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II-8 Retorikku kara mita Nihon bunka no tokushitsu

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(1)

II-8 レトリックから見た日本文化の特質

著者

李 御寧

雑誌名

世界の中の日本 ?:日本研究のパラダイム―日本学

と日本研究―

1

ページ

223-236

発行年

1989-02-10

その他のタイトル

II-8 Retorikku kara mita Nihon bunka no

tokushitsu

(2)

111

8

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二 こ の よ う な 日 本 的 レ ト リ ッ ク の 特 徴 は 、 西 洋 は も ち ろ ん 、 同 じ 東 洋 文 化 圏 に お い て も コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ・ギ ャ ップ を 起 こ す 恐 れ を 含 ん で い る 。 天 の岩 戸 を 開 い た レ ト リ ッ ク を こ の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ・ ギ ャ ップ と 関 連 さ せ て 分 析 す る と 、 次 の 五 項 目 に 要 約 さ れ る 。 一 、 言 葉 の 指 示 作 用 と 指 示 物 の ず れ 一 同 じ 漢 字 圏 で も そ の レ ト リ ッ ク の た め に コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 混 乱 が 起 こ る 場 合 が 多 い。 日 本 の 店 は ほ と ん ど 、 ク ロー ズ し て も 閉 店 と 書 か な い で ︿ 準 備 中 ﹀ と 告 示 す る 。 時 計 が 故 障 を 起 こ し て も 、

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い。

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コメ ント 山 田 慶 児 た い へん 面 白 い お 話 で 、 教 え ら れ る と こ ろ も い ろ い ろ あ る 論 文 な の で す が 、 全 体 と し て み ま す と 、 私 は た い へん 大 き な 学 問 的 な と ま ど い、 違 和 感 を 感 じ ま す 。 そ れ に は 、 お そ ら く あ る 程 度 個 人 的 な 背 景 が あ る と 思 いま す 。 私 は 、 大 学 で は 自 然 科 学 者 と し て 訓 練 を 受 け て 、 そ の 後 、 自 然 科 学 史 の 研 究 に は い って 、 は じ め の う ち は ヨ ー ロ ッ パ の近 代 科 学 の 形 成 史 を 勉 強 し て いま し た け れ ど も 、 そ の後 間 も な く 中 国 科 学 史 の 研 究 に 入 り 、 現 在 で は 中 国 の古 代 科 学 の 研 究 を 行 って お り ま す 。 多 分 、 私 の そ う いう 積 ん で き た 学 問 的 な 訓 練 が 、 一つ の と ま ど い、 違 和 感 の 前 提 に な って い る だ ろ う と 思 い ま す 。 二 番 目 に は 、 私 は 李 さ ん ほ ど 日本 文 化 に つ い て 深 く 広 い知 識 を 持 って い な い。 た と え ば 、 私 は 忠 臣 蔵 と いう のを よ く 知 ら な い の です 。 芝 居 を ま だ 見 た こと が あ り ま せ ん 。 私 の忠 臣 蔵 に 対 す る知 識 は 、 多 分 平 均 的 日 本 人 以 下 で し ょう 。 三 番 目 に 、 た と え ば 、 李 さ ん が 使 って お ら れ る 記 号 論 的 な 方 法 、 こ れ も 私 は あ ま り よ く 知 り ま せ ん 。 昨 日 キ ー ンさ ん が 記 号 論 の 本 が 十 七 万 部 売 れ た と いう こ と を お っ し ゃ いま し た 。 私 も 多 分 そ の た ぐ い の本 を 一 冊 読 ん だ こ と があ り ま す か ら 、 私 の記 号 論 に 関 す る 知 識 は 、 十 七 万 人 の 日本 人 と 大 体 同 じ 程 度 で あ り ま す 。 そ う いう こ と が お そ ら く と ま ど い 、 違 和 感 の前 提 にあ る と 思 いま す け れ ど も 、 そ れ だ け で は な い と 思 いま す 。 李 さ ん は ﹃縮 み 志 向 の 日 本 人 ﹄ と いう た い へん 刺 激 的 な 、 優 れ た 日本 文 化 論 を 書 い て お ら れ る 。 こ れ に対 し て は 、 私 は そ れ ほ ど 大 き な 違 和 感 、 と ま ど い を 持 た な い。 し か し 、 今 日 の ご報 告 に つ いて は 、 非 常 に 大 き な と ま ど い と 違 和 感 を い だ き ま す 。 二 つあ る と 思 いま す 。 一つは 、 今 日 適 用 さ れ た 記 号 論 的 方 法 が普 遍 的 な 方 法 に な り 得 て いな い の で はな い か と いう 疑 問 で す 。 私 は 方

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