平成 22 年7月 14 日 調査をご担当いただく先生へ
慶應義塾大学 中野 泰志
高等部の弱視生徒に対する拡大教科書および補助具利用実態に関する 実地調査へのご協力のお願い
拝啓 平素から研究へのご協力を賜り、まことにありがとうございます。
本研究は、拡大教科書や補助具等をより利用しやすくするために、昨年度に引き続 き、文部科学省から委託された研究です。本調査は、すでにお願いしております生徒 用アンケート調査に加えて実施する実地調査です。調査員が貴校に出向き、視機能や 読書効率等に関する評価やヒアリングを実施させていただきたいと思います。以下、
調査の概要を記します。
【目的】本調査の目的は、適切な拡大教科書や補助具を、必要な生徒に効果的に供給 するためのシステム設計や予算立案等の科学的根拠を収集することです。
【対象】高等部本科に在籍し、高等学校の墨字(活字)教科書を使って教科学習を受 けている弱視生徒です。拡大教科書や補助具を利用しているかどうかにかかわり なくご協力いただけると幸いです。なお、人数が少なくても構いません。
【調査内容】アンケートでは正確に把握することが困難な、視機能(視力、視野、近 点限界等)、文字サイズやフォント(書体)を変えたときの読書効率(MNREAD 等)等を個別に評価いたします。また、補助具の利用状況等についてヒアリング を実施します。
【時間】調査にかかる時間は生徒1人につき、2時限(50分×2回)を予定してい ます(連続している必要はありません)。
【インフォームドコンセント】別紙の説明資料を弱視生徒及び保護者にご提示いただ き、調査への協力が可能かどうかをご確認いただきますようお願いいたします。
なお、個人情報に関しては、慶應義塾大学総合研究推進機構研究倫理委員会の指 導に基づき、厳重に管理いたします。
【フィードバック】視機能や読書効率等の評価結果は、解説資料を添えて、フィード バックいたします。
【その他】調査は基本的に調査員が貴校を訪問して実施いたします。調査にあたって 経費(交通費等)が必要となる場合には、こちらで用意させていただきます。な お、夏休みや土日等に大学(慶應義塾大学日吉キャンパス;最寄り駅は東急東横 線「日吉」駅)に来ていただける方も歓迎いたします。その場合には、交通費の
支給、駅からの誘導等を行います。また、大学の施設等のご案内や大学における 障害学生支援についてのご質問等のご要望にもお応えいたします。
ご協力可能な場合には、別紙の「実地調査用フェースシート」に、本調査にご協力 いただける生徒数、調査可能な時期等、ご担当の先生のお名前とご連絡先をご記入の 上、7月30日(金)頃までにファックス(045-566-1374)にてご返信くださる ようお願いいたします。
なお、日程に関しては、ご担当の先生と調整の上で決定させていただきたいと思い ます。調査員の人数等の関係で、ご希望に添えない場合もございますので、ご了承く ださい。
お忙しい中、まことに申し訳ございませんが、趣旨をご理解の上、ご協力をよろし くお願いいたします。ご不明な点やご質問などがありましたら、お手数ですが末尾の 連絡先にお問い合わせください。なお、本用紙および別紙の電子データは下記URL にてダウンロードできます。
http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/research/largeprint/index.html
敬具
【連絡先】 〒223-8521 神奈川県横浜市港北区日吉 4-1-1 慶應義塾大学(日吉キャンパス)心理学教室
担当:山本 亮
電話:045-566-1367
ファックス:045-566-1374
E-メール [email protected]