ルーテル学院だより
2
オープンキャンパスのご案内
9 月 16 日(土) 11 月 4 日(土)
お申し込み・お問い合わせ 企画広報センター TEL 0422-32-2949 FAX 0422-33-6405までお気軽にお問い合わせください。メール [email protected]
受付 12:30 受付 12:30
保護者の皆さまのための オープンキャンパス 要予約 ランチ付き
10
2017 年月9 秋
日(月・祝)の 高校生 の ための体験講座
※プログラムの詳細は HP で ご確認ください。受付 9:30〜
夏の「高校生のための体験講座」 を開催しました !
専任講師 浅野 貴博
7 月 25 日と 26 日の 2 日間に渡り「高校 生のための体験講座」が開催されました。
猛 暑 の 中、40 名 弱 の 参 加 者 が あ り ま し
た。「福祉」「心理」「子ども」「キリスト教」
の各分野に分かれ、講義や様々な体験学 習等を通して、共通の関心や目標を持つ 参加者同士で学びを深めることができま した。また、ランチ交流では在学生とも 交流し、参加した高校生は、授業やサー クル、アルバイトのことなど、実際の大 学生活についても熱心に聞いていました。
私が担当した福祉分野では、現在の様々 な福祉的課題に対応するために、幅広い 分 野 で ソ ー
シャルワーカーの働きが求められている ことを、教員による講義に加えて、社会 福祉協議会で働く卒業生の話を通して学 びました。さらに、高齢と障がい分野の 施設を見学し、実際の支援がどのように 行われているかを学びました。
参加者の感想をアンケートから一部紹 介します。
「実際に働く現場を見れてよかったで
す。」「先輩たちと楽しく話しをすることが
できてよかったです。」「今後の学習の参
考となりました。」「初めてでも分かりや
すかったです。」「オープンキャンパスで
は知れないことが知れてよかったです。」
「礼拝に参加したり、ルターのことを知れたことが面白かったです。」
秋にも高校生のための体験講座を企画しています。皆さんのご参加 をお待ちしています。
児童分野子ども一人ひとりと個別に向き合う
子ども支援コース3年 松永 彩夏都立狛江高等学校出身
私は児童養護施設「二葉学園」の
グループホームで
30日間実習をさせ
ていただきました。子どもとの関わりや夕食作りの補助、掃除などの生活援助を中心に行いました。毎週行われる職員会議にも参加させていただき、他職種との連携の大切さ、職員間の情報共有の方法を学びました。実習中期に、児童自立支援計画書の作成をとおして体験し、子どもとの関係作りとは、子どものことを理解することから始まるのだと気づきました。児童自立支援計画書の作成を始めるまで、子ども達と仲良くなれたから関係ができていると思っていました。しかし、実際に作成を始めると計画書をほとんど埋めることができず、子どもと個別の関わりが出来ていないこと、子どもへの理解が足りないことに気づき、子ども一人ひとりと向き合うことを意識して関わるようになりました。子ども達の私に対する関わり方も変わり始め、部屋に呼んでもらえるようになり、家族の話や将来についての話など深い話をしてくれるようになりました。そこから子どもの思いやそれに対する課題にも気づき始めました。この児童自立支援計画書の作成を通して、子どもとの関係作りとは、日々の関わりの中で子どもと向き合って、理解しようとすることが大切だと学びました。
子ども達と関係が出来たところで
終わってしまう実習に少し物足りなさを感じるほど、様々な場面でやりがいを感じました。今後は、この経験を糧に将来の目標を見定めていきたいと思います。
実 習 報 告
障がい分野「最善の支援とは」を学ぶ
福祉相談援助コース基督教独立学園高等学校出身 3 年今井凜人 私は小金井市障害者福祉センター
で生活介護事業の現場実習を主軸に、自立訓練(機能訓練)への参加、外部のグループホーム、就労継続支援B型事業所の訪問・体験など、施設内外において多様な学びの機会が与えられました。
生活介護事業は、利用者の障害特
性や意向に応じた4つのグループに分かれており、創作活動や軽運動、付録作業などに参加しました。実習開始時は、利用者ととにかくコミュニケーションをとり続けることだけを考えていました。しかし利用者と関わり、職員の方からアドバイスをいただくなかで、利用者の様子を観察し、その時々の心身の調子や一人ひとりの障害特性、利用者同士の関係など、様々なことを考慮したアプローチをすることが大切なのだと、考えを改めさせられました。
また、実習の後半では個別支援計
画作成に取り組みました。特定の利用者をアセスメントし、支援を実践しましたが、上手くいかないと感じる場面がほとんどでした。しかし、「即効性のある支援はない」と考え、多様な支援の方法を模索し、粘り強く支援を継続していくことが大切なのだと学ぶことができました。
今回の実習を通して、何が利用者
にとっての最善の支援なのかを自分自身に問い続けていました。支援にゴールを作らず、その時々の最善の支援のために努力し続けることが大切だと思います。実習で学んだことを活かし、福祉に携わる者としてさらに成長していきたいと思います。 学生支援センター長 村上 秀紀
本学では毎年
護者会を開催しています。今年は 6月の最終土曜日に保
6月 24日に開催し、
になった思います。 実を考える良い機会 本学教育の一層の充 理解とご協力を得て、 ました。保護者のご 担当教員と共有され 学生生活・進路等を は、個別相談の時間が設けられ、学業・ らの現況報告がありました。希望者に 分かれて昼食会、午後は所属コースか ていただきました。その後、各コースに あり、在学生・卒業生に体験談を話し 学留学」「海外研修」等の概要の説明が 本学の国際プログラムをテーマに「在 ありました。午前中は、全体会として 68名の保護者の参加が ルーテル学院同窓会 会長 松岡俊一郎 2017年
