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oraimono o shiryo to shita kinseiki josei no gengo shiyo ni kansuru kosatsu : hakushi gakui seikyu ronbun

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[博士学位請求論文 要旨]

往来物を資料とした近世期女性の言語使用に関する考察

永井 悦子

はじめに

庶民教育の普及や出版事業の盛行といった社会の動きを背景に、江戸時代 を通じて数千種類にも及ぶ往来物が編集、出版されたと言われる。そのうち 女性向けに編まれたものだけでも、優に一千種を越えることが確認されてお り、往来物が当該期女性の言語生活に少なからぬ影響を与えていたことがう かがえる。 本論文は、女性が消息文をしたためる際、或いは手習いを行う際、その座 右におかれたであろう女子用往来物に当該期女性の日常言語生活の一断面 を映す言語生活史資料としての価値を認め、その文字表記や語彙の諸相に関 する調査、分析を通して、近世期女性の言語使用の具体相をとらえていこう とするものである。 既に、日本語学、日本教育史学の先行研究によって、江戸時代の女子教育 において消息文の果たした役割の小さくないことが明らかにされているが、 そうした女子教育の基盤を成したものの一つが、日本教育史において「消息 型」と分類される、日常生活に要用の消息文例を収載した往来物の一群であ る。これらは、消息文作成の雛形として、また手習いの手本としてだけでな く、収められた消息文例を通して、当時の女性に求められた知識や教養につ いて幅広く学べる総合教材として活用し得るよう構成されており、当時の女 性が身につけたであろう文字表記の水準や種々の規範意識をはじめとした、 当時の日常的な言語使用の実相を探る上で、好個の資料と考えられる。 しかし、これまでの日本語史研究、特に近世語研究は、口語的要素を含む 文学作品中心に進められてきたため、往来物をはじめとする実用書の類が研 究対象となることは、極めて少なかった。女子用往来物の場合も、消息文体 や消息文作法の史的解明を目的とした際に、研究の俎上にのせられることは あっても、その言語使用の実態を近世期における言語生活の一つの相として 捉えた研究は、行われていないようである。

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例えば、この時代、女性が漢字や漢語をみだりに使用することを戒められ ていたことは、一般によく知られている。しかし、女性の言語使用に関する この類の既成概念は、当該期女性の言語使用の実態に関する具体的な調査に 基づいたものではなく、儒教的思想に基づいた教訓書における言説の影響に よって形作られている場合が多いようである。本論文では、当該期女性の言 語生活の一断面を映す女子用往来物の分析を通し、教訓書類によって形成さ れた既存の観念に対して、より実態に即した女性の言語使用の様相を新たに 提示することを目指す。

本論文の構成

本論文は、第1部「女子用往来物よりみた表記の諸相」、第2部「女子用 往来物よりみた近世女性の日常語・教養語」より成る。 以 下、本論文の構成に沿って、概要を述べる。 第1部 女子用往来物よりみた表記の諸相 第1章「異体仮名の諸相と使用傾向」では、仮名字体の使用実態について、 異体仮名字体数の量的傾向やその使い分けについて考察を行った。その結果、 異体仮名字体数の量的傾向として、女子用往来物には、これまで戯作類に関 して行われてきた調査とは異なる傾向の存することが確認できた。まず、異 体仮名の字体数について通時的にみると、戯作類と同様、時代がくだるとと もにやや減少傾向をみせるものの、その割合は戯作類での調査に比して、わ ずかなものであった。この点に関しては、消息文が用件の伝達という実用的 な側面とともに、書道の流れを汲む芸術的側面も持ち合わせていたこと、ま た、日常一般的に使用されない字体を知り、したためることが一定階層以上 の女性にとって「教養」レベルを示すマーカーとなっていたことを、その背 景として指摘した。また、消息文例の中でも「散らし書き」によって記され た文面には、汎用的に使用されているのとは異なる仮名字体が用いられる点 を指摘し、これも上記仮名字体数の減少傾向と同様、女性用消息文特有の背 景によって説明できると考えた。 これらに対し、異体仮名の使い分け、特に語中の位置による使い分けの様

