ushirojuji jintai tandoku fuzen shitsu no byotai to shojo jitsugen ni kansuru rinshoteki , seitai rikigakuteki kenkyu

Title Sub Title Author Publisher Publication year Jtitle Abstract Notes Genre URL. Powered by TCPDF (www.tcpdf.org). 後十字靭帯単独不全膝の病態と症状実現に関する臨床的, 生体力学的研究 磐田, 振一郎(Iwata, Shinichiro) 戸山, 芳昭(Toyama, Yoshiaki) 慶應医学会 2007 慶應医学 (Journal of the Keio Medical Society). Vol.84, No.4 (2007. 12) ,p.T39- T55 学位論文 Journal Article http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=AN00069296-20071201 -0039.

慶 慮 医 学 ・84(4)lT39∼T55,2007. 学位論 文. 後十字靭帯単独不全膝 の病態 と症状 出現 に関 する臨床 的,生 体力学 的研究 慶慮 義艶 大学 医学 部 整形外 科学 教 室 (指 導=戸 山 芳 昭) いわ. た. しん いち ろう. 磐 田 振一郎 (平成19年8月9日. 受 付). 学位審査要 旨 膝 後 十 字 靭 帯(PCL)単 独 損 傷 で は,大 き な膝 後 方 不 安 定 性 を認 め て も患 者 の 愁 訴 や機 能 陳 害 を生 じる こ と は少 な い とさ れ て きた が,近 年,動 作 中 に膝 崩 れ 現 象(giving・way)を 訴 え る例 の 少 な くな い こ と が 明 らか と な った.本 研 究 で は 階段 降 下動 作 に注 目 し,PCL単. 独 損 傷 患 者 の 自覚 的 不 安 定 感 の発 現 機 序 にっ い て 三 次 元 動 作 解 析 装 置, fluoro・. scopeに. ト レスX線. よ る動 作 解 析 とKT・2000,ス. 単 独 損 傷 患 者 に お いてgivin辞wayを. に よ る静 的膝 不安 定 性 の 定 量 的 計 測 か ら評 価 した.そ の 結 果. PCL. 経 験 した こ とが あ るGiving・way群. と経 験 の な いNon. giving-svay群. 間 に有意. 差 を 認 め た の は,45。 以 下 の 軽 度 屈 曲 位 に お け る三 次 元 動作 解 析 で の階 段 降 下 動 作 中,立 脚 前 期 の 膝 関 節 負 荷 お よ び KT・2000,ス. トレスX線. で の 静 的 不 安 定 性 で あ った.一 方,従 来PCL損. 曲約90。 に お い て は,fluoroscopeに. と もに 異常 な 後 方 不 安 定 性 を 認 め たが,そ で の 膝 関 節 不 安 定 性,力 て,PCL単. 傷 膝 の 不 安 定 性 評 価 が 主 に 行 わ れ て き た屈. よ る評 価 で,階 段 降 下 中,遊 脚 初 期 に はGiving・way群,. Non. giving・way群. の 程 度 に は両 群 間 に有 意 差 を認 め なか った.以 上 の 結 果 よ り,軽 度 屈 曲 位. 学 的 與 常 がPCL単. 独 不 全 患 者 の 自覚 症 状 発 現 と関 係 す る こ とが 明 らか と な っ た.し. 独 不 全患 者 の 評 価 で は,軽 度 屈 曲 位 で の 不 安 定 性 に 注 目す べ き で あ る こ と,ま た,そ. たが っ. の 評 価 がPCL単. 独. 損 傷 に対 す る外 科 的 再 建 術 の 適 応 を 決 定 す る上 で蚕 要 な 指 標 とな る こ とが 示 唆 され た. 審 査 で は,ま ずfluoroscopeの. 解 析 方 法 に っ い て の 質 問 が な され た.撮 影 時 間 をq6. m秒. と可 能 な限 り短 縮 す る こ. とで 動 作 中 の 画 像 の プ レを 少 な く し,予 備 実 験 で 機器 の 正 確 な セ ッテ ィ ン グ に よ り,解 析 に十 分 な視 野 お よ び解 像 度 を確 保 した と回 答 され た.次 にMRIに. よ る動 作 解 析 は可 能 か,そ. テ ィ ングの 問 題 によ り,再 現 で き る動 作 は限 られ,ま で きるMRIに. して 有 用 で あ るか と の質 問 が な され た.装 置 の セ ッ. た 自然 な動 作 の再 現 も困 難 で は あ るが,靭. よ る動 的解 析 は将 来 的 に有 用 で あ り,最 近, MR. 帯 の 形状 な ど を 描 出. f置uoroscopeに よ る動 作 解 析 の 報 告 も散 見 され る た あ,. 今 後 の 検 討 課 題 で あ る と回 答 され た.最 後 に階 段 降 下 動 作 中 にみ られ た 力学 的 異 常 発 現 の メカ ニ ズ ム に っ いて の 質 問 が な され た.過 去 に指 摘 され て い た大 腿 四 頭 筋 な ど の膝 周 囲 筋 筋 力 の影 響 で は な く,動 作 中 で も可 能 な 限 り伸 展 位 を 保っ こ とで代 償 を お こ な って い る耶 が 力 学 的 デ ー タの異 常 に 反映 して い る と回 答 さ れ た. 以 上 の よ うに,本 研 究 は さ らに 検討 され るべ き点 を残 して い る もの の,PCL単 不安 定 性 が 自覚 症 状 発 現 と関 与 し,臨 床 的 にPCL損. 独 損 傷 膝 に お い て,軽 度 屈 曲 位 で の. 傷 に対 す る治 療 方 針 確 立 に 有 用 で あ る点 で 有 意 義 で あ る と評 価. され た.. Key. Words:posterior. cruciate. ligament. deficient. knees,. subjective. symptoms,. knee. mechanics,. motion. analysis. 本 論 文 は,lwata cruciate. ligament. scending.. Knee. Matsumoto rior 一 部. cruciate. PCLdeficient Sports. Surgery. H,. ,1wata. S, Suda. Y,. deficient. SpOrts. Otani. T,. ligament S, Suda. T,. Toyama. Nagura. Matsumoto. does. not. Traumatology Y.. deficient Y,. knees-What. Traumatology. Nagura. patients. affects. Matsumoto abnormal. Arthroscopy.2007;online.の. H,. Otani. to. knee. Arthroscopy.. Posterior. patients. T,. relate. instability Knee. Surgery H,. Otani. posterior. T,. Andriacchi. laxity,. but. TP. relates. Toyama to. Y.. 2007;15(4):335-342.の near. extension. Sports T, Toyama translation. is related. the. clinical. instability tibia. 一 部 を 許 可 を 得 て 引 用 し た.. 一T39一. to. disability function. Iwata. in. S, Suda. disability. posterior. during. in. Y,. stair. de・. Nagura. isolated. T, pOste・. Arthroscopy.2007:15(4)=343-349.の. Dynamic of. knee 一 部,. Traumatology Y.. Clinieal. dynamic. in. during. PCレdeficient. stair. descent. knees?-Knee. in. isolated Surgery.

