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記 事 アメリカ経済教育活動の現状

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記  事 アメリカ経済教育活動の現状

 このたびの在外研究において︑私はたまたま一九七四年度ア

メリカ経済教育年次大会に出席する機会を得た︒本稿はこの大

会についての所感とともに︑それを通じて得た私なりのアメリ

カ経済教育活動をめぐる諸問題点についてつづったものであ

る︒大方の参考になればさいわいである︒

 まず大会の印象記から書きはじめよう︒一九七四年度アメリ

カ経済教育年次大会︵仮訳︶は東南部のジョージア州アトラン

タ市で開かれた︒オブザーバーとして私もこれに出席するた

め︑滞在地の加州エルセリートを出発したのが十月二日であ

  ーアメリカ経済教育活動の現状一 る︒出発後約四時間でサンフランシスコとはうってかわってあざやかな夕日を浴びて横たわる緑深い目的地アトランタに到着した︒はじめてみる東南部はやや荒涼とした西部とはちがって適度に潤いのある沃野であった︒直ちに宿舎兼会場のストッフアーインに入る︒ここでこの大会に出席のため日本からきた代表者と合流︑歓迎レセプションに臨んだ︒レセプションには全米各州から二〇〇名ほどの代表者が参加し︑盛況であった︒

 大会の正式名は>⇒2艶言8菖躍900暮色雪αOo暑R

Uぎ08冨である︒ここでカウンセルは事務局をニューヨークに置くJCEE︵一〇一算Oo⁝o︷一9国89日目〇国会︒馨一身︶の各州の経済教育カウンセルを指しており︑センターディレクターはJCEEの活動推進のための具体的実施機関ともいうべ

きNAAEED︵Z鴇一〇昌巴>器099一80h>臨三一彗a国8・

コ︒ヨ一〇国ユβ9=oコUマ88お︶の各センターのディレグターを指している︒つまり平たくいうとこの両機関の代表者達の顔合せ年次大会ということになる︒周知のようにアメリカは基本的に各州に分権化されており︑教育面をとってみても文部省のような中央に強力な統括官庁をもっている日本とは事情が大分異なっている︒そこで全国的レベルで特定の分野について︑問題

      一四一

(2)

  1記    事1

の提起︑意見の交換︑さまざまな情報の整理などを実施するた

めにはそれに相応しい特別の機関が必要になってくるわけであ

る︒JCEEは経済教育の領域においてそうした役割を果して

いる代表的な民間機関といえる︒JCEEを構成する上述の両

機関の脈絡は州それぞれの特殊な状況に依存しているため必ず

しも明確ではない︒しかしJCEE事務局はまさに本部であ

り︑活動方針の策定︑活動資金の調達︑全米レベルでの情報の

蒐集とその伝達︑を主な仕事としている︒一方︑経済教育活動

の最小組織単位が先に述べたセンターであって︑州によっては

数個のセンターをもっていたり︑ただ一個のセンターだけの場

合もある︒そこで行政区分によって州に属するセンターを統括

した場合の呼称が例えばZ害轟罫餌Oo雪色3国8poBざ

国98ユ8などであり︑センターレベルでの横の連携を保つ

ための機関がNAAEEDといってよさそうである︒もちろ

ん︑これについては大会当初手渡された大会プログラムからも

十分うかがわれるはずであったが︑事前的な知識も乏しく︑私

自身こうした経済教育面について考える機会もなかったため︑

実際に出席してみるとその場での話題やら個別的なことに注意

をうばわれてしまって︑会議の進行とともに次第に全体像が明       一四二らかになったというのが実感である︒ともあれ内容を知るためには四日間にわたる大会の進行状況を述べるのが最善であろγフ︒ 第一日目は新しく選出されたカウンセルおよびセンター理事の紹介︑そしてレセプションではとくに過去二十五年にわたる

JCEE活動の発展が強調された︒二日目の午前はNAAEE

Dの打合せに始まり︑話題の中心は高校における経済教育をめぐって︑センター間の情報交換の具体的あり方や実際の活動方向とりわけ民畠什畠9Rと呼ばれる運動推進員の育成などがいくつかのセンターからの報告例を中心に論議された︒ついで次年度大会計画などの打合せが行なわれたが︑席上︑こうした民間機関には固有の問題である資金の提供者側の要望と機関自身の基本方針との調整について︑激しいやりとりが行なわれた︒ 午後は蚤の市︵固8蜜碧国9︶で︑特設会場には小学校から大学まで数多くの教材が陳列され併せて各センターの年次報告も一括して配布された︒別室の大ホールでは十人位の︒パネルディスカッションのための小型セクションが三〇個所ほど設けられて︑主として大学の経済教育について︑各センターが開発し
(3)

