Syllabus について
本学では、それぞれの学科の目的に合わせて、カリキュラムを整え、講義や実習、演習 など、いろいろな形態の授業が開講されています。
「Syllabus(シラバス)」は授業概要・授業計画を意味しており「Campus Life (学生便 覧)」のⅩ.「学習の手びき」に続くものです。Syllabus には、担当教員名や基礎科目・専 門科目の区別及び開講年次や取得資格との関連のほか、皆さんの学習効果を高めるために 次のような項目が織り込まれています。
【科目の概要】何をどのようにして学ぶのか。また、それによって何が得られるのか、な どが分かります。
【学習教育目標・到達目標】学びの重点やその成果として、どのような技能や知識の習得 を目指しているのか。最終的にはどのようなスキルが備わっていなければならないか、
などの説明がされています。
【社会人基礎力(12の要素)のうち育成する能力】本学は、社会人基礎力の育成に力を入 れて取り組んでいます。3つの能力を構成する12の要素のうち、その科目でとりわけ何 を重点的に身につけるのか、について説明されています。
【テキスト及び参考文献】授業で使用するテキスト及び参考書などが紹介されています。
これらの書物によって理解力が増し、学習効果をより一層高めることができます。
【履修に必要な予備知識や技能】ある程度の予備知識や技能を具備していることで、教科 の履修を効果的に進めることができます。そこで、授業に際し事前に習得しておいてほ しいことが記載されています。
【他科目との関連】皆さんが学ぶ学問は、いろいろな科目の領域や分野と重なり合って構 築されています。その中で特に深く関連する科目が掲げられています。
【受講生への希望・要望、学習上の助言】授業に臨む姿勢やノートの取り方、新聞などマ スコミの活用法など、学びの効果を高めるためのコメントがされています。
【成績評価法】皆さんの成績は筆記試験や小テスト、レポートや授業態度などで評価され ます。それで、予め何をどのように評価するのかについて、採点基準や採点項目の割合 が示されています。
【各評価方法、評価にあたって重視する点、評価についてのコメント】評価に際し重視す る要素や注意事項について、総合的に説明しています。
以上のようにSyllabus は授業の内容や履修のポイントを紹介したものであり、皆さん が卒業するまでの間、学習上の羅針盤となるものです。したがって、新学期の科目登録 時はもちろんのこと、毎日の授業に際しても必ず開いて確認してください。そして、今、
自分が「何をどのような視点から学んでいるのか」を把握して、授業に臨んでいただき たい。それによって、2年間の学びはきっと充実したものとなることでしょう。
Syllabus の使い方
入学した直後は、初めて体験する短期大学の授業に戸惑うことでしょう。そして多彩な 講義内容をどのようにノートにとればよいのかわからず、不安な日々を送っている人も多 いと思います。シラバスは、そんなあなたの不安・疑問に答えてくれる座右の書です。授 業内容の紹介のみでなく教員が皆さんに何を求め、その授業をとおして何を学んで欲しい のかについて、明確な学びの方向付けがされていますので、先ずはシラバスに目をとおす 習慣を身につけてください。そして次の要領でシラバスを活用し、有意義な学生生活を送 ってください。
本文中より必要な科目の検索方法
科目の授業内容を知りたいとき、7 頁の『食物栄養学科授業科目一覧』の右端にページ数 が付けてあります。その科目のページ数を調べれば、検索したい科目を容易に見つけるこ とができます。
1.科目別の講義内容など
科目ごとに、初回の授業で科目担当教員から、授業概要や授業計画などについての説明 を受ける(シラバスを見ながら)ことで、個々の授業効果を高める役割を果します。また、
15 回行われる授業の回数ごとに、テーマ、授業方法、学習内容、理解目標、留意点が掲載 されていますので、学習の羅針盤として役立ててください。必要に応じてCampus Lifeと 併せて活用すれば、効果的に活用することができます。
2.教育目標、社会人基礎力、授業方法,学習内容,成績評価と基準
ここでは、科目担当教員の授業に対する考え方が記載されています。科目ごとに異なる ので、必要に応じて科目担当教員に説明を求め、勉強のよりどころにしてください。
3.テキスト
この欄に掲載されているものは授業に使用するものであり全員に購入してもらいます。
なお、教科書、実習関係のノート、包丁、調理用帽子、白衣、給食管理実習用服装一式な ど、栄養士になるための授業に必要なものは全員が購入します。実験・実習で白衣を忘れ た場合は受講できませんので、購買で簡易白衣を購入し、着用して受講してください。
4.参考図書
各授業科目の関連図書としてその一部が示してあります。授業を理解するために大いに 活用してください。(参考図書のほとんどは図書館に設置されています。)
『社会人基礎力』とは
愛知学泉短期大学
私たちは、社会の中で、多くの人と関わりあいながら、社会生活を営み、人間としてまた生活人として、
共に生きています。成長していく中で、人間(生活人)としての人間性や基本的な生活習慣を身につけ、そ の上に『基礎学力』『専門知識』『社会人基礎力』を身につけていくことにより、社会生活を送る上で必要な『課題解決 力』が形成されます。ここでいう『社会人基礎力』は「職場や地域社会の中で多様な人々とともに仕事を行っていくうえ で社会人として必要な基礎的能力」として、とりわけ経済産業省が提言しており、学生の皆さんが、社会人として活躍 するためには、ぜひ意識しておきたい能力の一つです。そこで、本学ではシラバスに授業の中で育成する「社会人 基礎力の能力名」についてわかり易く記載することとし、各科目において、『社会人基礎力』を授業内容に織り 込み、学生の皆さんが、自らの学習実践によって『社会人基礎力』の能力が身につくことを狙いとする内容になるよう に各教員が設定しています。もちろん、その能力は与えられて身につくものではありません。学生の皆さんの積極的 な意識、学習、研究活動によってのみ身につき発揮される能力です。そして、その核はすでに学生の皆さん一人一人 の中に潜んでおり、能力が開花されるときを待っています。
