事 務 連 絡 令 和 5 年 4 月 2 6 日 各 国 公 私 立 大 学 担 当 課
各大学共同利用機関法人担当課 各都道府県・指定都市教育委員会
博物館関連事務担当課
文部科学省 高 等 教 育 局 高 等 教 育 企 画 課 研究振興局大学研究基盤整備課 文 化 庁
企画調整課博物館振興室
オーストラリア先住民の遺骨等の保管に関する調査について
平素より高等教育・学術研究・文化行政の推進について、特段の御理解、御協 力をいただき、厚く御礼申し上げます。
我が国においては、平成19年に採択された「先住民族の権利に関する国際連 合宣言」に賛成し、以降、多様性が尊重される社会の実現に向けた取組を進めて おります。特に、先住民族にその遺骨を返還することが世界的な潮流になってい ることに鑑み、我が国でもアイヌの人々への遺骨等の返還を進めているところ です。
国内の大学及び博物館等(以下「各大学等」という。)におかれましては、日 ごろより保管されている学術資料等の状況把握に努められているところと思い ますが、今般、オーストラリア政府から、各大学等におけるオーストラリア先住 民(アボリジナルピープル、トレス海峡諸島民)の遺骨保管有無等についての確 認要請があったことから、文部科学省において、全国の各大学等における保管の 状況等について、調査を実施することといたしました。
つきましては、御多忙のところ大変恐縮ですが、下記事項に留意の上、大学に おいては、学部・研究科や研究分野にとらわれず、保管の有無について全学的な 確認を徹底いただきますようお願いします。
御中
2
https://forms.office.com/Pages/ResponsePage.aspx?id=sBBYVMs2kEKJJkjbw PnpLyydekRQBJFGqfa88yoqXStUMk5CMkRPVEM0T1ZPSk9MOUNVQ0EwSllaNC4u
質問等問合せ先:質問等の問合せ先につきましては、次のいずれかの番号まで 御連絡ください。
各国公私立大学
高等教育局 高等教育企画課 企画係 03-6734-2475
各大学共同利用機関法人
研究振興局 大学研究基盤整備課 専門職付 03-6734-4296
各都道府県・指定都市教育委員会 文化庁 企画調整課 博物館振興室 03-6734-4897
【留意事項】
・本調査の対象となるオーストラリア先住民の遺骨とは、各大学等において、
出土場所、骨形態、記録等からオーストラリア先住民(アボリジナルピープ ル、トレス海峡諸島民)の遺骨として認識し、保管しているものを指しま す。
・本調査でオーストラリア先住民の遺骨を保管していると回答いただいた大学 等には、遺骨の詳細について追加調査を行います。具体的な内容については 対象となった各大学等に改めて御連絡いたします。
大学名:
①大学における調査の結果、個体ごとに特定できたもの(個体ごとに整理)
遺骨の情報 大学等が保管に至った経緯 遺骨の出土等に関する情報 遺骨等の保管状況に関する情報
部位 帰属年代 性別 推定年齢 個人特定 の可否
付着物の有 無
付着物の内
容 部族等 時期 経緯 出土時期 出土場所 発掘・発見主体 出土等の経緯
(発掘・収集時の目的とその状況)
副葬品
の有無 副葬品の内容 文化財認定の 有無
認定した
地方自治体 保管部局 保管場所 保管方法 資料、文献、論文等
の有無
資料、文献、論文等 の名称 1
2 3
②大学における調査の結果、個体が特定できなかったもの(保管している単位ごとに整理)
遺骨の情報 大学が保管に至った経緯 遺骨の出土等に関する情報 遺骨等の保管状況に関する情報
部位 帰属年代 付着物の有
無
付着物の内
容 部族等 時期 経緯 出土時期 出土場所 発掘・発見主体 出土等の経緯
(発掘・収集時の目的とその状況)
副葬品の
有無 副葬品の内容 文化財認定の有無 地方自治体認定した 保管部局・体制 保管場所 保管方法 資料、文献、論文等 の有無
資料、文献、論文等 の名称 1-1
1-2
大学等におけるオーストラリア先住民の遺骨に関する調査 調査票
【調査日:令和○年○月○日現在】
大学での
整理番号 備考
遺骨に関連する資料、文献
大学での
整理番号 備考
合計数: 男:
女:
不明:
遺骨に関連する資料、文献 個体数
①全身骨
②頭骨
③四肢骨等の一部
④体幹骨
⑤歯
⑥その他( ) のいずれかで回答
「男」、「女」、「不明」
のいずれかにて回答
①小人
②成人
③不明 のいずれかで回答
①「研究のための収集」、
②「他者からの寄贈、寄託等」
③「その他( )」
④「不明」
のいずれかを選択し、当事者の名称等を含め具 体的に記述
①個人(日本人)
②個人(オーストラリア人)
③個人(外国人)
④公人(日本機関)
⑤公人(豪機関)
⑥公人(外国機関)
⑦その他( )
⑧不明
のいずれかを選択し、具体的 に記述
「有」、「無」のいずれ
かで回答 文化財に認定されている場合は「有」と回 答
