴を継承 したことにより,「V在」と「在…  V」の語 義は,句法上明らかに異なる限定を受けており,

このことによりどの文が文法に合わないかを簡単 に解釈できるということを見いだした。

1.歴史文法における「著」

 「著」ははじめ「付着」をあらわした。『広駒』

 「著,附也,直略切。」「著」が主要動詞の後,

場所語の前に用いられる最も早い時期の文献は六 朝期である(王力1958:308,太田辰夫1987中国 語訳本:211)。『世説新語』①では「著」はすで に主要動詞であウ,また「V著+場所語(Loc.

と書く)」の文型にも用いられる。いくつかの例 をごらんいただこう:

 (1)太淳時年七八歳,著青布綺…  (世・徳

行)

 (2)未知一生当著几量展!(世・雅量)

 (3)長文尚小,載著車中。…  文若亦小,坐 著膝前。(世・雅量)

 (4)藍田愛念文度,壁長大,猶抱著膝上(世・

方正)

 (5)可榔著門外。(同上)

(2)

78 福島大学教育学部論集第54号

 (6)玄怒,使人曳著泥中。(世・文学)

例(1×2)では「著」は動詞で「穿(着る)」にあた る;例(3×4)では「著」は現代中国語の「在」に相 当する;例(5×6)は現代中国語の「到」に相当す る。②

  『百喩経』③では「著」は動詞と場所語をみち びく語の二種の用法がある。

 (7)我今寧可截取其鼻,著我婦面上,…

   (百・為婦貿鼻喩)

 (8)我去之后,汝可裁一死婦女屍安著屋   中…  (百・婦詐称死喩)

例(7)の「著」は「放置(置く)」の意,例(8)の「著」

は動詞の性質をまだ持ち,場所語をみちびく。

 「著」が動詞となる用法は歴代の文献に多く見 いだすことができる。この用法は現在でも用いら れている(北方語の「着」である)。以下に「著」

がいくつかの異なった時代に動詞として用いられ ている用法を見よう:

 (9)例著一草杉,両脾成「山」字。(王梵志詩)

 00 只篇著破裾,吃他残擶(寒山詩)

 ⑪ 耕田人打兎,著履人吃雁(敦煌変文・燕子   賦)

 鋤焼的鍋熱時,着上半蓋油…  (老乞   大)④

 α3 着点塩!(現代北方語)

 「著」が場所詞をみちびく用法は六朝の文献に 多く見える。以下に梅祖麟先生(1988)の例文を 見よう:

 04 畏王制令,蔵著瓶中。(劉宋,求那践陀訳『過   去現在因果経』

 α$ 以綿纏女身,縛著馬上,夜自送女出。(三   国志・魏志・呂布伝)

 OO 雷公若二升碗,放著庭中。(同・曹爽伝)

 働 負米一斗,送著寺中。(六度集経)

 ⑬ 先担小児,度著彼岸(北魏,悪党等訳『賢

  愚経』)

 09 城南美人喘著曙。(江総,栖鳥曲)

 唐代の文献に,われわれはなお「V著(着)」

が場所詞をみちびく用法をみることができる。趙 金銘(1979)が集めた敦煌変文の例をごらんいた だきたい:

¢0 草平殊常之義,坐着我衆蕃之上。(李陵)

 ⑳ 惟只阿娘床脚下作孔,盛著中央…  (捜   神記)

⑳ 此小児三度到我樹下倫桃,我捉得,繋著織

1993−11

  機脚下。(前漢劉)

 しかし,われわれは唐詩⑤,敦煌変文などに「著

(着)」の虚詞化しはじめた例がますます増えて いることも見ることができる:

幽⑳㈲26㈲

還慮説著遠遊人(白居易詩)

馬前逢著射雛人(杜牧詩)

堆着黄金無買処(王建:北郎行)

乃看著左眼…  (捜神記)

初聞道著我名時,心里不妨懐喜慶。(維摩詰)

 変文中の多くの文は動詞が目的語をとらずに,

「着」だけをともなっている。「着」は「騎着」「打 着」「依着」等々(くわしくは趙論文1979を見よ)

のように,たしかにすでに時態をあらわす虚詞と なっている。これら「著」(着)が虚詞化を開始

した例のうち,「著」(着)の後にはある場合は目 的語をとり,ある場合は目的語をとらない。これ は六朝文献の「V著」の後には場所詞だけが来る 用法とはすでに異なっている。

