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子どもの価値形成を支援する道徳授業過程

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子どもの懸纏形成を支援する道徳授業過程 i i

子どもの価値形成を支援する道徳授業過程

一「取りうる行為」から「取りたい行為」への連続的な極値吟味一

松 下 安 田

行則(道徳教育・鐸精謝

  茂縛わき青立好霧第講・学校/

 §本での道徳授業実践は,学習捲導要鎖に基づく「懸麩の縫癖{霧の実践が主流を占めてお転 それを撹超してきた諸実践4〉多くも懸纏の譴責擁顔から白蜜になっていない。こうした立場に嬉

して,懸髄を掘婦銘し,子どもの自覚麟懸値づけ違程を健進しょうとする「懸鎮の馨確化」実践が 躾本でも娘まっている。

 本稿は,「懸穣の瞬確化斐の理講と実践に学びつつ,「癒縫の椿鰐化」実践として,ギ取るべき鴛 為達(遜徳麟な行為の無断/やド取零たい行為」(主観釣得為の鵯麟1を単独に検討するのではな

く,「取弩うる行為≦(客観的無為の認識タから「取弩たい行為涯までを連続麟に購成することを通 して,子どもの懸魑影賎を支援する授業避程を実践分新した。

 この結果,ヂ取1りうる行為まの検討という認識形成選程を経ることによって行為が多織に麦畠さ

れ(献で8ま郵!,また,r取紛る行鵜の跨線を通してその懸基勤揺れや醗が施され

(第2時授業の最終段鶴では,驚入のうち8入が輝擬を修駕するなど/,新たな覇藤基準に基づく 行為の選挨を行い,小学校2年生殺繕でも,連続的に懸徳覇灘・修正を行卦・うる聾能姓が示駿され

た。

〔キーワ一跨癒値の縫辮駕 懸鑓の纈対姥 簸植の瞬確化 取舞うる行為 取鞭たい行為

 は じ め に

 現姦,馨本の道徳授業を改革する新たな動き炉始まっ ている。これまでにも,遵徳授業の改革については,

モラルジレンマ授業や⑭(マルドウ〉の実践など,様々 な提案と実践がなされてきたが,諸富祥彦著縫徳授 業の革新一「懸纏の霧確イ毅で生きる力を育てる郵1 は,癒纏形成の主体である籔入(子ども1の懸績の自 覚化遺程に嚢を緯…けたヂ懸値の明確{雛遷論と方法の

§本版であ辱,私の見るところ,その方向姓は,懸i纏 を伝達激化する従来の絶対麟立場から穣対的立場へ の変革を促すものであり,駐本の道徳授業における

「懸魑の趨婦{雛の試みであると誘える。

 本稿1ま,第一に,欝本の近奪の道徳授業論を懸鐘幾 縫の設定の有無をめぐって「懸植の絶対銘か癩対比 か」で大雑掘な分類を試みた。その.鉦で,第二に彰徳 値の穏対{顔実験の磁矢である「懸絶の明確化まの遅 譲と実践に学びつつ,子ども自身の額値認識の多様姓 を促進する手だてとして「取辱うる行為」おを検討する 遺程,及びその後に自らの懸鎧醤藪を促進する手だて

として薪取琴たい行為劉を験試する選程を導入し,連 続的に極値吟練を鴛うこと尋1によって,子どもたちの 懸魑形成を支援する授業遺程を実践分析したものであ

る。

季 価値の絶対化から相対化へ

/嘩/極値の縫財化

 さて,最擁に麩本の道徳授業講を擬観しておこう。

 子どもの癒纏形成を捉える萱場はほぼ二つに分類で きると思われる。一つは,ある縫i纏を絶対的な普遍的 なものと捉える立場であ毒,「餐1簸の絶対髭」(普遍主 義/と響んでおこう。もう一つは,後達する,子ども 馨身による懸値の衰覚建遜程を尊重するギ癒値の穣対 で雛(穆対主義/である。薄着の授業権威の大きな特徴 は,教えるべき懸値が予定され,その懸蓬を,子ども たちにいかに有効に伝達し,教化し,形威させるかが 主譲となっている。

 ① 学習振糞要領の立場

 その代表的なものが学習指導要領に基づく徳§主義 である。学習捲導要領幾鵯は,野遊徳の時剛設置の時 代から今舞まで変わることなく展開されてお吟,改め て譲ずるまでもないが,現在でも,曇本の多くの学級 では,譲読本資料等に基づいて「徳霧達をいかに教え るかということが意識的・無意識的に行われている5㌧

授業過程の導入段鱗では,一元化された懸値を提示し

(懸纏の方鶴づけ〉,授業r展雛の前段葺では,子ども たちの懸植愚考を野主人公の気持ちへの共感μ資料に

(2)

i2 福霧大学教育実践醗究紀要第34号

おける懸擁の逓求菱三握〉に単純{とするだけではなく,

本来多様化している子どもたちの極値を議定麟に矮小 免し,癒鑓の意味内容の多様姓を吟瞭する機会を奪っ ている。そして授業「展羅の後段感で,子どもたちに 生活の振琴返辱 (ねらいとする麺肇1の…般:{紛 を{達し たとしても,授業全体は,徳欝としての「億値語墜

(宇佐美覧/を確講ずるだ鞭で新たな篠錘についての 愚考の鉱激も駿東をもほとんどもたらすものとはなっ ていない。結局,様々な指導遍羅.、鉦の工夫と努力にも 関わらず,簸穂1奪濠のない徳羅の教え込みという簸簸 伝達灘の授業になってしまっている㌧

 ②学習指導要領擬鵯の遵徳教膏(授業〉論

 これに対して薪道徳の時霧重の特設以来提起されて

きた嚢1籍者灘の遵徳教責(授業/譲はどうであろう か。確かに,欝欝年代後睾までは,「特設」遊徳不要の 原理的撹半彗を展醸してきたカま,それ雛降ゼ譲舞菱的現 実」となった「遵徳の時懸謹に集銭的に対応するため の道徳の授業を「道徳教育藩の一環として緩み込んで きた。しかし,残念ながらこの「案銭的対応謙譲71で の道徳授業も「簸短の継対イ雛から白癡になっている

とは患えない。その代表的1論客である藤鑓は,道徳の 普遍{発振梅に依麺し,原麩的な懸嚢糞の普遍{窪を道徳と

して追求することの必要性を説き,「人羅輩重まr人権 蓉重壁1をその根底に置くという縫媛麟な立場を表隣し ている。その上で,道徳的懸纏の購造を纏綿飽の生命,

轟露の尊重一…基本的瀬い,②自飽への誠実と思いや 辱…一・縫会麟存在としての基本的必要,麟労働,糞i礫 の尊重 『とすることによって,道徳的懸値翼の綾懸を 行っている。確かに,懸嬉の騰艶酌:階級醜類対性を 藤懸は認める聾が,「教育者」によって提示される魎値 そのものが癒鑓形成の主体である子どもにとって権婦 的である事実を等緊に付していると言わざるを得ない。

