No.140/2013.2.19 発行: 西日本社会学会事務局
〒 812- 0053 福岡市東区箱崎6- 19- 1 九州大学文学部人間科学コース社会学・地域福祉社会学研究室 T E L & F A X 092- 642- 2426
郵 便 振 替 口 座 01750- 3- 23994 http://www2.lit.kyushu-u.ac.jp/~sociowest/
Ⅰ.第71回大会案内
ⅰ.参加・発表申し込みについて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 ⅱ.歓迎の言葉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 ⅲ.シンポジウムの概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 ⅳ.交通案内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 ⅴ.宿泊案内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
Ⅱ.事務局からのお願い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
Sociological Society of West Japan
西日本社会学会ニュース
Ⅰ.第 71 回大会案内
西日本社会学会 第71回大会は、下記の通り開催されます。
日時:2013(平成25)年5月11日(土)・12日(日)
場所:琉球大学
〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町字千原1番地
TEL 098-895-8012(総務係)
http://www.u-ryukyu.ac.jp/
ⅰ.参加・発表申し込みについて
本大会への参加をご希望の方は、同封の葉書にてお知らせ下さい。懇親会の参加についてもご記 入いただきますようお願いいたします。また、不参加の方もその旨ご連絡下さい。
自由報告の発表をご希望の方は、同じ葉書で発表題目をそえてお申し込み下さい。多数のご参加 をお待ちしております。
発表申し込み締め切りは、3 月
15日(金)必着です
締め切り厳守でお願いいたします。ⅱ.歓迎の言葉
琉球大学 安藤由美
第71回大会をお引き受けすることになりました。沖縄で本学会大会が開催されるのは今回で2回目 となります。前回の開催は、私が琉球大学に赴任前のことなので正確には分かりませんが、1980年代 と聞いておりますので、30年近く前のことになります。当時から、鈴木廣先生を始め、本学会の諸先 輩方からは、沖縄を大変気にかけて頂いたと私の前任者から伝え聞いておりますので、本大会で少し でもそのご恩返しができればと考えております。
以前にも、西日本社会学年報でご紹介したことがありますが、琉球大学における社会学の専門教育 は1962年に始まりましたので、今年で50周年を越えたところです。社会学の教員3名は現在、社会福
ⅲ.シンポジウムの概要
(登壇者の所属は、2013年1月31日現在のものです。)福祉社会学の現在――福祉的行為の分析――
近年、福祉的行為が広がりをみせている。阪神・淡路大震災を契機に広がったボランティア活動や 市民活動は、1998年の特定非営利活動促進法(NPO法)成立をはさみ、様々な実践が積み重ねられ つつある。また2000年に誕生した介護保険制度は既に10年の節目を過ぎた。本制度の実施は、福 祉サービス主体の多様化をもたらすとともに、福祉サービスの普遍化という点に帰結し、福祉的行為 の一般化へ寄与しつつある。そして先の東日本大震災の被災地に対する支援は、地域全体を対象に見 据えた新たな福祉的行為の枠組みを生みだしているように思える。他方、日本社会で古くから行われ てきたとされる互酬性に基づく福祉的行為も今なお綿々と続く日常を見出すことができる。こうして 福祉の範疇に含まれる行為は、様々な場で多様な人々や主体によって多元的に実践され、溢れかえっ ているような感を覚える。
さて、福祉的行為は社会学の分析対象として長らく研究されてきた。その歴史を紐解くと、互酬的 行為の分析、有償ボランティアに関する議論、福祉労働や福祉専門職を対象とする分析などがなされ ており、さらに最近では福祉NPOに関する議論も盛んである。しかしながら、これらの行為につい て改めて再考する時期にきているように思われる。現代日本社会に溢れる福祉的行為を、今どのよう に読み解いたらいいのか。特に社会のあちらこちらで分断が生じつつある中、それでもなお連帯やつ ながりが生まれるメカニズムを他の諸科学と異なる地平で、社会学徒としてどのような分析ができる のだろうか。今回のシンポジウムはこの点に焦点をおきたい。