『社会人基礎力』は、次の概念図の示す 3 つの能力・12の要素を基本としています。この 3 つの能力(「前に踏み出 す力(アクション)」「考え抜く力(シンキング)」「チームで働く力(チームワーク)」)はそれぞれが相互に関係し、補完し あう関係です。すぐに理解して、身につけることは難しいかもしれませんが、前向きに学生生活を送ることで、気がつ いたら、これだったのだなと思うことが出来れば、すてきだなと考えています。
目的を設定し確実に行動する力
前に踏み出す力(アクション)
~一歩前に踏み出し、失 敗しても粘り強く取り組 む力~
主 体 性
物事に進んで取り組む力 働きかけ力
他人に働きかけ巻き込む力
考え抜く力(シンキング) ~疑問を持ち、考え抜く力~
課題発見力
計 画 力
創 造 力
現状を分析し目的や課題を明らかにする力
課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
新しい価値を生み出す力
チームで働く力(チームワーク) ~多様な人々とともに、目標に向けて協力する力~
発 信 力 自分の意見をわかりやすく伝える力 相手の意見を丁寧に聴く力 傾 聴 力
柔 軟 性 意見の違いや立場の違いを理解する力
情況把握力 自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力 規 律 性 社会のルールや人との約束を守る力
ストレスコントロール力 ストレスの発生源に対応する力 実 行 力
3つの能力 12の要素 定 義 発 揮 で き た 例
前に踏み出す力
主体性 物事に進んで取 り組む力
・自分がやるべきことは何かを見極め、自発的に取り組むことができる
・自分の強み・弱みを把握し、困難なことでも自信を持って取り組むこ とができる
・自分なりに判断し、他者に流されず行動できる
働きかけ力 他人に働きかけ 巻き込む力
・相手を納得させるために、協力することの必然性(意義、理由、内容 など)を伝えることができる
・状況に応じて効果的に巻き込むための手段を活用することができる
・周囲の人を動かして目標を達成するパワーを持って働きかけている
実行力 目的を設定し確 実に行動する力
・小さな成果に喜びを感じ、目標達成に向かって粘り強く取り組み続け ることができる
・失敗を怖れずに、とにかくやってみようとする果敢さを持って、取り 組むことができる
・強い意志を持ち、困難な状況から逃げずに取り組み続けることができ る
考え抜く力
課題発見力
現状を分析し目 的や課題を明ら かにする力
・成果のイメージを明確にして、その実現のために現段階でなすべきこ とを的確に把握できる
・現状を正しく認識するための情報収集や分析ができる
・課題を明らかにするために、他者の意見を積極的に求めている
計画力
課題の解決に向 けたプロセスを 明らかにし準備 する力
・作業のプロセスを明らかにして優先順位をつけ、実現性の高い計画を 立てられる
・常に計画と進捗状況の違いに留意することができる
・進捗状況や不測の事態に合わせて、柔軟に計画を修正できる
創造力 新しい価値を生 み出す力
・複数のもの(もの、考え方、技術等)を組み合わせて、新しいものを 作り出すことができる
・従来の常識や発想を転換し、新しいものや解決策を作り出すことがで きる
・成功イメージを常に意識しながら、新しいものを生み出すためのヒン トを探している
チームで働く力
発信力
自分の意見をわ かりやすく伝え る力
・事例や客観的なデータ等を用いて、具体的にわかりやすく伝えること ができる
・聞き手がどのような情報を求めているかを理解して伝えることができ る
・話そうとすることを自分なりに十分に理解して伝えている
傾聴力 相手の意見を丁 寧に聴く力
・内容の確認や質問等を行いながら、相手の意見を正確に理解すること ができる
・相槌や共感等により、相手に話しやすい状況を作ることができる
・相手の話を素直に聞くことができる
柔軟性
意見の違いや立 場の違いを理解 する力
・自分の意見を持ちながら、他人の良い意見も共感を持って受け入れる ことができる
・相手がなぜそのように考えるかを、相手の気持ちになって理解するこ とができる
・立場の異なる相手の背景や事情を理解することができる
情況把握力
自 分 と 周 囲 の 人々や物事との 関係性を理解す る力
・周囲から期待されている自分の役割を把握して、行動することができ る
・自分にできること・他人ができることを的確に判断して行動すること ができる
・周囲の人の情況(人間関係、忙しさ等)に配慮して、良い方向へ向う ように行動することができる
規律性
社会のルールや 人との約束を守 る力
・相手に迷惑をかけないよう、最低限守らなければならないルールや約 束・マナーを理解している
・相手に迷惑をかけたとき、適切な行動を取ることができる
・規律や礼儀が特に求められる場面では、粗相のないように正しくふる まうことができる
ストレスコントロール力 ストレスの発生 源に対応する力
・ストレスの原因を見つけて、自力で、または他人の力を借りてでも取 り除くことができる
・他人に相談したり、別のことに取り組んだりする等により、ストレス を一時的に緩和できる
・ストレスを感じることは一過性、または当然のことと考え、重く受け 止めすぎないようにしている
食物栄養学科
―あなたは食物栄養学科で何を学ぶのか―
