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Kokusai sangyo renkan detabesu ni kansuru kosatsu

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Academic year: 2021

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(1)Title Sub Title Author Publisher Publication year Jtitle. Abstract. Notes Genre URL. Powered by TCPDF (www.tcpdf.org). 国際産業連関データベースに関する考察 新井, 益洋(Arai, Masuyo) 慶應義塾大学産業研究所 1998 KEO discussion paper. G : 『アジア地域における経済および環境の相互依存と環境保全に関する学際的研究』 (KEO discussion paper. G : "Inter-disciplinary studies for sustainable development in Asian countries"). No.G-3 1 はじめに国際産業連関データベース構築の目的の第1は、各国の産業連関表および各種統計をも とに相互の交易の計測を行い、それらを連結した国際産業連関表の継続的な作成を支援すること にある。第2は、その結果として得られた国際産業連関表を用い、生産、雇用、環境などの分析を 通じて世界の産業構造を把握し、より望ましい産業構造の在り方を提言するために、データ活用 とその処理の基盤を整えることである。今日、国際産業連関表を用いた分析は多くの分野で幅広 く行われている。そして、分析の対象となる国際産業連関表は時とともに増え、分析内容は多様 さを増している。国際産業連関分析に限らず一般に実証分析の第一歩はデータの入手であり、分 析にコンピュータを用いることが普通となった今日ではその入力で始まる。そしてこの作業に多 くの時間と費用を必要とすることが常である。この解決策の一つがデータベースの構築とその利 用である。実証分析で主に利用するデータは統計データである。しかし、統計データのデータベ ース化は遅れている。多くの機関はそれぞれの研究目的に則した部分や専門とする分野について はデータベース化を図っているが、それぞれは固有の構造であるために、個別に利用することは 可能であっても、それらを連結して利用することは困難であることが多い。総合的な統計データ ベースの構築が難行しているのは、その分類体系が複雑で各種統計間で錯綜しており、また構造 的でなくかつそれが頻繁に改定されるために厳密な意味での継続が保証されないことにある。横 断面データと時系列データの存在もその原因の一つである。経済統計における分類の決定は重要 である。成長する経済に合わせて、そのときの経済状況に合った分類に改められる。これまで使 われてきた商品分類がなくなり、新たな商品分類が新設される。また同じ商品分類であっても、 その中に入る商品構成が変わる。統計の時系列および横断面の接合は、この意味において多くの 困難をともなう。ある年次の知識が別の年次にそのまま利用できることは稀有と言えよう。各国 の経済活動規模や発展状況には様々な違いがあり、統計環境や統計整備の水準も様々である状況 では、その困難さは一層ます。各種統計は業務統計もあるが調査に基づくものが多く、また悉皆 調査は少なく、多くが標本調査である。このような状況下において貴重な調査結果を最大限に利 用しようとすれば、分類体系は個々の調査の目的に準拠せざるを得ないと言える。無理矢理画一 的な分類体系に組み換えようとすれば、調整分類値などが増加してその統計の本来の目的を損な うことになる。複数の利用者と複数の利用目的を可能にする「共用利用」と、コンピュータやそ のプログラムの細部にわたる物理的性質に依存しない「データ独立」を念頭に置き、データベー スの在り方について考察する。一般的にデータベースとは、データの蓄積、検索を簡便にかつ経 済的に行える情報管理技術である。これに対し、データバンクは蓄積する情報の内容だけがその 対象となるものであり、データベースと区別しなければならない。この意味においても、データ ベースはデータベースシステムdata basesystem、以下DBS、と呼ぶ方が適切である。したがって 、広範なデータの簡明な整備、各種統計の時々刻々と変化する分類の柔軟な対応、それらに対し てのデータ処理の充実、データの利用度の向上を図るための運用機構を含めたDBSの検討が重要 になる。 表紙上部に"日本学術振興会未来開拓学術研究推進事業複合領域「アジア地域の環境保全」"の表 示あり Technical Report http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=AA12113622-000000030001.

(2) 国 際産 業 連 関 デー タベ ー ス に関す る考 察. 新. No.G-3. 井. 益. 洋. 学 振 未 来 WG1-2.

(3) 国際産 業連 関デー タベ ー ス に関す る考 察 新 井 益洋* 平成10年2月20日. 1. は じめ に. 国際 産 業連 関 デ ー タベ ー ス構 築 の 目的 の第1は 、各 国 の産 業連 関 表お よび各 種 統 計 を も とに相 互 の交易 の計測 を行 い 、それ らを連 結 した 国際 産業連 関表 の継 続的 な作成 を支援 す る こ とに あ る。第2 は、そ の結 果 と して得 られ た 国際産 業連 関表 を用 い 、生産 、雇 用 、環 境 な どの分析 を通 じて世 界 の産 業構 造 を把握 し、 よ り望 ま しい産 業構 造 の在 り方 を提言 す るた めに、デ ー タ活 用 とそ の処 理の基 盤 を 整 え る こ とで あ る。 今 日、国際 産業連 関表 を用い た分析 は多 くの分 野で幅 広 く行 われ てい る。 そ して 、分 析 の対象 とな る国際産 業連 関表 は時 と ともに増 え、分析 内容 は多様 さを増 して い る。 国際産 業連 関分 析 に限 らず一 般 に実証分 析 の第 一歩 はデ ー タの 入手 で あ り、分析 に コ ンピュー タを用 い る こ とが普 通 とな った今 日 で はその入 力 で始 ま る。 そ して この作 業 に多 くの時 間 と費用 を必要 とす る ことが常 で ある。 この解 決 策 の一つ が デー タベ ース の構 築 とそ の利 用 で ある。 実証分 析 で 主 に利 用 す るデ ー タ は統 計デ ー タで あ る。 しか し、統 計 デ ー タの デー タベ ー ス化 は遅 れ てい る。 多 くの機 関 は それ ぞれ の研 究 目的 に則 した部 分や 専 門 とす る分 野 につ い ては デー タベ ー ス化 を図 ってい るが 、 それ ぞれ は 固有 の構造 であ るた めに 、個別 に利 用 す る こ とは可能 で あ って も、 それ らを連結 して利 用 す る こ とは困難 で あ る こ とが 多 い。 総 合的 な統計 デ ー タベ ー ス の構 築 が難 行 してい るの は、そ の 分類 体 系 が複雑 で各 種 統計 間 で錯 綜 してお り、ま た構 造的 で な くか つそれ が頻 繁 に改 定 され るため に厳 密 な意 味で の継 続が保 証 され な い ことに あ る。 横 断面 デ ー タ と時系 列デ ー タの 存在 もその原 因 の一 つ で あ る。 経 済統計 にお ける分類 の決定 は重 要で あ る。 成長 す る経済 に合 わせ て 、その ときの経 済状 況 に合 っ た分 類 に改 め られ る。 これ まで使 われ て きた商 品分類 が な くな り、新 た な商品 分類 が新 設 され る。 ま た 同 じ商 品分類 で あ って も、 そ の 中に入 る商 品構 成 が変 わ る。 統 計 の時 系列 お よび横 断 面 の接 合 は 、 この意 味にお い て多 くの 困難 を ともな う。 あ る年 次 の知識 が別 の年 次 にそ のま ま利 用 で き る こ とは稀 有 と言 え よ う。 各 国の経 済活 動規 模や 発展 状況 には様 々 な違 い があ り、統計 環境 や統 計整備 の水 準 も 様 々で あ る状 況 では 、そ の 困難 さは一層 ます。 各種 統計 は業務 統 計 もあ るが調 査 に基づ くものが 多 く、また悉 皆調 査 は少 な く、多 くが標本 調査 で あ る。 この よ うな状況 下 におい て貴 重 な調 査結 果 を最 大限 に利用 しよ うとすれ ば、分類 体 系は個 々の 調査 の 目的 に準拠 せ ざるを得 ない と言 え る。無 理矢 理画 一 的な分 類体 系 に組 み 換 え よ うとす れ ば、調 整分 類 値 な どが 増加 して そ の統 計 の本 来 の 目的 を損 な うこ とに な る。 複 数 の利 用 者 と複 数 の利 用 目 *慶 應義塾大学産業研究所. 1.

