J U M P 平 安 新 聞

ＪＵＭＰ平安新聞 球技大会. しゃばけ. 荒木源. ちょん ま げぷ りん. ). 特集 ① ②. 読書 壬生狂言. 紫織. （金岩未邑）. ) 北海道旭川市のとある場 所。そこに、とあるレト ロな屋敷がそびえ立つ。 そこにはこの屋敷の主で あり、この物語の主人公 が住んでいる。九条櫻子 ― 一風変わった風貌を 持ち合わせているこのお 嬢様は、他の女性たちと は違う少し変わった趣味 を持っている。人間の骨 や、動物の骨の標本を扱 い、その知識を事件に使 い、クールに事件を解決 する骨のスペシャリスト。 だ が 、「 死 」 と 「 事 件 」 が関わると、その外見か らはうかがえない破天荒 な行動を見せる。それを 制し、常に落ち着いた行 動を見せるのは、館脇正 太郎。櫻子さんに巻き込 まれ、様々な事件に遭遇 するごく平凡な高校生。 この二人が、迫りくる事 件を解決し、様々な方法 で人の心を弄ぶ犯人に立 ち向かうライトミステリ ー。. 太田. 櫻子さんの足 下には死体が 埋まっている. 第六号. 真希. 金 ( 子綾美. 私 が お す す め す る 本 は『 モ ンスター』という本だ。 作者は百田尚樹さんであ る。何故、この本を紹介 しようと思ったかという と、テレビでも紹介され ていたので、私も紹介し たいと思ったからだ。 この本は、醜い女の人 が整形手術をして美しく なり、これまで自分を馬 鹿にしてきた人たちに復 讐するという話だ。 私 は 、こ の 本 を 読 ん で 、 女の人は怖いなと思った。 あ と 、こ の 本 の 主 人 公 は 、 すごく可哀想だなも思っ た。私も、整形手術をし てみたいと思うが、本当 にできるかというと、で きそうにないので、この 本の主人公の人は度胸が あってすごいと思った。 とてもおもしろいので、 ぜひ読んでみてほしい。. モンスタ ー 百田尚樹. 相 (模. つなぐ。安兵衛が東京で お菓子を学び、江戸で再 現しようとする。そのと きに、色々な時代の人を 巻き込む。プリンのよう に優しくて苦くて、でも 人を笑顔にしてくれるお 話だ。. 龍谷大学付属 平安中学校新聞同好会発行. 畠中恵. 綾辻行人. Another. 本紹介. 五月二十三日金曜日、 球技大会が行われた。 今年の種目は昨年に引 き続きドッチボールで、 午前の部は二 三 ･ 年生の 上級の部と、一年生の下 級の部に分かれ、男女別 で戦った。午後の部は男 女混合選抜チームのクラ ス対抗戦が行われた。 午前の下級の部男子優 勝は一年一組、女子の部 は一年三組で、上級の部 は男子、女子共に三年二 組だった。午後の部の優 勝は二年二組、準優勝は 三年一組だった。午後の 部の優勝チームと準優勝 チームは教員チームと戦 い、見事勝利を収めた。 最優秀選手は、一年西 村奎一郎くん、横山寧々 さ ん 、二 年 橋 本 翔 彦 く ん 、 村田結さん、三年西川孝 弘くん、岡田栞音さんだ った。 （小畑明日香）. 親に、若旦那はずっと守 られてきた。生まれてこ の方、朝と昼と夜に、器 用にもそれぞれ別の病で 死にかけるほどひ弱だっ たからだ。そんな彼は齢 三千歳の大妖の孫。だか ら若旦那は妖怪に見られ 夜見山北中学校三年三 る。若旦那の周りには妖 組に転校してきた榊原恒 怪がいっぱい。そんな若 一は、転校前日に、原発 旦那が、ちょっとトボケ 性自然気胸を起こし、入 た妖怪たちと名推理を繰 院 し て し ま う 。 彼 は そ こ り広げていく。 若旦那と妖怪たちのゆ で、眼帯をしたミステリ アスな美少女、ミサキ・ るーい日常を書いたシリ メ イ と で あ っ た 。 そ し ーズ。 しゃばけ の ｢ ｣ 他に ぬ て退院後、学校に登校す ｢ し さ ま へ ｣ね ｢ このば おまけのこ な る 恒 一 。 彼 は 、 何 か に 怯 ば ｣｢ ｣ どがあ え て い る よ う な ク ラ ス の る。 （相模 真希） 雰囲気に違和感を覚える。 そんな中、彼のクラスメ イトの桜木ゆかりが悲惨 な死を遂げた… 綾辻行人が送る、極上 のホラー × ミステリー。 映画化、アニメ化もされ た。図書館にもおいてあ るので、ぜひ一度読んで みることをおすすめする。 シ ン グ ル マ ザ ー の 遊 佐 ひ ろ子は、お侍の格好をし 小 ( 畑 明日香 ) た謎の男と遭遇する。