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小学校の教材に粒子の概念をとり入れた試み

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荏、学校の教材1こ種子の機念をと鞍入れた試み

小学校の教材に粒子の概念をとり入れた試み

岩本知美心(饗蠣小理科教葡

はじめに

 小学校逢隼生の段階で,食塩を水に溶かすと塩 からいことから,食塩は§で見ることはできな雛 が水の中に残っていることを全員が震うようにな る。そして,溶けるということは,小さな種にな ったというとらえ方をし,その粒を顕微鏡で覧よ うとする。

 今騒の実践では,小学校蓬隼の子どもたちを中 心に,食塩の拡散という現象を種子の雑念を優っ てどのようにとらえていったかを述べていきた

い。

〈溶鯵た粒を顕微鐘で見ると・一・〉

i.粒子の凝念をと鯵上げた理康

 本校学習捲導計画(福大講小,欝8§/における 蓬隼の単元ヂものをとかそう」の学習において,

種子の概念を積極的1こと参入れていきたい運露と して,次の壌つがあげられる。

① 魂隼ヂものをとかそう諺は,2年の「とかし  てみよう」を受け,溶けたものが承の中に広が  っていくこと,温度が上がると溶ける量が多く  なることなどをとらえさせるねらいがある。そ  して,この単元を,5年のヂ水よう液とこさ盛  とのつながりで考えると,種子的な見方,考え

 方を育てておくことが,質量の保存難や水溶薮  の濃さと重さの関{系をとらえるうえで,大きく  役立つと考えられる。

②本校では,総合的な醗究テーマとして,学習  過程において子ども霧士がお互いに纏わりを深  め,盛分の考えを飽入に伝えた撃,飽の考えを  遷解したりして学習を進めて行くことをねらい  としているが(福大難小,鱒87〉,そのような学  習の場においてはう視覚的な麟や絵の稀罵が蕎  効である。この単元における学習では,欝で見  ることのできない溶ける食塩を,雛子のモデル  で幌覚化させ,そのモデルを説墾の中に縫わせ  ることにより,子ども講士のはたらきかけがよ  彗活発になると考えられる。

③理科学習1ま事象を推離した滲検証したむして  いくが,事象を分かる形に置き聾してみること,

 あるいは,分かったことを分かる形できちんと  鬱念化していくことが大窮であろう。本単元で  は,この「わかる形」として種子のモデルが有  効と考えられる。

④ 中学校の学習では,2隼において分子・原子  のモデルを優い化学反応式を説塾し,3年にな  ると,イオンのモデルを硬い水溶液の性質を論  運的に議明することになる。そのためにも,小  学校の段陵から機会をとらえて種子の概念を育  てておくことが大締だと考えられる。

2.粒子の概念を引き鐵すための手だて  種子の観念を瞬き鐵すに楽だっては,とくに以 下の3点を考憲して実践を行った。さらに総かい 手だては,後達する実践の中でふれていきたい。

① 色のついているコーヒーや硫酸鋸などを素替  として欝いると,結果が観覧的に得られるため,

 子ども霧士の実のある議し合いに発展し難い。

 そこでここでは,溶解しても無色透弱な食塩を  聡いることによ箏,鐸ではとらえられない食塩

(2)

尋2 福島大学教育実鍍藩究紀要第鴛号

 の粧を想像させながら,種子σ)モデルを嚢って  推論させていくようにしていく。

⑨ 子ども講堂による姦し合いが活発になる事象  は,予想が対立した鯵,検証の結果が予想遭鯵  にならなかった彗する場合である。これらの場  含においては,議し合いの中で思考が広が拳,

 新しい考えが趨るようになることが多い。ここ  では,子どもの賎有経験をふまえ,上記のよう  な事象を取酵上げていく。

⑧ 蔭でとらえられない事象を説馨し,議し合い  の中で自分の考えを楚の友だちに伝えるために  は,観覧的な醒やモデルを使うようになると悪  われる。教齢の方からも積極轟鱗こはたらきかけ  ながら,難子のモデルを使った議し合いをさせ  ていく。

