掛麹・、匿、孟1小摩:校捧奮番潔こおける運動教纏のあ穿)方1その2) 23
小学校体育科における運動教材のあり方(その2)
一i年「ころがり遊び」(基本の運動)の実践から一
小 山 一晶 五1購書最小・体二薄科教育)
はじめに
鋳稿「小学校体育科にお1ナる運麟教材のあ鶏方 ま(そのi擁では,子ども鰹に立った授業をめざす ための教紡づくりでは,その教樗1運動)の「基 本的な授能」について髭直していくことが糞婆な 視点になることを,6年の障害走の授業実践をも
と1こ這べたつもりである。
本稿では,授業実践グ)君家及び内容を変え,i 年「ころがり遊び」をもとに教韓のあり方をさぐ っていこうとするもので,論遠にあたっては,
① 授業を考える1こあたって,基本の運i勤として の「ころがり遊び」をどうとらえ,どのように 教韓づくりを進めたか
12)授業の中で子どもたちは,この教材に越して どのような衰滅1・取弩緩みを見せたか
③ 授業時の子どもの姿や授業後の主として動き の変容から,この教鯵がめざす授業!あるいは 授業の質的改善)にどう役立ったか
について誕絹・考察していく。
そして,マットを舞1いた運動経験が少ないi集 生を現象とし,しかもヂ基本の運動」の授業であ るため,その論点は,
○ 子どもたちのマットやころが駅こ羅する受け 窪め方を授業にどう生かしていくべきか
○ 子どもたちの取り績みやころがり方から,教 縁づく獄こあたってどんな事を大事にすべきか
の二.点である。
なお,この授業実践は,「麹ら縫い,共に蔑め 合う授業をどう翻造していくか」を主題として,
ラ弩彗稿でも穀誉量をしている。扁本稿で1ま, この鞍告の 概要1こ洛、れな台金ら,標暮どの三雲是嚢睾こ迫って知)きたい。
藩 ころが善フ遊びの教材{ヒにあたって
よい教材の条件として,前編でもふれたよ裾こ,
○ どの』子も盤三きる 1取弓組める〉 ことg
○ 歪率びや成果ヂ)痩会いが1まっきりとらえられ,
できることの縫覚を強めながら取ぎ)纏めること。
○ つまづきに鰭して,できるだけ数多くの講越 のしかたがある 1できる1こと。
○ 「わかる」ヂできる」i動きで取り組めること。
などを考えている脅
この考え方に立って,以ド,教材づくりをどん 考えでどう進めたか遠べてみたい。
1影 ころ力月月こ薄する子どもの意識から ζ調査対象>昭麹5曾年度本校第i学年i繊麗童 {男子2{}名,女子鈴名,計蟹}名)
そもそもこの授業は,「マット遊び」として進め るつもりでいた。表iは,事羨講壼の中でiマッ
ト遊びでどんなやり方寿{できる漆・」 を調■ズた奉霧果
であるが,子どもたちの「マット遊び」のとらえ 方は様々である。そして,質霧をヂどんなころが
り方ができるか」にすればまた違った結果になっ たかもしれないが,教鰍賛1が意鑓していた③のよ
うな変化のあるころが写方を考えている苧は少な
い。
/表衿子どもの「マット遊び」のとらえ芳 卜⑨すもう,ブリッチ婬.マット籔ってでき磁 i びを挙げている.19名)
き
i② ころがる寿講に難を}韓け,縫ころがり,横ころが
1簿を挙淑髪遣る.(2膿
1
③ ころがるときの条件に鑓を海縁,手を縛んで,右 建でなどと挙げている、{3名:孝洋,友江,妻美)
1逸事擁,籏毅,マフ漣郵捻を奪ひる.