 ㈱ 唇之一物,懸在空中・・(河南程氏遺書)

 29 莫且自家個如今把這事放著一辺・…

(燕云奉使録)

 上述の例は「在/著」はかって意味が相通じて おり,近代にいたってはじめて北方語では「在/

著」の使い分けが固定して来たことを示している。

 なぜ「著」の場所詞をみちびく用法が晴唐にい たって徐々に消失して行ったと言いうるのか。な ぜ「V在」が北方語で最終的に「V着」と交替し たと言いうるのか。これらの問題に答える前に何 人かの学者の統計数字を見よう。盾秀恵(1973)

の統計によれば『世説新語』中の著(箸,着)は 全部で13回用いられ,すべて「場所補語」⑥であ

る(うち「VO(0:目的語)著+Loc.」の語 序は4回現れ,「V著+Loc.」の用法は9回現れ る)。さらに,「V在+Loc.」の用法は12回(383)

現れる。このことは「V在」と「V着」がほとん ど同等であり,「V在」が明らかに優勢であると いうことではない。愈光中(1987)も指摘してい る:六朝期に,『世説新語』『百喩経』『法顕伝』

の三作で「V著+Loc.」の用法が優勢なのは23 例で,「V在+Loc.」が劣勢であるのは13例であ

る。魏培泉の未刊論文によれば,六朝の仏典のう ち,「V著」は「V在」より常用される。これら の統計の結果は六朝期によれば「V著+Loc.」

は「V在+Loc.」より明らかに優勢である。

 それではなにが「V著」が「V在」にその位置

(3)

をゆずることを促したか。われわれは「著」が徐々 に空間概念をあらわす実詞から時間概念をあらわ す虚詞になっていったことに由来しているからと 考える。晴唐以降「著(着)」が持続状態をあら わすという機能は大きく発展し,より成熟して いった;「V著」の「著」は「付着」の意味の空 間詞からだんだんと持続状態をあらわす時間詞に 変っていった。この重要な変化が「V著」にその 位置を徹底的に「V在」に譲らせることとなった。

「V在」は徐々に「V著」と交替してゆき「V著」

は「V在」と同等の文法機能をになう必要がなく なっていった。愈光中(1987)は統計を通じて,「V S(S:主語)著(在)Loc.」(例:鴻水著地)

の文型が多数を占めていることを発見し,「著」

「在」はまだ動詞であったのだ,と説明している。

A.Peyraube先生は最近の論文(未刊)で,や はりこの観点に立っている。彼はこの時代の「在」

はまだ虚詞化していない方向介詞で,最終的な語 彙交替を経て「在」は「著」と交替する,このとき,

「在」ははじめて真の方向介詞となる,としている。

われわれはこの推論に賛成する。われわれば「V 在」は文法機能上「V著」に交替するだけではなく,

同時にまた「V著」の語義的特徴をも継承すると 考える。すなわち,「V在」も「付着」の意味を 持たねばならないのである。この点についてはわ れわれは第3節でよりはつきりと見ることができ るだろう。

 本節でわれわれは「著(着)」が動詞となる用 法が現代まで使用されていることを見た。「V著

(在)+Loc.」の文型中では「著」と「在」は かってあい争った一時期があり「著」はいったん は「在」より優勢であった。後に「著」の語義と 機能に変化が生じ,「著」は徐々に「持続状態」

をあらわす機能を持つようになった。「在」は北 方語の「Vx+Loc.」の文型では最終的にはすっ かり「著」と交替し,完全な方位介詞となった。

それと同時に「着」の語義「付着」も「V在」に 継承された。この見方は「著/在」がある種の方 言で機能が転換されるという現象を排除するもの ではない。もし,北方語で「V在」が「V著」と 交替したことが偶然であるとしても,「在/著」

があい通ずることは決して偶然ではない。第3節 ではこの点について明らかにする。

2.方言における「在」と「着(著)」

 「著」の各方言における変化の研究を比較的全 面的に行ったのは梅祖麟先生である(1988)。本 稿ではその例文を多数引用する。われわれが方言 において,「在/著」が混用されていることを参 照する出発点とするのは,現代北方語の「V在+