3.実践 董

繊単元名  4年ヂものをとかそう」

(2/単元め蟹標

 ① 梅の溶け方を五感を使ったりしてとらえさ   せ,物が承に溶けると,物は一様に広がって   いくことをとらえることができるようにする。

 ②承の温蜜が上がると溶ける物の量も増す   が,酸度があることや,麹報水溶蔽の温度を   下げると溶けていた梅が析鐵することをとら   えることができるようにする。

③ 授業の計藪(総鋳数ii蒔聞/

 ① 才響けるときの様子一一一+一・一一一一一一一7彗寺闘

  第i時    :溶ける物・溶けない物   第2羅寺    :溶けた栞勢の粧の大きさ

  第3纏蒔 :溶けた物の調べ方   第5・6・7時:水溶液の上下の濃さ          (欝欝・本時・次時〉

 ②溶ける量と水の温度一………・噂暗闘

/41本時までの授業の経邊

  めあて  

濤勇とまとめ

         ◎溶ける勃(食塩・ほう酸・

  水に1容ける葉勿1 硫酸鎭〉 と1容けない物(で 弟      1

爵隣㌘卜雛鎌瀬下

         に!梅がない,覆1が見えない。

魚斥.ろ紙でも,も

雪腕や蜆え

時 るだろうか     E

i:還蕪撃羅

豊艶7奪i玉薄

    墨

 ぴ       べ押年       1

書落靴極鞠噸鞭硯え如くら麟

鋳 鍛鏡で晃よう1 さな糧になった。

難たら欝膿銚轟繋響 壌鰍騰剣

時 鐵てくるだろi

        i撒砂籍承は黒くなる。

  うか     I         I

  一皿一一

    ‡

警諏翻.__、

錆壁膿胸濃さ  

 l       i

    申

         毒、鉦下の濃さはやがて購じ

継起懸瞬一

    ↓

魏1☆脚一…

⁝ r

i

麟 本時(第春蒔〉のねらい

 水の底に溶かす勃を入れて,静かに敦覆したと きの上灌と下罎の濃さの違いを箆べる活動を通し てシ溶けたものは水全体紀,一様に広がることを とらえることができるよう紅する。

⑤ 羨鋳(第5時/め授業

 「食塩を静かに入れた時,上下の濃さは屈むか」

 本蒔1こ先だって蕩鋳の授業について遠べておき たい。本時において絋敵の内容を掻う麟に,拡散1 のおこる前の襲踏をとらえさせておく慧蘇iがあ

1〉,この第5鋳の中で,子どもたちが溶けていく 食塩の粒についてどう考えた

かを述べていきたい。

丁塾コップに%ぐらい水を入  れ,薬さじ一杯の食塩を静  かに入れます。そして,気  づいたことを発表して下さ  いo

c達

食塩T/

〈握激した事象〉

塩を入れてちょっとたったら,塩が下から上

(3)

小学校の教舞に種子の鬱念をとり入れた該み 壌3

2 3 2 4 5CCTCC にま二がってきた。白いのがだんだん上がってきた。

だんだん透弱になってきた。

コップをゆつく讐動かしてよく見て下さい。

もやもやが毘える。

もやもやが波のように見える。

〈白いのが上がる…もやもやが見える…〉

雛羅岬

 子どもたちのとらえた食塩の趣は,コップの塞 がら上に昇る白い空気の泡であ参,沈んだ食塩の 上灘からゆらゆらと鐵てくるもやもやであった。

 そこで,めあてを「上と下ではどちらがしょっ ぱい(塩からい/か」と設定しシ一人で予想をた て遷蜜を考える懸闘をとる。しばらくしてから予 想を聞くと,上がしょっぱいが23人,下がしょっ ぱいが欝人,真ん中がしょっぱいが岳人と分かれ た。その運宏を毒毒し合わせると,