慶慮医学. 緒. 84巷4号(平. 言. 成19年12月). 作 を解 析 す る 目的 で 種 々の 動 作 解 析 法 が 開 発 され,運 動 中 の 関 節 異常 可 動 性 の 有 無 と程 度,そ れ を 代 償 す る動 作. 膝 後 十 字 靭 帯(pOsterior PCL)は. cruciate ligament;以. ド. の 分 折 が 進 め ら れ て い る111:Sb.最近, ACL損. 傷 膝 に対. 膝 関 節 内 に 存 在 す る靭 帯 の 中 で 最 大 の 強 度 を. して は体 表 に 貼 付 され た光 学 系 マ ー カー とそ の 動 き を捉. 持 ち,大 腿骨 に 対 す る脛 骨 の 後方 移 動 を制 御 す る靭 帯 で. え る特 殊 カ メ ラ,床 反 力 計 か ら な る三 次 元 動 作 解 析 装 嗣. あ る11.こ の た めPCLが. を 用 い た動 作 解 析がSl・ t2),ま た人 工 関 節 置換 膝 に対 して. 損 傷 さ れ る と脛 骨 が 大 腿 骨 に. 対 して 過 剰 に 後 方 変 位 す る後 方 不 安 定 性 が 出現 す る.. は関 節 摺 動 面 の 動 き を 捉 え る た めfluoroscopeを. PCL損. た膝 関 節X線. 傷 に他 の 膝 靭 帯 損 傷 が 合 併 す る 複 合 靭 帯 損 傷 の. 連 続 撮 影 に よ る動 作 解 析13'が行 わ れ て い. 場 合 は,多 方 向 に 重度 の 他覚 的 不 安 定 性 が 出 現 し,自 覚. る.し か しPCL損. 的 不 安 定 感 も強 く認 め る た め,陳 旧 例 で はPCL蒋. て 少 な い.. の 適 応 と な る例 が 多 い11.一 方,PCL単. 建術. 独 損 傷 で は,徒. 傷 膝 の動 作 解 析 に関 す る報 告 は 極 め. 本 研 究 で は、PCL単. 独損 傷 患 者 で比 較 的 愁 訴 の 多 い. 手 検 査 な ど静 的 環 境 下 で は 他覚 的 に大 き な膝 後 方不 安 定. 階 段 降 下 動 作 に注 目 し,giving・wayの. 性 を認 め て も患 者 の 愁 訴 は乏 し く,日 常 盈 活 動 作(ac-. 損 傷 患 者 を2群. tivities of daily living;以. に よ る1助作 解 析 とfluoroscopeに. ドADL)や. ス ポ ー ツ活 動 に. 用い. 行無 に よ りPCL. に分 け,そ れ ぞ れ に三 次 元 動 作 解 析 装 置 よ る動 作 解 析 を 行 い,. 陳 害 を 生 じ る こ と は少 な い と さ れ て きた2'fi 1.こ の た め,. giving・wayの. 単 独 損 傷 で も再 建 術 が選 択 さ れ る頻 度 の高 い膝 前十 字 靭. ま た従 来 のPCL損. 帯(anterior. 屈 曲 位 を 中 心 に 行 わ れ て い た こ とか ら,KT-2000お. cruciate ligament;以. し,陳 旧 性 のPCL単. 下ACL)t員. 傷 に対. 独 損 傷 に 対 して は長 ら く大腿 四 頭. 筋 筋 力 増 強 訓 練 を 中 心 と した 保存 的 治 療 が 第 一 選 択 と さ れ て きた1'2'6.7'.し か し近 年,臨 に よ り,PCL単. 床 症 状 に着 目 した 研 究. 独 損 傷 例 で もADL,特. に階段降下動作. 宥 無 と膝 動 態 の関 係 に つ いて 検 討 した.. び ス トレ スX線. 傷 患 者 に対 す る 不安 定 性 の評 価 は 膝 よ. に よ る 後 方 押 し出 しt'1荷を 加 え た際 の. 膝 後 方 不 安 定 性 を屈 曲 位 の み な らず 伸 展 位 付 近 で も計 測 し,giving・wayの. 有 無 と よ り広 い可 動 域 で の 静 的 膝 不. 安 定 性 との 関 連 にっ い て も分 析 した.. 中 に,動 的 な膝 不安 定性 に起 因 す る と考 え られ て い る膝 崩 れ現 象(gMng・way)を. 訴 え る例 の 少 な くな い こ と. 研 究1. 光学 系 マ ー カ ー に よ る三 次 元動 作 解 析. が 明 らか と な り,そ の よ うな 例 に■i腱術 が 選 択 され る機 会 が 増 えて い る:'・ E'・ "',こ れ まで の 解 剖 学 的 お よ び璽 体 力 学 的 検 討 に よ り,PCLは. 膝 伸 展 位 に比 べ 屈 曲 位 で よ り. 1.目. 的. 本 研 究 で は,PCL単. 独慣 傷患 者を階段降下 動作 中に. 強 い脛 骨 の 後 方 制動 機能 を有 す る こ とが 明 らか と な っ て. giving・wayを. い る9'10}.こ の ため,PCL単. 分 け,三 次 元 動 作 解 析 装 置 を 用 いて,健 常 者 と比 較 しな. やADL,ス. 独 損 傷 例 に お け る 自覚 症 状. ポ ー ツ活動 へ の 復 帰 と膝 屈 曲 位 で の 他覚 的. 経 験 し た こ と の あ る群 と経 験 の な い群 に. が らgiving-wayの. 有 無 が階 段 降 下動 作 巾 の膝 動 態(関. 後 方 不 安 定 性 との 関 連 に注 目 した臨 床 研 究 が 散 見 され る. 節 屈 曲 角 度,屈 曲 モ ー メ ン ト,関 節 に加 わ る後 方 外 力). が,両 者 に明 らか な 関連 性 を見 出せ なか った とす る報 借. に及 ぼ す 影 響 にっ いて 検 討 した,ま た平 地 歩 行,階 段 の. が 多 い4・ 8).っ ま り,PCL単. ぼ り動 作 につ いて も同 様 の 検 討 を お こな った.. 状,特. にgiving・wayの. 独 損 傷 患 者 に お け る 自覚 症. 発現 に は,膝 屈 曲 位 での 静 的 な. 不 安 定 性 と は別 の要 因 の 関 与が 考 え られ るが,そ の 詳 細 につ いて は未 だ 明 らか に され て い な い.こ の た め,陳 旧 性PCL単. 独 損 傷 患 者 に お け るgiving・wayの. 発現 機序. 2.対. 象 お よ び方 法. PCL単. 独 損 傷 患 者22名. 健 常 者20名. お よ び膝 関 節 に 既 往 症 の ない. を 対 象 と し た.患. を 解 明 す る こ とは,同 疾 患 に お け る治 療 方 針 を決 定 す る. 以 上 経 過 し て お り(6∼156ヵ. 上 で 極 め て 重要 で あ る.. 手 検 査 お よ びMRIに. 一一方,こ 2000な. れ ま で 徒 手 検 査,ス. トレ スX線. 的不 安 定 性)の 穐 度 が 膝 靭. 線 お よ びMRI所. 認 め る も の は 除 外 した.PCL損 動 作 中 にgiving-wayを. しか し荷 蚕 や 筋 力 の 影 響 を 極 力抑 えて 行 わ れ る これ らの. 群10名. ス ポ ー ッ 活動 中 に生 じ る機能 障 害. を直 接 評 価 す る こ とは 難 しい.そ. てPCL単. 均54.3ヵ. こで近 年,膝 関 節 の 動. 月),徒. 独 損 傷 と 診 断 さ れ,そ. 一T40-一. たX. 傷 群 を さ ら に.階. 段 降下. 経 験 した こ との あ るGiving・way. と 経 験 の な いNon. に 分 け た.動. 月. 見 上 明 らか な 変 形 性 膝 関 節 症 性 変 化 を. 帯 損 傷 の 診 断 や 治療 効 果 の判 定 に広 く用 い られて き た,. 検 査法 で は,ADLや. 月,平. の 他 の 膝 靭 帯 損 傷 や 半 月 板 損 傷 は 認 め て い な い.ま. 写 真 やKT-. どの 計 測 機 器 を 用 い て 静 的 環 境 下 で 検 出 され る. 膝 関 節 の他 覚 的 不安 定性(静. 者 群 は 全 例 受 傷 後6ヵ. giving・way群12名. 作 解 析 に 先 立 ち,PCL損. 上 の 機 能 不 全 の 穫 度 を 示 すLysholm. の2群. 傷 患 者 に はADL knee. scorei`〕`こ基.

磐 田:後t・ 字 靱 帯 単独 不全 膝 の病 ∫ 態と症 状 出現 に 関 す る臨 床 的,4三 体 力学 的 研 究. 寂1. 三 次 元動 作解 析搬験 者 の臨 床 デー タ PCL損. 傷.態者. 健 Giving・way群 10(り3性5,. 対 象 者 内訳 年 齢(歳). Non. 女 悟…5). 33.5d. 12(男. 7.5. 性9,女. 性3). 」 女=ヤ セ10). ]64.6 ± 9.0. 7LO±11.2. 受 傷 後 期間(月). 60.6±59.1. 48.5±48.4. 。53.7±8.8. 90.7±12.5. score. (ヲ」性10,. 171.5±7、0. 61.9±12.36. Lysholm. 群. 28.7±43. 体 重(kg) Modified. 20. 26.2±7.4. 165.7±7.8. 身 長(cm). 常. giving・way群. 5&8=1L2. 等 運動 性 筋収 縮(患 健 側 差;%) (大 腿 四頭 筋). 60deg/s㏄. 89.4±17.0. 95,5±9.3. 180deg/sec. 89.3±18,1. 92.4±9.0. 88.7三. 95.8±8.2. 300deg/sec (ハ ム ス トリ ング ス)60deg/sec. 蓼Givin9. ・way群. (lwata.. 一N on. 94.0±23,7. 92.8±10.6. 180deg/sec. 97.4±14.6. 93.0±17.3. 300deg/sec. 90.9±17.7. 96.9±17.6. giving-way群. S et al:Knee. Surg. 問`こ`了 意 差 あ'). Sports. Traumatol. 不 安 定 感,腫. 行 の 程 度,支. 脹,引. 持 の 必 要 性,階. 段 降 下 動 作,ス. 降 下 動 作 に 缶 目 し た た め,Lysholm "stair climbing"の 項 目 を"stair Lysholm. Giving・way群. scoreと. (p〈0,051unpaired. 行,階. ク ワ ッ ト動. Reflex. 研 究 で は階 段. knee descent"に. scoreの 代 え. giving・way群. t-test)を. MCU・120,. AM6110,. 能陳害 っか か. 脹,引. 被 験 者 は10mの. け る 大 腿 四 頭 筋 と ハ ム ス ト リ ン グ ス の 筋 力 を,Biodex Corp,. New. York,. USA)を. い た 等 運 動 性 収 縮(60。/秒,180。/秒,300。/秒)時 最 大 トル ク の 患 健 側 差 で 評 価 した.そ way群. お よ びNon. giving-way群. も 有 意 差 を 認 め な か っ た(大. 300。/秒;p=O.46;unpaired 長,体. 弔 に はGiving・way群,. よ び 健 常 群 間 で 有 意 差(圷 体LTt p==o.06;ANOVA)を. 関 節 外 側 関 節 裂 隙,足. 中 足 骨 骨 頭 の6ヵ. Non. giving・way群. お. 験 者 の 腸 骨 稜,大 関 節 外 果,蹄. 低5回. 所 に 光 学 系 反 射 マ ー カ ー(CFTC, 一T41一. さ21cm,. 以 上 の 練 習 の あ と に2回. 期 か ら 全 立 脚 期,全. 々の 動 作. 遊 脚 期 の デ ー タ を 解 祈 し,階 の1段. 目 の 接 地 直 前 か ら,全 地 歩 行,階. 下 動 作 で の 膝 関 節 屈 曲 角 度,屈. 危 険 率5%未. の計. 地歩 行では遊脚後 段 昇降. 立 脚 期,. 段 の ぼ りお よ び 降. 曲 モ ー メ ン トお よ び 聞 節 Non. giving・way群. び 健 常 群 間 で 分 散 分 析 法(ANOVA)を. 腿骨 大 転. 重 し た.. 目 の デ ー タ を サ ン プ リ ン グ し た.. 後 方 外 力 はGiving-way群,. 胃'外側,第5. 用 いて算 出. 行 速 度 は 被験 者 個 々人 が通 常 お こ な って. 遊 脚 期 前 半 を 解 析 し た.平. 長pニ0.53,. 亜,床. で の 階 段 の ぼ り お よ び降 下動 作 を. に お け る 全 立 脚 期 時 間 を 計 測 し た.平. 齢,身. 長,体. Approach'2'を. 骨. 関節 モー. 歩 行 速 度 の 個 人 差 を 各 群 問 で 比 較 す る た め,各. 動 作 で は 階 段2段. お,年. 齢;p=0.27,身. 階 段2段. 測 が お こ な わ れ,2回. 認 め な か っ た(表1).. 三 次 元 動 作 解 析 で は,被 子,膝. t・ ・test).な. 関 節(脛. 計 測 用 通 路 で の 平 地 歩 行,高. い る 速 度 と し た.最. O.88,180。/秒lp=0.56,. 用 い. 力 は 体 垂 で 標 準 化 し た 値(%体i種)と. お こ な っ た.歩. ムス. USA)を. 肢 関 節 の 位 置,身. Dynamics. の. 腿 四 頭 筋;60。!秒;pニ. O.08,180。/秒;p=O.61,300。/秒;p=O.07,ハ ト リ ン グ ス;60。/秒;p=. 幅25cmの. 問 でいず れの筋 力 に. OH,. 関 節 屈 曲 モ ー メ ン ト,膝. 用. の 結 果,Giving・. 3. お モ ー メ ン トは 身 長 と 体 重 で 標 準 化 し(%体. で 明 ら か な 差 を 認 め な か っ た.ま. dynamometer(Biodex. Sweden). メ ラ と床 反 力 計 に よ る 計 測 に て. 反 力 か らInverse. x身 長),外. 傷 患 者 にお. Colombus. メ ン トお よ び 外 力 は.下. した.な. SavedaEen,. 加 わ る 外 力 の 前 後 成 分 を 算 出 し た.膝. り感 お よ び ス ク ワ ッ ト動 作 中 の 機 能 陳 害 に っ い て は 両 者 たPCL損. 段 降一 ド動 作 を 光 学 系 カ メ ラ(Pro-. Ber1ec,. 膝 関 節 屈 曲 角 度,膝. で は 階 段 降 下 動 作 に よ る も の で,癒. 地 歩. 作 中 の 床 反 力 を 床 反 力 計(120Hz,. て 計 測 し た(図1).カ. 関 節 面)に. 変). 両 面 テ ー プ に て 貼 付 し,平. Qualysis,. ,. 討 す る と 両 者 の 差 は 自覚 症 状 で は 膝 不 安 定 感,機 痛,腫. 段 の ぼ り,階. の 結 果,. 目別 に 検. 許 可 を 得 て 転 載.改. IL, USA)を. 台 で 撮 影 し,動 Type. 間 に有意 差. 認 め た が,項. 1を. Chicago,. 程 度,蹟. して 判 定 し た.そ. お よ びNon. .{)5) I 5('t):335-342,2007,のTable. 査 は 自覚 症 状. っ か か り感)の. 作 中 の 機 能 障 害 に つ い て お こ な っ た が,本. modified. (P〈O. Arthrosc. つ い て ア ン ケ ー ト調 査 を お こ な っ た.調 G冬 痛,膝. 二11.6. 満 を 有 意 差 あ り と した.. お よ. 用 い て 比 較 し,.

