2019 年度 愛知学泉大学シラバス
こ生3AB
科目番号 科目名 担当者名 基礎・専門
別 単位数 選択・必修 別
開講年次・
時期 3205051 理科教育法
Studies on Method of Science Teaching 川角 正彦 専門 2 選択 3年 前期 科目の概要
小学校理科教育の目標や内容を調べるとともに、これからの理科教育のあり方について学ぶ。また、教材研究や、指 導案作成等についての具体的な活動や情報機器の活用を通して、理科の指導方法を身につける。また、具体的な実 践事例や実践課題を取り上げながら、模擬授業や討議活動を設定し、実践的な技能の育成を目指す。
学修内容 到達目標
① 法的根拠としての学習指導要領とその内容を理解する。
② 授業実践のための基本的な考え方、方法、手順を学ぶ。
③ 理科の指導方法を学ぶ。
情報の選択や情報機器の活用方法を学ぶ。
④ 指導過程や評価の工夫について学ぶ。
① 理科教育課程の概要を理解できる。
② 理科授業における観察、実験の重要性が理解できる。
③ 指導案をもとに、実験観察や情報機器を活用した指導方 法が理解できる。
④ 児童の反応を予測しながら指導案を作成できる。
学生に発揮させる社会人
基礎力の能力要素 学生に求める社会人基礎力の能力要素の具体的行動事例
前に踏 み出す 力
①主体性 学修内容に関連すると考える事項について自ら復習することができる。
②働きかけ力
③実行力 課題(レポート)、演習などを最後までやり抜くことができる。
考え抜 く力
④課題発見力 授業内容について必要な資料、情報を収集したり、整理し、実践課題について把握でき る。
⑤計画力 指導案作成の課題について、提出期日を守り計画的に完成できる。
⑥創造力 指導案作成演習では、単元の導入を取り上げることで、単元全体を見通した柔軟かつ多 様な視点で作成できる。
チ ー ム で 働 く 力
⑦発信力 指導案作成を通して、自分の考えた授業構想を発表することができる。
⑧傾聴力 グループや全体での話し合い、協議において互いの理解に努めるとともに、建設的な話し 合いができる。
⑨柔軟性
⑩情況把握力
⑪規律性 聞き合い、学び合う姿勢を尊重し、自分を育てるのは自分であることを自覚して授業に参 加することができる。
⑫ストレスコントロール力 テキスト及び参考文献
図書 小学校学習指導要領解説 理科編 (大日本図書) 教科書 小学校理科教科書 たのしい理科 3年、4年、5年、6年 (大日本図書) 参考書 小学校理科 観察・実験 セーフティマニュアル (大日本図書) 他科目との関連、資格との関連
自然科学概論(1、2年前期)
理科研究(2年後期)
学修上の助言 受講生とのルール
小学校3~6年理科内容についての基本的な知識・情報 の収集しながら、毎回授業で配付するプリントを使った指 導案作成や実際に授業を行うために必要な知識・技能の 習得することを目指して主体的に学ぶことが大切である。
・時間を守る。
・欠席した回の内容や連絡事項を各自確認しておくこと。
・毎回学習確認記録を配布(次回返却)するので、必要事 項を記入、ふりかえりをして授業終了時に必ず提出する。
・授業中の飲食やスマホ使用は、控える。
【評価方法】
評価方法 評価の 割合
到達
目標 各評価方法、評価にあたって重視する観点、評価についてのコメント
筆記試験 50
① ✓ 筆記試験では、授業で配布した資料、学習確認記録や自筆のノート類のみ 持ち込み可とし、理科の授業づくりに関する基本的な理解・認識の状況を評 価する。
② ✓
③ ✓
④ ✓
小テスト(学習
確認記録) 20
① ✓ ・講義の中で学ぶ自然科学に関する基本的、基礎的な知識や、見方、考え方 などについて、毎時間、学習した内容の学習確認記録(小テスト)を行い、理 解の程度、思考の深さについて評価する。
・模擬授業での参加状況(発言内容等)
② ✓
③ ✓
⑤ ✓
レポート 20
① ✓ 授業の中でレポートとして、具体的な「指導案作成」の課題を課す。
