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原子力に関する取り組み―研究・情報提供のいま― M.N.

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原子力に関する取り組み―研究・情報提供のいま―

M.N.

今日、3月11日の大震災以後の原発トラブルにより、これまでにないほど原子力に関 する注目が高まっている。しかし、原子力に関する取り組みがどこでどのように行われて いるのかを知る人はそう多くはないのではないだろうか。そこでこのページでは、日本の 原子力研究機関および情報機関をまとめ、さらに原子力に対する国民の反発の念が強いド イツにおける原子力研究機関と比べて考察していく。そこから日本とドイツの原発に対す る取り組みの相違点を洗い出し、日本の原子力問題について考えていくことがこのページ の目的である。なお、名称から研究内容等が分かり難い施設に関しては説明を設けた。そ れらの説明を参考に各研究施設の内容について理解していただければ幸いである。

まず、日本の原子力研究機関についてまとめていくことにする。これを調べるにあたっ て、株式会社スリーアールの原子力関連情報サイト(http://www.3r-net.com/info/index.cgi) を参考にした。

上記のサイトによれば、研究施設もしくは研究に携わる施設・企業は数多く、各々が連 携し合って今日の原子力研究を支えていることが分かった。それらすべてに触れたいとこ ろだが、ページの都合上一部割愛させていただくことにする。

そこで、最も興味深いものを取り上げると、

・日本原子力研究開発機構…おそらく日本人が原子力研究と聞いて一番思い浮かべる研究 機関であろう。原子力研究の総合研究機関である。

・原子力情報資料室…原発に依存しない社会の実現を目指す非営利団体であり、原発の早 急な廃止を求める。市民に分かりやすい原子力情報解説を行っている。

・原子力委員会…原子力政策の最高決定機関。

・日本原子力学会…大学、研究開発・安全関係機関などの多様な構成員により構成されて おり、原子力の平和利用を目指す。

・高レベル放射性物質研究施設…日本原子力研究開発機構の施設であり、高レベル放射性 廃棄物の処理方法についての研究が行われている。

・日本学術会議…内閣総理大臣所轄の下、政府から独立して職務を行う特別な機関として 設立された。産業・国民生活に科学を浸透させることを目指し、国内外の科学者のネット ワークの中枢を担っている。

・日本原子力文化振興財団…原子力研究に関する情報提供およびイベント・セミナーなどを行ってい る。

・放射線医学総合研究所…原発の人体への影響が懸念される今日最も注目すべき機関であり、ここは 放射線と人の関係について総合的に研究を進める国内唯一の研究機関である。

(2)

次にドイツの原子力研究について述べていく。ドイツにおける原子力研究は、ドイツ 国民の原子力に対する反発から考えれば意外にもその研究施設の数は多い。しかし、その 多くは安全性に審査に関する施設などである。

・ユーリッヒ原子力研究所(現FZJ) Kernforschungsanlage Julich GmbH

・カールスルーエ原子力研究所(現FZK) Kernforschungszentrum Karlsruhe GmbH

・原子力技術委員会 Kerntechnischer Ausschuss

・連邦放射線防護庁Bundesamt fur Strahlenschutz…人・環境の保護および安全のために活動する。

・ドイツ原子力委員会Deutsche Atomkommission

・原子炉安全協会Gesellshaft fur Anlagen-und Reaktor-sicherheit mbH

・原子炉管理安全研究所Laboratorium fur Reaktoregelung und Anlagensicherung

・原子力技術基準委員会Normenausschuss Kerntechnik

・原子炉安全委員会Reaktorsicherheits-Kommission

以上見てきたことからわかることは、割愛したためこの紙面上は多くは見えないかもし れないが、意外にも日独とも原子力に携わる研究施設もしくは情報施設が多いことが分か る。ただ、ここで注目したいのが、ドイツにおける安全に対する意識の強さである。連邦 放射線防護庁や原子炉安全協会、原子炉管理安全研究所、原子炉技術基準委員会、原子炉 安全委員会など、その名称からもわかるとおり、原子炉に関する危機管理体制が少なくと も日本に比べるとかなり進んでいると言えるのではないだろうか。今日危機管理体制の甘 さが懸念される日本において、このドイツの体制には非常に学ぶべき点があるように思わ れるのである。

また、この研究施設および情報提供施設の数の多さ以上に驚くべきは、研究目的等が重 複しているという点である。様々な研究機関が独自の視点・考えで積極的に原子力問題に ついて取り組んでいるために起きた現象であろう。こうした姿勢に私は深く感銘を覚える。

中には、上記に説明したとおり民間向けに原発に関する情報提供を行う団体も存在する。

原子力に関する問題は山積みであるが、こうした機関から積極的に情報を取り入れ、しっ かりと自分の意見を持つことが今日の私たちに求められる姿勢であろう。

最後に…上記の機関の参考ホームページを掲載し、当ページの結びとさせていただく。

・日本原子力研究開発機構ホームページ→http://www.jaea.go.jp/

・原子力情報資料室ホームページ→http://cnic.jp/

・原子力委員会ホームページ→http://www.aec.go.jp/

・高レベル放射性物質研究施設ホームページ→

http://www.jaea.go.jp/04/ztokai/tokai/center/saikurukougaku/cpf.html

・日本学術会議ホームページ→http://www.scj.go.jp/

(3)

・日本原子力文化振興財団→http://www.jaero.or.jp/

・放射線医学総合研究所→http://www.nirs.go.jp/index.shtml

・ユーリッヒ原子力研究所参考サイト→

http://de.wikipedia.org/wiki/Forschungszentrum_J%C3%BClich

・カールスルーエ原子力研究所参考サイト→http://www.kit.edu/index.php

・原子力技術委員会参考サイト→http://www.bfs.de/de/bfs/recht/rsh/kta

・連邦放射線防護庁参考サイト→http://www.bfs.de/de/bfs

・ドイツ原子力委員会参考サイト→

http://www.wort.lu/wort/web/europa_und_welt/artikel/2011/05/149868/deutsche-atomkomm ission-empfiehlt-ausstieg-bis-2021.php

・原子炉安全協会参考サイト→http://www.3r-net.com/info/words.cgi?mode=list&key=C

・原子炉管理安全研究所参考サイト→http://www.3r-net.com/info/words.cgi?mode=list&key=C

・原子力技術基準委員会参考サイト→

http://de.wikipedia.org/wiki/Normenausschuss_Materialpr%C3%BCfung

・原子炉安全委員会参考サイト→http://www.rskonline.de/

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ところで、分配関数とこのHelmholtzの自由エネルギーの間には 分子分配関数の場合: 18 カノニカル分配関数の場合: 19 のような関係があった。分配関数の定義は、前にも書いたが 分子分配関数: 20 カノニカル分配関数: 21 であり、分子(または体系)のエネルギーが与えられれば、この式の通り、総和を求めれば計算できる。分配関数