報告者は、石橋潔会員(久留米大学)、吉武由彩会員(九州大学大学院)、そして山下亜紀子(宮崎 大学)を予定している。この3者はアプローチは違えど、福祉的行為に関心をもって研究に取り組ん できた点で共通している。現代の福祉的行為を解き明かすという課題に対し、この人数で取り組むの は少々荷が重く心細いが、それぞれがテーマとしてきた議論を展開することで、若干の論点を提起さ せていただければと思う。石橋会員からは、氏が展開する表情共振論をベースとした問題提起をいた だく予定である。またフレッシュな吉武会員からは、非対面的関係性として献血場面における分析か ら論点を提示いただく。そして山下からは、障害児家族をめぐる福祉的行為の実証分析に基づいた考 察を行いたい。
討論者は、鈴木玉緒会員(広島大学)と桑畑洋一郎会員(宮崎学園短期大学)にお引き受けいただ いた。司会はコーディネーターの山本努会員(県立広島大学)が担当する。
複雑化する現代の福祉的行為について、さらに今後の福祉社会の展望について、フロアーの皆さま とともに活発な論議ができれば幸いに思う。
(文責 山下亜紀子)
○ 琉球大学へのアクセス
(琉球大学ホームページより)
<空港からのアクセス>
(1)モノレールで首里駅下車、タクシーで琉球大学法文学部まで移動 所要時間:モノレール約27分、タクシー約15分
料金:モノレール320円、タクシー約1500円
(2)モノレールで儀保駅下車、路線バス97系統で琉大東口下車、法文学部まで徒歩5分 所要時間:モノレール約25分、路線バス約25分(1時間に1~2本)
料金:モノレール320円、バス360円
(3)高速バス(1時間に1本)111、113、123系統で琉大入口下車、法文学部まで徒歩15分 所要時間:バス約40分
料金:720円
ⅳ.交通案内
※ 最寄りのバス停・駅についてはホテルで確認してください。バス・モノレールの路線や時刻表に 関しては以下を参照してください。
那覇バスHP(97系統、高速バス)http://www.nahabus.jp/pc/
琉球バスHP(98系統、高速バス)http://www.ryukyubuskotsu.jp/map/
ゆいレールHP(モノレール)http://www.yui-rail.co.jp/
※ 琉球大学へのアクセスは琉球大学ホームページもご参照ください。
http://www.u-ryukyu.ac.jp/
※ 宿泊料金はパック利用等で大きく変動します。なお、施設等の条件、およびインターネット予約 割引については別途ご確認下さい。
※ 道路は時間帯によって大変混雑しますので、上記目安時間よりも余裕をみてお越しください。
ⅴ.宿泊案内
ゲストハウスマリンノート
※琉球大学への送迎あり(片道100円)
西原町内間111-2 距離2.6km、車で約10分
098-945-4549 3,800円〜
日航那覇グランドキャッスル 那覇市首里山川町1-132-1 距離8.0km、車で約20分
098-886-5454 3,850円〜
沖縄都ホテル 那覇市松川40
距離8.2km、車で約20分
098-887-1111 9,500円〜
スーパーホテル那覇・新都心 那覇市おもろまち4-16-27 距離10.9km、車で約25分
098-861-9000 4,980円〜
ホテル法華クラブ那覇・新都心 那覇市おもろまち4-3-8 距離11.0km、車で約25分
098-860-6611 5,700円〜
東横INN那覇新都心おもろまち 那覇市おもろまち1-2-27 距離11.6km、車で約30分
098-862-1045 5,200円〜
ダイワロイネットホテル那覇国際通り 那覇市安里2-1-1
距離11.8km、車で約30分
098-868-9055 9,500円〜
● 平成24 年度までの学会費が未納の方におかれましては、何とぞ納入くださいますようお願い申 し上げます。
● 西日本社会学会のホームページを、下記URLにて運用しております。ご意見等ございましたら事 務局までご一報下さい。http://www2.lit.kyushu-u.ac.jp/~sociowest/
【 編集後記 】
● 学会ニュース140 号をお届けします。今回は第71回大会の案内号です。お忙しいなか、玉稿を お寄せいただいた先生方には深くお礼申し上げます。
● 次回ニュースの発行は、4月中旬の予定です。住所・電話番号・所属機関などの異動等ございま したら、事務局までご一報下さい。よろしくお願いいたします。
(事務局:吉武 由彩)