リンク機構の例(オープンループ)
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(Self-aggregation)やほかの細菌との共凝集(Co-aggre- gation)を促進するものも存在し,これらは腸粘膜への 付着をより強固なものにする補助的な役割を果たすこと から,凝集因子も広義のアドヘシンとして考えてよいだ ろう.すなわち,乳酸菌の定着の過程は,①アドヘシン を介した初期付着,②菌体同士の凝集,③コロニー(細
11, 2016 核内受容体 PPAR γ のユニークな特性と新奇リガンド開発への新展開 リガンド認識機構の特質とその応用 ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ(peroxisome proliferator-activated receptor γ; PPARγ) は,核 内 受 容体スーパーファミリーに属する転写因子である.核内
方法を用いることにより,脾臓の赤脾髄に存在する組織 マクロファージ,Red pulp macrophageに特異的に発 現する分子として,ETS familyに属する転写因子Spi-C の同定に成功した11(図3a).元々 Spi-CはB細胞に発 現するPU.1サブファミリーに属する転写因子としてク ローニングされた転写因子だが,B細胞における機能は
6, 2016 プロフィール 小林 彰子(Shoko KOBAYASHI) <略歴>2001年大阪市立大学大学院生活 科学研究科食品栄養科学専攻後期博士課程 単位取得退学後,博士(学術)取得/同年 高崎健康福祉大学研究員/2002年同大学 講師/2004年同大学准教授(助教授),東 京大学大学院農学生命科学研究科,博士 (農学)取得/2010年東京大学大学院農学
はじめに 触媒活性を持つ RNA(リボザイム)や RNA干渉の発見によ り,RNA が遺伝子の発現調節において重要な役割を担ってい ることが明らかになっている.これらの機能性RNA は,多く の場合RNA のみでは活性を示さず,タンパク質と複合体(リ ボ核タンパク質)を形成することにより機能している.従っ て,機能性RNA の作用機構を理解するためには,タンパク質
セミナー室 食品加工の科学と工学―小麦製品を例として-4 パスタ内での水の移動機構 小川剛伸,安達修二 京都大学大学院農学研究科 はじめに スパゲッティなどのパスタは,常温で流通や保存でき るように,乾燥したものが多い.これらの乾燥パスタは 食べる前に茹でるが,中心にわずかに芯が残り歯応えを 感じる状態が最も美味しいと言われる.そのような状態
11, 2017 カスパリー線形成の分子機構 植物の内と外を分ける構造 植物は土壌に根を伸ばし,さまざまな物質の中から栄 養を特異的に吸収する.この特異性を可能にしているの がタンパク質である輸送体と,維管束を取り囲むように して同心円状に存在する内皮細胞の間に蓄積したカスパ リー線である(図1).土壌から細胞外の経路(アポプラ