医学や科学、IT技術が進歩する中で、今、我が国ではメタボリックシンドローム人口 が増加して社会問題化しています。さらに、長寿社会の到来に伴って介護を必要とする高 齢者人口が増加するなど、国民に新たな健康不安をもたらしています。こうした状況に歯 止めをかけるためには、第一に、「栄養・運動・休養」の生活習慣を根本から改善しなけ ればなりません。それによって肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病を予防し、「健康 寿命の伸展」を目指さなければなりません。しかしながら、知らず知らずのうちに蓄積さ れた、悪しき生活習慣を改善することは容易ではなく、個人の取り組みには限界がありま す。そこで、栄養士の資格を有する専門家の支援が必要となります。
本学科では、食生活の改善をとおして国民の健康を増進するために必要なカリキュラム、
例えば「社会生活と健康」、「人体の構造と機能」、「栄養指導や食品衛生」などが設置され ています。そして、科学的根拠に基づいて、健康と食生活について追究するための学びの 場が用意されています。
―カリキュラムは基礎科目と専門科目で構成されています―
基礎科目は 1 年生では、専門科目の理解を深めるためのものが用意され、2 年生には国 際社会への対応を目指した科目や、よりよい人間関係の構築を目指す科目が用意されてい ます。
一方、専門科目は(専門基礎を含む)社会生活と健康、人体の構造と機能、食品と衛生、
栄養と健康、栄養の指導、給食の運営の6分野で構成されており、これらの科目は栄養士 の資格を取得するたには必修です。授業は講義・演習(90 分)、実験・実習(135 分)からな っています。講義で理論を学び、実験・実習をとおして実証し、学修した内容をより身近 なものとして理解することができるようなカリキュラムになっています。
カリキュラムは栄養士法及び同法施行規則並びに学則で定められた科目で構成されて おり、これらを履修すれば、卒業と同時に「栄養士免許」を取得することができます。
また、「医事管理士((財)日本病院管理教育協会)」「医療管理秘書士((社)医療教育 協会)」の資格を取得することも可能です。資格の内容は医療事務に集約されますが、単 なる事務処理の方法を学ぶのではなく、病院管理、医療秘書、救急処置、医療制度、医療 に関する諸法規等を学んだうえで、医療事務に必要な知識の修得を目指しています。
この資格は、(財)日本病院管理教育協会・(社)医療教育協会が指定した科目を履修し 認定試験に合格しなければ取得できません。
―学外実習をとおして理論と実践の融合を目指しますー
学外実習は給食業務を行うために、栄養士として備えなければならない知識や技術の習得を 目的として、事業所や医療施設、老人福祉施設や児童福祉施設等において「給食の運営」に関 する現地実習を 45 時間以上実施します。この実習をとおして、給食施設等における栄養士の 役割や給食業務の実態を理解し、「理論と実践」を結びつけることができるようになります。
また、実際に現地で実習することは、目標や課題を設定して自主的に取り組むことを原則とし ているため実行力や主体性、課題発見力などが身につきます。
―受講に当たってのアドバイス―
(1) 授業は科目によっては座席が指定されます。また、グループごとに開講されます。実習科 目の欠席はグループのメンバーに迷惑をかけますので注意してください。*
(2) 本学科は資格を活かして就職することを推進しています。学内はもちろん学外においても 身を正し、他人に迷惑をかけるような態度は慎んでください。
(3) 授業ではノートを取ることが第一です。その中で疑問、不明な点が生じた場合は質問をす るか、図書館を利用して自学してください。また、学んだことを反芻・咀嚼することで知識 を吸収してください。
(4) 授業は能動的な態度で臨み、自ら調ベノートに加筆し、授業後でもすらすら読みとれるよ うな「ノート・テイキング」のテクニックを身につけてください。
(5) 苦手な科目や理解しにくい分野は自学によって克服してください。
(6) レポートなどの課題は、誠心誠意努力して、納得のいくものを必ず期限内に提出するよう にしてください。また、自分のレポートを友人に丸写しさせないでください。お互いに授業 で学んだことについて語り合い、レポートを見せ合いながら切磋琢磨することは、学びの効 果を高める意味合いからは良いことです。しかしながら、丸写しは友人の向学心を摘み取る ことになるのです。
(7) 共同で行う実験や実習は自ら進んで行い、グループのメンバーに不満を持たれないように してください。いずれの授業も好奇心と主体性を持って受講することが、自身を成長させる ことにつながります。
(8) 知的自己確認(アイデンティティ)を確立してください。栄養士を目指す自分が「どんな ことに興味があるのか」、「何を自分の武器としたいと思うのか」、「私の正体は何であるのか」、
について自問自答しながら、自らを確立して栄養士を目指してください。
*実験・実習科目を欠席する場合、準備の都合があるので、事前に学科独自の欠課届を担当教 員に必ず提出してください。用紙は、栄養指導標本室又は第 3 教員実験室入口のドアに設置し てあります。
種類
必 選 前 後 前 後
健 康 ス ポ ー ツ 1 実 ○ □
実 用 英 語 Ⅰ 1 演 ○ □
実 用 英 語 Ⅱ 1 演 ○ □
科 学 概 論 2 講 ○
生 命 科 学 2 講 ○
心 理 学 2 講 ○
人 間 関 係 論 2 講 ○
生 活 と 法 律 2 講 ○
経 済 と 食 料 の 国 際 化 2 講 ○
情 報 処 理 演 習 1 演 ○ □
文 書 作 成 法 演 習 1 演 ○ □
公 衆 衛 生 学 2 講 ○ □ □ □
社 会 福 祉 概 論 2 講 ○ □
解 剖 学 2 講 ○ □ □ □
生 理 学 2 講 ○ □ □ □
解 剖 生 理 学 実 験 1 実 ▲ ▲ □
生 化 学 2 講 ○ □
病 理 学 2 講 ○ □
食 品 学 Ⅰ 2 講 ○ □
食 品 学 Ⅱ 2 講 ○ □
食 品 衛 生 学 2 講 ○ □
食 品 と 衛 生 実 験 1 実 ● □
食 品 材 料 実 験 1 実 ▲ ▲ □
食 品 と 栄 養 実 験 1 実 ● □
栄 養 学 2 講 ○ □
ラ イ フ ス テ ー ジ 栄 養 2 講 ○ □
ラ イ フ ス テ ー ジ 食 事 1 実 ● □
食 事 療 法 論 2 講 ● □
食 事 療 法 実 習 1 実 ● □
健 康 と 運 動 2 講 ○ □
栄 養 カ ウ ン セ リ ン グ 2 講 ○ □
栄 養 カ ウ ン セ リ ン グ 実 習 1 実 ● □
栄 養 教 育 2 講 ○ □
栄 養 教 育 実 習 1 実 ● □
公 衆 栄 養 2 講 ○ □
給 食 管 理 理 論 2 講 ○ □
給 食 管 理 実 習 Ⅰ 1 実 ● □
給 食 管 理 実 習 Ⅱ 1 実 ● □
栄 養 士 学 外 実 習 1 実 ◎ □
調 理 科 学 2 講 ○ □
調 理 Ⅰ 1 実 ● □
調 理 Ⅱ 1 実 ● □
調 理 Ⅲ 1 実 ● □
栄 養 士 学 外 実 習 指 導 1 演 △ △ □
特 別 演 習 1 演 △ △ △ △ □
医療管理学概論 医 療 管 理 学 2 講 ○ □ □
医 療 秘 書 学 2 講 ○ □ □
秘 書 実 務 2 演 ○ ○ □
医薬品の知識 薬 理 学 2 講 ○ □ □
医療保険制度 医 療 保 険 制 度 2 講 ○ □ □
医療保険請求実務 医 療 保 険 実 務 演 習 1 演 ○ □ □
医 療 実 務 講 座
(病院実習・見学含む) 2 講 ○ (◎) □
救 急 看 護 2 講 ○ □
食物栄養学科授業科目一覧(平成24年度入学生用)
○:講義・演習 △:演習(不定期開講) ●:実験・実習 ▲:実験(隔週開講) ◎学外実習 ◇:集中講義 □:資格取得必修科目 ページ
医療秘書実務
病院実習
単位数
栄養と健康
栄養の指導
給食の運営
その他 教育科目
社会生活と健康
専 門 科 目
医 事 管 理 士 医 療 管 理 秘 書 士 関 連 科 目
人体の構造と機能
食品と衛生 基
礎 科 目
専 門 基 礎 科 目
2年次 医療
管理 秘書 士 科
目 群
教育内容 授業科目名 1年次
12以上
52以上 卒 業 必 須 単 位 その
他 栄養
士 医事 管理 士
平成24年度 愛知学泉短期大学シラバス
科目名 担当教員名 基礎・専門別 単位数 選択・必修別 開講年次
健康スポーツ 秦 真人 基礎 1 選択 1年 前期
資格との関連 電子メール
科目の概要
現代社会において、健康で豊かな生活を送っていくための一手段としてスポーツは重要な役割を担っている。そ うしたスポーツが生涯を通じての日常生活の中で習慣化されていくことは、今や必要不可欠となっている。以上 の観点から健康維持のために生涯を通じて実践可能なスポーツとして、ネット型スポーツを中心とした軽スポー ツを実践し、その技能とゲーム運営方法を習得していく。
学習教育目標・到達目標
① 生涯を通じて日常的な生活においても運動・スポーツが習慣化されること。
② スポーツを通して、集団におけるコミュニケーション能力を高め、社会性を身につけること。
③ 基本的な運動技能を身につけ、日常生活における身体活動の円滑化を図る。
④ ルールや運営方法などを身につけ、スポーツ文化に対する親しみを感じることができるようにすることで、
運動実践の意識を高める。
社会人基礎力(12 の能力)のうち育成する能力
この授業は社会人基礎力を養う 12 の要素の多くを身につけるために最適な科目であり、①主体性②働きかけ力
③実行力などの前に踏み出す力、⑧傾聴⑨柔軟性⑩情況把握力⑪規律性⑫ストレスコントロール力などのチームで働く力、
また④課題発見力⑤計画力などの考え抜く力なども要求される授業展開を目指している。特にこの授業をとおし て、社会人に不可欠な“チームで働く力”を身に付けて欲しいと考える。
テキスト及び参考文献 テキストは特になし。
必要に応じてプリントを配布。
履修に必要な予備知識や技能
予備知識や技能などは特にないが、体を積極的に動かすという気持ちと誰とでも円滑に協力していこうという心 構えだけ事前準備すること。
他科目との関連
「健康と運動」など
受講生への希望・要望、学習上の助言
15回の授業の中でゲームの記録やミニレポートを実施し、筆記試験の代わりの評価対象とする。また、必要に 応じて実技テストを実施するが、高校までの運動経験や体力など個人差を鑑みて重視するもではない。とにかく 運動習慣を身につけるためには定期的な運動実践が不可欠であることから、無断欠席は認めない。受講中の携帯 電話使用を発見した場合は取りあげる。アリーナ内での飲食は厳禁。
体育館内では、必ず室内用シューズを用意すること。
評価方法 筆記試験 小テスト レポート 授業態度 作品 実技 その他 合計
評価の割合 10 80 10 100
各評価方法、評価にあたって重視する点、評価についてのコメント
① 出席:授業開始時に出欠確認を行う。6回以上の欠席はどんな理由があっても授業放棄と見なす。
② 上記のように、無断欠席は認めないので、その場合は一回につき、-10点とする。
③ 成績は合計60点以上で単位認定し、評価は優、良、可で表記する。
回数 テーマ 授業の実施方法 学習内容・理解目標・留意点
1回 ネットスポーツへの導入 講義・実技 種目の概説と用具の扱い方などの説明と実践
2回 バドミントンの技術修得 実技 基本ストローク(サービス・クリア・スマッシュ)の 習得と簡易ゲーム①
3回 バドミントンの技術修得 実技 基本ストローク(ドロップ・ヘアピン・ドライブ)の 習得と簡易ゲーム ②
4回 バドミントンゲームの運営法修得 実技 グルーピングによる正規ゲームへの導入チームリ ーグ戦①
