金 かね子 こみすゞ ず(一九〇三―一九三〇)
金子みすゞさんは、大 たい正 しょう時代から昭 しょう和 わ時代の童謡 よう
詩人です。山 やま口 ぐち県で生まれました。二 は十 た歳 ちのころから、ざっしに童謡を投稿 こうし、才能 のうをみとめられました。小さいものや弱いものにやさしいまなざしを向けた詩を書いています。
他の作品には、童謡集『わたしと小鳥とすずと』、『明るいほうへ』、『このみちをゆこうよ』(いずれもJ ジュラULA出版 ぱん局)などがあります。
作者について 他の作品
正 まさ岡 おか子 し規 き(一八六七―一九〇二)
正岡子規さんは、明 めい治 じ時代の俳 はい人、歌人です。伊 いよのくに予国(今の愛 えひめ媛県)で生まれました。
『 (
坊 ぼつ っち ちや ゃん )』で知られる夏 なつ目 め漱 そう石 せきとは親友でした。見たものをありのままに表す方法 ほうを俳句 く作りに取り入れました。病気とたたかいながら、俳句を作り続 つづけ、たくさんの俳句を残 のこしています。
「赤
蜻 とん蛉 ぼ筑 つく波 ばに雲もなかりけり」
「団栗の共に掃かるる落ち葉かな」 どんぐりともは
他の作品 作者について
小 こ林 ばやし一 いっ茶 さ(一七六三―一八二七)
小林一茶は、江 え戸 ど時代後期の俳 はい人です。信 しな濃 のの国(今の長 なが野 の県)で生まれました。
子どもや小さい動物などへのやさしい気持ちのこめられた句 くをたくさんよんでいます。しょうがいに、二万句もの俳句をよみました。
「名月を取
つ (っ)てくれろとなく子かな」
「やせ
蛙 がえる負けるな一茶これにあり」
作者について 他の作品
紀 きの貫 つら之 ゆき(八七〇?―九四五?)
紀貫之は、平 へい安 あん時代の歌人です。『古 こ今 きん和 わ歌 か集 しゅう』という歌集をまとめた一人です。
かな文字で『土佐日記』を書きました。 とさ のであるかを書いています。また、女性をよそおって、 せい 『古今和歌集』のはじめには、和歌とはどういうも
「人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香ににほ か(お)
ひ (い)ける」「袖 そでひちてむすびし水のこほ (お)れるを春立つけ (きょう)ふの風やとくらむ (ん)」
作者について 他の作品
大 おお伴 ともの家 やか持 もち(七一八?―七八五)
大伴家持は、奈 な良 ら時代の歌人です。日本で最 もっとも古い歌集である『万 まん葉 よう集 しゅう』をまとめる際 さいに中心となりました。
れた三十六人の歌人)の一人です。 す。三十六歌仙(藤原公任という歌人が選んだ、すぐ かせんふじわらのきんとう 『万葉集』には家持の歌が最も多くのせられていま
夕かも」 「我がやどのいささ群竹吹く風の音のかそけきこの わむらたけふ
ふけにける」 「かささぎの渡せる橋におく霜の白きを見れば夜ぞ わたしもよ