6月 卒業生が集まりました。特に卒業年 の皆様にお越しいただき、現職教職員、 多数の定年退職をされた先生方、職員 を得て行われました。例年のように、 パーティーが100名を超える参加者 学院同窓会総会の後、ホームカミング・ 24日午後、ルーテル
ていければとあらためて思いました。 フを糧として、またホームとして支え とあるごとに過ごしたキャンパスライ の後の活躍の土台です。これからもこ 過ごした日々は、卒業生にとってはそ ではないかと思います。キャンパスで 学院の発展の証として新鮮に映ったの いますが、その月日は自分たちの成長、 ごした時代のキャンパスとは変わって 学校は、年々整備され、それぞれが過 しいただきました。ルーテル学院・神 10年刻みの出席者はご招待としてお越
子どもが喪失体験をしたとき、あるい は、トラウマに遭遇したとき、どのよう に対応し、支えればよいか。そのような
「グリーフ・サポート」等に関する専門家、
シンシア・ホワイト氏に本学で特別講演 をしていただきました。まず、2017 年 6 月 27 日(火)の 1 限は「子どものグリー フ・サポート」をテーマにした講演でした。児童福祉を学ぶ学生や、外部受講 者が聞き入り、子どものグリーフの基本的な理解とどのような対応が求められ ているかについて学びを深めました。
翌 6 月 28 日(水)の 4 限は、現場の実践者を対象とした講演で、「子どもの グリーフとトラウマの理解と対応」のテーマで提供されました。グリーフとト ラウマの違い、子どものグリーフに寄り添うことや、トラウマからの回復を支 援するための専門的な知識と技術についての講義がされました。
シンシア・ホワイト氏の講演はいつも具体的でわかりやすく、かつ、心に響 きます。この講演の後、シンシア・ホワイト氏は、東北大震災の被災地へ、子 どものグリーフ・サポートプログラムが継続実施される環境づくりの支援と研 修をするために向かい、その後米国に戻りました。
2017 年度 保護者会が開催されました
ルーテル学院大学・大学院╱日本ルーテル神学校&ルーテル学院同窓会ホ ー ム カ ミ ン グ パ ー テ ィ
報告者 教授 福島喜代子
米国ハワイ州 K i d s H u r t To o
〜前 Exective Director シンシア・ホワイト氏 講演〜
臨床心理コース
子ども支援コース
キリスト教人間学コース
福祉相談援助コース 地域福祉開発コース
1
ルーテル学院だより変化する就職活動の状況
グロー
バルにインターネットが普及した情報化社会において、学生の就職活動は大きく変化しています。以前は、自分の専門や資格、大学に届く求人情報などが主な情報源でしたが、今は、地域・時間を問わず、職種や条件など無数の求人情報から自由に選択が可能となりました。しかしそのことは、選択肢が増えると同時により多くの求職者との競争を強いられることになりま 学生生活の中で様々な学びや体験を通して将来人々の役に立てるようになりたいと感じた
10日間でした。
臨床心理コース3年 園山 幸埼玉県立入間向陽高校出身
私は、新宿区にある新宿区立障害者
生活支援センターという福祉分野での自立支援の就業体験をしました。自立支援といっても様々な支援方法があり、ここでは自立訓練、宿泊型自立訓練、短期入所、相談支援、通所などを行っていました。私は自立支援プログラム、個別支援の場面に参加し、月に一度行われる外出レクでは東京タワーに行きました。プログラム内容は曜日によって異なり、社会生活力プログラム、認知機能リハビリテーションなど利用者が興味を持っているものを自分で選んで参加するものでした。私は、臨床心理で学んできたことを改めて別の領域で学ぶこと、精神疾患を持っている方にどのような支援をするのかを体験したいと考えていました。実際にインターンシップに参加してみて、どのように利用者と関わっていけばよいのかわからず何度か戸惑うことがありました。一から関係をつくることの難しさを改めて感じることができ、日々の小さなコミュニケーションの大切さを実感しました。最終日に近づくにつれ、自分の不足している部分がみえて、ともに福祉分野に対する興味を深めることができました。インターンシップの
5日間
の体験は今後の将来の職業選択を絞るにあたってとても貴重な経験になりました。 福祉相談援助コース3年 梅田 梨那私立北豊島学園高等学校出身
院」にてインターンシップを ク」と「医療社団法人いずみ記念病 私は「株式会社クラウドクリニッ
5日間体
験しました。
この経験から自身の目標が明確になり、 重し、支援を行う難しさを学びました。 ことの責任感や専門職として本人を尊 シップを体験することで、社会へ出る ることができました。私はインターン ことが支援において大切であると感じ ながら連携し、その専門性を発揮する スタッフなど他職種と信頼関係を築き ルワーカーが医師や看護師、リハビリ して、ソーシャ 困難や悩みに対 れる方の様々な 生活の場を移さ 病院から地域へ た。体験の中で、 学・体験しまし 様々な業務を見 加、サービス担当者会議などといった て、電話対応やカンファレンスへの参 医療ソーシャルワーカーの業務とし だと感じました。いずみ記念病院では 代社会においてとても重要な医療の形 といった課題を理解し、在宅医療が現 厳しさや在宅医療の医師や看護師不足 体験から在宅において医療を提供する 療に同行させていただきました。その 成などの業務を見学し、実際の訪問診 ためのカルテの記載代行やサマリー作 行っている医師の事務作業を軽減する クラウドクリニックでは在宅医療を
500 年の想いを込めて
福祉相談援助コース
2年
河野義喬都立八王子北高等学校出身
私たち第