C§ もやもやが上に上がっていって,それが塩の  しょっぱい短だと思うから上がしょつば瓢㌔

C7 どんどん溢い駐が上がっていったけど,それ  が塩の続だと思うから,その粒!が、圭二に上がって  溶けるから上がしょっぱいと思う。

C8コップをまげるともやもやが上に上がってい  くから,それが溶けて上がしょっぱい。

C喜 上に簿か溶げたものが上がっているし,その  溶けたものは,塩のしょっぱい昧が上がってい  くと懇、うから上がしょっぱいと思う。

 子どもたちは,白い空気の泡やもやもやを溶1ナ る少し前の食塩の粧と考え,その泡やもやもやが 見えなくなることが溶けたことだと考えているよ

うである。

C重韓下がしょっぱいと思うんだけど,下の方に塩  がたくさんたまっているから,下の方をなめた  窮するとその分塩が多くて,あま!)纈かくなつ

 ていない填だから下がしょっぱい。

C茎聖上の人に聞くんだけど,簿か上にいった麺は  塩らしいというけど,上にあがってどうなるの。

C}2上にいって上で溶ける。

C三,上で溶けるのなら,どうして真ん中で溶けな  いの。

 食塩はどこで溶けるのか,下にたまった水と接 する部分で溶けるのか,上の方で溶けるのか,子 どもたちの考えはゆさぶられていった。

 議し合いでははっき聾しないということで,ス ト饗一を羨い,瞬じ量を指で押さえてと讐産し,

昧をみて櫨証することになった。「しょっぱくな い」「やつぱ彗しょっぱい」「当たった」と需いな がら,何度も陳を調べている。

〈しょっぱも、かな一一〉

 「結果がわかったようですから,ノートにまと め,どうしてそうなったか,その理羨を書いて下 さい」と捲示して,桃闘指導をした。その中で,

粒子の動きをモデル免している権名に,黒板に図 をかくように鮨示した。「下がしょっぱかった」と いう結果を確認した後,その蓬曲を議し合う。

椎名 ここに塩があると,もやもやが上にいくと  下の方にもどって,混ざるようになると思う。

C至善塩は重くてたしか上に上がらないと思うか  ら,もやもやは塩の粧についていた殼のような  軽いものが上がっていったのを字かん違いした

 のだ と葱、う。

C主,もやもやの歪体は,塩のしょっぱい溶けたも  のだと懸、う。

長鑑 /黒板に騒をかいて/もやもやは半分ぐらい  までしか上がらなくて,下にきて混ざったと思

 う。

C鴇続々のことなんだけど,よく覧ると空気の粒

(4)

福島大学教蕎実践賑究紀要第鴛号 玉9呂7無ii鴛

 みたいだから,塩の粒でないと思う。

C玉7スピードが速くて,よく覧ると総かい塩にも  ついて雛るから,空気じゃないかな。

溝醗 (魚板に騒をかいて〉下の方がしょっぱかっ  たから,もやもやはしょっぱい塩が溶けたもの

 だと懇、う。

 椎名の泌は,食塩の糧が水の上部まで上が参,

その後下におむるが,長島や溝田は,中ほどから 下にお拳てくる。そしてその根底身こは,溶けた食 塩の粗鉱重いから沈むという考えがうかがえる。

 授業の終わ顎こ,ヂ熱こ見 える塩を小さな露角でかく と,もやもやはどうかく。

騒で見えない粒1はどうか

く」 と問い毒婦ナ声誉のi翼を   0◎江藻鐡O 極書し,ノートにかかせた。  く極書した羅〉

 麟叙したノートを見ると下のく資料玉〉のよう なモデルをかいている子が2名いたが,その飽の 子には書けて雅なかった。

 〈資料i〉

ヂ}}一 }一メ{ 埠『 一…… 飾一指編}

1メニ乙手Z:・纏、 むろ琴び・しぶり綜。いづ、畢1

レ一言  ・1      〜1

鵬懸盤鷲豪農琴i

i事蹟1》暴蘇』lliilill.i

繕鬢櫛漏☆

       ン

i一一…一     馨

1留『三一、、,.

