最後の別れの日は、俺はあまりの帰りたくなさに思わず涙がでてきた。こいつらとはいろいろあったけど、最後は笑顔で別れよう。
出会いとは旅の醍醐味の
の別れはとてもつらかった。 う。しかし、出会いに別れはつきものであり、こ 1つであると俺は思 俺は泣き顔を無理やり笑顔に変えて「さよなら」を告げに行った。一番仲の良かったビッキーは一緒に駅まで見送りに来てくれた。お互いに涙を堪えながら別れた。 さぁ、もうこの電車に乗れば俺の旅はほぼ終わりなんだ。そして
5時間遅れで電車が到着し、
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時間遅れでデリーに着いた。合計
かげで悲しみなどどこか飛んでいった。 7時間遅れのお
3月 は航空券代を除いて 事なものであるみたいだ。この旅行で使ったお金 帰国の際には「パスポート」、「現金」と並んで大 いあさった。どうやらこの「お土産」というものは 8日、デリーに着いた俺は、「お土産」を買
8万円なのだが、そのうちの だと思う。 2万円はお土産に取られた。ほんとに厄介な習慣 まだまだ、ここに書いていないが、面白い出来事はたくさんある。
俺はインドに行って将来に対する考え方が 180度変わった。そして、インドからある自信をもらった。「どこにいて何をしても、死なない程度なら何をしても大丈夫。」という自信である。
インドには人を引き付ける何かがあるとよく言われるが、それは、日本とは全く異なる環境で、かつ、現地人を信じるのにリスクを感じる場所に えてくれるからではないだろうか。 1人で長期間過ごすことができるという自信を与 もし、気が向いて、いや、気が狂ってインドに行きたいと考え、実際にもうプランを考えてしまったあなた、どうかこの麻薬並みに中毒性をもつ「旅」にはまってしまわないことを祈っている。
“起飛 (チーフェイ) ”の活動を通して
あなたは”起 チーフェイ飛“をご存じだろうか?起飛は別名を中国研究部といい、神奈川大学公認の部活である。僕は今年
入部したその日にいきなり起飛の部長となった。 3年生でこの部活に入り、そして 何故入部したばかりの新入部員がいきなり部長になったかというと、今年
4月の時点で部員が
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年生しかいなかったからだ。もちろん就活や卒論に追われ忙しい
てしまった。 いきなり部長となっ 左も分からぬまま、 ないので、僕は右も 4年生が部長をやるわけにもいか 起飛の主な活動は国際交流イベントを年
する事である。僕が 新聞“を定期的に発行 3回開催し、”起飛 る事であった。 胡とアルパ“の演奏会を聴き、起飛新聞を作製す 部長になって最初の活動は、神大で行われた”二
中国楽器の二胡と南米のハープ、アルパは意外にも相性が抜群で、とても心地のよい音色を奏でた。また奏者の方の留学時代の経験や、東北でのチャリティー演奏などについてのお話も聞く事ができ、我々学生にとってとても為になる演奏会であった。
会を行った。 7月には国際交流
の地下 16号館
ンやビンゴゲームを て、レクリエーショ 1階を利用し 当日には ターを貼って宣伝をし、 交流会の企画をし、ポス が目的である。僕たちは 学生との親睦を深める事 通して、留学生と日本の
に集まって頂いた。 30人程の参加者 交流会は
レクリエーションの後、一等の図書券 も大きくなり、参加者間の交流も活発になった。 様子もあったが、ゲームが始まると徐々に笑い声 に初対面の人も多く、最初は少し緊張している ム、伝言ゲームを行った。参加者の中にはお互い 1時にスタートし、新聞島、○×ゲー
数字に一喜一憂しながら、この日 を賭けたビンゴゲームを行った。読み上げられる 3千円相当 終わると、交流会最後のゲーム”じゃんけん列車“を りをみせた。そして、賞品が尽きビンゴゲームが 1番の盛り上が
二胡とアルパの演奏会
