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EPR 第4章:役割と責任

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Academic year: 2024

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EPR  第4章:役割と責任

4.1 導入

*第4章の目的*

EPRのもとでの

1. 責任の種類と所在 2. 生産者を定義

3. 他の主体の役割と相関関係

4. 責任配分と割合の際に考慮すべきこと

4.2 背景

   ・製品回収プログラム:一般的によく使用されているおり、規制的、自発的、産業界ベース のEPR手法

       

    製品回収オプションに付随する条件と問題点に焦点を合わせる

4.3 責任の範囲

   ・使用後の製品に対する責任

     納税者・地方自治体       製品の生産者 EPRが意図することの       拡大      核心

1.責任の意味とは?

       物理的責任・・・使用後の物理的管理の責任(直接的、又は間接的)

責任  

         金銭的責任・・・使用後の処理コストを支払う生産者の責任        

① 情報提供・・・エコラベル、エネルギー情報など

② 特別責任・・・環境、安全上での特定的な責任

③ 所有権 ・・・製造業者が製品のライフサイクルを通じて保持すること

4.4 生産者とは誰で、何の責任を負うのか?

*EPR政策の成功にとって重要なこと*

 生産者のリーダーシップ

 一番影響力を持っているアクターが適している

1.生産者とは誰か?

<フィンランド・スウェーデンの見解>

 ・責任をとるべきアクターは生産者

  理由:他者には入手できない製品関連情報を持っている 有利な立場

(2)

知識と専門性に基づいて製品に変化を加えることが可能

*寿命の長い製品の場合

    例)自動車、冷蔵庫、テレビ

・ ブランドオーナーが明確なとき  ・・・その企業が生産者

・ ブランドオーナーが明確でないとき・・・製造業者が生産者     *包装の場合

・ 製品の容器やラッピングを製造する企業より、包装の充填業者が生産者       例)ANNEX8:1999年までに成立した5カ国の責任割り当て

    a)最終責任

・明示的に責任を付与される一つの主体が必要  

 ほとんどの状況で、生産者が責任を担う    

 他の主体が参加する必要性がないというわけではない         例)ドイツの包装材政令(1993年4月1日修正法)

      ・包装材の生産者、充填業者は最終的生産者とみなされてグリーン・ドット の手数料を支払う。二次包装についての責任は小売業者が有する。

      実際には、常に責任の共有が存在するので、連鎖内でのプロセスを組織するイニシア ティブをとる責任者として一主体を任命する必要がある。それは、プロセス全体に最 も影響力を持つ主体:生産者および輸入業者であろう。

      (Clements,1998)

2.責任の組み合わせ a)共有責任

・責任は正式な形で、共有されなければならない  

① 地方自治体と生産者の責任共有

      <ケース1> 地方自治体   使用後の廃棄物の収集と選別に物理的責任を持つ        生産者     財産的負担と選別された廃棄物を処理するために物

理的に引き取る

      <ケース2> 地方自治体   これまでと同じように作業を継続

      生産者     製品の処理と処分に関連する追加費用を支払う        

      この共有方法の利点:財政管理コストを部分的に内部化している       例)フランスの「容器包装材政令」 

      日本の「容器包装リサイクル法」

       

(3)

② 生産者と製品連鎖の協定(公式or非公式)

 <ケース1> 生産者とリサイクル企業が製品の収集協定を結ぶ

      生産者と小売業者が協定を結ぶ(デポジット・リファンド制)

       

       新製品        新製品  

        生産者       小売業者       消費者       支払い(預り金)   支払い

       使用済み製品     使用済み製品         生産者       小売業者       消費者       支払い(払戻し)  

       

     <ケース2> 小売業者と政府機関又は、民間セクター団体の前払い処分料金のケー ス

      政府機関      処分料金徴収

      民間セクター     小売業者        消費者       料金支払い     製品

      処理をする        

      例)BOX7:廃棄されたタイヤのリカバリーと処分に関する北米会議のプロ グラム 

   b)配分責任

      利点:EPRプログラムについてより多くの情報が製品連鎖内の主体に行き 渡る

      しかし、

      責任の公平かつ公正な配分決定は難しい        

・ 全ての当事者がプログラムに平等に参加するという保証が重要

・ 前主体の完全な参加者を確保しバランスをとって設計することが必要

・ 罰則も必要となりうる        

4.5 責任の配分

   ・負わせる責任の決定

     フランス・日本の場合   金銭的・物理的責任が地方自治体と生産者に分割      ドイツ場合        金銭的・物理的責任が生産者に

* 政策の目的とその実現方法の現実性との関係で、責任の配分の様々な可能性を検討する 必要がある

(4)