(4) 的 を可能 にす る 「 共 用 利 用 」 と 、 コ ン ピ ュー タや そ の プ ロ グ ラ ム の細 部 に わ た る 物 理 的 性 質 に 依 存 し ない 「 デ ー タ独 立 」 を 念 頭 に 置 き 、 デ ー タベ ー ス の 在 り方 に つ い て 考 察 す る。. 一般 的 にデー タベ ース とは、デー タの 蓄積 、検索 を簡便 にかつ 経済 的 に行 え う情報 管理技 術 であ る。 これ に 対 し、 デ ー タ バ ン ク は 蓄 積 す る 情 報 の 内 容 だ け が そ の 対 象 とな る も の で あ り、 デ ー タ ベ ー ス と区 別 しな けれ ば な ら な い 。 この 意 味 に お い て も 、 デ ー タベ ー ス は デ ー タベ ー ス シ ス テ ムdata base system、 以 下DBS、. と呼 ぶ 方 が 適 切 で あ る。 した が っ て 、 広 範 な デ ー タ の 簡 明 な 整 備 、各 種 統 計 の 時 々 刻 々 と変 化 す る分 類 の 柔 軟 な 対 応 、そ れ らに 対 して の デ ー タ 処 理 の 充 実 、 デ ー タ の利 用 度 の 向 上 を 図 る た め の 運 用 機 構 を含 め たDBSの. 2. 検討 が 重要 にな る。. 基本構想. DBSは 様 々 な分 野 にお い て考 え られ て い る。 あ らゆ る 目的 に対 応 で き るDBSは 理想 で はあ る が 、技術 的 に も経 済 的に も容易 で は な く、利 用 目的 に則 したDBSの 構 築 は半 ばや む を えない と言 え よ う。 ここで は、国 際産 業連 関デ ー タベー ス の構 築 を 目指 し、関連 す る多種 多様 な経 済 諸統 計デ ー タ の扱 いにつ い て検 討す る。 DBSの 構 築 は 多 くの利 用 を前提 とす る。 デ ー タベ ー スの 作成 提 供者 は、 この構想 を さま ざまな 制約 の 中で どこま で達成 す る ことが可 能 か を考 え るこ とにな る。 これ を踏 まえ て利 用 者 の 立場 か ら、 次 の よ うな構 想 の も とに整 備 され る こ とが望 ま しい。 ・ 利 用 で き るデー タが豊 富 であ る ・ デ ー タが 常 に最新 の状態 に更新 され てい る ・ 利 用 した いデ ー タ の検索 が 簡単 にで き る ・検 索 したデ ー タの表示 ・印刷 ・集 計 な どが 容易 にで き る ・検 索 デー タを利 用者 の コ ン ピュー タ環 境 の 中 に 自由 に取 り込 め る ・ 利 用料 金 が 不要 ま た は廉価 で あ る。 また 、デ ー タベ ー ス を管理 してい く立場 か らすれ ば. 検 討す べ き事 項 は次 の よ うに整 理 で き る。. ・維 持 ・管理 のた めの 人員 と費 用 の確 保 ・ 関 連 ソフ トウ ェ ア の 作 成 と整 備 ・ メ イ ンサ ー バ の 能 力 確 保. ・ 通 信網 の整備 ・ 著 作権 問題 の解決 ・ 利 用者 へ の課 金 の検 討 実デ ー タ は統 計表 や 磁 気テ ー プ に収 め られ たデ ー タが持 つ 構 造や 形 式 の ま まで フ ァイ ル化 す る こ とを基本 とす る。 も ち ろん後 の利 用 を考慮 して使 いや す い形 式 に組 み換 え る こ とは一 向 に差 し支 え な い。 分類 体系 の調整 に多 くの時 間 を費や す よ りも、 あるが ま まの状態 でデ ー タ をコ ン ピュ一 タ可読. 2.