そ の男は一八〇年前からタ イム ス ･ リップしてきた お侍で、木島安兵衛と名 乗る。ひろ子は安兵衛に 情が移り、家に置くこと に。彼は、恩義を感じ家 事を手伝い、いつしか ご ｢ ざる 口 ｣ 調の天才パティ シエとなる。が、そんな 時、彼は江戸に帰ってし まう。 江戸と東京をお菓子が 時は江戸時代。若旦那 一太郎は、大店の廻船問 屋兼薬種問屋長崎屋の跡 取り息子であった。甘い 奉公人と、甘い甘い兄た ちと、さらに甘甘甘の両. 壬生さんの カンデンデン ～仏の教えと 念仏狂言～. 京都の壬生で一千年以 上の歴史を誇る壬生寺。 古くから地蔵菩薩を本尊 とし庶民大衆からの厚い 信仰をあつめたその壬生 寺に壬生狂言は伝わる。 現在国の重要無形民俗文 化財に指定されている壬 生狂言は正しくは壬生大 念仏狂言と言い、約七百 年前、時の壬生寺の住職 円覚上人が仏の教えを身 振り手振りでわ かりやす く説くために始まったと 伝わる。今春から大幅な 日程変更もあり新たなス タートをきった壬生狂言 に取材班が迫った。 五月四日、壬生狂言春 の公演真最中のこの日、 取材班は壬生寺内にある 狂言堂へと向かった。こ の狂言堂、江戸時代後期 に建てられ国の重要文化 財に指定されている。一 階が楽屋、二階が舞台と なっている特異な建築物 だ 。「 関 係 者 以 外 立 ち 入 り禁止」の立て札のたつ 門をくぐると（許可を得 て い ま す ）、. ←壬生狂 言の中で も最も重 要な番組 の 一 つ 『桶取り』. 狂言堂の入り口が見える。 玄関へ上がり障子を開く と目の前には百面を超え る狂言面がかけられてい た。広い楽屋に紋付きを 着た男性が忙しそうに動 き回っている。何十もの 大小刀、太刀が掛かる刀 掛けを右手に見つつ取材 班は写真の撮影を開始し た。壬生狂言は現在、三 十演目が伝わりその出演 する役すべての動きや衣 装、面が決まっていると いう。緊張した空気の中 に一体感のある雰囲気が 漂う楽屋の中には舞台か ら金鼓や太鼓、笛のお囃 子とともにドンドンと舞 台で演じる足運びの音が 聞こえていた。 現在壬生大念仏狂言は 約四十名の壬生大念仏講 によって支えられている。 講中には、平安中学、高 校を卒業された方や現役 の平中生もいる。下は小 学校低学年から上は七十 歳台の長老まで幅広い年 齢層にまたがっている。 「壬生大念仏講は和を重 ん ず る 団 体 な ん で す 。」 そう語るのは壬生大念仏講 の世話役を務める八木 聖 弥氏だ。 「 和 を 重 ん じ る と と もに 、. ←狂言面. 色々な年齢の人との関係が 学べる。そういうものは社 会に出て からも役に立つん で す」 最終の演目が始まろうと している。楽屋ではそれぞ れの衣装に着替える講中を 壁に掛かる面の目が見つめ ていた。. ほ う ら く わ り. と住職は話す。 と こ ろ で 、 壬 生 狂 言の 生 み の親である円覚十万上人は、 壬生狂言を実際に演じたの でしょうか？ 住職に尋ね ると「それは、実際に演じ たでしょう。自分が始めた ものですから。 」 壬生狂言の精神は円覚上人 に始まり、七〇〇年の間今 に受け継がれているのであ る。 （船橋 維・取材班）. 壬生の人々から「壬生さ ん」と呼ばれ昔から厚い信 仰を集めた壬生寺。その起 こりは古く正歴二年（九九 一年）快賢僧都によって創 建された。 「壬生狂言は、今から約 七〇〇年前壬生寺を復興さ れた円覚上人が始められま し た 。」 取材に応じてくださった のは、壬生寺住職 松浦俊 ↑ 記 者 が 鑑 賞 し た 『 紅 葉 狩 』 海氏だ。 「外国人の方もたくさん 来られますよ」 最近は他国から壬生狂言 を見に来る方も多いとの こと。そんなたくさんの 観客の中でも特に人気の 演 目 は 『 炮 烙 割 』。 「炮烙売りと羯鼓売りが 喧嘩をする話の最後に約 ２０００枚の炮烙、今で 言うフライパンのような ものを舞台から落として 割ります。昔から、公演 の 一 番 は じ め の 番 組 が炮 烙 割 り と 決 ま っ て い ま す 。」. ↑本番直前まで稽古に励む講中. ↓公演中毎日非公開で行 われる初夜勤行は壬生狂 言が宗教行事であること を物語る。. ↓餓鬼と鬼のやりとりがお もしろい餓鬼角力. 円覚上人.