各自で作成した指導案(略案)をもとに、必要に応じて、グループ討議を通し て、必要な内容が盛り込まれているかを点検し合いながら、完成させる。
基本的な内容(体裁)、独創性・工夫、丁寧さなどの観点で評価する。
② ✓
③ ✓
⑤ ✓
成果発表
(口頭・実技)
作品
社会人基礎力
(学修態度) 10
① ✓ 主体性2(学習確認記録:ふりかえりの内容)、実行力2(提出物を計画的に準 備ができているか)、課題発見力2(学習確認記録:ふりかえりの内容)、創造 力1(学習確認記録:ふりかえりの内容)、発信力1(指導案の完成度)、傾聴 力1、規律性1(ルールを守れているか)について、各回の参加姿勢、学習確 認記録の記載状況を通して評価する。
② ✓
③ ✓
⑤ ✓
その他 総合評価
割合 100
【到達目標の基準】
到達レベルS(秀)及び A(優)の基準 到達レベル B(良)の基準
・理科の学習内容と学習指導要領に示された単元構成との 関連を説明できる。(S)
・理科の各単元の学習指導に必要とされる基礎的な事項を 説明することができる。(A)
・理科の授業を行う上で、身につけるべき基本的な 事項を理解し、意欲的に学修することができる。
・グループ討議をしながら、具体的な指導案(略案) づくりができる。
週 学修内容 授業の
実施方法 到達レベル C(可)の基準 予習・復習 時間
(分)
能力名
1週 /
オリエンテーション(シラバ ス、授業の内容、進め方、評 価、理科教育における基礎 基本について)
自然科学と理科教育の関 係
講義(毎回、パワーポイ ント)※毎回、小テスト:
学習確認記録)
理科教育の役割について 説明できる。
(予習)小学校理科指 導要領解説の目標お よび内容について読ん でおく(復習)講義内容 を整理、疑問点は確認 する
90 傾聴力
2週 /
小学校理科教育の法的根 拠、目標と内容(第3・4学 年)、授業展開例について 学ぶ
講義、演示(モデル実験 など)・実習
3,4 年教科書 学習確認記録
学習指導要領の役割につ いて理解し,学年・学習内 容を例示できる。
(予習)3,4 年教科書,
解説、を読む(復習)講 義内容を整理、疑問点 は確認する
90
課 題 発 見力 傾聴力
3週 /
小学校理科教育の法的根 拠、目標と内容(第5・6学 年)、授業展開例について 学ぶ
講義、演示(モデル実験 など)・実習
5,6 年教科書 学習確認記録
学習指導要領の役割につ いて理解し,学年・学習内 容を例示できる。
(予習)5,6 年教科書,
解説、を読む(復習)講 義内容を整理、疑問点 は確認する
90
課 題 発 見力 傾聴力
4週 /
理科の授業づくり(授業実 施の手順、留意点、単元構 想のし方)を学ぶ
※活動案作成課題
講義
学習確認記録
授業づくりの手順をおおよ そ説明できる。
(予習)理科の授業の 特 徴 に つ い て 調 べ る
(復習)講義内容を整 理、疑問点は確認する
90
課 題 発 見力 傾聴力
5週 /
児童の思考、わかり方により そった教材研究の仕方につ いて先行経験、既習事項の 把握方法や情報機器、画 像などを活用した事例をもと に学ぶ
講義、演示(モデル実験 など)・学習確認記録
教材研究の重要性につい て自分の言葉で説明でき る。
(予習)児童の自然認 識 に 関 す る 資 料 収 集
(復習)講義内容を整 理、疑問点は確認する
90
課 題 発 見力 傾聴力
6週 /
問題解決的な学習づくりの ための授業展開について事 例をもとに学ぶ。 授業の実 際と改善(模擬授業)1
講義、演示(モデル実験 など)・学習確認記録
問 題 解 決 的 な 学 習 の 意 味、そしてその意義につい て自分の言葉で説明でき る。
(予習)問題解決的な 学 習 に 関 す る 資 料 収 集(復習)講義内容を 整 理 、 疑 問 点 は 確 認 する
90
課 題 発 見力 傾聴力
7週 /
問題解決的な学習づくりの ための授業展開について事 例をもとに学ぶ。 授業の実 際と改善(模擬授業)2
講義、演示(モデル実験 など)・実習