4.6 責任を割り当てる時に考慮すべきこと 政策の最終目標とプログラムの目標

製品のグループの特徴(製品の用途、製品寿命など)

市場の力学(特定の用途と販売量での生産品の流通)

特定の製品連鎖と関連する全主体

政策の制定、実施、監督、適合性のモニタリングに必要なコスト

4.7 誰が支払うか

地方自治体が引き受けてきた(財源は納税者)

→ゴミの量の大幅増加、組成の複雑化

この増加ゴミからの追加圧力に対する納税者の負担を軽減できる考え=EPR さらには廃棄物防止、廃棄物管理費用最小化、使用後の製品の環境的圧力低減を実現

EPR政策→生産者に製品処理の社会的費用を吸収する インセンティブを与えるように設計すべき

*生産者と消費者が、納税者に代わって社会的費用を払う

4.7.1 資金メカニズム

選ばれる手段・製品・製品グループや部門による      生産者:税金、料金による支払い

     消費者:製品価格、料金またはその組み合わせ ANNEX11 スウェーデンの自動車のケース・スタディ

4.7.2 製品最終価格への費用の内部化

○社会的費用、外部費用の内部化

・財政的責任全てが生産者・消費者に移行した場合に可能

・生産者は処理費用を製品価格に加え、より処理しやすい製品を作るようになる

○ 部分的内部化

・費用を部分的に生産者が負担 ex)フランス容器包装政令

*費用内部化に関する決定は孤児製品や既存製品、製品固有の特性を考慮して決定すべき

4.8 政府の役割

・法的政策枠組みの設立

・特定の協定、自主協定の条件設定  において重要な役割 以下の5つによりEPRプログラムの有効性に貢献できる

① プログラムと要求事項への関心を高める

② EPRの目標と矛盾する政策の排除

③ 支援する政策、手法の実施

④ EPR政策と矛盾する障害の削除や排除

⑤ フリーライドや反競争行為の防止に役立つメカニズムの確立

(5)

また、自主協定を促すのを妨げる障害は排除されるべきである

4.9 地方自治体の役割

・廃棄物の収集と選別の責任

・廃棄物が制度の通り適切に送られていることを保証する

・リサイクル市場の活性化

・企業が適切な処理能力を設けることを支持する

・新技術に関する情報を世間に知らせる

・EPRプログラムの有効性のフィードバック情報の提供

EPR政策は産業界との活動調整が必要なため、地方自治体に様々な新しい責任をおく EPR手法がPROを設立する場合は地方自治体との関係を明確に定義する必要有り

地方自治体が強い政治的役割を果たす国ではEPR政策の適合性、その他監督機能も果たす

4.10 消費者

EPRプログラムを考える際、消費者の選択を考慮することは重要

○ コミュニケーション計画

・プログラムとその成果についてのデータ、情報の公開

・消費者がどのようにプログラムに貢献できるか

*EPRについて消費者から理解や評価を得ることができ、また責任感の浸透、環境への関心増大に も役立つ。

4.11 小売業者の役割

EPRプログラムの運用に影響するため、役割と機能を明確に定義する必要あり

○役割

・ 製品回収

・ 費用の徴収

・ 払い戻し

・ 陳列棚の製品の選択、保管

消費者にEPRプログラム、製品、消費者の役割についての情報を提供できる

→情報伝達戦略の戦略に不可欠

4.12  PRO

PRO=生産者が共同で製品回収を管理するための第三者機関

○PROを設立する必要性は以下の要因に依存

・ 政策手法の選択

・ 製品グループ、生産者と輸入業者の数

・ 収集される二次資源 実施中のPROの料金構造

 生産者から直接料金を徴収 料金は商標による

(6)

これでは生産者が処分しやすい製品をつくるインセンティブは働かない

→EPR政策の最終目標、目的を達成するよう努める企業に報酬を与えるような料金構造にすべき

○製品回収以外のPROの機能

・ 生産者と消費者の教育

・ 料金の徴収

・ EPRプログラムに基づき委託されるその他の責任

4.13 まとめ

1.EPRのもとでは、物理的責任と金銭的責任の2つの責任があり、全体的または部分的に適用可 能である。

2.生産者は原料の選択や製品の設計において絶大な影響力を持つ者と定義される。

3.政府は責任モデルを選択し、明確な責任を割り当てる必要がある。

4.EPR政策成功のためには製品連鎖内全ての主体とのコミュニケーションは極めて重要である。

5.生産者の責任レベルはEPR政策策定の重要な決断のポイントである。

6.責任の割り当てに関する決定は政策の最終目標、製品特性、市場力学製品連鎖内の主体、政策 の実施に要する資源の視点から行うべきである。

7.政府は政策の枠組みを決定することができ、矛盾する政策を排除することや EPR を普及させ る政策を実施することでEPRの効果に貢献できる

8.地方自治体は EPR のもとで重要な役割を果たす。これには生産者、PRO、彼らの参加形態の 調整が含まれる。EPRのもとでの地方自治体の役割と責任とは正確に定義されなければならな い。