画、台風の影響も 台が並んだ食品企しております。 よって数多くの屋心よりお待ち 加え学生の有志にたのご来場を 店している団体にますので、ま りました。例年出をしてまいり 味違った愛祭となるように準備 う記念すべき年でもあり例年とは一んでいただけ す。今年は宗教改革500年といより一層楽し とをこの場を借りてお礼申し上げま年度の愛祭は げで無事に愛祭を開催できましたこりました。来 各所の皆様のご理解とご協力のおかんでいただけるように尽力してまい 備を行ってきました。今年度も関係一つになってご来場者の皆様に楽し めて~」をテーマに掲げて開催の準ティストライブなど学生、教職員が 「愛縁喜縁~500年分の想いを込ルを知ってもらうために行ったアー 39回愛祭実行委員会はリー企画、そして多くの人にルーテ ように実行委員が行ったスタンプラ 子ども企画、校内を楽しんで回れる クアウト等の企画を準備してくれた が楽しめるように綿あめやストラッ 上げてくれたステージ企画、子ども
愛 祭 報 告
あり風の強い中声を張り上げて盛り めぐみさいした。また「たくさんあり過ぎて自分の適職を選びきれない」というジレンマをもたらしています。
将来を真剣に考えるインターンシップゼミ(事前教育)
ゼミでは、豊富に配信される情報の
中で、適切で良質な情報を選択する方法を学びます。ここでは職業をイメージだけではなく職務内容を研究することで、就職への動機づけと自分の適性を客観的に捉え、自分の将来について考える機会を提供します。同時に、インターンシップ生としての倫理観や社会人としての態度を学びます。
可能性を拡げるインターンシップ(就業体験)
の就業体験をサポートしています。 で、学生の希望に応じて様々な分野へ ティアグループはもちろん一般企業ま 社会福祉に関連する法人やボラン
5
日単位であれば、同一の職種の別の機関や全く違う職種など、組み合わせは自由です。実際に就業体験することにより、仕事とのミスマッチを防ぎ、輝かしい社会人の第一歩を、自信を持って歩み始めれるよう支援しています
「学生」から「社会人」へ
ポートしていきます。 自立できるよう教職員一丸となってサ 今後本学に入学した学生が一人ひとり 返りでは他職種への見識を深めます。 としての心構えとなり、報告会の振り この経験は学生自身を成長させ社会人 から「社会人」への準備といえます。 就活を含めた就業体験は、「学生」
予約不要
2017 .12.16 ●
土12:30 受付
13:00 チャペルでのクリスマスコンサート
(出演:聖歌隊、ハンドベルクワイア・ラウス アンジェリカ)
14:00 模擬講義
「共に生きる」を学ぶ 石居基夫 教授 「海は森の恋人」 藤井英一 教授 〜人の生活と森・川・海の繋がり〜
15:00 大学紹介
15:30 入試説明会 個別相談会
クリスマス オープンキャンパス の お知らせ
オープンキャンパスのお問い合わせ 電 話 0422‑32‑2949 メール [email protected]
本学は全てのコースの学生を対象に、「事前教育と就業体験」が一体となった「インターン シップ」という科目を開講しています。今どきの就活には欠かせなくなったインターンシップの 本学での取り組みの一部をご紹介します。
特集 インターンシップ
「情報過多社会の就活とインターンシップ (就業体験) 」
専任講師 廣瀬 圭子
イ ン タ ー ン シ ッ プ 体 験 談
行 事 予 定
12 月 8 日 ㈮ 冬フェス
12 月 13 日 ㈬ キャンパスクリスマス礼拝
12 月 16 日 ㈯ オープンキャンパス 大学院オープンセミナー 1 月 23 日 ㈫
~ 1 月 30 日 ㈫ 後期試験期間 3 月 9 日 ㈮ 卒業式
3 月 24 日㈯ ジョイントコンサート
NO. 133
2017.12.1
発 行発行人
ルーテル学院大学・
日本ルーテル神学校
〒181-0015 東京都三鷹市大沢 3-10-20 TEL:0422-31-4611 FAX:0422-33-6405 江藤 直純 http://www.luther.ac.jp/
ルーテル学院だより
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オープンキャ ンパスのご案内
9 月 16 日(土) 11 月 4 日(土)
お申し込み・お問い合わせ 企画広報センター TEL 0422-32-2949 FAX 0422-33-6405までお気軽にお問い合わせください。メール [email protected]
受付 12:30 受付 12:30
保護者の皆さまのための オープンキャンパス 要予約 ランチ付き
10
2017 年月9 秋
日(月・祝)の 高校生 の ための体験講座
※プログラムの詳細は HP で ご確認ください。受付 9:30〜
夏の「高校生のための体験講座」 を開催しました !
専任講師 浅野 貴博
7 月 25 日と 26 日の 2 日間に渡り「高校 生のための体験講座」が開催されました。 猛 暑 の 中、40 名 弱 の 参 加 者 が あ り ま し
た。「福祉」「心理」「子ども」「キリスト教」
の各分野に分かれ、講義や様々な体験学 習等を通して、共通の関心や目標を持つ 参加者同士で学びを深めることができま した。また、ランチ交流では在学生とも 交流し、参加した高校生は、授業やサー クル、アルバイトのことなど、実際の大 学生活についても熱心に聞いていました。 私が担当した福祉分野では、現在の様々 な福祉的課題に対応するために、幅広い 分 野 で ソ ー
シャルワーカーの働きが求められている ことを、教員による講義に加えて、社会 福祉協議会で働く卒業生の話を通して学 びました。さらに、高齢と障がい分野の 施設を見学し、実際の支援がどのように 行われているかを学びました。
参加者の感想をアンケートから一部紹 介します。
「実際に働く現場を見れてよかったで
す。」「先輩たちと楽しく話しをすることが
できてよかったです。」「今後の学習の参
考となりました。」「初めてでも分かりや
すかったです。」「オープンキャンパスで
は知れないことが知れてよかったです。」
「礼拝に参加したり、ルターのことを知れたことが面白かったです。」
秋にも高校生のための体験講座を企画しています。皆さんのご参加 をお待ちしています。
児童分野子ども一人ひとりと個別に向き合う