1馳. 了・E:'1ゴ:9,・ 雌llり. ・r`{城1廿. 年121拍. '巳. - ーウ ー. t '. ・'』. 図1 {iマ ー カ ー に よ る 三 次 元 動 作 解 析 臼常 生 活 劃 瑳'・齪 域Lけ 誕11・,二:・ ン1"ユ ー タ へ 出 力 す ゐ{石. 副. 表2. 一申. 平 地歩 行中の 力学 デ ータ ・ 咽 五甑 闘吐獅 】ti,ビ ー クi、葭. 、:'二iVll tヨijll L」i"1,ヒ. L-1 ク 1.il.[.. 〔}i、lil]ST-、t-tl玉卜 卍1≒'= NOti. :ill隙 輯1曲Ef度1、. 2L.呂. 1:11曲 モ ーsン1・ 〔㌔11睡. ⊥、 、・ ご 山.st・hl:. 1 !〕..[.!..L6. 1.2. ゴ.v=:. 2〔 〕..1'(1-t). Km-e撫. 2.甑. 曙s.. im:1s'1. 1S〕-S. ・1-L7. Non. 作 中+全. 群 で. た カ1.. iし 下:闇 No:1. 耳ivit、9-、1.a∼i. た.1曲i白. モ ーt)・. 2」. ¶1・ilL正1】:i⊥1エ1] .・1:'ll]rOgc-li,・'IP. :i6-!'↓'7.:1. 3:」・5[{・ 惚.2〔}エP7一. 、1'脚 前}廿 」と1・奨 期 にli華 屈1即'`]度. {X乃'O'.〕 ヒ'一 クll葭 と も Gi、,iIlS{・ 、V tl}'. ガ1㌃. ・1]le U{-ll'i:r・ ∫ を 得. ヴ1{11r展. い て. も 、 」1'1邸前 期 に111の. モ ーSン. ト}を. ・1志め. ヒ ー. ケ を,i tL ・x,}たカ`、. ま た 金. 31洋1昌. ・ld脚ll月11Hll]の1戎. ト)をll9め. ヒ'一 た.. No上 罵Mllg-w叫'il't・,1せ. はt}i、. ・i11呈{-wそly. ll'i・ 、. た.、. 常ll'1・て'・三一・aLモ'れ{川5=10LO7手"i',. ク,後. に'育. givi叫 はi1'恵. 〔}.6二tt二〇.{}3E・少 で ・=tl野 隅1{1二「r]',吐 注 ∫1;冠iな カ ・・1. NO11. 4≒ 4「 芋r-C 、li=11i」1 曇 ノ ∫jlS]:二 Il,il,ll il [t盲i塵 卜fJ EI王O 、 圃LiV」i若Jj 「 り]r='cノ〕 ヒ ー. ピ ー. V を1」tiL}',鞠. 一 三一e:) {it,. l'.v,. :-i ftE'〔 ξ よ (≡iz-iヒ19-、、-a}一 重孟'i'一 才'_s. ,よ ひ'健'1≡b'君1:川i、 二f]一.{≧ ゴ{とを ・1志め,'こ か 、G[vin9-w且. ∼・{lf-L:. 1'12. -C川gi、 LOヒ{〕. 1'・1、. 1ト" 1 -,. ね. '一.. メ ン. ヒ ー. ト1こ 一〕卜L、㌦=. ウ. くIlil展 モ ー. クfLCI:`C[よGi、-ing・. ひNon. 9{vlng・wこ1}'拝 た 、 立 脚1則 う た.陵. ∫11涯 草ゴ よ ひ{7k YA. 明の. 方. ピ ー. 炸 力 に 一〕. llニヒ'一一 ク をr}暮b'). 問 に 有.意 差. ツi[il:で はGi、-i[lg-,LK・it}・1詳. ( }i、t-i I19-、S-al}』 {圭flと. と 健. が,〔}iving-w二ly. っ た 、1藍. シlll† 〔で は3群. ノ; カ i ¶. 群,1. よ. をll伽','Sか. 」i_IJこ LS. を,隷 め. な か. 一 ・ ・. と 健',ili∫i詳間. 耳i、』it)i_:一 、L.三1}'i業 羊 と f≡ 皇'r〒;i]"rf-r`!jl二 fr'」P2■:ノ9毛,三 一、L召LS'〕. ,rこ : 1ii-: `よ t_; f) L --I rこ 段 の ぼ11. お. ノlllはな か. ヒ ー. ヒ'一. 芹1をll厚y}た 開. 剖{‡Ili1 C二 育 意 差. 1・ 受1り1の. 期. 意. 、v'ay群. ア.脚 初 期 の ヒ ー. ノニtv・ ・,. た.. ひNon月i1・i119・Way群. ・ と 咄1初j⊥田 て'の. と 健1栢1`間. .と健 、i i','甚 瑞]1こ. 」iこfヨ',意Jii:一よt,;カ ・一,ノニ. 均1直. ). に 負 の. m'・とN。n. た が,:i群. llti、・1'5.6. lk'航ll、1」]初IVIにIEの. l廷 排鮮 ニ ビ ー. il「Ji芋ITk' L 'こ.. 2.-1'1.O. J」 虹註【1・ を 一. メ ン. ワ を,. てlli」II嵐il'(1-i-. ・創 ・ 「lil才Jよ. 州II卜1-Cは. ll:}1階. {}:1.9'.巳.[,. ■1.2. ' ,i1も'甘 竿1昌]1二[よ{」』.{二i:津1モ1こ 仁な カ 、っ ノこ,. way詳. 宅 嘗¥i-‡ 」よ びf吐.li;i.「IT-1「51ど1二f'」 一_`1=i=ゴ1」:…;‡ 亡fカ1 - 1. ト に つ. ヒ ー. 少.. 1'Lrゴii'拝. :1(;,』II'4『,1. L、'〔 も 各 汁羊;.二tj L 1,〔lnΨJi檀. C).6il1二D.IO乎. ilf. {i3.01.4.8. 1.9二1.5. Il旨 」:ニ ゴ」 』:邑:.'{:一 ::t な カ 」tJ tl'二+ f彙 ノ」 占ケトノ) { ニ ー, L 、F⊂ ' 〕1土`iL』1 1ji∫1iJlIL. (li2).. giving-"ralr. 再9.・].「9.6. コ12. .Nt{】11 givil19・Waき. び.〕ヒ"一 ク を 三2め. 期 に 負 の. にヨi、-illt=一"一己1}一重1}. 21-・1.IY,6. ・ ド地 ・ 歩 行. 」 ド 地 歩1'働. 1:・:1ヱ 常 君1. 望 〔〕.1'1!),ff. 1.2. 果. ra、. 後. ]一 ・群. ・身1・.:.」. lf.;:王 ∫セ耽1!叱1語;1巨}. 3.結. y.{}. L.s. gix・i■]ll-"i[1. { 畢{ 3. 〕,. N{〕11 ft. ・in9・ 、、 ・Ell・群,1'f⊥ 、lo秒. 常. 、1」o」o.10ii・'『. S,;i写. i t19-S、.al}一 甘i 「'lj{こ :t} 1」1i釦 =LZ E:」 「龍} { 旨11 ts : 群 て'ξ. i !G. i r) S' 一、V`1}一. れ ぞ ・tl 1,:[ 6.`-Q.llo. 〔:雪 群Ili∫に. 脅'恵:差:t.

磐田:後 十字靭帯 蝋 独不全膝の病態 と症状出現 に関す る臨 床的,生 体力学的研究. 衷3. 爾 段 のぼ り動 作中 の力学 デー タ. 立 脚 前 期 の ピー ク値 Giving-way群. Non. 61.1±4.4 -. 膝 関 節 屈 曲 角度(。). 立 脚 後 期 の ピー ク値. giving・way群. 健常群. 61.7±6.4. Giving-way群. Non. giving・way. 1#. 趣常 群. 65.8±4.3. ■. 屈曲モーメ ント. 4.4±1.3 -. (%体 重 ×身長) {妾方 外 力(%体. 重). 4,9ゴニ1.7. 一L8±1. 5.6±1.6. 一2. .2. 一2. .6±L2. .3 ±L5. ■. 35.8±72. 412±6.6. 35.0±8.7. 27,6二t7.0. 27.1±8.4. 一. 32.2±8.8. ■ L_______」 ■. 'pくO. .05. (lwata.. S et al:Knee. Surg. SpOrts. Traumatol. Arthrosc. l5(4):335・. ・342,2007.のTable. 3を. 許 可 を 得 て 転 載.改. 変). o ︹. ). O ﹂ -. O. G量Ving-way群. 50. Non. gl▼血㎎一 ㎜y群. … ,25. 0. 遊 脚 期 伍). 25. 50. ↑ Toe. 立 脚 期 伽). Toe. Surg. Sports. 全 群 で 立 脚 初 期 と遊 脚 初 期 に 膝 屈 曲 角 度 の ピ ー ク を 認 に お け る立 脚 初 期 の ピ ー. giving・way群 たNon. ・). of「. 1を 許 可 を 得. の 立 脚 初 期 で の ピ ー ク 値 はNon. め た(図2).Giving・way群. さ か っ た.ま. i健 常群. 図2 陪段 降下 中 の屈 曲角度 変化 Traumatel Arthrosc 15〔4}:335-342.2007,のFigure. {c〕 階 段 降 下. on. 125. lmmo期e・. Oll. (lwata. S et al:Knee て 転 載,改 変). ク 値 はN. 100. 75. お よ び 健 常群 よ り有 意 に 小. giving・way群. 意 差 を 認 め な か っ た.遊. と 健'ilS'群問 に は 有. 脚 初 期 の ピー ク値 に つ い て は 各. 群 間 に 有 意 差 を 認 め な か っ た(表4).屈. 曲モ ーメ ン ト. お よ び 後 方 外 力 に つ い て は 各 群 と も 立 脚 初 期,立. 脚 後期. に ピー ク を 認 め る 同 様 の パ タ ー ンを 示 し た(図3,4).. 群 よ り 有 意 に 小 さ か っ た.ま. たNon. 健 常 群 間 に は 有 意 差 を 認 め な か っ た.立. giving-way群. 常 と. 脚後期で の ピー. ク 値 に つ い て は 各 群 間 に 有 意 差 は な か っ た(表4).全 立 脚 期 時 間 はGiving・way群,. Non. giving・way群,. 健 常 欝 で そ れ ぞ れ1.20±0.50秒,0.90±0」0秒,0.90 ±0.10秒. で 各 群 間 に 有 意 差 は な か っ た.ま. 験 者 に っ い て,階. 一. た全 ての 被. 段 降 下 動 作 計 測 中 にgiving-wayを. 生 した症 例 は な か った. 屈 曲 モ ー メ ン トお よ び 後 方 外 力 と も にGiving・way群. 一一T43・. giving・way群,健. 発.

