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イエバエを用いた遺伝の実験

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イエバエを驚いた運転の実験

イエバエを用いた遺伝の実験

村本田枝 木松吉国

吉 幸催物勤

  学(纏高察教育セン外/

忠義(教育学都学勢 亜依子傲育学部学生/

i はじめに

中学校学習振導要領の改訂{擁こより「理科ゴの目 iは,「醗察,実験の一屡の重携ゴ鋤を§指すことに つた。また,内容的番こは,第2分野の第3学年

・生物のつなが穆の中に,遺伝と進化に臠する内

:が新設され,遺伝では「交翫実験の結果の考察 一どに基づいて,霧の形質が子に伝わるときの規 薩を晃魏だすこと」があげられている。

遺伝の実験では,や1まりメンデルのエンドウの 灘実験が有名で,鵠ろいろな教科書{3}{嚇職で取 搬われているが,植物ではそのほかにマツバ求 ンの旗苑と白花の交醍実験やトウモロコシなど 繕いられている費

動物では,シ欝ウジ望ウバェ繊鰯贈やイエバ 麟の青色罎(野生型〉と白色鰻(突然変異型〉の 翫実験が取参擾われている。

シ蓑ウジョウバエの牲1染色体にはX染色体とY 色体があ鋒,難はX染色体を2本もち(XX/,

はX染色体とY染色体をそれぞれi本ずつもつ いる(X¥/。赤色鰻の遺伝子は優性,露色銀の 伝子は劣性であり,ともにX染色体上にある遺 子である。そのため紅,窃色鯉の鶉を雄にする 難にするかで,子孫に現れる形質が変化する,

にともなった伴性遺伝になっている。

それに対して,イエバエの旗色鰻と白色銀の遺 子は常染色鉢の圭涛こあるので,性染色体の種類

は縫係がなく,観の錐雄の優性・劣性の形質を にしても,蓬論的には子孫に現れる形質は講じ ある。また,イエバエの成虫の大きさはショウ 葺ウノぐエの3{吾から4倍ぐらいあり,蝋も大型 取振いも大変容易である。さらに,シ婁ウジ3 バエのような飼育容饗の滅菌操鐸もいらず,鱗 つくる操作も簡単である。大型で麟育操蕪が簡 にできることから,中学校の遺伝の授業でも手

軽に実施できるものと考えられる。

 今回,イエバエの赤色鰻のP−9と白色醸のw の系統(写真i/を手に入れ交醍実験をする機会 を得たので,中学校での実施の蕃能牲を探るため に実験を行った。その飼育と交翫実験の結果を鞭 告する。

 本論に入るに先立ち,イエバエの入手と飼育に ついていろいろとご指導をいただいた,宮織桑教 育欝修センターの撫澤藩先生に深く感謝の意を表

する。

1至実験の臼的

 この実験の§的は,イエバエの交翫実験が中学 校の遺伝の教材として濡場できることを示すこと である。そのためには,イエバエの麟膏が簡単紅 できること,薪優性の法舞撫の確認が容易にできる

ことを示せ藁蓑よい。さら毒こ,障分離の法舞舞講の確認 もできることを示せれば最良である。

 解優性の法貼を確認する1こは,純系の原色鑛の 難と白色鰻の雄を講親(P/として交醒し,雑種 第一代(Fi/がすべて藤色鰻になることを縫かめ

ればよい。 このとき赤色嚢餐力婁優讐iの形質, 白色1嚢 が劣性の形質である。

 罫分離の法難羅を確認するには,F飼士を交醒し

た雑種第こ二代(ぎ2)轟こ赤色雑嚢のノ、エと白色鰻のノ、

エ.が豊ある害彗合で鐡現する事を確かめれ.ばよい。

番分離の法箕輪とは,ある形質に麗して講続から もらったi奏重の遺伝子薄書ナ配鶴子をつくる無毒に響彗 の醗織子に分離して入ると秘うものである。iつ の形質に離する優性と劣性の遺伝子が分離して溺 の醗縄子に入って興れぱ,麗論的には,F2の表現 型として優性の形質と劣性の形質が3:iの比率

で現れる。

 今蟹は,羽化する匙をすべて観察して,毒色譲 と白色鰻の比率がおよそ3:iになることから,

(2)

懸島大学教蒼実践麟究紀要第24弩

メンデルの匿分離の法鱗垂を矯ることになる。

膿 材料と実験驚異

i.材   料

 青色鰻(欝一9〉と白色畷(W/のイエバエ。

2.容   器

 縫〉成虫鑓育容器

 鴉礪×鴉磁×2§糧ぐらいで中が観察できる容 難。ふたについたストッキングの紬を通して中で 操{乍力婁できる。成虫の麟の峯分ミノレクと駿水難のス

ポンジを入れたプラスチック容器を入れる(写真

2/ひ

 /2〉採罪(産郵〉容器

 澄径6c灘ぐらいのシャーレなど(写真3〉。

 鱗 幼虫飼育容器

 5巷台盤1ぐらいのビーカーか,腰高シャーレとふた にする姦と輪ゴム。写真は2灘雌のふたのついたポ リエチレン容器と,さらし布である(写真駐。

 鶴羽化容器

 蟻をi纒体ずつ分けて羽化させる試験管あるい は管ビンと綿1塗(写真5/。底が平らな管ビンを繕 いると試験管立てを必要としない。

3.成虫・幼虫の舞

 乳箆繽紛ミルク,ふすま,魚粉,ドライイース ト,砂穂水(雌雄の判驚がつき1こくい鋳に与える と,腹部が膨れて趨震しゃすくなる/。

W 実験方法

 それぞれ購の容器で飼育したイエバエの成虫の 赤色1擬遽士の雌雄と白色鰻醤士の雌雄をそれぞれ 交尾させて採擁し,蝋まで饒毒する。イエバエの 騨,幼虫および蝋を写真§に示す。この蟻をi纒 体ずつ購の管ビンに入れて懇化させる.麗化した 雌雄を覇(P〉として{吏絹する。懇化した成虫の 性購を確認して,難雄飛々の飼育容雛で数響闘鍵 青したあとで争青色馨ミの雌と白色嚢鍵の雄(遂の舞歪 合わせでもよい〉を管ビンの中で交尾させて産翻

させる。最低i縷のペアが産躯すればF茎を得るこ とができるが,数雄準備しておくとよい。

 採離したものを麺脅して蝋になったら麗化させ ればF、の成虫となるので,これがすべて赤色鰻で あることを確かめる。

 未交尾のR瞬士の交尾から実験するには,性比 が至l iであることを考癒した数の蝋を管どンに 入れて羽化させればよい。羽化した成虫は難雄

王弱3一珪

購々の飼畜容器で数欝閥麟育した後で,Fエ属土を 管ビンの中で交尾させて産騨させF2を得る。F2

には赤毯譲と白色籔のハエがあらわれ,その鋤率 がおよそ311となることを確かめる。

 なお,できれば毎嚢の操作・確認は決まった鋳 亥輪こ行うの海瀬懇懇的であるが,都合によ箏ずれる 場合や実施できない場合もあ9,邸難問.幼虫難 閤,蝋簸闘などを考癒して,およその謳程表を作 成しておくと綾羅である。

V 実験結果・考察

i.イエバエの生活史

 イエバエの生育速凌は,温度,鱗,幼虫の密度,

水分の量,ハエの系統などによってかな撃変動す ることが鴛られている。今道(瞬こよれば器〜2藝℃

では,およそ産纐から産騨までの難問は,邸難緯 に賂〜欝欝闘,幼虫難問(3令〉に5〜7嚢,蝋 難縫に5〜7蕪亨羽化〜産駆まで5〜6馨で,合 計懇〜228となっている。また,28〜3春℃で1ま産 邸から産療までの簸幾は,約2週幾で成虫は羽化 後2〜3Elで交尾し,淫〜§馨で第i繕§の産騨

(i罎に細論〜i5§綴雌}〉を行うとある。

 養篭奢温度海瀬蔽いと,一盛代書こカ》力玉る鐸寺問力業長く

なることが知られている。今嚢は,饒育に約謄C の恒温室(橿照明状慧〉を使欝した。綬の蟻の鋳 簸から瞬給しているので,観重代の生育速痩は不 聡であるが,Flでは琴熱幼虫艱難に6〜7霞,蟻 難翼に5〜7馨,麗免〜産卵まで5〜暮雲鷲で,

合計懇〜2帽であった。また,F2では簾・幼虫難 鷺に5〜6嚢,蟻靉靆に5〜6警で,今道(欝§6/鰯

とほぼ講様な結果が得られた。親の赤色鰻の雌と 白色罎の雄をペアにしたのが欝93年3月2馨で産 葬が3月6嚢に始ま馨,F2がすべて麗化したのが 4月欝讐であったのでシF}の翻が産灘されてから F2の羽化終了まで鐙靉靆となる。