5回 バドミントンゲームの運営法修得 実技 グルーピングによる正規ゲームへの導入 チーム リーグ戦②
6回 バドミントンゲームの運営法修得 実技 グルーピングによる正規ゲームへの導入 チーム リーグ戦③
7回 バドミントンゲームの運営法修得 実技 グルーピングによる正規ゲームへの導入 チーム リーグ戦④
8回 バドミントンゲームの運営法修得 実技 グルーピングによる正規ゲームへの導入 チーム リーグ戦⑤
9回 レクリエーション・バレーの導入 実技 基本パスの習得と簡易ゲーム。
10回 レクリエーション・バレーの実践 実技 グルーピングによる正規ゲームへの導入 ①
11回 レクリエーション・バレーの実践 実技 グルーピングによる正規ゲームへの導入 ②
12回 テーブルテニスへの導入 実技 基本ストロークの習得(フラットサーブ・ラリー) と簡易ゲーム
13回 テーブルテニスの実践 実技 ドライブの習得とグルーピングによる正規ゲーム への導入 ①
14回 テーブルテニスの実践 実技 スライスの習得とグルーピングによる正規ゲーム への導入 ②
15回 テーブルテニスの実践 実技 グルーピングによるダブルス正規ゲーム
能力名:①主体性 ②働きかけ力 ③実行力 ④課題発見力 ⑤計画力 ⑥創造力 ⑦発信力 ⑧傾聴力 ⑨柔軟性 ⑩情況把握力 ⑪規律性 ⑫ストレスコントロール力
平成24年度 愛知学泉短期大学シラバス
科目名 担当教員名 基礎・専門別 単位数 選択・必修別 開講年次
実用英語Ⅰ 山口 吉男 基礎 1 選択 1年 前期
資格との関連 電子メール
科目の概要
英語で自己紹介をすることをテーマとして、基礎的な語彙と英文を学習します。名前、年齢、住所など自分の事 実はもちろん、過去・現在・未来という時制表現も、自己紹介の表現として学びなおします。自分の名前や所在 地を紹介するだけでは充分ではありません。それらについてどのような意見や考えをもっているかが、英語文化 のなかでは問われるのです。自分の意見や印象を語る表現についても学びます。オーディオビジュアルな方法 で、口語的な平易な表現の練習に心がけます。
学習教育目標・到達目標
1.英語を楽しむことができる 2.やさしい英語で自己紹介ができる 3.他者の自己紹介を聞いて質問ができる
社会人基礎力(12 の能力)のうち育成する能力
英語の授業は基礎力の育成に特化したものではありませんが、授業に主体的にかかわること―単なる知識の習得 ではなく、自分だったらどのようにするかなど、自分の問題として取り組むこと―でそうした能力のいくつかは おのずから養成されるでしょう。
テキスト及び参考文献 授業はプリント配布
参考文献:遠山裕美子『「よのなか」教科書英語 自分を語る英語術』(新潮社 2003年)この本では中学生レベ ルの英語で自己紹介の英語が紹介されています。
履修に必要な予備知識や技能 次のことを期待したい。
(1)幼い子どもが言葉を覚えるときのように、英語を驚いたり楽しんだりできること(2)英語のスキットを、
お芝居をするように楽しめること、(3)多くの英語が日本語のなかに入っています。日本語にもっと関心をは らうこと
他科目との関連
特にありませんが、英語学習と他の科目との関係を自分で考えてほしいものです。日本語として流通している英 語あるいは英語のようだが実は日本語など、語彙のレベルで言葉への関心を高めることができるでしょうし、健 康の授業で学習することを自分の知っている英語で表現すると、など考えてください。
受講生への希望・要望、学習上の助言
英語に自信がない人はやり直すつもりで取り組んでください。中学で失敗した英語学習を、18歳の今、取り戻 すことができます。英語の音声に関心を払ってください。言葉は相手に届いてはじめて意味を持つのです。英語 の発音をもっと楽しんでください。自分の関心や興味をもとに、授業外での学習が継続できるような取り組みを のぞみます。
評価方法 筆記試験 小テスト レポート 授業態度 作品 実技 その他 合計
評価の割合 80 20 100
各評価方法、評価にあたって重視する点、評価についてのコメント
期末の試験で成績の評価をしますが、授業への積極的な参加や貢献も評価に反映します。
回数 テーマ 授業の実施方法 学習内容・理解目標・留意点
1回 はじめに プリント 授業の内容と方法の説明、受講生に期待することな ど(自分の学習目標を立ててください)
2回 名前や年齢 オーディオ教材とプリント ニックネームは?あなたの名前の意味は?自分の 名前は好き?来月は何歳?「二十代です」は?
3回 職業 オーディオ教材とプリント アルバイトは英語でなんといえばいいのか? 「職 業」を英語で表現できなければ?
4回 趣味・関心 オーディオ教材とプリント Hobby だけが「趣味」ではありません。趣味や関心 を表わす表現のいろいろ。
5回 出身地・居住地(1) オーディオ教材とプリント
フーテンの寅さんのセリフ「生まれも育ちも葛飾柴 又です」を英語でいえば?あなたは家族と同居です か、一人住まいですか?
6回 出身地・居住地(2) オーディオ教材とプリント
自分の出身地や居住地を、遠来の客に説明するに は?あなたを訪問するにはどのように行けばいい のか?
7回 家族 オーディオ教材とプリント 家族構成・親族のことなど
8回 英語でクッキング(1) 映像とプリント
ホームステイ先で料理を求められたら何を調理し てあげる?材料・道具・レシピー・調理技術など英 語で表現すれば?
9回 英語でクッキング(2) 映像とプリント 同上
10回 子ども時代のこと オーディオ教材とプリント 大きくなったら何になりたいと思っていました か?どんな子どもでしたか?
11回 将来のこと オーディオ教材とプリント 10年後は何をしていますか?将来の夢はなんで すか?
12回 印象・意見を語る(1) オーディオ教材とプリント 素晴らしい・素敵・最高・ひどい・むかつく・最 低、を英語でどういえばいいのか?