 下のく資料i〉は,もやもやを溶けた麩の集ま りと表わしており,〈資料2>は,授業の内容を大 まかにまとめてある。

〈資料2〉

1㊥T一こ『殿躍と f♪娩・一導『・ 貰 『 一一 唖− − }聖} …H尊 桝四日 一琶

1     か隔姦

1圃・乳離燕賊転・と ・タ画師・縫

汗1欝欝lili☆餐

li−i識i彊t鐙乏rli.、、

1圏iび・ 窺『『i i・一一

無難舞ヤilil無慮

頻、ゴ厩論調搭、.、..i

         讐.9..史》  騒寺、謝ξ一」ぜ    ◎』丸.毒.両k.織豊.る!爽滋噛.9:

      .で、櫛.む」.5.監赴う

麟☆}鯨l

lrl轡無鰍◇lllli

l黛馳く蒙}嘱6.1〜蚕フ両翼.ピ盤鱗

⑦ 本時(第§時/で予想した授業展驕

 本時の授業にお鵠ては,麟時の子どもたちの考 えをふまえ,溶けた種は重いから下の方が濃騒と する予想と,醗習海容から,水溶液では上下の濃 さが疑じだとする予想が対立するであろうと考 え,次のような授業の靉靆を考えた。

〜授業の農翻案 (第6時〉

教締の発善.子どもの発意・活銚 授業後難 音一し『

i蘭鋳の塩慧溶けているかな i︸ 事象握示 むとけているかな…

揩ニけていないかな…

li

i ■癖鋳では養塩が溶けずに.一ドに残っていたコップを

●とけてなくなっている。

lI

持っていって観察させる。

(5)

辱、学校の教材轟こ竃童子の機念をと肇入れた試み

審下寺童こい (毒曝寺と講ご)

●講じ〔全蔀とけて賑る〉

、予想と運由を誉って下さい1 ゼ下がこい

日 曝

■講¢

回 }

想教 ㌧予↓

議し合い

慈の蒔騰.下が濃かったのにどうして隣むと考えるのですか1

桁拷えの麟の蘇(難盤をノートに遜

1 さ量る/

i o子どもの考えの選擾と議し合いの纒織化 iφモデルでかいている子の賞賛

i毒鰐立させる予想

ゆ修歪・強化する場

1●分か酵合える発表のさせ方(モデルで糧覚的裟.諮 i lナている様子をイメージ建させる話し会い〉

●蕪雛に縁ての発表

●とけて.下にあった種が上載上がった樽 今の霞分の考えをノートに書いて下さい

i上と下の簸をなめて調べてみよう1  φ上よ吊下がしょっぱい  ■上も下も属ごだ  ●蒲よ陰上もしょっぱい

爆栗と分かった事をノー建まとめまし麟1.

 ●と睾ナた麩青書ま二畢こ」と悪童ってきた。

1織粟を発表して下さい i分かった事を発表して下さい

◎{響凝もおくと疑じになる。

■とけた壌堂は上ぎこま二方量るq

験莚寿沫 検証活動

(一人考え1

ま と め

●教麟の喰さぷ参の発麗

■新しい考えの賞賛(飯書し,まとめσ)複点とする〉

●予想の修董を認.める場の設定 亀子どもの変容の確認

●教麟の指示(蒸発乾獲iはしない》

1

1.験羅綾の変容の確認

●確認としての事象提示(硫酸鋤

⑧ 本時(第6時〉にお謬る授業農醗  「食塩承の上下のこさは翻むか藩

 一週鷺後,前縫に綾濁したコップを懇起させ,

「この羨,塩を入れてそっとして羅いたの,どう なっているかな」と周いかけた(実際線量教懸の 方で羨欝の授業が終了後,ガラス捧でかきまぜて 溶かしておいた)。溶けていると予想した子ども隷 一人もなく,全員が下の方に塩が溶けずに残って いる方に挙手した。そこで,繭時のコップを取蔭 上げて見せると,下に食塩が残っていないことに

〈食塩の粒が残っていないかな〉

驚魏ている。自分の蓬のコップを各春にテーブル に持たせ観察させると,「コップの下に空気の麺が ある雄とつぶやきながらも,どこかに食塩の穏が ないかと総かく見ている。その後,「食塩縁残って いますか盛と篤くと,「残ってない」と答える。次 に,「食塩はどこへいった」と饑くと,ド水の中」

「混ざっていった」と,食塩が承の中に溶けこん だことをとらえた。続けて,「上と下では濃さは購

じかなゴと発潤すると,「違う」という声が多い。

そこで,「上と下ではこさ縁霧じだろうか」という

く一人考え…予想や遅出をノートに塞く〉

(6)

福島大学教葺実践麟究紀要第玉2号

めあてを設定し,露分の予想と還虫をノートに霧 くように指示した。

 驚分後,子どもたちの予想を饑くと,下が濃い が28人,瞬じが8人であった。そして,その遅索 を議し合うと,

C欝(黒板に纒をかいて/今は,下に塩が残ってい  ないし,上も下も全く瞬じだから,濃さも観じ  だと思う。

C瞼一週翼羨は下がしょっぱかったから,それと  属じで下のところを鐵って,下がしょっぱいと  思う。

T3下が濃いという意麗の方から饑きましょう。

高橋 (無極1に騒をかいて/羨,もどってきたのは,

 この辺でうろちょろしているんじゃないかな。

〈高楼の説明〉

C鱒塩は重婚と思う毒}ら,下に下力重ったと思うむ  上にいって下に下がって,下にたまっていると  思う。

C2至溶けたものは勤かさなかったら下にたまって  いると思う。

C麗塩は銀鑞鏡で見えないくらい小さな粒になつ  ているけど,下に沈んでいくんだと思う。

 下が濃いという遷叢は,溶けた食塩の趣は移動 してもしなくともう重いめンら下に溢二むと躯うこと である。その後,疑じと考えた子どもの理霞を驚

くと,

C23水は透き選って勧るから講じだと思う。

C24今は下紅塩がないから瞬じだ。

C器一選聡謬いたし亨下に塩がたまってないから  講じだと思います。

C箆一遍灘蔚は下がしょっぱかったけど,この羨  地震毒聖あったし事少しはi勤雛たから奪奪じだと懇1  う。

C27地震があったとしても,また塩が沈んだと慰

i繋7無ii籍

 う。

C2菖塩の種は総かいのだから,水に沈むのも暗闘  がかかるから,その彗寺潤に闘に合わなかった分  だけその塩が上藩こあるから,少し圭1もしょっぱ  いと思、う。

C2g下なんだけど,見えなくとも上と下は溝じだ  と隈らないから,たとえ溶けて小さな種になつ  ても塩は淀むと思う。

C講壇というのはもやもやになるんだけど,もや  もやは小さくて見えないから,ものすごくその  分軽いんじゃないかな,軽いから水の中に浮い  ていると思う。

 子どもたちの議し合いは,疑匿1が深まるにつれ ていろいろな選虫を想起させ,違う蓮由,講馨運 由が交互に鐵てくるようになる、そこで,今まで の考えを叛書しながら警邏した。その後,

能藤 (蕪叛の麹を旛さしながら/最初はここに塩  があったとしても,簿だか綴かくなった種はラ  そこら辺を行った参して懇っていて,溝じ濃さ

 だと懸、う。

〈建藤の議明〉

 子どもたちは,講じだとする遅毒として,透き 通っていること,溶け残っていないことを鐡した。

反対紅,下都濃雛とする選露は,種は重鵠から下 に淀むとか,叢療ま小さ雛から嚢つく蓼淀むとか,

溶けた小さな糧を意識しながら考えていることが わかる。また,小さな粒が勇輪て翻るという鑑藤 の考えは,璽さでは説窮できないということから 鐡た新しい考えといえよう。

 その後,予想の修正を認める意味で挙手させた が,人数の変化はなかった。綾証は,蕩鋳に簿じ くスト藤一を{爽い亨昧で講べることにした。味覚 の場合1ま慰籍こみに座右さ轟ること撃多い。さら に,とる食塩水の量やなめる顯序1による感覚のま

(7)

小学校の教馨に綾子の機念をと彗入れた試み 嘘?

ひなどもある。そのため,子どもたちはなめなが ら,「属じ」ド下,下,絶対に下」などと善騒合い ながらケ露分の予想にこだわ讐続けている。

〈馨羅じカ、な…下方{しょつξぎも、〉

 薄霧も確かめて納得できたことを確認してか ら,結果を篤く。瞬じが鶏人,下の方が少ししょ っぱいが欝人であ参,下の方が上よ琴も,ほんの 少しだけしょっぱいとこだわっている。そこで,