 2.成虫の飼育と採罪

 飼畜については,ふつう木製で観察繕のガラス 板と布の被をつけた鰹青箱織磐醐が繕いられる が,今露は写真2のような容器を使欝した。5悪 とも透競のプラスチック叛で観察に擁合がよく,

飽のi悪もプラスチックのふたになってお琴,こ のふたにハイストッキングを貼今付けて徳にし た。ストッキングは破れやすい欠点もあるが,縢 鷺からのハエの逃亡を紡ぐのに大変有効であっ た。また,容器等の鐵し入れも容易で,汚れたら

(3)

イエバエを場いた遺伝の実験

箋単に洗って使欝できるところも喪い点であっ

≧o

成虫の郷こは粉ミルクと水{9脚を与えたが,水

)中で死んでしまうハエが多いので,今緩は容器 二充分水を含ませたスポンジを入れて畷水雲にし

:。饒と水については,経時手軽に補給や交換が

ききた。

霧のハエから採囃するには,交尾のすんだ雌雄

)ハエの入った鰯育容器に,採簾霧の培地を入れ 3だけでよい。採邸稀培地にはふすまと魚粉を  l i(重量比/に混ぜて,水で練ったものを濡

}た麟酬辮。水の量は捲で押して少し水がしみだ ト程度鰯にしたゆ培地の表露には産藻しゃすいよ 擁こ溝をつけておくとよい。

培地に入れた魚種の成分によって産邸が誘発さ しる鋤ことが難られているが,魚鞍の量が多いと 鰹の臭気がきつくなる。今墜は,ふすまと魚粉

)割金をi:至,3:iあるいは6:iにして使

窪してみたところ,6:iの培地にも産邸するこ 二がわかったが,魚粉の量が多い方が塵罪が良好 3あった。また,マウス霧の雛宋麟料をそのまま

(で練って使駕することも可能であった。

揺藻容雛や幼虫飼育容器につ騒ては.ショウジ 汐バエのような滅菌操作がいらず,大変手軽で

〉つた。また,鱗についても,イエバエは撫熱し

∫寒天を溶かすような複雑さがなかった、

1、幼虫の飼育

産痛された培地を幼虫籔音容懸に移し,蟻にな

〉まで,ふすまに小量のドライイーストを換えて

(で練った幼虫罵の霞を毎馨少しずつ換えた。幼 碁ま餓の表霞近くで蟻イヒする。

このまま鋸脊容器ごと放置すると成虫が弱化し

∫でてくる。

なお,今懸は幼虫縫音容雛として,ふた付きの 灘擁の潔リエチレンビンを使絹した。また,飼育 二嚢霧した約25℃の恒温室では蟹が乾燥するの 3,幼虫饒育容器の薦のおおいの上に付羅のふた ゴ密窮しない程度に載せておいた。

 蟻の灘北

(i/系統6〉維持の場合

魑件数を増やすだけならば,溺死するi〜2醸

}に蟻の入った饒脊容器ごと成虫飼蕎容器に入れ 1おけばよい。この饗寺,成虫の鐸舞として窒分ミノレク

.充分水を含ませたス潔ンジを入れておく、しば

・く趨青したら採騨懇の培地の入ったシャーレを

入れれば産興する。産簾された培地は,幼虫飼育 容器1こ移して,幼虫溺の籟を入れておく。紛ミル

クと騒水難ス羨ンジは随縛補給・交換しておく。

 (2)未交尾の雌雄を欝る場合

 交醗のために未交尾の雌雄を集める場合には,

甕接蟻をピンセットでひろ鯵i懸体ずつ携の管ビ ンに入れ纏縫をしておく。蠣を直接ピンセット等 で操作できる点は大変便秘であった。羽化した成 虫はすぐにハエの牲購を調べて成虫飼育箱に移し ておく。イエバエの雌雄はッ複靉靆の距離(雌の 方が広い/と農薬の穫様(雄の方が無い/で薩饗 することができる(写真7〉。飼育箱は赤色猿の齷 齷と露色鯉の離離欝に逢魑準備し,饒と騒水欝ス 宏ンジを入れて数醤鷺麟育する。この鋳,雄の中 に難が紛れ込んでも雄を使罵するのに支離はない が,難の飼育箱書こi縫体でも雄が混入すると未交 尾の雌を準騰できなくなるので淀意が必要であ