た電算機利用によるゲーミングの解説︑特殊テーマに関するパ

ネル討論のためのステップ方式の説明など︑経済教育の促進剤

としての目玉商品がよりどりみどりに陳列されていた︒夜の部

は主として小学校低学年向けの視聴覚教材の新しい試みの紹介

で︑経済の基本用語や各州の経済の仕組みの理解のための漫画

やスライド実写など︑種々の工夫が凝らされていて楽しかっ

た︒また補助教材としての各種室内ゲームが一堂に集められ製

作メーカーの積極的アピールなど興味深かった︒宿舎の十七階

の部屋からは市の中心街に林立するビル群がほどよい大きさで       ひとしお視野に広がって︑夜景の光芒は旅情一入のものがあった︒

 大会三日目を迎える︒午前中は小︑中学校レベルにおける現

場教師の教育に関する報告と討論と題してプログラムが組まれ

た︒小学校レベルに於ては純粋交換経済における分業への移行

過程を生徒にわかり易く説明するための示例研究を中心に討論

が行なわれた︒一方︑中学校レベルについては教育システムを

めぐるモデル提案を軸に熱っぽい論争が展開された︒内容はフ

ィードバックを考慮したシステム論的考察であったが︑当然の

こととして効果分析における具体的評価尺度の設定とシステム

における教師個人の立場などに論議が集中していた︒昼食会の

  ーアメリカ経済教育活動の現状ー スピーチではJCEEによる全国的経済教育カリキュラムの開発計画についてウィスコンシン大学のW・L・ハンセン教授が主旨説明を行なったが︑着想についてはわが国に於ても行なわれている﹁市民のためのミニマムエッセンシャルズ﹂作りにかなり類似しているとの印象を強く受けた︒午後の部は大学レベルの問題で︑教育現場での実験結果についての報告が主であった︒最初は初等経済学の教育で︑とりわけ教師の個人差が顕著である基本概念の説明に際し︑その調整の効率的達成の一環としてテープあるいはテレビといった機械装置をメディアに用いた場合の成績評価に関する統計的分析であった︒次は新人教官を対象に︑彼等が一般教養経済学を担当する場合のプログラム作成をとりあげていた︒これは経済学専攻の者が必ずしも経済学を担当するとは限らないという事情を反映しており︑かなり頻発する状態として真剣に論ぜられていた︒ 午後のこうした大学レベルについては︑種々の試みの意慾的な点は買われるとしても︑全般的には試論的ないし未整理の段階での発表が目立っており︑いまひとつ経験豊かな盛りあがりのある報告が要求されてもよいように感ぜられた︒ 各カウンセルの具体的諸活動のあり方をテーマにした議論が

      一四三

(4)

  −記    事−

最終日に予定された︒当初︑私には各州カウンセルがどの程度

の規模と組織とをもっているか見当がつかなかったが︑この段

階にきて州によってはかなり格差のあることがわかった︒セン

ターは原則として各州立大学の経済教育センターからなってい

る︒比較的規模の大きいインディアナ州カウンセルを例にとる

と︑そこでは組織が大きく大学センター︵8一一£08旨R︶と

公立学校群の協カプログラム︵80冨3什冒噴9ぎ9箕︒因βヨ︶

に分かれており︑大学センターは八大学のセンターから︑学校

群は高等学校をはじめとする公立学校グループ八個から構成さ

れている︒活動の詳細については後述することとして︑一体な

ぜこうした公立学校の協カプログラムを推進しなければならな

いかと疑問をもっていたが︑あるセンター理事の﹁私の州では

十年位前までは殆んどの公立学校で経済教育が行なわれていな

かった﹂との言を聞いてやや納得がいった︒

 昼食会の事務局のフランケル会長の辞は熱弁であった︒過去

四半世紀にわたるJCEEの指導的地位を謳いあげ︑現在行な

われている各州カウンセルの漸新な試みについて具体例を挙げ

つつ︑いろいろな角度から運動の進渉状況を紹介した︒しかし

ながら問題は山積しているようである︒確かに配布された参加       一四四者名簿によるとセンター理事は全米各州から出席しており︑殆んど全米を網羅しているようにみえるが︑活動の主力は中北部および東部であり︑西部とくに全米人口の十分の一を握るカリフォルニアそしてハワイは未だ掌握しきっていないようである︒﹁問題があったら直ちに知らせよ︑諸君のオフィスの電話はそのまま私に直結していることを常に覚えておいて欲しい﹂と訴えていたのも︑こうした民間機関の間のひいてはアメリカ教育産業界をめぐる厳しい競争を生き抜くための気概ゆえであろう︒ そこでこのようなアメリカ経済教育の動向についてより詳しく知るためにも︑ここでJCEE事務局の活動状況についてもう一歩踏みこんでおこう︒