(5) な 形 に す る こ と を優 先 させ る。DBSは. 、処 理 過 程 で 得 られ る加 エ デ ー タ も含 め ど の よ うな デ ー タ で. も登 録 す る こ とが で き 、 ま た そ れ らは 自 由 に 利 用 で き る よ うに しな けれ ば な ら な い 。 考 慮 しな けれ ば な らな い も う一 つ の 重 要 な課 題 は 、 ス プ レ ッ ドシ ー トを 代 表 とす る 様 々 な 応 用 プ ロ グ ラ ム の 活 用 を 図 る た め のDBSの 在 り方 で あ る 。 応 用 プ ロ グ ラ ム は 何 らか の 結 果 を 出 す た め に 必 ず デ ー タ を 必 要 とす る。 そ して 、 そ の 結 果 を 用 い て 他 の 応 用 プ ロ グ ラ ム で 別 の 処 理 を 行 う こ と も あ る。 こ の た め 、DBSは. 多 く の応 用 プ ロ グ ラ ム との 連 携 を 前 提 に した 、 ま た そ れ が 容 易 で あ る よ うに. 設 計 を す る必 要 が あ る。 デ ー タ 構 造 を 簡 明 に す る こ とは 、 そ れ を 可 能 に す る必 要 条 件 と言 え よ う。. 2.1. デ ー タ の 蓄 積 と更 新. 一っ の フ ァイル に ま とめ るデ ー タの単位 は 、 これ か らの利 用 の仕 方 を考慮 して決 め る こ とに な る。 例 えば 、数 年 次の横 断 面デー タが あ るとき、各年 ご とにフ ァイル 名 を変 えて それ ぞれ のデ ー タを格納 す るか 、デ ー タ内 に年 次項 目を入れ数 年 次の デー タ を一つ の フ ァイル で格 納す るかは研 究 ・分析 目的 に よって扱 いや す い形 を選 択す る。デ ー タの 蓄積 は、研 究 ・分析 を通 して 作成 され使 用 され た デー タ と文 書が残 され て行 くこ とに よって 自動 的に形成 され る。 蓄積 だ けの ため に、利 用 予 定の ないデ ー タ を入 力す る必 要 は ない。 デsタ の更 新 は、 デー タの価値 を維 持 す るた め に欠 かせ ない作 業 で あ る。 更新 され ないデ ー タ は、 整備 しない た めに錆 びつ い た使 用不 能 な機械 と同 じで あ り、そ の価値 を失 う。DBS構 築 の初期 は 、 構 築動機 や利 用 目的が あ るた めにデ ー タは きちん と して いる。 しか し、所 期 の研 究 ・分析 が一 段落 す る と、デ ー タ更新 作業 が放 棄 され て しま うこ とが 常 であ る。 後 日その デー タを使 用 す る計画 が あって も、更新 作業 は地 味 であ りま た大変 で あ るため に連 続 的な 更新 を諦 め、使 用 時 にま とめ て行 われ る こ とが現 実 で あ る。 これ が研 究者個 人 での デー タ維持 の 現実 で あ り、そ の脆 さで あ る。錆 びつ い た機 械 で も整 備 すれ ば 使用 可能 で あ り、そ の整 備費 用 は新 たに購 入す る よ りは安 いで あ ろ う。未 更新 デ ー タで も、蓄積 部分 が あれ ば その 更 新 に要 す る時 間 や労 力 は少 な くて済 む。 この とき蓄積 デ ー タ と原 統 計 との対 応 が容 易 であれ ば、効 率的 な更新 を行 うこ とが で きる。 ファイル化 のデ ー タ構造 を原 統計 に準 拠 させ る理 由 が こ こに もあ る。 2.2. デー タの検 索. 蓄積 デ ー タの検 索 は重 要 な機 能 で あ る。デ ー タベ ー ス が成 熟 す る に したが い 、利 用者 は増 え て い く。利 用者 は利 用 マニ ュアル を読 み 、蓄積 デ ー タの種 類や 内容 を確認 してか らデ ー タを取 り出す とい う面倒 な手順 を好 まない。 デー タの検 索 に は2通 りあ る。第1は 、具体 的 な統計名 や 系列 名 を知 って 検 索す る場合 で あ る。 この時 で さえ も利 用 者 は利 用 マ ニ ュアル か らデ 』 タの 系列 コー ドを調 べそ の デー タ を取 り出 しは しない で あ ろ う。 メニ ュー 画 面 の操 作 で 目的 とす るデ ー タ に到 達 す る こ とを望 む。第2は 、具体 的 な統 計名 や 系列名 を知 らない で、漠然 と した統 計 デー タ用語 で検 索 し、利 用 可能 なデ ー タの候補 を知 り、その 中か ら適 当なデ ー タ を見つ け よ うとす る場 合 であ る。 いずれ の場 合 もか な り親 切 な検 索 シ ステ ム を提 供す る必 要が あ る。 検 索 が容易 になれ ば利 用頻 度 は 高 ま る ことに な る。 検 索用 キー ワー ドを提 供 す る内容 は 、収録 年 次 、出所 統 計名 、発行 者 、収 録 してい る内 容や 概念 、 部 門 コー ド、部 門名 称 、 さ らに項 目構 成 な どを網 羅 しな けれ ば な らない。 その 与 え方 には一 定 の基 準 を作 る必 要 が あ る。 ま た、検 索 の 結果 、そ の表 に つ いて の詳 細 な解 説 が必 要 とな る。 それ は価格 評. 3.

(6) 価 、 単 位 、 過 去 の表 との 関 連 性 や 利 用 上 の 注 意 、GNP統. 計 との 整 合 性 に 関 す る説 明 な ど に つ い て で. あ る。. 3. 国際産業連関モデル. 国際産 業連 関 デー タベ ー スの 中心 は産業 連 関表 で あ り、 これ に貿 易 、労働 、環境 な ど様 々な経 済統 計デ … タが連 結 して い る。本 節 で は、国際 産業連 関 デー タベ ー スの構 築 に よって達 成 され る研 究 お よ び分 析 の基 に な る国際 産 業連 関 モデ ル につ いて そ の要 点 を整理 してお く。 産 業連 関表 は経 済循 環 を構成 す る要 素の一 つ で ある産業 間 の生産 活動 にお け る財 ・サ ー ビスの 取引 構 造 を明示 した もので あ る。 この とき表 の形式 と して 、明示す る生 産活 動 の地域 の扱 いに よって 地域 内産業 連 関表 と地域 間 産業連 関表 に分 け られ 、ま た明示 した生産 活動 の 地域外 か らの財 ・サー ビスの 取 扱 いに よって 、競 争輸 入 型 と非 競争 輸入 型 に分 け られ る。 3.1. 地 域 内 産 業 連 関 表 と地 域 間 産 業 連 関 表. 地域 内産 業連 関表(地 域 内表)は 、 明示 す る生産 活 動の 地域 を一つ に した表 であ る。 その 地域 は 国 で あ るこ とが多 い が、 国 内の一 地域 を扱 う地域 表 も多 くあ る。 日本 にお いて は 、全 国基本 表 は 前者 、 都 道府 県表 は後 者 の代表 であ る。 複数 の 県 をま とめ一 つの 地域 と した り、場 合 に よって は複数 の 国 を 一地域 にま とめ る こと も分析 目的 に よっては考 え られ る 。 地域 の範 囲 は分析 目的 や利 用 で きる資料 に よって定 め る もの で あ り、 国境 とか行 政 区分 に限 定す る必 要 は ない。 地域 間産 業連 関表(地 域 間表)は 生産 活動 の地域 を二つ 以上 に分割 明示 した表 で あ り、基本 的 には 、 各 地域 に 同 じ産 業部 門 を置 き、 自地域 だ けで な く他 地域 も含 めた 多 くの産 業 間にお け る財 貨 ・サー ビ スの取 引構 造の 明示 とな る。 した がって表 側 と表頭 に は地域 数 ×産業 部 門数 だ けの部 門が 並ん だ大 き な表 にな る。 中間 取 引部分 は、対角 部分 に 自地域 の財 ・サー ビスの取 引構 造が 示 され 、非対 角部 分 は 他 地域 との 間の財 ・サ ー ビス の取 引 としての交易 が 示 され る こ とに な る。 この非 対 角部分 を行方 向 に みれ ば、各地域 が 生産 した財 ・サ ー ビス の販路 として の移 出 ・輸 出で あ り、列 方 向 にみれ ばそれ は移 入 ・輸入 であ る。 地 域 間表 は 、分 析 目的 に応 じた 地域 を連 結 させ る こ とに よ り、 そ の地域 間 の生 産 活動 に と もな う 財 ・サー ビス の取 引 を内生 化 し、相 互 の依 存 関係 を正確 に捉 え る こ とを可 能 に して い る。 今 日の よ うに海 外投 資や 国 際分 業 が盛 ん に な って く ると、地域 間表 に よ る分析 の方 が よ り有 効 な ことが 多い。 地 域間 表 の作成 に際 しては 、関係 地域 の 地域 内表 の存 在 は必 須 で あ る。 3.2. 競 争 輸 入 型 と非 競 争 輸 入 型. 全 世界 を一 つ の地域 とす る地 域 内表 を除 き、地域 内表 で あれ地域 間表で あれ 、産業 間 の生 産活動 に 必要 な あ らゆる財 ・サ ー ビス が、そ こに取上 げ た地域 だ けで完 結す る こ とは な く、'その他 地域 との取 引が ど うして も必 要 にな って くる。 それ が国 間取 引 であれ ば輸 出 ・輸入 で あ り、国内 地域 間取 引 であ れ ば移 出 ・移入 とな る。 この移 輸 入 の明示 方法 に よって、産 業連 関表 は競 争輸入 表 と非 競 争輸 入表 に 分 け られ る。 前者 は移 輸入 の財 のす べ て を国内 の財 と全 く同様 の もの と して扱 い、後者 は同種 の もの で あ って もす べ て独 自の異 な る商 品 と して扱 う。現 実 の取 引 には、前者 に分類 され る商 品 と後者 に分 類 され る商 品が 存在 し、 その構 造 は錯 綜 して い る。 厳 密 な取 引の 明示 を求 め るな らば後 者 に な るが、 そ の計測 には 多 くの 困難 が ともな う。利 用 で きる資料 に よって は 、両者 の混合 型 もあ る。 4.