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外国語学部 中国語学科 3 年
安井 純
行った。じゃんけん列車とは、
2人 勝者は である。このゲームの が優勝というゲーム 後まで勝ち続けた人 それを繰り返し、最 が勝者の背中につき、 じゃんけんをし、敗者 1組で
流会を締めくくった。 後には参加者全員がひとつながりになり、この交 1人だが、最
いう企画だ。今回は前回を上回る いわゆる”日本の運動会“のようなものをしようと し、その後お弁当をはさんで午後にグラウンドで ポーツ大会は午前中に体育館でバレーとバスケを 11月には、スポーツ大会を開催した。今回のス
がら、気楽にみんなで楽しもうというものである。 普段の運動不足の解消も兼ねて、国際交流をしな ルに食らいつくという様な真剣なものではなく、 が集まった。今回のスポーツ大会は、本気でボー 50人弱の参加者 午前中のバスケ、バレーは事前に国籍や学科、学年がうまく混ざるようにチーム分けをし、女子がシュートを決めたら得点
界中で人気なスポーツなだけあり、ゲームが始ま も加えて行った。やはりバスケットもバレーも世 2倍などの特別ルール
が、そういった対立を解消する小さな一歩になり、そしてこの小さな一歩が積み重なれば、本当に未来は明るくなると僕は信じている。これからも起飛の活動に精一杯力を入れて頑張っていきたい。 るとすぐに盛り上がり、勝敗に関わらず清々しい汗を流した。約
し、優勝チームには起飛杯が授与された。 わらせた後、バスケとバレーの優勝チームが決定 1時間半かけてすべての試合を終 その後、お弁当をはさみ
した。種目はパン食い競争、大縄、しっぽとり、 1時から運動会を開始 2人 ミニ運動会が幕を開けた。 んテープをはちまき代わりに、秋晴れの空の下、 ある。赤、青、黄、緑にチーム分けをし、すずら 3脚、そして前回も行ったじゃんけん列車で
一種目目、パン食い競争。まずピンポン玉をスプーンの上に乗せて走り、トラックの
4分の 地点でぐるぐるバット 1の 10回、その後また
4分の 1
走り、口でパンをつかみ、最後
4分の
るぐるバットで千 やってみると、ぐ あったが、実際に るかという不安が 最後まで完走でき た際は、参加者が る種目だ。企画し う、少々息の切れ トンタッチとい し、次の走者にバ プーンリレーを 1でまたス の ムで息を合わせ声を掛け合い、練習時間はたった その後、運動会の大定番、大縄を行った。各チー 途中様々な歓声をあげるシーンがあった。 鳥足になりながらも、全チーム最後まで完走し、
んと 5分だけだったのにも関わらず、最高記録はな 56回という驚くべき記録を打ち出した。
精一杯走り回らなければならない。その為 ないように、敵のしっぽを取らなければならない為、 種目である。しっぽ取りは自分のしっぽを取られ 最終的に多くテープを取ったチームが勝ちという 人のズボンにはさんだテープを取り合うゲームで、 3種目目、しっぽ取り。この種目は、敵チームの
のゲームを終える頃には、 5分間 皆汗だくとなっていた。 11月の肌寒い天気の中、
2人 に幕を閉じた。 たが、今回も最後にじゃんけん列車をし、運動会 3脚は時間の関係で行うことができなかっ 僕は今年この起飛に入り、そしていきなり部長となった。
人ができ、とても多くのことを学ぶことができた。 を通して国籍、学科、学年を越えたたくさんの友 ぶつかり、大変な事もあった。しかし起飛の活動 1年間活動してみて、いろいろな困難に 今年、ニュースでは連日日本と中国、またその他の国々との深刻な対立が報道されたが、僕達学生が国籍を超えて交流し友好的な関係を築く事
“起飛 (チーフェイ) ”の活動を通して
バスケット優勝チーム、起飛杯を片手に
最後にみんなで記念撮影
パン食い競争
大縄(最高記録なんと5 6 回 !!)
しっぽとり
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