る。雌雄の轄溺が紛らわしい場合は,実験に難い

ない。

 5.交翫実験

 轡  F、を得る場合

 交醒するには,難雄霧に飼育していた成虫を難 雄i総体ずつペアにして講じ管どンに入れて交尾

させる。今國は管どンやサンプル管を使駕した。

容器の癒がたいらなものが憂鵜で,驚雌ぐらいの スペースがあれば交尾がみられた(写真麟。

 交尾の確認後しばらくしてから静かに採簾溺の 培地を3分の董ぐらい入れた幼虫飼育容器にこの ペアを移して産擁させたところ,i〜2嚢後に幼 虫が動くのを確認する事ができた。幼虫絹の麟を 追撫しながら,蝋1こなるまで飼育する。

 今羅は巌色鯉の難と白色腹の雄がとも1縫§麺棒 ぐらい灘化したので,その中から3纏のペアを作 って恥を産罪させた。羽化してきたF玉はすべて 青色鰻であったことから,恥には優性の形質だけ が現れるという ゼ擾罐盤の法舞蝿が確認された。

 授業で恥の墾化を観察させた場合,白色譲の形 質がどのようになったのか疑問がでれば,鑑講堂

を交翻する次の匙の実験がおもしろくなる。

 (2〉  軒2を得る駝

 恥を得る場合は,Kの蟻をi騒体ずつ管ビン に入れて灘化させ,饒育箱に入れて成熟させた末 交尾の赤色鰻の雌と難色鰻の雄(赤色譲の雄と窪 包銀の雌でもよい)を管ビンに入れて交尾させる。

 今回は3緩のペアの内,工緩の鰹脊容器の蟻だ

(4)

福濫大学教春実践醗究紀要第蟹号

けを{吏濡し,管ビンに入れた蝋から謂化したF杢成 虫の難雄から鶉縫のペアを伜って,欝2のための幼 虫飼育容雛を韓本準備した。

 鑑を傷る場合と瞬様,交尾確認後,採簾濡の幼 虫鰹育容器にこのペアを移して産纐させたとこ

ろ,i〜2臼後紅幼虫が動くのを確認する事がで きた。幼虫の確認ができたら成虫を飼育容器から 追い難し,幼虫驚の費耳を追書鐸しながら,蝋垂こなる

まで饒毒する。蝋になったら館畜容審に入れたま まで薦のおおいをはずし,饒と畷水霧スポンジを 入れた成虫灘飼育容雛に入れて成虫を羽化させ

る。

 羽化した成虫の醸の色と性懲を確認して記録す る。瞬じ麟育容器から羽化してきた成虫を鰻の色

と雌雄雛萎こ分けて鴇%アルコール中に保存してお くと,後で再確認することができる。

 蠣の羽化が終了したら集計して赤色醸と霞色罎 の比率を求めてみる。なお,できれば性比も確認

してみるとよい。

 ぎ曇こは募ミ色蓑疑と白色譲の講方のノ、エ方書現れる ので.授業で欝2の羽嚢二を観察させれば,豪舞の劣童生 の形質が孫の代に鐡現することに興妹を示すもの

と思われる。

5.評矯〉集計結果

 鵜本のうち2本1は幼虫の発生がなかった。亙謡 の産罪数が欝〜懇暮趨くらい鋤といわ蕊ており,

今園は懇化総数が5騒懸体以上になった33本の縫欝 容器の灘化結果を驚いて穣試した(表i)。

 遅論的には青色鰻と嚢色鍛の比率は3:隻であ るが.今選の33本を合計した毒毯鰻(286鋳と窪 色罎(鮪葺の比率は3.董鱗:亙であった。また,

ずの錘は2、62であり,κ2分藤表の蕪.謄縮麹度 詑,確率9.魯5/よ彗小さいために,3:iである

という爆無仮説を棄蒲できず,実験結果は蓬論纏 を支持するものと肇獲珪された。すなわち,樺色猿 と露色鯉の比率がおおよそ3:iになることを確 認することによ拳,i慧の蝿立遺伝子が醗縄子に 分離して入るという罫分離の法貼を知ることが