⁝
l l2裏:鉄壷,広野
⁝
また,「やってみたいやり方」として,さかだ ちまわり,そくてん,ち晦うがえりなど,これま での3璽動蕪釜験や捧力・技能の藤から考えて,無煙 と思われるものを挙げている子力濃3名もいた。し かしながら,このi3名を含めてどの子も,マットの 土でころがって遊ぶこと1こは,「おもしろそうだ」
と答えていることから,ころが穿)遊び1こ越する子
4
?扁
藏酷大学教奮実践購甕紀.饗第8弩
どもたちグ)意義霞をくみ取ることカずできる。
12 「基本の運動」に対する考え方から
税行学習指導婆領で新たに設定された領域であ る芦基本の運動」については,今さら多く達べる 必要もないが,この実践にあたっての基本的な考
えを簿1らかにする11から,そのとらえ方を毒蓬蓬馨し ておきたい。
まず,基本の運動は,F体の基本的な動きを身 につけ, 各種の運動の基礎となるよい動き寿ぜでき ヨきるよう1こすることをねらって嘩薄駿1された穎ま或」で
あるということである。ぞして,「未分{ヒの低次 の組織的運嚢が中心で,技麓の獲得というよりも むしろ,密会のからだを思うように動かすことそ れ醤捧に喜びや楽しさをもたらす運動としてその ゆ
特性をとらえることができる」と,一一般1こ考えら れている
したが一)て,基本ジ〉運動の手受業,そしてその教 材 を考えるにあたってふまえなければならないこ
ととして,次のようなことがあ1デられる。
○ 各種のスポーツにつながる運麟技能をねらう というよぎ)は,むしろ,その時期に身につ1すや すいいろいろな勇きを糖発することに重点をお くようにする。
○ 苧どもの欲求や運動経験を大事にして興味が 持てる遊びにし,子ども廼身がそれに夢中にな って取り組む中でよりよい重むきが獲蓄響・されるよ うにする.
○ 争どもが瑳姦持っている体力・技能で取り組 める遊びから鐵発し,子ども糞身が、王夫・発展 させ揚る余地があり, より一階楽しさが醗ミわえ るようにする。
馨) ころがりの動きの課題の藏から
以上の子どもの意識や基本の運勇の考え方をも とに,動きの課題,言い換えれば,どんな動きに どう取絵毅iませるかを考えてみた。いわ漁る教材 づくりの終末の後彎である。
最初に考えたのは,さかだちまわぎ3やそくてん にあえて謬髪戦させるより,{本を1頗次に季妾舞虫させて 移動する「ころがり」の方;が,この時点の教材と
して適嶺であるということである自
そして,i動きの課題である。器季藏春望麟の立美蕩か らすると,ころがりの麟きの課題は,G足から建 へと転がりが完了する ○スピーディーに転がる
捻85無縫樗
○リズミカルに転がることであると言われている。
しかし,暴;本の運童舞の, しかもi年・生の…教材 とし
ての「ころがり」であることから,次のような課 題が望ましいと考えた。
手のつき方や建のつき方に変靴を癩え,
できる頭、越しのころが掌)方をふやす。
② いろいろな頭越しグ)ころがりに鍵戦し,
ころがりに穫れた1辱点で足、1二に立つ。
{翌1 足1二に立つことをめざしながら,速さや 琴ズムを考えて擁転ずる。
もちろん,マット運動のわざヘグ)発展を直接的 にねらうものではないという考え方を繭提として いることから,羨転や後転の手のつき方や起き方 にこだわらないのは蕪然である。
2.めざす授業とその手だて
この実餓でめざす授業は,基本的には,蕪稿の 暮隼「障害逢」の輿銭にあたって遜べたことと変 わらない。すなわち, 「子・ども自身力ごその動きを 発きわめ, 自分なり1こヂこうしたい」という脅え を持って鶏ら動きにはたらきか1ナていく姿が斑ら れる垂受業遥である魯ただ,今垂馨の実装美で1よ,一一斉 指導の形慧をとる授業では纒と集翅とのかかわり を大事にしていく必要があるという確認1二1立ち,
このめざす授業の申で懲分や友だちの動きのよ さを認め合いながら,よりよ斗唾纏へ海けて高め 合おうとする学び合いの姿遥を意識鋳に求めてい
くこと1こした。
したがって,この1ころがり遊び」の授業では,