 こうした遅念に基づき道徳授業の成立条件を「子ど もがなにか新しい事実や成果を知るまこと,「リアリティ や発見のある,子どもの心を揺1)勧かす豊資讐(教

材1に置いているが,それらの実践として展灘され

た,特に資料読みを中心とする授業鷺では,「勇気3・

ヂ友椿・真遷・責任・自覚・誠意」ヂ動纏麹愛護」「患 いや瞬といった,これまでの奮麟直伝達型の授業霞標

と大差のない方晦づけをなし,授業過程で示される r主人公としての子ども」による懸蕪の吟練は,教編 によって絹意された懸鐘をいかに『濃尾よく農覚するか ということであ穆,1褒定つき懸i纏嚢今購との領海壽慮強い。

つま1ラ教麟自身のギ普遍性イデ重瓣ギ一蓋の籔遜内で の簸纏吟陳という性格が強い。そこでどれほど罫主人 公としての子どもま強慾が展麗されていたとしても懸 籏選摂の白磁が保障されているとは言い難い。簸鯵選 叛に無猿定の霞蜜があるはずもないが,教錘が懸値の 方捧麟窪を提示しないところに.子ども嚢身が簸値追求 の権外的主体として立ち現れる鰐能盤が灘かれている

欝98−6

と患われるが,どうであろうか。

 ③轡(マルドウ〉め実践振海牲

 ㊥(マルドウ)の実践は,従来の懸徳飯達璽を巨億 欝淫入授業拶と擾1讐したとで,匿子どもにとってタメ にな鯵,』子どもiが承ンキになり,餐彗者力§マネできる道 徳授業記録を集め,広める欝!ことをめざした訂運動 体重瀞であ弩,「蓮論涯にはこだわらない矯ことを標勝 する。

 授業遍羅としては子どもを中心として「タメ」夢ホン キ」を講恕してきた。「本ンキ涯については.子どもが ホンキになったという教臨の藪観に基づく実践を醗発 すること,それを遺試することでゼホンキ」の懸値内 容を侮酵だそうとする。 ギタメ」についても懸様で,

深澤私案(試案/として①建命②環境③真実@プラス α驚を掲げている(その後r人権唾が擁わる)、

 その意陳で子どもにとって役に立ち,楽しい授業を 焦毒申そうとした運動であ辱,多くの授業記録を墨叛 してきた。しかし,この登場は,藤雛らの「箋銭的対 応唾論の脂肉牲とほとんど変わらないと考えられる。

藤籔のように普遍的懸纏云々とは表明されないが,そ れは表明されないだけで,深澤の愚考形式は「子ども がホンキ,子どものタメ」として深澤霧身が懸纏ある

とした内容によって彩色され,懸鐵された懸鶴内容 が,藤醗が捻饑したものとほとんど変わらないのは,

学翼指導要領撹鵯の教簿としての深澤のイデオ慧ギー が普遍縫i脂肉として講等であるからであろう。

 確かに,藤蒙の掲げた「原則的繧暴直」あるいは,深澤 試案としての蟻値内容が現代において追求されるべき 懸纏として多くの学習指導要鑛撹韓考には共通のもの であ辱,遵徳授業実践をある程度変革してきたことに 異議をはさむつも瞬まない。しかし,教麟のイデ重瓣 ギー(あるいは筆者欝身のそれを含めて/を遺徳教育 として追求することは,鋒禽理酌懸鎮内容の決定者」響 に教蘇がなることを愚昧しないのであろうか。

 ④モラルジレンマ授業の立場

 以上のような,絶対轟聖堂場と趣1舞を異にし,{灘鮭蜂云 達型の授業を撰1覇的に乗弩越えようとした道徳授業講 の先達が,ゼ道徳の時麗まを「子どもの主体が鑑かされ た楽しい実のある時驚諜驚にすることを開題意識として 嬉まったモラルジレンマの授業であったように思われ る。モラルジレンマ授業は,人糞が行為を選教覇薮す る場合に,背走的な二つの簸纏(あるいは一つの簸綾 をめぐって舞定か否定か/が平衡的に葛藤していると の前提に立つ。たとえば,ある開題状溌で,郵友精と震 麟遵守4野癌を告知すべきかすべきでないか涯等鋤が懸 値葛藤していると言うように。その意味では絶対的立 場を表隣してはいない。これまでの懸続の絶短的立場 を極値一元的と呼ぶとすれば,この立場は,懸麺二元 的と騨ぶことができよう。授業方法としても,葛藤

!対立麟薯争1する現実を』二1元麟に集約しつつ,癒麺

(3)

子どもの癒i鶴形議を支援する道徳授業遍羅 i3

に関わる縄筋・吟味に子どもたちを参撫させているこ とは確かであろう。

 しかし,二元的懇麺葛藤は現実的か,という簡題で ある。確かに纏えば,「癌を告知すべきかどうか藤は実 繰として2つの選撰駿しかない。しかし,鰐えば「す べきかどうか涯に,「するかどうか」を傭えていくと選 撰駿は広がる。最初はゼ告知しない達が,献溌の変化

によって「審難ずる雄という場合もあ誇得る。さら に,現実には葛藤の中で「第三の道まが考え鐵され る。しかし,これらのことをモラルジレンマ授業は想 定していな沁㌔

 また,現実は二元舜雛こ集約できる場合もあるが,、二二 元的にのみ葛藤(対立遷舞争〉しているわ酵ではな い。葛藤は多様であ諺,多髭的・多懸的・多重的な懸 鯵覇懸が現実には可能である。それを含み込まない葛 藤運i論は,鰻建i的葛藤を子どもたちに演じさせること になろう。そして子どもたちを遵徳的春鳥の輿銭舞台 である現実から遠ざける機能を果たすことにな1りかね

ない。

 さらに,授業欝糠で二元釣に発えるモラルジレンマ も,その鬱念は繕遍的な鶴謹誘漂難μへの簸簸発達 の絶対性に彩られている。それゆえ,そこから子ども の懸{直形成の現段華客毒{裁薮されるとレ・う絶玄重的立場力婁 溝成される。子どもたちを普選的簸籏へ引き上げよう

として道徳授業が購想・展雛されているのである。

/2}緬魑の嬢麟化

 ① 帽懸主義幾覇と反擬覇

 こうしたこれまでの道徳授業講への対抗軸となって いるのが,r癒纏の醗確{毅の理講と方法である。瑳 来,翁瑳権対主義として幾覇されてきた「簸纏の明確

{と」遷論は,雀灘{蕪を餐隷ず嚢勺なものとして想定した一隻二 で,各自がその憾i纏を警覚化する過程を最も重視する 立場である。懸纏が穣薄釣かどうかと雛う点な,多く の譲争惣があ弩,今も格対空義幾講は後を経たない