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相については、同時代の戯作類における傾向と重なるものの多いことが明ら かとなった。さらに、この傾向をふまえ、戯作類などにあらわれる仮名字体 の使い分けに関する意識が一部の職業作家だけでなく、一般的な女性にも広 く浸透したものであった可能性の高いことを指摘した。 第2章「女子用往来物における仮名遣い(1)―居初津奈作往来物を中心 に―」では、近世前期の往来物を、また第3章「女子用往来物における仮名 遣い(2)」では、近世後期の往来物を主に取りあげ、仮名遣いの傾向につい て調査・分析を試みた。 両章における調査結果を総合し、近世期の女子用往来物全般に看取される 傾向を挙げると、次のようになる。まず一つは、同一の往来物内部では、一 語に対して複数の表記形が存在することが極めて少なく、統一的な表記がな されている点、もう一つは、それが『仮名文字遣』と高い割合で合致すると いう点である。また、時代によって仮名遣いに関する意識に違いの生じるこ とも念頭におき、前期、後期それぞれの往来物の実態を比較したところ、大 きな違いはみられず、近世期を通じてきわめて保守的な傾向が保持されてい る点が確認された。さらに、女子用往来物が消息文や文字を習得するための 「教材」としての役割を担っていたこと、また、作者層に和歌や書道に通じ ていた人物の少なくなかったことが、こうした極めて規範的、保守的な仮名 遣いの背景に存することを指摘した。 第4章以降では、主に漢字使用をめぐる問題について扱った。 まず、第4章「漢字使用の実態と傾向―漢字字種とその用法から―」では、 女子用往来物に使用された漢字について、その量的傾向と音訓等の用字法に ついて実態を記述するとともに、その傾向を探った。これまで近世期女性の 漢字使用については、寺子屋への就学者数の少なさや儒教思想に根ざした忍 耐・犠牲的精神を説く教訓書類の存在が影響してか、概して少なく抑えられ たものだと考えられてきたようである。しかし、実際に女子用往来物におけ る漢字使用について調査を行い、その使用率を算出すると、「延べ字数」に おける数値は、戯作類に比べて決して低いものでないことが明らかとなった。

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その一方で、「異なり字数」から漢字字種のバラエティをみると、さして豊 かとはいえず、ごく一部の限られた漢字字種が頻用される様相が浮かび上が った。これらの漢字群は、漢字の使用が戒められることの多かった女性消息 文にあっても、漢字を使用せざるを得ないもの、また女性が漢字で書くこと に違和感を覚えないものであったと考えた。さらに、こうした漢字使用の具 体相をふまえ、種々の教訓書や書札礼において女性向けに発せられる漢字の 使用制限について再考し、それが量的制限ではなく、質的制限を指すものと して解釈されるべきものであることを指摘した。 また、個々の漢字については、女子用往来物における使用漢字の多くが古 代から現代に至るまで、時代の影響を受けずに使用され続けていること、音 訓等の用法についても概ね現代のそれと重なること、さらに戯作類にみられ るようなあて字や熟字訓といった漢字の臨時的用法がほとんど見受けられ ないことを傾向として指摘した。こうした点は、受け手に誤読や誤解を与え ず、的確に情報を伝達することを旨とする消息文の特性を反映したもので、 文学作品における実態とは、様相を異にする。女子用往来物の実用的かつ啓 蒙的な資料性を勘案すると、ここで使用された漢字字種およびその音訓等の 用法は、当時消息文を取り交わす人々の間に広く浸透し、定着した漢字使用 の姿、いわゆる当該期の常用漢字・常用音訓であった可能性が高いと考えら れる。 第5章「語表記からみた漢字使用の特徴―漢字・仮名の選択傾向―」では、 女子用往来物の漢字使用について、語表記という観点から考察を試みた。先 に、女性用の消息文には、漢字使用に関して質的制限の見られることを指摘 したが、ここでは、そういったなかで敢えて漢字表記が選択されるのはどう いった場合なのか、使用頻度や語種、品詞といった語彙論的な観点から検討 を行った。 まず、使用頻度からみると、使用率の高い頻出語は、語種等に関わらず、 漢字表記の選択される傾向の強いことが明らかとなった。頻出語に当てられ る表記は、既に当時の女性に浸透したものであり、女性の消息文に使用され ても違和感を覚えない漢字及び漢字表記であると考えた。また、品詞別にみ

