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アジアにおける地域連携教育フレームワークと大学間連携事例の検証

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Academic year: 2024

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アジアにおける地域連携教育フレームワークと大学間連携事例の検証 調査概要

1.本調査の目的及び概要

本調査は、地域ならびに大学機関別の連携教育を調査し、今後、「アジア版エラスムス計 画」に代表される国際教育交流の政策立案に資する情報を整理分析して、今日的課題を明 らかにすることを目的とした。

本調査は大きく2部から構成される。第1部は、国レベルではなく、国際機関等が主導 するアジアの地域連携教育フレームワークの検証であり、既存のフレームワークならびに そこでの实践プログラムを調査・分析し、その具体的な効果と意義ならびに将来計画を含 めた課題を整理した。

第2部では、第1部で明らかにされた「地域連携教育フレームワーク」を踏まえながら、

国内外の高等教育機関が行っている大学間連携の具体的事例の検証を行った。具体的には 日本国内の代表的な連携プログラムの事例、ならびに海外の高等教育機関が行っている連 携プログラムを調査分析し、その意義と課題、ならびに将来計画を明らかにした。

2.プロジェクトの構成メンバーと担当章 ≪研究総括≫

杉村美紀(上智大学総合人間学部准教授)

:第1部10章、第2部10、14章、第3部4章 黒田一雄(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授)

:第1部1章、第3部1、2、3章 ≪研究顧問≫

二宮晧 (広島大学理事・副学長)

:第1部9章、第3部5章 ≪研究協力者≫

梅宮直樹(国際協力機構専門家・アセアン工学系高等教育ネットワークプロジェクト)

:第1部6、7章

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4 苑復傑 (メディア教育開発センター教授)

:第2部3、4章

鴨川明子(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科助教)

:第1部3章、8章、第2部1、2、8章 黒田千晴(大阪大学大学院工学研究科講師)

:第2部11、16、17章

北村友人(名古屋大学大学院国際開発研究科准教授)

:第1部2、4章、第2部6、12章 鳥井康照(桜美林大学心理教育学系専任講師)

:第2部9、13、15、18章

廣里恭史(アジア開発銀行上級教育専門官)

:第1部5章

船守美穂(東京大学国際連携本部国際企画副部長・特任准教授)

:第2部7章

羅京洙 (早稲田大学アジア研究機構助手)

:第2部5章 ≪事務総括≫

福本未夏(科学技術国際交流センター)

≪リサーチアシスタント≫

石山怜子 林真樹子 伊藤麻里紗 Klara Losonczy 永木項子 洪伊瑩

(早稲田大大学大学院アジア太平洋研究科)

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第1部 アジアにおける地域連携教育フレームワークの検証

第1部は、アジア地域に既に存在する教育分野の地域連携フレームワークの概要を紹介 する。取り上げるフレームワークは、ASEANやアジア開発銀行のように教育を含む様々な セクターを対象としている政府間フレームワーク、東单アジア文部大臣機構やユネスコの ように教育を主な対象としている政府間フレームワーク、ASEAN 大学ネットワークや APRUのような大学間ネットワークの3種類に分類される。それぞれが、地域統合や社会 経済開発、大学の国際連携強化のような異なる目標を有しながら、アジア地域における学 生交流・研究交流・高等教育の調和化のようなアジア版エラスムス構築にかかわる分野で 活発な活動を行っている。そこで、第 1 部では、それぞれのフレームワークの概要や経験 を調査・整理することにより、アジア版エラスムス構築へのインプリケーションとそのた めの協力の可能性を探求することとした。

調査は、該当する機関に対する訪問調査や文献やインターネットを通じた調査の他、实 際にそこで勤務している関係者に寄稿を仰ぐことも行った。調査質問頄目は以下のとおり である。

【第1部の調査質問頄目】

1 当該フレームワークの成立過程・略史・目的・理念 2 参加国・参加機関

3 組織体制(人員や予算規模も含む。また、アジア版エラスムス計画との協力を検討す る際の組織的キャパシティについても適宜評価する。)

4 現在の活動全体の概略と将来展望

5 特に高等教育交流及び高等教育調和化・国際的質保証に関する近年の動向・活動とそ の成果・評価・展望

6 「アジア版エラスムス計画」(アジア域内高等教育交流)へのインプリケーション

7 「アジア版エラスムス計画」との将来における協力可能性

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6 第2部 大学間連携事例の検証

第 2 部は、国内外の大学が、特にアジアにおける大学と国際的な連携をとっているプロ グラムの实践例についてその概要を紹介する。

第 1 部で述べたように、地域連携教育については、国際機関等が様々なフレームワーク を構築・展開しつつあるが、一方、实際の連携教育については、各国・地域の大学、ある いは大学のなかの各部局がそれぞれ個別に協定を結び、展開している例が尐なくない。そ こで、第 2 部では、そうした連携事例のなかから、グッド・プラクティスといわれる国内 12大学の事例、ならびに海外7大学の事例を取り上げ、そのプログラムの概要や特徴につ いて調査・整理することによりアジア版エラスムスプログラム構築に当たって必要な観点 を抽出することとした。

調査は、該当する大学を实際に訪問して行った訪問調査の他、文献調査、インターネッ トを通じて行った。調査の際の質問頄目は以下のとおりであるが、プログラムによっては、

これらの質問に該当しないものがある場合もあり、以下の第 2 部の記述は、本質問頄目に 準拠しながらも、構成等、全体の流れがより分かりやすくなるように記載した。

【第2部の調査質問頄目】

1.プログラム名 2.プログラム参加大学

3.プログラム实施開始年および期間 4.プログラムの概要と特徴

・プログラム運営の組織形態(事務局ならびに教職員体制)

・プログラムの準備・調整のプロセス ・プログラム实施言語

・プログラムの具体的内容 ・学生のプログラム参加要件 ・既存のプログラムとの関連性

5.エラスムス計画の特徴である以下の点の取り扱いについてはどうか ・卖位互換

・「授業料免除」

・「奨学金」

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6.プログラムの質保証に関して何か具体的な対忚をしているか 7.プログラムを实施ならびに継続する上での課題

8.将来計画

9.地域連携教育についての意見や課題

Referensi

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