みんなでいろいろなころがり方に跳戦し合 い,友だちのおもしろいころがり方を手がか 弩ζこしな寿寸ら, できるやり方をさらに藩、やし ていけるようにし,みんなで遊ぶ1運動する)
楽しさをどの子も賑わうことができる授業
をめぎす授業とした。
このような授業をめざすために,蕪項で述べた 考えをふまえ,次のような手だてを考えて授業に あたることにしたg
② 「ころがりを発饑しよう」という学習課題に し,麹ら工夫しようと静う気持ちや雰瑞気を高
小掬 ・践1ノ卦一㌻校体毒=季:盆二お診る運動教材のあ勢力1その21 25
める。
⑫ノ ころがりを,繭へ,後ろへ,横への3つの方 殉からおさえ,それぞれの手のつき方や足のつ き方/選き方)などの条件を整理し,■夫!発 1燐)する視点をわか享)やすくする。
③発薄鈍たころがりを辞懸に記録させ,ころが り方の特徴を考えて潔穆組めるようにする。
確1 ころがるときのめあてをできるだけわかりや すくし,蓑1分や友だちの動きの聾し悪しがわか るようにする。
また,主として集懇で「共に轟め会う」姿を求 めていく三手だてとして,次の2つを考えた。
¢ 「いくつ発明できるか」に換戦させたり競争 させたりしながら,できるころがり方をふやし ていけるよう1こする。
(乞 工夫したころが婁)方をしている争1こ示範させ た鯵,友だちの得意なやり方に鍵戯する場を設 けたりして,新しいころがり方やよいころがり 方1こ取琴糸曇めるようにする。
3.授業の実際
{書1授業の計薩 鑓 標〉
○ 手のつき方や足グ)つき方を変えるなどして,
ころがり方を工夫しながら楽しく遊ぶことがで きるよう1こする。
○ できるころがり方の数を比べ会ったり,友だ ちのおもしろいころがり方をまねした脅して紳 よく安全1こ運動することができるようにする。
・1授業の爵鰹〉
プ3濤式しの菱茎動の「カずん1まシ){本操ゴと縛み合わせ た審受業とし,「ころがり遊び」1ま30分×4繕扱い として次のような顯序と内容で進めることにした。
一第麦時一昭§(}、3.i21火)第2校時
できそうなころがり方や義戦してみたいころ がり方を輿密1こぞすない,できるころがり方を吾窪 かめるとともにいろいろな方向へのころがりが あることに気づ『く。
一第2時一3.i4/本)第3校時
手のつき方や足のつき方を変えていろいろな 「繭へ」のころがりに挑戦し.工夫したころが り方をふやすことカごできる。
一第3時一 3.i6{土) 第3校時
「後ろへ」や「横へ」の一11夫したころがり方
をふやすことができる。
一第4時一 3.欝(火/ 第2校時
各教がグルーブの代表になって工夫したころ がりを発表し会う。
(21授業の進め方1※次爽1
授業では,さかだちまわ弓など,ころが影)でな いや弓方に捷戦する子がいても,亀険が予想され る場合を除いて,できるだけ子どもが考えたやり 方を尊圭聾することにした。そして,子どもたちが どんなころがりにどう取弓緩むかを発つめるとと も1こ,一璽1失する視点やころがるときのめあては,
子どもたちが納得しやすい場強を選んで整攣して 擢示していくようにした。
なお,グループは,構成メンバーは変わること もあるが4人1緩とし,グ膨一ブで纏マット1ま いを痩って行うようにした。
13!展竸の撮要
ここでは,子どもたちが,ころがりを工夫する 鏡点やころがるときのめあてに気づき,欝ら取弓 組んでいくまでの過程に重点をおいて,授業煮の 観察・記録,V T繋・参観者{本校教露}の記録,
体育ノート等をもとに遠べてみたい。
く第i時〉積極的な取手湾緩みは見せたが一 一めあてグ)話し合いの揚繭で一
まず ,1いくつできるかな」と議しか韓て團みた。
◎ まえころがり,よこころがり,でんぐりかえ
し一一一, 難ず霊なさそうな声毒彗圭難き取わしる。
○ 鉄毯とともに「体操教室」に通っている広子 が最初に季を挙げ,「ぜんてん,こうてん,かい きゃく一一一」と7つのやり方を発表した。
C 事縫調蓋で本単発で意翻するころが写方を答 えた毒美を指名した。喜美がノ卦さな声で「手を かくす!ころが琴霧島と言うと,「できるう」
