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第 1 回 6 月東大本番レベル模試 (2019 年 6 月 16 日実施)
採点基準 数学(文系・理系)
【共通事項】
1.約分の未了,根号内の整理不備は1点減点 2.分母の有理化の不備については減点なし 3.別解の配点は解答の配点に準ずる
【文科】(80点満点)
第1問(20点満点)
直線の方程式をmについて整理し,x=2の場合について考察して5点 x− ≠2 0のとき,mを消去して2直線の交点の軌跡の式を導いて4点 m≥ 0より,y
x
− ≥
− 2 0
2 を導いて4点 軌跡を正しく求めて2点
正しく図示して5点
第2問(20点満点)
赤球と白球の取り出し方を,正しく場合分けをして4点
上記の場合分けに対し,それぞれの確率を求めて9点(各3点)
求められた確率を吟味し,答えに7点
第3問(20点満点)
(1)(配点10点)
y= x3 −2xのグラフの概形を示して2点
y= x3 −2xのグラフ上の接線の方程式を求め,接点の座標と傾きを求めて6点 答えに2点
(2)(配点10点)
sinθをxと置き換えて,xに対応するθの個数を考えて3点 答えに7点 (aの各範囲に対応する の個数に各θ 1点)
2/4 第4問(20点満点)
(1)(配点4点)
答えに4点(各2点)
(2)(配点6点)
, ,
,
k=1 2 ⋯⋯ 198に対して,r n k( , )がすべて自然数であることを証明して3点
, ,
,
k=1 2 ⋯⋯ 198に対して,r n k( , )がすべて互いに異なることを証明して3点 (3)(配点5点)
n∈Rに対し,ある整数
k
が存在しr n k( , )=1,1≤ k≤198が成立することを証明して3点 考え方と答えに2点(4)(配点5点)
( , ) , ,
r n k =1 2≤k≤197 n≠kとなる
k
が1通りに定まることを述べて2点 考え方と答えに3点3/4
【理科】(120点満点)
第1問(20点満点)
OBをθ,aで表して4点
OC>OBであることを述べて2点
BCをθ,aで表し,分子の有理化を行って4点 BCを因数(1−cosθ)をもつ式に変形して4点 途中の計算と答えに6点
第2問(20点満点)
(1)(配点6点)
2つの放物線が異なる2点で交わることを示して3点 答えに3点
(2)(配点14点)
直線PQの傾きを
θ , a
で表して4点S
が最大になる場合の点M,Nの取り方を説明できて2点S
をθ,aのみで表して4点 aで場合分けをし,答えに4点第3問(20点満点)
(1)(配点14点)
四面体に関する条件(大きさ,角度)をベクトルの大きさ,内積で表現して2点 OB OC• の値を求めて2点
Gを始点としてAP BP• をGA,GB,GPで表して2点
GA +GB とGP のなす角をθとして,
(
GA +GB)
⋅GP = GA +GB cosθを述べて2点GA +GB , GA GB• の値をそれぞれ求めて4点(各2点)
答えに2点 (2)(配点6点)
2つの四面体の体積比を垂線の長さの比に置き換えられて2点 途中の計算と答えに4点
4/4 第4問(20点満点)
(1)(配点5点)
ド・モアブルの定理を適用できて2点 正しく証明できて3点
(2)(配点15点)
tan s
(
r s,,
r)
r
πα =
は互いに素な整数
≥1 のようにおき,(1)のpを用いて r is pr is
+ =
−
1の形の式を記述して2点
上記のp, ,r sに対して,p=1の場合を述べて1点 上記のp, ,r sに対して,p≥2のとき,二項定理を用いて
( )
( , )
is p
r is =
−
2 実部 虚部がともに整数である複素数 の形で表して6点
上記のr s,に対し,r2 +s2 =2l(
l
は非負整数)とおけることを示して2点 上記のlに対し,l=0 1,となることを述べ,証明できて4点第5問(20点満点)
赤球と白球の取り出し方を,正しく場合分けをして4点
上記の場合分けに対し,それぞれの確率を求めて9点(各3点)
求められた確率を吟味し,答えに7点
第6問(20点満点)
aを固定しf x( ) =axa(1−x) (0<x<1)のように定め,log ( )f x を正しく微分して4点 上記のf x( )の最大値を求めて3点
( )
f x の最大値から, ( )
x x+1
g x = x +
1 を定め,g x( )の単調増加の証明に7点 上記のg x( )に対して,lim ( )
x
g x
→∞
を求めて2点 考え方と答えに4点