慶晒医学. X4. 84巻4号(平. 成19年12月). 階段 降下 動作 中 の力学 デー タ. 一 一. 立脚 後 期 の ピー ク値. 立脚 前 期 の ピー ク値. Giving・way群. Non. giving-svay群. 24.4±6.8. 膝関 節 屈 曲 角 度(。). 健常群. Giving・way群Non. 3・1.9±7。9. 32.1±5.l. giving・way群. 健常群. 92.8±10.0. 932±4.0. 6.6±L4. 7,1±1.5. 7.7±1.8. 58。7±9.9. 56.5±6.7. 63.4±11.8. 96.1±6.8. l. さ. 零. 屈曲 モーメ ント (%体 重 ×身長). 4.0±L6. 1.2±L7 1. 4,7±2.4. 1. 8. 後方外力(%体. 重). 26.3±13.O I. む. 一 .05. (lwata.. S et al=Knee. Surg. 寧. ぜ. 'pくO. Sports. 42.4±1L8. 38.7±7.7. Traumatol. Arthrosc. 15(4)=335-342,2007.のTable. 4を. 許iijを. 得 て 転 載,改. 変). 00. ー. 亟 噌薗 葦墨). L. ⇒. 4. .∫/か 、も_ 0. 立脚期(%) GMng一 ㎜y群. 昌4. Non霧Mng・way群. 健常群. (lwata. S et al:Knee て 玩 載,改 変). 4.小. Surg. 階 段 降 下 中 の 屈 曲 モ ー メ ン トの 変 化 Traumatol Arthrosc 15{4}:335-342,200ア.のFigure. 括. とNon. 相 違 を 認 め な か っ た.し とNon. 屈 曲 角 度,屈. 2を 許 可 を 得. 有 意 差 を認 め た.す な わ ち,Giving・way群. 平 地 歩 行 と 階 段 の ぼ り動 作 で は,PCL単 Giving・way群. way群. 図3 Sports. giving・way群. 独損傷患 者. 問 に運 動 力 学 的 な. 期 に膝 の 屈 曲 を 小 さ くす る こ とで脛 骨 へ の 後 方 外 力 をお さえ て い た.一 方,Non. giving・way群. と健 常 群 の 間 に. は階段 降 下 動 作 中 運 動 力学 的 な 樒違 を認 め なか った.. か し階 段 降 下 動 作 で はGiving-. giving・way群. で は立 脚 初. 間 で 立 脚 初 期 にお け る膝. 曲 モ ー メ ン トお よ び 後 方 外 力 の ピ ー ク 値 に 一T44一. 以 一1:よ り平 地 歩 行,階 段 昇 降 動 作 の中 で は階 段 降 下 動 作 が 最 もPCL単. 独 損 傷 患 者 の 自覚 的 不 安 定 感 を 反 映 す.

磐田:後 十 字靭借単独不全膝 の病態 と症状 鵬現 に関 する臨 床的,生 体 力学的 研究. ⇒ (脳詮 誤 ). 80. GIM㎎. Non. 40. 一way群. 86vlng-way群. … i健 常 群. 0. 100. 50 立脚 期(%⊃. (lwata, S et al:Knee て 転 載,改 変). Surg. 図4 階段 降下 中 の後方 外 力の 変化 Sports Traumatol Arthrosc 15{4}:335-342,2007.のFigure. る動 作 で あ る と確 認 され た た め,以 下 の 研 究2で. は階 段. 降 下 動 作 につ い ての み 解 析 を お こ な っ た.. る た め,研. 究1同. 1.目. 様PCL単. 動 作 中 にgiving・wayを. な が らgiving・wayの. 独損傷 患者 を階段降下. 経 験 した こ との あ る群 と経 験 の. な い 群 に分 け,fluoroscopeを. 用 い て,健 常 者 と比 較 し. 有無 が階 段降 下 動作 中 の膝 動態. (大 腿 骨 に 対 す る脛 骨 の 後 方 移動 量)に. お よ びNon. (p〈0.051unpaired. よ る動 作 解 析. 的. 本 研 究 で は研 究1同. 様,modified. 及 ぼす 影 響 につ. い て 検 討 した.. 象 お よ び方 法. PCL単. お よ び膝 関節 に 既 往 歴 の な い. を 対 象 と した.態 者 群 は全 例 受 傷 後6ヵ. 以 上 経 過 して お り(6∼156ヵ 手 検 査 お よ びMR1に 究1同. 月,平. てPCL単. 均54.2ヵ 月),徒. PCL損. の2群. と経 験 の な いNon. に分 け た.動. 傷 患 者 に はADL上. 傷. giv・. 作 解 析 に 先 立 ち,. の 結 果,. 間 に有 意 差 目別 に検 能 陳害. で は 階 段 降 下 動 作 に よ る も の で,痔. っか か. 痛,腫. 脹,引. り 感 お よ び ス ク ワ ッ ト動 作 中 の 機 能 障 害 に つ い て は 両 者 で 明 ら か な 差 を 認 め な か っ た.ま. たPCL損. 傷患 者 に お. け る 大 腿 四 頭 筋 と ハ ム ス ト リ ン グ ス の 筋 力 を,研 様,Biodex USA)を 。/秒)時. dynamorneter(Biodex. Corp,. 究1同. New. York,. 用 い た 等 運 動 性 収 縮(60。/秒,180。/秒,300 の 最 大 トル ク の 患 健 側 差 で 評 価 し た .そ お よ びNon. giving・way群. の結. 悶 で い. 腿 四 頭 筋;. 60。/秒;p=0.07,180。/秒:p=O.41,300。/秒;p= O.07,ハ. ム ス ト リ ン グ ス;60。/秒;p=O,80,180。/秒;. 年 齢 に 関 し てNon. 経 験 した. scoret". t・test)を 認 め た が,項. p=O.85,300。/秒;p=O.43;unpaired. らか な変. 形性 関 節 症 性 変 化 を認 め る も の は 除 外 し た.PCL扱 患 者14名 を 階 段 降 下 動 作 中 にgiving・wayを こ との あ るGiving・way群9名. 月. 独 損 傷 と診 断 され,研. 様 そ の他 の膝 靭帯 損 傷,半 月 板 損 傷,明. ing-way群5名. giving・way群. ず れ の 筋 力 に も 有 意 差 を 認 め な か っ た(大. 独 損 傷患 者14名. 健常 者10名. knee. 討 す る と 両 者 の 差 は 自 覚 症 状 で は 膝 不 安 定 感,機. 果,Giving・way群. 2.対. Lysholm. に 基 づ い て ア ン ケ ー ト調 査 を お こ な っ た.そ Giving・way群. 研 究2:Fluoroscopeに. 3を 許 可 を 得. giving-way群. 含 ん だ た めGiving・way群, 常 群 問 で 差 をW.a>た. t・test).な 中 に13歳 Non. が(p<0.05),身. ン プ リ ン グ し た(身. 長;p;O.29,体. の 被験 者 を. giving・way群,健 長,体. て は 有 意 差 を 認 め な か っ た た め,同. お,. 亜 に っ い. 被験 者 の デ ー タ もサ 重;pニ0.10;. ANOVA)(表5).. の機能 不全 の程 度 を評 価す 一T45一. 本 研 究 で は 仮 設 の 階 段 段(高. さ27cm,幅25. cm).

慶 慮 医 学84巻4号(平. 衷5. Fluoroseopoに. 成19fl:12月). よ る動作解 析で の披験 者 の臨 床デ ー タ. PCL書 員傷患 者. 健 常 Giving-way群. 対 象 行内 訳. 9(り3セ. 駐4,女. Non 奮生5). 5(男. 性4,女. 性 亘). 10(男. 性4,女. 年 齢(歳). 33.5±7.5. 26.2±7.4. 33.6±6.6. 身 長(cm). 165.7±8.5. 172。0±62. 165,1±8.7. 体 亜(kg). 61.9±12.3. 66.5±12.4. 受1鋳後 期 間(月). 52.2±57.1. 57.8±572. Modified. Lysholm. score. 群. giving・way群 憾6). 57」 ±10.0. 94。0±82. .58.0±7.4. 等 巡 動 性 筋 収 縮(患 健 側 差;%) (大 腿 四 頭 筋). 60deg/sec. 87.8±14,1. 99.4±10。3. 180deglsec. 90,8±17.0. 94.5±11.9. 300deg!sec. 9L6±10,9. 99.4±7.7. 92.7±22,8. 872±9,4. 180deg!sec. 94.3±9.4. 912±19.1. 300deg/sec. 87.1=12.3. 96.0±22.6. (ハ ム ス ト リ ング ス). .Giving・way群. 一Non. 60deg!soc. giving・way群. 問 に 有 意 差 あ り(pく0. (lwate. S et al:Knee. Surg. .05). 図5 Fluoroscopeを 用 いた 動作解 析 Sports Traumatol Arthrosc in press.のFigure. 1を 許 可 を碍 て 転 載,改. 変). を 降 下 す る 際 の 膝 関 節 側 而 像 をfluoroscope(IVS・100。. Fluoroscopeで. C・vision;Shimadzu,. 初 期 で は膝 屈 曲20。 に 最 も近 い 画 像,立. Hz)に. 撮 影 し た(図5).撮. 前 の 遊 脚 巾 期 か ら1段 な い,最. Tokyo,. 低5回. Japan)に 影 は 階 段1段. 目toe. の 練 習 の 後,本. off後. て 連 続 的(7.5 目 に接 地 す る. の遊 脚 中 期 まで お こ. 撮 影 を 施 行 し た.歩. 度 は 被 験 者 個 々 人 が 通 常 行 っ て い る速 度 と し た.得 た 画 像 は 解 析 用 の コ ン ピ ュ ー タ へ 出 力,保. 連 続 的 に 撮 影 され た 画 像 の 中 で,立. 脚. 脚 中期で は屈. 曲45。 に 最 も近 い 画 像,立 脚 末 期 で は屈 曲90。 に最 も 近 い 画 像,遊. 脚 初 期 で は 屈 曲90。 に最 も近 い 画 像,遊. 行速. 脚 中 期 で は屈 曲45。 に 最 も近 い 画 像,遊. られ. 曲0。 に最 も近 い 両 像 の6枚 を 採 用 した(図6-a,b).. 脚 末 期 で は屈. 実 際 に解 析 に使 用 さ れ た画 像 にお け る屈 曲 角度 の平 均 を. 存 し た. 一一 T46一.

磐 田 後十字靭帯準独 不全膝 の病態 と症状 出現 に関 す る臨床的,生 体力学 的研究. (a). (b). 図6 Fluoroscopoで 撮 影 され た階段 降下 中 の各位 相 での 膝関 節側 面像 A:立 脚 初 期(屈 曲20。),Bl立 脚 中 朋(屈 曲45。).C:立 脚 末 期(屈 曲90。),D:遊 脚 初 期(屈 曲90 。) ,E:遊 脚 中 期(屈 曲4se), F:遊 脚 宋 期(屈 曲5。) 6-a:鯉 常 膝(38歳 女 性),6-b:PCL単 独 機 能 不 全 膝(25歳 男 性) (lwa電a。S et al:Knee Surg Sports Traumatol Arthrosc in press,のFigure 2を 許 可 を 御 て 転 職,改 変). 一. T47一.

慶 慮 医学. 84巻4号(平. l. 成19瑠 三12月). t. 図7 Fluoroscopeで の 画 蝕 にお け る 腫 骨 前 紐 移 動 の 評 個 方 法 脛 骨 内 側 関 節 面 上 の 大 胆 骨 内 顧,外 穎 と の 接 点 の 中 点(★)を 決 定 す る,同 点 か ら脛 骨 内 側 関 節 面 後 縁 ま で の 距 臨(A)ζ 脛 骨 関 節 面 の 長 さ(B)と の 比 で 評 価 した. (lwate. S et al:Knee Surg Sports Traumat◎1 Arthrosc in press.のFigure 3を 許 可 を 得 て 転 載,改 変). Giving・way群.. Non. giving・way群,健. 常 群 の3群. 間. 難 し い 動 態 撮 影 で も客 観 的 指 標 と して 用 い る こ と が で き. で 比 較 す る と 全 て の 位 相 に お い て 有 意 差 を 認 め な か っ た.. る.得. (立 脚 初 期 で はGiving・way群:20.6±1.7。,. Giving・way群,. ing・way群:20,4±1.30,健. 常 群20.9±2.5。,立. で はGiving・way群:45.3±1.8。, 44.7±1.4。,健. Non. Non. 常 群45.1±1.5。,立. 脚中期. image. 脚 末 期 で はGiving・. Tokyo,. Japan),. Non. 脚 初 期 で はGiving-way群:90.4. Non. giving・way群=90.9±2.4。,. giving・way群:90.4±2.0。,健. Non. お よ び 健常 群 問 で. processing IVR. equipment. Master. Tokyo,. (Shimadzu,. measurement. Japan)を. し,危. 険 率5%未. equip・. 使 用 し た.. 統 計 的 検 討 に は 分 散 分 析 法(ANOVA)を. 用 いて 比 較. 満 を 有 意 差 あ り と した.. 脚 中 期 で はGiving・way群:44.9±2.1。, 常 群44.6±L8。,. 遊 脚 末 期 で はGiving・way群:0.6±O.4e,. Non. way群:0.6±O.5。,健. 3.結. giving・. 常 群0.3±0」 。). 骨 後 方 変 位 量)を. 点 計 測 法 の 変 法(図7)を. 以 下 に 述 べ る 村 瀬 ら15)によ る 中 用 い て 評 価 し た.本. 法 で は最. 果. 階 段 降 下 動 作 中 立 脚 期 の 脛 骨 後 方 変 位 度 は,初 期,末. 各 側 面 豫 か ら大 腿 骨 に 対 す る 脛 骨 の 矢 状 面 に お け る 位. た.一 Non. 方 遊 脚 期 で は,初 giving-way群. た が,中. 期,後. ら最 も近 い 脛 骨 内 側 関 節 面 上 の2点(図7;▲,. に は立 脚 期,遊. 定 め,こ. た.. と り,こ. お よび. の 値 力≦ 健 常 群 に比 べ て 有 意 に 大 き か っ. ◇)か. の 中 点(図7;★)を. 期 にGiving-way群. 期 で は 各群 間 に明 らか な差 を 認 め なか っ. た(図8).Giving-way欝. れ ら2点. 期,中. 期 い ず れ に お い て も3群 間 に 有 意 な 差 を 認 め な か っ. 初 に 大 腿 骨 外 側 穎 お よ び 内 側 穎 の 最 遠 位 点(図7;△,. ◆)を. 脚 期 の 各位 相 に お いて. giving・way群. お 画 像 の 取 り込 み お よ び 計 測 に は 各 々. ment(Shimadzu,. 常 群90.3. giving・way群:44.4±1.7。,健. 置(脛. 比 較 し た.な Digitex. 健 常 群90.7±3.0。,遊. ±2.5。,遊. ら れ た 値 を 立 脚 期,遊. giving・way群:. way群:90.7±2.1。,. ±2.2。,Non. giv・. とNon. gMng・way群. の問. 脚 期 全 位 相 を 通 して 有 意 な 差 を 認 め な か っ. の 点 か ら脛 骨 内 側 関 節 面 後 縁 ま で の 距 離 を 計 測 す る.次 い で そ の 距 離 の 脛 骨 内 側 関 節 而 前 後 長 に 対 す る百 分 率 を 求 め,こ. の 値 を 脛 骨 後 方 変 位 度 と した.本. 法 で は,大. 腿. 4.小. 括. 階 段 降 下 動 作 中,遊. 骨 遠 位端 の 位 撮 を脛 骨 関 節面 前 後 崔 に お け る比で 表 す た. Non. め,X線. 変 位 し て い た.し. 管 球 と撮 影 部 位 との 距 離 を 一 一定 に 保 つ こ と の. 一T48一. giving・way群. 脚 初 期 にGiving・way群. お よび. にお い て 健常 群 よ り も脛骨 が 後 方 に か し他の 遊 脚 期 お よ び す べ て の 立 脚 期.

磐 田=後 卜字靭帯単 独不全膝 の媚態 と症状 出現 に関 す る臨床的,生 体力学 的研究. 0 1 0. ( 承) 翻韓. 鰹 選遍 唱. 0 5. 鰹傘. Glvtng-way群 40 .. 9 No"8ivi㎎ 一way群. 3e. ・. *. 言 i健常群. 。 工一 一 一 一一 一 一 一一 一________= 初期 l. 中期. 末期 l. 初期 I. 中期. 立 脚期. 末期 l. 遊脚期. 図8 階 殿降下 動 作 中の各位 相 で の脛骨 後方 移 動の 程麿 'Giving -way群 一健 常酬 間お よ びNon givhg・wav群 一健 常群 間 に有 意差 あ り(p<0. で の 脛 骨 後 方 不 安 定 性 に3群 ま た,全. 間 に 有 意 差 を 認 め な か っ た.. 位 相 を 通 し てGiving・way群. ing・way群. お よ びNon. giv・. 間 に 有 意 差 を 認 め な か っ た.. た(表6).計. 測 に 先 立 ち,PCL損. KT-2000お. よ び ス トレスX線. modified. 計 測 によ る. 静的不安定性の評価 1.目. 本 研 究 に お い て も研 究1,2同. 様,PCL単. 者 を階 段 降 下 動 作 中 にgiving・wayを る群 とな い 群 に 分 け,KT-2000お. Non. Lyshoim. knee. giving-way群. test)を. 的 独 損傷患. 経 験 した こ との あ. よ び ス ト レスX線. を. 傷 患 者 に はADL上. の 機 能 不 全 の 程 度 を 評 価 す る た め,研. 調 査 を お こ な っ た.そ. 研 究3. .05). 認 め た が,項. 症 状 で は 膝 不 安 定 感,機. 能 障 害 で は階 段 降 下 動 作 に よ る. も の で,癒. っ か か り感 お よ び ス ク ワ ッ ト動. 痛,腫. 脹,引. 作 巾の 機能 障 害 に つ いて は両 者で 明 らか な差 を認 め なか っ た.ま. たPCL損. 傷 患 者 に お け る大 腿 四 頭 筋 と ハ ム ス ト. リ ン グ ス の 筋 力 を,研. 究1,2同. 様,Biodex. 等 運 動 性 収 縮(60。/秒,180。/秒,300。/秒)時. Corp,. 群 お よ びNon. KT・2000で. 独 損 傷 患 者24名. び 膝 関 節 に 既 往 歴 の な い 健 常 者10名 者 群 は 全 例 受 傷 後6ヵ fi ,平. 均50.3ヵ. 月),徒. 独 損 傷 と 診 断 さ れ,研 半 月 板 損 傷,明. giving・wayを. お よ. を 対 象 と し た.患. 月 以 上 経 過 して お り(6∼156ヵ 手 検 査 お よ びMR1に 究1,21司. 傷 患 者24名. てPCL. SII. 様 そ の 他 の 膝 靭 帯 損 傷,. を階 段降 下動 作 中に. giving-way群12名. の2群. 長(p=O.06),体. 一T49一. の最 大. の 結 果,Giving・way. 腿 四 頭 筋=60。/秒;p=O.21,. t・test).ま 重(p=O.07)に. 引 き 出 し 力89Nの. 群,Non. ムス トリン ・O.69,300。!秒; た 年 齢(p=0.05),身 っ い て両 群 聞 で 有 意 よ る 評 価 は膝 屈. で 脛 骨 に 対 し前 方 引 き 出 し 力134N,後. 方. 負荷 をか けた際の 脛骨前 後方 変位量. の 患 健 側 差 を 計 測 し(図9),各 に分 け. 用 いた. 間 で い ず れ の 筋 力 に も有. 差 を 偲 め な か っ た(表6).KT・2000に 曲20。,70。. dyna-. USA)を. 180。/秒;p=O.42,300。/秒;p=o.08,ハ. pニ0.50;unpaired. 経 験 し た こ と の あ るGiving・way群12. 名 と経 験 の な いNon. York,. グ ス:60。 〆秒;p=O.81,180。/秒;p. らか な変 形 性 関 節 症 性 変 化 を 認 め る もの. は 除 外 し た.PCL損. giving・way群. 意 差 を 認 め な か っ た(大. の 計 測 で はPCL単. New. ト ル ク の 患 健 側 差 で 評 価 し た.そ. 象 お よび 方 法. t-. 目 別 に 検 討 す る と両 者 の 差 は 自覚. mometer(Biodex. 2.対. お よび. 間 に 有 意 差(p<0.05;unpaired. を評 価 し,giving・wayの の 関 係 につ いて 検 討 した.. 様,. scorel4)に 基 づ い て ア ン ケ ー ト の 結 果,Giving-way群. 用 いて 様 々 な屈 曲 角 度 で の静 的 な膝 後 方 不 安 定 牲 の 程 度 有 無 と他 覚 的 後 方 不安 定 性 と. 究1,2同. giving・way群. 々 の 値 をGiving・way. お よ び 健 常 群 の3群. 間 に お いて.