学習確認記録
問 題 解 決 的 な 学 習 の 意 味、そしてその意義につい て自分の言葉で説明でき る。
(予習)問題解決的な 学 習 に 関 す る 資 料 収 集(復習)講義内容を 整 理 、 疑 問 点 は 確 認 する
90
課 題 発 見力 傾聴力
8週 /
理科の授業における学習評 価のし方について、事例を もとに学ぶ
講義
学習確認記録
評価を、児童の学習理解 度の把握とともに、授業改 善に生かすことの重要性 が理解できる。
(予習)学習評価につ いて資料収集(復習)
講義内容を整理、疑問 点は確認する
90
課 題 発 見力 傾聴力
能力名:主体性 働きかけ力 実行力 課題発見力 計画力 創造力 発信力 傾聴力 柔軟性 情況把握力 規律性 ストレスコントロール力
週 学修内容 授業の
実施方法 到達レベル C(可)の基準 予習・復習 時間
(分)
能力名
9週 /
理科と生活科、総合的な学 習の時間との関連づけた授 業展開について事例を通し て学ぶ
講義、演示(モデル実験 など)
学習確認記録
各教科、領域それぞれの ねらいをふまえ、関連づけ た学習展開の重要さを理 解できる
( 予 習 ) 生 活科 、 総 合 的な学 習の特徴に つ いて資料収集(復習)
講義内容を整理、疑問 は確認する
90
課 題 発 見力 傾聴力
10 週 /
安全かつ効果的な実験・観 察、薬品、器具の安全管理 や、情報機器を活用した具 体的な具体的な実験・観察 について、事例を通して学 ぶ
講義、演示(モデル実験 など)・実習
学習確認記録
セーフティーマニュアル
具体的な実験、観察にお ける安全指導の必要な場 面、状況を予測できる。
(予習)各学年の実験 観察の安全指導につ いて資料収集(復習)
講義内容を整理、疑問 点は確認する
90
課 題 発 見力 傾聴力
11週 /
理科学習指導案の書き方
(形式と内容)について、大 学生の作成した指導案例を 参考にして学ぶ
※指導案作成課題
講義
学習確認記録
具体的な指導案の形式、
内容を理解できる。
(予習)理科指導案の 書 き 方 に つ い て 資 料 収集(復習)講義内容 を整理、疑問点は確認 する
90
課 題 発 見力 傾聴力
12 週 /
模擬授業の振り返り、改善 点をふまえ、理科学習指導 案の作成(1)(単元構想の立 案)を具体的な指導案から 学ぶ
講義、演習 学習確認記録
基本的な授業づくりの手 順、必要事項を説明でき る。
(予習)理科指導案の 書 き 方 に つ い て 資 料 収集(復習)講義内容 を整理、疑問点は確認 する
90
課 題 発 見力 計 画 力 傾聴力
13 週 /
模擬授業の振り返り、改善 点をふまえ、理科学習指導 案の作成(2) (単元構想の 立案)を具体的な指導案か ら学ぶ
講義、討議、模擬授業 学習確認記録
指導案(単元構想)づくり に必要な要件を模擬授業 を通して協議できる。
(予習)理科指導案の 書 き 方 に つ い て 資 料 収集(復習)講義内容 を整理、疑問点は確認 する
90
課 題 発 見力 計 画 力 発 信 力 傾聴力
14 週 /
理科学習指導案の作成(3)
(本時案の作成)を具体的 な指導案から学ぶ
講義、討議、模擬授業 学習確認記録
指導案(本時案)づくりに 必要な要件を模擬授業を 通して協議できる。
(予習)理科指導案の 書 き 方 に つ い て 資 料 収集(復習)講義内容 を整理、疑問点は確認 する
90
主 体 性 課 題 発 見力 計 画 力 傾聴力
15 週 /
これからの理科教育の指導 のポイントについて、現状の 課題を踏まえ、事例を通し て学ぶ
講義
学習確認記録
これからの理科教育に求 められていることをキーワ ード使って説明できる
(予習)理科教育の抱 える課題について資料 収集(復習)講義内容 を整理、疑問点は確認 する
90
課 題 発 見力 傾聴力
能力名:主体性 働きかけ力 実行力 課題発見力 計画力 創造力 発信力 傾聴力 柔軟性 情況把握力 規律性 ストレスコントロール力