「1蓄くだってゴ という芦ぎカf起きる。
G 「こんなころがり方をもっと発つけてみよう」
と著いながら,こ・ろ・が・りと板書していく と,竜太が「ころが弓発絹だ」と麟び,まわり の子も一一斉達こ鷺まんとだ」と震い,黒くも立ち 1二がる。
C 「ころがりはつめい」と板書した後,「鋳へ はいくつできるかな」と話しかけると,今度は すぐにはっきりした返事が返ってきた。
215 離島大学教誨実践締究紀要籍8号 簿85隼賛§
一授業の震闇案一 第2時の倒 学蕾面容 播勤 塒擬i
−4_ 撮導の要意 評嫡
会った絵,鰯寺で発1塁書した「鯛 へ一グ)ころがりの数を無二べ会・っ たりしながら,本時のめあてを、
つかむ。
e がんば弩捧繰で趨分の講標i 叢i録1二膠嚢養すること
O 「購へ」のころが弓の一璽1夫…
O かえるの逆立ち (1) 擬騨薦凝
卿 がんばり捧操の蕪標を発表しI
12 がんばり体操をする。
5分i『一
8分…○
一斗一轍磯点
がんばり捧操の鑓標は,「いくつ数える獺コ i※i 繭聴の捧膏ノートで,
「霧,あご.霧嚢をつける」などと異{奉射1こ彗蓋i 装させ, しっか蓼童言餓させるじ
「もっと発萌できないか」と謡しかけ,運i 勤への意欲を轟めるとともに,無理にむずかi しいイ〕弩か等二鍵拳琵する許もいると》想される『
ので, ・纂玉たくな≒三や韓プyで」とし}う条{慧二を 蓼えてお<。
窮痘での体表穿拳ぜ》柔桑実圭i茎勤を呼卸{〉1こした■一連1
の力試しの運動に至1標を決めて
iあまりできなカ・つた」
と霧いていた子は,どう 取彰)緩んでいくか。
羅嘉
懐
友菰二
綾って,ころがぎ)遊びをする。
(参 ひとりでころがり方を£夫1 する。 {遊びi)
13穿 尋入.i組で髪壷マッ ト 圭まも}を122ラ}i 一
おもしろい1£棄したiこ一 ろが弩方を発せ合う匂 鑓・せ…
合いi)
⑧ 、L夫する視点をもとにころ1 がりかを至1失する蕊遊び2〉1
縫〉 聾しくできたころがり方を1 発せ合う。 〈箆せ≦}い2)
() グノレープで
○ 全体で
友琶就ろが肪蓉ねi
て。ころが勢力を1£失する。 i く遊び3〉i
㊨ できたころがぎ3方を発表すi る、 凝せ合い3、
衰分でL失する蝪鋸とL夫したころがりを一 発せ合う葦震盪を交種にくり返して雲量け,ひと ηひとりが至1表したころがり方を互いに取鯵1 入れて,できるころがり方をふやしてい謬る1
ようにする、.、
承範する鋒鵜二び)ころが新建}の違いを指摘 させることから,婁のつき方や建のつきがが1
※2 逆に, 「いっぱいでき た」と欝いていた・}はど う取ぎ}組んでいくか。
宏樹
風炎する視点になっていることに餓づかせる。i※3
三諺語議㌘露霜星1譲を1
τ耳鯉)組めるようにしたい。
聾しいや郵)かを発聰したという許をほめてi いくとともに, 1二失する縄点を籔欝をもとにi
確認させ効激越に無い騨毒1腰轄
させていきたい。
) どんなところを濁夫したかう £失する視点i をもとに指織iし合うよう1二すること羅:もちろi ん,よいころがリカを選んでぞの讐鐵を諾しi※4
斜滑ることに講,ころがるとき砕め歪)てi をとらえさせていく。
籍しく£失したころがりをできる}が・グi ループの友だちにやり寿を教えるようにし。 i や樽方をまねてもとにかくより多くのころがi
弩1こ妻竜華薫させたい9
◎ 墜1夫する鏡点やよいころが琴力を意識してi いろいろなころがり方に取弩績んでいるか. ※5 グループで代表煮を決めて発表させる中で 凱夫したころがりだやよ導よいころがリカ1二一
鍵する意識や縄心を蔑めたい。
!4 本時の学習のまとめをし,次・5分i O がんばったことや至二棄したことを発表し合 縫の掌翼について議し合う.
〔〕 がんばり体操のll標記録へ…
脅鍵載
。「 繧 頑へ」配ろが穣
方の至1夫
っ超皇・発案観たころが享坊やよくできたこi ろがり書の数を確認した擁して,本時の学黎 を振袖返らせるとともに次鶴レ\の慰欲づ雑をl
l矯る。
孝久
綾
体操教竃に逓っている.