 JCEEの諸活動を大別すると各センターに対する資金援助

と経済教育活動の分野における全米規模の情報蒐集ならびに伝

達にあることは前述の通りである︒そこでまずJCEEを含め

た各カウンセルの諸運動についてもう一つ立入ってみることに

しよう︒JCEEから最近届いたニュースによると︑今から六

(5)

年前までは全米におけるセンター数は五〇そこそこであったと

いう︒しかし現在では一〇七と倍増している︒このように急激

に数が増大した理由について本部は︑諸般にわたって国民的合

意が要求される現状において経済学ならびにその教育がますま

す重要な分野であると考えられてきたこと︑そして各大学がい

ずれも財政緊縮傾向にあるにもかかわらずこうした動きがみら

れるのはJCEE活動の重要性が再評価されたことに他ならな

いとやや自賛的な理由づけがなされている︒これらの数字の信

憑性についてはそのまま受取る以外はないが︑大会当日配布さ

れた各カウンセルおよびセンターの年次報告書の冊数からは︑

前者が二〇州︑後者が五二センターであり︑ここらあたりが実

勢力といえそうである︒それにしても大変な数字であることは

確かである︒JCEE本部の意向としては︑各州に最低一個の

センター︑望むらくは二個のセンターを設置し︑これを中心に

公立学校の協力体制をはかるプ・グラムを推進するのが規模的

に最も有効であると考えているようである︒しかし各州カゥン

セルの側はどうであろうか︑例を再びルイジアナ州カウンセル

にとってみよう︒そこではセンターを一つ設置した場合︑最小

二名の専属プロモーターを確保しなければならず︑JCEE本

  ーアメリカ経済教育活動の現状− 部からの援助資金は殆んどそのための人件費に充当しなければならず︑それ以外の諸活動つまり各種会合︑夏期ワークショップ︑全米年次大会への派遣︑諸設備の購入などの費用はすべてセンター設置大学や地方行政府︑民間企業からの寄附金に頼らねばならないといっている︒そしてこれは一九七四年度の全予算約五万ドルの中︑一万六千ドルが人件費に充当されており︑資金調達のあり方からも︑センター設置大学および公立学校群協力プログラムからの拠出が五〇%であることからも読みとることが出来る︒こうした資金面からみると︑速断かもしれないが︑やや行政ベースの感をまぬがれない︒センター設置大学にしてもアメリカ教育界を支配してきた伝統的私立大学が顔をみせず︑もっぱら抬頭のいちぢるしい︑ウィスコンシン︑インディアナ︑イリノイといった州立大学が主体になっていることからも首肯できる︒各センター活動をより円滑にする一環としてJCEEの経済教育分野における全米規模の情報蒐集と伝達がある︒ここではこれを出版物サービスに限ってみよう︒一九七四年九月現在の出版物チェックリストによると一般︵十七点︶︑試験関係︵十三点︶︑小学校の部︵十点︶︑中学校の部︵九点︶︑高校の部︵二十点︶︑大学︵三点︶︑経済トピックス︵十       一四五

(6)

  −記    事−

点︶︑視聴覚教材︵二十点︶︑となっており︑視聴覚教材を除い

ては手軽な小冊子であるが︑実にたくみに整理されている︒例

えば一般の部に国O仁︒畿8巴O曽昌︒ω彗ユωぎ三豊︒器ぎ

国8ぎ鼠8と題する本があるが︑そこでは百三十種類もの教

育補助材料としてのゲームが手際よく紹介されている︒対象も

小学校低学年から高校上級まで︑取扱内容についても消費者行

動︑銀行︑保険︑市場問題︑財政そして国際経済と全域にわた

っており︑一ゲームあたりの許容参加人数も二〜三人から三〇

〜四〇人と巾広い︒

 ゲームといえばアメリカの町を歩いてオモチャ屋に初めて入

ると幼児用から大人向けまでいわゆる室内ゲームが数多く陳列

されているのに驚かされる︒種類も実に豊富であり︑なかには

同一主旨のゲームが難易にしたがって年齢順に整えられている

ものもある︒小学校でも一〇ω的筈ポωε3韓のために特別のゲ

ーム室を用意しており︑私が見学した小学校では殆んどの学年

で経営経済の理解促進のために補助手段としてゲームを利用し

ていた︒学校ばかりでなく課外においても室内ゲームは盛んで

小学校二・三年の生徒が数人寄ってはオルゴポリイといったゲ

ームに興じている︒また父兄の方もこうした遊びがもつ効能を       一四六十分承知の上で積極的に買与えている︒そしてこうしたゲームを学習教育に導入することについて教育専門家の問にも真剣に