し,権対主義が締であるかは多義的である。

 ここでは,道徳的権婦主義として撹鵯された権瞬主 義について見ておこう。

 古茂懸は,理譲的霧聡としての道徳的相対主義の特 徴を,第一に道徳覇藪には事実覇藪のような検証手段 が存在しない,第二に道徳醤懸は客観的な盤i質に関わ るものではなく,主観の感椿や海象にすぎない,第三 に,ヂ正しさ」という言葉は「内的整合性をもつ重程度 の弱い意味で硬購されるべきだ,第霧に,いかなる道 徳蔑範にもしかるべき原霞がある,という蓬点に求め た鷹。そして,それが,実践的態度としての寛容と不 再分であることを捲擁した.しで,「たとえば飽者に寛容 であるべしといった遺徳的命令と不欝分の形で主張さ れる場合」颯,そこには,譲理1破綻が生じると論破して 箆せた。また,これが霞避できたとしても,寛容とは

無条件に望ましいものかと指摘する騰。

 この寛容開題で慧ッ婚対主義が「麩己予震や露己識 駁轡篠こ陥ることを饗解しながらも,現代においては橿 対主義の積極な論点が縫起されている。それは,難の 選論としての「知の歴史盤涯撫の多元的形態の承認達

ヂ知のダイナミズムの重撹夢1である。これを道徳に引 きつければ次のようになる。道徳(観念/は,歴史的 なものであって,普遍釣ではないことによって,教懸 が提起できる遵徳とは,その教練によって習得された 歴史性を帯びていること,そして,そのことによっ て,子どもたちの歴蜜鮭とつきあわせながら,対等に 新たな道徳形成のま豊を探求できる再書巻性善貸醗けるこ

と,そして,そのことによって,遵徳形成遍程が籟互 鐸講としてダイナミックに展開できることである。

 ②雁鑓の購確鶴の幾論

 では,穣対主義的道徳遷譲として登場した「懸絶の 瞬確{霧錨はどのような運蒲齢基底をもっているのだろ

うか.それ潅ま,「人幾1ま懇分自身で意想決:足すること寿鴫 できる」とみる影更生主義董の礫念及びゼ大鷺は思懸 深く,賢明であ叶うる葺とみる「入潮性」の遅念にあ ると要約できる獄。これらは,本来麟な人鐸震頼の立 場を表明したものであ諺,心理学酌・人鐸学釣傾陶を もつ謝。その方法は,自己の懸値を瞬確にする過程主 義舞(簸纏づけ遺程を尊重すること}を主鰻とした道 徳教育譲である。つま尋人懸の認識遍羅を鱗入の発達 講的なレベルで裁断することなく,それぞれの選人が その雛かれた現実献溌を講識し改変する支援の方法を 醐発することによって,懸人を遺徳的発達の名の下に 差響藝化することなく,騒人への癩対的信頼(絶対誘繧 頼ではなく)に基づいて道徳教育を購成しようとした 実践であると見ることができる。

鱗 ギ癒値の聡確{雛授業方法の探求

 「懸値の墾確化」に基づく授業議}は,すでに婚8§年代 に§本に紹介されていたが,先達した諸富氏の著作以 前にはまとまったものはなかった。その意味で,馨本 での「魑簸の購確化匪授業実践は始まったば吟であ

辱,今後,さらにこの還論と実践は舞木酌変容を受け ながら,進展していくことが考えられる。

 次章で紹介・分鞍する安霧実践もその試みの一つで ある.本実践の特徴は,「取るべき鴛為」や「取診たい 行為達を単独に検討するのではなく,「取諺うる鴛 為達,つま諺,客観的な鴛為の認識を子ども嚢身が多様 に発見することによって,その鴛為の多様性を認めあ うことを第…段階として位置づけ,その後,各嚢が

「取経たい蕎為3を實一ルプレイング訟や議し合い,

つま蔭,子ども自身の懸纏づ諺方に影響を与え続けて いる「学綴集懸」の交流,あるいは共属(閣係慰を 通して,籐纏の連続的跨線過程を促進しようと試みて いることである。この視点は,松ギとの共露鋒乍業の産

(4)

墨4 編島大学教育実践講究紀要第誕号

轡ではあるが,すでに購らかにされているように,紅懸 魑の聡確化」では,その纒人の衰覚化業「燧」の形成糠 が主たるねらいとされてお辱,纒人に嚢常的に影響を 及ぼしている入鶴環境薫絹互作灘(とくに醤本の場合

「学級藩あるいはギ小集懸墜や「友人ま,あるいは紅教 瞬勤の麺置づけが弱い。それゆえ,その人離環境の影 響をどのように馨譲乾し実践髭するかが集毯的穣夏作 醗の強塾嚢本では特に問われることになると考えられ

る。

2 価値形成支援の道徳授業補の分析

  一いわき露立沢濃小学校第2学年を麟象に一

構授 業 構 想

 授業を購慰するにあたっては,あらかじめ欝らかの 饒纏を設定し伝達するというのではなく,子ども一人 一人が霞分は纏を癒殖づけているのか,簿を簸纏づけ たいのか,本当に癒纏あることは飼なのかといった,

懇々人の無縫の闘験直しを支援するという考え方を中 心にすえた。これは,一人一人が大切にしているもの やことに対する意識性を蔑めながら,自己の懸値や嚢 己そのものを吟醸することを健進・援麟しうる道徳授 業,すなわち子どもの懸鐘形威を支援する遊徳授業の 可能性、を探るためである。

 そこで,授業においては,子ども一人一・人の積極麟 な自我麗与を梓つたその子な1うの懸纏甥藪を擬すこ と,その懸絶講駈の遜程で多様な見方 考え方の交流 を保瞳することに養§した。なぜなら.纒鑓鵯籏の促 進と子ども穏互の交流の活性紀こそが,子ども濤身の 懸簸の表墨,吟蘇・明確化(毯己の懸値の霞験直し1

に貢賦すると考えられるからである。

 なお,今騒の授業実践で取諺上げる主題は,「友だち とのかかわ瞬である。子どもたちは,騒々友だちと 肯定的・否定的にかかわ鯵ながら,友だちとかかわる 意味を実感した舞,友だち縫係のトラブルや憾みを抱 えた脅する。そして,このような経験の過程におい て,霧分な垂うの友だちとのかかわ吟方や大切にしてい る見方・考え方を問い澄す必要に遮られることも少な

くない。

 そこで,「友だちとかかわるときにはどんな考えを大 饗にしどのような行動をとっていけるのか(いきたい のか/を選択・轡辮させることを通して,友だちとの かかわ舞方やかかわ警合塾の串で大切にしたい見方・

考え方の吟味を促す」という授業のねら塾を設定した。

(21授業方法

 実離の授業では,舞らかの溝題状溌を提示し,その 解決のために,取辱うる行為/取るべき行為ではな

く,購題解決のために取弩うる様々なやむ方を考える こと/を多様に墨し合わせた上で,取診たい行為(自

縛§8−6

分だったらどうするか1とその背景にある考えの検討 を綻し,最終的に取計}たい行為を選撰・覇駈させてい く,という方法を試みた。

 提示する資料灘は,資料iに示したようにrだれに あげようかなユというシ彗一トストー》一鰭である。

資料重ゼだれにあげようかな葺

 うさぎのぴょんこが譲り紙で紙飛春機を舞っ た。とてもよく飛ぶ飛行機が2つできた。1つは 自分のものにした。もうiつをだれかにあげるこ とにした。そこへさるのもんたが来た。飛行機を 見ると「かっこいいね。ほ1くにもちょうだい.」と 書つた。どうしょうかなと考えているところへ,