Loc.」と歴史文法の「V著+Loc.」の二つの文 型の関係をはっきりとさせようと試みるためであ る。われわれは北方語の「V在」を「V著」の変 化形と見ている。この仮説はなぜ北京語では「V 在/著」の機能が相補分布するのかという現象を みることにより,よりょく解釈できる。われわれ は動詞の後の「在」が徐々に動詞の前に移動して 行ったということを十分な証拠をもって証明する ことはできない。「V在」の「在」は終始前に移 動するということはないからである。「在∴・

V」と「V在」を二つの異なった来源を持つ互い に関係のない文型とするのが妥当なのかもしれな

い。

 方言のなかで古中国語「V著」を完全に残して いるのは閲語(福建語)である。梅先生(1988)

は指摘している:「著」が方向介詞となる用法は 閾語中にもっとも広く分布している。いくつかの 例をご覧いただきたい:

 厦門方言:坐在椅頂(坐在椅子上)

 福州方言:坐著椅懸頂(坐在椅子上)

 注意するべきは関南方言では多くの「在」の用 法はちょうど普通話の「着」に相当することであ る。黄丁華(1958)の例をご覧いただきたい:

 徐坐在(徐坐着)

 企在看(姑着看)/坐在写(坐着写)

 われわれは閾南方言の「在/着」の分布は普通 話と異なっていることを見ることができる。ここ には古代中国語文法の変遷の痕跡が反映されてい るのである。言い換えれば「在/着」の各方言に おける変遷の程度と方式はすべて異なっていると いうことである。

 蘭州方言の「着」は普通話の介詞「在」と持続 態標記の「着」双方に相当する(梅先生の論文を 参照)。       、

 放着棄子上(放在菓子上) 掌着東西

 梅先生の論文(1988)によると,漸江青田方言 の「著」は北方語の方向介詞「在」に相当するだ けでなく,持続態標記の「着」にも相当する。

(4)

80 福島大学教育学部論集第54号

 衰家騨先生(1983)の記述によると,四川方言 の「著」は方向介詞であって普通話の「在」に相 当するとともに,持続態であって普通話の「着」

にも相当する。

 他把杯子掌到手上玩 坐倒吃比姑倒吃好  これは,音韻学上の問題にも関連してくる。も

し,文法機能の点だけから問題を見ているとする ならば,われわれは「倒」と「著」の発音がどの ぐらい隔たっていようとも,「在/着」の文法機 能があい通じているという観点に立ち,その側面 から実証することができるのである。

 そのほかの方言からもわれわれはその方言のど の字が北京語の「着」に相当するかということを 見いだすことができる。例えば,湖北方言の「倒

/到」は北京語の「着」に相当する(趙元任1948

:1520−1521参照):

 北京語 :坐着 姑着  湖北方言:坐到/倒 靖倒

 臨武方言では(李永明1988)「到」は北京語の「着」

に相当する:

 北京語:含着眼泪 順着大路走  臨武 :含到眼泪 順到大路走

 潮陽方言では(張盛裕1980)「在」は北京語の「着」

に相当する:

 北京語:坐着 醒着  潮陽 :坐在 醒在

 上述の方言例から,「在/着」の用法が不統一 ということだけでなく,「着/到」が互換すると いう現象さえ見られる。このことは各方言の場所 介詞の発展が不均等であり,もし音韻面の研究結 果がなければわれわれはすぐにはどれが本字で,

どれが変体字であるか,どれが源で,どれが主流 であるかをはっきりさせることが難しいというこ とを説明している。しかし,すべての変化はその 根本から離れることはできない。その他の方言で

は「在/着/到」の文法表現があい通じている。

このことは「在/着」におい通じるところがある こと,および,方言において「在/着/到」が混 用されているのは決して偶発的な現象ではないこ

とを明らかにしている。

 とりわけ注意すべきは,非中国語の言語にも類 似の現象が存在することである。邪公碗先生

(1979)は現代中国語と台語の「了/着」を比較 した論文で指摘している:台語のju5は中国語の 着に相当し,もとの意味は「在」であり,莫語の

1993−11

zα1とプイ語のsu5はともに中国語の「着」に相当 し,もとの意味は「置く」である。邪先生は指摘 する (208):現代台語では,「着」には多くの変 種がある。さらに「在/着」には交替現象がある