論ぜられていることがさきのNAAEEDの議長であるミネソ

タ大学のD・R・ルイス教授との会話からもわかった︒大学におけるコンピューター利用を始め︑ゲームを含めて諸設備の教育技術面における効果的運用については彼我の格差が感ぜられるところである︒ さて︑話を元に戻して活動状況の詳細にふれておこう︒一九七四年度のインディアナカウンセル︵ICEE︶の年次報告書から重点事項を拾ってみるならば︑まず秋の年次総会がある︒そこでは次年度の諸プログラム作成とその推進のための基本方針ならびに各センターおよび協力公立学校群への指示が策定される︒ついで消費者教育コンファレンスがある︒ここでは二〇〇名以上の一般参加者に対して経済学の基本と具体的な実際の動きを説明している︒社会科教育セミナーは州政府との共催による主として小・中・高教師を対象とした経済教育である︒他方︑実社会向けの経済セミナーも開かれていて百五〇名以上の地域社会のビジネスエリートを相手に地域経済との関連を主体に講義が行なわれている︒またエネルギー危機のための環境コ
(7)

ンファレンスも企画されている︒これ以外に春期大会あるいは

夏期ワークショップがある︒夏期ワークショップでは四〇名近

くの小・中学校教師が十日間近く合宿して経済諸概念のより効

果的な指導技術のマスターを目指すもので好評とのことであ

る︒ 一方各大学センターの動きはどうであろうか︒パデュー大学

センターに例をとると︑当センターでは一九六六年以来︑経済

教育に関する調査研究︑カリキュラム開発︑指導技術の訓練な

どが重点事項としてとりあげられている︒調査研究については

とくに最近になって急増している関連文献の情報整理が主目的

である︒また大学初年用の経済コースのための教材パッケージ

の作成をも意図していて︑ザてめ中味としては︑各車毎に具体例

ならびに統計データを含む一学年用の教科書︑ケーススタディ

および選択問題を豊富に盛込んだワークブック︑基本概念解説

のためのマニュアルなどが企画されている︒経済学専攻以外の

博士課程在学中の大学院生を対象として︑彼等が卒業後直ちに

一般経済学を担当することを前提として︑そのための特別のプ

ログララムも検討されている︒

 公立学校群協力プログラムについては︑

  ーアメリカ経済教育活動の現状一 一︑教育カリキュラムにおける経済学のより一層の拡充︑一、

齡ハ教師の経済学への準備に対する支持︑

一、

V教材の開発︑

て経済教育におけるカリキュラム変化に対するパターン認

  識︑

などが目標として掲げられており︑ICEEおよびJCEEか

らの協賛の下で強力に展開されている︒

       ヤ  ヤ  ヤ  ヤ

 JCEEの理事者一覧表にはC・C・ガーヴインエクソン社

長をはじめ有力民間企業のエグゼクティブ︑連邦政府の高官︑

各州立大学長︑経済学の分野からもアメリカ経済教育界の重鎮

スタンフォード大学教授G・L・バック︑ブルックリン経済研

究所長A・M・オーカン︑大統領経済顧問のR.L.ヘラーな

どが名を連ねており︑相応の資金調達能力は示されている︒一

九七四年度会計報告によると収入源は寄附金の約六〇万ドル︑

これにJCEE活動による収益金一〇万ドルを加算した約七〇

万ドルである︒三万ドル以上の大口寄附団体にはアメリカ銀行

協会︑アメリカ電信電話会社︑エクソン教育基金︑GE︑連邦

政府の健康︑教育および福祉部門︑シアーズローバック基金︑

APスローン財団などが挙げられている︒

      一四七

(8)