13回 印象・意見を語る(2) オーディオ教材とプリント 「私の意見では・・・」「願わくは・・・」「残念な がら・・・」
14回 語彙力の鍛錬 プリント やさしいクロスワードで語彙力アップ(縦・横の鍵 の英語もあわせて)
15回 まとめ(復習) オーディオ教材とプリント 学習のまとめとして小テスト
能力名:①主体性 ②働きかけ力 ③実行力 ④課題発見力 ⑤計画力 ⑥創造力 ⑦発信力 ⑧傾聴力 ⑨柔軟性 ⑩情況把握力 ⑪規律性 ⑫ストレスコントロール力
平成24年度 愛知学泉短期大学シラバス
科目名 担当教員名 基礎・専門別 単位数 選択・必修別 開講年次
実用英語Ⅱ 佐々木 裕美 基礎 1 選択 2年 前期
資格との関連 電子メール
科目の概要
健康と食品問題に関する英文ニュースに触れ、私たちに身近な問題が、国際的にどのように取り上げられている のかを英語を通して考える授業である。
学習教育目標・到達目標
日本語での知識をベースに、想像力を使って英語のニュースの内容を把握できることを目標とする。
社会人基礎力(12 の能力)のうち育成する能力
食物栄養学科の他科目においてすでに学習した内容や、日常の関連ニュースをもとに、英文ニュースの理解に取 り組もうとする主体性
英語で発信されるグローバルな情報を、自分たちが生活している場ではどのように理解し生かしていくことがで きるのかを考える創造力
テキスト及び参考文献
『From Daily Topics to World Issues: Health & Environment from VOA』(松柏社)
履修に必要な予備知識や技能 中学校卒業程度の文法
他科目との関連
健康と食品に関連する基礎知識、および一般常識と関連する
受講生への希望・要望、学習上の助言
CDを活用し、英文を聴くことに慣れて欲しい。
英語は勉強すればするだけ伸びると信じて、テキストに取り組む時間を確保して欲しい。
大筋の内容の読み取りを重視する。
評価方法 筆記試験 小テスト レポート 授業態度 作品 実技 その他 合計
評価の割合 40 60 100
各評価方法、評価にあたって重視する点、評価についてのコメント
毎回の授業に積極的に参加し、英語の学習に取り組む姿勢が重要である。
小テストの点数の積み重ねと、各課内容についてまとめるレポートで評価する。
回数 テーマ 授業の実施方法 学習内容・理解目標・留意点
1回
Self-Introduction 授業の進め方
1. Robots in Health Care
演習 オリエンテーション 英語で各自自己紹介
2回 1. Robots in Health Care 演習 Vocabulary 1st Listening
3回 1. Robots in Health Care 演習 2nd Listening
4回 1. Robots in Health Care 演習
True or False Useful Expressions Translation
5回 1. Robots in Health Care
2. Houses Made of Straw 演習
小テスト、まとめ、課題提出 Vocabulary
1st Listening 6回 2. Houses Made of Straw 演習 2nd Listening
7回 2. Houses Made of Straw 演習
True or False Useful Expressions Translation
8回 2. Houses Made of Straw?
6. A Golden Age for Golden Rice? 演習
小テスト、まとめ、課題提出 Vocabulary
1st Listening 9回 6. A Golden Age for Golden Rice? 演習 2nd Listening
10回 6. A Golden Age for Golden Rice? 演習
True or False Useful Expressions Translation
11回 6. A Golden Age for Golden Rice? 演習
小テスト まとめ 課題提出 12回 9. Some Bad News, Some Good News 演習 Vocabulary
1st Listening
13回 9. Some Bad News, Some Good News 演習 2nd Listening
14回 9. Some Bad News, Some Good News 演習
True or False Useful Expressions Translation
15回 9. Some Bad News, Some Good News 演習
小テスト まとめ 課題提出
能力名:①主体性 ②働きかけ力 ③実行力 ④課題発見力 ⑤計画力 ⑥創造力 ⑦発信力 ⑧傾聴力 ⑨柔軟性 ⑩情況把握力 ⑪規律性 ⑫ストレスコントロール力
平成24年度 愛知学泉短期大学シラバス
科目名 担当教員名 基礎・専門別 単位数 選択・必修別 開講年次
科学概論 横田 正 基礎 2 選択 1年 前期
資格との関連 電子メール
科目の概要
栄養士を目指して学習する上では、食品を物質として捉えることが重要である。そのためには、基礎的な化学の 知識が必要となる。この講義は、栄養士免許取得に必要な科目である食品学、栄養学などを理解するために必要 な化学の知識について学ぶ。基本的には高校の化学の復習となるため、既に習得している学生には、物足りない と感じることがあるかもしれない。また、就職試験の常識問題レベルの溶液の濃度などの基礎的な計算問題も行 う。
学習教育目標・到達目標
・食品学、栄養学を学ぶために必要な化学の基礎知識を習得する。
・食塩水の濃度の計算問題が完全に解けるようになる。
社会人基礎力(12 の能力)のうち育成する能力
自発的に学ぼうとする『主体性』、講義をしっかり聴く『傾聴力』などを身につけてもらいたい。また、最近は 平気で遅刻したり、講義中携帯電話をさわったり、飲食などの考えられない行動が目立つ。厳しく指導し、『規 律性』を身につけてもらう。
テキスト及び参考文献
その都度プリントを配布する。
履修に必要な予備知識や技能 中学レベルの理科の知識
他科目との関連
食品学、栄養学、生化学、生命科学、解剖学、生理学、各実験
受講生への希望・要望、学習上の助言
普段の生活から科学的現象に興味をもち、授業内容を具体的に考えること。
また、疑問に思ったことは放置せず、講義中でも質問してほしい。
評価方法 筆記試験 小テスト レポート 授業態度 作品 実技 その他 合計
評価の割合 80 20 100
各評価方法、評価にあたって重視する点、評価についてのコメント
・出席が必要日数に満たない場合は無資格となる。
・筆記試験、出席・授業態度を総合的に判断して、6 割以上であれば単位を認定する。
回数 テーマ 授業の実施方法 学習内容・理解目標・留意点
1回 物質の成り立ち(原子について) 講義
自然科学的な概念につて。食品成分などの各物 質は、様々な原子が結合してできている。その 原子の種類について学ぶ。
2回 物質の成り立ち(電子について) 講義
各原子は電子を有している。それぞれの電子配 置について学ぶ。また、原子は電子を放出した り受け取ったりして、安定な形を好むことを理 解する。
3回 物質の成り立ち(結合について) 講義 物質は原子と原子が結合してできている。その 結合の種類、特性を理解する。
4回 物質の成り立ち(極性について) 講義
原子同士は、互いに電子を引っ張り合ってい る。その強さの違いから電子に偏りがある。そ れのより分子に極性がみられる。極性について 学ぶ。
5回 有機化合物(炭化水素、アルコール) 講義
炭化水素、アルコールの構造と特徴について学 ぶ。基本的な化合物は覚えること。炭素数1~
10までの炭化水素は暗記すること。
6回 有機化合物(有機酸、エステル) 講義 有機酸、エステル、アミンの構造と特徴につい て学ぶ。基本的な化合物は覚えること。
7回 有機化合物(光学異性体) 講義 不斉炭素を持つ化合物は、一般的に光学異性体 が存在する。光学異性体とは何か?