ことを発見した。台語では「在」と「着」には共 通性がある。彼の例をご覧いただこう:

 他在家。

 他吃飯在。(他吃飯着)

 坐着静静還汗流。(光坐着都流汗)

 この三例の「在/着」はすべて「ju5」と読む。

 うえに列挙した方言と少数民族の言語について われわれは一つの事実に注意せねばならない。そ れは,「在/着」は文法機能から語音まで密接な 関連があることである。「在/着」があい争い混 用された結果,各方言では表現が一致しなくなっ た。現代北京語では「在/着」の使い分けは完全 に明確となり,場所をあらわす介詞は「在」,そ

うでもないものは「着」で「在/着」はそれぞれ に役割がある。しかし,その他の方言では場所介 詞にあてはまるものには「在」「着」「到」があり,

いくつかの少数民族の言語には「在/着」が交替 する現象がある。これらの言語事実から,われわ れはある方言の場所介詞は持続をあらわす虚詞の 前身である可能性があり,場所介詞は「付着」の 意味の実詞から変化してきた可能性があると信ず ることができる。これらの方言の場所介詞は発音 は同じではないが,来源と語義,機能は相当程度 一致していることがうかがえる。この観点はわれ われが現代北京語における「在/着」の文法表現 と機能分布を正確に解釈するための積極的役割を はたす。

3.北京語における

   「在」と着」の機能分布

 前2節の資料の分析により,われわれは北京語 の「V在/V着」は「V著」の2つの変種である

という仮説をたてた。「V在」は完全に「V著」

の語義特徴すなわち「付着」という語義特徴を継 承している。そして,「V着」の主な語義特徴は「持 続態」である。「着」はすでに空間概念をあらわ す語から時間概念をあらわす語,すなわち,持続 状態をあらわす語に変化したのである。

 かりに「V在」と「V着」を比較すれば,われ われは「V在」が強調しているのはVの前の名詞 句(主語または目的語)の付着点で,「V着」は

(5)

動詞の持続状態を強調していることを容易に見て 取れる。もし,一回性の動作ならば「V在」だけ

を用いて「V着」は用いない。以下の例をごらん いただこう:

 球蹄在玻璃上了。   *玻璃上践着球。

 釘子折在木頭里了。  *木頭里折着釘子。

 船沈在海里了。    *海里沈着船。

 これにたいし,動詞の語義が伝えるものが何回 も行われるくりかえしの動作であれば「V着」を 用いて「V在」は用いない:

 喇叭里放着音楽。   *音楽放在喇叭里。

 屋里開着会。     *会開在屋里。

 鍋里煮着飯。     *飯煮在鍋里。

 語義に制限があるのでたとえ同一動詞の,「V 在/V着」の文型がともに文法に合致していても 文の意味は同じではない:

 門上刷着漆 尼。(小心,別磁着)/漆刷在門上了。

(不小心刷門上了)

 房槍上浦着水呪。/水滴在房槍上了。

 池子里流着水。(状態)/水流在池子里了。(終点)

 かりにわれわれが動詞をおおまかに動態と静態 に分けるとすれば現代中国語には事実上二種の

「着」がある。動態Vの直後に来る「着」が「着1」

であり:「外面下着大雨」のように用い;静態V の直後にくる「着」は「着2」であり,「培上桂 着画」のように用いる。「着2」は存現文に多く 見られる。

 中国語に二種の「着」があるとの見方は,朱徳 煕先生(1990),木村英樹(1983),馬希文(1987)

などにすでに述べられている。とくに木村英樹は 種々の方法により中国語には二種の「着」がある ことを証明している。一つは動作が進行しつつあ ることを示す「着」で,本稿では「着1」と書く。

もう一つは状態の持続をあらわす「着」で本稿で は「着2」と書く。上記の学者が一致して指摘し ているように動詞の語義が異なることにより,

「着」の機能も明らかに異なる。つぎの例を比較 していただきたい:

 着1:吃着飯/刮着胡子/種着花  着2:桂着画/穿着大衣/種着花

 「着1」グループが伝えているのは動作の持続 であって動作の終点を強調しているのではない。

 「着2」グループがあらわしているのはある種 の状態が持続していることである。つまり,動作 の結果の持続である。「種着花」はいくつかの意

味があり,語の環境によって決まる。もし「他在 院児里種着花」ならば「着1」であり,強調して いるのは時間で,動詞は動態である。もし「院児 里種着花」ならば「着2」であり,強調している のは空間で,動詞は静態である。

 「着1」と「着2」は語義上はっきりと異なっ ているし,文法表現上も大きな区別がある。Vが 動態をあらわすとき(このときは「V着」の「着」

は「着1」となる),「着1」は数量詞をもつ名詞 とともには用いられず,「はだかの名詞」とだけ 組み合わされる。この点については陸倹明先生が 指摘したことがある。Vが静態をあらわすとき,

(このときは「V着」の「着」は「着2」である),

「着2」と二種の形態の名詞句はともにあい容れ る関係となる。以下の例を比べていただきたい:

着1.

 他喝着茶。

*他喝着一杯茶。

 外面下着雨。

*外面下着一場雨。

 教室里上着課。

*教室里上着一堂課。

われわれは,

着2.

 東上放着茶。

 東上放着一杯茶。

 堵上桂着画。

 堵上桂着両幅画。

 床上胴着病人。

 床上胴着一↑病人。

       「V〔動〕+着1」は数量詞を持 つ名詞句を排し,無標記の名詞句のみを受容する ことを見ることができる。「V〔静〕+着2」は 2種ともに可能である。注意すべきは「着2」句 のうち名詞句が数量詞の修飾語を持つとき,「了」

は「着」と互換できるという代替関係を持つこと である。「了」と「着」のこのときの文法機能は 中和的と言いうる:

 東上放着/了一杯茶。

 培上桂着/了両幅画。

 床上船着/了一介病人。

 以下,われわれは「着2」だけに言及し,「V在」

と「V着2」を比較する。「V在」と「V着2」

共通の語義特徴はともに空間の概念を強調し,と もに「付着」の意義を持つことである。この条件 のもと,これらの文の機能と句の配列にはともに 補い合う現象があらわれる。つまり,語順から文 の法則まで制限があり,「V在」と「V着」はと

もに異なる。しかしそれらは同義の文となりうる。

もっとも有名な例は「台上坐着首席団」,「首席団 坐在台上」であり,この二文に典型的に反映され ている。この文では「在/着」の文の意義は基本 的には同じだが「在/着」の文法機能は異なって

(6)

82 福島大学教育学部論集第54号

いる。

 歴史的資料と比較すると「V着」のもっとも明 らかな変化が引き起こすのは場所語を含んだ文の 語順上の変化である。六朝期には「著」(着)が 場所語をみちびき,現代北方語では「在」だけが 場所語をみちびく。「着」をともなう存現文では 場所語は動詞の前だけにあらわれることができ,

「在/着」は交換することはできない。

 *台上坐在首席団。 *首席団坐着台上。

 われわれは「持続態」が「着」の主要な語義特 徴となり,「付着」が「在」の主要な語義特徴に なると見る。語順と語義という二つの根本的な変 化と対立が,「V在」/「V着」に多くの面で相 補状態を出現させる。われわれは以下の四つの面 からこの問題を論じよう。

 A.動詞の語義が異なると「V在」/「V着」

の受容程度も異なる。たとえば,「非持続動詞」

:死,搾,落(1a),火,芸,拐,断などは「在」

とは組み合わされるが,「着」とは不可能である。

いくつかの例をご覧いただこう:

 *屋里死着人。   人死在屋里了。

 *菓上梓着書。   書搾在東上了。

 *車上落着東西。  東西落在車上了。

この種の動詞は一定の言語環境のもとで持続状態 をあらわすときには「着」を用いることができる。

たとえば:

 地上祁着一節姻頭。

 B.「V在」と「V着」を比較するとき,つぎ の点についてはすでに多く指摘されている。すな わち,「V着」の後の名詞フレーズ(N P)は,「定」

にも「不定」にもなりうるということである。例

えば:

埼上桂着(一幅)画。

 院子里種着(一些花)。

碗里盛着(両介)鶏蛋。

画桂在壇上。

花種在院千里。

鶏蛋盛在碗里。

 場所名詞はVの前であっても後であっても必ず

「定」である。語義上は話者が心中で指し示して いるものは形態上は数量詞に修飾されることはで きないし,また,場所名詞は必ず動詞にもっとも 近いところに置かれる。⑦「V在」/「V着」の 2文型のうち,非場所名詞がVの前,Vの後に置 かれるときだけ語義と形態上の区別がある。われ われがすでに取り上げたように,「V着2」と「標