できた。

 また,牲枕に漢1しては,麗論的には雄と難の比 率は墨:iとなるが,今懸の33本の雄(i艇7)と 雌(i835/の比はi.§解:iであった。この場合の κ鷺の{嚢は{}.蟹纏であることから,i襲の色の場合と 講様に,実験継果は蓮論髄を支持するものと響翫

してよいものであった。

i弱3一玉i

 なお,羽化数鈴懸体未満のものは5本あったが,

これら5承の羽化数菊,薦,37,2§および欝の結 果も含めた38本の歩色鯉と白色鰻の比は,3.i縄:

茎(2麗5:9茎8),性比慧i.§醗:i(聾22:i蟹玉)

であり,33本の結果と大きな違いはなかった。

 蟻が鱗の申で麗化に矢数した肇,蝋のまま死ん でしまったものがみられた。纏灘室の中での乾燥 が原露のiつと考えられるが,今図は詳しい櫨討

をしていない

7.イエバエの飼育法

 麟iには霧から雑種第一代を得るまでを模式的 にまとめてある。ここでは.赤色鰻と白色鰻の露 盤代の蝿から実験を始めているが,成虫から始め る場合には,まず,成虫を飼畜して,産簾培地に 産邸させて蝋を得るところがら始めなければなら

・ない。なお,蝋を{藪温で保存しておくと羽イヒを邊i らせることができるので,短難問ならば蝋を冷蔵 庫紅入れて課存しておくことも雇能である。

 鐵示してあるのは難雄i対の爵育容器だけであ るが,数対準駕しておいた方がよい。

 騒2には雑種第一代から雑種第二代を得るまで をまとめてあるa雑種第二代を得る飼育ビンにつ いては,羽化懸件数や盤比や醸の色にばらつきが みられるので(表i/,できるだけ多くのペアを準 籍しておいた方がよい。

 表2にはイエバエの青色銀の雌と嚢色鯉の雄を 窺として,雑種第二代を得るまでの麟膏法を態単

にまとめてある。

 雑種第二代が灘化してきたら,成虫を羽化容器 などでi綴体ずつ取り議して鰻の色と牲罵を確認 する。あるいは,成虫編育容器から蝋と鰻と水を 一縫外に取滲鐡して,容難の中に残った成虫をエ ーテルなどで麟i酵をして,醸の色と性霧を確認し てもよい。容器の中のエーテルの影響がなくなっ たら,蝋と蟹と水を飼育容羅に戻しておく。この 作業を蟻がすべて羽化するまで続継て記録を取

る。

 最後に,F,の赤色醸と套色鯉の総数を求めて,

その比率を計算する。その繕果が3:貧こ透雛軽羹 であれば,ゼ分離の法舞撫紅縫った結果が得られた ことになる。 また, このとき筆生比毒弦至 :iに近け れば,交醗に煽りがなかったことになる。必要な

らば,κ2験定をして分離比の;蕎効性を検討してみ るのもよい。

(5)

イエバエを篤いた選鉱の実験

 萎……i  F2の羽{ヒ憲吉果

麟簸の色

(2)惟琴彗

容器 赤色銀 白色鰻 合計 赤/白 容器

雄 1錘 合計

雄1難

齢. 姦   8  汽懲

@      j

(汽/馨) 晦. c  鯵  c澄 (c母)