8回 食品に含まれる物質について 講義
食品に含まれる有機物(炭水化物、脂質、たん ぱく質など)の構造や種類について簡単にまと める。
9回 溶液の濃度(その1) 講義 濃度の基本的な単位である重量パーセントに ついて理解する。
10回 溶液の濃度(その2) 講義
就職試験の常識問題レベルの重量パーセント の計算問題を解いてみる。基本的な問題は解け るようにしておくこと。
11回 化学的な物質量(その1) 講義 物質量であるモルとは?また、その濃度である モル濃度とは?それぞれを理解すること。
12回 化学的な物質量(その2) 講義 モル、モル濃度の計算問題を解いてみる。基本 的な問題は解けるようにしておくこと。
13回 酸と塩基(その1) 講義
酸・塩基の定義とは?酸、塩基にはどのような 化合物があるかを学ぶ。また、その強さを示す 値としてpHがあるが、その値について学ぶ。
14回 酸と塩基(その2) 講義 酸と塩基の反応である中和反応とは?また、こ れを利用した中和滴定について学ぶ。
15回 酸と塩基(その3) 講義
中和滴定を利用して濃度不明の酸または塩基 の濃度を求める。実際に計算問題を解いてみ る。
能力名:①主体性 ②働きかけ力 ③実行力 ④課題発見力 ⑤計画力 ⑥創造力 ⑦発信力 ⑧傾聴力 ⑨柔軟性 ⑩情況把握力 ⑪規律性 ⑫ストレスコントロール力
平成24年度 愛知学泉短期大学シラバス
科目名 担当教員名 基礎・専門別 単位数 選択・必修別 開講年次
生命科学 横田 正 基礎 2 選択 2年 後期
資格との関連 電子メール
[email protected] 科目の概要
我々ヒトは、食物を摂取して、その中に含まれる栄養素を代謝して、体成分やエネルギーとして利用し生活して いる。食物栄養学科では、栄養素や代謝について、食品学や生化学をとおして学んできた。この『生命科学』は、
これらの総復習である。栄養士認定試験へ向けてちょうどよい対策となると考えられる。また、我々の生命現象 をはじめ多くの減少を科学的な観点から学ぶ。
学習教育目標・到達目標
・身の回りの科学現象を理解する。
・栄養士認定試験に出題されるレベルの問題を解けるようになること。
社会人基礎力(12 の能力)のうち育成する能力
自発的に学ぼうとする『主体性』、講義をしっかり聴く『傾聴力』などを身につけてもらいたい。また、最近は 平気で遅刻したり、講義中携帯電話をさわったり、飲食などの考えられない行動が目立つ。厳しく指導し、『規 律性』を身につけてもらう。
テキスト及び参考文献
その都度プリントを配布する。
履修に必要な予備知識や技能
1 年生で学んだ生化学、食品学、栄養学を理解しておくこと。
他科目との関連
生化学、食品学、栄養学
受講生への希望・要望、学習上の助言
普段の生活から生命現象に興味をもち、授業内容を具体的に考えること。
また、疑問に思ったことは放置せず、講義中でも質問してほしい。
評価方法 筆記試験 小テスト レポート 授業態度 作品 実技 その他 合計
評価の割合 80 20 100
各評価方法、評価にあたって重視する点、評価についてのコメント
・出席が必要日数に満たない場合は無資格となる。
・筆記試験、出席・授業態度を総合的に判断して、6 割以上であれば単位を認定する。
回数 テーマ 授業の実施方法 学習内容・理解目標・留意点
1回 細胞の構造 講義
細胞の構造と機能について。細胞膜、核、ミト コンドリア、リボソームなどの構造と役割を覚 えること。
2回 炭水化物の生体内の役割(1) 講義 生体内に存在する炭水化物の種類・構造につい て。それぞれの特徴を覚える。
3回 炭水化物の生体内の役割(2) 講義
生体内で炭水化物はどのように代謝して生命 現象維持に関与しているか?各代謝経路につ いて理解すること。
4回 脂質の生体内の役割(1) 講義 生体内に存在する脂質の種類・構造について。
それぞれの特徴を覚える。
5回 脂質の生体内の役割(2) 講義
生体内で脂質はどのように代謝して生命現象 維持に関与しているか?代謝経路と役割を理 解すること。
6回 たんぱく質の生体内の役割(1) 講義
生体内に存在するたんぱく質とそれを構成す るアミノ酸について。それぞれの特徴を覚え る。
7回 たんぱく質の生体内の役割(2) 講義
生体内でたんぱく質はどのように代謝して生 命現象維持に関与しているか?代謝経路と役 割を理解すること。
8回 ビタミンの生体内の役割 講義
ビタミンの種類とその働きについて。生体内で ビタミンはどのように生命現象維持に関与し ているか?
9回 無機質・水の生体内の役割 講義
無機質の種類とその働きについて。生体内で無 機質・水はどのように生命現象維持に関与して いるか?