(7) 3.3. モ'アル. 国 際産 業連 関表 は域 間表 の形 式 を と り、対象 とす る地 域 に 幾つ か の 国 あ るい は特 別 な地 域 を 当 て る こ とに なる。地 域 間表 は 自地域 内 の財 ・サー ビスの取 引 だけ でな く、相 互 に 関連 し合 う地域 間 の取 引 を精緻 に表 現す る こ とに よ り、広域 的 な産業 構造 の把 握 とそ の分析 を可能 にす る。 したが って 国際 産 業連 関表 は 、一 般 的 には表 側 と表頭 に国数 ×産業 部 門数 だ けの部 門 が並 ぶ。 地 域 間産 業連 関表 と して最 初 に提 案 され た モデ ル は アイ サ ー ドに よ る もの で あ る。 あ る地域 で 生 産 され た財 と他 の地 域 で生 産 され た財 は 、同種 の もの で あっ て も独 自の 商 品で あ る と して 、明確 に 区別 す る とい う考 え方 に基 づ く非競 争輸 入 モデ ル で あ り、 このモ デル の 最 も基本 とな る もので あ る。 しか し、理想 的 で はあ るが 、地 域 間の取 引行 列 の計測 た めに利 用 で きる資料 は乏 しく、現実 へ の適用 には 多 くの 困難 を ともな う。 チ ェネ リー ・モー ゼ スは 、地域 間の 取引行 列 の計測 に簡 略化 を試 み 、現実 へ の適用 を容 易 に して い る。 それ は地域 間 での各 産 業の財 ご とに需 要総 額 で各地 域 の移 輸入 額 を割 った地 域別 交易 係数 の概 念 の導入 で ある。チ ェネ リー ・モ ーゼ ス型 モデ ル で も、 この 交易係 数 を 中間需要 と最 終 需要 の合 計 で求 めるモデ ル と、両者 を別 々に求 め るモデル が あ り、計 測 が可能 で あれ ば、後者 の方 が 前者 に比 べそ の た めの作 業 量 は増 す が、 よ り望 ま しい と言 え よ う。 国際産 業連 関 表 に採用 す べ きモデ ル の決 定 には 、理論 的 一般性 と分析 目的が 重要 な 要素 で あ るが、 利 用 可能 な資料 の制 約 も十 分 考慮 しな けれ ば な らな い。 む しろ計測 に耐 え得 る資料 の有 無が 採 用 モ デル を決 定す る こ とにな る。 3.4. コ ンパ イ レー シ ョ ン. 本 論 で は、現実 へ の適用 可能 な国際 産業連 関 モデル として 、中間需 要 と最 終需 要 の交易係 数 を別 々 に求 め るチ ェネ リー ・モー ゼ ス型 モ デル を採 用 し、地 域数 をmと し、各 地域 の産 業 をn部 門 と した 国 際産 業連 関 モデ ル を整 理 す る。 対象 と してい るm地 域 以外 の地域 か らの輸入 は、非 競 争輸 入 型 を 用 い 中間投入 と して表 わ す方 法 もあ るが、 ここで は競争 輸入 型 を採 用す る。 第r地 域 にお け る第 ブ産 業 の生産 額 をX∫ 、第 ゴ産業 の 生産 に必 要 な第2産 業 の生 産物 投入 額 を 婿ゴと す れ ば 、 投 入 係 数 は, r. 殤. t7. Xr9. で あ り、r地 域 の 投 入 係 数 行 列Arは. 、. all a12”'alnAr_a21 a22”'a2nr r rand ant”'ann で あ る。第r地 域 の生 産額 ベ ク トルXr、 本 モデ ル が対象 と して い るm地 域 以外 へ の輸 出 額ベ ク トル Er、 最 終需 要項 目数 をpと す る ときの 最終 需要 行 列Frを 次 式 で与 え る。. 5.

(8) Xi ei fii fizXr X2Err e2Fr_f21 f22 Xn en fnl fn2.11 そ して 、m地. 域 に 拡 張 した 次 の 行 列 お よび ベ ク トル を 定 義 す る。. A一際u剥,X-1劃. 一1鴛lll卜際11 地 域 間 の 中 間 需 要 交 易 係 数 行 列 をT”9と す る 。 た だ し、r(r=1,.,,,m)は 財 ・サ ー ビ ス の 生 産 地 域 で あ り、8(s=1,_,m)は 財 ・サ ー ビ ス の 需 要 地 域 で あ る。 こ の 行 列 は 対 角 行 列 で あ り、 第2 産 業 の 中 間 需 要 に つ い て 、 需 要 地 域8の 需 要 総 額 に 占 め るr地 域 の 供 給 割 合trsaを 要 素 と して お り、 Σ 匙1オτ・=1,(i=1,_,n;8=1_.,m)で. あ る。 rと8が. 一 致 す る と き は 、 自地 域 の 取 引 で あ り、 充. 足 率 とな る 。. 弾 一に. 腿1,㌃. 「Tll. T12.... T+lmT21 T22... T2m. Tml. Tm2,,,. Tmm. ー. 同様 に して 、地 域 間の 最終 需 要交 易係 数 に 関 して、 次 の行列 を定義 す る。、 his. Hlm ,. π一縢. 多;:…. H2m. Hm2.…. Kmm Hmm. OO h29Hrs= 00…1 0 0. …. hran. H”ー1. 当然 、hrstiは、 第2産 業 生 産 物 の 最 終 需 要 に つ い て 、 需 要 地 域8の 最 終 需 要 総 額 に 占 め るr地 域 生 産 物 の 供 給 割 合 で あ り、 Σ 匙1ん τ8=1,(i=1,.,.,n;s=1. ....,m)で. あ る。. 第r地 域 の 本 モ デ ル の 対 象m地 域 以 外 の 地 域 か ら の 第2産 業 の 輸 入 額 を1711と し、 そ れ を 自地 域 の 同 産 業 の 中 間 需 要 よび 最 終 需 要 合 計 で 除 した 値:を輸 入 係 miと す る 。,そ為 を 対 角 要 素 と した 輸 入 係 数 行 列 をMT、. 嚇=一. 自 地 域 の 輸 入 ベ ク トル をMTと. 塔 一. 璽 一 ・p一. オ 写 「Σ 鳩+rr j=1. す れ1ま、 次 式 脅 うる。 た だ し、 z=[1…1]'で. rhi. .fik. k-1. 6. あ る。.

(9) M-llレ柵 濃1 Mr. e Mr[7「rrArXr十Hrr.Frz]. さ ら に 、 こ れ をm地. 域 に拡 張す れ ぼ 、. M-1蕊 卜 際 引 と な る。 以 上か ら、モ デル の バ ラ ンス は、 TAX. I一 一HFz十Ez-M=X. TAX十HFz十Ez-M(TAX十HFz)=X と な り、 これ か ら次 式 を 導 出 す る こ とが で き る。 [1一(1-M)TA]X=(1-1Vl)HFz十Ez x=[1一(1-M)丁 3.5. 刈 一1[(1-M)HFz+.Ez]. 分析. (1)生 産 誘 発 額 産 業 連 関 表 を 用 い た 分 析 モ デ ル に は 次 の3つ. の仮 定 を お く。 そ れ は 、結 合 生 産 は 存 在 しな い 、 生 産 技. 術 は 規 模 に 関 して 収 穫 一 定 で あ る 、 産 業 の 活 動 は 相 互 に 外 部 効 果 を 持 た な い 、 で あ る。 こ の も と で 、 最 も 広 く利 用 され て い る 均 衡 産 出 高 モ デ ル は 、 最 終 需 要 額 の 変 化 △Fが 与 え られ た とす れ ば 、 経 済 全 体 へ の 波 及 効 果 の 結 果 と して の 生 産 誘 発 額 ベ ク トル ムXは. 次式 で求 める こ とがで きる。. OX=[1一(1-1V1)TA]一1(1-1Vl)HOFz ま た 、 輸 出 額 の 変 化 △Eに よ る と き は 次 式 で 求 め る。 OX=[1一(1-1V1)TA)一10Ez (2)雇. 用誘 発 量. 最 終 需 要 額 あ る い は 輸 出 額 の 変 化 に よ る生 産 誘 発 額 △Xか. ら雇 用 の 誘 発 量 を 知 る た め に は 以 下 の よ. うに す る。 第r地 域 の 第 ゴ部 門 の雇 用 者 数 を 生 産 額 で 除 した 雇 用 係 数 をlrと す れ ば 、 第r地 域 の 雇 用 誘 発 量 △Lは 次 式 で 求 め られ る。. 7.

(10) 一1\1「OXIOX2 0Xn (3)CO2排. 出量. 同 様 に して 、 最 終 需 要 額 あ る い は 輸 出 額 の 変 化 に よ る 生 産 誘 発 額 か らCO2排. 出 量 を 知 る こ とが で き. る。 利 用 エ ネ ル ギ ー をq品 目 と し、 第 んエ ネ ル ギ ー の 物 量 単 位 当 た りCO2排. 出 係 数 を 砿 とす る。 こ. の 係 数 は 全 地 域 共 通 の 技 術 係 数 で あ る。 ま た 、 第r地 域 の 第 ゴ産 業 の 第 κエ ネ ル ギ ー の 投 入 係 数 をgry.kj とす る。 こ の マ トリ ッ ク ス は 、利 用 エ ネ ル ギ ー 品 目がq、 産 業 数 がnで る。 第r地 域 の 生 産 誘 発 額 △Xrと. 一. 齢. す れ ば 、CO2排. あ る と き(q×n)の. 大 き さで あ. 出 量 △crは 次 式 で 求 ま る 。. 北:9ia”'ginC22...92n gq2... Cqn「 劃. 同 様 に し て 、SOSあ. 4. る い はNOxに. つ い て も求 め る こ と が で き る 。. デー タの構 造. 4.1 DBSの. フ ァイルの 構成 対 象 と な る デ ー タ は 、 検 索 情 報 、 解 説 、 利 用 説 明 、 更 新 情 報 を 記 録 す る 「文 書 デ ー タ 」、. 利 用 に必 要 な デ ー タ の 属 性 情 報 を 記 録 す る 「属 性 デ ー タ」、 目的 デ ー タ で あ る 「主 デ ー タ 」 で 構 成 し、 こ の 纏 りを デ ー タ フ ァイ ルdata. fileと 呼 ぶ 。. デ ー タ フ ァ イ ル は 、 分 析 の 都 合 あ る い は 管 理 の 都 合 か ら、複 数 の デ ー タ フ ァ イ ル を 同 一 フ ァイ ル と した 方 が 便 利 な と きが あ る。 こ の と き は 、物 理 的 な1フ ァイ ル 内 に メ ン バ ー と 呼 ぶ 単位 で 複 数 の デ ー タ フ ァイ ル を 格 納 で き る構 造 に す る。 そ れ ぞ れ の デ ー タ フ ァイ ル に は メ ンバ ー 名 を付 け識 別 で き る よ うに す る。 メ ン バ ー 構 造 の と き は 、 メ ンバ ー 名 を フ ァ イ ル 名 の 直 後 に 丸 括 弧 で 括 っ て 指 定 し、 メ ン バ ー 構 造 で な い と き は 、 フ ァ イ ル 名 の み を 指 定 す る。 主 デ ー タ の 構 成 単 位 を レ コ ー ドrecordと 呼 び 、 そ の レ コ ー ドは 複 数 の フ ィー ル ドfieldで 構 成 す る。 フ ィ ー ル ドの 内 容 に は 様 々 な 種 別 の デ ー タ が 考 え られ るが 、 そ れ らを コ ー ド、 記 述 、 期 、数 値 の 何 れ か と し、 こ の 種 別 を 項 目itemと. 称 す る。 一 つ の デ ー タ フ ァイ ル の レ コ ー ドに お け る フ ィー ル ド. の 構 成 項 目 とそ の 順 序 は 同 一 とす る。 ま た 、任 意 の レ コー ドを 取 り出 した と き、 そ の レ コ ー ドの 内 容 が そ こ に 記 録 され た フ ィ ー ル ドだ け で 完 全 に 識 別 で き る よ うに 項 目の 構 成 を 行 う。 属 性 デ ー タ に は 、 主 デ......タ の 処 理 時 に 必 要 と な る 情 報 を 与 え る。 そ こ に は 、 フ ィ ー ル ドを 区 切 る フ ィー ル ド区 切 記 号 、 各 フ ィー ル ドに 対 して 、 フ ィ,ョ.ル ド名 称 と項 目 の 種 別 や 単 位 な ど を 与 え る 。 「 文 書 デ ー タ」 は 、 検 索 情 報 、 デ ー タ の 収 録 期 間 、 出 所 統 計 ・発 行 者 、 収 録 内 容 お よ び 概 念 、 な ど の 解 説 、利 用 説 明 、 更 新 情 報 、部 門 コー ド,部 門 名 称,項 目構 成 な ど を記 録 す る 。 記 録 形 式 に つ い て は一 定 の基 準 を設 け る必 要が あ る。. 8.