慶慮医学. fi 6. 84巷4号(平. KT・2000に. 成19年12月). よる計 測 での披験 者の 臨床 デ ータ. pCL損. 傷患 者. 健 常 Giving-way群. Non. 12(り1奮 生7,. 対象者内訳. 欠奮 生5). 12(男1生9,iK性3). 年 齢(歳). 32.6±72. 身 長(cm). 165.7±7。8. 体 重(kg). 6L9±12.3. 71.0±. 受 傷 後 期 間(月). 5L8±57.2. 48.5±48.4. 。55.1±8.6. 90.7±12.5. Modified. Lysholm. score. 群. giving・w融y群 10(男Vk. 4,女. 性6). 26.2±7.4. 28.9±6,6. 171.5土7.0. 165.6±8.7. 且1.2. 58.7±7。3. 等 運 動 性 筋 収 縮(患 健側 差;%) (大 腿 四 頭 筋). (ハ ム ス ト リン グ ス). ●Giving (lwata.. ・way群 S. 一Non. et al:Knee. 60 deg!sec. 88.4=15.8. 95.5. 180 deg/sec. 88.0=16.2. 92.4±9.0. 300deg/sec 60deg!sec. 88.4=10.3. 95.8±8.2. 180deg!sec. 95.7==1. 300deg/sec. 9L9±15.8. gMng・way群 Surg. 91』=2L8. ± 9,3. 92.8±10.6 3、4. 93.0±. 且7.3. 96.9±17.6. 間1こ 有 意 差 あ り(p<0.05). Sports. Trauma〔ol. Arthrosc. 15(4):343-349.2007.のTable. Lを. ス ト レスX線. 許 可 を 得 て 転 載 。 改 変). は脛 骨 を 回 旋0。. と な る よ うに 大 腿,下. 腿 を 支持 器 で 保待 し,大 腿 四頭 筋,ハ. ム ス トリン グ スを. 完 全 に 弛緩 させ,過 去 の 報 告 旧 行,に 基 づ い て脛 骨 粗 面 や や下 方 に前 方 か ら徒手 的 に最 大 の 力 を 負荷 した.膝 屈 曲 角度20。,45。,90。 離 をlmに. でX線. 管 球 か ら撮影 部 位 まで の距. 設 定 し,側 方 よ り撮 影 し た.得. られ た 画 像. か ら,大 腿 骨 内穎 最 遠 位部 に最 も近 い脛 骨 内 側 関 節 面 」二 の点(図10-A中 距 離,お. ★印)か. ら脛 骨 内 側 関 節 面 後 縁 ま で の. よ び大 腿 骨 外 穎 最 遠 位 部 に最 も近 い脛 骨 外 側 関. 節 面 上 の点(図10-B中. ★ 印)か. ら脛 骨 外 側 関 節 面 後 縁. ま で の距 離 を求 め,そ の平 均 値 を脛 骨 後方 変 位 量 と定 め た.各 Non 図9 KT・2000を 用 いた静的 脛骨前 畿不 安 定性 の評 個方法 膝 前 後 移 動 温(患 健 側 差)=B-A(mm) (lwata. S et al:Knee Surg Sports Traumatol Arthrosc 15(4):343 -349 ,200フ,のFigure 1を 許 可 を得 て 転 載,改 変). 屈 曲 角 度 で 脛 骨 後 方 変 位 量 をGMng・way群, giving・way群,健. 的 検 討 はKT-2000,ス. 比 較 検 討 した.. 単 独 損 傷 患 者24名 し た.患. 者14名. way群9名. お よ びNon. た.Giving・way群 年 齢,modified た が,身. 長(pニ0.16),体. ス の 筋 力(等. お よ び 健 常 者10名. giving・way群5名. 下 を有 意 差 あ り と した.. 屈 曲20。. way群. 計測 された脛骨 前後方変 位量の患 趣側差 に お い てGiving・way群. はNon. giving・. お よ び 健 常 群 よ り も 有 意 に 大 き か っ た(表8).. ま たNon. giving .・way群. は 健 常 群 よ り も脊 意 に 大 き か っ. た(表8).膝. 屈 山70。. 間 に は. giving・way群. と も に 健 常 群 よ り も有 意 に 大 き か っ た が. っ いて 有意 差 を 認 め. Giving・way群. とNon. giving・way群. 問 には有 意 差 を. 認 め な か っ た(表8).ス. ト レ スX線. での脛骨後方変位. 重(p=0.17)に. た 大 腿 四 頭 筋 お よ び,ハ. の 被 験 者 同 機,有. Giving・. に分 け られ. giving・way群. scoreに. 運 動 性 収 縮)の. を対象 と. の 被 験 者 同bR. お よ びNon Lysholm. 認 め な か っ た.ま. 2000で. 中14名. はKT・2000で. は,膝. 計 測 さ れ たPCL. の結 果 と もANOVA. 果. KT・2000で の 計 測 はKT・2000で. トレ スX線. 法 が 用 い られ,危 険率5%以. 3.結. ス ト レ スX線. 常 群問 の間 で比 較 した.統 計 学. は有意差を ム ス トリ ング. 患 健 側 差 に つ い て もKT・. 意 差 を 認 め な か っ た(表7).. Non. 量 は,Giving・way群. で は 膝 屈 曲20c,45。,90。. れ の 角 度 で も 内 側,外. 側 両 関節 面 に お いて 健 常 群 よ り も. 有 意 に 大 き か っ た(表9 一T50一. に お い てGiving・way群,. ・-A,B).一. 方,. Non. いず. giving・.

磐田. 後十字靭帯 単独不全膝 の病態 と症状 出現 に関 する臨 床的,坐 体力学 的研究. 畿7. ス トレスX綴. によ る計測 での被 験 者 の臨床 デ ー タ PCL損. 傷懲者. 健 Giving。way群 9(男. 対象者内訳. Non. 性4,女. 挫5). 年 齢(歳). 83L6±5.8. 身 長(cm). 165.7±8.5. 5(男. 牲4,女t・L:. 10(男. 挫4,女 28.9±6.6. 172.0士6.8. 165.6±8.7. 6Llユ=13.5. 72,8±15」. 受 傷 後 期 間(月). 522±57.1. 57,8±57.2. ◎58.0士7.4. 94.0=こ82. score. 1). 22.4±6.3. 体 重(kg) 瓦10di`ied Lysholm. 常. 群. giving・way群 挫6). 58,7±7.3. 等 運 動 性 筋 収 縮(患 健 側差=%) 60deg!sec. 87.8±13。6. 97.9±10.0. 180deg/sec. 90.8±17.0. 95.8±ll.1. 300deg!sec. 91.6±10.9. 98.0±7.7. 92.7±22.8. 87.5==8.4. 180deg!sec. 94.3±9.4. 90,8±17.1. 300deg/sec. 87.1±12.3. 952==20.3. (大 腿 四 頭 筋). (ハ ム ス ト リ ング ス). ゆGiving. ・way群. (lwata.. S et. 一Non. 60 deg!sec. giving・way群1出. al:Knee. Surg. SpOrts. に 有 童 差 あ り Traumatoi. (p<O. Arthrosc. .(}5) 15(・ 塵):343-349,2007.のTable. A. 2を. 許 可 を 得 て 転 載,改. 変). B. , 曝. , 嚥 懲. 図10 ス ト レ スX線 画 蝕 に お け る 騨 的 腫 骨 後 方 不 安 定 性 の 評 衝 方 法 内 側関 節面 にお ける脛 脅後 方 不安 定性 評価. 10-A;膝 10-B:膝. a;内 側 脛 骨 関 節 面 上 の 大 腿 骨 と の 接 点(★)∼ 外 側関 節面 にお ける脛 骨後 方 不安 定性 評 価. 閥 節 後 縁(mm). b:外 側 脛 骨 関 節 面 上 の 大 腿 骨 と の 接 点(★)∼ 関 節 後 縁(mm) (lwata, S et al:Knee Surg Sports Traumatol Arthrosc 15(4):343-349,2007.のFigure. way群. に 対 して は,屈. 曲20。,45。. での後 方変 位量 は. 2を 許 可 を 得 て 転 載,改. の 計 測 で は 屈 曲20。. お よ び45。. に お い て,Giving・way. 内 外 関 節 面 と も有 意 に 大 き か っ た が,90。. で は有 意 差 を. 群 で はNon. 認 め な か っ た.ま. で は健常 群 に. 脛 骨 は よ り 後 方 に 変 位 し た.一 一一 方,KT-2000に. 対 して,後. たNon. giving・way群. 方 変 位 量 は 内 外 側 関 節 而 と もrt畳1曲90。 で は. 有 意 に 大 き か っ た が,20。. お よ び45。. で は有意 差を認. め な か っ た(表9-A,B).. llt170。,ス Giving・way群,. giving・way群,健. 変). ト レ スX線 Non. 括. KT・2000で. に よ る 屈 曲90。 giving・way群. と も健 常 群 に 比 べ. の 結 果 か ら,70∼90。. 屈 曲 角 度 で はGiving・way群, の 計 測 で は 膝 屈 曲20。,. よ る屈. の 計 測 で は,. て 他 動 的 に 脛 骨 は後 方 に 変 位 す るが そ の 穏度 に は両 群 で 差 を 認 め な か っ た.こ. 4.小. 常 群 に比 べ て他動 的 に. ス ト レ スX線. で 一T51一. Non. と大 きな. giving・way群. も同 程 度 の 他 覚 的 膝 後 方 不 安 定 性 を 有 す る が,20∼45。. と.