10回 疾病と活性酸素 講義
活性酸素とは?その種類と生成、分解について 学ぶ。また、活性酸素と疾病の関係とその生体 防御機構について理解する
11回 西洋医学と東洋医学 講義 西洋医学と東洋医学の基本的な考え方につい て。その違いを理解すること。
12回 生活の中の科学 講義
「酵素」を中心とした、我々の身のまわりの現 象について。味噌、アルコール飲料、洗剤など について。
13回 食品の機能性成分(その1) 講義
食品の三次機能とは?機能性成分の一つであ るカロテノイドは、生体内でどのような働きを しているかを学ぶ。
14回 食品の機能性成分(その2) 講義 機能性成分の一つであるポリフェノール類は、
生体内でどのような働きをしているかを学ぶ。
15回 最先端の科学 講義 その時々の最先端な話題について
能力名:①主体性 ②働きかけ力 ③実行力 ④課題発見力 ⑤計画力 ⑥創造力 ⑦発信力 ⑧傾聴力 ⑨柔軟性 ⑩情況把握力 ⑪規律性 ⑫ストレスコントロール力
平成24年度 愛知学泉短期大学シラバス
科目名 担当教員名 基礎・専門別 単位数 選択・必修別 開講年次
心理学 伊藤 亮 基礎 2 選択 1年 後期
資格との関連 電子メール
科目の概要
心理学で扱う「こころ」について,心はどこにあるのか,心のはたらき,心の発達,社会と心,心の健康と病と いった観点から,これまで心理学が明らかにしてきたことを紹介する。また,身近な問題や,日常生活や社会的 現実と関連させて,自分なりに「こころ」を考える際の素地を学ぶ。
学習教育目標・到達目標
心理学に関する基礎知識を学び,それらの知識を具体的な日常生活場面と結びつけて考え,理解できる。
社会人基礎力(12 の能力)のうち育成する能力
講義内容を整理し,自分なりに課題を整理し考えることができる:「課題発見力」「実行力」「計画力」「創造力」
グループワークを通して,積極的に課題に取り組み,チームで協力して意見をまとめ課題達成を図る:「主体性」
「働きかけ力」「実行力」「柔軟性」「情況把握力」「規律性」「ストレスコントロール力」「発信力」「傾聴力」
他のグループの発表を聴き,多様な考え方があることを理解する:「傾聴力」「柔軟性」
テキスト及び参考文献
特に指定しない。資料は適宜配布する。
授業内で参考文献を適宜紹介する。
履修に必要な予備知識や技能
自分自身や他者の「こころのあり方」について日常的に関心を持つ姿勢が大切である。また、社会および教育現 場に起きている様々な問題について情報を把握し、自ら理解を深めようとする姿勢が大切である。
他科目との関連 特になし
受講生への希望・要望、学習上の助言
自ら考え、課題に取り組むなど、積極的に講義に参加する姿勢が求められる。特に、自分の体験や「今、ここで」
の体験とを関連づけて理解してほしい。また、新聞やニュースなどの社会事情にも着目する姿勢をもって望んで もらいたい。
評価方法 筆記試験 小テスト レポート 授業態度 作品 実技 その他 合計
評価の割合 40 40 10 10 100
各評価方法、評価にあたって重視する点、評価についてのコメント
出席、レポート、授業態度、試験等を合わせて総合的に評価する。
レポートの課題は授業で示す。
授業態度が悪い場合は減点とする。
回数 テーマ 授業の実施方法 学習内容・理解目標・留意点
1回 ガイダンス 講義 講義・授業運営・グループワーク・成績などについ ての諸注意。
2回 心はどこにあるのか(1)
脳から見る心 講義 心とは何なのか?自分とは何なのか? 心と脳の関 係について理解を深める。
3回 心はどこにあるのか(2)
からだから見る心 講義 身体と心の関係について理解を深め,身体に現れる 心の状態について考え,発表を行う。
4回 心のはたらき(1)
ものを知るはたらき 講義
もののとらえ方の土台にある心のはたらきについ て考えていく。特に知覚のメカニズムについて理解 を深める。
5回 心のはたらき(2)
ものを憶え,思い出すはたらき(1)講義 人間の記憶メカニズムについて,特に記憶のはたら きについて理解を深める。
6回 心のはたらき(3)
ものを憶え,思い出すはたらき(2)講義
記憶に関する簡単なテストを行いながら,記憶に関 する理解を深める。過去を語るということについて 考える。
7回 心の発達 (1)
子どもの心とその発達 講義 子どもの心が社会のなかでどのような道筋をたど ってつくられていくのかということを理解する。
8回 心の発達 (2)
青年の心とその発達 講義 子どもでもない,大人でもない存在としての「青年」
について,その不安定さや悩みについて考える。
9回 心の発達 (3)
老人の心とその発達 講義 老いるとは何か?老人はひたすら低下するだけの 存在なのか?老人の心について考える。
10回
社会と心 (1)
ステレオタイプがもたらす さまざまな影響
講義 ステレオタイプとは何か?講義後は「思い込み」や
「血液型」に関する課題にグループで取り組みディ スカッションを行う。
11回 社会と心 (2)
問題となる行動 見立てと対策 講義 心理学はどのような行動を問題行動と考えるのか 紹介し,問題行動に対するアプローチについて理解 を深める。
12回 社会と心 (3)
好き・嫌い 価値観とは? 講義
価値観について,他の人の意見を聴き,多様な考え があること,自分の価値観について振り返ることが できる。
13回 心の病 (1)
心の健康~ストレス心理学 講義 ストレスとは何か?ストレスのネガティブな側面 とポジティブな側面について考えることができる。
14回 心の病 (2)
心を病むとは? 講義 心の病とは何か?心が病んだ患者さんの世界を知 り,理解を深める。
15回 まとめ 講義
講義を通して「心理学とは何か」について振り返り,
自分の身近なことから「心」について考えることが できる。
能力名:①主体性 ②働きかけ力 ③実行力 ④課題発見力 ⑤計画力 ⑥創造力 ⑦発信力 ⑧傾聴力 ⑨柔軟性 ⑩情況把握力 ⑪規律性 ⑫ストレスコントロール力