(11) $filename. filename(membername). フ ァイル 名. コメ ン ト. $$ $keyword. 検 索 用 キ ー ワー ド. $dataperiod. デ ー タ収録 期 間. $datasource. 出所 統 計. $exp. デ ー タ フ ァイ ル. (メ ン バ ー 名). l anat. i on. 解説. $guide. 利 用 ガイ ド. $updatinginformation. 更 新情 報. $$. コメ ン ト. $fieldsepalator. フ ィ ー ル ドの 区 切 記 号. seP. $nooffields. フ ィ ー ル ドの 数. not. コメ ン ト. $$ $fieldl. namel. itemclsl. nnitl. フ ィ ー ル ド1の 属 性. $field2. name2. itemcls,2. unit,2. フ ィ ー ル ド2の 名 称 と項 目種 別. data. 主デ ー タの開 始. ノ=ieldl,プ=ield,2,…. 主デ ー タの 終 了. $end. 4.2. 項 目の 種 別 と注 釈. :コー ドcodeは 空 白 を 含 ま な い 文 字 列 で 、文 字 種 は 英 数 字 お よび 特 殊 文 字 とす る。 た だ し、 フ ィ ー ル ド区切 記 号 を 含 ま な い よ うに す る。数 字 だ け で 構 成 す る コー ドも有 効 とす る。 匚例]CO15095112030 345#12. 00-14. 15-64. 記 述descripti。nは [例]”producers'capitall・. 012.081 任 意 の 文 宇 列 とす る。 二 重 引 用 符 ・sector. 「”,,」 ま た は 単 一 引 用 符. 「,・ 」 で 括 る 。. 12・. 期periodは 年 、 期 、 月 、 日、 時 刻 な ど を 表 す もの で あ る。 階 級 な ど を 表 す の に 用 い る こ と も で き る。 数 字 を 小 数 点 ・斜 線 、 ハ イ フ ン、 コ ロ ン 、 英 字 な どの 文 字 で 用 い 、 同 じ文 字 を 同 じ位 置 に挿 入 す る。 こ の 中 の 数 字 だ け が 有 効 な情 報 で あ り、 他 を 無 視 す る。 数 字 部 分 の 桁 数 は9桁. 以 内 とす る 。9. 桁 を 越 え る と き は 幾 つ か の フ ィー ル ドに 分 割 す る 。[例]1g751g80.0411/07/1gg51gg5-11-07 15:30. 92.2Y1985CQ2. 数値valueに. は 実数 型 と整 数 型 が あ る。 実数 型 は そ の有効桁 数 を15桁 以 内 と し、整 数 型 は9桁. 以 内 とす る。 欠 損 値 の 記 述 は で き る もの とす る。 数 値 の 形 式 を成 して い な い 記 述 を欠 損 値 とす る。 例 え ば. 「..」、 「x」 な ど 。[例]123-12345.212.34D7-56. .7E。8+789..(欠. 9. 損 値).

(12) 以 上 の 項 目 とは 完 全 に 独 立 な 注釈 を 自 由 な位 置 に挿 入 で き る よ うにす る。 注 釈 は 記 号 「/*」と 「*/」 で 括 られ た 部 分 と し 、 す べ て に 優 先 させ る。. 4.3. 読 込 ・書 出 モ ジ ュ ー ル. この構 造 を持 つ フ ァイ ル の読込 み と書 出 しのた めに 、利 用 しやす い 専用 のモ ジ ュール を準備 す る。. 5 5.1. 関連統計 産 業連 関 表. 産業 連 関表 デー タは代表 的 な ク ロスセ クシ ョンデ ー タの一 つ であ り、世 界 の多 くの国 が定期 的 に作 成 し公 表 して い る。 日本 にお いて も全省 庁 で5年 毎 に作成 され る基 本表 をは じめ、通 商産 業省 が作成 して い る延長 表 や国 際産 業連 関表 、通産 局 が作成 して い る地域 間産 業連 関表 、各都 道府 県 が作成 して い る地域 産業 連 関表 な どそ の数 は膨 大 で あ る。 さらに、各表 とも分析 し易 い大 き さに統 合 した表 も数 種 類公 表 され て い るか らそ の数 は さ らに増 える。 全省庁 に よる基本 表 は各 セル ご とに各種 マー ジ ンや 輸入額 も推 計 され て い るので、表12枚 分 のデー タ量に な る。各 種付 帯表 も数多 くあ る。 この よ うに、産 業連 関表 は種 類 も多 く、ま たそれ ぞれ の表 の サ イズ は小 さな もの か ら大 きな もの まで あ り、多 くの記憶 空 間が 必要 とな る。 勿論 、小 さな表 は大 き な表 を統 合 す る こ とに よっ て作成 可 能 であ るが 、統 合 とい うステ ップ を踏 まな けれ ば な らな い。 記憶 空 間 を節 約 す るた めに は、デー タベ ー ス と して持つ 表 と、統合 で対処 す る表 とを峻 別す る こと にな ろ う。産 業連 関表DBSの 構築 は 、著作権 の 問題 が ク リア されれ ば、比較 的 実現 可能性 の高 い素 材 で あ る と考 え られ る。新 しい表 が発表 され れ ば、それ を追加 蓄積 す るだ けで よい。既 発 表の 表 は更 新 され る こ とは な く、利 用 も常 に あ る。 5.2. 貿 易統計. 各 国 が持つ 輸 出お よび輸 入統 計 をそ の相手 国別 に収集 す る。多 くの場 合、二 国間 の輸 出額 と輸入 額 は整合 的 で ない。 これ は各国 の商 品分類 の基準 が違 うこ と と、各国 の統 計作成 の時 間の相 違 に よる こ とに起 因す る。 輸 出入 額 にお い ては為 替 レー トの変 動 も大 き な影 響 を与 え る。 国 際産 業連 関表 の コンパ イ レー シ ョンで は 、 これ らの 差異 を調整 して い か な けれ ば な らな い。 国 際 産業 連 関デ ー タベ ース と して は 、貿易 統計 に 関 して 、必要 かつ 利用 可 能 なデ ー タ を確 実 に収集 し、 商 品分類 間の 対応 を正 しく処理 で き る こ とを可能 にす る必 要 が あ る。 5.3. 環 境統 計. 産 業活動 に伴 うエネル ギー の使 用 量 を把 握 す る必要 が あ る。 この ため には 、各 国別 に産業連 関表 の 付 帯 表 と して 、 各 産 業 別 の エ ネ ル ギ ー 品 目別 投 入 係 数 を 計 測 して お か な けれ ば な らな い。 エ ネ ル ギ ー 源 と して は 、 固 形 燃 料 、石 油 お よ び 天 然 ガ ス 、石 油 製 品 、 電 力 が 主 要 な もの で あ る。 ま た 電 力 発 電 に つ い て は 、 水 力 、 原 子 力 、 石 炭 火 力 、 重 油 火 力 な ど の 構 成 比 も 重 要 な デ ー タ と な る。. 10.