つまリマ、ト運動を経験 している野縁、どんな取 り績みを縄せるか,、
銭亀
広子
遊び2や遊び3は.発 せ合いiや発せ合い2に
よって, 動きカ{どう肱ま り・深まっていくか。
/※i〜3のチを見なが
ら/
工夫する擾点やよ吟よ いころ力隷}方について,
垂どもたちはどのように 考えていくカ㌔
!なかなか籍しいころが 雛方を発轡垂できないチ を発ながら)
一 Fころが寧)発覇」の場慈で一
〇 宏嬉毅ま膝を両手で持って鋳にころがると,次 に頼手を頭グ)後ろに績んでまた繭へころがった。
○ 崇は,綾部で繭手を組んで鋳へころがる。
O さかだちの得意な箆…は,さかだちからブリ ッチをして立ち一とがるやぎ)方をく琴返している。
○ {二1二はさかだちに素建戦したみず, できないとあき
らめたのか,手をつかない前ころがりや聡鐸の 姿勢からのころがりを蒼い始めた。
◎ 体操教室に通っている鉄{郵ま,倒立麟転と淵 騨羨転だ拶をくり返しているg
積極的に取り組んではいたが,授業終了時に発 鱗できた数を調べると,予想していたよ穆ずっと少 なく,後ろや横へのころが彗は極端に少なかった。
小庸磁二・封馳校捧葦ぎ載に才 ける運動教鯵のあり方縦の2) 27
〈第2鯖}〉工夫する視点、やころがるときの めあてに気づ<
轟奪時で無謬.にさかだちまわ鯵などのむずかしい やり方に取ぎ)組んでいた子もいたので,本時では 初めに「いたくないやり方」を条誓として与えた。
一一 ミとりで一11夫する場褻で一
C いたくないやり方を意識しているのか,霧雲吾 は,手を纏む{立直を盛んに変えて次々と違うこ ろがり方に跳戦していく。
癖 茎失{塾は:,}霧縛と緯1じく鍵立羨事云を纏痩もく弩
返していたが,ようやくしゃがんだ姿勢で膝を 海手で深くかかえてころがった。続いて鯵のと ころで,腕組みしてころがったがうまくころがれ ず,また羨み倒立羨転にもどった。
一一1二夫を発一せ合う場癒で一
ここで1ま,手のつきカと建のつき蔭1こ熱を緯藻1ナ させたいと考えていたので,あらかじめ謬揮難ずる 子を決めていた。
○ 景子が篭手をついてころがった。「かた建.だ あ」と紳洋が大発見したように轡ぶ。
⊂) 孝著羊がころがると,「かた建だ」ヂ手菟コついて な極…一,慧とんどの子が一蕉こ叢うっ
○ 真葛が,しゃがんだ姿勢で露量の内鰯から入 れた手を外撫にまわしてころがった。ヂかえる さかだちまわりだ」宏樹と晃一がほぼ属時に需 う。「手を是に緩んでいる」/綾〉,「手をついて いない」1孝久),「嚢是で立っている」1真希)
などの声が欝1かれる。
罫かえるさがだちまわ鯵だ達
りょう是
・お ュ 総
手をついて
その後,この「一i二夫する観点」をもとに,また 客窓で31失する場面1こ移ったカご, 全{本1こ手のつき 方1二1ま涯1夫妻ご発られる;が, 起き上寿守れないまわり 方が多かった。
一新しくできたや聾寿を発せ合う場麹で一
しっかり起き、上寿{ることめご糧末1こされているの で.やはり子どもの示籔を通してころがるときの めあてを確認していくことにした。
○ 哲夫が手をつかないでころがったが,懲分で 「だめだ」とつぶやいた。
雀 :なぜ「だめだ」って叢ったと患う?
C :いたそうな音がしたからかな。
誓夫:ちがう。
C2 :最至愛に立てなかったから ? 哲夫:そう。
まず,叢後にきちんと起き、董ニカごることを確言忍した。
○ 続いて塵地が,縄手をついてころがって片足 で起きる。
c
ぐ
CT
:すご一いqlスーツといった。:静た募春がしないですスーソとまわれば 華いんだね。
この承縫の後,ころが蓼方を次グ)ように娠毒で まとぎ),ころがるときのヂ工夫する視点」とした。
○ 遠さだ鯵を考えてむやみ蓼こ藻勇をつ婁ナて表わ る子も予想されたので, さら婁こ卓舞暴のヂ膝かか えまわりの連続を発せた。
T :いいね。スーツとまわってる?