子ども支援コース3年 松永 彩夏都立狛江高等学校出身
私は児童養護施設「二葉学園」の
グループホームで
30日間実習をさせ
ていただきました。子どもとの関わりや夕食作りの補助、掃除などの生活援助を中心に行いました。毎週行われる職員会議にも参加させていただき、他職種との連携の大切さ、職員間の情報共有の方法を学びました。実習中期に、児童自立支援計画書の作成をとおして体験し、子どもとの関係作りとは、子どものことを理解することから始まるのだと気づきました。児童自立支援計画書の作成を始めるまで、子ども達と仲良くなれたから関係ができていると思っていました。しかし、実際に作成を始めると計画書をほとんど埋めることができず、子どもと個別の関わりが出来ていないこと、子どもへの理解が足りないことに気づき、子ども一人ひとりと向き合うことを意識して関わるようになりました。子ども達の私に対する関わり方も変わり始め、部屋に呼んでもらえるようになり、家族の話や将来についての話など深い話をしてくれるようになりました。そこから子どもの思いやそれに対する課題にも気づき始めました。この児童自立支援計画書の作成を通して、子どもとの関係作りとは、日々の関わりの中で子どもと向き合って、理解しようとすることが大切だと学びました。
子ども達と関係が出来たところで
終わってしまう実習に少し物足りなさを感じるほど、様々な場面でやりがいを感じました。今後は、この経験を糧に将来の目標を見定めていきたいと思います。
実 習 報 告
障がい分野「最善の支援とは」を学ぶ
福祉相談援助コース基督教独立学園高等学校出身 3 年今井凜人 私は小金井市障害者福祉センター
で生活介護事業の現場実習を主軸に、自立訓練(機能訓練)への参加、外部のグループホーム、就労継続支援B型事業所の訪問・体験など、施設内外において多様な学びの機会が与えられました。
生活介護事業は、利用者の障害特
性や意向に応じた4つのグループに分かれており、創作活動や軽運動、付録作業などに参加しました。実習開始時は、利用者ととにかくコミュニケーションをとり続けることだけを考えていました。しかし利用者と関わり、職員の方からアドバイスをいただくなかで、利用者の様子を観察し、その時々の心身の調子や一人ひとりの障害特性、利用者同士の関係など、様々なことを考慮したアプローチをすることが大切なのだと、考えを改めさせられました。
また、実習の後半では個別支援計
画作成に取り組みました。特定の利用者をアセスメントし、支援を実践しましたが、上手くいかないと感じる場面がほとんどでした。しかし、「即効性のある支援はない」と考え、多様な支援の方法を模索し、粘り強く支援を継続していくことが大切なのだと学ぶことができました。
今回の実習を通して、何が利用者
にとっての最善の支援なのかを自分自身に問い続けていました。支援にゴールを作らず、その時々の最善の支援のために努力し続けることが大切だと思います。実習で学んだことを活かし、福祉に携わる者としてさらに成長していきたいと思います。 学生支援センター長 村上 秀紀
本学では毎年
護者会を開催しています。今年は 6月の最終土曜日に保
6月 24日に開催し、
になった思います。 実を考える良い機会 本学教育の一層の充 理解とご協力を得て、 ました。保護者のご 担当教員と共有され 学生生活・進路等を は、個別相談の時間が設けられ、学業・ らの現況報告がありました。希望者に 分かれて昼食会、午後は所属コースか ていただきました。その後、各コースに あり、在学生・卒業生に体験談を話し 学留学」「海外研修」等の概要の説明が 本学の国際プログラムをテーマに「在 ありました。午前中は、全体会として 68名の保護者の参加が ルーテル学院同窓会 会長 松岡俊一郎 2017年
6月 卒業生が集まりました。特に卒業年 の皆様にお越しいただき、現職教職員、 多数の定年退職をされた先生方、職員 を得て行われました。例年のように、 パーティーが100名を超える参加者 学院同窓会総会の後、ホームカミング・ 24日午後、ルーテル
ていければとあらためて思いました。 フを糧として、またホームとして支え とあるごとに過ごしたキャンパスライ の後の活躍の土台です。これからもこ 過ごした日々は、卒業生にとってはそ ではないかと思います。キャンパスで 学院の発展の証として新鮮に映ったの いますが、その月日は自分たちの成長、 ごした時代のキャンパスとは変わって 学校は、年々整備され、それぞれが過 しいただきました。ルーテル学院・神 10年刻みの出席者はご招待としてお越
子どもが喪失体験をしたとき、あるい は、トラウマに遭遇したとき、どのよう に対応し、支えればよいか。そのような
「グリーフ・サポート」等に関する専門家、 シンシア・ホワイト氏に本学で特別講演 をしていただきました。まず、2017 年 6 月 27 日(火)の 1 限は「子どものグリー フ・サポート」をテーマにした講演でした。児童福祉を学ぶ学生や、外部受講 者が聞き入り、子どものグリーフの基本的な理解とどのような対応が求められ ているかについて学びを深めました。
翌 6 月 28 日(水)の 4 限は、現場の実践者を対象とした講演で、「子どもの グリーフとトラウマの理解と対応」のテーマで提供されました。グリーフとト ラウマの違い、子どものグリーフに寄り添うことや、トラウマからの回復を支 援するための専門的な知識と技術についての講義がされました。
シンシア・ホワイト氏の講演はいつも具体的でわかりやすく、かつ、心に響 きます。この講演の後、シンシア・ホワイト氏は、東北大震災の被災地へ、子 どものグリーフ・サポートプログラムが継続実施される環境づくりの支援と研 修をするために向かい、その後米国に戻りました。
2017 年度 保護者会が開催されました
ルーテル学院大学・大学院╱日本ルーテル神学校&ルーテル学院同窓会ホ ー ム カ ミ ン グ パ ー テ ィ
報告者 教授 福島喜代子
米国ハワイ州 K i d s H u r t To o