(13) 6 6.1. デ ー タ処 理 デー タの集 計. 検索 デー タが 月次 の とき もあれ ば 四半期 の とき もあ る。月 次デ ー タ を四半期 あ るい は年次 に変 換 し たい、四 半期 デー タを年次 に変 換 した い とい う要 求 は よ くあ る。 ま た、デー タには暦 年や 各種 会計 年 度 な どの属性 もあ り変換 は 多様 で ある。各 系列 ご とに事 前 に月 次 ・四 半期 ・半 年 ・年 次 な ど準備 可 能 な全 系列 を作成 して対応 す る こと も考 え られ るが 、デ ー タの集 計機 構 を準 備す る方 が得策 であ ろ う。 産 業連 関 分析 の 中心 とな る部 門は基 本 分類 と し、他 の 部 門 は適 度 に統合 とい う変則 的 な独 自の部 門分類 に よ る統 合 を必要 とす る。部 門分 類 の設 定は分 析 を進 め る上 で重 要 な決定 で あ り、決 定 した部 門分類 に よる統合 表 の作成 は分 析 の重 要 な第 一歩 で あ る。 この ため に、基本 表 か らの統合 が 自由にで き るとい う機 能 は必須 の もの とな る。 6.2. ツール の整 備. 検 索 に よって 目指 す デ ー タが 発 見 で きた場 合 、そ こに格 納 され て い る分 類 と項 目の構 成 で は使 い 難 いの で組み 換 え を した い、分析 に必 要 な部分 をそ こか ら抽 出 した い、幾つ か の ファイル に分 散 され て い るデ ー タ を結合 した い な どの 要求 が起 こ る。 また 、使 い慣 れ た デー タで も研 究 ・分析 の内容 に よって は同様 の要 求 が起 こ る こと もあ る。 この よ うな処 理機 能 を持 つデ ー タ処 理の ツー ル の整備 は 、 このDBSの 要 とな る重要 な課題 で あ る。 また、他 の応 用 プ ログ ラム との連 携 に際 してのデ ー タ交換 もツール が担 う重 要 な機 能 で あ る。 ツ ー ル の整 備 は 大 変 で あ り、 ま た新 しい応 用 プ ロ グ ラ ム も次 々 と開 発 され る の で 、 一 度 に で き る も の で は な い 。 デ ー タ 蓄 積 と 同 様 に 、分 析 を 通 して 利 用 者 に よ っ て 開発 され た も の を蓄 積 し 、 そ れ を活 用 して い く こ と に な る。 た だ 、 そ れ ぞ れ の 使 用 方 法 が 余 りに 異 な る とDBSと して の 一 貫 性 を欠 き使 い 難 くな るの で 、 あ る程 度 の 開 発 基 準 を 設 け る こ とは 必 要 で あ ろ う。 他 の応 用 プ ロ グ ラ ム との 接 点 と な るデ ー タ 交 換 は 、 す べ てDBSデ ー タ を 中 心 に 行 うと効 率 的 で あ る。 そ れ は 、 幾 つ か の 応 用 プ ロ グ ラ ム を 連 携 させ る 場 合 で も 、 そ れ ら相 互 間 の 専 用 デ ー タ 交 換 プ ロ グ ラ ム を 準 備 す る 必 要 が な く な る か らで あ る。 新 しい 応 用 プ ロ グ ラ ム に 対 して もDBSと. のデ ー タ交換 だ けを準備 す れ ば. 、 これ ま で 準. 備 した 全 応 用 プ ロ グ ラ ム と の 連 携 が 可 能 に な る。. 6.3. ダ ウ ン ロー ド. デー タ利 用 の 活性 化 を考慮 す る と、検 索デ ー タ は利 用 者 個 人 の分析 環 境 の 中 に 自由 に取 り込 め る (ダ ウ ン ロー ド)こ とが 必 須 の 条 件 に な る。 特 に 、 ス プ レ ッ ドシ ー トに必 要 な デ ー タ を 簡 単 に 取 り込 む こ とが で きれ ば 、 デ ー タベ ー ス の 利 用 頻 度 を 高 め る こ と に な る。 ま た 、 多 目的 な 分 析 道 具 に対 応 で き る ダ ウ ン ロー ド形 式 の 標 準 化 の 検 討 も 重 要 と な る。. 6.4. 応 用 プ ロ グ ラム と の 連 携. 一つ の応用 プ ログラ ムがあ らゆる機 能 を装備 す るこ とは不可能 な ことでは ない が、そ の開発 に要す る時 間や 費用 は計 り知 れ ない もの が ある。分析 システ ムは 単体 での完 成 を 目指 す ので は な く 、既存 の 有用 な応 用 プ ロ グラム の活 用 を前提 に し、 それ ら との有 機 的連携 を図 る方 法 での 開発 が得 策 で あ る 。. 11.

(14) 産業 連 関分 析 シス テ ム はDBSの デー タを使 用 して数 値結 果 を得 る まで が主 た る役 割 で あ る。 そ の後の数 値結 果 の整 理 、す なわ ちプ レゼ ンテー シ ョン と して の作表 や作 図 な どは、それ ぞれ を得 意 と す る応用 プ ログ ラムの活 用 を図 った方 が よい。 当然 の こ となが ら、よ り効 率的 に行 う処 理や 特殊 な計 算 のた め に応 用 プ ロ グラム を用 い るこ と も大 い にあ るで あ ろ う。 応 用 プ ログ ラム はそれ ぞれ 独 自のデー タ フ ァイル を展 開 してお り、 ご く一 部 を除 いて 、 ファイル の 互換性 はな い。 これ は各応 用 プ ログ ラムの独 立性 と処 理 の効 率性 の追求 に よる もの で あ り、 当然 の こ とであ る。 幾っ か の応用 プ ログラ ムを連携 して使用 したい ときは、それ ぞれ の 書 き出せ る形 式 と読み 込 め る形式 を模 索 し、デー タ交換 をす る ことにな る。上 述の よ うに、 この処 理 をそれ ぞれ の 二者 間 で 行 って い く こ とは得 策 で ない。 6.5. 産 業 連 関 分 析 シス テ 厶 の 基 本 機 能. 産業 連 関分析 は 多様 で あ る。使 用す る産 業連 関表 と部 門 の決 定、それ に基づ い た部 門統合 、様 々な 前 提 ・仮定 の もとに与 え るデー タの設 定 とモ デル選 択 の試行 錯誤 、そ してそ の結果 の整 理 とい う一 連 の計算 処理 は極 めて複 雑 で根 気 を要 す る作業 で あ る。 産 業連 関分 析 システ ム に必要 な 基本 的機 能 は 、 デ ー タの読 み 込み 、 統合 、 画面 表示 と編集 、演 算 、結 果 の印 刷 と書 き出 しで あ る。 分析 に必 要 な基礎 デ ー タ、部 門 コー ド、部 門名称 な どのデ ー タの読 み込 み がそ の開 始 であ り、そ の 形 は行 列や ベ ク トル で あ る。DBSの 産 業 連 関表 は、項 目の位 置 は ど こで も よい が 、行 コー ド、列 コー ド、行 番 号 、列 番 号お よびそれ に該 当す る幾つ かの数 値 を持 つ もの とす る。 またベ ク トル は 、行 コー ドと行 番 号お よび数値 、 また は列 コー ドと列番 号 お よび 数値 を持 つ もの とす る。 産 業連 関基 本表 な どか ら分 析 に適 合 した産 業連 関表 を作 成 す る機 能 が で統 合 あ る。 大部 分 の 部 門 は 中分類2桁 で対 応 を付 け られ るが、 一部 の部 門は 基本 分 類6桁 あ るい は7桁 で対応 させ な けれ ば な らない こ とが よ くあ る。原 表 と統合 表 の部 門対 応 の指示 を容 易 にす るこ とが肝 要 で あ る。行 コー ド あ るい は列 コー ドを持 た ない ベ ク トルデvタ の統 合 も可能 に しなけれ ばな らな い。 統合 結 果 は、 行 コー ド、 列 コー ド、数 値 に加 え て行番 号 、列 番 号 も出力 す るもの とす る。 会 話型 の利 用 が 常態 で あ る今 日の コン ピュー タ環境 では 、各 コマ ン ドご とにそ の処 理 内容 を確認 して行 か なけれ ば な らない宿命 にあ る。 このた めに 、分 析 中の結 果 の画 面表示 は欠 か す こ との で きな い機 能 で あ る。表 示対 象 は、数値 だ け でな くコー ドもあれ ば名称 もあ る。 表示 に際 して は、縦方 向や 横 方 向の 画面 ス ク ロール に対 して、表 示部 分 の行 お よび列 の部 門 コー ドや 名 称 が常 にわ か る よ うに してお くこ とが大 事 であ る。画 面編集 は、画面表 示 に加 えて任 意 のセル の値 を入 力 した り変 更 した り す る機 能 で あ り、 ス プ レ ッ ドシ ー トの よ うな も の と考 え て よ い 。 分 析 を 円 滑 に 進 め る た め に 是 非 と も. 装備 したい機 能 で あ る。 演算 は、行 列 演算 お よび スカ ラー演 算 が可能 で な けれ ば な らない。通 常 の行列 演 算 の他 に、対応 す る要 素 間 の乗 法 と除 法演 算 を追加 した い。 ま た部 門 コー ドや部 門名 称 な どの文 字 列 の処 理 も必要 で あ る。 投 入係 数 の算 出や 列 また は行 の構 成 比 で按 分す る よ うなベ ク トル とス カ ラー の演 算 も多用 さ れ る。 関数処 理 と して逆 行列 、転 置行 列 、行 和 、列和 、行構 成 比 、列 構成 比 、行和 や 列和 の 平均 、対 角 要素 の処 理 、数 値 の整 数値 化 な ど様 々 な処理 に対す る対応 が必 要 とな る。 結果 の印刷 は、分析 途 中で も最 終段 階 で も使 用す る。印刷 だ けでな く、デ ィス クへ の書 き出 し機 能 は重 要 で ある。そ れ は、単 な る結 果 の保 存 であ った り、継 続す る分 析 のた め のデー タの保存 で あ った り、他 の応 用 プ ログ ラムへ の入 カ デ ー タ とな った りす る。. 12.

(15) 6.6. プ ロ シー ジ ャ の 利 用. 分析 には その処 理 手順 に定式 部 分が 多い。 生産誘 発分 析 を見 て も、輸 入係 数 の算 出、投 入係 数 の算 出 、逆 行列 の算 出 と進 む。定 式部分 の処 理 コマ ン ド列 を一度作成 してお き、使 い たい ときにそれ を呼 び 出す こ とにす る。 この処理 コマ ン ド列 をプ ロシー ジ ャprocedureと. 呼ぶ 。分析 表 の部 門数 な どは. 利 用者 に よって違 い、そ の都度 プ ロシー ジャ を変 更 しな けれ ばな らない ので あれ ば プ ロシー ジ ャの価 値 は半減 す る。 よ く変 わ る部 分 を 自動 的 に調 整す る記 述 の 工夫 が必 要 で あ る。 プ ロシー ジャの利 用 は定式 化 され た処理 だ けの もの では ない。頻繁 に使 用 す る処理 、定期 的 に行 う 処理 な ど とそ の用途 は広 い。 実際 、 コマ ン ドの一行 一行 を計算処 理 を進 めな が ら打 ち込 むの は、簡単 な画 面表示 な どは別 つ と して、時 間が かか るば か りで な く入力 の間違 い も生 じ易 く、 また気 疲れ もす る。 事前 に1つ の独 立 したプ ロシー ジャ と して コマ ン ド列 を作成 し、それ を実行 させ るな らば随 分 と 気 が楽 に な る。 プ ロシー ジ ャに間違 いが発 見 され た な らば、そ の部分 だ けを訂 正 し、それ を再度 実行 すれ ば よい か らで あ る。 プ ロシー ジ ャに しなけれ ば コマ ン ドのす べ て を再 び 打 ち込 ま な けれ ば な ら ない。 プ ロ シ ー ジ ャ は テ キ ス トフ ァイ ル 形 式 で フ ァ イ ル 化 す る 。 ま た プ ロ シ ー ジ ャ 内 で 別 の プ ロ シ ー ジ ャ を呼 び 出 す こ と が で き る よ うに す る。 テ キ ス トフ ァイ ル 形 式 で の フ ァイ ル 化 は 通 常 の テ キ ス トエ デ ィ タ ー で コマ ン ド列 を 編 集 で き る の で 、 簡 便 で あ り現 実 的 で あ る。. 6.7. コ マ ン ドの 記 録. コ マ ン ドの 記 録 は 、 キ ー ボ ー ドか らの 入 力 コマ ン ドを す べ て そ の ま ま テ キ ス トフ ァイ ル 形 式 で フ ァ イ ル に 書 き 出 した もの で あ る。 コ マ ン ドの 記 録 を行 う 目的 は 次 の 通 りで あ る 。 第1は 、 処 理 内 容 を確 認 す る た め に 役 立 つ 。 第2 は 、 書 き 出 され た フ ァ イ ル は そ の ま ま プ ロ シ ー ジ ャ と して 使 用 で き る の で 処 理 を 再 現 す るた め に 用 い る こ とが で き る。 ま た 後 日、 同様 の 分 析 を行 う と き大 い に役 立 つ 。 第3は. 、 テ キ ス トエ デ ィ ター を 用. い て 、 不 必 要 部 分 を 削 除 し、 漏 れ た 部 分 を追 加 し、誤 り部 分 を訂 正 し、 と き に は 他 の プ ロ シ ー ジ ャ と の 結 合 を 図 れ ば 、1つ. 7. の 分 析 を す る た め の プ ロ シ ー ジ ャ を 容 易 に 作 り上 げ る こ とが で き る。. 今後の展望 これ ま で 述 べ て き た こ とは 、 国 際 産 業 連 関 デ ー タ ベ ー ス 構 築 の構 想 の 基 本 で あ り、細 部 に つ い て の. 考 察 は ま だ 十 分 で な い。 実 際 に集 ま っ て く るデ ー タ の 構 造 、精 度 、 諸 統 計 との 整 合 性 、 デ ー タ の 大 き さ な どに よ っ て 、 改 め て い か な くて は な らな い 事 項 が 多 く生 じて く る で あ ろ う。 暫 くは 、 実 作 業 を通 して 、 有 効 なDBSを. 目指 す こ とに な ろ う。. 13.

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