C5 :ころんころんという感むだ。
Cら :おもしろいな。
T l奪ようずにころがらないとマットから落 ちるぞ,このころがり方は。
c :え一つ。
C了1マットから落ちるのはだめだね,先生。
この話し念いをもとに,ころがるときのめあて を整礫し,泰チョークで次のように板馨した。
りょう手
。勃つき擬∠かた郵】巻.左)
\
つかない
○ いたくない
○ きちんとおきる
○ スーツと,ころんころんと
○ マットからおちない
一友だちのをまねながら一三夫する場嚢で一
28 蟻轟大学教書実践購突紀要箒8舞
○ 手をつかないでころがって欝1騨片手つきおき,
重なしナや足おき,夕妻・撰彗からの.建かかえ一一一,広 子がようやく変銘のあるころが弓を始めた。
○ 慎は,初め頭をかかえてころがったが起き1二 がれないでくやしがり,続いて頭をかかえて今・
度は鵜鱗1で起き,満足した表馨妻を発せている。
友だちのころが写方をまねる屡覆向1まぞれ1まど晃 られないカご,めあてを意鏡菱して取り楽軽んでいるよ うすがうかがえる。
一できたころがり方を発表し合う場藪で〜
○ 馨琶ξ薄ぎみ・で運嚢1ま妻チきだカご苦手な孝才華力{カ・か
しのような姿勢からころがり,片足で立とうと するが立てない。ヂおしいっ」という声や「あ 一あ」というため息が鵜こえる自
○ 鉄{豊が,欝1轟片手つき起きをきちんと決める。
「音がしな碁」(真義),礒撃発したんだな」1直 毯)の声がする。
○ 蚕三崇があぐらをかいて嚢三むよう1こしてまわる。
宏樹が「千手観音まわりだ」と賜んで, 「びっ たりきまってる」と言うと,拍手が起こった。
ヂ千手観音まわ秒だ」
この授業後に暑いた捧育ノートには,ほとんど の争が,発露したころがりについて書き,その内 容は,.更1夫する視点やころがるときのめあてにふ れているものが多かった。
<第3時〉前へのころがりの経験を生かして 第3時は,後ろへと横へのころがりだが,その 進め方は,繭時の羨ころがりと欝1様に遊びと見せ
合いを交互に鴛うようにした。
その結果,この時舞舞こなってようやく,友だち のころがりを敗造!と,子どもたちは震う)しょ
うとする子が毘られるよう1こなった。 また,籾め は,特に後ろへのころ解りに抵統が晃られたが,
前1時の工夫する観点やころがりのめあてを手がか
㌢鴛こ,麹らいろいろなころが弓に鍵戦していった。
簿85隼雛月
1記録溺紙の璽せ会いがよかった」
第4時では,発表に先立って,これまで発醜し たころがり方を記録した絹紙を持ちよって,互い 1こそのころが彗方を確かめ合うようにした;が,予 想、していたよ弩1まるか1こ活発な教え念レ碗こなった。
真弓が,捧育ノートに「友だちのカードを箆た ときたくさんきいたのでたくさんしりました」と 暑いたように,記録溺紙の髭せ合騨がよかったと 多くの予が述べていた。
4.授業を終えて
1わ 発萌したころが琴の数から
この授業で発窮したころがりの数を子どもたち
/表2)発窮したころ力賜ナの数と人数
一策i時
一第4鋳ii陛.
2− 2繭
ノ卦鋤畷三:ノ卦癖壕交{本簿ぞ麹二壽ける選茎勤孝曳華オのあり方{その2} 29
の記録購紙をもとに集計すると,最終酵の第4時 まで1こ発解した数は,第至時の時煮のそれよ鱗ま るかに多いことがわかる。{表2〉
i年生の子どもたちが詳録しただ1君こ,中には それぞれのころが琴にたいした違鑓がないものや 尾上に立つことができな華ものも多分にあるが.
変鷺分あるころ懸鱗こ取零緩んで疑たと害える。
1搬 発窮したころ力輝夕方の書き表わし方から 子どもたちは,毎時学習後,記録用紙にころがり 方をメモしてきた⑰この書き表わし方をころがる 方講から主なものを整理したの懇,表3であるα 表現のしかたがほぼ縁むものにつ雛ては重縷を 避けた解,実に多くのころ解り方を考え,また織 々な書き表わし方をしている。表からもわかるよう に,書き表わし方護ま,名霧彗をつ診たものとi蔭法を説 明むたものに募籍ら罹る解,子どもたちのころ藻
琴に録する晃秀や感馨方の多様さ撃くみ取れる.
{3)実際のころが季ノ方から
以下の写真は,子どもたち毒彗受業で発露したこ ろ運琴の一編であるQ
この写真から.子どもたぢの工業する筏点は,
授業の中で糎書;で示したころがる方病や手のつき 方・足のつき方のほかに,「ころがるときの姿勢 や手楚の綾騨寿嚢も簾わ弩,よ穆変髭のあるころ が弩睾こなって騨だこと毒蜜わかる婁
そして,このころがるときの手足の獲麟方鑓つ 一落へ鈴ころが辱一
①
②
/表3!発聡したころが縁の書き表わし方
麟へ吟ころが弩後ろへのころがり鑛へ㊧ころが弓
癒)乎か裏手 (窒〉かえるさかだち {藷強熱えるさかだち勢望文業寸 確〉建』もち 餐}手あたまうしろ 蓬;綾fる豪 (璽うむろから
建議つかみ 纏)うでくみ ⑨も透ンうしろかかえ 鍼建ぐ み手ぐみ 、.総がにまた 縫またひらき 舞うしろ重くみ 騒かた夢 鯵かた建 簿建をくんで 鱗是のうらをも一.