  −記    事一

 支出面については大学関係プログラム︵二八・六%︶︑情報

および出版関係︵一七・七%︶︑各カウンセルならびにNAA

EEDプログラム︵一七・四%︶︑学校サービス︵一四・○

%︶︑ 一般管理費︵二二・五%︶︑などである︒このようにみて

くるとアメリカ経済教育の推進母体は各州立大学のセンターで

あり︑全米各地の地域的関連を結ぶ代表的民間機関としてJC

EEが存在するといえよう︒

      三

 そこでここでは経済教育をめぐる諸活動の具体的側面の一環

として︑後述の研究論文から最近のトピックスを一つ選び︑こ

れを紹介検討することでこうした諸活動についての理解のため

の手がかりとしよう︒

 大学教育における経済学とくに初等経済学の教育がどの程度

その成果を持続するか︑あるいはその考え方なりがどの程度影

響力を保っているかを計量的に推測しようとした試みがある︒

雑誌AERからω窪且03℃琶言︑︑↓幕ピ器皿£国30a

oh固︒目窪σ豊国8コ︒日一〇〇〇賃ω窃ωoヨ︒勺冨=日ぎm裏

切窪三葺..9︵ζ昌お=︶についてみよう︒本論文は経済学       一四八者G・ステイダラーが一九六二年のAEA大会で提唱した一つの仮説すなわち︑大学卒業者例えば卒業後五年程度の人々から︑適当な標本を選ぶ︑これには初等経済学を履修した者としなかった者とを半々づつのグループに分ける︒これらを対象として教科書的な質問ではなく最近時の経済問題について質問した場合︑これら二つのグループ間には殆んど差異は認められないであろう︑なる仮説を検定しようとした実験結果が主内容である︒この仮説が支持される傾向については若干の具体的結果が示されていたが︑標本抽出などの点に十分配慮がされていなかったためたんなる指摘にとどまっていたのである︒そこで本研究ではとくに標本抽出︑テストの内容および準備的段階を吟味してある︒標本抽出に際してはクロスセクションベースで初等経済学を履修した者とそうでない者とを次の三つの時点でとらえている︒すなわち︑日初等経済学履修直後︵大学二年生が主な対象︶︑口初等経済学修了後二年経過した時点︵殆んどが最上級生︶︑日大学卒業後五年経過した時点︵二年度にわたる経済コース終了後七年経過した人々が主な対象︶である︒ またこれら各時点について比較対象の能力の均一化をはかる

ため︑最終抽出単位選択の前段階における選択対象の大学につ

(9)

いて︑入学試験にO国国切−ω>↓︵Oo一一農︒国具冨コ8国蓉註召・

該8ω8a.のω畠2鶴野>讐一ε号↓穿け︶を採用している所に

のみ限定し︑さらに大学の種別として各種カテゴリーを含むよ

うに層別形式で全米から二五校を抽出した︒

 質問票については大体四〇〜五〇分程度で完答可能なものが

工夫された︒質問票は二部からなっており︑第一部は回答者に

関係する事実についてであって︑性別︑現在の職業または所属

学年︑専攻分野︑初等経済学コース修得の有無︑現在時点にお

ける興味ある主題︑一般的な意味での経済学の重要性︑大学卒

業要件としての初等経済学修得の必要性︑読書傾向を知るため

のチェックリストなどで︑初等経済学コースを修得したと答え

た回答者についてはさらに他大学の初等経済学コースとの比較

などについて質問された︒

 第二部の経済に関する本質的な部分については︑全米におい

てその地位を確立している後述のTUCE︵↓oω什︒一¢乱R︐

ω鼠&一£ぎOo幕鴨国8き巨8︶を若干修正したものを採用

した︒質問は三三問から成っていて以下の三つのカテゴリーに

等分されている︒すなわちRU ︵幻8£凱8目加呂G&R・

器邑品︶︑SA︵ω互誓言℃一一&︷8︶︑CA︵O︒目℃曇

  !アメリカ経済教育活動の現状! >O巳一8諏Oロ︶である︒ このTUCE採用に際してステイダラーは次のように言及している︑ ﹁ここに含まれる質問内容について︑私はそれが初等経済学コースの持続性をテストするための真正な質問としてはやや教科書的であり過ぎると思うが︑被実験者である学生および卒業生諸君が有している経済学の知識はきわめて残り少ないことを十分予想出来ることからして︑たとえこうした偏りのある内容でもとりたてて異論をさしはさむべき余地はないように感ぜられる﹂と︒質問の具体的内容に立入らず結果についてのみ述べることにはいささかためらいがあるが︑教育活動の現状という点を強調することで割愛することにして直ちに結果に入ろう︒ 以下次表ODを参照しつつ結果について略述しよう︒有効回答は全体の二二%の一〇五九通︑内容は分類−入門コースのみ履修した者︵三九九︶︑分類H経済学を履修しなかった者︵三三四︶︑分類皿入門コースプラス他の経済学コースを履修した者