〜前 Exective Director シンシア・ホワイト氏 講演〜 臨床心理コース
子ども支援コース
キリスト教人間学コース
福祉相談援助コース 地域福祉開発コース
1
ルーテル学院だより変化する就職活動の状況
グロー
バルにインターネットが普及した情報化社会において、学生の就職活動は大きく変化しています。以前は、自分の専門や資格、大学に届く求人情報などが主な情報源でしたが、今は、地域・時間を問わず、職種や条件など無数の求人情報から自由に選択が可能となりました。しかしそのことは、選択肢が増えると同時により多くの求職者との競争を強いられることになりま 学生生活の中で様々な学びや体験を通して将来人々の役に立てるようになりたいと感じた
10日間でした。
臨床心理コース3年 園山 幸埼玉県立入間向陽高校出身
私は、新宿区にある新宿区立障害者
生活支援センターという福祉分野での自立支援の就業体験をしました。自立支援といっても様々な支援方法があり、ここでは自立訓練、宿泊型自立訓練、短期入所、相談支援、通所などを行っていました。私は自立支援プログラム、個別支援の場面に参加し、月に一度行われる外出レクでは東京タワーに行きました。プログラム内容は曜日によって異なり、社会生活力プログラム、認知機能リハビリテーションなど利用者が興味を持っているものを自分で選んで参加するものでした。私は、臨床心理で学んできたことを改めて別の領域で学ぶこと、精神疾患を持っている方にどのような支援をするのかを体験したいと考えていました。実際にインターンシップに参加してみて、どのように利用者と関わっていけばよいのかわからず何度か戸惑うことがありました。一から関係をつくることの難しさを改めて感じることができ、日々の小さなコミュニケーションの大切さを実感しました。最終日に近づくにつれ、自分の不足している部分がみえて、ともに福祉分野に対する興味を深めることができました。インターンシップの
5日間
の体験は今後の将来の職業選択を絞るにあたってとても貴重な経験になりました。 福祉相談援助コース3年 梅田 梨那私立北豊島学園高等学校出身
院」にてインターンシップを ク」と「医療社団法人いずみ記念病 私は「株式会社クラウドクリニッ
5日間体
験しました。
この経験から自身の目標が明確になり、 重し、支援を行う難しさを学びました。 ことの責任感や専門職として本人を尊 シップを体験することで、社会へ出る ることができました。私はインターン ことが支援において大切であると感じ ながら連携し、その専門性を発揮する スタッフなど他職種と信頼関係を築き ルワーカーが医師や看護師、リハビリ して、ソーシャ 困難や悩みに対 れる方の様々な 生活の場を移さ 病院から地域へ た。体験の中で、 学・体験しまし 様々な業務を見 加、サービス担当者会議などといった て、電話対応やカンファレンスへの参 医療ソーシャルワーカーの業務とし だと感じました。いずみ記念病院では 代社会においてとても重要な医療の形 といった課題を理解し、在宅医療が現 厳しさや在宅医療の医師や看護師不足 体験から在宅において医療を提供する 療に同行させていただきました。その 成などの業務を見学し、実際の訪問診 ためのカルテの記載代行やサマリー作 行っている医師の事務作業を軽減する クラウドクリニックでは在宅医療を
500 年の想いを込めて
福祉相談援助コース
2年
河野義喬都立八王子北高等学校出身
私たち第
画、台風の影響も 台が並んだ食品企しております。 よって数多くの屋心よりお待ち 加え学生の有志にたのご来場を 店している団体にますので、ま りました。例年出をしてまいり 味違った愛祭となるように準備 う記念すべき年でもあり例年とは一んでいただけ す。今年は宗教改革500年といより一層楽し とをこの場を借りてお礼申し上げま年度の愛祭は げで無事に愛祭を開催できましたこりました。来 各所の皆様のご理解とご協力のおかんでいただけるように尽力してまい 備を行ってきました。今年度も関係一つになってご来場者の皆様に楽し めて~」をテーマに掲げて開催の準ティストライブなど学生、教職員が 「愛縁喜縁~500年分の想いを込ルを知ってもらうために行ったアー 39回愛祭実行委員会はリー企画、そして多くの人にルーテ ように実行委員が行ったスタンプラ 子ども企画、校内を楽しんで回れる クアウト等の企画を準備してくれた が楽しめるように綿あめやストラッ 上げてくれたステージ企画、子ども
愛 祭 報 告
あり風の強い中声を張り上げて盛り めぐみさいした。また「たくさんあり過ぎて自分の適職を選びきれない」というジレンマをもたらしています。
将来を真剣に考えるインターンシップゼミ(事前教育)
ゼミでは、豊富に配信される情報の
中で、適切で良質な情報を選択する方法を学びます。ここでは職業をイメージだけではなく職務内容を研究することで、就職への動機づけと自分の適性を客観的に捉え、自分の将来について考える機会を提供します。同時に、インターンシップ生としての倫理観や社会人としての態度を学びます。
可能性を拡げるインターンシップ(就業体験)
の就業体験をサポートしています。 で、学生の希望に応じて様々な分野へ ティアグループはもちろん一般企業ま 社会福祉に関連する法人やボラン
5
日単位であれば、同一の職種の別の機関や全く違う職種など、組み合わせは自由です。実際に就業体験することにより、仕事とのミスマッチを防ぎ、輝かしい社会人の第一歩を、自信を持って歩み始めれるよう支援しています
「学生」から「社会人」へ
ポートしていきます。 自立できるよう教職員一丸となってサ 今後本学に入学した学生が一人ひとり 返りでは他職種への見識を深めます。 としての心構えとなり、報告会の振り この経験は学生自身を成長させ社会人 から「社会人」への準備といえます。 就活を含めた就業体験は、「学生」
予約不要
2017 . 12. 16 ●
土12:30 受付
13:00 チャペルでのクリスマスコンサート
(出演:聖歌隊、ハンドベルクワイア・ラウス アンジェリカ)