いつもいばって力の強いライオンのレオが来た。

難行機を見るとrもんたなんかにあげないで,ぼ くにちようだい。涯と叢った。罹ったなと患ってい るところへ,ぴょんこと仲良しのねこのみ一こが 来た。飛春機を見ると「わたしもほしいなあ.」と 器つた。「だれにあげたら恥いのかなあ…。」ぴょ んこは羅ってしまった。

 本授業実銭では,先行実践臓の役畜表現を瞬いた授 業展開方法を参考に,多様な見方・考え方の交流・吟 醸を探瞳しつつ,その子な陰の懸髄購藪の形成を支援 するための提点を雛下のように設定した。

 ① 翼題献溌の捨握をめぐる筏点

 韓らかの鷺題となっている(調題のある1献況をお さえさせるためには,閤題が起こった原露,その状混 下にいる入の性格・宥動の特徴,その人たちを取辱ま いている環境(鮭会・集繕の雲霧気や特徴1などのた

くさんの事実を難ることが望ましい。しかし,それら のことを教締の提示した資料だけから得ることは難し

く,たとえ資料が詳しく提示されたとしても,すべて の事実を難辱うることは到底できない。そこで,でき る張琴の事構は資料から推灘させるが,さらなる不足 については霞分たちでその状溌を設定する(条件をつ けたしていく〉こと,社会・集霧の雰囲気や特徴など については,今(今まで1の自分たちの縫合や集団を もってそれに代えていくことで,開題となっている状 溌についての子ども一人一人の解報を促すことである。

 ②取琴うる行為とその背景にある考え方の検討

 最祷から特定の取るべき行為(いわゆる規範龍され た道徳麟行為/を考え決定するのではなく,取善うる 鴛為について考えさせ,行為の多様髭認識をはかる。

これによって.子ども一人一人に,あるいはクラス全 体に多様な見方・考えだがあることに気づかせていく ことができる。

 取舞うる行為を多様に塞させ,その後グループやク ラス全体で議し合いを設けていくことは,鐵された行

(5)

子どもの懸絶形成を支援する遵徳授業遍羅

為すべてをいったん瞬ダ彗に壷べ,それぞれの考えのよ い点や簡題点の認識や,あるいはそれらの共通点や場 違点を見畠していこうとする意欲を喚起した鯵,嚢分 の考えを冷静に,客観鎗に見直そうとするきっか1ナを 与えたりすることができる。

 また,単なる行為のみに着§させるのではなく,講 じ行為でも講じ理密で選択されない場合もあ諺,鴛為 の背景にある考えに気づいた辱,考えを瞬らかにする 遺程で,「友だちとのかかわ吟において大切にしている

ことは{響力Σ,大饗にした亀嵩こと1ま{薄薄彗と㌧玉う懲己の 考え方を吟味することができる。

 ③ 取拳ナたい得為の選択・覇懸

 叢終的には,子ども一人一人がよ1タ望ましいと考え た春為を選択・報癒することが§標であるが,その綴 には,油分だったらどうするのか」糖分はどうした いのか」ゼその擾縫は締か」という点に注霞させ,.鉦罷

②で鹸試した,多様な行為それぞれのよい点や問題

点,共選点や籟違点をふまえた、ヒで,毯分の考え麟 分が選課・舞翫した行為の背景にある考え方1の吟蘇

/修覆や強化)を促すことが必要である。子ども一入 一入が選択・舞藪した行為の背景にある考え方(蓬 露/を瞬らかにしていく過程こそ,嚢分自身と友だち

とのかかわ陰について,そしてその中で大切にしたい 纒値について,その子な1穿に深く見つめ直し,友だち

と接していくときに大舅となる見方・考え方を筋々に 意縁づけていることになると考えるからである。

 さらに,取零たい行為とその背景にある考え方の穣 討においては,一般的な話し合い活動のほか,学緻の 実懸や発達段踏を考慰して,讐一ルプレイングを取誇 入れる。その際には,Fもし○○したらどうなるのか」

彩もし○○しなかったらどうなるのか窪など,行為の 結果を予灘させることで,いろいろな立場から多角的

に検討できる。

麟 授業の震雛遺程

資料2 取鍾うる行為を記達する道徳シート

,ぴょんこは,どうすることができるでしょ う。できるだけたくさんかんがえて,左のマス の中にかきましょう。また,それをかんがえつ いたわけをてんせんの左にかきましょう。

わけは

 ① 纂潅時一取華ナうる行為とそのわ鯵

 資料i「だれにあげようかな諜を教懸の詰むと板書 によって提示し,麟題となっている緩溌を摺握させ た。そして,ぴょんこの取善うる行為とそのわけを道 徳シート(資料2)に書かせた後,その発表と発表に 対する質闘及び意見交換を養した。

 行為のわけを一連琴発表させた段購でほぼ暗闘切れ となったため,第i時の終末の鵯藪として,「自分だっ たらどの方法を選ぶか」を隅いかけた。

 ② 第2鱒一蹴琴たい得為の検討

 麟蒔の板書から,問題となっている状混と取舞うる 行為を確認した後,新たに考えついた行為の発表をさ せた。そして,このようなとき自分だったらどの鴛為 を選ぶかを選択・鞍懸させ,道徳.シートに書かせた

(資料3の一)。

わけは

わけは

わけは

注/実鰹の資料は縦書きである。

資料3 取辱たい行為を羅達する送籍シート ー,じぶんがぴょんこだったら,どうしますか。

◎じぶんだったら,こうするよ。

◎そのわけは,こうだよ。

i二二,偽l/癖1曇1えllお)1か!lきllく)のや辱かたをどうおもいま

 すか。このや瞬かたをrきっとする」とおもったら  ○,「するかもしれない輩とおもったら△,「しな  い」とおもったら×を,それぞれのきごうのしたの

 [コの中喜こオ・きましょう。

!あ1のやむかたはl i

(う1のや琴かたは□

!お/のやりかたはし_

1き1のや琴かたは「一コ1

!癖のや弩かたは[ニニ!

