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サハラ地域における イスラーム急進派の ... - 日本国際問題研究所

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サハラ地域における

イスラーム急進派の活動と資源紛争の研究

―中東諸国とグローバルアクターとの相互連関の視座から―

平成25年度外務省外交・安全保障調査研究事業(調査研究事業)

平成26年3月

平成     年 3 月 26

サ ハ ラ地域 に お け る イ ス ラ ー ム 急進派 の 活動と資源紛争 の 研究

公益財団法人

  日 本国際問題研究所

(2)

はしがき

本報告書は、当研究所の平成 25 年度外務省外交・安全保障調査研究事業(調査研究事 業)「サハラ地域におけるイスラーム急進派の活動と資源紛争の研究 ―中東諸国とグロー バルアクターとの相互連関の視座から―」の研究成果をまとめたものです。

本研究プロジェクトでは、サハラ砂漠の北側に位置する北アフリカ地域と、サハラ砂漠 の南側に連なるいわゆるサヘル地域を、「サハラ地域」として一体の地域と捉えて分析を行 いました。北アフリカ地域には、モロッコ、アルジェリア、チュニジア、リビア、エジプ トが、サヘル地域には、モーリタニア、マリ、ニジェール、チャドが含まれます。サハラ 砂漠を挟んで隣り合う北アフリカ地域とサヘル地域は、歴史的・文化的に強いつながりを 有するだけでなく、資源開発と過激イスラーム主義勢力の伸張という問題においても緊密 な関係を有しています。以上のような「サハラ地域」理解を前提としつつ、本研究プロジ ェクトでは、関係する分野の専門家が参加する研究会を立ち上げ、この研究会の活動を通 じて同地域における資源開発とイスラーム過激勢力の現状を調査分析し、それを中東諸国 の安定と欧米諸国の外交戦略との連関において考察して参りました。

本報告書に表明されている見解は全て各執筆者のものであり、当研究所の意見を代表す るものではありませんが、本書が「サハラ地域」を様々な観点から研究していく上での意 義ある一助となれば幸いです。

最後に、本研究に終始積極的に取り組まれ、本報告書の作成にご尽力をいただいた執筆 者各位、その過程でご協力いただいた関係各位に対し、改めて深甚なる謝意を表します。

平成26年3月

公益財団法人 日本国際問題研究所 理事長 野上 義二

(3)

研究体制

主査: 私市 正年 上智大学外国語学部教授

委員: 茨木 透 鳥取大学地域学部准教授

坂井 信 三 南山大学人文学部教授

横田 貴之 日本大学国際関係学部准教授

吉田 敦 明治大学商学部助教

若桑 遼 上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科 地域研究専攻博士後期課程

委員兼幹事:飯島 俊郎 日本国際問題研究所副所長

貫井 万里 日本国際問題研究所研究員

担当助手: 石塚 陽子 日本国際問題研究所研究助手

(敬称略、五十音順)

(4)

目 次

序 章 サハラ地域におけるイスラーム急進派の活動と資源紛争の研究

私市 正年・貫井 万里··· 1 第1章 アルジェリア政治体制の安定化とサハラ・サーヘル地域の不安定化

私市 正年··· 7 第2章 エジプトのイスラーム主義運動とサハラ地域との関係性

横田 貴之···37 第3章 北アフリカのイスラーム急進派「マグリブ・イスラーム諸国のアル=カーイダ」

のウェブ上の声明分析-マリ紛争に関する声明の翻訳を付して-

若桑 遼···45 第4章 マリの歴史と社会におけるトゥアレグ人の位置

-生態学的適応・生業分化・人種的表象-

坂井 信三···63 第5章 イスラーム組織アンサール・アッ=ディーンの指導者イヤド・アグ・ガリ

茨木 透···77 第6章 サヘル地域の紛争と国際資源開発-ニジェールを事例として-

吉田 敦···87 第7章 開発の現場から見たマリ、サヘル情勢

飯村 学···99

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