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ると、[名詞]全般、特に[固有名詞][数詞]と[接辞的な要素]に含まれる[助数詞] の類が高率であった。当該期の女子用往来物には、単に消息文の雛形を示す だけでなく、当時の日常生活において女性が身につけておくべきだと考えら れたさまざまな知識や教養を盛り込もうとする、教材としての工夫が随所に 見られる。この種の語に漢字表記が目立つのは、そうした往来物における教 育上の配慮の現れだと考えられる。さらに、語種からみると、概ね和語は仮 名で、漢語は漢字で表記される傾向が看取された。ただ、そのなかにあって、 仮名表記が選択されやすい漢語のあることを指摘し、それらが目で漢字を見、 その字形から喚起される意味を手がかりにしなければ理解できないような 難解な語ではなく、音を聞いただけで理解できるような漢語らしからぬ漢語 であることを指摘した。 第6章「女子用往来物における基本的漢字群の抽出―主成分分析による抽 出法の試みとその検討―」では、本論文における基本調査資料である15本の 女子用往来物を対象に、その基本的漢字群の抽出を試みた。ここでは、可能 な限り主観的要素を排除し、統計的手法によって言語の「基本度」をはかる 方法の構築についても念頭におき、取り組んでいる。 この種の調査においては、まず何を以て「基本度」の尺度とするか、その 選定が重要な問題となる。本論文では、基本漢字、基幹語彙などを求める先 行研究を参考に「使用率」「共出現数」「カバー率」を「基本度」の基盤を なす尺度とみなし、15本の往来物に使用されたすべての漢字についてそれぞ れのデータを求めた。さらに、これら三つの数値を主成分分析にかけ、得ら れた主成分得点を手掛かりに「基本度」に関する順位付けを行った。 さらに、この上位200字までを暫定的に「基本的漢字群」とみなし、これ らが「基本的漢字群」としての資格を有したものであるのか、数種の漢字調 査との比較を試み、本調査の結果及び方法の妥当性を検討した。「古代文献 共通字種」「洒落本6種漢字」「常用漢字表」等、異なるいくつかの時代の 基本的漢字群を集めた資料に照らすと、そのいずれとも高い割合で一致をみ ることが確認された。基本的漢字群は、時代の影響を受けにくいという先行 研究による仮説に従うと、本調査で得られた漢字群の多くは、各時代を通じ

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た基本的漢字だと考えてよいことになろう。また一方で、種々の漢字調査と 合致しないものを取りあげると、その多くが消息文体および消息文例集に不 可欠の語の表記にあてられる漢字であった。 よって、本章で取り出した「基本的漢字群」には、各時代を通じて常用さ れる漢字群と女子用往来物や女性用消息文に不可欠の語を表記する漢字群 の含まれていることがみてとれた。今後さらなる改良が必要だと考えるが、 ひとまず本調査で採用した方法でも「女子用往来物における基本的漢字群」 とみなせるものが抽出できることを確認した。 第2部 女子用往来物よりみた近世女性の日常語・教養語 第2部では、女子用往来物の使用語彙に関する調査、分析を行った。先に 述べた通り、女子用往来物は、これまで日本語研究資料として利用されるこ とが少なかったため、その言語に関する基礎的な特性が明らかにされていな い。 第1章「女子用往来物使用語彙の実態と傾向」では、そうした女子用往来 物の資料性を確認する意味も含め、語彙量や語彙構造にみられる特性、品詞 性・語種・頻度それぞれの分布傾向について基礎的な考察を行った。その結 果、語彙量、特に延べ語数と異なり語数の関係から、女子用往来物の語彙が 文学作品よりも現代の教科書などにおける語彙構造に近いこと、また品詞分 布から、精緻な描写よりも事実の的確な伝達を旨とする消息文の文体的特徴 ――文構造の単純さ、一文の短さ、定型的表現の多用――が見てとれること、 さらに近世中期以降、女子用往来物に実用的な消息文が多数含まれるように なると、品詞や語種分布等、語彙構造に変化が生じることを指摘し、往来物 の資料性について考察を加えた。 また、当時消息文をしたためるにあたって身につけておくべき語の実態を 捉えるために、「共出現数」という観点からの考察が有効であることを示唆 し、その具体的様相を提示した。さらに、語彙構造、および使用語彙の様相 に関する検討を通し、さまざまな場面から広く収集した日常生活要用の語を 同語の重複を避けながらできる限り多く取り込もうとする女子用往来物の 教材としての配慮・工夫についてもあわせて指摘した。

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第2章「女子用往来物における語彙の諸相(1)―漢語使用の実態と漢語 使用に対する意識の変容―」では、使用語彙のなかでも特に女性消息文にお いて使用が禁じられることの多い漢語に焦点を絞って考察を行った。その結 果、量的な傾向としては、全体に漢語の使用率が低く、漢語使用を戒める教 訓書類での指摘と符合することを確認した。しかし、異なり語数では、漢語 (及び混種語)が全体の四分の一を占めており、消息文に欠くことのできな い漢語群の存していたことも明らかとなった。 これら使用漢語の実相をより明らかにするため、各漢語の使用時期に着目 して考察を試みると、前期の往来物のみに使用された漢語群には、当時の女 性の教養を反映した漢語が、また、近世全期を通じて使用された漢語群には、 他ジャンルの作品における使用状況や表記傾向と合わせて検討すると、既に 漢語という意識の薄らいでいたであろう漢語が多く含まれることが明らか となった。また、中期以降にのみ使用が確認された漢語群には、教訓書や書 札礼において、女性用消息文に使用すべきでない語として例示される漢語の 使用が見られた。こうした漢語使用の実態から、近世中期以降、使用者層の 拡大に伴って往来物が実用的な色彩を強めていく途上で書札礼などで指摘 される規範への意識に緩みが生じること、さらにその背後に漢語についての 知識を蓄えた女性層の存在したことを示唆した。 第3章「女子用往来物における語彙の諸相(2)―「女中ことば」の使用 について―」では、いわゆる「女中ことば」について考察した。中世御所で 発達した「女房詞」は、近世に至り「女中ことば」「御所ことば」など種々 の名称を与えられ、武家女性から広く庶民層の女性へと伝播したことが知ら れる。しかし、この種の語は、文学作品等に頻用されるものでないことから、 具体的な使用実態を探ることは難しく、これまでは専ら、女中ことばを収集 した語彙集(「女中ことば集」)を対象に研究が進められてきた。 本論文では、女中ことばの使用実態を探るべく、消息文例中における様相 を明らかにし、その上で「女中ことば集」所収語との差異について検討を試 みた。その結果、消息文例には、「女中ことば集」に取りあげられるような

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語の使用は少なく、逆に、「もじことば」など「女中ことば集」に収められ にくい女中ことばの使用が目立つことが明らかとなった。これらの分析を通 し、「女中ことば」としてまとめられる語群のなかに、書き言葉に適したも のとそうでないものという位相のあること、さらに往来物に収められる消息 文例が、庶民女性における女中ことばの受容過程の一端を映し出すことを指 摘した。 第4章「女子用往来物における基幹語彙抽出の試み」では、本論文の基礎 資料とした15本の女子用往来物における使用語彙を総合し、女子用往来物に おける「基幹語彙」の抽出を試みた。ここでは先行研究に倣い、基幹語彙抽 出の尺度を「深さ=使用率」「広さ=共出現数」に定め、できる限り主観を 交えず、機械的に抽出する方法を試みた。ここに基幹語彙として抽出された 語群には、待遇表現に関わる語、季節の風物や情景を表現するための語、さ らには前章で扱った当該期女性の教養語ともいえる「女中ことば」の類など、 日常生活で取り交わされたであろう消息文に不可欠の語が含まれており、同 時代の戯作類における使用語彙とは、異なる様相を呈している。これらの語 群は、当該期女性の言語生活の一断面を映すものと考えられる。

結び

以上の通り、本論文では女子用往来物の実用的、啓蒙的な特性に着目し、 これを近世期女性の言語生活の一断面を映す資料と位置づけ、その言語使用 に関する考察を試みた。 本研究における調査を通して、これまで儒教思想に根ざした教訓書類によ って形成された女性観のもとで論じられることの多かった当該期女性の言 語使用について、新たな一面を提示し得たと考える。往来物が教材である以 上、そこに啓蒙的意図をもって用いられた文字や語句も含まれていることも 予想されるが、多くは、女性が使用するのに不都合のないものと見なされた 当該期女性の日常的な言語生活の基盤を成すものであったと考える。この点 については、今後も引き続き、調査対象を拡大するとともに、教育史や女性 史など隣接分野における研究にも目を向け、あわせて検討していきたい。

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また、今回往来物という「教材」を対象に据えたことにより、当該期、文 字の習得を目指す人々の間に存在したであろう、言語使用に関する規範意識 の一端を明らかにし得たのではないかと考える。なかでも、仮名字体の使い 分けや仮名遣い関しては、これまで考察されてきた成果とは異なる言語社会 における規範意識を新たに示したことになろう。さらに、往来物が「教材」 として多くの使用者を得ていたことを勘案すると、本論文における成果は、 一般庶民層における規範意識の習得及びその定着過程、女中ことばをはじめ とした語彙の伝播過程等を解明する上で、その起点として定位されるものと 考える。今後も、人々が教材に如何なる言葉を要請し、それを如何に享受し たのか、言語生活史研究の一端として「教材」に映し出される人々の営みに 着目しつつ考察を重ねていきたい。 なお、論文末に[資料編]として本論文対象資料に出現した全漢字字種とそ の用字法一覧を掲げた。今後進められるであろう日本語表記史上における常 用漢字群解明の一助とすべく、これを付した。 以上

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