齪1 5§ 22蓬

3.縫雛 i

欝ほ解i22毒

圭、総3

2     ヨs驚   5§  22§      i

3、尋韓 2 i13 欝了…22§ 1.§灘

3 欝§   5彗  21§      i

3.3総 3

鵬i至総 2逡

§.8総

12?1 53 鵬

2.3総         }9翌… 8§ i総

茎.暮22

5 豊2§  総 i茎鰺    }

2.§33 § 8暮… §21i了8        1

§、§35

6

12茎  4§…織

3.麗§ §

総…8至1慰

碁、9認

7     1

Qi逢3 醗

2.4§§

叙i総…幽

豊.躍

8§

購 … 3i 購

3.5婚 8

73 劔i幽

i.嚢鱒

蝦 … 3§  i3§ 2,886 9

73 63…豊3§

至.1欝

ii    …X8   28  i2§ 3.5縫

58 68…126

§.8§3

解   28  i25 3.観護

l l

懇  72 至2§ §.7講

至213 欝   蟹  至捻 3.鴇8 12 55  認  i13 §.襲8 総   2至  1緯 違、238

13

5§  §1 1緯 1,157至5

8§  22ほ総

3.鱒§   1

T1 §3 騰

1.総8

8マ  2曇…辮

尋.3灘

茎§

58 鶏口§7

i.i蟹

至6 79 1 2尋  韓3 3.2§2 i6

5§ 翼i茎総

1.誕至

蓋了 7淫 … 2§  灘3 2,552 iマ

5§ 襲i至盤

董.34至

茎8 73   2至  鱗 3、窪鴨 豊8 淫2  52  94 毒.総8

茎§ 解   26 1 93 2,577

4逢i49 93  」

§.8§8 71   2§ : §至 3.5弱

薦1 45  91

豊、競2

2茎 73   1マ … 鱒 雀.2鱗 2i 4了i淫3 騰        i

i.鱒3 22 縫   欝   83 3.3鑓 22

47i3創 83

董.3麗

23

Q逢

蟹… i創 騒3       i65 ! 18  83       i

3.3総 R.6豊1

23

Q違

38  薦  83  1   1

竅@婆3 83

§.8騒 D§欝 25

6212§182

3.欝奪 25

鶉i3引 彗2

i.278

§l   l8 1 ?§ 3、3総 26         {

R豊 48  謄

§.6蕊 27

Q8

       :56   17 1 73

@      1鶴1 羅i総 3.2鱗 R.28§

27 Q8

2豊 52  73        …

Q§  31  総

曇.菊逢 D§35        ヨ

E璽 … 慧   55 2.2§2

26 2§i55

§.8留

蓬2… 13 55

3.23董   iQ5  3§  55 §.833

31

逢3i i2 55

3,583 31

37118155

2.薦6

32 R3

撰   i3… 54       13彰 至4…5§

3.i騒 Q.5了i

32 R3

3§i2珪15縷        125  25i 5§        {

i.2憩

堰D暮暮奪

合計

     i     j Q総蓬  878 3鑓2       …     1

3.1蟹 合計 18尋71董8353総2      …

i.§欝

﹁3

(6)

福島大学教育実践霧究紀要第震弩 鰺§3−ii

圏圏朧灘撒繍朧

      B

      轡千一鶴

C歪

麟 †

  E 冒−

冒,   ←

巳酵 冒G

成虫飼膏容器i

懇化容器

回 糧ミルク 目 畷水スポンジi

←  ほ 画・ 層触鯖容副

L.

垂 罪

。 幼虫 0 蝿 e 成虫

      翻i 親密)から雑種第一代(ら/まで

汽:蟻(野)を入れた羽牝容難.騒:湧免した成虫を瞬の色と難鑑驚紅鱒脅する縷i l青色鍛鑓,

B21赤色銀経,暮31蠧魚譲錐,魯溝1欝色譲難〉,C:毒毯鰻の難と麹色鰻の雄をi懸捧ずつ取 淳撫す,野:交尾させる.ε1産毅培地の入った幼虫麟奮容器に入れ座雛させる,評1産簾後董騒ぐ らいで霧穐する,S l幼虫の麟が不足したら邉撫する,畦1表藤透くで蝋化する

(7)

イエバエを驚いた遺伝の実験

圏闇朧朧囎雛圏断

J

圏鋼

噛評 † 宮・ 冨・ 冒・ 國−  の   M      

Q

        蟹2雑種纂一代(ε玉〉から雑種繁二代(麹1まで

l l蝋(臥)を入舞た綴駕容器,3;羽化した成虫を雌雄鷲紅窮育(3i l F王の難,32;臥の雄/,

K l雌と雄をi縫体ずつ取除鐵す,し1交尾させる,麟1産郷培地の入った地虫鱗育容器尋こ入れ産邸 させる,綬;産葬後i譲ぐらいで簿化する,0;幼虫の襲が不足したら追撫する.R;表懸近くで蝋 化する,0;屑イとする成虫の藝餐の色と難三舞彗を確i諒する

(8)

8 福島大学教欝実践懸究紀要第腿骨

写真i イエバエ(議1赤色罎,8;白色銀〉

︑.藤

、.響

写真2 成虫飼育容器

写真3 採舞容器

写真尋 幼虫講書容器

圭993一難

蟻︑.︑蕊

.盤磯︑殿

離離 餐.鄭 璽.