14:00 模擬講義
「共に生きる」を学ぶ 石居基夫 教授 「海は森の恋人」 藤井英一 教授 〜人の生活と森・川・海の繋がり〜
15:00 大学紹介
15:30 入試説明会 個別相談会
クリスマス オープンキャンパス の お知らせ
オープンキャンパスのお問い合わせ 電 話 0422‑32‑2949 メール [email protected]
本学は全てのコースの学生を対象に、「事前教育と就業体験」が一体となった「インターン シップ」という科目を開講しています。今どきの就活には欠かせなくなったインターンシップの 本学での取り組みの一部をご紹介します。
特集 インターンシップ
「情報過多社会の就活とインターンシップ (就業体験) 」
専任講師 廣瀬 圭子
イ ン タ ー ン シ ッ プ 体 験 談
行 事 予 定
12 月 8 日 ㈮ 冬フェス
12 月 13 日 ㈬ キャンパスクリスマス礼拝
12 月 16 日 ㈯ オープンキャンパス 大学院オープンセミナー 1 月 23 日 ㈫
~ 1 月 30 日 ㈫ 後期試験期間
3 月 9 日 ㈮ 卒業式
3 月 24 日㈯ ジョイントコンサート
NO. 133
2017.12.1
発 行発行人
ルーテル学院大学・
日本ルーテル神学校
〒181-0015 東京都三鷹市大沢 3-10-20 TEL:0422-31-4611 FAX:0422-33-6405 江藤 直純 http://www.luther.ac.jp/
ルーテル学院だより
2
今から
500年前の1517年
10
月
31日、後に「
95か条」と呼ばれる提
題がドイツのヴィッテンベルク城教会の扉に貼り出されました。貼り出した人物はマルティン・ルター。彼は、教会が売り出していた死後の苦しみが減免されるという贖宥状(免罪符)に関して疑問を抱き、教会に神学的な討論を呼び掛けたのです。ところが、ルターの意図を遥かに超え、「
革の発端となったのです。 やがては世界中に影響を与える宗教改 の提題はヨーロッパ中に波紋を呼び、 95か条」
ことを自らの信仰の基盤としたのです。 け取ると書かれています。ルターはその 与えられた「信仰」をもってそれを受 て、私たちは「聖書」からそれを知り、 しろ救いは「神の恵み」にあるのであっ というようなことは書いていません。む 購入すれば死後の苦しみが減免される」 当時の教会が告げるように「贖宥状を たが、ルターがどれほど聖書を読んでも、 した。その拠りどころはいつも聖書でし れるか」という問いの答えを求めていま ルター自身も「どうすれば神様に救わ た。神の救いについて熱心に学び、また を送り、大学でも聖書を教えていまし ルターはこの時、修道士として生活
に生きることを声高々に告げたのです。 たが、聖書によって示された神の恵み は教会からも帝国からも追放されまし 前にしても怯みませんでした。ルター 私はこうするよりほかはない。」権威を り消しません。私はここに立っている。 かし、ルターは言うのです。「私は取 自説を取り消すよう求められます。し やがてルターは1521年帝国議会で や国との対立も激しくなっていきます。 ロッパ中に広まるにつれ、当時の教会 ところが、このルターの主張がヨー 革をもたらしたと言えるのです。 まらず人々が暮らす社会にも大きな変 く。ルターの改革は、教会内部にとど れ、互いに助け合う社会をつくってい 示される神の愛によって安心を与えら うにもしました。一人ひとりが聖書に のドイツ語に翻訳し、誰もが読めるよ しか書かれていなかった聖書を母国語 則作りであったりします。ラテン語で 困者の生活を市民全体で支えていく規 るように提言することであったり、貧 あらゆる子どもたちが教育を受けられ たちに目を向けていました。たとえば、 そして、ルターは常に社会に生きる人 聖書に根ざした生き方を貫いたのです。 るでしょう。彼は様々な苦難の中でも 揺るがない生き様を表していると言え という言葉は、まさに信仰者ルターの この時の「私はここに立っている」
ルターの名前と志しを受け継ぐ私た
ちルーテル学院は、宗教改革500年を迎えた今年、多くの催しを行ってきました。記念講演会では今日における宗教改革の意義などについて学びました。また、聖歌隊・ハンドベルクワイアのジョイントコンサートやルターとバッハオルガンコンサートでは、ルターが愛した音楽を通して、会衆と演奏者が共になって神の愛を分かち合いました。そして、年に一度多くの方たちを本学にお招きする「一日神学校」では、「宗教改革500年
ルターの
こころを現代に」をテーマとして、参加者はルターが目指したように、私たちもこの時代にあって互いに支え合って生きることを考えたのです。
願います。 人に奉仕する歩みを続けていきたいと 立っています。」と心を新たにし、隣 私たちもまた、「わたしたちもここに 宗教改革から501年目に向かう
特 集 宗教改革 500 年 ─ 私 た ち も こ こ に 立 つ ─
ルーテルとは?
Luther
)のことです。Martin
者、ルター( ドイツの宗教改革 うな人だったのでしょうか。 もあるマルティン・ルターとはどのよ この大学の由来でなぜルターではなくルーテル?
が今でも残っているのです。 てる」と読んだからです。この呼び方 を「路帖」と漢字で書き表し、「るう そ
Luther
れは、明治時代の人が、豆
知 識1
ルターと教育
ルターは「国民皆教育の提 唱」を行ないました。この ことは、それまで身分や職 業が固定化していた階層社 会に、教育によって、新し い地位や仕事を得られる可 能性を開きました。
豆
知 識3
ルーテル学院大学 は日本でいちばん 小さな大学 !?
1909 年 に 熊 本 に 路 帖 神 学 校を開設し、1964 年に神学 部神学科を設置してルーテ ル神学大学という名称で開 校 し ま し た。1976 年 に 社 会福祉コースを開設した当 時は、日本で一番小さな大 学と言われていました。
豆
知 識2
ルターがクリスマス ツリーの飾りつけを 始めた ??
