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同性愛作品読者の自己意識における性差

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Academic year: 2025

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卒業論文

同性愛作品読者の自己意識における性差

2013年度入学

九州大学 文学部 人文学科 人間科学コース 社会学・地域福祉社会学専門分野

1LT13095W 竹ノ内 晴菜 2017年1月10日提出

(2)

要 約

本論文は、同性愛作品愛好者と非愛好者の意識をインタビュー調査によって明らかにし、

どのような違いが生じているのかを考察することを目的としている。同性愛作品愛好者に 関する研究は、BLや百合といったカテゴリの中での研究が多く行われているが、愛好作品 や愛好者の多様性を考えると、そのカテゴリの中だけで論じることは難しい。そこでBLと 百合の両者を取り扱い、非愛好者との比較や性別による比較を通して、同性愛作品愛好者 に関する一定の見解を得るべく本論文の執筆にあたった。

第1章では、このテーマを扱うに至った経緯について述べるとともに、同性愛作品の歴 史と現状、先行研究について記述した。同性愛作品の現状としては、BL・百合ともに市場 が拡大しているが、その規模はBLが圧倒的に大きい。そのため先行研究においてもBLに 関するものは多くあるが百合に関してはまだ数少ないのが現状である。

第2章では、本論文の目的を達成するための方法論と分析の焦点について整理した。

第3章では、調査の概要をまとめている。調査のスケジュールに加え、調査対象者14名 についての簡単なプロフィール、対象者の選定理由についても記載した。対象者はアクセ ス難度、比較のしやすさの面から14名全員が大学生である。

第4章では、調査対象者へのインタビューをもとに、①同性愛作品愛好者群の分析、② 非同性愛作品愛好者群の分析、③両者の比較分析、④特徴的な事例の4つの視点について 分析を行った。

最後に調査対象の偏りによる一般性の欠如、本論文の課題について付言して本論文の結 びにかえた。

(3)

目 次

1 本論文の背景と目的 .……… 1

1.1 関心の所在 ……… 1

1.2 言葉の定義 ……… 1

1.3 BL 作品の歴史と現状 ……… 2

1.3.1 創成期 1.3.2 JUNE 期 1.3.3 BL 期 1.3.4 BL 作品の現状 1.4 百合作品の歴史と現状 ……… 3

1.4.1 少女小説 1.4.2 少女漫画の登場 1.4.3 専門誌の登場 1.4.4 百合作品の現状 1.5 BL に向けられるまなざし ……… 5

1.5.1 「やおい論争」 1.5.2 堺市立図書館 BL 小説廃棄要求事件 1.6 百合へのまなざし ……… 6

1.7 BL と百合についての先行研究 ……… 6

1.8 小括 ……… 7

2 本論文における分析の方法論と分析の焦点 ……… 8

2.1 本論文における方法論 ……… 8

2.2 先行研究 ……… 8

2.3 分析の焦点 ……… 8

2.4 小括 ……… 8

3 調査の概要と対象について ……… 10

3.1 調査のスケジュール ……… 10

3.2 調査対象について ……… 10

3.2.1 調査対象 14 名について 3.2.2 調査対象の選定理由 4 分析・考察 ……… 14

4.1 同性愛作品愛好者群の分析 ……… 14

(4)

4.1.1 BL と百合の非対称性

4.1.2 カテゴリへ分類されることへの拒否感

4.2 非同性愛作品愛好者群の分析 ……… 17 4.2.1 男性の同性愛や同性愛作品愛好者に対する強い嫌悪

4.2.2 特に何も思わない、好きにしたらいいという表現

4.3 両者の比較分析 ……… 21 4.3.1 同性愛作品が同性愛者の理解を促す可能性

4.3.2 同性愛作品愛好者であることを打ち明けられる環境

4.4 特徴的な事例 ……… 25 4.4.1 B さんの自分ルールと同性愛作品の恋愛への影響

4.4.2 D さんの「親に隠していない」状況

5 結論 ……… 32

[文献] ……… 33

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