 轟轟鰹薦

写真6 騨,幼虫.蝿糖1騨,露;幼虫,C;蝿》

写真7 複靉靆の鋲難と駿藩の機縁〈森;雌,琶;雄〉

藁∵顎翼

  写真8 交   尾

(9)

ずエバエを絹いた選猛の実験 §

表2 イエバエの鐡畜法

鱒 親から雑種第一代濠で

A 蟻をi醸体ずつ麗比容羅1こ入れる。

8溺死した成虫を総ミルクと水を入れた蘇  畜容羅で成熟させる。羽化する成虫が赤色  鰻,白色鰻であることを確認する。

 蓉i(赤色鰻の難),駐2(青色鰻の雄〉

 B3 (窪色鯉の雄/,§魂(白色鰻の難/

C 3〜尋馨後亨管ビンに難i雄を取彗織す。

 C工(赤色鰻の難/,C2(霞色鯉の雄〉

茗) C王とC2を一一緒にして交尾させる。

ε 交罵を確認したら採躯絹培地の入った幼  虫飼育容器に入れて産邸させる。

評 産翻を確認する。

G 幼虫を確認したら舞を遽撫する。

縫 表嚢近くで蝋になるG

②雑種第一代から雑種第二代まで

1 ペアにする離雄の総数を越える蟻をi縫  体ずつ羽匙香盤に入れて羽化させる。

3 羽化した成虫を粉ミルクと水を入れた飼  育容器で成熟させる。灘乾するFIはすべて  赤色鰻であることを確認する。

 3i (F1の錘i〉, 32 (至㍉の雄〉

K 3〜逢雛後,管どンに離離を取拳臆す。

 K i(F1の難/歩綬2 (F}の雄/

し K iと1く2を一緒にして交尾させる。

繕 交羅を確認したら採騨驚培地の入った幼  虫鋸音容羅に入れて産邸させる。

懸 産罪を確認する。

(} 幼虫を確認したら饅を遮撫する。

P 表面近くで蝋になる。

Q 蟻こなったら,蟹を入れた成虫飼畜容器  に入れてF2を羽化させる。

聡おわ琴に

 イェバェの交醜実験で罫優性の法則選と罫分離 の法葵灘を確認することができた。イエバエは生 活史が2〜3遷闘と題く,また,ショウジ3ウバ エに比べると,大聖で取残援雛が容易であ鯵,鋸 育がきわめて簡単であることがわかった。以。髭の

ことから,中学校の遺伝の教樗として充分落馬で きるものと考えられる.そこでイエバエの麟育法 を簿単にまとめてみた。

 遺伝の実験は,操作が複雑で鋳懸がかかること から,実鰹1こすべてを実験して観察させることは 霞難であると思われる。コンピュータの教材など の舞羅も考えられるが,できれば,生きている赤 色罎や白色駿のハエを見せたゆ,Fiに産騨させた 鑓育ビンから羽免してくる鶏のハエを数えさせ るなどして,実鰹に実験に参撫させることも大切 なことと考えられる。

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鱗 文藻省(欝欝〉中学校学欝旛導要顛.

(2/文藻省(欝8§1中学校指導書 礫孝導霧.

(瞬 ■と藤誠巷五慧か52名(欝§3〉新しい麟・学. 2分野  下.中学校欝教科書罐二75雛.東京書籍.

鶴 芦覆盛鞍懸か難名(馨鶴/高等学校新耀鬢茎、

 1理玉総2〕.大講本羅書.

織 力武鴬次慧かs名(欝8§1轟等掌紋理科至.生  窃・化学縮.〔羅至蕪2〕.数欝欝駿.

繕 講本道雄懸か韓名(至鰹l/轟等学校運讐至.最  新薮.〔理至正藏.新興鐵懸醗啓鉢館.

繕 藤井 隆ほか稔名(基盤霧生麹.轟等学校鴛教  群書〔生梅灘§/.菓京霧箱.

嬢/巣窟書籍(欝鋤新しい牽導学.2分野■ド.教舗  欝蟻導書.

轡 懸士曇(欝7鱗イエバ∬二.今道友肇(監/実験  勤駿麺)麟1奢管遅と手鼓,昌鑓一6磁.ゾフトサーイエ  ンス縫.

瞬 安富秘男/難懸/イエバエの生癒.遺伝.、鱗.

 2磨,灘7,i3一藩.

懸 福士灘・小篆叢明(欝7聾イエバエを鱗いた実  験法亜.窮育方法と産邸誘発.宴教大運教藩無報,

 転 至一5.

(10)

福島大学教奢実践醗究紀要第24号 ig93−i董

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