■国公立大
近年不人気傾向にある農林・水産・獣医系はその傾向が継続し ている。また、人気に陰りが見え始めている環境・情報・国際・
総合は、この新型コロナの影響を色濃く反映してか、主に国際 系で不人気傾向が強まっている。
一方で、人気が回復傾向にある理学、工学は堅調な人気を保っ ている。また、人気の下降に歯止めがかからなかった、教育・
体育・人間発達系は、今後の不安定な社会を見越してか、資格 取得系の系統として不人気傾向に収束感が見られる。
■私立大
全体的な傾向としては、国公立大とほぼ同様の傾向にあるとい えるが、今後の社会情勢により、また、まだ春の時期であるこ とからも、動向には変化が出る可能性もあるので、注視してほ しい。(例:共通テスト利用入試を新規実施する上智大、学習 院大。文学部を除き、英語の独自試験を廃止した立教大など)
【学部系統別占有率昨年比較(設置区分別)】
【学部系統別指数(設置区分別)】
*前年度を100とする4月26日(日)~28日(火)に実施した「第2回 4月 共通テスト本番レベル模試」の高3生の学部系統別の志望動向を、
昨年同時期の高3生の志望動向と比較した。(2019年は「第2回 4月 センター試験本番レベル模試」)
昨年のこの時期を、先輩たちはどのような分野を大学で学びたいと考え、大学選びをしていたのだろうか。
学校に通学しての学習が叶わず、精神的にもつらい日々が続いている中ではあるが、今後このダメージから回復した後の世の 中に対して自分はどのように貢献していくのか、そのためには何を学びたいのか…志望校を選択するにあたって現時点での動 向を把握し、学習に向かうモチベーションにつなげてほしい。
※このデータは、2020年の「第2回 4月 共通テスト本番レベル模試」と2019年の「第2回 4月 センター試験本番レベル模試」
について、大学の設置区分(国公立・私立)ごとに学部系統別の総志望者数(統一実施日受験の高3生・第6志望まで)から算出した 割合を比較したものである。なお、2020年度は新型コロナ拡大感染予防対策による緊急事態宣言発令中の実施につき、東進生のみ の受験となっている。
厳しい日々が続く中でも、
強い意志で学習を進めていこう!
第2回 4月 共通テスト本番レベル模試 第2回 4月 共通テスト本番レベル模試 第2回 4月 共通テスト本番レベル模試
系統別名称
国公立指数 私立指数 総合文・人文・人間系
104 90 92外国語
120 119 119社会・社会福祉
119 99 100法・政治
105 103 102経済・経営・商
94 103 98理学
113 110 114工学
103 101 104農林・水産・獣医
73 83 78医学
96 101 101歯学
104 107 108薬学
98 95 96看護・保健・医療技術
105 105 106家政・生活・栄養
99 110 105教育・体育・人間発達
105 105 106芸術文化・造形
116 84 92環境・情報・国際・総合
80 90 850.28% 0.26% 0.33% 0.26%
-0.58%
1.08%
-1.56%
-0.38% -0.38%
0.03%
-0.07%
0.35%
-0.01%
0.33%
0.11%
-1.17%
-1.38%
0.90%
-0.06%
0.30% 0.49% 0.49%
-0.39% 0.02% 0.02% 0.02%
-0.18%
0.23%0.15% 0.23%
-0.22%
-0.73%
-2.00%
-1.50%
-1.00%
-0.50%
0.00%
0.50%
1.00%
1.50%
20年4月:19年4月学部占有率比較(高3総志望)
対19年4月国公立大 対19年4月私立大
対19年4月 私立(全体)
対19年4月 国公立(全体)