9.消費者は EPR プログラムで重要な役割を果たす。テイクバックプログラムでは消費者にその 役割を知らせ参加の重要性に理解を求めることが必須である。デポジットリファンド、処分料 金前払い、リサイクル含有プログラムにおいても同様である。また、消費者の利便性はプログ ラムの成功によって重要である。

10.EPRプログラムの流れの中では小売業者の役割を確定すべきである。小売業者は消費者に情報 を流し、生産者と消費者の溝を埋める橋渡しとなりうる。

11.テイクバックプログラムにとって PRO は生産者それぞれがシステムを設けるのに比べて製品

の回収と管理に役立つ選択肢となりうる。PROはまたデポジットリファンド制や料金前払い制 度の管理のために創立されることもありうる。

12.PROが設立される場合、地方自治体とPROの役割は明確に定義される必要がある。

(7)

ANNEX8:電気、電子機器(EEE)に関する責任の割当て

    物理的責任   財政的責任 

日本   収集   収集、製品回収、リサイクル 

    ・小売業者   ・エンドユーザー 

    ・地方自治体(小売業者に取り扱われない製品)    

    ・指定法人(小売業者、地方自治体も取り扱われない製品)    

     製品回収際と設定、製品回収、再使用、リカバリー     

    ・自社の製品:製造業者と輸入業者    

    ・孤児製品:指定法人    

    ・地方自治体、その他:リサイクルの実行は可能だが               同じリサイクル率と処理用件を           達成しなければならない     

オランダ   収集   ・小売業者による収集、製品回収等:製造業者と輸入業者 

    ・小売業者:新製品の変わりの旧製品   ・製造業者、輸入業者:小売業者、修理会社、自治体の 

    ・地方自治体:小売業者により収集されない製品         設置した製品回収サイトの設置      ・修理会社:家庭の修理できない製品を地方自治体の         に伴う赤字分を補う 

         設置した製品回収サイトに持ち込むことが           できる     

     製品回収サイトの設置:地方自治体     

     製品回収、再使用、リカバリー:製造業者と輸入業者     

スウェーデン   収集   ・製造業者、輸入業者、小売業者:新製品の代わりに旧製品 

    ・製造業者、輸入業者、小売業者:新製品の変わりにでた        の規則に基づいた収集、製         旧製品        品回収サイトの設置など      ・地方自治体:製造業者、輸入業者、小売業者に        

      取り扱われない製品           製品回収、サイトの設置:製造業者、輸入業者、小売業者     

EU   収集   ・製造業者、輸入業者:家庭からの WEEE の収集、処理、環境 

      ・小売業者:新製品の代わりに家庭からでた旧製品                に適切な処分      ・製造業者、輸入業者:家庭から出た WEEE の処理、環境に    

         に負担の少ない処分、個人家庭以外              のエンドユーザー用の収集システム    

         の設置    

デンマーク   ・地方自治体:個人家庭からの収集、製品回収、処理   ・地方自治体:WEEE の収集、製品回収、処理 (税金で) 

    ・製造業者、輸入業者:自治体の許可かあればその製品を           受け取れる          ・WEEE 管理企業:政令で定められた要求事項を満たせば    

         営業継続が可能    

    ・個人家庭:寿命後の EEE をマーケティング目的で卸業者に           引き取らせることができる     

(8)

BOX7:廃棄されたタイヤのリカバリーと処分に関する北欧会議のプログラム   

責任 

・消費者:使用済みタイヤを引き渡す義務 

・小売業者:使用済みタイヤを無償でうけとる 

・生産者:使用済みタイヤのリカバリーと廃棄物管理体制を組織        プログラムの一般公開、毎年当局に報告する義務   

生産者とは 

・タイヤの製造業者と輸入業者 

・使用済みタイヤの輸入業者 

・タイヤの再生産者 

・自動車、その他機械の製造業者と輸入業者 

8

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