慶 慮 医学. 袈8 膝. 関. 84巻4号(平. 成19年12月). KT・2000で 測定 され た脛 骨前哉 方変 位 量の比較. 節. KT・2000で. のTotal. displacementの (mm). 袈9 9-A:膝. 患健側差. 屈 曲 角度. ス トレスX線 で測定 され た脛 骨復方 変 位 量の比 較 内側関節 面. 屈曲角度 Giving・way群. 20。. Non. giving・way群. 5.5=3,5. 健?㌫ 群. 2、3±1.5 ]. 1. 大 腿脛骨関節接点∼関節 後縁間距離(mm). 一. Giving・way群. 0.7±0.7 「. 4α6±5.7 一. 20。. L_______一________」. 皐 4.8±2.4. O.8=O.8. L. 90。. .(}5 S et al:Kneo. Sur醒Spor1sTrauma吐ol. 343-349、2007.のTable. 3お. よ び4を. 26.4±5.2. 申. ゆ. 一. 亭. (lwata.. 健常群. 362±2.9. 34.8±7.7 1. ] 吻. 'P〈O. giving・way群. 事. 4.8±3、7. 3 ニリ. 70。. Non. Arthrosc 許11∬ を 得 て 帳 載,改. 26.2±5.9 1. 24,7±3.8. ■. 31.9±6.5. 27.0=4。9 1. 15(4):. 18,1±3.6 1 o. 変) `. 9-B=膝. 外側関節面. と小 さな屈 曲 角 度 で は,前 者 で は 後 者 に比 べ て よ り大 き 屈曲的度. な 他覚 的後 方 不 安 定 性 を 有 す る こ とが判 明 した.. Gis'ing・way群 20。. 考. 大腿脛骨関節接点∼関節後縁間距離(mm). 察. Non. 33.3±62 1. giving・way群. 健常 群. 2L9=4.1. 26.0±4.8 1 廓. 【. 嘔. 1.PCL単. 独 損 傷患 者 の 自覚 症 状 につ いて. これ ま でPCL単. 45。. 222±6.4 1. 29.4±6.2 1. 独 旧 傷 患 者 の 自覚 症 状 と して 膝 関 節. の痔 痛,giving・way,こ. わ ば り感.不 安 感 な ど が 報 告. され て きた.DandyS)ら. に よれ ば最 も頻 度 の 高 い 自覚 症. 16.8±4.2. o. 1. ● 90。. 26,6±5.5. 27.0±4.9. 17.8±3.5. 1. 状 は琢 痛 で あ り,次 にgiving・wayが. ■. の うち疹 痛 は主 に変 形性 関節 症 や 半 月板 損 糊 な どの 靭 帯. o. .pくO. 以 外 の 関 節 構 成 体 の 変 化 に 起 因 す る もの で あ り,PCL. .05. (lwata,. 損 傷 に よ る不 安 定性 を 直接 反 映 す る もの で はな い.一 方, gMng・wayは,主 安 定 性(動. 1. 続 くと され る.こ. S et al:Knee. 343-349,2007.のTable. Surg. Sports 5お. Traumatot. よ び6を. Arthrosc. 許 可 を 得 て 娠 載,改. l5(4): 変). に靭 帯 損 傷 に基 づ く動 作 中 の 関 節 不. 的 不 安 定 性)を. 反 映 す る た めPCL再. 廼術の. 適 応 を 決 め る上 で は最 も重 要 な 自覚 症 状 と考 え られ て い. 屈 曲 位 で 荷 貢 状 態 か ら非 荷 璽 状 態 へ 変 化 す る時 に腫 旨が. る1'.Giving・wayの. 後 方 に 変 位 す る こ と を明 らか に した.こ. 発 生 に は,動 的 関 節 不 安 定 性 以 外. の 結 果 か ら,. に も関 節 内 遊 離 体 や損 傷半 月 板 の 陥 頓,膝 関 節 周 囲 筋 の. PCL単. 筋 力 低'ドな ど もそ の要 因 と して挙 げ られ る。 本 研 究 で は. 遊 脚 初 期 に か けて 動 的 な膝 徒 方 不 安 定性 を 坐 じ,そ の 発. い ず れ の症 例 に もPCL損. 生 に は荷IE状 態 の 変 化 が 強 く影 響 す る と指 摘 した,こ の. 傷 以 外 の 膝 関節 疾 患 は謝 めず,. また 階 段 降 下 動 作 中 のgiving・wayの. 独 損 傷患 者 で は 階 段 降 下 動 作 中 の 立 脚 後 期 か ら. 有 無 によ って 膝 関. メ カニ ズ ム と して 脛 骨 の解 剖学 的特 徴 お よ び 筋 活 動 の 影. 節 周 囲 筋 力 に明 らか な 差 を認 め なか っ た.し たが って 木. 響 が 考 え られ て い る.す な わ ち,脛 骨 関節 面 は 長 軸 に対. 研 究 にお いてgiving・wayの. して約7。 後 方 に 傾 斜 して い るL 16iため,脛 骨 に 荷 重 が. 有 無 が階 段 降 下 動 作 に 及 ぼ. す 影 響 を 検 討 す る こ と は,PCL単. 独 損 傷 膝 にお け る動. 的 関 節 不 安 定性 の評 価 に つ なが る もの と考 え る.. 加 わ る と脛 骨 を 前 方 へ 押 し出 す カ が 働 く.一 方,非 荷 重 状 態 に 移 り変 わ る と き,こ の 前 方 へ の 力 は 減 少 し,ま た そ の 走 行 か ら脇骨 を 後 方 に 引 き出 す 作 用 を 有 す るハ ム ス. 2,PCL単. 独 損 傷 患 者 の 階 段 降下 動 作 とgiving・way. DandyらSlがPCL根. 傷 患 者 で はADL止. ト リン グの 筋 活動 が 高 まる た め,脛 骨 が 後 方 に変 位 す る. 階段 降下 動. 作 中 に 自覚 的 な膝 不 安 定 感 を生 じる例 が 少 な くな い と指 摘 した こ とを 受 け,林. ら1:)はPCL単. 独機 能不全膝 に対. して 階 段 降 下 動 作 を想 定 してtlZ純X線 撮 影 を行 い,90。 一T52一. と され て い る,71. 本 研究 で は筆 者 が 渉 猟 しえ た限 り,初 め て,階 段 降下 動 作 全過 穫 で の 大 腿骨 に対 す る脛 骨 の 前 後 方 向 の 動 態 を X線 学 的 に捉 え る こ とが で き た.そ. の結 果,林. らの報.

磐 田:後 十字靭帯 単独不全膝の病態 と症状出現 に関す る臨床的,生 体力学 的研究. 告17)と同 様 に階 段 降 下 動 作 中,立 脚 後 期 か ら遊 脚 初 期 に 荷 亜 状 態 か ら非 荷 重状 態 へ 変 化 す る 際,PCL損. 傷 膝で. ま た,PCLだ. け で な く後 外 側 支 持 機 構,内. 帯,大 腿 半 月 靭帯,後. 但1蝦ll副 靭. 方 関 節 包 な どの 組 織 に よ って も後. は 健 常膝 に比 べ て脛 骨 が 大 き く後 方 に変 位 した が,後 方. 方 不 安 定 性 は制 御 され る とす る報 告 もみ られ だ 氏旧1・23i.. 変 位 の 大 き さは過 去 のgiving・wayの. 本 研 究 で は 徒 乎 検 査 やMRIで. 有 無 に は影 響 され. 全 て の患 者 に 他 の 靭 帯 損. な か った,こ の こと は階 段 降 下 動 作 中,疏 脚 後 期 か ら遊. 傷 を認 め な か っ たが,後 外 側 支 待 組 織,大 腿 半 月 靭 帯,. 脚 初 期 に 荷 亜状 態 か ら非 萄 重状 態 に変 化 す る の に 伴 って. 後 方 関 節 包 の損 傷 は一 一般 的 な 臨 床 検 査 で 発 見 す る こ とが. 生 じる脛 骨 の 後 方 変 位 は,PCL単. 困 難 な場 合 も多 い.し た が って 伸 展 位 付 近 の 脛 骨 後 方 不. 独損 傷患者 の愁訴 と. は 関 連 が 薄 い こ とを 示唆 して い る.一 ing-wayの. 有 無 に関 わ らず,遊. 期 全 位 相 に お い てX線. 方,過. 去 のgiv・. 脚 中 期 か ら後 期,立. 脚. 学 的 検 討 で は動 的 な脛 骨 の 後 方. 安 定 性 の 程 度 が これ らの 後 方 支 持 組 織 の 損 傷 の 合 併 の 影 響 を受 け て い る可 能 性 も否 定 で きな い と考 え られ る. ま た光 学 マ ー カ ーを 用 い た 動 作 解 析 に お い てGiving・. 不安 定 性 は 見 出 せ なか っ た.し か し,光 学 マ ー カー を 用. way群. い た 三 次 元 動 作解 析 装 概 で の 検 討 で は,gMng・way経. 初 期 で の 膝 屈 曲 角 度 は ど の 群 に お い て も約30。 で あ り. 験 群 と未 経 験 群 で は階 段 降 ド動 作 の 立 脚 初 期 に 有意 差 を. 20∼45。 で の 静 的 後 方 不 安 定 性 が 動 作 中 の 不安 定 性 も. 認 め た.す. 引 き起 こす こ とが 強 く示 唆 さ れ る もの と考 え られ る.. な わ ち,giving・way経. 験 群 では立脚初 期に. とNon. gi、・ing・way群 間 に 有 意 差 を 生 じた 立 脚. 膝 の 屈 曲 を よ り小 さ く し,脛 骨 へ の 後 方 力 を抑 え て い る と こ とが 初 め て明 らか と な った.階 段 降 下 動 作 計測 中 に giving・wayを. 発 生 した 症 例 が ま った くな か っ た こ と を. 考 慮 す る と,Giving・way群. に お け る この 特 徴 的 な動 作. 3.PCL単. 独 損 傷膝 に 対 す る新 た な 評価. 屈 曲70。 で のKT・2000お X線. を 用 い た 本 研 究 に お け る 静 的 不 安 定 側i評価 に お い. は立 脚 初 期 に お け る動 的 後 方 不 安 定 性 を代 償 す る動 きで. てGiving・way群. あ る 可能 性 が 高 い.. 認 め な か っ たが,屈. 本 研 究 で は さ らに,こ れ ま で の 報 告 に お い てPCL損. よ び屈 曲90。 で の ス ト レス. 群 はNon. と1 on. giving・way群. 間 に育 意差 を. 曲20。 で の 評 価 で はGiving・way. giving・way群. よ り育 意 に 静 的 後 方 不 安 定 性. 傷膝 の機 能 不 全 の 程 度 に必 ず しも影 響 しな い とさ れ て き. が 大 きか った.こ. た静 的膝 後方 不安 定 性 の 手 呈度 とgiving・wayの. よ り小 さ い屈lll1角度 で の 不 安 定 性 評 価 の 重 要 性 を 示 唆 す. 関連性 に. れ らの 結 果 はPCL損. 傷 膝 に お い て,. つ い て もよ り広 い可 動 域 で 新 た な検 討 を試 み た.そ の結. る もの で あ る.現. 果,PCL損. お け る膝 不 安 定 性 は屈 曲70。 ∼90。 で評 価 さ れ て い るが,. 傷 膝 にお いて 屈Iltl70-一 一90。で の 静 的 膝 後方. 不 安 定 性 の 程度 はgiving・wayの. 在 多 くの 報 告2s 2c'1iで はPCL損. 傷膝に. 有無 に影響 されなか っ. 症 状 発 現 の可 能 性 に っ い て評 価 す る た め に は伸 展 位 付 近. 曲20∼45。. の 軽度 屈 曲 位 で は 静 的 不安 定 性 の. の よ り小 さ い屈tltl角度 で の不 安 定t{1三 に 注 目す べ きで あ る. 程度 がgiving・wayの. 有無 に大 き く影 響 され た.す な わ. た が,屈. ちgiving・way経. 験 酵 で 屈 曲20∼45。. で の静的 不安定. と考 え る.ま たPCL単. 独 損 傷 膝 に対 す る動 的 不 安 定 性. の 評 価 と して 光学 系 マ ー カ ー を 用 い た 三 次 元 動 作解 析 の. 性 が有 意 に高 か った.こ の 理 由 に っ いて 考 察 した.一 っ. 意 義 が 大 き い こ と も証 明 さ れ た.こ れ らの 評 価 は,い. は 慣 傷 され たPCLの. だ に確 立 さ れ て い な いPCL単. 残 存組 織 の 存 在 お よ び そ の状 態.. ま. 独 損 傷 に対 す る 外 科 的 再. も う一 っ は後 方 安 定 性 に関 係 す る他 の 靭 帯 組 織 あ る い は. 建術の適応の確 、 ヒを 含 め た治 療 方針 の 決 定 の 一 助 とな り. 後 方 関 節 包 の損 傷.PCLは. う る もの で あ り,実 際 の 臨 床 に お い て 非 常 に亜 要 な 意 味. 解 剖 学 的 に前 外 側 線 維 と後. 内側 線 維 の二 っ の 線 維 か ら構 成 され,前 外 側 線 維 は 屈曲. を 持 っ もの で あ る と考 え る.. 位 で緊 張 し,伸 展 位 で 緩 む とさ れ るが,後 内 側 線 維 は伸 展 位 で 緊 張 し屈 曲 位 で 緩 む と さ れ る:6'1":t:i.したが って. 総. 括. 伸展 位 付 近 で の 後 方安 定性 に は 後 内 側線 維 が よ り重 要 で あ る と考 え られ る.そ. してPCLは. 治 癒 機 転 が 働 くこ と. PCL単. 独 損 傷 患 者 に お け る 自覚 的 不 安 定 感 の 発 現 機. が 多 ぐ3',受 傷 後 の 靭 帯 線 維 の 損 傷 が 垂 篤 で な い場 合,. 序 を 解 明 す る… 助 とす る ため,階 段 降 下動 作 に注 目 し,. あ る い は後 内 側 線 維周 囲 に治 癒 機転 が 有 効 に働 い た場 合. 自覚 的 不 安 定 感 の 主 な原 閃 と な る膝 崩 れ 現 象(giving・. は伸 展 位 付近 の安 定 性 は保 たれ て い る可 能 性 が あ る と 考. way)の. え られ る.し か し,後 内側 線 維 は前 外 側 線 維 に比 べ て 解. ぞ れ1)三. 剖 学 的 に薄 く,弱 い と され て い るた め 旧 剛',伸. fluoroscopeに. 展位付. 有 無 に よ りPCL損. 傷 患 者 を2群. に 分 け,そ. れ. 次 元 動 作 解 析 装 置 に よ る 動 作 解 析,2) よ る動f乍解 析 を お こ な い,3)KT・2000,. 近 の 不安 定 性 を後 内 側 線 維 の み で制 御 で き るか は疑 問 が. ス トレ スX線. 残 る.. した.本 研 究 に よ り自覚 症 状 と膝 関 節 動 作 の 関 係,自 覚 一T53一. によ る他覚 的不安 定性 を全可 動域 で計 測.