(え1のや諺かたは[

1か!のや諺かたは[

        F

(く}のや吟かたはL_」

i,もういちど,じぶんがぴょんこだったらどうする  か,かんがえましょう。

◎じぶんだったら,こうするよ。

◎そのわ1薦ま,こうだよ。

漉/実鰹の資料は縦書きである。

 次に,臨分な1)に鵯断した取吟たい行為を一つずつ ロールプレイングさせながら,感想の発表や行為の結 果の予灘,それぞれの行為のよい点や瞬題点について 議し合わせた。さらに,演ビた辱見た辱した一つ一つ

の有為をどう患うか道徳シートに書かせ(資料3の

(6)

薦 篠島大学教育実践羅究紀要第34号

三二),箆較・綾討を促した後,嚢分が最終的によ辱望ま しいと舞藪した取琴たい行為とそれを選んだわけを遵 徳シートに書かせた(資料3の三三1、

 ③ 授業後の手だて

 簸終的に選談・覇臨した春鳥(対応/を取零入れた お護の続きを各嚢に鱗作させた(摸任に依頼した〉。

/4)授業の結集と考察  ① 問題献溌の艶握について

 2年生ということもあって,ギ開題を解決していくた めに簿っておいたほうがよいこと」については取1り立 てて質商をしなかったが,取1)うる行為を考えた後の 意箆交換の申で,「飛春機をつくってあげるというけ ど,ぴょんこの家に紙はあるのかな?墜「うさぎの家だ ものなあ」という疑闘が鐵された。これには,「飛行機 をつくれるような紙,みんなのうちにおいてある?ま という問いかけをしてみると.「ふつう紙ぐらいはあ る」という反応が多く,「この場合飛行機をつくる紙は あった」という状況設定をすることになった。

 そのほか状溌についての疑馨は鐵されなかった。こ のショートストーり一は,開題となっている状溌が態 潔に表されてお酵,状溌翼解がしゃすかったのではな いかと推察される。

 ②取零うる行為とその背景にある考えの検霧蜜こつ   いて

 a.取零うる行為の認識誌桑

 子どもたちから墨されたぴょんこの取身)うる行為と そのわけは表iのようになった。

 ここでは8選弩の行為が考え鐵された。鱒入という 児童数から考えても,かな辱多謙な意見が墨されたも のと評懸できる。また,講じ行為にも多様な覇籤運難 解あることがわかる。

 取鯵たい行為をズバ琴問うよ弩も,まずは取1りうる 行為を翼う方が,子どもの多様な考えを難き畠し,そ の後の此較・検討の学習に結びつけていく上で,有効 な方法であるといえるのではないだろうか。

 なお,このショートストーり一の場面設定や問題状 溌は,登場人靭の患てくる瀬番や性格,つくれば増や すことのできる紙飛行機の特性などの点で,子どもた ちの多様な考えを弱き議すのに有鶴なものであったと も言えるだろう。

 b.第壌購終寒の覇籔給桑

 第i蒔の終末の甥懸として,子どもたちに「自分だっ たらどの方法を選ぶか」を賜いか酵た。その結果「み んなにつくってあげる達が9名,「みんなでいっしょに っかうまがi名となったζ挙手による/。

 従来の無縫伝達遷の授業では,ここで子どもたちは 糞効な道徳的甥籔を行ったとして終わ善になるところ であるが,「懸値の瞬確イ雛ではこの先が重要である。

多様なやむ方があるにも纏わらず,「みんなにつくって

博§8−6

あげる」にかたよった結果になったのはなぜかという ことである。そ鈴理藤は幾つか考えられる。一つは,

すでに取るべき鴛為が意識されてお弩,どうすべきか を知っている,あるいは硬痘達した愚考になってしま っているのではないかということである。つま1り取零 うる行為を表灘させただけでは,露分の意志とは無縫 係に取るべき行為に容易に転化してしまう可能性があ るのではないだろうか。二つには,ここでの子どもた ちの鵯断は,詑達による結果ではなく,挙手による確 認であったために,まわ辱に隅請して挙手した結果だ ったとも推灘できる(挙手の縫方が一斉ではなく,時 罎差があったことからの推灘であるが〉。

表鐸 ぴょんこの取軽うる行為とそのわけ ぴょんこの取弩つる鴛虹r  そ の わ け みんなにつくってあげる    けんかになるから

かわいそうだから もんくがでないから

・みんなともだちだから み一こにあげる        なかよしだから

いちばんのなかよしだから

・ゼッコウきらわ矛匙ちゃうカ・ら レオにあげる      i・こわいから

… いば暑}んぼうだから i・おこられるのがいやだから

もんたにあげる        トいちばん麺きたから      I      i・ちょっとやさしいカ』ら      1      けほめてくれたから

みんなでいっしょにっかう ! うちでも諺んか裟なるから とおかあさんがいうから

ごやん暮すんできめる         けん力縄こなる;右翼ら

・かったらもらうほうがいいから びょんこのすきなひとにあζずi・ぴょんこのつくったものだから る。(み一こにあげる!

み一こにあげて,ほかのひとにはi・ひこうきは2つしかないから        …

ソじぶんでっく垂}な」という.

 c.籍たな叢琴うる行為

 第2鋳のはじめに,新たに考えついた取1?うる春為を 発表させた。それは「さいしょにレオにあげてそのあ

とふた孝}につくる(レオにあげておいて,そのあとで っくればこわくない)」「だれにもあげない(謬んかに ならない雌ぐカッコ内はわけ〉の2つである。第i時 後も子どもたちの考えは多隊化していることがわかる。

 ③ 取零たい行為の選択・覇籔  8.飯りたい行為の選叛結果

 そして,この2つを換えた上で,ヂ自分がぴょんこだっ たらどうしますか涯と,籔弩たい行為の選探を子ども たちに求めた。表2のような甥翫がなされた。

 第i購1の毒冬わりで1ま,ピみんなにつくってあげるまの 意見が大勢であったが,第2鋳のはじめになると意見 が分かれた。この還霞としては,第i鋳と第2時との 溺が2雛鷺あ穆,露分がどの考えだったのか忘れてし まったことなども考えられる欝が,配達することで麹 者の見解に惑わされることなく,自分な㌢}の行為の覇 断ができたのではないかと考えられる。

(7)

子どもの麺纏形成を支援する道徳授業遍程 !7

塞…2 一国甕の取零たい行為とそのわけ 露分の取診たい鴛為

感歎i そのわけ

1葬 もんたにあげる i ⁝︷ いちばんさいしょにき スから

{い}み一こにあげる   i

@      1

@      …

2 きらわれるから ネかよしだから

!う1 じゃんζナんできめる ヨ i 9 1え/みんなにつくってあ1

@げる 2

⁝11 けんか1と音)あい)に ネらないから 1お1みんなでいっしょにi

@つかう

レわたしのおうちでもそ

@うだから

!か1だれにもあげない 3 けんかになるから

 b.取りたい丹為の髭較・検討

 次に,㈱〜繊の行為を一つずつ欝一ルプレイングで 表現させた後,それぞれのやむ方をどう患うか,比 較・検認させた。その結果は表3のようになった(○

…きっとする,△…するかもしれ.ない,×…しない捻

蓑3 行為の比較・検講(数字は人数を示す〉

I lあ/ i l弱  i /う1 … !え) i

○…2…垂 @2糾3H−1

 T−       1

「 i 6 … 6 … 逢 、 i l 3 1 2

× 12 …○  巻 i O l護 …4

 見るように,夢みんなにつくってあげる」(鎗には,

かなり肯 定的であることがわかる。また,[み一こにあ げる珪1緋を肯定する顧癖にあることもわかる。遊に

「じゃんけんできめる雌1う)やrみんなでいっしょにっ かうμおllこは否定的な子どもが多く,また,ゼだれに もあげない」は,意見がわかれている。

 これらのことから,子どもたちは,友だちみんなが 紙飛鴛機をもてるようにしたいと思う傾向があるこ

と,その中でも仲良しの友だちは大切にしたいと患っ ていることなどが推察できる錨。

 なお滋一ルプレイング後の話し合いは,演技やせり ふの.、ヒ手下手に注霧が集まってしまい,鴛為(対絡)