1993−11

記/無標記」のN Pはどちらもあい受け入れうる。

また,同じ名詞フレーズが「V在」式の文で主語 となるとき,N Pは形態上数量詞によって修飾さ れることはない。もし,そのような文があればそ れは正しい中国語の文ではない。?一幅画在壇上。

 C.存現文で「V着」が否定文に用いられると きには「V在」よりも制限される。人々は否定文 を用いるとき,「V在」を用いることを好む。比 較されたい:

 ?黒板上投写着字。  字没写在黒板上。

 ?院児里没種着花。  花浸種在院児里。

 ?培角没葬着梯子。  梯子没鼻在培角。

もし,「V在」式の文を用いずに場所詞をVの前 に置いた場合,人々はむしろつぎのように言うだ ろう:

 黒板上没写/有字。

 院児里没種/有花。

 培角没葬/有梯子。

 われわれが述べたように,着2は「付着」の意 味はあるが,「持続」がその根本的語義特徴である。

否定形とこの語義特徴とのあいだには矛盾があ る。なぜなら,「持続」の前提は「すでに存在す ること」であり,「在」はこの語義特徴(持続)

を強調しない。したがって「V在」の文には否定 形はよく見られ,「V着」の文中の否定形はつじ つまが合わないように見えるのである。「V在」

と「V着」は命令文でも同じようなちがいがある

「V着」は命令文には使うことができず「V在」

にはそのような制限はない。

 *(把糖)東上放着!  (把糖)放在東上!

 *(把画)培上貼着!  (把画)貼在培上!

 D.時態助詞とともに用いられるときには「V 在/V着」には文法上整然とした相補関係があら われる。「V在」は「了」とだけ共起し,「口尼」と は共起できない。「V着」は「泥」とだけ共起し,「了」

とは共起できない。以下の数組の例を比較してい ただきたい:

台上坐着主席団口尼/*了。 主席団坐在台上了/

      *呪。

黒板上写着字泥/*了。字写在黒板上了/*泥。

培上貼着示的照片呪/*了。 弥的照片貼在壇上       了/*呪。

床上鏑着病人呪/*了。病人鏑在床上了/*呪。

(7)

 これらの例ははっきりと示している:「呪」と

「了」の語義のちがいと文法的な使い分けはそっ くりそのまま「V在」と「V着」の語義のちがい と文法的な使い分けに反映されている。「嘱」と

「了」はともに「已前」をあらわしているが,「 尼」

は未完成の持続を強調している。そして,「了」

は動作が持続するかどうかを強調しているのでは なく,過去の状況との比較をおこなっているだけ である:

 外面下着雪。  (已然:今降っているが,何時 まで降るかわからない)

 外面下雪了。  (已然:今降っているが,以前 は降っていなかった)

 「μ尼』と「了」の機能分布と「V着」と「V在」

の機能分布は平行している:「V着」と「呪」は 動作の終点を強調しているのではなく,伝えてい

るのは「ひと区切ウ」の概念である。「V在」と「了」

は動作の終点を強調しており,伝えているのは

「点」の概念である。

 上に述べてきたことをまとめると,われわれは

「V在/V着」文の特徴を簡単な表にすることが

できる:

持続ではないVとの連用:

否定文に用いる    : 命令文に用いる    :

「泥」と共起     :

「了」と共起     :

「V在」

十十十

「V着」

?・

 この表のうち,「+」の表示は文法上正しいもの,

「一」の表示は正しくないものである。明らかに 北京語における「V在」と「V着」ははっきウと 使い分けがなされ,文は補いあう分布をしめして

いる。

 最後になぜ「在…  V」と「V在」はそれほ ど関係が密接ではない文型であるのか,というこ とについて簡単に述べよう。われわれは,

「在…  V」と「V在」は二つの異なった道に沿っ て発展してきたもので,動詞の後の介詞「在」は「前 移」現象によって発生したのではないとする。か

りに中国語の介詞が普遍的に前移により発生した としても,介詞「在」については十分な証拠は存 在しない。

 「在…  V」と「V在」が北京語でひとつひ

とつ対応関係を示しているのではないということ についてはすでに多数の論文と研究がある。われ われはこの二つの文型には根本的なちがいがある ということだけを指摘したいと思う:第一は「V 在」は「V著(着)」の「付着」の意味の特徴を 継承し,「在…  V」はこの語義特徴の制限を 受けていないことである;第二は「V在」の動詞 は一回性の動作だけをあらわし,「在…  V」