慶慮医学. 84巻4「}(平. 成19年12月). 症 状 と 他覚 的 不 安 定 性 の関 連 性 にっ いて以 下 の 事実 を 明. ligamcnt. 1.階. injuries.. 段 降 下 動 作 にお い てgiving-wayを. 自覚 した こ と. 7)1"'arnoto. J, Takeda. H:Conser、. の あ るPCL単. 独 損 傷患 者 群 と 自覚 した こ と の な い患. な わ ち,giving・way経. Sports. Med.21:132-136,. 8)Dandy. Pusey. Iea「s. Bone. and. 9)Mi]1er. 状 態 に 移 行 した 直後 の遊 脚 初 期 で の み 膝 後 方 不 安 定性 を 認 め た.他 の 位 桐 で は両 群 と も脛 骨 の 後 方 変 位 度 は. MD,. of. 10)Suda. Y,. The. posterior baseball. Knee,. long・term. poste「ior. DL,. l l:41-44,. results. cruciate. Harner. CD.. injuries.. Seedhom. of. un-. ligament.. Fu. Ortllo. BB,. FH,. Rev. J.. Posterior. 22:1201-. Matsumoto. treatment. instability. of. the. of. knee,. H,. Otani. posterolateral. Am. J. Knee. T:. rotatory. Surg.13:110-. 116,2000.. 験 群 と未 経. 11)Patel. 験 群 が 未 経 験 群 に比 べ. RR,. knee. て よ り大 きな 他覚 的 後方 不安 定 性 を有 して い た.. Hurwitz. in. 辞. Am. TP, JO.. A. wi乳h. Anderson. stair・climbing.. J Bone. BR,. dynamic. c「uciate. liga・. Med.31:68-74,2003.. GB,. of. Bach. and. anterior. J Sports. study. CA,. o`clinical. patients. deficiency.. Galante. Bush・Joseph. Comparison. function. ment. DE,. TP.. 12)Andriacchi. 謝. isolated. professional. cases.. The. the. ligament. Reconstructive. は,giving-way経. Matsumo竃o. Surg.64-B=92-95。1982,. Johnson. Andriacchi. 位 付 近)で. T,. 1210,1993.. 曲 角 度70。 以 上 の 大 きな 屈 曲 角 度 に お け る脛 骨. 験 群 で 差 はな いが,45。 以 下 の 小 さ な屈 曲 角 度(伸 展. in. two. RJ.. Joint. cruciate. 健 常 群 と変 わ らな か った.. の 他 覚 的後 方 不 安 定 性 は,giving・way経. Otani of. injury of. DJ,. repaired. 独損. 傷 膝 で は症 状 の 有無 に関 わ らず,荷 亜状 態 か ら非 荷 亜. Y.. 2004.. 験 群 で は 立 脚 初 期 に膝 の屈 曲. 去 の報 告 ど お り,階 段 降 下 動 作ll・1, PCL単. Suda. treatment. ligament. playcrs:areport. を 小 さ くす る こ とで 脛骨 へ の後 方 外 力 を お さ えて い た,. 3.屈. J. T,. ・ative. cruciate. 者 群 間 に は立 脚 初期 に運 動 力学 的 な相違 を 認 め た.す. 2.過. Am. 1993.. らか に した.. Fcrrnier. lower-limb Joint. RW,. Stern. rnechanics. D,. during. Surg[Am].62:749-57,. 1980.. 本 稿 を 終 え る に あ た り,ご 指 導,ご. 校閲 を賜 りま した. 13)Dennis. SA,. 慶 慮 義 塾 大学 医学 部 整 形外 科学 教 室 戸 山 芳 昭 教 授 に深 甚. fluoroscopic. な る謝 意 を 表 しま す.本 研 究 に際 し,直 接 ご指 導,ご 校. placement.. Clin. 14)Lysholm. 閲 を い ただ きま した慶 慮義 塾 大 学 医 学 部 整 形 外 科 松 本 秀 男 准 教 授,須 田 康 文専 任溝 師 に深 謝 い た しま す.さ. 多 大 な る ご助 言,ご 指 導 い た だ き ま した慶 慮 義 塾 大 学 医. 茂,星. 慶慮 義 塾 大学 医学 部生 体 医 工学 研 究 室 の諸 先 生 方 に感 謝. FG.. ligaments. 献. and 1)出. 家 正 隆,越. 智 光 夫:後. re。. 潔,万. knee. ligament. on. use. of. a. Med.10:150-154.1982.. 能 寺 毅 智,廣. 久 保 夫 美 子,小 島. vivo. 江 滑 司,金. 出 清 一,黒. 篤,村.ヒ. 沢. 俊,中. 計 測 法. 子 和 夫,. 尚,佐. 藤. 島 寛 之.膝. 関 節. 東 京 膝 関 節 学 会 誌4=. 1983.. 16)Girgis. 文. 野. of emphasis. J Sports. 川 吉 光,増. 179-186,. In knee. special. 前 後 方 向 強 制 位 のX線. い た し ます.. MR。 total. J. Evaluation. Am. 瀬 研 一,熊. Mahfouz. fixed・bearing 410:114・-130,2003.. With. scale.. 入 江 一 憲,大. 学 部 整 形 外 科 名倉 武 雄 特 別 研究 教 員 謂 師 を は じめ とす る. Orthop. results. scoring 15)村. RD. of. J, Gillquist. surgery. らに. Komistek ana1ysis. Marsham of. JL.. the. knee. experimental. Monajem. joint.. A.. The. cruciate. Ana吐omica1,. analysis.. Clin. functional. Orthop.106:216-. 231,1975. 十 字 靭 帯 楓 傷 膝 一 病 態 と 治 療 一. 17)林. 承. 弘,石. 橋 俊 郎,水. 田 陥 之 ほ か=後. 十 字 靱 帯. に 対 す. 臨 床 …ス ポ ー ツ 医 学,20(6):633-637,2003. 2)Cross. MJ,. Powell. JF.. Long・term. followup. of. る 保 存 療 法.臨 posterior 18)Kornistek cruciate. ligament. JSports. rupture:A. study. of. I I 6 cases.. K,. Chew. CN,. RD,. fluoroscopic Seow. H,. Posterior. cruciate. injuries,. 4)Shelbome tory rior. Acta. KD, of. acute.. Ortho.. Davis. cruciate. liga・. JS,. Patel. DV.. The. natural. nonoperatively. ligament. Barton. TM,. CD,. injuries.. treated Am. J. Smith. his・. Sports. Pavlov. H,. Stine. R.. BA,. The poste・. knee. 6)Kelter. of Clin. PM,. the. human. posterior. Shelborne. cruciate. D, treated. MR. human. In. vivo. knee.. Clin. Livesay. GA,. and. biomechanica1. Kashiwaguchi. Carlin. GJ,. Woo. SL.. cruciate. S,. Iigament. study.. Ligamant. complex: morphology. evaluation.. Am. J Sports. Med.. 23:. 736--745,1995.. Naturat. A,. Amis. AA,. The. mechanical. propertics. of吐he. ligament・deficient bundles. Orthop,246=2e8-216,1989.. operatively. JW, T,. posterior. interdisciplinary. McCarroll. jR,. isolated. posterior. Retting. of. the. human. posterior. cruciate. ligament.. J. Biomech.27:13-24.1994. AC. 21)Van Non. Xerogeanes Kusayama. an. 20)Race history. Mahfbuz normal. Med.. 27-3=276-283.1999. 5)Torg. DA, of the. Scand.55:26-29,1984.. TJ,. isolated.. analysis. Orthop,410:69-81,2003, 19)Harner. ment. Dennis. Am. Med.12=292-297,1984.. 3)Satku. 床 整 形 外 科22-9:1055-1064,1987.. Domm. elen. BA,. Fowler. PJ。 Anatomy. of. the. pos・. cruciate terior. 一一T54一. cruciate. ligament.. A. review.. Am」Sports. Med..

磐田:後 十字靭帯蝉独不全膝の病聾 と症状 出現 に関 す る臨床的,生 体力学 的研究. Comp!飢o. 17=24-29,1989. 22)Tewes. DP,. Fritts. Chronicalty rnagnetie. HM,. Fields. injured resonance. RD,. pos吐erior. Quick. DC.. crudate. imaging.. Clin. Buss. DD.. tures.. 25). ligament=. OrthoP.335:224. 1solatod capsロlar. JR,. Bergfc【d. sectioning. translatien. TE.. the. H,. FR.. and. on. Manning. cruciate post{}r:or. 26) liga・. tibia【. MD.. Diagnosis. H,. FI∼,. VanGinkel. of. 一T55一. Sports. posteriorにruciate. ligament. rup・. Y,αani. T,. ligamen吐 Jpn,. Niki. injury. J Orthop. Y.. Fujikawa. and. Spor1s. K.. return. to. M{}d.20:411. ,2000.. Noyos. and. Suda. cruciate. activities,. Stowers LA.. lateral. ligament. Med.261389-394.1998. Loo. -416. T.. postromedial. posterior. Influence. J Spor吐s Noyes. Kambic. tl1曇modial. in knee.. Am. JA, of. ligaments. m{∋nt・deficient. 24)Hewe廿. M飢sumolo. 5ports. par宜ial. J Sports恥!ed.25:6・S8-655,1997.. Pos1el・jor. -232,1997. 23)Ritd】ie. and Am. S『,. Grood. ES,. Post酊ior菖ubluxa吐ions. tibiofemoral sectioning. Cummings of. the. compartrnents:An study. l・1￠d.21:407-41`寡,1993,. in. cad融. サ酊ic. J, medial in. knees.. vitro Am. J.