︵三〇七︶︑分類皿入門コースは履修しなかったが他の経済学

コースを履修した者︵一九︶である︒表におけるO国国切・ω>↓

の平均点数についてはこれら四グループ間に有意な差は認めら

       一四九

(10)

1記

事一

  表(1)

分類五(399)1分類皿(307)t分類W(19)

SAT平均117glSAT平均1184iSAT平均1184

平均騨麟平均鮮騰平均瞬偏差

lll!1:1比1:旨ll㍑::111

分類1(334)

S AT平均1155

平均麟偏差

1.7 1.3 1.2 3.3 8.7 24.6 1.6

4.1 9.0 24.9 1.7

5 1

2.2 1.4 8.0 1.9

6.2 6.6 2.4

4.9 4.7 1  21.6 17.9

      U A A 計

質問の種類  R S C       11 11 H 合 れない︒まず当面の問題である欄1と欄2の比較︑つまり初等経済学コースを履修した者としなかった者との差を調べよう︒その差は平均に於て三・七であり︑これに単純に統計的検定としてのt検定を適用すると○・一%有意水準でも有意となり︑先のステイダラーの仮説すなわち差は認められないであろうとする仮説

は棄却もしくは論       一五〇破される︒しかしながら内容的に立入って三三問について三.七であり︑これからみればきわめて僅少差であるとの主張も成立しよう︒もっともこうした差異についてはそれが修得した経済学およびSATの平均点数以外の他の諸変数によって惹き起されているかもしれないし︑現にサンプル数が質問票送附数の二二%であることなども十分考慮しておかなくてはならないであろう︒ そこで諸変数をも同時考慮した平均点数の諸変数︵性別・学校の種別︑SATの点数等々︶ への重回帰分析の結果をみると︑重相関係数○・四九八で︑初等経済学コースに関する変数の回帰係敷は三・三でt統計量の値一〇・八を得︑やはり0.

一%で有意となることがわかる︒以上からしてこのデータから

は当該テストにおける初等経済学コースの影響力が例証された

ことになった︒

 ついで上述の平均点数の差異の絶対的な大きさについて一つ

の目安をたてる試みがなされている︒それによるとTUCEテ

ストについて初等経済学コースを履修する以前と直後とでは平

均に於て約六点の差が示されるという結果が知られており︑し

たがってこれから上述の三〜四点の平均差は誇張するならば卒

(11)

業後五年時点においても約五〇%の入門経済コースの知識が保

全されているといったことが類推されよう︒また先述の重回帰

分析について︑総合平均点数の差異を説明するのに︑それが

O国国切・ω>↓の結果ときわめて関連度の高いことが訴えられて

いる︒それによると国語試験におけるO国国切︐ω>↓の一〇〇

点差は綜合平均点数で一・一二の差異をひき起し︑数学におけ

る一〇〇点差は一・〇三の差異をひき起すことが示され︑これ

からすると当該テストの平均点の差三〜四点はSATにおける

合計点数の三〇〇点の差異に相当していることが推測され︑調

査解析を担当した大方の意見として︑SATにおけるこの開き

は十分考慮に値するとの結論が附されている︒

 この他︑初等経済学コースの難易等をめぐって他大学との比

較などに及んでいるが︑こうした方向での手がかりとしては十

分である筈はない︒しかしその一端を察知する意味ではこの程

度でよいであろう︒

以上のような諸活動に支えられて︑現在アメリカでは経済教

育の領域が調査研究の新しいかつ興味深い対象としてとらえら

  ーアメリカ経済教育活動の現状− れはじめている︒すでに数多くの経済教育のためのテストおよび評価のための諸方式が利用可能であり︑さまざまな実験が試みられ︑それに伴って関連文献もいちじるしく増加している︒また図書も多種多様である︒ 現在︑こうした潮流を背景に︑この分野における調査研究が

一つの専門的地位にまで高められているのが実情である︒ここ

ではこれらアメリカ経済教育に関する調査研究の概略をJCE

E出版による国︒ω8言げ雪国88ヨ一〇国警8ぎ早ξq搾

い〇三¢塁αρρO≦のを中心に説明しようとするものであ

る︒内容はテストおよび評価方式︑各種文献の動向︑今後の課

題の三つに大別される︒

 経済教育にとどまらず﹂調査あるいはそれがどのような形態

をとるにしろ統計的検証を実施するためには具体的なデータが

必要であることはいうまでもない︒教育の立場からは学生.生

徒の成績評価のための諸方式ならびにその具体的結果が要求さ

れるということになろう︒そして現在︑経済教育に対する関心

がこのように高まってきた理由として︑そのような具体的な評

価材料が整備されてきたことが挙げられている︒そこでまず現

時点でアメリカ国内において衆知のテストもしくは評価方式を

      一五一

(12)