の内容に関する意見交流が十分に深まらなかった簸。

 c.取辱たい行:為の最終選蟹・戦懸

 ゼ衰分がぴょんこだったらどうするか璽を最終覇擬す る前に,どの行為にしたらよいか迷っている人はいな いかを潤いか諺,その予の送籍のわけと解決へ向けて の議し合いをする場を設定した。このことによって,

闘接的に迷っている鴛為〔対慈)のよい点や問題点を 再確認することにつながったと患われる。懸慰こ関わ るものの見方・考え方を拡充するのに有効な方法では

ないかと.懸われる。

 その後,子どもたちが警分な諺に選択・講断した最 終の考え(行為及びそのわけ)は,表号のようになっ た(複数甥懸がi名。そのわけがヂおうちでもおなじ だから雄の子ども)。

 見るように,第露盤1の覇藪よ弩も,夢みんなにつくっ てあげる」が増えている(2一尋〉。第玉蒔の鵯懸(§

名1と箆べると減ってはいるが,よ1)自分がどうした

蓑4 最i終…縄慰した戴彰ナたい行為とそのわけ

最季冬享彗接駕した案テ鵜     弄、委交t    審彗響重したわξナ

みんなにつくってあげる一    1ナんかになってしまう 1 から

段んかにならないしみ ヨ   んなであそべるから

   みんなにつくってあ響峨   ないともらわないひと

iがかわいそうだから1 だ才しにもあげないとみ

んながおこってしまう から

2つつくって、さいしょ…    さいしょにレオにあげ

にレオにあげてつぎに21 圭   ないとおこってしまう       …人にあげる       1 から

だれにもあげない       丁7汗大房1・になるから 2   おうちでもおなビだか      ム

@    リ

夢じぶんでっくりな」と     ひこうきはぴとつしか 、       工いっ      i ないかち

み一こにあげる      なかよしだし、いつも      i l i       I あそんでいるから      1

たんじょうびにあげる         ひとつしかないからた      1圭      んじょうびにあげる

みんなでいっしょにっか、      おうちでもおな1じだ力唱

A      i   海つ      i り

いのかを考えた鯖果であろう。響撫を見ても,はじめ はただ「けんかにならないからまとしていたのが,最 終覇籔1では,けんかにならないための異篠的有為の仕 方にまで考えをめぐらせている。また,その嚢虫は多 様であるだけではなく,多く1ま.ゼけんかになるjlお こる窪「かわいそう」など,勉律1的であっても2年生な りの鵯翫をしていることが窺い知れる。

 また,新たに取零たい行為が多様に展聡している。

その多様牲こそが,嚢己が現実に取辱たい鴛為を考え た誕.礎の一つでもある。

 さらに.最終甥藪で意見を変えた子どもが欝人中8 入にものぼった。取箸うる行為を比較・険謁する中 で,行為の鵯麟基準(覇断にあたってどのような見 方・考え方を重視するのか}が,かな1)ゆれ動いてい たことが窺われる。

 取弩うる鴛為を髭較・穣討させ,その後最終麟に取 辱たい行為を選択・覇藪させることには,行為を選 択・料断ずるにあたって,その選択・親藪の背景にあ る子どものものの見方・考え方の形成を綻進ずる働き があるのではないかと推灘される。

 権) 言毒の続きの禽貿乍

 子どもたちの麟作を読んでみると,ギみんなにつくっ てあげる諜と「みんなでいっしょにっかう」は,お1議 が門轟に終わっているのに録して,「だれにもあげな い」や「み一こにあげる達は,餌か懇題を残した影で 禽1作が終わっている繧向にある。それは舞えば次のよ

うにである。

 ぴょんこは,どうずればいいのかこまっていまし たが,しばらくすると,

(8)

玉8 福島大学教育実践醗究紀要第鍵号

 ζだれにもあげない。だってけんかをしているか  らだれにもあげない蓋

 もうこのかみひこうきはゴミばこにすてることに しました。

  ぎなんだつまんねえ。茎  とレオがいいました。

 ぎえっ,わたしにもくれないなんて。えんえんえ んえんえん。遺

 とみ一こ炉なきました。

 この麟作は,その子にとっては第2鯵の最終の選

摂・覇籔を取垂)入れて書かれたものであを),「取善たい 蓄テ為涯として跨韓泰されたものではある。 しかし,結果 は悪難豹となっている。ここにはさらなる懸値形歳支 援の課題がある。

織授業実践の課題と可饒牲

 以■しの授業実践の績果と分辮を受けた今後の課題を 幾つか違べておきたい。

 ① 意屍の糧互交流の充実について

 多様な見方・考え方を瑳解し合い,共有し合う権互 交流をどのように充実させていくのかという煮が今後 の重要な課題である。懸魑に関わる多様な箆方・考え 方が麦患された後の趨互礫解の学習を深めることこ そ,多様性の意義を実感させ,多様なものと馨分との 縫わ稔を見鐵させ,その意味づ酵を緩っていく重要な ポイントになると考えられる。ただ,実課には,多様 な見方・考え方を饗解し合うための,ギ聴く涯(受け容 れる→遷解する叶見方・考え方を共有する1という活 動が十分にできないことが多い。したがって,この

「聴く」という活動を絶し,靉靆していく手立てを考 えていく必要があると患われる。

 ② 継続追求を{達す学習展欝郵こついて

 授業の終末において,懸纏に纏わる新たな問題が濠 生する可能童生がある。

 舞えば,先の子どもの蟹舞から滋生して,ギこれで本 当によかったのか?」野本当に取を)たい行為だったの か?達という疑鵜が子どもに新たに生まれる場合もあ る。また,そのような闘いかけを教癖がすることによっ て,子どもが新たな問題に気づくこともありうる。

 また,「たいへんでもみんなにつくってあげる逢や 縫牢良しのみ一こが大切謹rこわいレオにはさからえな いまなどといった考えに対する率直な意見交流が促進 できなかったが,友だちとのかかわ酵において,「自分 はいつでも蓼つくってあげる選ような白磁犠牲i的な行 為がよいと水蜜に患っているのか?諜 絡分は仲良し の子優先の行為が本当によいと感じているのか?ま「窪 分はレオのようなこわい感じの友だちにはどうかかわ

りたいと懇っているのか?」などといった問題も,本 授業実践の中で新たに濠生する視点である。今後,こ

給鱒一6

のような新たに濠熱する難題に燐慈できるような授業 展開を検討する必要がある豊

 これらの翼題についても縫縦して追求し続けられる ように学習展開嘩元購懇の簾発)していけば,子ど

も一入一一人の嚢鋲纏形簸1を発展蠢蠢釜こ{建進できる醇怠善性、毒§

あると患われる。

 ③露語化の聞懸について

 韓に転学隼においては,露分の考えをはっき弩と合 議化できなかった権,饒律的な要素が強かった辱する などの発達上の問題がある。これらを考癒に入れた授 業購懇の櫨講参必要である。そこでは,爽己妻鐵にあ たっては,言葉獄磐の絵や麟,身棒表現,○×式羅 答,選訳駿の提示などの工夫を取豪}入れることが大燐 になろう。