上の方もしょっぱくなっていることを確認してか ら,このようになった遷鍍を議し合った。

 子どもたちのあげた選露は,次の3つであった。

 ⑦上に行ったり下に行った参して,ちょっと   しょっぱくなった、

 ④下から上に少しずつ上がって行った。蒔闘

  ヵ童あれば羅1む〕くなる。

 ◎ 上に上がるが,暗闘があれば下がしょっぱ   くなる。

 この3つのどれが焦しいかを挙手させてみる と,⑦が玉人,④が騒人に,㊥がi人であった。

〈資料3〉

その後,嚢数によって硫酸鋸の溶け鉱がる様子の 違うメスシ婆ンダーを見せると,全員が④に変わ

った。

〈資料4〉

鋳写α雅2さ爾務刎61

劃 講

盤  ︑魍

饗     ・ 琳.く

    ■ ﹃

    ㎜    鋸

       に  ロヒド   

灘騰灘

ピ三厘麹垂鱒.1]

 〈資料5〉

羅購

   マ.

1 勧.

ヨ瞬爆蕊

(8)

逢8 磁島大学教蒼実践蔭聖経要第鐙骨

⑨ 次時(第7時〉σ〉授業

 ドそのままにしておくと濃さは上下で瞬鯵か藩  第6時の授業の中では,溶けた食塩の種の重さ が諾し合いの中心となった。そこで,その考えが

どのように変わっているか,また,一度上下の濃 さが一様になった水溶薮は,縁薮たっても変化が ないことをとらえさせるねらいから,この授業を 行った。

 蒲鋳に嚢凝した食塩水の入ったコップを提示 し,「この羨昧をみたらどうだったかな」と聞くと,

εしょっぱかった」と答える。さらに,「上と下で 濃さは」と途中まで言うと,準舞じ」と全員が答え る。そこで,「あれから,月,火,水,木,金曜露,

懸じものをそのままして置いたけど,これ,上と 下で濃さは講じかな」と聞くと,瞬じだと思う」

と農揺をもって答える。めあてを「そのままにし ておくと,濃さは上下で講じか」にしてヲ露分の 予慧と遷鐡をノートに書かせた窃

 議し合いに入る萌に予想を弱くと,上がしょっ ぱいがi人,講じが35人であった。そして,その 遷癌を弱くと,

C3i一番前に講べた蒔は下がしょっぱくて,ちょ  つと前は上の方もしょっぱくなったから,今議  は全都簿じになったと思う。

鈴木 この麟,硫酸銅は少しずつ上に上がってき  ていたんだけど,塩も上がってきて懸じくなる  と,上に上がるのをやめて講じになる。

 〈資料6> 一鈴木のノートから一

笠鉾拳に雛鼠・むジ穿ぞ三…1裟読二そ一

i雛・詞1じ一

      i無風虹窺9奉 .{βヲ、.

        唾蔀

        1エタ奄5瞬 厩肥薦ラ

  雪③.  .縛

  奪︑   も 鋼

松浦 塩が溶けると簸謬}上にいって,少しだけ下  に下がってきて,ま二にも塩がいったから上もし  ょっばいし,下にも塩がいったから下もしょっ

 季まいと思う。

i弼7無蓋玉鴛

〈資料7〉 松浦のノートから

縮z一一驚

︸ 伊︸⁝・4

欝転

換} 繧

高野 簸褥は下の方が濃かったけど,麟は講むく  らいだつたから,講じくらいになったらもう違  いは鍾≦ないと思う。

 〈資料$〉 一高野鈴ノートから一

=赫塾マ

ミ小誌1ぬ叙し此手瀞鵬、6…

 至難:(理益〉痴一.f

,灘糠畿攣轍鮒ll

、、⑫ざウぐ勤ヌ略晒、蕊離厳選つ1

       麟畠 暑い

ト灘瞬嫉.寿iウ1..!、q之. ダ1

      崎《騎手

i飾△筆癖蟻

ト」戦雄だ い:f… 緯r璽

、γ藷熱,鼠 1悔冨1

秘睦遷さ.観た・Zl賂じ鳥つ麹卵一

 麟翁)εご.ど..