  1記    事一

述べてみよう︒

 TEL︵↓oω什oh国8まヨ一〇q註震曾彗会£︶口一九六三年

に開発され︑全国的に最も早くその有効性が知られたテストで

ある︒とくに高等学校の生徒が主な対象であるが︑一部の大学

では初年度に使用している︒

 TUCE︵↓蕩け︒団d&R9碧色ロ磯一口OO=o鴨国8口OB一8︶

11一九六八年に開発され︑大学初年用コースのためのものであ

る︒ 代表的にはこの二つであるが︑独力で勉強したり︑より高

度の専門知識を理解したりするための補助的評価手段として

Oピ同項\O国国切︵Oo=o鴨ピ︒<o一国巻旦口器︒コギ︒鵯四目ざ

国8日目一畠亀爵oOo=£o国韓語口8国春日﹃讐一8切om三︶

や︑JCEE開発による中学生のための ↓ご℃国︵↓o暮a

q区︒冨9区ぎ瞬ぎ頴お8巴国83巨8︶などがある︒小学

校課程を対象とした全国レベルでのテストについては︑ここ三

年間組織的な展開が推進されているが︑解析的評価を下すまで

には少し時間がかかりそうである︒しかしながら試論的なテス

トについては各学年にわたって州によっては実施されている︒

その他︑特定の問題解決のためのテスト方式などは多数用意さ 一五こ

れている︒

 調査研究については一九六五年までは︑殆んどそれらしいも

のがなかった︒そしてここ五年の間に代表的なアメリカ経済

学雑誌>ヨ98弩国8ぎヨ幽︒勾︒≦oミをはじめ︑他の経済

学専門雑誌譲︒の8ヨ問8き巨︒匂2ヨ3 ω290B国8︑

9ヨ一〇冒仁3巴などに二〇点を超える当該領域の論文が掲載

され︑一九六九年には専門雑誌︸2ヨ巴︒出国8岩日ざ国30㌣

ぎ口が発刊された︒そして現在では︑それらの諸結果を整理

するための調査研究が着手されている︒

 そうしたなかで最も大規模な調査研究はJCEE所属のG・

ダウソンによる包括的サーベイであって︑知窃窪吾一二目国8・

き且︒国身︒昌︒籍>更三一〇讐琶ξなる題名の下で9旨臼

h9国8ぎBぎ国自信8二8一ロZo︵吋︒葵ご三ま話一落から出

版されている︒内容は全米の経済教育カウンセルおよびセンタ

ー︑さらには経済教育プロジェクトを担当しているすべての諸

機関総数約二千件に対して質問票を送付し︑約半数にのぼる回

収結果を整理検討したものである︒一九六八年から一九七〇年

末までに得た上記の有効結果九百件のリサーチプロジェクトに

ついてみよう︒

(13)

表 (2)

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3

ーアメリカ経済教育活動の現状一

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7

 それによると各プロジェクトの内容構成もきわめてインフォ

ーマルな形式のものから高度の統計解析技術を駆使した結果に

到るまでさまざまであり︑対象範囲も中学・高校︵三七%︶︑

大学︵三六%︶︑小学校︵七%︶︑小学・中学・高校にわたるも

の︵五%︶︑中学・高校・大学にわたるもの︵三%︶︑その他一

般︵=一%︶となっている︒各プロジェクトの実施結果につい

て正規の研究報告として刊行されたもの;⁝点である︒上表

図はそれらの分類表である︒とくに参考のため雑誌AER掲載

分については本稿末尾に詳細を挙げておいた︒

 また︑こうした調査と平行してJCEEでは一九六九年から

三年間にわたってGEからの基金を背景に︑毎夏カーネギーメ

ロンおよびパデュi両大学において経済教育研究のリサーチを

めぐって討論会を開催し︑その成果について全米社会科学連合

学会で発表している︒

 以上の各プロジェクトの発表内容あるいは雑誌AER掲載論

文については前節でその一端に触れただけであるが︑ここでは

一足飛びにこうした研究調査の実施結果に関する反省を︑今次

大会からの見聞をも織りまぜながら︑いくつかを拾ってみるこ

とにしよう︒

      一五三

(14)

  一記    事一

 まず指摘できることは︑取扱上の点からそうならざるを得な

いが︑やや自然発生的に現われたこれら一連のサーベイの大部

分が︑評価もしくはテストのための方式やメディアといったい

わゆる狭義の技術的側面の有効性のみに焦点を絞っている事実

である︒AER掲載論文についても︑教育指針として練習問題

を多く課すか︑それともケーススタディにより比重をかけるべ

きかとか︑メディアについてもプログラム方式︑テレビによる

視聴覚︑コンピューター志向型のいずれを選択すべきかなどの

問題が多く取扱われている︒しかしながらカリキュラム全般に

ついては少なくとも目的︑内容︑媒介に相互不可分の観点があ

り︑そうした点をも十分意識して論ぜられるべきであろう︒し

たがってこの見地からは例えば取扱い対象が教育技術あるいは

メディアに十分絞って論議可能かどうか︑広範囲なカヴアレッ

ジと特定少数概念の掘下げのいずれを志向しているか︑とか教

育技術についてもそれが経済学以外の他の諸分野との関連でど

う把えられているか︑などの点に留意されねばならないであろ

γワ︒ 大学を除く高校までの諸段階における教師に対してどの程度

の予備的知識があれば適切であるかといった問題も重大な未開       一五四拓領域である︒これについては若干の具体的結果が示されているようであるが︑必ずしも系統的あるいは組織だった調査は行なわれていないというのが指摘であった︒ 教育効果の持続性とりわけ高校段階における経済教育の成果がいかに大学課程の学習に影響を与えているかについてはかなりの数の研究が行なわれているが︑反面︑高等学校のみの卒業生や大学卒業者に対する教育効果の持続性は問題の性質上からやむを得ない点があるが殆んど皆無のようである︒また前者に

ついても︑大学教養課程で既に習得済みの内容についてどの程

度回復のための努力を払うべきかの問題も︑例えば州によって

は大学の半数以上が高等学校のカリキュラムをそのまま導入し

ているといったことを見聞すると︑複雑のようである︒これ以

外にも学生の性格と教育方式の関連性︑教師の態度と影響力と

いった諸点も考慮されねばならない今後の課題として強調され

ている︒ 先にも少し触れたが︑教育の中にゲームあるいはシミュレー

ションを積極的に導入しようとする姿勢もいたって不十分であ

る︒そしてむしろこの問題はプログラム化された授業方式ある

いはテレビによる視聴覚授業における補助的手段として位置づ

(15)

けられていて︑皮肉なことに理解促進剤である筈のこれらの手

段が︑逆に説明不足の個所や理解の欠除を指摘する作用をもっ

ていることが若干例から訴えられている︒

 こうしたアメリカ経済教育における広い意味での効率性を重

視する傾向は︑ひいては経済学自身の経済性を問う段階にまで

発展する可能性を秘めているのではないかというのが私の見方

でもあるが︑これまでアメリカにおいて実施されてきた︑そし

て現に推進されている経済教育をめぐる数々の努力に対して︑

わが国ではすべて事情が異なるという一言だけで片附けること

は到底できないであろう︒

 最後に最近の動向の一端をつけ加えておこう︒昨年十二月二

八日から三日間恒例の全米社会科学連合学会ASSA年次大会

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がサンフランシスコで開催された︒加盟主催団体はアメリカ農

業経済学会AAEA︑アメリカ経済学会AEA︑アメリカ財政

学会AFA︑社会経済学会A$E︑計量経済学会ES︑産業組

織学会IRRAの六学会である︒分科会の数一八五︑一分科会

の平均講演者数四人としても七〇〇人以上にのぼる講演が開か

れる大規模な学会である︒経済教育の分野においても講演者数

  ーアメリカ経済教育活動の現状一 三︑パネル討論一を含んでいた︒この討論会の講演者はJCEEの理事でもあるスタンフォード大学のG・L・パック教授であり︑タイトルは︑軋↓﹃O男ユ昌9巳800昌詔≦ザ讐¢プ◎乞αぽ﹃算帥pユ類﹃o器昌〇三α一けげ︒吸︒ぎ磯..であり︑パネリストも日本によく知られているK.E・ボールディング︑J.K・ガルブレイス両教授をはじめ︑JCEE大会で知ったW.L・ハンセン教授も参加しており︑経済学の専門家がこうした教育の基本問題に真正面から取組んでいることがよくうかがわれた︒ いずれにしてもJCEE年次大会は私に多くの貴重な経験とアメリカ経済教育問題に関する有意義な示唆とを与えてくれた︒ここにあらためて大会への出席の機会と資格を附与してくれた経済教育研究協会に対して深く感謝申し上げる次第である︒ AER掲載論文は次の通りである︒

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ーアメリカ経済教育活動の現状1一五七

Referensi

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