て一@(1言}だんご一痴 (茎奪欝に・罫をくむ 懸デまるま彗まわ雑 修おすわ辱 馨…手ばなし 鐙季を広経て 鍵蓑ケットま
わ讐 窺蠹毒ぐらひらき 鬱乎はさみ{竃!かた建だち 聡 手事観春 {舞つ議さきっかみ 1露拳あたまかた建だち 藪慧やわざまわ彗 {鑛ちん董欝こもち 舞鷺メ環スペシャ、
ル衰え 馨かた建つかみ・…一・一一
(奎)墨磨梶ナ il多選もち (窒、うしろせいざ 廼)歩くみ是〈み
(翰かえるさかだち (紛うしろでんぐ聾すぐたつ 硬〉幸く.
み 懸量ひろげ (奪建と蓼 ・⑳・平なむ ⑫うしろ寮た建一 鯵幸うしろくみ磯かえるうむろ麟もももち⑬ひざi
もち 麟も争がみ ⑳手こし 鬱乎あたま 鯵手おなかi 馨手くび 躯嚢つまききもち 毒参し吟もち 鬱乎のぱ1し 舞かた建のばむ反惨事の馨し ⑳齢むぞうさま ⑳かい
てん建ちぢみ 鞍かんのんさま 欝ちょ,とあぐら 雛 ジャンプうしろ豪わり 癖罐象て 麟/つまさきもち一一…一
建1皇よこ濠わ導 (竃}手紛ぱし 〔釜〉手・もち建もち {蓬)静むし まわ弩 ⑤・よこ:畢藪わ舞 {至)手くみ是ま茎テ芦 ⑦・静もむ・し 襲)表るくなって ・⑨墨と是くみ ⑭手なし 釜ごろごろ
{霧1まるく巻って手巻あげて 盤お1むすび 麟ひざもち 韓よこだんご鯵凛ケブ卦 1麟建をくんで⑱あたまを
むさえて 窪窪りょうあしたち 鯵・是くみ冒ケ・ノト 舞濤 をかかえて鯵よこひらめまわり舞よこへびまわり
譲歩蒙るたん蓑妻う 楚宴……鼻を建ζこオ」ビらせて一一一・一
騎て見ると,
叢
BCの
手炉全く体に繰毅な誓㌔{ただし,手をたた くなどの動作を含む/
両手を縛む。(騰で,後頭部でなど)
請手又は片手で擦の一部を持つ。{膝をなど)
是の穫群書1こ変駕を癩える。{繰んで奪ど)
などのタイプがあること蒼わかる。
よく琵ると,それぞ貿のころ解尊書に違騨があるのがわかる春2と③では.聡嬉姿勢や手機つきに違いが あり,曾・〜⑳で綜,手や建鈴交叉炉少しずつ達っている砕①は…量変替もな静ぎ,手たたきを入紐て籍る。
紛 癌島大学教鳶実践講究紀要第8号 書繋5零溝
④
⑦
⑧
⑨
⑳
小舞一煮:亭学季文体欝季潔こおける運動敬重オのあ樽方1その2) 3i
後ろへのころがり ま,幾へのころ翻りの姿勢や多建の装い露を生かしているものがかなりあった畠
履ろへのころがり一翻,饗驚ll躍濾\蝪譲ε裟纂瓢漂魏寡言灘
もあって,手憂醜で繊むなどしで拳麟吏わない多・がかなり艶られた。
⑬⑭
⑱
⑱
⑳
一.、_ 麟
一横へのころがり一
蜘鋸盤牌 曲
1霧のころが参蔭に這いものとして,議1膝を麟げて繭手で かかえてころがるもグ)も晃られた、ただ,⑬ は,懇ととも1こ,スムーズにころかることぎむずかしい.馨冒⑳は,静わ紛る簿転融麹きに逐い.