藩騨輔総裏緩

薯ポ講・}綱葦5碗鋤《1乞昌うヨ

鰍』『驚,b』・

 教轟の方では,前藝寺において講じ濃さになった ものと考え,授業の窮めでも確認したわけである が,子どもたちは少し下の方がしょっぱかったよ

うである。したがって,鉱敬のレベルでめあてを とらえ,蓬麩を考えていった。しかし,溶けた食

(9)

小学校の教紡/こ雛子の機念をと讐入れた試み

塩の糧を考えたとき,下から上への移動ば力靖で なく,上から下への移動や舳に承の中を動いて いる食塩の粒を考えている子も多く,溶けた食塩 の難の重さを開題にする子はなかった。そび)後,

ス1・謄一で昧をみて,上下の濃さを確認した。

鋤 実践亙を通しての考察

 以上の実践至を終え,種子の概念という擬点か ら述べていきたい。

① 「拡散」については,全暴の子どもがとらえる  ことができた。しかし,それを誕で表すとなる  と,溶けている「難」という凝念がまだ形成さ  れてないためか,〈資料7>び)下のような馨は,

 半数ぐらいの子どもしかかけなかった。

②園殺したノートを罷ると,第5時の終編㍉

 モデルを嚢って溶けた麺をかいた子どもは2人  と少ないが,第6時の予想では韓人以上であっ  た。また,第7蒔ではテ鞍が動いているモデル  をかいている子どもが,隅棟に予想の段踏でi5  人以上あ9多くなった。子どもの観念は,その  授業の中だけでなく,終わってから少しずつ形  成されていくのではないかと思われる。

③ 溶けている「種」という機念が形成された子  どもは,モデルを有効に懐いながら,事象を予  態した!)議萌したりする。そして,溶けた食塩  の麹が,ただ上に上がっていくだけでな鵡下  に下がった軽,裟欝に動き回った13していると  とらえている。このことは予窮してなかったこ  とであ9,驚きである。

④ 下の写真は,この実践董の後1こ行ったホウ酸  の水溶蔽の温度を下げ,結晶が析墨する事象を  議隣した子どもの薮叢である。この議弩穣こ賛同  した子が半数あ9,見える鞍慧見えない粧が集   まったためできることをしっか陰とらえている

〈覚えない糧が集まって…〉

 といえよう。

⑤纂6時では,溶けた食塩の粧は重いのか軽い  のか,第7時では,水溶液の中のどこを動継て  いるのかと,水溶液中での「趣」の様子を考え  ての議し合いが中心となった。このことからも,

 子どもたちは,溶けた食塩の粧を毒憲紅嚢分の  思考の申にと嚇入れていることがうかがえ,粧  子の機念を育てる点でも意義あることと思う。

 魂.実 践 簸

 5年紛r水よう液とこさ」では,質量保存則や 水溶液の濃さと重さの関係をとらえさせるのがお もなねらいである。 この学蕎垂こ, 蓬隼で{爽つた種 子の機念がどのように生かされてくるかを探1)な がら実践したことを遠べ,子どもたちの愚考をも

う少し考察してみたい。

!繋 単 元 名   5年ヂ水よう液とこさま 鋤 単元4〉繋標,授業の計画(省略/

③ 本購のねらい

 疑体積で,濃さの異なる食塩水の重さを比べる 活動を通して,濃い食塩水の方が重くなることを

とらえることができるようにする。

鶴 授業の実燦

       i59   3舜蓼  鴻奪翻の承が入っている

2つのメスシ肇ンダーを疑 示し,蔦葛と3§警の食塩を

入れる。完全に溶けるまで,   騰醒 ゴム柱をして上下に振っ

た。その後,i縫慮を超えた  A   β 分だけスポイトで食塩水を  〈提示した事象〉

欝.蘇方とも踊憾こした。「どっ赫唾い」と 題嚇滞ると,祠じ,瞬銑協駕3鼕鼕が重犠

と答えてきた。そこで,「今露義嚢じ欝魯繍で,

どちらが重いか講べてみよう」ということでめあ てを設定した。

 一人で予想をたてる時間を欝分ほどとった後 で,子どもたちの予想を聞くと,困じが2iノ擁3§

9が重いが登人,墾霧が重いが2人であった。そ

」)ように考えた理由を開くと.

