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2022 年度最終 京大本番レベル模試
採点基準 数学(文系)
【共通事項】
1.約分の未了,根号内の整理不備は1点減点 2.分母の有理化の不備については減点なし 3.別解の配点は解答の配点に準ずる
【文系】(150点満点)
第1問 (30点満点)
点Pのx座標をp,Cとlの交点のうちPと異なるもののx座標をqとしたとき,lの傾きを ,
p qで表して6点
上記のqをpで表して6点
Sをp q, で表して6点
Sをpのみで表して6点
p > 0
や等号成立条件を述べた上で最小値を求めて6点第2問 (30点満点)
事象Aの余事象の2つの排反な事象を示して4点
事象Aの起こる確率P(A)を求めて4点
P
kを求めて4点
n k
k k=0
å
6 P を求め,題意の不等式を 33 n8 2000
æ ö÷ ç ÷
ç ÷ çè ø
≧ と言い換えて6点 n≧6のとき上記の不等式が成り立つことを示して4点
n≦5のとき上記の不等式が成り立たないことを示して4点
答えに4点
第3問 (30点満点)
条件
(*)
を満たすP,Qに対して,AC = PQとなる点Cを考えて8点
BとCが平面bに関して反対側にあることを述べた上で,AP+PQ+QB≧CB+2 = 14を示 して10点
上記の不等式における等号の成立条件を述べて2点
上記の不等式の等号が成立するときのQ,Pの座標を求めて10点
第4問 (30点満点)
OP =OB + OC ,OQ =OC + OA ,OR =OA +OB
を述べて6点(各2点)
2/4
OH =OA +OB +OC
で定まる点HがABCの垂心であることを述べ,それを証明して 12点
上記の点Hに対して,PH = OA ,QH = OB ,RH =OC
を示して6点(各2点)
PH = QH = RH
を示し,証明の結論を述べて6点
第5問 (30点満点)
ある整数a,b (a > b≧1)を用いて2N = a + b2 2と設定して 4点
上記のNを
2 2
a b a b
N = +
2 2
æ + ö÷ æ - ö÷
ç ÷ ç ÷
ç ÷ ç ÷
ç ç
è ø è ø のように平方の和に変形して12点
aとbの偶奇が一致することを述べて4点
a + b a - b
2 , 2 がいずれも整数であることを述べて4点
証明の結論を述べて6点
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【理系】(200点満点)
第1問 (30点満点)
点Pのx座標をp,Cとlの交点のうちPと異なるもののx座標をqとしたとき,lの傾きを ,
p qで表して6点
上記のqをpで表して6点
線分PQの長さLをpで表して6点
Lの式においてt = p + 12 などとおき,tの関数として微分して6点
答えに6点
第2問 (30点満点)
事象Aの余事象の2つの排反な事象を示して4点
事象Aの起こる確率P(A)を求めて4点
P
kを求めて4点
n k
k k=0
å
6 P を求め,題意の不等式を 33 n8 2000
æ ö÷ ç ÷
ç ÷ çè ø
≧ と言い換えて6点 n≧6のとき上記の不等式が成り立つことを示して4点
n≦5のとき上記の不等式が成り立たないことを示して4点
答えに4点
第3問 (35点満点)
a b+ +g = 2,a2 +b2 +g2 = 2,a3 +b2 +g2 = 5 に3点(各1点)
ab+bg+gaを求めて2点
abgを求めて5点
a b g, , を解にもつ3次方程式を述べて2点
An+3 = 2An+2 - An+1 + Anを示して6点
A1, ,A2 A3が整数であることからAnが整数となることを述べて2点
An+3º2An+2 - An+1 + An (mod )4 を述べて2点
A4,A5,,,A10を4で割った余りを正しく計算して求めて7点(各1点)
Anを4で割った余りが2 2 1 2 1 1 3, , , , , , の繰り返しであることを述べて3点
答えに3点
第4問 (30点満点)
1
1 + pを極形式で表して10点
OPQ=OQRから-2sin3 =q sinqを導いて10点
sin2 7
=8
q を導いて5点
4/4
答えに10点
第5問 (35点満点)
極方程式r =qで表される曲線上の点を直交座標x =qcos ,q y =qsinqで表して4点
上記のもとdx dy,
dq dqを求めて6点(各3点)
n
ò
nn+1q
2q
L
= + 1 d
を求めて6点
ò
nn+1q q
nò
nn+1( q ) q
d <
L< + 1 d
を示して8点 上記から
1 L
n3 1 + < < 1 +
2n n 2n
を示して6点 答えに5点
第6問 (35点満点)
(1)(配点12点)
cos
tan
2
a
x = a
がtan
cos2
a 1
a = xと同値であることを述べて2点
tanxに関する平均値の定理に活用に4点
cos
2x
が0 < x <
2
p
において単調減少であることを述べ,さらにcos
tan
2
a
x = a
を満たすxが存在してもただ1つであることを示して4点
証明の結論を述べて2点
(2)(配点23点)
tan
sin
2 2
2
1 -
æ ö
æ ö ÷ ç ÷
ç ÷ = ç ÷ ⋅
ç ÷ ç ÷
ç ç ÷
è ø è ø
a a
a
a
x x a
a x a
と変形して7点 十分小さな正の数aに対して,
(*)
からtan
22 2 2 4
1 - a
1 < a < 40 + a
3 + a a 120 - 20a + a
が成り立つことを述べて6点 上記から
lim tan
2a 0
1 - a
a = 1 a 3
+ を求めて5点
答えに5点