 璽) 霞一ルプレイングの位置づけについて

 ロールプレイングを導入した授業の進め方について 再考していく必要がある。具体戯こは,薪試しては考え るユことの繰鯵返しを撮した}ラ,試してみて改めて感 じたことをできるだけ多く表鐵させるなど,ギ試す」と いう鴛為嚢体の特質を生かした,一種のシュミレーショ ン的活動として,霞一ルプレイングを位置づけていく 必要があろう。

 ⑤ データ薮婁とその発議方法について

 授業の記録やデータ蔽集の方法,また駁集したデー タの分析方法について瞬確にしておく必要がある。鱗 えば,遵徳シートヘの記遠.授業のVT衰,アンケー

ト調査,インタビューなど,複数のデータ叡集方法を 纏み合わせ牽tば,鱗入や集露の認識変容の分析に必要 な,よ辱詳しい,豊富なデータ取集が可能になると患 われる。また,認識変容の有無やその鷲籔をとらえる ためのデータ分餐繋ま,単純な量麟分析でξまなく,デー タそのものが語っている事実やその意賺する内容を総 合醜に生かした,質的な分辮が必要であろう。

 お わ 辱 に

 「簸魑の鞠確化謹に絶する選論と実践は,そのド懸纏 の癬対{雛という点で,多くの課題を掩えている。特 に道徳という開題が予定された桂会規範をいかに有効 に伝達し習得させるかという絶対的立場から論じられ ることが多く(「遊徳の縛霧」に賛成しようが灰対しよ うが/,ゼ懸殖の;権対建墜などと言えば,直観的反発を 生み,極値の混沌状溌を霧来させ,ひいては社会の嶺 壊へ講かうのではとイメージされることになる。そこ に観究と実践の灘難性が横たわっている。しかし,道 徳とは,醸人の申に彫戚される主体的な額麺そのもの であると考えれば,それはどこまでも当事者の霞党紀 の開題である。そしてそれは,異なる徳蕪の多様さの 認識が深ま辱つつ自覚化し,さらに,多様さは,地者 との無縫の交流を通してさらに深められる.そしてま た,道徳はそれらを通して,各濤が各自の生活の文賑

(9)

子どもの懸絶彫絞を支援する道徳授業過程

に沿ってよη望ましい癒値を購成していく不藪の違程 であるといってよいであろう.紅遵徳/簸櫨1を簡題に するまということは,決してギ教えること」を聡題に することではなく,「学び続ける」主体として子どもの 無1値形成を支援することであろう。道徳彫譲1は,普遍 主義へ晦かう遜程ではなく,嚢らが否定的な癒簿も含 み込んで連続的に形成されていく糞密な鶴紳の終わ辱 なき選1程なのではないだろうオ》。

 最透の中学生等による暴発事件を引き合いに醸すま でもなく,開題行動・懸繕肩とされる事構は,道徳が 教えられていないからでも,ましてや「入権意識涯が 広がったからでもない。自己を儀頼し,自己を農覚化 する契機があらゆる機会に子どもたちに疑示されるこ

となく奪われているからではないのだろうか。

 その意鎌では.「懸纏の旛対{雛実践は,その羅難雛i にもかかわらず,子どもたち自身が嚢己の震頼を高 め,子どもたちが多様な愚考を広め,§己の取弩たい 行為を不藪に闘い続けるような手法を開発していくこ

とになろう。

i}諸蜜孝革彦ぎ道徳授業の華華蕎一5簸麺の瞬確{ヒ涯で焼き  るカを育てる蓋(溺治羅書,ig{疑年〉。諸富甕身隷,アメ  リカの「簸魑の霧確化謹選詮の輸入にとどまらず,被独  自の見解を琶撫しつつ韓本の風土にあった道徳授業変革 のための授業響講を実践家との業縁難業で購纂しょうと  している。

2!取叶うる行為を分析的にi論じたものとして,斎藤難  群遊徳三授業改革の蓬案遺(明治麟書,i§鱒隼)があ  る。ここでは,傍藤顯治氏の実践をr取辱うる行為勇検 討」を通して「よ孝}良知}鴛為の選択」へ至る(獅玉?葺  ことをめざしたものと分析している。しかし,この実践  では,取むうる行為をヂ有鶴樵葺「社会的容認牲涯「根麺  の妥当牲穿の三点で検討することが授業遜程として捲嫡  されているが,それはあくまで客観鶴行為の認識の検討  にとどま1?,それを主観的行動へと転記するその媒介項  の験討が不十分であると患われる.

3}これは,「児童窪らが麟る道徳学馨3一児童が当分の  考えを振1ラ返るような多様髭の工夫一ま置千葉大学教欝  学藩羅縷ノ参学季交醗究紀要曇 (第叙多量, ig9ε奪三,亙畢.77一

 縫)に示された,ヂもし自分が主入公だったらどうする  か涯という言葉を参考にしたもので,それを「取弩たい  蕎為」と表現できる。

4/この連続的な検討法については,安慰§身も爵掲詫の  僻藤実験や千葉大隣羅小実践に追会う (欝欝奪〉以鹸  に,i§鱗隼当た辱から隣地の少人数教育(受け持った子  どもの人数は3入であった!において,子どもたちの箆  方や考え方を広げたいという視点で取辱経んできてい

 た。

§)麗場の教離がどれほど意識釣に実践を展麗しているか  は未知数である。橿島大学教篤学覇究科の罷職錠生への  聞き取りでは,意識懸に実践を行っているというより  も,「道徳の縛剛があるから講読本等に基づいて無意  識的に実践を行っている感が強疑。

6〉いわゆる青本理講と呼ばれるものの指導遺程議窪であ  る尋喬木孝顛編著蓼道徳授業の羨善董響妻台緩書,欝鐙  年!を参購。その後もその基本遺程に大きな変化はな  い。瀬芦真・荻賑戯雄・荒本徳豊編匿道徳の奪瞬指導計

露の馨弩方蓋(エイデル講究藪,i§離隼),揮谷霞夫/内 藤俊史編著継徳教奢卸ミ粒レヴァ書房,i鰭3隼)を

参照。

7)織縞冨蒋婁鑓遂徳講再考ノートー戦後匿特設至道徳  の購想(懲弱輩〜主勢至隼!一ま穣轟大学教育学謡教育学  瞬発室羅謬島霧啓二教授退寮記念講文集 教欝学の斑親  的探求垂鮭鱒2隼2舞)の「はじめにゴ参黙。

8)藤馨昌士継穂教育 その歴史・現状・課題蓋エイデ  ル薦究所,工盤5隼,脚、233−2誕,

9}瞬.ヒ,聾.227−228.

!導/懇懇婚85,夢.i惑7.

i磐二歩霧舞1宏影遭徳教畜と道徳の授業雲(属時我華重,圭98§

 年)及び字霧撰宏/藤遜贔士/大耀佳霧編著騨道徳墜  授業をの琴こえる避(霧治纒書,露盤隼1の遵徳授業実  践の趨分を参懇。

圭2)道徳教官の実践ではないが,遵奉のギ教えから学び  へ1状混を藻醸して,自己理解嶋己尊重から入権教畜  を績み立て,霞己霧藪を綻す実践が嬉まっている(蓼多  隣人{毯編穰入権教育をつくる盛大縁書窓,i鱒7年短こ  れらの実践は,懸値観の多様建を一定擾聾に入れたもの  である。「懸難の旛燐{鶏の実践とは誓えないが,子ど  も霞身が轟己を§党紀する「学び」に藪擁すれ.ば,撰:筆1  者翻の実践も変発することが予灘される。

i3)深澤久編著蓼念の授業一道徳授業の改革をめざして盤  明治馨霧,欝欝年,夢.i玉4.

i4)溝.と,夢.玉24.

爆1隅一ヒ,

i尋/麟一L,

圭7!瞬.上,

嚢.圭29、

夢謹3L

夢.i2§.

i8痔教育葛藤8,購8奪2鴛臨時増羅号,夢、78.ここ  では医家がその決定者として立ち現れてくることに対す  る撹判が展麗されているが,公教奮という蟹家装置の一  役を握う教緬は,その決定者になる可能性をはらんでい  ると考えられる。

ig)荒本紀幸編著『道徳教育はこうすればおもしろい一  コールバーグ理講とその実駿一遜誇大鋒書房,玉露8年,

 「まえがき葺倉.工.

2彰表掲書及び瞬轟著蓼続道徳教育はこうすればおもしろ  い一コールバーグ運譲の発展とモラルジレンマ授業一選  (詑大艶書欝,欝97年)の授業実践を参蕪。

(10)

福島大学教春実践藩究麗要第灘号

2聾蓋木欝88,夢.鯵、コールバーグ礫譲そのものについ  ての検叢書は機会を改めて行いたい。

22}曜麹藁餅究簸会煽ぎ穰婦主義と現代総雰一文彪・桂  会・科学選(青木書店,欝欝隼)及び猛爆安仁/吉懸議  三編ぎコールバーグ礫講の基療雲(縫雰懇懇縫,謄93  年!を参難。

23)古義遜宏「道徳的糧辮主義と寛容の腹黒ま曜勃譲覆究  協会癡夢蕪揚書遜爵.1驚.

2尋)購t,費.i24.

2§!露上,嚢.i25.

2ε〉匿岩波哲学・思懸欝糞垂i鱒8年,欝.9聡.

27!属土。

28}諸塞前掲書馨).鍛〉では,懸濠縫の瞬確{ヒまを擁轟々  人の多様性を,つまξ}一人ひと弩の考え方や懸絶観がそ  れぞれ異なることを認めるという権対主義のよい点をふ  まえつつ,その上で各人が粕分にとっての縫責纏を求  めていく立場釜凱「旛縁約絶対」と響んでいるが,それ  は「懸絶の駆確銘墜の諸欝な辱の詳徳であると患われ

 る。

2鶴遠藤羅彦監訳縫徳教育グ)革新一教締のための「徳纏  の瞬確化1の理講と実奮鉛垂ぎょうせい,i鱗茎年,夢.54.

灘}諸蜜薦掲書,部.29一艇参難。

3i)隅一島

321霞一ルプレイングは,轟発牲による統合された嚢己と  しての新たな賞一ルを麟遣していくことにあるとされる  (金子賢ゼ教締のための簸一ルプレイングλ霧涯学事撫  賑,玉{簿2 年,欝、驚)。従来の欝一ルプレイは,ややもす  ると,プレイ‡郵遊びまとして捉えられ,駿一ルプレイ  している本人の瞬題として縫えられないことが多かっ  た。この点を改善し,本人が葵嚢状溌を賓破するための  方策として授業遠軽に導入することはヂ極値の明確牝」

 実践にとって意義あることと思われる。

33!諸富鮮彦「これからの遵徳授業が育むべき学力とは1  『道徳教育墓醸52,解隼i再考,夢.鐙§.

341この実践は,i鈴6年9丹諦舞から欝舞5賊こかけて,

 いわき青立沢渡ノ玉、学毛交第2f単寧シ琶童蓑}名を支童蒙に, とび

 いり授業という影で宥ったものである。

35/本資料は,羨携『千葉大学教育学鶏羅筏小学較覇究紀  要垂(第鍵号)に掲載されている。紀要によれば,「箆童  魑々が,読み鞠資麟の謡の状混や登場入籍の行為を多檬

事鱒8一§

 に検討できれば,児童は道徳的な覇灘力を高めながら学  習することが綴来るだろうまという鮫説のもとに,提示  した資料の幾題場面で「自分だったらどうするのかまを  考えること,考えた行為を多様に検討すること,を授業  の中心的活嚢として鎧置づけ,馨分の考えを実隆に演じ  てみるという役舗表現によって,考えのよい点や欝題  点,さらには纏の考えとの比較を促そうとする実践が行  われている。

3麟翼題場懸のみを蟻豹に示した資轡。そのことによっ  て,蟻値転達璽の授業のように,疑題場露を一つ一つ解  験していくというr錘語的な読み」の必要がなくな1},

 その場面の行為が容易に鞍薮できる稀点がある。

37)漉3参照。

381取}}うる行為1あるいは取るべき行為1と取弩たい行  為のズレという開題だけでなく,認識の変容を分叛する  ためのデータをどのように駿棄するのか,多時認緩いで  授業を行う際にどのようにして瞬題意識を継続させてい  くのか,といった授業溝威に麗わる瞬題など,今後穣討  していく必要があろう。

39!時轟暑的な余裕があれば,○,△,×をつけた運1鑛こつ  いて検討することも大篝であると考える.本来はこび)謹  慮の検討の中で,子ども一人一一人の懸魑に麗わる見方・

 考え方が拡充し,その子な鯵の簸鶴形成を促進させるこ  とにもつながると考えるからである。ただ,その際に  は,「時襲的幽と辱をもたせた遵徳の蒔弱の単元鬱葱  ほ主題多時聡籔いの授業の展羅構想)がどの程度薄能  なのか薩「簸学年の子どもが,○,△,×をつけた遅羨  について,言葉による検討ができるのか(言葉による謡  し合いそのものが可縫なのか)」等の露題について検謎  する必要がある。

尋§)この燕で言えば,取零たい背為の縷説手段としての讐一  ルプレイングの購雛方を工夫する必要{隻があるだろう。

〔付記}

 ドはビめにま「ijヂおわセ}にまを松下が執筆し,

罫2達は安慰が擁稿を書き,松下が撫筆・訂鑑し,安 醗にある程度電誌で伝え「業1講まで{乍鯵上げる方法を 採った。文字通鞍の共瞬執筆にする予定であったが,

年度末で時霧が許さず実現できなかった。今後に霧し

たい。

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