の動詞は多数の繰り返しの動作をあらわす,とい うこ,とである。以下の例を比較されたい:

 在床底下放風。/風箏放在床底下。

(歌后語:力があっても発揮できない)

 在石頭上磨刀。/*刀磨字数石頭上。

 在樹上刻字。 /字刻在樹上。

 在手上孔針。 /針孔在手上了。

 (針きゅう)   (不注意)

 「付着」と「一回性の動作」という語義の特徴 にもとづき,われわれは容易に「在…  V」と「V 在」の語義のちがいを区別することができ,また,

なぜどの文が文法に合致し,どの文が合致しない かということを解釈することができる。朱徳煕先 生(1982)のいくつかの例をごらんいただきたい

  在勇辺笑。     *笑在勇辺。

*在石頭上欲刀。

在床上咳嗽。

*在泥里躁脚。

刀欣在石頭上。

*咳嗽在床上。

脚躁在泥里。

 われわれは「V在」の文型では「付着」がもっ とも重要な語義特徴であり,「在…  V」の文 型ではその語義の制限はそれほど重要ではない;

同様に「V在」の文型では動詞は一回性の動作を あらわすだけで,多数のくりかえされる動作をあ らわすことはできず,「在…  V」では動詞は 常に反復される動作や持続的状態をあらわし,一 回性の動作はあらわさないということを容易に見 ることができる。

4.結語

 われわれは,まず,中国北方語では「V在」と「V 着」は「V著」の二つの変化形であることを見た。

「V着」が場所語をみちびくのは六朝期にあらわ れ,「在/著」が混用され,競いあうというある 期間を経て「V在」は北方語では「V著」に交替 するとともに「付着」の語義特徴を継承した。「著」

は空間的意味をあらわす語から時間的意味をあら

(8)

84 福島大学教育学部論集第54号

わす語,すなわち持続概念をあらわす語に変化し た。現代北方語では「着」は動詞の語義により,

さらに二種の「着」に分けられる。ひとつは動作 の持続をあらわし(着1),もうひとつは状態の 持続をあらわす(着2)。われわれは北方語では「V 在」と「V着2」の機能は相補分布をしているこ

とを発見した。

 方言資料は「在/着/著」の使用と北方語の発 展は平行性がないことを示している。このことは ある方言で結局のところ(現段階では)どの字を 場所語をともなう介詞として選択するかは偶然で あるということをわれわれに示唆している。

 「在」は早い時期から文献中で動詞としてあら われるが(Vの前,Vの後ともに),「V在」は「V 著」と争ったのち真の文型を定める。「在…  V」

と関係は密接ではない。「V在」は付着の意を持ち,

「動作は一回性」という語義特徴があるが,

「在…  V」はこの種の語義特徴の制限を受け ない。この分析方法を用いれば「在…  V」と「V 在」がひとつひとつ例文を対応させなくとも大量 に解釈することができ,さらに,どの文が文法に 合わないかということを解釈することができる。

 上記の観点はある言語で時間語は常に空間語に 来源があるとする仮説にとって有利である。中国 語ではこの種の変化のあとずけは非常にはっきり

している:動詞>空間語>時間語である。この分 析方法は「着」に適用されるだけでなく,「了」

と「過」にも適用される。

      注

①除震場(1984)編著『世説新語校蜘,中華書局。

②梅祖麟(1988)では「著」が静態動詞の後に来る  とぎは意味は「在」:例0今一⑯,動態動詞の後に  来るときは意味は「到」:例働一但9,としている。

③本稿の例(7)一{m,例囎はともに劉堅先生(1985)

 編著「近代漢語読本』上海教育出版社から採った。

④『朴通事諺解,老乞大諺解』(1978),台北:聯経  出版社。

⑤例醐は王力先生(1980)『漢語史稿』(中冊),

 中華書局に見える。

⑥危秀恵(1973)の統計には「著」が動詞となる用  法は含まれていない。

⑦Xu Dan(1990)の論文参照。

1993−11

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Referensi

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