ルターはツリーを室内に置き、
それにろうそくを置いて、飾 りつけ(デコレーション)の習 慣を始めたといわれています。
とをテーマに、高校生 “つながり”を考えるこ 「心」「社会」「世界」との 福祉・心理の視点から
18
名の参加者を得て、本学キャンパスで秋の高校生のための体験講座を
10月 きから“つながり”を体験しました。 上村准教授が通訳する形式で、音の響 するハープをフラナリー先生が実演し、 て、聖書の中に癒しの楽器として登場 ました。続いて、特別プログラムとし とを理解しておくことの大切さを考え 常に“つながり”の中で生きているこ した。講義では、援助者として、人は 参加者の緊張がほぐれま イスブレークで始まり、 居教授の“つながり”ア 9日に開催しました。石
オープンキャンパスを ている方のための 人・編入学を希望し 保護者の方や、社会 と少し趣向を変えて、 オープンキャンパス て行っている普段の 高校生を対象とし 11月
4日に開催
しました。
高校生向けのオープンキャンパスで
は大学の授業体験などをしていただいていますが、今回は、実習やインターンシップを通じた学生の成長を大学がどのように支援しているかを紹介しました。あわせて実習やインターンシップを経験した在学生の報告も聞いていただきました。本学では実習教育を社会で通用する力を身につける重要な学びととらえ、実習前から実習後まで継
オの レートの原材料となるカカ 考えました。日本はチョコ ちの“つながり”について ガーナの子どもたちと私た マに、カカオ農園で働く 界との“つながり”をテー チョコレートから見える世 午後の講義では、私が
た農園労働者が自ら生産者組合を作り 子どもの権利が守られていること、ま う仕組みを通して、カカオ農園で働く てフェアトレード(公正な貿易)とい とになります。このような課題に対し を受け、また学校に行く機会を失うこ 長時間労働により、心身の発達に影響 は児童労働が行われており、子どもは ていること、カカオ農園で ガーナという国から輸入し 70%を西アフリカの て討議しました。次回の体験講座は ついて両国の経済関係や解決策につい どもたちとのあるべき“つながり”に 後に、参加者一人ひとりがガーナの子 ことを理解することができました。最 “つながり”がある どもたちとの悲しい ナのカカオ農園の子 加した高校生はガー とを学びました。参 善に努力しているこ 地域の学校設備の改
3
月
21日(祝)に行います。
(参加者の感想)
・とても有意義な体験だった。
・対人援助を中心とした講座の中で、さまざまなつながりを考える機会となった。
・在学生からさまざまな話をきけて、大学生活に対するイメージが広がった。
・ディスカッション形式での授業が楽しかった。
秋の高校生のための体験講座を開催して
1月 27日㈯一般入試S日程 2月 社会人入試Ⅱ期 2日㈮一般入試A日程 2月 7日㈬一般入試B日程 2月 21日㈬一般入試後期日程 3月 3日㈯ 3月入試 社会人入試
Ⅲ期
Ⅰ期
12月 19日㈫~
1月 24日㈬
Ⅱ期
2月 5日㈪~
2月 14日㈬
Ⅲ期
2月 16日㈮~
2月 26日㈪
教授 原島
博
チャプレン 河田
優
詳細は入学試験要項をご覧ください。
〔入試に関するお問い合わせ〕」
入試事務局
☎0422‒
31‒4611 (代表)
〔大学案内等資料請求〕
企画広報センター
☎0422‒
32‒2949
続的な指導を行っています。同日開催していた学園祭で行っていた学生たちの実習報告も見学していただき、在学生がどのように実習を経験し学んできたかを見ていただきました。社会人入試希望の方からは「学生のしっかりとした考え方、姿勢に感銘を受けた」とのとコメントをいただきました。
心した」とのコメントをいただきました。 厚く対応されていることがわかり、安 「キャリア支援についても、少人数で手 支援でもあります。保護者の方には リア支援は自ら学び考える力を育てる リア支援についても説明しました。キャ りに対応した就職や進学に向けたキャ また、少人数だからできる一人ひと 受験生の保護者の皆様、社会人入学、
編入学を検討している皆様に、今回の企画が参考になりましたら幸いです。 保護者、社会人、編入生のためのオープンキャンパスを開催しました。
入試日程 センター試験利用 入試出願期間
(1483 ~ 1546)
1
ルーテル学院だより4月〜
6月
行事予定
4月 3日
入学式
4月 6日
新入生オリエンテーションフォーラム
4月 10日
授業開始
4月 11日
学長・校長・チャプレン就任式
4月 18日
親睦会
4月 22日
受験生対象オープンキャンパス
5月 9日
クヌーテン講演会
5月中旬
社会福祉実習開始
5月 26日
受験生対象オープンキャンパス
6月 6日
学生総会
6月 10日
受験生対象オープンキャンパス
6月 30日
保護者の皆さま対象オープンキャンパスホームカミングデー在学生保護者会 あったはずです。それが2011年
3月 11日に押し寄せてきた津波によっ
て、根こそぎ奪われていきました。かつてあった家を見ながら、また一緒に過ごした子どもや孫が通っていた幼稚園や学校を見ながら、呆然と立ち尽くしていたたくさんの方々を私は見てきました。その後ろ姿を、私は忘れることができません。
震災によって職員 て頂いている石巻市社会福祉協議会は、 ティアセンターのアドバイザーをさせ 続けています。私が計画策定やボラン しかし、今、たくさんの方々が支え
族を失った職員も 5名が亡くなり、家
員、ボランティア、町会等のコミュニ ディネーターの働き、民生委員児童委 して、社会福祉協議会や地域福祉コー れた(復興)住宅を訪問し続ける。そ うな日でも、仮設住宅や新たに建てら ような日もあります。しかし、そのよ が、風が強く、体温が奪われ、凍える 訪問する。私も何度も経験しています の雪が固まり、氷となる上を移動して すが、冬の寒さは非常に厳しい。道路 菜がおいしく、天候も穏やかな石巻で や援助につなげていきました。魚や野 り、相談を受けたり、必要なサービス いように皆が集まるサロンを開いた 設住宅を訪問し、その方々が孤立しな 家族を失った方々が住まわれている仮 ディネーターを雇用し、日々、家屋や また、社会福祉協議会は地域福祉コー テル教会や本学の卒業生が立ちました。 した。その窓口に、本学を創ったルー たくさんのボランティアを受け入れま ンターを立ち上げ、全国から来られる が、発災後すぐに災害ボランティアセ 15名おられました 「希望の働き」と共に歩みたい。 明日を目指して、被災地で生まれた 被災者の方々を今も支えている。私は、 ティを再建しようとする地道な歩みが、
しかし、すべての希望がかなえられ
るわけではありません。「希望はわたしたちを欺くことはありません」と聖書に書かれていますが、希望通りにいかないことは、たくさんあります。ふりかえって、私は、被災地の方々と歩む過程で、こう思いました。見通せない将来に向かって歩むこと、すなわち今の生き方によって過去の事実は変わりません。しかし、今の生き方によって、過去の意味が変わってくる。今の生き方を通して、過去の意味を変えていく可能性があることを。
平昌オリンピックで、日本は
13個の
メダルをとりました。羽生結弦さんは、フィギアスケートで世界の頂点に立ちました。彼は、王者になったのです。しかし、頂点を目指す選手は、日本だけでも数千人いたと言われています。世界の競技人口を加えると何万人もの方々がフィギュアスケート界の基礎を築いています。
では、勝者は
れには、新たな希望がある。 す。オリンピックを目指した人それぞ たのでしょうか。私は、違うと思いま 人が、フィギュアに対する希望を失っ 人は、敗者なのでしょうか。すべての 1人ですが、その他の に歩みたい。教職員は皆さんととも を祈ります。その事実を大切に私たち 心に、神様の豊かな愛が注がれること 希望は欺かない。そして、それぞれの 学生生活をスタートさせて頂きたい。 それぞれに希望と夢をもって、この
話をします。 さんに希望についてお ざいます。新入生の皆 ご入学おめでとうご
いるからです(ローマの信徒への手紙 よって、神の愛がわたしたちの心に注がれて ありません。わたしたちに与えられた聖霊に うことを。希望はわたしたちを欺くことは 耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むとい わたしたちは知っているのです。苦難は忍
5章 3
節から
5節)
。
ローマの信徒への手紙を書いたと言
われているパウロは、キリスト教の初期にあって、キリストの教えを述べ伝え、その基礎を築いた人物です。彼は、絶えず迫害にさらされ、命の危機に直面していました。また、現在のように、飛行機や車等の交通手段がない時代にあって、時には暑い日差しにさらされますが、遮る木々もなく、また急激に冷え込む気候の中で、パウロの移動は、過酷を極めました。さらに各地での伝道は、決して成功したとは言えないと思います。しかし、彼は、希望を捨てようとはしなかった。
現代においても、言葉を失うことに、
私たちはしばしば直面します。
私は、東日本大震災の発生後まもな
く、被災地を訪問して、その被害の大きさに言葉を失いました。今まであったはずの家がなく、土台が見えるだけ。そこには、大切な家族、友人、そして思い出の詰まったいくつものものが 学長挨拶
希 望 は 欺 か な い
学
長 市川一宏
大学院生
臨床心理学専攻修士課程 2 年 ルーテル学院大学卒
一柳 和生
学生会会長
臨床心理コース 4 年 岡山学芸館高等学校出身
古澤 侑馬
新入生へのメッセージ 「ルーテル学院大学へようこそ」
いと思います。 は大学や大学院それぞれの学生生活を楽しんで過ごしてほし て戸惑うことや疲れを感じることもあると思いますが、まず ご入学おめでとうございます。これから新しい生活が始まっ ルーテル学院大学の大学生、大学院生になられた皆さん、
動をしていくことだと思います。 うやって自分の目的に近づいていくかを考え、自分にできる行 そのため、これからの学びの中で重要になっていくことは、ど をしたいのか分からなくなってくることがあるかもしれません。 きる選択肢は増えますが、もしかするとこの学校で自分が何 の高いことです。決定が自由であることで、やりたいことがで 以外の活動の多くを自分で決めていきますが、これは自由度 の体験や学びの機会があると思います。大学では授業や授業 を追求することのできる場所にやってきました。これから多く さて、皆さんは大学生や大学院生となり自分の興味や関心 のになることを祈っています。 くさんの挑戦をして、皆さんの学生生活が楽しく充実したも と力になってくれます。これから多くの人と関わりながらた 張る姿を多くの先輩や同級生、先生方は見ていますし、きっ さらにルーテルは少人数の大学であるので、夢に向かって頑 かを考え、行動することは迷いを乗り越える力になります。 何か行動をしてみるのも良い手です。自分の目指すものが何 自分のやりたいことに迷ったときには考えるだけでなく、
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。私は本校
の学生自治組織である、学生会会長の古澤侑馬です。皆さんとルーテルで一緒に学べることをとても嬉しく思います。
生活の大部分もそうなってしまうかもしれません。 間に変わります。ですから大学生活が味気ないものになると これまでみなさんが過ごしていた時間の多くが大学で過ごす時 さて、ご入学された皆さんには新たな生活が待っています。 わってみてから楽しいと思える機会がたくさんあります。 始める前から楽しいことはそう多くありません。実際に加 がおっくうだと思う人も少なくないでしょう。しかし、やり る学生会執行部などがあります。これらの団体に加わること 祭(学園祭)実行委員、礼拝委員会、そして私の所属す愛 大めぐみさい 学にはさまざまなコミュニティがあります。サークル、
サークルや委員会の
ほかにもやりがいを感じられることが大学生活の中にはたくさん転がっています。何かとの、誰かとの関わりを持つことで素敵な機会に出会うことができます。大学での学びは学問だけではありません。自分自身の中にずっと生き続けるものを手に入れる人も少なくないでしょう。是非、いろいろなことに挑戦する中で皆さん自身が成長して、そして楽しんでください。ただ、無理だけはないようにしてくださいね。応援しています。
オープンキャンパスのご案内
5 月 26 日(土)
個別相談、在学生による相談は 14 時〜随時行っています。
オープンキャンパスのご予約・お問い合わせ 企画広報センター 0422-32-2949 までお気軽にお問い合わせください。 メールでのお問い合わせ [email protected]
4 月 22 日(日)
12:30 受付 13:00 大学紹介 13:30 キャンパスツアー 14:00 模擬講義
「地域の困りごと解消法:新たな地域福祉実践を 開発しよう」
15:00 模擬講義
「付き合い上手になるためのカウンセリング入門」
16:00 AO 入試深掘り説明会
12:30 受付 13:00 大学紹介 13:20 卒業生スピーチ 13:40 キャンパスツアー 14:00 模擬講義
「キリスト教と日本文化 茶道と雅楽」
15:00 模擬講義
「臨床心理学への招待」
16:00 入試説明会
NO. 134
2018.4.1
発 行発行人
ルーテル学院大学・
日本ルーテル神学校
〒181-0015 東京都三鷹市大沢 3-10-20 TEL:0422-31-4611 FAX:0422-33-6405 市川 一宏 http://www.luther.ac.jp/