本人の属していた部 族、生活域が分かる 名合は具体的に記述
「有」、「無」のいずれかで回答
①髪
②皮膚組織等
③土
④その他( )
文字資料以外の資料(写真等)の場 合は、その内容を具体的に記述
1
【作業要領】
調査の結果、個体ごとに特定できたものについては①に、そうでない場合 は②に記載してください。なお、調査の結果、不明なものがあれば、その旨 明記してください。
①大学における調査の結果、個体ごとに特定できたもの
<遺骨の情報>
➢ 部位
保管されている遺骨の部位について、それぞれ
①全身骨、②頭骨、③四肢骨等の一部、③体幹骨、④歯、⑤その他( ) のいずれかで回答してください。ただし、「⑤その他」であって、部位 が特定できる場合はその名称(顎骨等)についても記載してください。
なお、遺骨以外の生体組織(髪、皮膚組織等)のみが存する場合は、
「⑤その他」を選択し、その具体的な内容を記載してください。
➢ 帰属年代
保管している遺骨の帰属年代について西暦(例 18XX 年)を記入して ください。西暦が特定できない場合、時代区分や○○世紀頃などと記 載してください。
➢ 性別
「男」、「女」、「不明」のいずれかで回答してください。
➢ 推定年齢
①小人、②成人、③不明のいずれかで回答してください。
➢ 個人特定の可否
「可」、「否」のいずれかで回答してください。「可」の場合は、後日別 途調査を行うことがあり得ます。
➢ 付着物の有無
遺骨に直接付着しているもの、又は遺骨と一緒に保管されている副葬 品以外のものの有無について記載してください。
「有」と回答した場合、①髪②皮膚組織等③土④その他( )のいず れかを選択し、分かる範囲でその内容を具体的に記載してください。
➢ 部族等
遺骨が生前所属していたコミュニティ(民族、部族等)が分かる場合 は記載してください。不明の場合は「不明」と記載してください。
<大学等が保管に至った経緯>
➢ 時期
保管に至った時期について西暦(例 18XX 年)を記入してください。
西暦が特定できない場合、明治、大正といった時代区分を記載してく ださい。
➢ 経緯
遺骨が保管されるに至った経緯について、それぞれ①研究のための収 集、②他者からの寄贈、寄託等、③その他( )、④不明、のいずれか を選択し、分かる範囲で保管に関わった人物等を含め具体的に記載し てください。
<遺骨の出土等に関する情報>
➢ 出土時期
人骨が出土した時期について西暦(例18XX年)を記入してください。
西暦が特定できない場合、時代区分を記載してください。
➢ 出土場所
分かる範囲で記載してください。不明の場合は「不明」と記載してく ださい。
➢ 発掘・発見主体
遺骨を発掘・発見した主体について、それぞれ
①個人(日本人)、②個人(オーストラリア人)③個人(外国人)、
④公人(日本機関)、⑤公人(豪機関)、⑥公人(外国機関)、
⑦その他( )、⑧不明
のいずれかを選択し、分かる範囲で発掘・発見主体の名前を具体的に 示して記載してください。
➢ 出土等の経緯(発掘・収集時の目的とその状況)
自由記述で記載してください。
➢ 副葬品の有無(副葬品がある場合はその内容についても回答)
「有」、「無」のいずれかで回答してください。
「有」と回答した場合、どういった副葬品か具体的に記載してくださ い。
(特定の遺骨に付随するものかどうか判断できないものについては、
エクセルファイルの表の枠を拡大して出土場所単位で記載するなど 必要に応じて変更して記載してください。)
➢ 所有する副葬品の文化財認定の有無
副葬品の文化財認定の有無について記載してください。「有」と回答 した場合、当該副葬品の文化財認定主体を記載してください。
3
納骨堂、○○研究室、○○博物館の○○収蔵庫、倉庫など)
➢ 保管方法
保管媒体(桐箱、紙箱、プラスチックボックスなど)、保管環境(室 温度管理の実施有無など)について具体的に記載してください。
<遺骨に関連する資料、文献>
➢ 資料、文献、論文等の有無
「有」、「無」のいずれか記載してください。
➢ 資料、文献、論文等の名称
資料等のタイトルと、該当箇所の概要を記載してください。文字資料 以外(写真等)の場合は、その内容を具体的に記載してください。
*エクセルファイルの表の「備考」欄には、研究成果など、各項目に当て はまらない内容で有用な情報があれば、適宜記載してください。(エクセ ルファイルの表の枠は必要に応じて変更して記載してください。)
②大学における調査の結果、個体ごとに特定できなかったもの
調査した結果、個体が特定できなかったものについては保管している単 位(木箱、紙箱等)ごとに整理して記載してください。また、1つの単位とし て保管しているものの中に、「遺骨の情報」、「大学が保管に至った経緯」、「遺 骨の出土等に関する情報」が複数に分類される場合は、枝番(1-1、1-2)を 付してその枝番毎に記載してください。記入要領については上述の①と同 様です。
(以上)