C、、塩を溶かした分は,増えた重さを表している  と思うから,とってしまって講じだと思う。

C,,前の授業では,水の重さと塩の重さが食塩水  の重さだったから,3参9の方も増えた分とって   しまったから講じだと思う。

c、、3鋸と圭59では璽訴の差があるし・さっき随

(10)

橿鳥大学教蕎実践醗究総要篤建号

 分増えたんだけど,とったところに認墓も溶1ナ  ることができないから,その分下の承に溶けて  いるから重くな」る。

c35塩の方が水妙軽いと思うから,3春9の方が  塩の量が多くて水の量が少ないと思うから,器  9の方力塗震いと思う。

 子どもたちの運霞は大きく3通むあ参,そこか ら予想も異なってくるようである。そこで,「溶け た食塩は承の中でどうなっているの」と鷺いかけ.

2名の子どもに板書させ,その飽はノートに書く ように鮨示する。太懸の縫は水の粒iまでかいてあ 靱鈴本の慰ま食塩の糧だけかいてあるが,2人 とも迷いながらやっとかいた露である窃

   〈太灘の麹〉      〈鈴木の穰〉

 鈴木のような醒をかいている子どもは,ノート を見ると婚名いた。

 その後,「この食塩の粧の数,上と下でどう考え ればよかったのかな」と賜いかけると,下の方が 多いが麗人,同じが8人であ参,食塩の種慧下に 多く沈んでいると考えている子が多い。このこと は唾隼で学習したわけであるが,思いのほか定着 が悪い。

 次に,「この露をよく見ると,食塩の種が水の中 に浮いているね。灘ったらi{鴻9以上あるゴと問い 力擁すると,i(矯暮以上1力書7ノ、,頁婚9力量25人,蟹矯9 以下が2人であった。そして,その遷密として,「謎 の詩題では,食1塩と承の塗さをたしたのが食塩水 の重さだったから」と,重さのあることをあげた。

 そこで,「鐙暮麟の食塩水は欝倉9よ撃重いか…と いうこともっけ旛えて,上懸てんびんを使って検 証した。

 まとめでは,承に短して溶けた食塩の量が多く なると重くなるということで終ったが,巻上のよ

うにノートにまとめていた子どももあった。

 また,授業の終舅こ,「水難鑓の中に臆9の木 片を浮かばせた詩,全体の璽さ麟馨毅こなるかなJ

と講くと,i2奪9がi4人,減るが5人,増えるが4 人であむ,わからないとした子どもも多かった。

i認7奪葺湾

F萩躍轟凝めからr

O食塩は入れても,体積!ま入れたぶんふえるとi        ド  はいえない。      l

lG勧駒訊だ踵くなる(糧臓こ塩が刻

 るから。/

○塩はとけると鞭がへるが童部ま剛. ,        1

ま と め

 実践至,嚢を遷して,子どもたちの種子に対す る凝念はどうだったか遊べていきたい。

①嘆隼の実践亜をみると,食塩の溶けた粧には  重さがなく,水の中を嚢密に動き懸っている段  購までとらえている.しかし,5隼になると,

 ま三下の濃さが一様であることさえ忘れラ溶けた  食塩の糧は重いと考える段繕にまでもどってし  まうようである。溶解という現象を種子の機念  でとらえることは,5年の段踏でも難しいよう  である。

②5年の実践嚢の子どものまとめを見ると,糧  の大きさにまで考えの進んでいる子どもも箆ら  れる。溶けた粒を点として表せない子から,糧が  白蜜に動き懇っている子,麺にも大きさの違い  があるととらえている子,といろいろな段購の  子どもがあることがわかる。

③以蕪,中学校で授業をしていた蒔,化学反応  式を説弱するために,原子・分子のモデルを優  って学習を進誇たが,中学生では運解できない  のではないかと患うことがたびたびあった。子  どもの種子の機念が,縷人差として大きいもの  であれば,中学生にも難しい学習海容であった  と思い,反・蜜させられる。

④ 種子の観念形成に懸人差があるとしても,そ  の機念を膏てることが必要であろう。蓬隼,5  隼と纒繞的にと箏上げないまでも,その教舞に  癒じたと箏上げ方を工夫しながら,積極的にと  拳入れていくことが大鰐だと思われる.

引欝・参考文献

(i}橿鳥大学教官学繰嘱小学校紀要2董〜2縷

② 籍島大学縦霧小学校学習搭導計藩

Referensi

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