⑱
⑲
⑳
嚢
32 篠島大学教轡実践覇究紀要第8弩
5.まとめと今後に肉縁て
子どもた一ちが考え,そして実際1こ餐嚢戦していた ころが弓方ヂ〉数捻,当擁の予想をはるかに圭選弩 授業の串で子どもたちは.実に様々なころ撃鞍に 取り緩んでいた。子どもたちの新鮮な想像/製造〉
カと薮盛な学び方に改めて感心させられた。
以圭で遠べた子どもの姿や繕果から.難きにか かわって替えることとして次の二点を挙げたい窃 一つは,この時驚の子どもだからこそできる動
き {ころがり方〉が,かな弩莞られたということ である。ころが塗方の写真の中1こは亨高学年の子 どもに綜著痛を葎うどころか,「できな静」轟き すらあるよう紅思われるし,是土に立つ縁癒の難
きにも癒学年の子ども独特の勇きが晃られるよう な気解する。
もう一つは.争どもたちの蕎なっていたころが 獅撰こは,基奉の運嚢でねらう夢各種の運勇の基 礎1こなる轟き蓮華数多く晃られたということであ
る。この教馨を考えるにあたっては,薦にも運べ たように,マット運動とは馨り離して考えたわ掃
だ寿ξ, 孝志果として1ま, マッ}・玉璽動1こ盤三きていく動 きが毒量塞あるように思われる。
また,子どもたちのころがりヘの取り緩みにか かわって言えることは.多くの子どもは.工夫し たころがり方をめざしてこの子たちな琴に農ら勇 きに1またらき力彗ナていたということであるQこの ことは,「展鰻の概要」で晃られた子どもの姿縁 もちろん,発窮した数や発露したころがり方の書 き表わむ秀,それに婁際跨動きから容易1こくみ取 ること寿寸できよう。
この実愛甕で, このような望まし聾)轟きや取弩緩 みが晃られたのはう教紡の癒から見ると,
① 子どもたちはころがりが縛きで,そして,だ れもぎこれに取餐糧むこと解できたσ
{② 静ろいろなころが弓方を工夫しやすかった。
・③ 子どものころが翰に対する考え方をうまく生 かせた。
@ 工夫する視点がわかりやすく示せた。
⑤ 「できた藩ヂできな犠働きの饗し悪し〉魁 とらえやすかったひ
などが,その要露になって麟たと懇わ舞るα しかし,溺題も残った。工夫したころが写方がふ
えなかったという子がいたことや,ころがること
奪98§無難角
力ごそもそも不語ぎ露慧な聖寿き1こ謬藝攣棄しても〜るのに孝文套類
が適燐な鐵1言ができなかったことなどである。も し,この実践で子どもたちが考えていた「ころが るときの手量の獲雛秀惣まである程度見越してい たら,もっと適燐な勘露や索郵逃のしかたができた ように懇、われる。
ただ,争どもの意識を事繭1二,あるいはその場 でとらえるにも餐艮度がある。そのため1こも季ひと つひとつの教材1につ》て子どもにとってのその教 蕎{運動〉の意味をとらえ直し,実践を通して憂 直して弾くこと炉大事で,それが教誘づくりの鐵 発点であると言える。この考えに』童って,さら1こ 教韓のあり方を考えていきたい。
おわ畢邦こ
至惹藤季釜氏1ま,「罫孝交材 づく惨毒を懸い直す雌という
論文の中で,「教韓づくり鷺い直す場合,多くの 人たちは,嚢鰭・方法に灘孫なく教縫そのものか
らだ隷舞藝擁藍そうとする。 {略〉 しかしな撃ら,
教樗を乏入舞を人糞として窪立させる教育材料
(教育の内容/と理解すれば,教材を教官活麟此 されたものとして,また,授業全体に包括された ものとして,丸ごと捉えられなければならないだ
ぼぎろう盛と述べている。この実践での「教材づくり」
もこの考えと慰むで,蕪藤氏の霞葉を欝馨ると「物 珍し騨新奇牲をもつ運動様式ヨを編み出そうとし たわ1ナではない。§標・課題の見直しが教繋のあ り方を考える大きな, しかもきわめて重要な擾点 になることを,この実践を通して改めて強く感じ させられた。
なお,この多受業を考えるにあたっては橿鳥大学 講麟霧石壁氏に,写真撮影1こ臠しては溺教授渡辺 多糞溺氏にそれぞれ郷髄書いた窪いた.講氏に厚 く無礼卒し上げたも㌔
墨23
琴1驚・参考文献織島大学軟膏実践撰究紀要 第7弩{83〜92頁)機島大学教育学都繋属小学校 紀要澱藁 郵葬亨墨琴痩f一づ、学蓄交新学習指導要領の解説と襲爵i 体薄纏」(鰺嚢/
韓}大鯵鉱害癒「霧蔽・現幾学幾鉢膏大事典」
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覇金葎懸友「マット運勢大鯵館書店(2野28費 娼1大修館壽諸「体奮科教育」i弼5,S /22蚕)