第 4 章 抗体の構造と B 細胞の多様性
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(竹内香純,農業生物資源研究所) プロフィル 竹内 香純(Kasumi TAKEUCHI) <略歴>2000年岡山大学大学院修士課程 修了/同年農林水産省農業生物資源研究所 研究員/2001年農業生物資源研究所研究 員/2010年同主任研究員,現在に至る. この間,2004年博士(農学,岡山大学), 2007 〜 2009年ローザンヌ大学にて在外研
10, 2013 抗原特異的 B 細胞の分離 ・ 培養法の新展開 迅速なモノクローナル抗体作製法への活用 B細胞は試験管内での培養が困難な細胞であり,通常 の方法では数日間の培養でほぼ100%死滅する.しか し,1975年の細胞融合によるB細胞不死化技術(ハイ ブリドーマ法)の開発によってB細胞をクローン化する ことが可能となり,今日まで無数のモノクローナル抗体
核膜 核膜は核の範囲を規定してすべての核構造を内包する 構造体であり,核を細胞質と隔てる脂質膜を基本として いる.細胞膜とは異なり,核膜は外膜と内膜の二重の脂 質膜によって構成されている.細胞のがん化に伴う核の 形状やサイズの変化が古くから知られており,病理学的 にもがん診断の一つの指標として用いられている(1).ま た,このような核形態と細胞機能との関連性は,エピ
新規ペプチドライゲースの相同遺伝子の機能解析 これまで当研究室では,放線菌が生産するペプチド系抗生物 質であるフェガノマイシンの生合成に関与する新規ペプチドラ イゲース (PGM1) を見出している (図1A).本酵素はアミジ ノフェニルグリシン誘導体のカルボキシル基を ATP の存在下 でリン酸無水物へと活性化させ,ここにリボソームによって生
細胞増殖と連動する核サイズの制御機構の解明 1)核サイズ異常変異体の選抜 核は,真核細胞において,正常な細胞機能の基盤となるゲノ ム情報を収納・保護する重要なオルガネラである.ほとんどの 真核細胞において,核サイズは,細胞サイズと比例関係にあり (図2),核と細胞の体積比(以降:N/C ratio)は一定に維持さ
地方政府によって鎮圧されているからである。また第二に、抗議はもっぱら村、郷鎮、県 の地方幹部5を標的としたものであり、かつそれは中央や省の上級党・政府に対する一定の 信頼および介入の期待を前提に実施されている(Nathan 2003: 14; O’Brien and Li 2006: 43-47; Cai 2010: 58; 菱田 2012: